JP2017218006A - 車両用シートバックパネル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製シートバックパネルに、テザーアンカ構造体を安定した状態で接合する。【解決手段】シートバックパネルの後面の開口部に接合されるテザーアンカ構造体10は、開口部を塞いでいるカバー部13の周縁に設けられた周縁部15が、開口部の周縁に接合されている。ワイヤ部18は、テザーフックが係合可能な係合部18aと、ワイヤ被覆部16によって被覆されている状態で、係合部18aに対向配置されている対向部18bと、ワイヤ被覆部16によって被覆されている状態で、係合部の車幅方向端部と、対向部の車幅方向端部とを連結している側部18c,18dと、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用シートバックパネル構造に関する。
車両用シートは、乗員が着座するシートクッションと、乗員の上肢を支持するシートバックを備えている。シートバックを構成するシートバックパネルの車両後面には、チャイルドシートのテザーフックが係合可能なテザーアンカが取り付けられているものがある。
例えば、特許文献1には、シートバックパネルに、テザーアンカが取り付けられている構造が開示されている。この例では、テザーアンカを構成する金属製のコ字状のストライカが、シートバック内の金属製のフレームに溶接されている。
特開2010−064636号公報
軽量化等を目的として、シートバックパネルを、樹脂材料により形成されているものがある。このようなシートバックパネルに、金属材料により形成されているテザーアンカ構造体を接合することは、困難である。
また、シートバックパネルを、例えばCFRP(炭素繊維強化樹脂)のような樹脂材料で形成する場合には、当該パネルは、CFRPと金属材料とが接触することで、電食が発生する可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、樹脂材料により形成されているシートバックパネルの車両後面に、チャイルドシートのテザーアンカ構造体を安定した状態で接合できる車両用シートバックパネル構造を提供することである。
上記目的を達成するため本発明に係る車両用シートバックパネル構造は、車両用シートのシートバックパネルに、チャイルドシートのテザーフックが係合可能な金属製ワイヤを有しているテザーアンカ構造体が取り付けられている。当該車両用シートバックパネル構造において、前記シートバックパネルは、樹脂材料により形成され、前記シートバックパネルの車両後面には、開口部が設けられ、前記テザーアンカ構造体は、樹脂材料により形成されている本体部を備え、該本体部は、前記開口部の周縁に接合されている。前記金属製ワイヤは、前記開口部を架け渡すように車幅方向に延び、前記テザーフックが係合可能な係合部と、前記係合部に対向配置され、車幅方向に延び、前記本体部に埋設されている対向部と、前記係合部と前記係合部の車幅方向端を連結し、前記本体部に埋設されている側部と、を備えている。
本発明によれば、樹脂材料により形成されているシートバックパネルの車両後面に、チャイルドシートのテザーアンカ構造体を安定した状態で接合することが可能となる。
本発明に係る車両用シートバックパネル構造の実施形態を示す斜視図であり、(a)は車両前方から見た斜視図で、(b)は車両後方から見た斜視図である。 図1にリヤパネルにテザーアンカ構造体が取り付けられている状態を、車両前方から見た斜視図である。 図2のA部について、リヤパネルにテザーアンカ構造体を取り付ける前の状態を示す拡大斜視図である。 図2のA部について、リヤパネルにテザーアンカ構造体が取り付けられている状態を示す拡大斜視図である。 図4のテザーアンカ構造体の単体を、車両方前方から見た正面図である。 図5のテザーアンカ構造体を、車両後方から見た背面図である。 図6のB−B断面図である。
以下、本発明に係る車両用シートバックパネル構造の一実施形態について、図面(図1〜図7)を参照して説明する。本実施形態の車両用シートバックパネル構造は、シートバックパネル1に、チャイルドシートのテザーフックが係合可能なテザーアンカ構造体10が取り付けられている構造である。
本実施形態のシートバックパネル1は、図1〜図3に示すように、樹脂製のフロントパネル2及樹脂製のリヤパネル3を備えている。フロントパネル2とリヤパネル3は、それぞれの周縁にフランジ部2c,3cが設けられている。
フロントパネル2とフランジ部2cと、リヤパネル3のフランジ部3cとが接合されることにより、フロントパネル2及びリヤパネル3は、車両前後方向に重ね合わされている。図示は省略するが、この例におけるシートバックパネル1は、中空断面構造となっている。
ここで、各パネルは、例えば、CFRP(carbon fiber reinforced plastics)のような炭素繊維強化樹脂材料により形成されている。繊維強化樹脂材料のマトリクス樹脂として、PP、PA6、PA12、PA66、PEEK、PC、PET等の様々な熱可塑性樹脂を用いて形成することが可能である。
先ず、リヤパネル3について説明する。リヤパネル3は、上記のような樹脂材料からなり、図2に示すように、車幅方向に延びる略長方形の板状の部材である。当該リヤパネル3は、上述したように、熱可塑性のCFRPを、スタンピング成形することにより形成されている。
リヤパネル3の車両後面には、開口部3aが設けられている。この例では、図1(b)及び図3に示すように、車両後面における車両上部で、リトラクター収容部3eの隣に配置されている。開口部3aは、車両上下方向に延びる長方形の貫通孔である。この開口部3aに、テザーアンカ構造体10が取り付けられる。
続いて、フロントパネル2について説明する。図1に示すように、フロントパネル2の車両前面には、凸部2aが設けられている。当該凸部2aは、車両前面における車両上部に配置されており、リヤパネル3の開口部3aに対応している。当該凸部2aの裏側に、テザーアンカ構造体10が配置されている。
ここで、テザーアンカ構造体10について説明する。図2及び図4〜図7に示すように、テザーアンカ構造体10は、樹脂材料により形成されている本体部12と、金属材料により形成されているワイヤ部18と、を備えている。以下、本体部12及びワイヤ部18の構成について説明する。
本体部12は、カバー部13と、周縁部15と、ワイヤ被覆部16とが、熱可塑性の樹脂材料により一体的に形成されている。当該樹脂材料は、リヤパネル3と同じ樹脂材料でもよいが、熱可塑性であれば、異なる樹脂材料でもよい。
カバー部13は、図2に示すように、開口部3aを塞ぐ部分であり、車両前方に突出し、車両後部が開口している箱状の部分である。カバー部13は、図5に示すように、右側壁部13c、左側壁部13d、上側傾斜壁部13a、下側傾斜壁部13b及び底壁部13eを備えている。ここで、右側壁部13cは、テザーアンカ構造体10を車両前方から見たときに右側に配置されている側壁部であり、左側壁部13dは、左側に配置されている側壁部である。この例では、図4及び図5における右側に右側壁部13cが配置され、図5における左側に左側壁部13dが配置されている。
図6及び図7に示すように、カバー部13の上側傾斜壁部13a及び下側傾斜壁部13bの車両後側には、内部空間14が形成される。内部空間14は、右側壁部13c、左側壁部13d、上側傾斜壁部13a、下側傾斜壁部13b及び底壁部13eによって囲われることにより画定され、車両後方に開口している。当該内部空間14には、後述するワイヤ部18の係合部18aが配置される。係合部18aとの関係は後で説明する。
図7に示すように、上側傾斜壁部13aは、カバー部13の車両上端から車両上下方向中央に延びている車両前側の壁部で、車両上端から車両下方に向かうに従い、車両前方に傾斜している。下側傾斜壁部13bは、上側傾斜壁部13aの車両下端からカバー部13の車両下端に延びている車両前側の壁部で、車両上端から車両下方に向かうに従い、車両後方にやや傾斜している。
図4及び図5に示すように、右側壁部13cは、テザーアンカ構造体10を車両後方から見たときに右側に配置されている側壁部で、カバー部13の右側部18cにおいて、カバー部13の車両後端から、上側傾斜壁部13a及び下側傾斜壁部13bまで延びている。また、左側壁部13dは、カバー部13の左側部18dにおいて、カバー部13の車両後端から、上側傾斜壁部13a及び下側傾斜壁部13bまで延びている。底壁部13eは、図7に示すように、下側傾斜壁部13bの車両下端から、カバー部13の車両後端に向かって略水平に延びており、右側壁部13cと左側壁部13dの車両下端を繋ぐように車幅方向に延びている。
図4及び図5に示すように、周縁部15は、カバー部13の周縁に設けられており、リヤパネル3の開口部3aの周縁3bに接合される部分である。この例の周縁部15は、カバー部13の車両上側の上側周縁部15aと、カバー部13の車両下側の下側周縁部15bと、右側周縁部15c及び左側周縁部15dを備えている。これらは、全体で略長方形の環状に一体的に形成されている。
右側周縁部15cは、右側壁部13cの車両後端から、車幅方向外側(図5における右側)に張り出した状態で、車両上下方向に延びている。左側周縁部15dは、左側壁部13dの車両後端から、車幅方向外側(図5における左側)に張り出した状態で、車両上下方向に延びている。
上側周縁部15aは、カバー部13の上側傾斜壁部13aの車両上端から、車両上方に張り出した状態で、車幅方向に延びている。下側周縁部15bは、下側傾斜壁部13bの車両下端から、車両下方に張り出した状態で、車幅方向に延びている。各周縁部15が、リヤパネル3の開口部3aの周縁3bに接合される状態については後で説明する。
図4及び図5に示すように、ワイヤ被覆部16は、ワイヤ部18の一部を被覆している部分で、下側ワイヤ被覆部16b、右側ワイヤ被覆部16c及び左側ワイヤ被覆部16dを備えている。図7に示すように、下側ワイヤ被覆部16bは、ワイヤ部18における後述する対向部18bを被覆している部分で、下側周縁部15bと底壁部13eとで形成される角部に設けられている。
図4及び図5に示すように、右側ワイヤ被覆部16cは、ワイヤ部18における後述する右側部18cを被覆している部分で、右側壁部13cと右側周縁部15cとで形成される角部に設けられている。左側ワイヤ被覆部16dは、後述する左側部18dを被覆している部分で、左側壁部13dと左側周縁部15dとで形成される角部に設けられている。ワイヤ被覆部16と、ワイヤ部18との関係の詳細については後で説明する。
続いて、ワイヤ部18について説明する。ワイヤ部18は、図4及び図5に示すように、金属材料により形成されている1本の丸棒材が曲げられることにより形成されている。ワイヤ部18は、全体で、略長方形の環状に形成され、係合部18aと、対向部18bと、2つの側部(右側部18c、左側部18d)とを備えている。なお、ここでの左右は、上記と同様に、テザーアンカ構造体10を車両前方から見たときの右側、左側に対応している。ワイヤ部18は、本体部12にインサート成形により形成されている。
図4〜図6に示すように、係合部18aは、開口部3を架け渡すように、車幅方向に延びている。当該係合部18aは、チャイルドシートのテザーフックが係合可能な部分で、カバー部13の上述した内部空間14を横切るように延びており、右側壁部13c及び左側壁部13dに連結されている。係合部18aは、上側傾斜壁部13aの車両下端(下側傾斜壁部13bの車両上端)の車両上下方向位置が、ほぼ同じ位置に配置されている。
図5に示すように、右側部18cは、係合部18aの右側の車幅方向端から車両下方に延びている部分である。係合部18aの右端が車両下方に曲げられることにより形成されている。右側部18cの全ては、右側ワイヤ被覆部16cに埋設(被覆)されている。係合部18aの右側の車幅方向端は、右側壁部13cを貫通し、右側ワイヤ被覆部16cまで延びている。
左側部18dは、係合部18aの左側の車幅方向端から車両下方に延びている部分で、係合部18aの左端が車両下方に曲げられることにより形成されている。左側部18dの全ては、右側部18cと同様に、左側ワイヤ被覆部16dに埋設されている。係合部18aの左側の車幅方向端は、左側壁部13dを貫通し、左側ワイヤ被覆部16dまで延びている。
対向部18bは、図5及び図7に示すように、係合部18aの車両下方に間隔を空けて配置されている部分で、車幅方向に延びている。対向部18bの全ては、下側ワイヤ被覆部16bに被覆されている。すなわち、ワイヤ部18は、係合部18aを除く全て部分が、ワイヤ被覆部16に埋設されている。
対向部18bは、右側部18cの車両下端が左側に曲げられ、当該車両下端から左側に延びる部分と、左側部18dの車両下端が右側に曲げられ、当該車両下端から右側に延びる部分とにより構成されている。これらの部分の先端は、互いに間隔を空けて配置されている。当該間隔には、空間ではなく、下側ワイヤ被覆部16bを構成する樹脂材料により埋められている。
ここで、テザーアンカ構造体10がリヤパネル3に取り付けられている状態について説明する。テザーアンカ構造体10は、リヤパネル3の開口部3aに、車両前方から取り付けられる。すなわち、図3に示すリヤパネル3の車両前面における開口部3aの周縁3bに、上側周縁部15a、下側周縁部15b、右側周縁部15c及び左側周縁部15dのそれぞれの車両後面が接合される。ここで、各周縁部15の車両後面と、開口部3aの周縁3bとの接合は、振動溶着及び超音波溶着等の熱融着接合により行われる。また、接着剤により接着接合も可能である。
リヤパネル3に接合されたテザーアンカ構造体10は、リヤパネル3の車両前面から、車両前方に突出している状態となる。図1(a)に示すように、フロントパネル2には、テザーアンカ構造体10に対応するために、車両前方に突出する凸部2aが設けられている。凸部2aの車両後側は、テザーアンカ構造体10が干渉しない空間が形成されている。
テザーアンカ構造体10のワイヤ部18における係合部18aは、チャイルドシートのテザーフックが係合しているときには、テザーフックにより車両上方に引っ張られる荷重を受ける。ワイヤ部18が、略長方形の環状に形成され、対向部18bが下側ワイヤ被覆部16bに被覆されていることにより、係合部18aが車両上方に引っ張られている状態であっても、樹脂に被覆されている対向部18bが、当該引張荷重に対抗し、ワイヤ部18が本体部12から抜けてしまうことを抑制している。
本実施形態では、対向部18bを被覆している下側ワイヤ被覆部16bは、係合部18aに近い側の肉厚が、係合部18aよりも遠い方の肉厚よりも厚くなるように形成されている。すなわち、図7に示すように、対向部18bの車両上部の肉厚tは、対向部18bの車両下部の肉厚tよりも厚くなるように形成されている。これにより、対向部18b及び下側ワイヤ被覆部16bによる上記引張荷重の対抗力がさらに強くなる。
また、右側壁部13c及び左側壁部13dを被係部が貫通していることによって、係合部18aが車両上方に引っ張られる引張荷重に対して、下側ワイヤ被覆部16b以外に右側壁部13c及び左側壁部13dでも、対抗することができる。
右側部18cを被覆している右側ワイヤ被覆部16cは、右側壁部13cの根本に連続するように形成されている。図5に示すように、右側ワイヤ被覆部16cは、右側周縁部15cの車両前面から車両前方に突出し、右側壁部13cの根本(車両後部)に繋がっている。一方、左側についても同様に、左側ワイヤ被覆部16dは、左側周縁部15dの車両前面から車両前方に突出し、左側壁部13dの根本(車両後部)に繋がっている。
係合部18aが車両上方に引っ張られる引張荷重を受けると、係合部18aは車両上方に変形しようとし、それに伴い、右側部18c及び左側部18dは、車幅方向の中心に向かって変形しようとする。各側壁部と各ワイヤ被覆部16が連続していると、係合部18aと、右側部18c及び左側部18dの接続部分や、右側部18c及び左側部18dの内側の樹脂が厚肉に形成されることになり、ワイヤ部18の上記変形に対して、対抗することが可能となる。
また、本実施形態では、図7に示すように、上側周縁部15aの肉厚tは、下側周縁部15bの肉厚tよりも厚くなる部分が設けられている。図7における肉厚tは、テザーフックにより引っ張り上げられる方の周縁部の肉厚である。すなわち、この例では、テザーフックにより引っ張り上げられる方の肉厚tが、反対側の肉厚tよりも厚くなっている。
係合部18aが車両上方に引っ張られる荷重を受けると、テザーアンカ構造体10は、全体として車両上方に力を受けることになり、本体部12の車両上部は圧縮される方向に力が作用する。圧縮荷重を受ける本体部12における車両上部(上側周縁部15a)を、本体部12における車両下部(下側周縁部15b)よりも肉厚にすることで、圧縮変形に対抗することができる。
以上の説明からわかるように本実施形態によれば、樹脂材料により形成されているシートバックパネル1の車両後面に、チャイルドシートのテザーアンカ構造体10を安定した状態で接合することが可能となる。
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、ワイヤ部18において、対向部18bは、係合部18aの車両下方に配置されているが、これに限らない。対向部18bを、係合部18aの車両上方に配置してもよい。この場合においても、上側周縁部15aの肉厚tは、下側周縁部15bの肉厚tよりも厚肉にしておくとよい。
1 シートバックパネル
2 フロントパネル
2a 凸部
2c フランジ部
3 リヤパネル
3a 開口部
3b 周縁
3c フランジ部
3e リトラクター収容部
10 テザーアンカ構造体
12 本体部
13 カバー部
13a 上側傾斜壁部
13b 下側傾斜壁部
13c 右側壁部
13d 左側壁部
13e 底壁部
14 内部空間
15 周縁部(接合部)
15a 上側周縁部
15b 下側周縁部
15c 右側周縁部
15d 左側周縁部
16 ワイヤ被覆部
16b 下側ワイヤ被覆部
16c 右側ワイヤ被覆部
16d 左側ワイヤ被覆部
18 ワイヤ部
18a 係合部
18b 対向部
18c 右側部
18d 左側部

Claims (5)

  1. 車両用シートのシートバックパネルに、チャイルドシートのテザーフックが係合可能な金属製ワイヤを有しているテザーアンカ構造体が取り付けられている車両用シートバックパネル構造において、
    前記シートバックパネルは、樹脂材料により形成され、前記シートバックパネルの車両後面には、開口部が設けられ、
    前記テザーアンカ構造体は、樹脂材料により形成されている本体部を備え、該本体部は、前記開口部の周縁に接合されており、
    前記金属製ワイヤは、前記開口部を架け渡すように車幅方向に延び、前記テザーフックが係合可能な係合部と、前記係合部に対向配置され、車幅方向に延び、前記本体部に埋設されている対向部と、前記係合部と前記係合部の車幅方向端を連結し、前記本体部に埋設されている側部と、を備えていることを特徴とする車両用シートバックパネル構造。
  2. 前記本体部における前記対向部が埋設されている部分のうち、前記係合部に近い方の肉厚が、前記係合部から遠い方の肉厚よりも厚くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートバックパネル構造。
  3. 前記本体部の車幅方向両外側のそれぞれには、車両上下方向に延びている側壁部が設けられ、該側壁部は、前記開口部の車幅方向両側に配置されており、
    前記係合部は、車幅方向両側の前記側壁部に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用シートバックパネル構造。
  4. 前記本体部における前記側部が埋設されている部分は、前記側壁部の車幅方向外側に一体的に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シートバックパネル構造。
  5. 前記本体部と前記開口部の周縁とが接合されている接合部は、前記係合部に対向配置されている2つの部分を含んでおり、これらのうち、前記テザーフックにより引っ張られる方の前記接合部の肉厚が、反対側の肉厚よりも厚くなるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の車両用シートバックパネル構造。
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