JP4960726B2 - 自動車のサイドシル - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のサイドシルに関し、特に、外形寸法および重量を増大せずに断面二次モーメントを増大することが可能なように構成された自動車のサイドシルに関するものである。
自動車のモノコックボディにおいて、車体下部の左右両側に前後方向に延設されて床の一部を構成するサイドシルは、所期の車体剛性を確保すると共に側面衝突時の衝撃荷重による変形を抑えるために閉断面の箱状をなしており、その内部には補強部材が設けられることが一般的である(例えば特許文献1を参照されたい)。
特開2006−199132号公報
しかるに、サイドシルの曲げ剛性を高めるための手段としては、サイドシルの断面積、つまり外形寸法を大きくするか、或いは板厚を大きくする、というのが一般的である。しかし、外形寸法を大きくすると、乗降性や居住性の悪化を招き、板厚を大きくすると、重量増大を招くといった不都合を生ずる。
本発明は、このような従来技術の不都合を解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、外形寸法および重量を増大せずに断面二次モーメントを増大することができるように構成された自動車のサイドシルを提供することにある。
このような課題を解決するために本発明の請求項1は、長手方向に直交する断面の形状が略コ字状をなすインナパネル2とアウタパネル3との開口面を互いに向かい合わせてこれらインナ、アウタ両パネルの開口端縁の上下に形成されたフランジ2d・3d同士間に補強パネル4を挟んで結合した自動車のサイドシル1において、側壁3b側が下向きに凸となる段差5をアウタパネルの下壁に設け、補強パネルを、アウタパネルと同一方向に開口する断面略コ字状をなすものとし、アウタパネルの下壁における段差よりもフランジ側に補強パネルの下壁4cを結合することを特徴とするものとした。
また請求項2は、前記補強パネルの下壁4cにジョッグル6を設けるものとし、請求項3は、前記結合を接着剤7で行うものとした。
さらに請求項4の発明は、上記構成のインナパネル、アウタパネル、および補強パネルからなる自動車のサイドシルにおいて、アウタパネルの上壁に補強パネルの上壁を結合させ、且つこの結合位置を、該アウタパネルの上壁上面にガーニッシュ8を設ける位置に設定したことを特徴とするものとした。
このような本発明の請求項1の構成によれば、実質的な強度部材をなすインナパネルと補強パネルとが形成する閉断面の面積をサイドシルの外形寸法を変えずに増大させることができ、サイドシルの断面二次モーメントを大きくして車体の剛性を高めることができる。これに加えて、結合部(溶接打点)を段差にて隠し、側方から見えなくすることができる。また、アウタパネルと補強パネルとを結合することで、アウタパネル下壁の面剛性が高まり、跳石などによるデフオームが生じ難くなる上、補強パネルとアウタパネルとの接触部からの異音の発生を防止し得る。
請求項2の構成によれば、ジョッグルの隙間から接合面に塗料が入り込むため、防食性を向上することができる。また、請求項3の構成によれば、補強パネルとアウタパネルとの接触による異音発生を確実に防止可能であり、接着剤を全面に塗布すれば、ジョッグルも不用となる。
請求項4の構成によれば、補強パネルとアウタパネルとをスポット溶接で結合した場合に、結合痕がユーザーの目に触れないようにすることができる。
以上のごとく本発明により、車両への乗降性、居住性を犠牲にせず、また重量増大も招かずに、車体剛性を高める上に多大な効果を奏することができる。
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
図1は、本発明に基づくサイドシルが適用されるモノコックボディの概略全体斜視図である。本発明に係るサイドシル1は、車室を構成する床の部分の左右両側端に前後方向に延設されている。
このサイドシル1は、図2に示すように、車体内側に位置するインナパネル2と、車体外側に位置するアウタパネル3と、これらの間に挟設される補強パネル4とからなっている。
インナ、アウタ両パネル2・3は、鋼板をプレス加工してなるものであり、その長手方向に直交する断面の形状が、共に上壁2a・3a、側壁2b・3b、下壁2c・3cにて略コ字状をなすように形成されると共に、その上下壁の開口端縁に沿って外向きのフランジ2d・3dが形成されている。また補強パネル4も同様に、上壁4a、側壁4b、下壁4cにて断面形状が略コ字状をなすと共に、その上下壁の開口端縁に沿って外向きのフランジ4dを備えている。
これらは、アウタパネル3の内側に補強パネル4を入れ子にした上で、インナ、アウタ両パネル2・3の開口面を互いに向かい合わせにし、これらの開口端縁のフランジ2d・3d同士間に補強パネル4のフランジ4dを挟み込んだ状態で、三者の上下両フランジ2d・3d・4dをスポット溶接することで互いに一体的に結合されている。なお、図中×マークにてスポット溶接の打点を示している。
アウタパネル3の下壁3cには、側壁3b側が下向きに凸となる段差5が設けられている。これにより、アウタパネル3自体の下壁3cの上下方向についての曲げ剛性が高められると共に、下向きに突出した段差5によって側方の視線(図2中の矢印)からスポット溶接の打点が隠されるので、外観の見栄えの向上にも寄与し得る。
補強パネル4の下壁4cには、図5に示したようなジョッグル6を設けておくと良い。そしてこの場合は、アウタパネル3の下壁3cにおける段差5よりもフランジ3d寄りの位置にジョッグルが設けられた補強パネル4の下壁4cをスポット溶接することにより、補強パネル4の下壁4cをアウタパネル3の下壁3cに一体結合すると良い。このように、アウタパネル3と補強パネル4との下壁3c・4c同士を直接結合することにより、アウタパネル3の下壁3cの剛性がより一層高まるので、跳石などによる変形が生じ難くなる。またアウタパネル3と補強パネル4とが一体結合するので、軋み音などを生じなくなる。これに加えて、ジョッグル6を設けることでアウタパネル3と補強パネル4との間に隙間ができるので、電着塗装による付き回り性が向上し、防食性が向上する。
アウタパネル3と補強パネル4との下壁3c・4c同士の結合は、図3に示すように、例えばウレタン系やエポキシ系などの樹脂接着剤7で行っても良い。長手方向に全長に渡って接着する場合は、ジョッグルを設けなくても良い。
図4に示すように、アウタパネル3の上壁3aと補強パネル4の上壁4aとを、アウタパネル3の上壁上面にガーニッシュ8を設ける位置でスポット溶接して一体結合しても良い。このようにすれば、サイドシル1の上面にはガーニッシュ8を設けることが一般的であり、元々ガーニッシュ8を設ける部位に溶接打点を設定すれば、溶接打点を隠す目的でガーニッシュを設ける必要がなくなるので、重量増大、部品点数増大、および製造工数増大を招かずに済む。
以上詳述したように、アウタパネル3の上下壁3a・3cのいずれか一方、或いは両方に補強パネル4の上下壁4a・4cを接合するように補強パネル4の高さ寸法を設定することにより、実質的な強度部材としてインナパネル2と補強パネル4とで形成される閉断面部の面積をサイドシル1の外形寸法を変えずに増大させることができ、即ちサイドシル1の断面二次モーメントの増大を企図することができる。
なお、図2〜4に例示した各実施の形態は、それぞれを単独で実施しても良いし、適宜に組み合わせて実施しても良い。
本発明が適用されたモノコック構造の車体の全体を示す概略斜視図である。 図1のA−A線に沿う第1実施例の断面図である。 図1のA−A線に沿う第2実施例の断面図である。 図1のA−A線に沿う第3実施例の断面図である。 補強パネルの要部斜視図である。
符号の説明
1 サイドシル
2 インナパネル
2d インナパネルのフランジ
3 アウタパネル
3b アウタパネルの側壁
3d アウタパネルのフランジ
4 補強パネル
4c 補強パネルの下壁
5 段差
6 ジョッグル
7 接着剤
8 ガーニッシュ

Claims (1)

  1. 長手方向に直交する断面の形状が略コ字状をなすインナパネルとアウタパネルとの開口面を互いに向かい合わせてこれらインナ、アウタ両パネルの開口端縁の上下に形成されたフランジ同士間に補強パネルを挟んで結合した自動車のサイドシルにおいて、
    前記アウタパネルの下壁に、側壁側が下向きに凸となる段差を設け、
    前記補強パネルを、前記アウタパネルと同一方向に開口する断面略コ字状をなすものとし、
    前記アウタパネルの下壁における前記段差よりもフランジ側に前記補強パネルの下壁を配置し、
    前記補強パネルの前記下壁に、下方に凸となると共に長手方向と直交する方向に延在する溝部を長手方向に複数列設したジョッグルを設け、前記溝部において前記アウタパネルの前記下壁に溶接し、前記補強パネルの前記下壁と前記アウタパネルの前記下壁との間に隙間を形成したことを特徴とする自動車のサイドシル。
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