JP5695556B2 - 自動車のキャビン構造 - Google Patents

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本発明は、繊維強化樹脂製のキャビン下殻部およびキャビン上殻部間に繊維強化樹脂製のコア材を挟んで結合することでキャビンを構成する自動車のキャビン構造に関する。
自動車の車体フロアに用いるカーボン繊維強化樹脂製のフロアクロスを、車体前後方向に延びる縦メンバと、縦メンバから車幅方向外側に延びる複数のEAクロスと、縦メンバから車幅方向内側に延びる複数の横クロスと、縦メンバ、EAクロスおよび横クロスを上下から挟む一対のサンドイッチパネルとで構成したものが、下記特許文献1により公知である。
また繊維強化樹脂製のパネルの補強方法として、ハニカムサンドイッチ構造が公知である。
特開2008−68720号公報
しかしながら上記特許文献1に記載されたものは、その構造が複雑であるために部品点数が多く、重量が増加して生産性が低くなる問題があるだけでなく、複数のEAクロスおよび複数の横クロスが車幅方向に配置されているため、側突に対しては充分な強度が得られるものの、前突に対しては充分な強度が得られない可能性があった。
またハニカムサンドイッチ構造のパネルは曲面形状に成形することが難しく、接着に手間がかかるために量産性が低く、高コストになる問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、簡単な構造で側突および前突の両方に対して充分な強度を有する自動車のキャビン構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、繊維強化樹脂製のキャビン下殻部およびキャビン上殻部間に繊維強化樹脂製のコア材を挟んで結合することでキャビンを構成する自動車のキャビン構造であって、前記コア材は、前記キャビンの前壁部側の端部では前後方向の強度が車幅方向の強度よりも高く設定され、前記キャビンのサイドシル部側の端部では車幅方向の強度が前後方向の強度よりも高く設定され、前記キャビンのサイドシル部内に配置された板状のスチフナを備え、前記スチフナの車幅方向外端部を前記キャビン下殻部の接合フランジおよび前記キャビン上殻部の接合フランジ間に挟んで結合し、前記スチフナの車幅方向内端部を前記キャビン下殻部に結合し、前記スチフナの車幅方向中間部を前記キャビン上殻部に結合したことを特徴とする自動車のキャビン構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、繊維強化樹脂製のキャビン下殻部およびキャビン上殻部間に繊維強化樹脂製のコア材を挟んで結合することでキャビンを構成する自動車のキャビン構造であって、前記コア材は、前記キャビンの前壁部側の端部では前後方向の強度が車幅方向の強度よりも高く設定され、前記キャビンのサイドシル部側の端部では車幅方向の強度が前後方向の強度よりも高く設定され、前記コア材は波形、Z字形あるいはC字形の断面を有しており、前記コア材の波形、Z字形あるいはC字形の断面の軸線の一端側は、前記キャビンの前壁部および前記キャビンのサイドシル部に直交するとともに、前記軸線の他端側は、前記サイドシル部および前記前壁部の交点と、フロアトンネルおよびフロアパネル部のキックアップ部の交点とを接続する対角線上で相互に交差することを特徴とする自動車のキャビン構造が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、前記コア材の波形、Z字形あるいはC字形の断面の軸線は平行線状に延びることを特徴とする自動車のキャビン構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、繊維強化樹脂製のキャビン下殻部およびキャビン上殻部間に繊維強化樹脂製のコア材を挟んで結合することでキャビンを構成する自動車のキャビン構造であって、前記コア材は、前記キャビンの前壁部側の端部では前後方向の強度が車幅方向の強度よりも高く設定され、前記キャビンのサイドシル部側の端部では車幅方向の強度が前後方向の強度よりも高く設定され、前記コア材は波形、Z字形あるいはC字形の断面を有しており、前記コア材の波形、Z字形あるいはC字形の断面の軸線の一端側および他端側は、前記キャビンの前壁部およびサイドシル部に直交するように同心円状に延びることを特徴とする自動車のキャビン構造が提案される。
請求項1、請求項2あるいは請求項4の構成によれば、繊維強化樹脂製のキャビン下殻部およびキャビン上殻部間に繊維強化樹脂製のコア材を挟んで結合することで自動車のキャビンが構成される。コア材は、キャビンの前壁部側の端部では前後方向の強度が車幅方向の強度よりも高く設定され、キャビンのサイドシル部側の端部では車幅方向の強度が前後方向の強度よりも高く設定されるので、自動車の前面衝突時にキャビンの前壁部に入力した前突荷重は前後方向の強度が車幅方向の強度よりも高く設定されたコア材により支持され、自動車の側面衝突時にキャビンのサイドシル部に入力した前突荷重は車幅方向の強度が前後方向の強度よりも高く設定されたコア材により支持されることで、キャビンの変形を最小限に抑えることができる。
特に請求項の構成によれば、キャビンのサイドシル部内に配置された板状のスチフナは、車幅方向外端部がキャビン下殻部の接合フランジおよびキャビン上殻部の接合フランジ間に挟んで結合され、車幅方向内端部がキャビン下殻部に結合され、車幅方向中間部がキャビン上殻部に結合されるので、軽量な板状のスチフナでキャビンのサイドシル部を強固に補強することができる。
特に請求項の構成によれば、コア材は波形、Z字形あるいはC字形の断面を有するので、その軸線に平行な方向の荷重に対して高い強度を得ることができるだけでなく、コア材の波形、Z字形あるいはC字形の断面の軸線の一端側をキャビンの前壁部およびキャビンのサイドシル部に直交させ、前記軸線の他端側をサイドシル部および前壁部の交点と、フロアパネル部のフロアトンネルおよびキックアップ部の交点とを接続する対角線上で相互に交差させたので、キャビンの前壁部に入力する前突荷重をフロアトンネルに伝達し、キャビンのサイドシル部に入力する側突荷重をフロアパネルのキックアップ部に伝達することで高い強度を得ることができる。
また請求項の構成によれば、コア材の波形、Z字形あるいはC字形の断面の軸線は平行線状に延びるので、前壁部の近傍で前記軸線を前後方向に配置し、サイドシル部の近傍で前記軸線を車幅方向に配置することで、前後方向および車幅方向の衝突荷重の両方に対して高い強度を得ることができる。
特に請求項4 の構成によれば、コア材は波形、Z字形あるいはC字形の断面を有するので、その軸線に平行な方向の荷重に対して高い強度を得ることができるだけでなく、コア材の波形、Z字形あるいはC字形の断面の軸線の一端側および他端側は、キャビンの前壁部およびサイドシル部に直交するように同心円状に延びるので、前後方向および車幅方向の衝突荷重の両方に対して高い強度を得ることができる。
自動車のCFRP製のキャビンの斜視図。(第1の実施の形態) 図1の2方向矢視図。(第1の実施の形態) 図2の3−3線断面図。(第1の実施の形態) 図2の4−4線断面図。(第1の実施の形態) 図4の円内に対応するサイドシル部の横断面図。(第2の実施の形態) 図2に対応する図。(第3の実施の形態) コア材の他の実施の形態を示す図。(第4〜第7の実施の形態)
以下、図1〜図4に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)製の自動車のキャビン11は、フロアパネル部12と、フロアパネル部12の左右両側縁に沿って車体前後方向に延びる左右一対のサイドシル部13,13と、フロアパネル部12および左右のサイドシル部13,13に前縁に沿って車幅方向に延びる前壁部14Aと、フロアパネル部12および左右のサイドシル部13,13に後縁に沿って車幅方向に延びる後壁部14Bとを備えており、全体としてバスタブ状に形成される。フロアパネル部12には、一段低くなった前側のフロントフロアパネル部12aと、一段高くなった後側のリヤフロアパネル部12bとが、車幅方向に延びるキックアップ部12cを挟んで形成される。フロントフロアパネル部12aの前端からは前壁部14Aの下端に向かってトーボード部12dが斜め上方に立ち上がり、フロントフロアパネル部12aの車幅方向中央部には前壁部14Aおよびキックアップ部12cを接続するようにフロアトンネル12eが形成される。
図2〜図4に示すように、キャビン11は、CFRP製の板材よりなるキャビン下殻部15と、CFRP製の板材よりなるキャビン上殻部16と、それらのキャビン下殻部15およびキャビン上殻部16間に挟まれたCFRP製のコア材17とを備える。キャビン下殻部15およびキャビン上殻部16の外周には接合フランジ15a,16aが形成されており、それらの接合フランジ15a,16aが接着、溶着あるいはリベット等を用いて結合される。このとき、キャビン11の左右両側部においてキャビン下殻部15およびキャビン上殻部16の上下間隔を増加させることで左右のサイドシル部13,13が形成され、キャビン11の前後両端部においてキャビン下殻部15およびキャビン上殻部16の上下間隔を増加させることで前壁部14Aおよび後壁部14Bが形成される。
キャビン下殻部15およびキャビン上殻部16間に挟まれたコア材17の断面形状は、台形が交互に反転して連続する波板状であり、一方向を向く台形群の上底部分がキャビン下殻部15の上面に接着や溶着で結合され、他方向を向く台形群の上底部分がキャビン上殻部16の下面に接着や溶着で結合される。コア材17の軸線Aの方向、つまりコア材17の畝状の突部や溝状の凹部が延びる方向は、フロアパネル部12の部分毎に異なっている。
即ち、フロアトンネル12eの左右両側に位置する各々のフロントフロアパネル部12aでは、サイドシル部13の前端とフロアトンネル12eの後端とを結ぶ対角線Lを基準とし、その前側の三角形部分でコア材17の軸線Aが前後方向を向くように配置され、その後側の三角形部分でコア材17の軸線Aが車幅方向を向くように配置される。またリヤフロアパネル部12b、キックアップ部12cおよび前壁部14Aでは、コア材17の軸線Aが車幅方向を向くように配置され、トーボード部12dでは、コア材17の軸線Aが前後方向を向くように配置される。
軸線Aを車幅方向に向けたフロントフロアパネル部12aの前記後側の三角形部分のコア材17の車幅方向外端と、軸線Aを車幅方向に向けたリヤフロアパネル部12bのコア材17の車幅方向外端とは、左右のサイドシル部13の内部に延出して該サイドシル部13の車幅方向外端付近まで達している。
以上のように本実施の形態によれば、キャビン11のCFRP製のフロアパネル部12のキャビン下殻部15およびキャビン上殻部16間に挟まれるコア材17を単純な波板で構成したので、それを複雑な形状のハニカム材で構成した従来のハニカムパネルに比べて軽量で低コストである。しかもハニカム材を採用した場合には、ハニカム材の端部をキャビン下殻部15あるいはキャビン上殻部16に結合する部分が線接触になって結合強度が低くなる問題があるが、本実施の形態によれば、波板の下面および上面がそれぞれキャビン下殻部15およびキャビン上殻部16に面接触するため、それらを強固に結合してキャビン11の強度を高めることができる。
また軸線Aを有する波板状のコア材17は、軸線A方向の圧縮強度が高く、軸線Aに直交する方向の圧縮強度が低くなる特性を有するが、本実施の形態では前記特性を利用して衝突時のフロアパネル部12の強度を高めている。即ち、フロントフロアパネル部12aは、サイドシル部13の前端とフロアトンネル12eの後端とを結ぶ対角線Lを基準とし、その前側の三角形部分でコア材17の軸線Aが前後方向を向くように配置し、かつ前記三角形部分の前方のトーボード部12dでもコア材17の軸線Aが前後方向を向くように配置したので、前突の荷重がキャビン11の前壁部14Aからフロアパネル部12の前端に入力したとき、軸線A方向に入力する前突荷重を対角線Lに沿って高強度のフロアトンネル12eに収束させることで、前突荷重に対するフロアパネル部12の強度を高めることができる。
一方、フロントフロアパネル部12aの前記対角線Lを基準とし、その後側の三角形部分でコア材17の軸線Aが車幅方向を向くように配置したので、側突の荷重がキャビン17のサイドシル部13に入力したとき、軸線A方向に入力する側突荷重を対角線Lに沿って高強度のキックアップ部12cに収束させることで、側突荷重に対するフロアパネル部12の強度を高めることができる。
次に、図5に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態では、コア材17の車幅方向両端部を左右のサイドシル部13,13の内部に挿入することで、フロアパネル部12およびサイドシル部13,13を強固に一体化してキャビン11の強度を高めているが、第2の実施の形態では、サイドシル部13,13の内部にコア材17の代わりに板状のスチフナ18を配置することで、更なる軽量化を図りながらサイドシル部13,13の強度を高めるものである。
即ち、前後方向に帯状に延びるCFRP製のスチフナ18は、その車幅方向外端部18aがキャビン下殻部15の接合フランジ15aとキャビン上殻部16の接合フランジ16aとの間に挟まれて結合され、その車幅方向内端部18bがコア材17の下面とキャビン下殻部15の上面との間に挟まれて結合される。そしてスチフナ18の車幅方向中間部18cが、キャビン上殻部16がフロアパネル部12からサイドシル部13へと立ち上がる角部の内面に結合される。その組み立て順序は、先ずキャビン下殻部15にスチフナ18を結合し、続いてキャビン下殻部15およびスチフナ18上にコア材17を結合し、最後にスチフナ18およびコア材17上にキャビン上殻部16を結合すれば良い。
このように、スチフナ18によってサイドシル部13の内部が二つの閉断面に分割されるため、サイドシル部13の強度が高められる。しかもスチフナ18はコア材17よりも軽量であるため、第1の実施の形態に比べて軽量化を図ることができる。
次に、図6に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態の波形断面のコア材17は直線状の軸線Aを有しているが、第3の実施の形態の波形断面のコア材17は同心円状(波紋状)の軸線Aを有している。コア材17は同心円の中心はサイドシル部13の前端付近および後端付近にあり、従って、フロントフロアパネル部12aは、各々が90°の中心角を有する4個の同心円群でカバーされる。その結果、フロントフロアパネル部12aの前端では、同心円状に延びるコア材17の波形の軸線Aが前壁部14Aに直角に交差し、かつフロントフロアパネル部12aの側端では、同心円状に延びるコア材17の波形の軸線Aがサイドシル部13に直角に交差することになり、前突および側突の両方に対してフロアパネル部12の強度を高めることができる。
次に、図7に基づいて本発明の第4〜第7の実施の形態を説明する。
上述した第1〜第3の実施の形態のコア材17の断面形状は台形が交互に反転して連続する波形であるが、それを図7(A)に示す第4の実施の形態のように、正弦波状の波形にしても良い。
また上述した第1〜第4の実施の形態のコア材17は、相互に平行な軸線Aを有する連続する複数の波が一体に形成されているが、多数の棒状のコア材17…を軸線Aが相互に平行になるように並置しても同様の作用効果を達成することができる。
図7(B)に示す第5の実施の形態は、C字状(コ字状)の断面を有するコア材17…を、それらの軸線Aが相互に平行になるように並置して、キャビン下殻部15およびキャビン上殻部16間に結合したものである。また図7(C)に示す第6の実施の形態は、Z字状(S字状)の断面を有するコア材17…を、それらの軸線Aが相互に平行になるように並置して、キャビン下殻部15およびキャビン上殻部16間に結合したものである。
また横方向の強度よりも剛性を重視する場合には、コア材17…は必ずしも棒状に連続している必要はなく、多数のコア材17…を平面内で60°ピッチや90°ピッチで均一に分布させたり、あるいは不均一に分布させたりすることができる。図7(D)に示す第7の実施の形態は、各々が裁頭円錐状のコア材17…を列状に配置したものであり、このようにすれば、一列のコア材17…に第5、第6の実施の形態の1本のコア材17と同様の機能を持たせることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、コア材17の断面形状は実施の形態に限定されるものではない。
また図7(D)に示す離散的に配置されるコア材17…の断面形状も裁頭円錐状に限定されず、裁頭角錐状等の他の形状であっても良い。
またキャビン11の材質は実施の形態のCFRPに限定されず、任意のFRPで置き換えることができる。
11 キャビン
12 フロアパネル部
12c キックアップ部
12e フロアトンネル
13 サイドシル部
14A 前壁部
15 キャビン下殻部
15a 接合フランジ
16 キャビン上殻部
16a 接合フランジ
17 コア材
18 スチフナ
18a 車幅方向外端部
18b 車幅方向内端部
18c 車幅方向中間部
A 軸線
L 対角線

Claims (4)

  1. 繊維強化樹脂製のキャビン下殻部(15)およびキャビン上殻部(16)間に繊維強化樹脂製のコア材(17)を挟んで結合することでキャビン(11)を構成する自動車のキャビン構造であって、
    前記コア材(17)は、前記キャビン(11)の前壁部(14A)側の端部では前後方向の強度が車幅方向の強度よりも高く設定され、前記キャビン(11)のサイドシル部(13)側の端部では車幅方向の強度が前後方向の強度よりも高く設定され、前記キャビン(11)のサイドシル部(13)内に配置された板状のスチフナ(18)を備え、前記スチフナ(18)の車幅方向外端部(18a)を前記キャビン下殻部(15)の接合フランジ(15a)および前記キャビン上殻部(16)の接合フランジ(16a)間に挟んで結合し、前記スチフナ(18)の車幅方向内端部(18b)を前記キャビン下殻部(15)に結合し、前記スチフナ(18)の車幅方向中間部(18c)を前記キャビン上殻部(16)に結合したことを特徴とする自動車のキャビン構造。
  2. 維強化樹脂製のキャビン下殻部(15)およびキャビン上殻部(16)間に繊維強化樹脂製のコア材(17)を挟んで結合することでキャビン(11)を構成する自動車のキャビン構造であって、
    前記コア材(17)は、前記キャビン(11)の前壁部(14A)側の端部では前後方向の強度が車幅方向の強度よりも高く設定され、前記キャビン(11)のサイドシル部(13)側の端部では車幅方向の強度が前後方向の強度よりも高く設定され、前記コア材(17)は波形、Z字形あるいはC字形の断面を有しており、前記コア材(17)の波形、Z字形あるいはC字形の断面の軸線(A)の一端側は、前記キャビン(11)の前壁部(14A)および前記キャビン(11)のサイドシル部(13)に直交するとともに、前記軸線(A)の他端側は、前記サイドシル部(13)および前記前壁部(14A)の交点と、フロアトンネル(12e)およびフロアパネル部(12)のキックアップ部(12c)の交点とを接続する対角線(L)上で相互に交差することを特徴とする自動車のキャビン構造。
  3. 記コア材(17)の波形、Z字形あるいはC字形の断面の軸線(A)は平行線状に延びることを特徴とする、請求項に記載の自動車のキャビン構造。
  4. 繊維強化樹脂製のキャビン下殻部(15)およびキャビン上殻部(16)間に繊維強化樹脂製のコア材(17)を挟んで結合することでキャビン(11)を構成する自動車のキャビン構造であって、
    前記コア材(17)は、前記キャビン(11)の前壁部(14A)側の端部では前後方向の強度が車幅方向の強度よりも高く設定され、前記キャビン(11)のサイドシル部(13)側の端部では車幅方向の強度が前後方向の強度よりも高く設定され、前記コア材(17)は波形、Z字形あるいはC字形の断面を有しており、前記コア材(17)の波形、Z字形あるいはC字形の断面の軸線(A)の一端側および他端側は、前記キャビン(11)の前壁部(14A)およびサイドシル部(13)に直交するように同心円状に延びることを特徴とする自動車のキャビン構造。
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