JP6819437B2 - ルーフ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のルーフ構造に関する。
車両のルーフパネルは、軽量化を目的として薄板で構成される。その際、薄板化による剛性低下を補うために、ルーフパネルに車長方向に延びる複数条のビードや段差が設けられる場合がある。この構成は、ルーフパネルの車長方向における断面性能に有効である一方、車幅方向にはビードや段差が蛇腹のように機能することでパネルの固有振動数が下がり、低周波帯域における共振が生じ易くなり、パネル面の振動に伴う車室内空間の体積変化により、こもり音が発生するという問題があった(例えば特許文献1参照)。
一般に、車両の左右のルーフサイドレール間には複数のクロスメンバーが架設されており、その位置ではルーフパネルが下方から支持される。したがって、クロスメンバーの数を増やし、クロスメンバーの間隔を狭めれば、振動抑制には有効であるが、車両重量の増加とそれに伴う燃費性能の低下は否めない。
特開2015−189355号公報
本発明は従来技術のこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、振動やこもり音を抑制するうえで有利な車両のルーフ構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するため、本発明は、
車室上側部に延設された左右のルーフサイドレールと、
前記左右のルーフサイドレール間に架設された少なくとも2つのクロスメンバーと、
前記複数のクロスメンバーの上側で前記左右のルーフサイドレール間に配設されたルーフパネルと、を備えた車両のルーフ構造において、
前記ルーフパネルの下側で前記少なくとも2つのクロスメンバー間に延設され、かつ、前記少なくとも2つのクロスメンバーに接合されたルーフインナーパネルをさらに備え、前記ルーフインナーパネルは、車幅方向に延びるルーフインナービードを有し、かつ、前記ルーフパネルに少なくとも部分的に接着されていることを特徴とする。
本発明に係るルーフ構造は、上述の通り構成されているので、ルーフインナービードを有するルーフインナーパネルがルーフパネルに接着され、ルーフインナービードとルーフパネルとの間に車幅方向に延びる閉断面が形成された接合構造により、ルーフ部の面剛性向上と制振効果の向上が見込め、ルーフ部の振動や車両室内のこもり音を抑制するうえで有利である。
本発明第1実施形態に係るルーフ構造を上方から見た斜視図である。 本発明第1実施形態に係るルーフ構造を下方から見た斜視図である。 図2のX−X断面図である。 図2のY−Y断面図である。 本発明第1実施形態に係るルーフ構造を上方から見た要部斜視図である。 図2のY−Y要部拡大断面図である。 本発明第2実施形態に係るルーフ構造を下方から見た斜視図である。 本発明第3実施形態に係るルーフ構造を下方から見た斜視図である。 本発明第4実施形態に係るルーフ構造を示す図3相当断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2に、本発明の第1実施形態に係る車両のルーフ構造100を示す。各図において、車両ルーフ部は、車室の左右上側部に車長方向FRに延設された左右のルーフサイドレール10,10、左右のルーフサイドレール10,10間に架設され車幅方向Wに延びる複数のクロスメンバー11〜17、および、各クロスメンバー11〜17の上側でルーフサイドレール10,10間に配設され車室上面を画成するルーフパネル20から主に構成されている。なお、図1は、内部構造を可視化するためにルーフパネル20は二点鎖線で示されている。
ルーフサイドレール10は、特に限定されるものではないが、車体外表面を構成するアウターパネル(サイドボディーアウターパネル)と車両室内側のインナーパネル(ルーフサイドパネル)の間にリンフォースメント(ルーフサイドリンフォースメント)を挟んで接合された閉断面構造を有する車体構造要素であり、アウターパネルの前端はフロントピラー6、後端側はリアクォーターパネル7、中間部はセンターピラー8に連続している。これらの構成は既知であるので詳細な図示を省略する。
複数のクロスメンバー11〜17は、特に限定されるものではないが、ルーフサイドレール10とフロントピラー6の会合部に接続される最前部のルーフフロントクロスメンバー11、ルーフサイドレール10とセンターピラー8の会合部に架設されるルーフセンタークロスメンバー12、リアクォーターパネル7の上部に接続される最後部のルーフリアクロスメンバー13からなる3つの主要なクロスメンバーを含み、さらに、ルーフフロントクロスメンバー11とルーフセンタークロスメンバー12の間に架設された2つのルーフクロスメンバー14,15、および、ルーフセンタークロスメンバー12とルーフリアクロスメンバー13の間に架設された2つのルーフクロスメンバー16,17からなる4つの補助的なクロスメンバーを含む。
ルーフパネル20は、特に限定されるものではないが、プレス成形された1枚の薄板からなり、図示例では、車長方向FRに延びる4条のルーフビード21が形成されている。ルーフパネル20の前端部25、後端部26、および、左右側縁部27,27には、フランジが形成され、前端部25はルーフフロントクロスメンバー11に、後端部26はルーフリアクロスメンバー13に、左右側縁部27,27はルーフサイドレール10,10に、それぞれ接合(溶接接合)される。ルーフパネル20は上記以外の中間部分では接合(溶接接合)されておらず、クロスメンバー11〜17にシーラー4(マスチックシーラー)などの接着剤で接着される。
以上のような基本構造を備えた本発明第1実施形態に係るルーフ構造100は、図1〜図5に示すように、ルーフセンタークロスメンバー12とその後方のルーフクロスメンバー16との間にルーフインナーパネル30が延設されている。
ルーフインナーパネル30は、前端部35においてルーフセンタークロスメンバー12のフランジ部にスポット溶接5で接合され、後端部36においてルーフクロスメンバー16のフランジ部にスポット溶接5で接合されており、換言すれば、ルーフセンタークロスメンバー12とその後方のルーフクロスメンバー16がルーフインナーパネル30で連結されている。
ルーフインナーパネル30の側縁部37,37は、ルーフパネル20の側縁部27,27よりも車幅方向Wの中央寄りで終端しており、すなわち、ルーフインナーパネル30はルーフパネル20に対して車幅方向Wに部分的に設けられ、ルーフサイドレール10とは接合されていない。ルーフインナーパネル30の側縁部37,37とルーフサイドレール10との接合は、以下に述べるルーフインナーパネル30の制振作用にはあまり重要ではなく、中央寄りで終端することによる軽量化が有利である。
ルーフインナーパネル30は、特に限定されるものではないが、プレス成形された1枚の薄板からなり、図示例では、ルーフパネル20の4条のルーフビード21と交差して車幅方向Wに延びる4条のルーフインナービード31が下方に突設されており、これらのルーフインナービード31が形成されていない平坦部において、シーラー4(マスチックシーラー)を介してルーフパネル20の平坦部に接着されている。
シーラー4による接着位置は、特に限定されるものではないが、図示のように、平面視でルーフビード21とルーフインナービード31とで囲まれた平坦部を含むルーフインナービード31に隣接した平坦部に沿って接着されることが好適である。
この構成により、車長方向FRに延びるルーフビード21を有し車長方向FRの曲げ剛性(断面係数)が大きいルーフパネル20と、車幅方向Wに延びるルーフインナービード31を有し車幅方向Wの曲げ剛性(断面係数)が大きいルーフインナービード31が、車長方向FRおよび車幅方向Wからなる2軸方向に均等に分散されたシーラー4を介して接着されることで、いずれの軸方向に対しても曲げ剛性(断面係数)が大きい(面剛性が大きい)接合構造が得られ、ルーフビード21によるルーフパネル20の固有振動数の低下が補われる。
さらに、ルーフビード21の車幅方向Wの変形が、車幅方向Wに直線的に延びるルーフインナーパネル30によって抑制されるとともに、ルーフインナービード31の車長方向FRの変形が、車長方向FRに直線的に延びるルーフパネル20によって抑制され、交差方向に配向されたルーフビード21とルーフインナービード31とが相互補完関係をなして高剛性かつ高強度の接合構造を構成できる。
しかも、ルーフパネル20およびルーフインナーパネル30の上下方向(車高方向H)の加振力により、シーラー4にはせん断応力を生じるが、シーラー4(マスチックシーラー)は合成ゴムを主成分とする弾性接着剤であるため、せん断応力を吸収でき、ルーフパネル20とルーフインナーパネル30の接合構造自体が良好な振動減衰構造となる。
図6は、ルーフインナーパネル30の後端部36とルーフクロスメンバー16のフランジ部161との接合部付近を示しており、ルーフインナーパネル30の後端部36は、ルーフクロスメンバー16のフランジ部161の上に重ねてスポット溶接5される。この図では便宜的に板厚が大きく描かれているが、実際には後端部36を重ねたフランジ部161と他側のフランジ部162とにおけるルーフパネル20との間隔の差(ルーフインナーパネル30の板厚分に相当)は僅かであり、ルーフパネル20とは不定形のシーラー4で接着されるので、間隔の差を考慮する必要はない。なお、ルーフインナーパネル30の後端部36はフランジ部161の下側に重ねて接合されても良い。
上記実施形態において、ルーフサイドレール10を構成する各パネル、ルーフクロスメンバー11〜17、ルーフパネル20、ルーフインナーパネル30は、基本的に薄板鋼板を用いてプレス加工されることが想定されているが、鋼以外の金属薄板や異種金属板、プラスチックまたは繊維強化プラスチックの成形品などで構成することもできる。
また、上記各部材のうち、ルーフサイドレール10を構成するルーフサイドパネルや、ルーフクロスメンバー11〜17など、車体骨格を構成する部材の板厚に比べて、ルーフパネル20およびルーフインナーパネル30の板厚は小さい。ルーフインナーパネル30の板厚は、ルーフパネル20の板厚と同程度またはルーフパネル20の板厚より大きくてもよい。特に限定されるものではないが、鋼板を用いてプレス加工される場合、ルーフクロスメンバー11〜17の板厚は1.0〜1.2mm、ルーフパネル20の板厚が0.6〜0.7mm、ルーフインナーパネル30の板厚は0.6〜0.9mmである。
以上、本発明の第1実施形態に係るルーフ構造100について述べたが、ルーフインナーパネル30やルーフインナービード31の配置などにより、本発明に係るルーフ構造には種々の実施形態が存在する。以下、そのうちの代表的なものについて説明する。なお、以下の説明において、上述した第1実施形態と共通の部材には共通または一部共通の符号を付すことによりその説明を省略することがある。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態に係る車両のルーフ構造200を示している。このルーフ構造200では、ルーフセンタークロスメンバー12とその後方のルーフクロスメンバー16との間にルーフインナーパネル230が延設されるとともに、ルーフクロスメンバー16とその後方のルーフクロスメンバー17との間にもルーフインナーパネル232が延設されている。それぞれのルーフインナーパネル230,232におけるルーフインナービード231,233の配置および断面形状、シーラー4によるルーフパネル20との接合構造は第1実施形態と同様であるが、後方のルーフインナーパネル232は、ルーフクロスメンバー16,17の間隔が狭いため、3条のルーフインナービード233が形成されている。
ルーフインナーパネル30(230)の制振作用はその周囲にも及ぶので、ルーフパネル20に対して部分的に配設されることでも実用的な制振構造が得られるが、第2実施形態に係る車両のルーフ構造200では制振構造が後方に拡大したことで、制振効果の更なる向上が期待できる。なお、2枚のルーフインナーパネル230,232はルーフクロスメンバー16と交差して連続した1枚で構成されても良い。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態に係る車両のルーフ構造300を示している。このルーフ構造300では、ルーフセンタークロスメンバー12とその後方のルーフクロスメンバー16との間のルーフインナーパネル330、ルーフクロスメンバー16とその後方のルーフクロスメンバー17との間のルーフインナーパネル332に加えて、さらに、ルーフセンタークロスメンバー12とその前方のルーフクロスメンバー15との間のルーフインナーパネル334、ルーフクロスメンバー15とその前方のルーフクロスメンバー14との間のルーフインナーパネル336が追加されており、それぞれに前記同様の構成でルーフインナービード331,333,335,337が設けられている。
上記第3実施形態に係るルーフ構造300のさらなる変形例として、図8におけるルーフインナーパネル330,334を省略して、ルーフセンタークロスメンバー12を中心として前座席側のルーフ中央のルーフインナーパネル336と、後座席側のルーフ中央のルーフインナーパネル332のみ配設される形態や、逆にルーフインナーパネル332,336を省略して、ルーフセンタークロスメンバー12に隣接した2枚のルーフインナーパネル330,334のみ配設される形態など、任意のクロスメンバー間にルーフインナーパネルが配設され得る。
(第4実施形態)
図9は、本発明の第4実施形態に係る車両のルーフ構造400を示している。上記各実施形態では、ルーフパネル20に4条のルーフビード21が形成される場合について述べたが、第4実施形態のルーフ構造400では、ルーフパネル420に左右一対のルーフ段差421,421が形成され、ルーフインナーパネル430には、ルーフ段差421,421と交差して車幅方向Wに延びるルーフインナービード431が形成されている。
ルーフインナーパネル430は、ルーフインナービード431に隣接した平坦部において、ルーフパネル20の平坦部422にシーラー4で接着され、かつ、両側縁部37に隣接した平坦部において、ルーフパネル20の両側部にシーラー4で接着されることで、ルーフパネル20の平坦部422とルーフインナービード431の間に車幅方向Wに延びる閉断面が形成され、かつ、ルーフ段差421,421とルーフインナーパネル430の平坦部432との間に車長方向FRに延びる閉断面が形成されている。
このように、第4実施形態のルーフ構造400では、車幅方向Wと車長方向FRの2軸方向に交差して延在する閉断面が画成されることにより、ルーフパネル420の面剛性や制振効果の向上に有利な構成となっている。
なお、左右一対のルーフ段差421,421は、それらの中間の平坦部422と合わせて、1つの大きなルーフビード(421,422,421)と見ることもできる。あるいは、ルーフ段差421,421とそれらの側縁側の緩傾斜面とで構成されるルーフビード(421,421)と見ることもできる。
(本発明の好適な態様および効果)
上述した各実施形態におけるルーフビードやルーフ段差、ルーフインナーパネル、ルーフインナービード、シーラーの配置などの特徴は、任意に組み合わせて実施可能である。以下、本発明に係る好適な態様と効果について述べる。
本発明の基本的な態様では、
車室上側部に延設された左右のルーフサイドレールと、
前記左右のルーフサイドレール間に架設された少なくとも2つのクロスメンバーと、
前記複数のクロスメンバーの上側で前記左右のルーフサイドレール間に配設されたルーフパネルと、を備えた車両のルーフ構造において、
前記ルーフパネルの下側で前記少なくとも2つのクロスメンバー間に延設され、かつ、前記少なくとも2つのクロスメンバーに接合されたルーフインナーパネルをさらに備え、前記ルーフインナーパネルは、車幅方向に延びるルーフインナービードを有し、かつ、前記ルーフパネルに少なくとも部分的に接着されている。
このような構成では、ルーフインナービードを有するルーフインナーパネルがルーフパネルに接着され、ルーフインナービードとルーフパネルとの間に車幅方向に延びる閉断面が形成された接合構造により、ルーフ部の面剛性向上と制振効果の向上が見込め、ルーフ部の振動や車両室内のこもり音を抑制するうえで有利である。
本発明の好適な態様では、前記ルーフパネルは、車長方向に延びるルーフビードまたはルーフ段差を有しており、前記ルーフインナーパネルの前記ルーフインナービードは、平面視で少なくとも部分的に前記ルーフビードまたは前記ルーフ段差と交差する位置に形成されている。
この態様では、ルーフビードまたはルーフ段差とルーフインナーパネル平坦部との間に、上述したルーフインナービードとルーフパネルとの間に車幅方向に延びる閉断面と交差して車長方向に延びる閉断面が形成された接合構造により、車幅方向と車長方向の2軸方向に延びる閉断面が形成され、かつ、ルーフビードまたはルーフ段差の車幅方向の変形がルーフインナーパネルによって抑制され、ルーフインナービードの車長方向の変形がルーフパネルによって抑制されることで、ルーフ部の面剛性が向上し、振動およびこもり音の抑制に有利である。
本発明の好適な態様では、前記ルーフビードまたは前記ルーフ段差は、車幅方向に並ぶ複数条からなり、かつ、前記ルーフインナービードは、車長方向に並ぶ複数条からなる。
この態様では、ルーフインナーパネルの面剛性が一層向上し、ルーフ部の面剛性向上と振動およびこもり音の抑制に有利である。
本発明の好適な態様では、前記ルーフインナーパネルの前記少なくとも部分的な接着は、平面視で前記ルーフビードまたは前記ルーフ段差と前記ルーフインナービードで囲まれた平坦部を含む。
この態様では、上述した交差2軸方向に延びる閉断面を含む接合構造が、ルーフビード(またはルーフ段差)とルーフインナービードの会合部と相補的かつ均等に分散された接着によって構成され、ルーフ部の面剛性向上と振動およびこもり音の抑制に有利である。
本発明の好適な態様では、前記ルーフインナーパネルの側縁は、前記左右のルーフサイドレールから車幅方向中央側に離れており、かつ、前記少なくとも部分的な接着は、前記側縁に隣接した位置における接着を含む。
この態様では、ルーフ部の面剛性向上と振動およびこもり音の抑制および軽量化に有利である。
以上、本発明のいくつかの実施の形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいてさらに各種の変形および変更が可能であることを付言する。
例えば、上記各実施形態では、複数条のルーフインナービードが車長方向と直交する車幅方向に直線的に延びる場合について述べたが、各ルーフインナービードは、平坦部によって区分され車幅方向に間欠的に形成されても良く、その場合、間欠的な平坦部が隣接条と車幅方向にずれた位置に配置され、千鳥状に配置されることが好ましい。
さらに、ルーフインナービードは、車長方向に対して適宜角度を有して車幅方向に斜めに配向されても良く、さらには、斜めに配向されたルーフインナービードが相互に交差(会合)した斜格子状に配置されても良い。また、ルーフインナービードは、車幅方向にジグザグ状または波形に屈曲して延在するものであっても良い。
10 ルーフサイドレール
11 ルーフフロントクロスメンバー
12 ルーフセンタークロスメンバー
13 ルーフリアクロスメンバー
14,15,16,17 ルーフクロスメンバー
20,420 ルーフパネル
21 ルーフビード
27 側縁部
30,230,232,330,332,334,336 ルーフインナーパネル
31,231,233,331,333,335,337 ルーフインナービード
35 前端部
36 後端部
37 側縁部
100,200,300,400 ルーフ構造
421 ルーフ段差
422 平坦部
430 ルーフインナーパネル
432 平坦部

Claims (5)

  1. 車室上側部に延設された左右のルーフサイドレールと、
    前記左右のルーフサイドレール間に架設された少なくとも2つのクロスメンバーと、
    前記複数のクロスメンバーの上側で前記左右のルーフサイドレール間に配設されたルーフパネルと、を備えた車両のルーフ構造において、
    前記ルーフパネルの下側で前記少なくとも2つのクロスメンバー間に延設され、かつ、前記少なくとも2つのクロスメンバーに接合されたルーフインナーパネルをさらに備え、前記ルーフインナーパネルは、車幅方向に延びるルーフインナービードを有し、かつ、前記ルーフパネルに少なくとも部分的に接着されていることを特徴とするルーフ構造。
  2. 前記ルーフパネルは、車長方向に延びるルーフビードまたはルーフ段差を有しており、前記ルーフインナーパネルの前記ルーフインナービードは、平面視で少なくとも部分的に前記ルーフビードまたは前記ルーフ段差と交差する位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のルーフ構造。
  3. 前記ルーフビードまたは前記ルーフ段差は、車幅方向に並ぶ複数条からなり、かつ、
    前記ルーフインナービードは、車長方向に並ぶ複数条からなることを特徴とする請求項2に記載のルーフ構造。
  4. 前記ルーフインナーパネルの前記少なくとも部分的な接着は、平面視で前記ルーフビードまたは前記ルーフ段差と前記ルーフインナービードで囲まれた平坦部を含むことを特徴とする請求項3に記載のルーフ構造。
  5. 前記ルーフインナーパネルの側縁は、前記左右のルーフサイドレールから車幅方向中央側に離れており、かつ、前記少なくとも部分的な接着は、前記側縁に隣接した位置における接着を含むことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のルーフ構造。
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