JP2014033774A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】クリップに、フック部が対象物に引掛けられているかどうかを目視確認しやすい構成を設ける。
【解決手段】車両用シートの表皮材30をシートバックの骨格部に架け渡された横ワイヤー16A(対象物)に引掛けて固定するためのクリップ50であって、表皮材30と一体的に結合される表皮結合部51と、横ワイヤー16Aに引掛けられて固定される鉤状のフック部52と、フック部52の背面側部位52Bと対面する位置に形成された面状の覆い部53と、を有する。覆い部53にフック部52の背面側部位52Bを可視化させる開口53Aが形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、クリップに関する。詳しくは、車両用シートの表皮材をフレーム構造に引掛けて固定するためのクリップに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートカバー(表皮材)を、その縁部に取付けたクリップを用いてシートフレームに引掛けて止着させる技術が知られている(特許文献1)。上記クリップには、これをシートフレームの縁部やシートフレームに架け渡されたワイヤーに引掛けて固定するための鉤状のフック部が形成されている。
特開2003−230463号公報
上記特許文献1に開示された従来技術では、クリップのフック部の鉤形状を構成する対向する2枚の面部に貫通して貫通孔が形成されている。この貫通孔は、クリップが曲げられたり捩られたりしてワイヤーに引掛けられる際に、その変形に伴う余肉を吸収するものとして形成されている。しかし、これら貫通孔が形成された領域箇所にはフック部の形状がないため、これら貫通孔を通してフック部の裏側(外側)から、フック部がワイヤーに適切に引掛けられた状態となっているかどうかを目視確認することが難しい。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、クリップに、フック部が対象物に引掛けられているかどうかを目視確認しやすくする構成を設けることにある。
上記課題を解決するために、本発明のクリップは次の手段をとる。
第1の発明は、車両用シートの表皮材をフレーム構造に引掛けて固定するためのクリップであって、表皮材と一体的に結合される表皮結合部と、フレーム構造に引掛けられて固定される鉤状のフック部と、フック部の背面側部位と対面する位置に形成された面状の覆い部と、を有する。覆い部にフック部の背面側部位を可視化させる開口が形成されている。
この第1の発明によれば、覆い部にフック部の背面側部位を可視化させる開口を形成したことにより、この開口を通してフック部がフレーム構造に引掛けられているかどうかの状態を覆い部の背面側から覗き見れるようになる。これにより、フック部が対象物(フレーム構造)に引掛けられているかどうかを、覆い部の背面側から簡便に目視確認できるようになる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成となっているものである。フック部が、フレーム構造を成す線状の掛ワイヤーに対し、掛ワイヤーの延びる方向に広く係合した状態に引掛けられて固定される長尺形状とされている。掛ワイヤーには、フック部の掛着を阻害する障害物が近接した状態で設けられており、当該障害物との干渉を回避するための肉抜き部が、フック部と覆い部とに貫通して空けられた、形状を肉抜きする貫通窓により形成されている。上述した開口は、貫通窓に連通して形成されている。
この第2の発明によれば、覆い部の開口から、フック部の貫通窓に臨む端部が掛ワイヤーに引掛けられているかどうかを覗き見れるようになる。これにより、フック部が対象物(フレーム構造)に引掛けられているかどうかを、より適切に目視確認できるようになる。また、このような、目視確認をより適切に行えるようにする構成を、フック部と覆い部とに貫通して形成される干渉回避のための貫通窓に開口を連通させて形成する構成により、一箇所に合理的に形成することができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、開口をフック部の鉤形状よりも大きく形成したものである。
この第3の発明によれば、開口をフック部の鉤形状よりも大きく形成することで、フック部が掛ワイヤーに引掛けられているかどうかを、より適切に目視確認できるようになる。
実施例1のクリップが適用された車両用シートの分解斜視図である。 車両用シートを背面側から見た斜視図である。 クリップを正面側から見た斜視図である。 クリップを背面側から見た斜視図である。 図2のV-V線断面図である。 クリップを掛ワイヤーに引掛ける前の状態を示した部分拡大斜視図である。 クリップを掛ワイヤーに引掛けた状態を示した部分拡大斜視図である。 クリップを掛ワイヤーに引掛けた状態を示した背面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のクリップ50の構成について、図1〜図8を用いて説明する。本実施例のクリップ50は、図1に示すように、車両用シート1のシートバック2の表面に被覆される表皮材30の一部を、シートバック2の骨格を成すバックフレーム10に固定された横ワイヤー16Aに引掛けて固定するためのものとして機能するものとなっている。ここで、車両用シート1は、2列シートを備えた車両の後部側座席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭凭れとなるヘッドレスト4と、を備えている。
上述したシートバック2は、その左右両サイドの下端部が、シートクッション3の左右両サイドの後端部に連結されて支持されている。シートクッション3は、フロア上に連結されて支持されている。ヘッドレスト4は、シートバック2の上部に装着されて固定されている。上述したシートバック2の骨格を成すバックフレーム10は、円鋼管を四角枠状に曲げ加工して無端状に結合して構成されており、シートバック2の左右両側部の骨格を成す両サイドフレーム12と、シートバック2の上側部の骨格を成すアッパフレーム11と、シートバック2の下側部の骨格を成すロアフレーム13と、を備える構成とされている。
上述したアッパフレーム11上には、その中央の左右2箇所の位置に、角筒状のホルダー15がそれぞれ一体的に溶着されて固定されている。これらホルダー15は、ヘッドレスト4の下面部に突出して設けられた2本の棒状のステー4Aをそれぞれ差し込んで装着するための筒状のサポート部材14を、それぞれ装着して固定するための部位となっている。これらホルダー15に装着された各サポート部材14に対し、ヘッドレスト4の各ステー4Aを差し込んで装着することにより、ヘッドレスト4がシートバック2の上部に固定された状態に保持されるようになっている。
上述したバックフレーム10には、その枠内部に、シート幅方向に延びる複数の線状の横ワイヤー16Aと、高さ方向に延びる複数の線状の縦ワイヤー16Bと、がそれぞれ架け渡されて設けられている。これら横ワイヤー16Aや縦ワイヤー16Bは、バックフレーム10の前面に覆い被せられるクッション材となるマット型のバックパッド20を後方側から支持したり、バックフレーム10の後面に覆い被せられる樹脂製のバックボード40を後述するクリップ50,60を用いてそれぞれ引掛けて固定したりするものとして機能するものとなっている。ここで、横ワイヤー16Aが本発明の「掛ワイヤー」に相当し、縦ワイヤー16Bが本発明の「障害物」に相当する。
上記バックフレーム10の枠内部に下方側から中央側へ向かって延びる逆U字状に折り曲げられた形の縦ワイヤー16Bは、その先端部が、後方側に逆U字状に折り曲げられたアンカー部16Cとして構成されており、図示しないチャイルドシート固定用のストラップ(トップテザー)を引掛けるためのトップテザーアンカレッジとして機能するものとして構成されている。上記アンカー部16Cは、後ろ斜め上方側に突出するように向けられており、バックフレーム10の後面に覆い被せられるバックボード40に空けられた通し孔43からバックボード40の後方側へと通された後に、通し孔43にキャップ44が嵌められることにより、そのまわりの隙間が埋められた状態として、バックボード40から後方側に突出した状態として設けられている。
上述したバックパッド20は、発泡ウレタンにより形成されており、バックフレーム10の四角枠に跨るように前面側からセットされることで、その上下左右の各周縁部に形成された、後方側へ延び出す各延長部20Aが、バックフレーム10の各枠部の外側から後方側に回し込まれた状態としてバックフレーム10を覆うようにセットされるようになっている。上記組み付けにより、バックフレーム10の各枠部が、バックパッド20によって前面側から覆われると共に、バックパッド20の各延長部20Aによって、それぞれ外周面側と後面側とからも覆われた状態とされるようになっている。
上記バックパッド20がバックフレーム10に組み付けられた後、更にその表面全体を覆うように布製の表皮材30が被せ付けられる。具体的には、上記表皮材30は、図1〜図2に示すように、シートバック2の前面を覆う表側表皮31と、シートバック2の後面を覆う裏側表皮32と、を備える。表側表皮31は、シートバック2の前面(バックパッド20の前面)に被せ付けられて、その上下左右の各周縁部が、後方側へと回し込まれて、バックフレーム10に一体的に設けられた引掛け部にそれぞれ引掛けられて固定された状態とされている。
このうち、図5に示すように、シートバック2の上方側から後方側に回し込まれる表側表皮31の縁部31Aは、詳しくは、同縁部31Aに裏側表皮32の上方側の縁部32Aと樹脂製のクリップ50とが一緒に縫合されており(縫合部30A)、上記クリップ50のフック部52を上述したバックフレーム10内の上側領域に架け渡された横ワイヤー16Aに引掛けて固定することにより、シートバック2の後面側において前下側に引張り込まれて止着された状態とされている。これにより、表側表皮31が、バックパッド20の各延長部20Aに浮きや皺を生じさせることなく広く密着した状態に被覆された状態とされている。また、裏側表皮32は、バックフレーム10の後面にバックボード40が取り付けられた後、バックボード40の背面全体を覆うように被せ付けられて、その下方側の縁部が下方側に引張り込まれて、図示しないシートクッション3のフレーム構造に引掛けられて固定された状態とされている。
上述したバックボード40は、バックフレーム10に対し、次のように取り付けられて固定されている。すなわち、バックボード40は、その上縁部41を上述したクリップ50に下方側から差し込んで挟持させると共に、その下方部の左右2箇所に取付けられたクリップ60をバックフレーム10内の下側領域に架け渡された横ワイヤー16Aに押し込んで弾性的に掛着させることにより、その上部と下部とがバックフレーム10に対して固定された状態とされている。上述したバックボード40の下方部に取り付けられた2個のクリップ60は、詳しくは、図1に示すように、バックボード40の下方部の左右2箇所の位置に形成された取付孔42内にそれぞれ差し込まれて装着されており、それぞれ、バックフレーム10内の下側領域に架け渡された横ワイヤー16Aに押し込まれることにより、横ワイヤー16Aを弾性的に内部に受け入れて挟持した状態となる構成となっている。
一方、バックボード40の上縁部41を挟持するクリップ50は、横ワイヤー16Aが延びるシート幅方向に長尺な横長形状に形成されており(図2〜図4参照)、横ワイヤー16Aに対してシート幅方向に広く係合した状態に引掛けられて固定される構成とされている。具体的には、図5に示すように、クリップ50は、ポリプロピレン樹脂の射出成形により一体成形されており、上述した表皮材30の縫合部30Aに一緒に縫合されて結合される表皮結合部51と、横ワイヤー16Aに下方側から引掛けられて固定される鉤状のフック部52と、フック部52の背面側部位52Bと対面する位置に形成された面状の覆い部53と、を一体に有する縦長状の断面形状に形成されている。
上述した表皮結合部51は、縦長な面形状に形成されており、そのシート幅方向に長尺状に延びる面部の上縁部位に沿って、上述した表皮材30の縫合された縁部31A,32Aがシート幅方向に広くあてがわれて縫合されて結合された状態とされている。フック部52は、上記表皮結合部51の下端側部位から前下側に段差状に延出して、そこから、先端側部位52Aに向けて形状が前上がり方向に鉤状に反り返る形に形成されている。上記先端側部位52Aは、前斜め上方に斜めに折れ曲がった形に形成されており、この傾斜した形状により、横ワイヤー16Aを上方側から受け入れる鉤形状の開口を広げて、横ワイヤー16Aを上方側から内部に受け入れやすくしている。
また、上記フック部52には、そのシート幅方向に長尺状に延びる鉤状部の下端側部位に沿って、下方側に延出する面状のひれ部52Cが形成されている。このひれ部52Cは、図5に示すように、フック部52が横ワイヤー16Aに引掛けられて固定されたときに、横ワイヤー16Aの下方側位置に並行して設けられたもう1本の横ワイヤー16Aに後方側から当てられて、クリップ50の姿勢を保持するものとして機能するようになっている。
すなわち、上記表皮結合部51に表皮材30が縫合された状態のクリップ50を前下側に引張り込んで、フック部52を横ワイヤー16Aに引掛けて固定することにより、クリップ50には、上記表皮材30の張力作用によって、表皮結合部51がフック部52の引掛けられている横ワイヤー16Aを支点に、表皮材30の張設方向となる後ろ上方向に斜めに引張られる力がかけられる。この引張られる力により、ひれ部52Cには、フック部52の引掛けられている横ワイヤー16Aを中心に、前側に押し回される力がかけられる。しかしながら、ひれ部52Cは、その前側に配索されている横ワイヤー16Aに当てられることで、前方向には回転しないようになっており、横ワイヤー16Aに押し当てられることで、クリップ50の姿勢を一定位置に保持するようになっている。
覆い部53は、上述した表皮結合部51の下端側部位から真っ直ぐ下方に垂下して、表皮結合部51と1枚の面形状を成す縦長な面形状に形成されている。これにより、上記覆い部53と、上述したフック部52の背面側部位52B(及びひれ部52C)と、の間には、バックボード40の上縁部41を下方側から差し込んで嵌め込むことのできる前後幅を有した挟持空間54が形成されている。上述した挟持空間54に対し、バックボード40の上縁部41を下方側から差し込むことにより、バックボード40の上縁部41が、フック部52の背面側部位52Bと覆い部53とによって前後側から弾性的に挟み込まれた状態として保持されるようになっている。すなわち、バックボード40の上縁部41は、上述した2本の横ワイヤー16Aに係合して姿勢保持されたクリップ50に挟み込まれて保持されることで、バタつくことなく定位置に安定して保持されるようになっている。
また、上記クリップ50には、そのシート幅方向の所々の箇所に、プレスによる打ち抜き加工によって、上記フック部52と覆い部53とに貫通する矩形の貫通窓52D,53Bが空けられている(図2〜図4参照)。これら貫通窓52D,53Bは、図6〜図8に示すように、フック部52を横ワイヤー16Aに下方側から引掛けて固定する際に、フック部52が、横ワイヤー16Aに近接して交差した状態で設けられた複数の縦ワイヤー16Bや、バックフレーム10に設けられた種々の装備品(図示省略)と干渉しないように、これら障害物との干渉を回避する肉抜き部として形成されているものである。これら貫通窓52D,53Bが形成された領域では、フック部52の鉤状に突出する出っ張り形状が取り除かれているため、フック部52が縦ワイヤー16B等の障害物と干渉しないようになっている。
また、図6〜図8に示すように、上述した覆い部53には、更に、上記貫通窓53Bと連通して、貫通窓53Bの開口形状を幅方向に広げる開口53Aが形成されている。上記開口53Aは、本実施例では、上記各貫通窓53Bのそれぞれに連通して形成されており(図4参照)、各開口53Aにより、フック部52の背面側部位52Bを覆い部53の背面側から覗き見れるようになっている。上記各開口53Aは、詳しくは、フック部52の鉤形状と覆い部53とに貫通して穿たれた各貫通窓52D,53Bよりも高さ方向に広く開口した形状に形成されており、各開口53Aを通して、上述したフック部52を横ワイヤー16Aに引掛ける時の様子や引掛けた後の様子を後方側から覗き見れるようになっている。
具体的には、上記フック部52は、クリップ50がポリプロピレン樹脂により形成されていることから半透明の構成となっており、各開口53Aを通してフック部52を背面側から覗き見ることで、フック部52が横ワイヤー16Aに引掛けられているかどうかの様子を目視確認しやすくなっている。また、上記各開口53Aが各貫通窓53Bに連通して形成されていることから、各開口53Aからは、フック部52の各貫通窓52Dにより切断された端部の形状が覗き見れるようになっている。したがって、これら貫通窓52D,53Bを通して、横ワイヤー16Aの形状そのものと、各貫通窓52D,53Bに臨むフック部52の各端部の形状と、がそれぞれ覗き見れるようになっており、横ワイヤー16Aがフック部52に引掛けられているかどうかの様子を、適切に目視確認することができるようになっている。
このように、本実施例のクリップ50によれば、覆い部53にフック部52の背面側部位52Bを可視化させる開口53Aを形成したことにより、この開口53Aを通してフック部52が横ワイヤー16Aに引掛けられているかどうかを覆い部53の背面側から覗き見れるようになる。これにより、フック部52が対象物(横ワイヤー16A)に引掛けられているかどうかを、覆い部53の背面側から簡便に目視確認できるようになる。
また、各開口53Aを、覆い部53に穿たれた各貫通窓53Bに連通させて形成したことにより、各開口53Aから、フック部52の貫通窓52Dに臨む端部が横ワイヤー16Aに引掛けられているかどうかの状態を覗き見れるようになる。これにより、フック部52が対象物(横ワイヤー16A)に引掛けられているかどうかを、より適切に目視確認できるようになる。また、フック部52と覆い部53とに貫通して形成される干渉回避のための貫通窓52D,53Bに開口53Aを連通させて形成する構成により、上述したようなフック部52の端部の形状を露呈させて目視確認をより適切に行えるようにする構成を、一箇所に合理的に形成することができる。また、各開口53Aをフック部52の鉤形状よりも大きく形成することで、フック部52が横ワイヤー16Aに引掛けられているかどうかを、より適切に目視確認できるようになる。
なお、クリップ50は、その可撓性を利用して、例えば、フック部52が引掛けられる横ワイヤー16Aが湾曲した状態に配索されている場合に、この横ワイヤー16Aの形に即して曲げ撓まされて引掛けられるようになっていてもよい。このように、フック部52を曲げ返しながら横ワイヤー16Aに引掛ける、引掛け作業のしにくい場合においても、本実施例のようにフック部52の背面側部位52Bを覗き見ることのできる開口53Aが形成されていることで、フック部52を横ワイヤー16Aに引掛ける作業を目視で確認しながら行うことができ、引掛け作業が簡便に行えるようになると共に、フック部52が横ワイヤー16Aに引掛けられたかどうかの確認を適切に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、クリップのフック部が引掛けられる対象は、上記実施例で示したような線状のワイヤー(横ワイヤー16A)に限らない。フレームの縁部やフレームに形成した孔等の箇所にフック部が引掛けられるものであってもよい。また、クリップは、フック部を引掛ける対象の形状が長尺状であるかどうかに拘らず、短い形状から成るものであってもよい。例えば、上記実施例で示した構成を例に説明すると、表皮材30に対してシート幅方向の形状が短いクリップを複数結合して、横ワイヤー16Aに複数のクリップを引掛けて固定するようなものであってもよい。
また、本発明のクリップは、車両用シートの表皮材をフレーム構造に引掛けて固定するためのものとして、上記実施例で示したシートバック2内におけるその他の箇所や、シートクッション3やヘッドレスト4内の箇所など、種々の箇所に適用することができるものである。また、クリップに形成する開口は、必ずしもフック部と覆い部とに貫通して形成される貫通窓と連通して形成されていなくてもよい。貫通窓のないものや、貫通窓から離れた箇所に開口が形成されていてもよい。また、開口は、貫通窓と同じか、貫通窓よりも小さな開口幅に形成されたものであってもよい。また、開口の形状は、矩形状以外にも、円形や逆三角形や瓢箪型の形など、種々の形状を適用することができるものである。また、上記実施例では、クリップ50をポリプロピレン樹脂により半透明に形成したものを例示したが、半透明でない樹脂であってもよく、また、金属材料によって形成されたものであってもよい。
1 車両用シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
4A ステー
10 バックフレーム
11 アッパフレーム
12 サイドフレーム
13 ロアフレーム
14 サポート部材
15 ホルダー
16A 横ワイヤー(掛ワイヤー)
16B 縦ワイヤー(障害物)
16C アンカー部
20 バックパッド
20A 延長部
30 表皮材
30A 縫合部
31 表側表皮
31A 縁部
32 裏側表皮
32A 縁部
40 バックボード
41 上縁部
42 取付孔
43 通し孔
44 キャップ
50 クリップ(クリップ)
51 表皮結合部
52 フック部
52A 先端側部位
52B 背面側部位
52C ひれ部
52D 貫通窓
53 覆い部
53A 開口
53B 貫通窓
54 挟持空間
60 クリップ

Claims (3)

  1. 車両用シートの表皮材をフレーム構造に引掛けて固定するためのクリップであって、
    前記表皮材と一体的に結合される表皮結合部と、
    前記フレーム構造に引掛けられて固定される鉤状のフック部と、
    該フック部の背面側部位と対面する位置に形成された面状の覆い部と、を有し、
    前記覆い部に前記フック部の背面側部位を可視化させる開口が形成されていることを特徴とするクリップ。
  2. 請求項1に記載のクリップであって、
    前記フック部が、前記フレーム構造を成す線状の掛ワイヤーに対し、該掛ワイヤーの延びる方向に広く係合した状態に引掛けられて固定される長尺形状とされており、前記掛ワイヤーには、前記フック部の掛着を阻害する障害物が近接した状態で設けられており、当該障害物との干渉を回避するための肉抜き部が、前記フック部と前記覆い部とに貫通して空けられた、形状を肉抜きする貫通窓により形成されており、前記開口が前記貫通窓に連通して形成されていることを特徴とするクリップ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のクリップであって、
    前記開口を前記フック部の鉤形状よりも大きく形成したことを特徴とするクリップ。
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