JP2017193420A - 画像形成システムおよび画像形成装置 - Google Patents

画像形成システムおよび画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017193420A
JP2017193420A JP2016085426A JP2016085426A JP2017193420A JP 2017193420 A JP2017193420 A JP 2017193420A JP 2016085426 A JP2016085426 A JP 2016085426A JP 2016085426 A JP2016085426 A JP 2016085426A JP 2017193420 A JP2017193420 A JP 2017193420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
unit
image
image forming
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016085426A
Other languages
English (en)
Inventor
稲生 一志
Kazushi Inao
一志 稲生
緒方 敦史
Atsushi Ogata
敦史 緒方
寛喜 加藤
Hiroki Kato
寛喜 加藤
河村 浩司
Koji Kawamura
浩司 河村
古澤 幹礼
Mikinori Furusawa
幹礼 古澤
安丸 一郎
Ichiro Yasumaru
一郎 安丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016085426A priority Critical patent/JP2017193420A/ja
Priority to US15/480,755 priority patent/US10046945B2/en
Publication of JP2017193420A publication Critical patent/JP2017193420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H85/00Recirculating articles, i.e. feeding each article to, and delivering it from, the same machine work-station more than once
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/26Duplicate, alternate, selective, or coacting feeds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals
    • G03G15/602Apparatus which relate to the handling of originals for transporting
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6529Transporting
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6555Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
    • G03G15/6558Feeding path after the copy sheet preparation and up to the transfer point, e.g. registering; Deskewing; Correct timing of sheet feeding to the transfer point
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/30Orientation, displacement, position of the handled material
    • B65H2301/33Modifying, selecting, changing orientation
    • B65H2301/333Inverting
    • B65H2301/3331Involving forward reverse transporting means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2801/00Application field
    • B65H2801/03Image reproduction devices
    • B65H2801/06Office-type machines, e.g. photocopiers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00367The feeding path segment where particular handling of the copy medium occurs, segments being adjacent and non-overlapping. Each segment is identified by the most downstream point in the segment, so that for instance the segment labelled "Fixing device" is referring to the path between the "Transfer device" and the "Fixing device"
    • G03G2215/00417Post-fixing device
    • G03G2215/0043Refeeding path
    • G03G2215/00438Inverter of refeeding path
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00919Special copy medium handling apparatus
    • G03G2215/00928Copies and originals use a common part of the copy medium handling apparatus

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】原稿へ画像を上書き形成する際の操作者の負担を軽減すること。【解決手段】画像形成システムは給紙部から原稿を給紙し、原稿を読み取る。画像形成システムは原稿の読取結果に基づき原稿の第一面と第二面とのどちらが上向きに給紙されたかを判別する。画像形成システムは原稿の第一面が画像形成面として指定されると、原稿の第一面が画像形成部に対向する面となるように、画像形成システム内の搬送路で原稿を搬送してから当該原稿を画像形成部に送り込む。画像形成部は原稿に対して画像を上書き形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、原稿の読取機能を有する画像形成システムおよび画像形成装置に関する。
複写機などの画像形成装置は読取部と画像形成部を有しているが、原稿を読取部へ搬送する搬送路と記録材を画像形成部へ搬送する搬送路とは一般には独立している。特許文献1によれば、両面印刷を行うための記録材の搬送路を、原稿を搬送するための搬送路として兼用することが提案されている。特許文献1の発明によれば、画像形成部と読取部とが搬送路を共有するため、安価かつコンパクトな画像形成装置が提供可能となろう。
特開2006−232467号公報
ところで、読取部で読み取った原稿に対してさらに画像を上書きして形成したいという市場ニーズが存在する。特許文献1に記載の発明は画像形成部と読取部とが搬送路を共有しているため、読取部で読み取られた原稿を、画像形成部に誘導するように改良すれば、原稿に画像を形成することが可能となろう。しかし、原稿には表面と裏面とが存在するため、操作者は原稿の表裏を認識して給紙トレイに載置しなければ、意図した面に画像が形成されない。そこで、本発明は、原稿へ画像を上書き形成する際の操作者の負担を軽減することを目的とする。
本発明によれば、
記録材に画像を形成する画像形成装置と原稿を読み取る画像読取装置とを有する画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
記録材を収納部から排出部へ搬送する第一主搬送路と、
前記第一主搬送路に設けられ、前記記録材に画像を形成する画像形成部と、
前記第一主搬送路を搬送されてきた記録材の搬送方向を反転することで前記画像形成部と対向する面を反転する第一反転部と、
前記第一反転部で搬送方向を反転された記録材を前記第一主搬送路へ搬送する第一副搬送路と、を有し、
前記画像読取装置は、
給紙部から給紙された原稿を搬送する第二主搬送路と、
前記第二主搬送路に設けられ、前記原稿を読み取る読取部と、
前記原稿の搬送方向を反転する第二反転部と、
前記第二反転部により搬送方向を反転された原稿を前記第二主搬送路へ搬送する第二副搬送路と、を有し、
前記画像形成システムは、さらに、
前記画像読取装置の前記第二主搬送路から分岐し、前記画像形成装置の前記第一副搬送路に合流し、前記画像読取装置から前記画像形成装置へ搬送する連絡搬送路と、
前記読取部による前記原稿の読取結果に基づき前記原稿の第一面と第二面を判別する第一判別部と、
前記原稿の第一面と第二面とのどちらが画像形成面となるかを指定する指定情報を受け付ける受付部と、
前記原稿の第一面が前記画像形成面として指定されると、前記第一面が前記画像形成部に対向する面となるように、又は前記原稿の第二面が前記画像形成面として指定されると、前記第二面が前記画像形成部に対向する面となるように、前記第一判別部の判別結果に応じて原稿の搬送を制御する搬送制御部と、
を有することを特徴とする画像形成システムが提供される。
本発明によれば、原稿へ画像を上書き形成する際の操作者の負担が軽減される。
画像形成システムを示す概略断面図 原稿の搬送例を示す図 制御部を示すブロック図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 原稿の搬送例を示す図 搬送制御を示すフローチャート 面整合、ページ整合および向き整合に関するテーブルを示す図
以下では、第一面にのみ画像が形成されている片面原稿の第一面に画像を上書き形成するケース(実施例1)、片面原稿の第二面に画像を形成するケース(実施例2)、両面原稿の両面に画像を形成するケース(実施例3)が説明される。なお、実施例4は実施例1の変形例(表裏逆置き)である。とりわけ、本実施例では、画像が形成される面(画像形成面)が像担持体と対向するように、画像読取装置の内部で原稿の面が調整される(面整合)。画像読取装置の搬送路は画像形成装置の搬送路と比較して短いため、原稿の面の調整を短時間で実行可能となる。複数の原稿を読み取り、その原稿に画像を形成して画像形成装置から排出すると給紙時のページ順と、排出時のページ順とが整合しなくなることがある。たとえば、給紙時のページ順が1、2、3、4、…、9、10であるにもかかわらず、排出時のページ順が2、1、4、3、…、10、9となってしまうことがある。したがって、以下では給紙時のページ順と排出時のページ順とを整合する機構も提案される(ページ整合)。また、記録材には視覚的な上端と下端との区別はないが、原稿には画像が形成されているため、原稿には上端と下端との区別がある。したがって、原稿の向きと、上書き形成される画像の向きとを整合する必要もある(向き整合)。したがって、以下では原稿に画像を形成するための手段、面整合のための手段、向き整合のための手段およびページ整合のための手段が説明される。
<実施例1>
図1は画像読取装置2と画像形成装置1とを有する画像形成システム100を示す概略断面図ある。本実施例では画像形成装置1として、電子写真方式のレーザービームプリンタが採用されているが、静電記録方式やインクジェット方式、熱転写方式など他の画像形成方式が採用されてもよい。画像読取装置2は自動原稿給紙装置(ADF)により原稿を搬送(副走査)しながら画像センサで原稿を読み取るシートスルー方式のイメージスキャナが採用されている。
●画像形成プロセス
図1において画像形成装置1は周知の電子写真プロセスによってトナー画像を形成するプリンタエンジンである。感光ドラム10は静電潜像やトナー画像を担持する回転可能な像担持体であり、画像形成部の主要部として機能する。帯電器58は感光ドラム10の表面を一様に帯電させる。光学スキャナ12が具備する発光部13は画像信号にしたがったレーザー光を主走査しながら感光ドラム10に照射することで静電潜像を形成する。光学スキャナ12は露光部とよばれてもよい。現像器の現像ローラ11はトナーを用いて静電潜像を現像し、トナー画像を生成する。
第一給紙部14にセットされた記録材Sは、給紙ローラ15と分離ユニット16によって一枚ずつレジストローラ17に搬送される。レジストローラ17は感光ドラム10に担持されているトナー画像が転写部18に到達するタイミングと記録材Sが転写部18に到達するタイミングとが一致するように記録材Sを転写部18へ搬送する。転写部18と感光ドラム10は画像を転写するためのニップ部を形成している。転写部18は感光ドラム10上のトナー画像を印加バイアスと圧力によって記録材Sに転写する。さらに記録材Sは定着部19に搬送される。定着部19は、加熱ローラ20によりトナー画像と記録材Sに熱を加える。さらに、定着部19は、加熱ローラ20と加圧ローラ21とによってトナー画像と記録材Sに圧力を加えることで、トナー画像を記録材Sに定着させる。排出ローラ22はトナー画像が定着した記録材Sを第一排出部23に排出する。なお、感光ドラム10、光学スキャナ12、現像ローラ11、転写部18は画像形成部(ステーション)を形成している。
第一給紙部14から第一排出部23までを結ぶ搬送路は第一主搬送路60と呼ばれる。排出ローラ22は記録材Sの搬送方向を反転する反転部として機能する。原稿Gが記録材Sとして画像読取装置2から供給される場合、排出ローラ22は原稿Gを排出ないしは反転してもよい。記録材Sの搬送方向を反転することで、記録材Sの表面と裏面とが入れ替われる。反転部は、両面印刷が指示されるなど、記録材Sの表面と裏面とを入れ替える必要があるときに機能する。排出ローラ22の回転方向はクラッチやギアなどの切替機構によって切り替えられてもよいし、駆動源であるモータ自体が逆回転してもよい。定着部19と排出ローラ22との間にはフラッパ24が設けられている。フラッパ24は図1の実線で示す初期位置(第一位置)と破線で示す位置(第二位置)との間で移動する。あるいは、図1の破線で示す位置が初期位置となるように、フラッパ24は時計回りに弾性部材によって付勢されていてもよい。この場合、フラッパ24が記録材Sの先端によって押し開けられることによって図1の実線で示す位置に移動する。片面印刷が指示されると、記録材Sはフラッパ24を通過して排出ローラ22に到達し、そのまま第一排出部23に排出される。両面印刷では、記録材Sの第一面に画像が印刷され、記録材Sの後端がフラッパ24を通過すると、フラッパ24が破線により示された位置に切り替えられ、さらに排出ローラ22が逆回転する。排出ローラ22によって逆方向に搬送された記録材Sは、フラッパ24によって第一副搬送路25へと誘導される。第一副搬送路25は排出ローラ22からレジストローラ17(第一主搬送路60との合流部)までの搬送路である。その後、記録材Sは搬送ローラ26によってレジストローラ17まで搬送される。反転部において記録材Sの表裏が反転しているため、記録材Sの第二面が感光ドラム10に対向している。転写部18で第二面にトナー画像が転写される。定着部19は第二面に画像を定着させる。その後、排出ローラ22は第一排出部23に記録材Sを排出する。このように、第一主搬送路60と第一副搬送路25は記録材Sが循環する循環路を形成している。循環路は反転部を有し、概ね環状であり、記録材Sが一周するたびに記録材Sの表裏が反転する。
●画像読取プロセス
図1において、画像読取装置2は、原稿Gが載置される第二給紙部31と、第二給紙部31に載置された原稿Gを一枚ずつ送り出す給紙ローラ32および分離ユニット33を備える。第二主搬送路50は給紙ローラ32から排出ローラ38までの搬送路である。第二主搬送路50には、原稿Gの上面側を読み取る画像センサ30aと、下面側を読み取る画像センサ30bを備える。画像センサ30a、30bはCIS(密着イメージセンサ)等であり、CMOSセンサやCCDセンサなどの光電変換素子を有する。また、第二主搬送路50には原稿Gを搬送する搬送ローラ34、35、36および排出ローラ38が設けられている。排出ローラ38は原稿Gを第二排出部39へ排出する。排出ローラ38の手前にはフラッパ37が設けられている。フラッパ37は図1の実線で示す初期位置(第一位置)と破線で示す位置(第二位置)との間で移動する。あるいは、図1の破線で示す位置が初期位置となるように、フラッパ37が時計回りに弾性部材によって付勢されていてもよい。この場合、フラッパ37は記録材Sの先端により押し開けられることによって実線で示す位置に移動する。排出ローラ38の回転方向は反転可能である。第二給紙部31に載置された原稿Gは、給紙ローラ32と分離ユニット33によって一枚ずつ給紙された後、搬送ローラ34によって搬送されて画像センサ30a、30bを通過し、原稿Gの表面(上面)と裏面(下面)が読み取られる。画像センサ30a、30bを通過した原稿Gは、搬送ローラ35および搬送ローラ36によって排出ローラ38に搬送される。原稿Gの後端がフラッパ37を通過するとき、フラッパ37は初期位置に存在する。排出ローラ38に到達した原稿Gは排出ローラ38によって第二排出部39に排出される。
●上書き印刷プロセス
すでに画像が形成されている原稿Gに対して画像を形成するプロセスは上書き印刷プロセスと呼ばれる。第二主搬送路50の途中にはフラッパ51が設けられている。フラッパ51は実線で示す位置に移動することで原稿Gを排出ローラ38へ誘導する。フラッパ51は破線で示す位置に移動することで、原稿Gを連絡路52へ誘導する。図1が示すように、第二主搬送路50は、排出ローラ38に向かう搬送路と、画像形成装置1に向かう搬送路である連絡路52とに分岐している。分岐部分にフラッパ51が設けられている。連絡路52は画像形成装置1内の第一副搬送路25に合流ないしは接続している。
・直接印刷モード
フラッパ51が図2(A)により示される位置に存在しているとき、原稿Gは連絡路52を通って画像形成装置1の第一副搬送路25に搬送される。原稿Gは搬送ローラ26によってレジストローラ17に搬送され、感光ドラム10によって原稿Gに画像が上書き(画像形成)される。このように、画像センサ30a、30bで読み取られた原稿Gがフラッパ51に到達したときに、フラッパ51を破線の位置に切り換えることで連絡路52に原稿Gが誘導され、原稿Gへ画像が上書きされる。
・一旦待機モード(搬送方向の反転・表裏の反転)
原稿Gを画像形成装置1に搬送する前に、画像読取装置2で一旦待機させることも可能である。画像センサ30a、30bで読み取られた原稿Gは、図1の実線の位置に予め保持されているフラッパ51によって排出ローラ38に誘導される。図2(B)が示すように、原稿Gの後端がフラッパ37を通過すると排出ローラ38が原稿Gの搬送を一旦停止することで、原稿Gを待機させる。この待機中に、読み取った原稿Gの画像情報を解析して上書き印刷する内容を生成するための時間を稼ぐことが可能なる。たとえば、画像形成システム100は原稿Gに印刷されている識別番号を取得し、予め識別番号に対応付けられている画像データをサーバ等からダウンロードしてもよい。その後、フラッパ37が図2(B)に示されている実線の位置に移動する。排出ローラ38の回転方向が正転から逆転に切り換えられ、図2(C)が示すように原稿Gが第二副搬送路55へ誘導される。原稿Gは第二副搬送路55を経由して再び第二主搬送路50に合流する。第二副搬送路55は搬送ローラ34よりも搬送方向上流側で第二主搬送路50に接続している。その後、再度原稿Gがフラッパ51に到達したときに、フラッパ51が図1の破線の位置に移動し、図2(A)が示すように原稿Gが連絡路52に誘導される。これにより、原稿Gに対して画像が形成される。
●制御部
図3は画像形成システム100を制御する制御部200を示している。制御部200が備える複数の機能はCPUが記憶装置に記憶されている制御プログラムを実行することで実装されてもよいし、ASIC(特定用途集積回路)やFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)により実装されてもよい。また、これらが混在して制御部200の各機能が実装されてもよい。つまり、一部の機能はソフトウエアにより実装され、残りの機能はハードウエアによって実装されてもよい。
制御部200には操作部201と通信部202とが接続されている。操作部201は操作者からの指示を入力する入力部と操作者に情報や操作メニューを表示する表示部とを有している。通信部202はホストコンピュータと接続しており、操作者からの指示を受信したり、画像データを受信したりする。受付部203は操作部201や通信部202から入力される指示を受け付ける。画像処理部204は、画像センサ30a、30bにより原稿Gを読み取ることで取得された画像信号から画像データを生成する。回転部205は、原稿Gの向きや記録材Sの向き(縦置き/横置き)などに応じて画像の向きを一致させるよう画像の回転処理を実行する。搬送制御部206はアクチュエータ220を駆動してフラッパ24の位置を制御する。搬送制御部206はモータ221を駆動して搬送ローラ26を回転させる。搬送制御部206はモータ222を駆動して排出ローラ22を回転させる。なお、上述した反転機構が採用される場合、モータ221、222は一つの駆動源として統一されてもよい。搬送制御部206はアクチュエータ223を駆動してフラッパ37の位置を制御する。搬送制御部206はアクチュエータ224を駆動してフラッパ51の位置を制御する。搬送制御部206はモータ225を駆動して給紙ローラ32、分離ユニット33、搬送ローラ34などを回転させる。搬送制御部206はモータ226を駆動して排出ローラ38を回転させる。なお、上述した反転機構が採用される場合、モータ225、226は一つの駆動源として統一されてもよい。露光制御部207は、画像処理部204から出力される画像データに応じた濃度信号を光学スキャナ12に出力する。
面判別部210は、画像センサ30a、30bによる原稿Gの読取結果に基づき原稿Gの第一面と第二面とのどちらが上向きに給紙されたかを判別する。なお、面判別部210は原稿Gの読取結果に基づき原稿の第一面と第二面を判別してもよい。片面原稿であれば第一面に画像が形成されており、第二面には画像が形成されていない。したがって、面判別部210は、画像センサ30a、30bの読取結果に基づき、画像センサ30a、30bのどちらが画像を取得できたかを判定する。画像センサ30aが画像を取得できれば、面判別部210は、第一面が上向きに給紙されたと判定する。画像センサ30bが画像を取得できれば、面判別部210は、第二面が上向きに給紙されたと判定する。向き判別部211は、原稿Gの上端と下端とのどちらが先端として給紙ローラ32から給紙されたかを判別する。向き判別部211は方向判別部と呼ばれてもよい。ここで、上端とは原稿Gにおいて視覚的に上側の端部を指す。下端とは原稿Gにおいて視覚的に下側の端部を指している。右端とは原稿Gにおいて視覚的に右側の端部を指す。左端とは原稿Gにおいて視覚的に左側の端部を指している。先端とは原稿Gの搬送方向を向いている端部である。後端とは原稿Gの搬送方向とは逆方向を向いている端部である。向き判別部211は、原稿Gの左端と右端とのどちらが先端として給紙ローラ32から給紙されたかを判別してもよい。たとえば、向き判別部211は、原稿Gに形成されている文字を画像センサ30a、30bで読み取り、当該文字を認識する。向き判別部211は文字を認識できたときの画像の回転角度に基づき向きを判別する。たとえば、向き判別部211は回転角度が0度であれば、原稿Gの上端が搬送方向の先端にあると判別する。向き判別部211は回転角度が90度であれば、原稿Gの左端が搬送方向の先端にあると判別する。向き判別部211は回転角度が180度であれば、原稿Gの下端が搬送方向の先端にあると判別する。向き判別部211は回転角度が270度であれば、原稿Gの右端が搬送方向の先端にあると判別する。
面整合部212は、原稿Gの第一面と第二面のうち画像が形成される面(画像形成面)が感光ドラム10と対向するように原稿Gの面を制御する。原稿Gの面は排出ローラ38による搬送方向/面の反転回数によって制御される。ページ整合部213は、第二給紙部31に載置されているときの複数の原稿Gのページ順と、第一排出部23に排出されたときの複数の原稿Gのページ順とが整合するように複数の原稿Gの搬送を制御する。たとえば、給紙時に複数の原稿Gが1ページ目から10ページ目まで順番に並んでいる場合、排紙時においても複数の原稿Gが1ページ目から10ページ目まで順番に並ぶ。
●片面原稿への上書き印刷
図4(A)ないし図6(C)を用いて片面原稿に上書き印刷するときの搬送制御について説明する。片面原稿とは原稿Gの第一面のみに画像が印刷されている原稿である。ここでは、画像がすでに形成されている第一面に画像がさらに形成されるものとする。図4(A)ないし図6(C)では原稿Gの面と原稿Gの向きが分かるように原稿Gの表面(第一面)における上端に便宜上▼マークが付与されている。▼マークが原稿Gの第一面に印刷されているわけではない。
複数の原稿Gが第二給紙部31に載置されている。一番上に載置されている原稿Gのページ番号は一番小さく、一番下に載置されている原稿Gのページ番号は一番大きい。このように、複数の原稿Gがページ順にしたがって載置されている。図4(A)が示すように、原稿Gの上端が搬送方向を向いている。つまり、原稿Gの上端が先端として搬送される。受付部203は操作部201や通信部202などを通じて、片面原稿の第一面に画像を印刷する指示と、画像データを受け付ける。
図4(A)が示すように、搬送制御部206は給紙ローラ32などを回転させる。図4(B)が示すように、画像処理部204は画像センサ30a、30bを制御して原稿Gの第一面と第二面とをそれぞれ読み取る。上書き印刷のための準備時間が必要となる。そのため、図4(C)が示すように、搬送制御部206はフラッパ51を制御することで、原稿Gを第二排出部39へ誘導する。面判別部210は、画像センサ30a、30bの各読取結果に基づき、原稿Gが片面原稿であり、かつ、第一面が上向きに給紙されたことを判別する。向き判別部211は第一面の文字認識結果に基づき原稿Gの上端が搬送方向の先端となるように給紙されたと判別する。面整合部212は受付部203で受け付けられた指示に基づき原稿Gの第一面と第二面とのどちらに画像を形成すべきかを判定する。ここではすでに画像が形成されている第一面への画像形成が指示されたものと仮定する(同面印刷)。面整合部212は、指示に基づき指定された面に画像が原稿Gに形成されるよう、連絡路52へ搬送される原稿Gの面を決定する。具体的には原稿Gの第一面が感光ドラム10と対向する面となるように、面整合部212は、連絡路52を通過する際の原稿Gの面と向きを制御する。図5(A)が示すように、面整合部212が決定した面となるように搬送制御部206が第二排出部39から連絡路52への原稿Gの搬送を開始する。このとき、フラッパ51を切り換えて連絡路52に原稿Gを搬送してしまうと原稿Gの第二面(裏面)に画像が上書きされてしまう。したがって、図5(B)、図5(C)が示すように搬送制御部206は、フラッパ51を切り換えずにもう一度、原稿Gを第二排出部39に送り込む。その後、搬送制御部206は、原稿Gの搬送方向を反転させて第二副搬送路55に原稿Gを送り込む。図6(A)が示すように搬送制御部206はフラッパ51を切り換えて連絡路52に原稿Gを誘導する。これにより、図6(B)が示すように搬送制御部206は原稿Gの第一面に画像が転写されるように、転写部18を通過する。回転部205は、向き判別部211の判別結果と原稿Gの搬送方向の反転回数とに基づき、画像形成部に原稿Gが上端から侵入するのか、それとも下端から侵入するのかを判別する。回転部205は、向きの判別結果に基づき、画像形成部により形成される画像の回転角度を決定し、決定した回転角度に応じて画像データを回転させる。これにより、画像の向きと原稿Gの向きとが整合する。このとき、原稿Gの上端が搬送方向の先端となるように原稿Gが転写部18に搬送されているため、回転部205が画像を回転させることなく原稿Gに画像が上書きされる。
このように搬送制御を実行することで、原稿Gの第一面に画像を正しく上書きすることが可能となる。さらに、図6(C)が示すように原稿Gの第一面が下となるように原稿Gが第一排出部23に排出される(フェイスダウン排出)。したがって、複数の原稿Gが連続的に片面印刷されて排出されても、元のページ順が再現される。ところで、画像形成装置1内の循環搬送路において原稿Gを循環させることで原稿Gの面を調整することも可能である。しかし、本実施例では、画像読取装置2内の循環搬送路内で原稿Gの面が調整されてから原稿Gが連絡路52に搬送される。したがって、原稿Gは画像形成装置1内の循環搬送路を循環することがない。画像読取装置2内の循環搬送路の搬送距離は画像形成装置1内の循環搬送路の搬送距離よりも短い。したがって、本実施例は、より短時間で、原稿Gの面を調整することができる。
本実施例では原稿Gが片面原稿である場合について説明したが、原稿Gが両面に画像が印刷された原稿(両面原稿)であったとしても原稿Gの第一面にのみ画像を上書きするケースでは本実施例が適用可能である。ただし、原稿Gの第一面が上向きに第二給紙部31に載置されることが前提となる。これは、原稿Gの両面に画像が形成されていると、原稿Gの第一面が上向きかどうかを判定できないからである。なお、原稿Gの第一面と第二面とにそれぞれページ番号が付与されていれば、面判別部210がページ番号を文字認識することで第一面を判別できる。これは第一面のページ番号が第二面のページ番号よりも小さいという事実が利用されている。なお、原稿Gの第一面が逆に(下向きに)セットされると(逆載置)、第二面が上向きに給紙されることになる。この状態で第二面に画像が形成されるケースは、第一面が上向きに給紙され、かつ、第一面に画像が形成されるケースと同様であるため、同様の搬送制御が採用される。この場合、ページ番号の大きな原稿Gから給紙され、かつ、第二面が下向きに排出されるため、ページ順も維持される。
本実施例では画像読取装置2が同時に両面を読み取るために2つのセンサとして画像センサ30a、30bが搬送路を挟むように配置されている。しかし、画像センサ30bは省略されてもよい。この場合、画像センサ30aのみで原稿Gの第一面と第二面とを読み取る必要がある。ところで、本実施例では、第一面が読み取られた後で、原稿Gが循環搬送路を循環する。つまり、画像センサ30aは、図4(B)に示した過程で第一面を読み取り、その後に実行される図5(A)および図5(B)に示した過程で第二面を読み取る。したがって、2つの画像センサを備えるケースの搬送時間と、1つの画像センサを備えるケースの搬送時間は同じである。
<実施例2>
実施例1では主に片面原稿の表面印刷(同面印刷)について説明した。実施例2では、片面原稿の裏面印刷(逆面印刷)について説明する。つまり、実施例2は第一面(表面)に画像がすでに形成されている片面原稿の第二面(裏面)に新たな画像が上書きされるケースである。図7(A)ないし図9(C)は実施例2における原稿Gへの上書き印刷する過程を示している。実施例2においても原稿Gの面と向きが分かるように原稿Gの表面(第一面)の上端に▼マークが付与されている。
図7(A)において、複数の原稿Gが第二給紙部31に載置されている。複数の原稿Gの各ページ番号は原稿Gの積み重ね位置に比例している。一番上に置かれている原稿Gのページ番号が一番小さく、一番下に置かれている原稿Gのページ番号が一番大きい。また、原稿Gの上端が搬送方向の先端として給紙されるように、複数の原稿Gが載置されている。受付部203は操作部201や通信部202などを通じて、片面原稿の第二面に画像を印刷する指示と、画像データを受け付ける。
図7(B)が示すように搬送制御部206が原稿Gの搬送を開始すると、画像センサ30a、30bが原稿Gの第一面と第二面とを読み取る。面判別部210は、画像センサ30a、30bの各読取結果に基づき、第一面が上向きかどうかを判定する。また、向き判別部211は第一面の読取結果に基づき原稿Gの向きを判別する。たとえば、向き判別部211は原稿Gの上端が先端として給紙されたかどうかを判別する。面整合部212は、画像センサ30a、30bを通過したときの上向き面と、画像形成面との関係が整合しているかどうかを判別する。第二面に画像を形成するためには第二面が上向き(画像センサ30aと対向するように)で画像センサ30aを通過してから連絡路52へ誘導されなければならない。図7(C)が示すように、実施例2でも原稿Gの一部は第二排出部39に一度排出されて原稿Gの表裏と搬送方向とが反転する。したがって、第一面が上向きで給紙された原稿Gは循環搬送路を一周することで第二面が上向きに変更され、第二面が感光ドラム10と対向するようになる。よって、面整合部212は原稿Gの第二面と画像形成面とが整合していると判定し、原稿Gに循環搬送路を一周させるよう搬送制御部206に指示する。なお、原稿Gに循環搬送路を一周させると、原稿Gの搬送方向における先端と後端とが入れ替わる。つまり、搬送方向の先端が、原稿Gの上端から下端に入れ替われる。原稿Gは感光ドラム10と転写部18との間に生じるニップ部に下端から突入する。そのため、向き判別部211または回転部205は、画像の下端側から原稿Gに転写されなければならないと判別する。向き判別部211または回転部205は回転角度を180度に決定し、回転部205が画像データを180度回転する。片面原稿に逆面印刷を実行することで両面原稿が生成される。ここでは、両面原稿の見開き設定を左右見開きと想定しているが、上下見開きが指定されている場合、向き判別部211は画像の回転は不要と判定する。左右見開きでは第一面側の画像の向きと第二面側の画像の向きとが一致するが、上下見開きでは第一面側の画像の向きと第二面側の画像の向きとが逆方向となる。よって、左右見開きの回転角度と上下見開きの回転角度とは180度異なる。
図8(A)が示すように、搬送制御部206は原稿Gを第二排出部39から第二副搬送路55へ誘導する。図8(B)が示すように、搬送制御部206は、第二面を上向きにされた原稿Gを連絡路52に誘導するようにフラッパ51を切り換える。図8(C)が示すように原稿Gの第二面が感光ドラム10と接触し、トナー画像が第二面に転写される。
ところで、複数の原稿Gのページ順は第一排出部23においても正しい順序に維持されなければならない。画像形成装置1は第一主搬送路60のみを介して原稿Gを第一排出部23に排出されると、画像形成面が下向きとなって原稿Gが排出される。これは、フェイスダウン排出として知られている。原稿Gの第二面に画像が上書きされて、そのまま第一排出部23に排出されると、第二面が下向きになってしまう。第一面が第一ページで第二面が第二ページであったと仮定すると、第二ページが下向きとなる。フェイスダウン排出された複数の原稿Gがページ番号順に並ぶためには、ページ番号の小さいページ(第一面)が第一排出部23において下向きにならなければならい。ページ整合部213は第二面に画像が形成されたことを面整合部212から通知されると、搬送制御部206に画像形成装置1内の循環搬送路を原稿Gに一周させるよう指示する。つまり、ページ整合部213は搬送制御部206に原稿Gの表裏を反転させるよう指示する。搬送制御部206は指示に基づき、原稿Gの後端(上端)がフラッパ24に到達するとフラッパ24を切り換え、かつ、排出ローラ22の回転方向を反転させる。これにより、図9(A)が示すように、原稿Gが第一副搬送路25へ誘導される。原稿Gの搬送方向が反転するため、今度は上端が先端となり、下端が後端に変更される。原稿Gの後端(下端)がフラッパ24を通過すると、フラッパ24は初期位置に戻される。図9(B)が示すように搬送制御部206は原稿Gを転写部18と定着部19とを再び経由させて第一排出部23に排出する。
このように原稿Gの第二面に画像を上書きする場合は画像形成後に第一副搬送路25を経て原稿Gが第一排出部23に排出される。これにより原稿Gの第一面が下向きとなるため、原稿Gのページ順が維持される。もし原稿Gが1枚であるときは、ページ順を気にする必要がない。受付部203を通じて原稿Gが1枚であることを事前に指定されているときは、ページ整合部213は、ページ整合を不要と判定する。ページ整合部213は搬送制御部206に原稿Gの表裏の反転指示を創出しないため、搬送制御部206は、第一副搬送路25を通らずに原稿Gを直接排出する。
本実施例では原稿Gが片面の原稿である場合について説明した。原稿Gが両面に画像が形成された原稿Gの第二面にのみ画像を上書きする場合は、片面原稿の第二面への画像形成と同一の搬送制御となる。ただし、面判別部210は、原稿Gの両面に形成されているページ番号を文字認識して取得し、第一面と第二面のどちらが上向きに給紙されたかを判別する必要がある。
原稿Gの第一面が本実施例とは逆に(下向き)に載置され、かつ、第一面に画像が形成されることもある。この場合の搬送制御は、上述した片面原稿の第二面が下向き載置されていること同じことであるため、同一の搬送制御が適用される。ただし、画像形成後の第一面と第二面との入れ替え(ページ順の整合処理)は不要である。つまり、搬送制御部206は第一面に画像が形成された原稿Gを、第一副搬送路25を経由させずに、第一排出部23へ排出する。
実施例2では2つの画像センサ30a、30bが両面を同時並行して読み取るが、画像センサ30aだけが設けられていても実施例2を適用可能である。画像センサ30aのみで原稿Gの面を判別するためには、第一面が読み取られた後で第二副搬送路55を用いて原稿Gを反転搬送することで、第二面が読み取られる。つまり、図7(B)ないし図7(C)に示した搬送過程で第一面が読み取られた後でフラッパ51が第二排出部39へ原稿Gを誘導する。さらに原稿Gが反転搬送され、第二副搬送路55を介して画像センサ30aに向かう。これにより、画像センサ30aが第二面を読み取る。面判別部210は第一面の読取結果と第二面と読取結果とを比較することでどちらが上向きであるかを判別する。この時点では第二面が上向きになって画像センサ30aを通過しているため。第二排出部39では第二面が下向きになってしまう。そこで、面整合部212は原稿Gの表裏反転を搬送制御部206に指示する。搬送制御部206はフラッパ51などを制御し、再び、原稿Gに循環搬送路を一周させることで、原稿Gの第二面を感光ドラム10と対向させる。このように、画像センサが一個であっても、実施例2を適用可能となる。
以上説明したように、原稿Gの第二面に画像を上書きする場合でも原稿Gの面と向きを画像の面と向きとに整合させることができる。また、画像形成装置1内で原稿Gのページ順も整合される。
<実施例3>
実施例3は両面原稿への両面印刷である。両面原稿とは第一面と第二面との両方に画像が形成されている原稿である。両面印刷とは原稿Gなどの記録材Sの第一面と第二面との両方に画像を形成することである。図10(A)ないし図12(C)は実施例3における原稿Gの搬送過程を示している。すでに説明したように、原稿Gの面と向きが分かるように原稿Gの表面(第一面)の上端に▼マークが付与されている。
図10(A)が示すように、複数の原稿Gがページ番号の順番にしたがって上から下に重ねられている。ただし、原稿Gの下端が搬送方向の先端となるように、複数の原稿Gが第二給紙部31に載置されている。また、原稿Gの第一面が上向きにされている。受付部203は操作部201や通信部202などを通じて、両面原稿の第一面と第二面に画像を印刷する指示と、第一面用の画像データと、第二面用の画像データとを受け付ける。
図10(B)が示すように、搬送制御部206は原稿Gを搬送し、画像センサ30aに第一面を読み取らせ、画像センサ30bに第二面を読み取らせる。さらに、図10(C)が示すように、搬送制御部206はフラッパ51を制御し、原稿Gを第二排出部39へ誘導する。面判別部210は、画像センサ30aの読取結果と画像センサ30aの読取結果とからページ番号を文字認識し、第一面が上向きに給紙されたことを判別する。さらに、向き判別部211は画像センサ30aの読取結果に文字認識を適用することで、文字が180度回転していることを認識し、原稿Gが下端側から給紙されたことを判別する。面整合部212は操作者の指示と、第二排出部39における原稿Gの上向きとなっている面とから第一面よりも先に第二面に画像を形成すると判定する。また、向き判別部211は、第二面の上端と下端とのうちどちらの端部からニップ部に侵入するかを判別する。この例では第一面の上端と第二面の上端とは同じである。原稿Gの見開き設定次第では第一面の上端と第二面の上端とが搬送方向で反対の端同志である場合もある。向き判別部211は、第二面の文字認識結果に基づき上端からニップ部に侵入すると判別する。向き判別部211は、ニップ部に対して先に侵入する端部と、見開き設定とに応じて回転部205に画像を何度回転させるかを決定する。第二面の上端が先にニップ部に侵入する場合、向き判別部211または回転部205は、回転角度を0度に決定する。第二面の下端が先にニップ部に侵入する場合、向き判別部211または回転部205は、回転角度を180度に決定する。回転部205は、決定された回転角度に応じて第二面用の画像データを回転させる。
図11(A)が示すように、搬送制御部206は第二排出部39から原稿Gを第二副搬送路55に送り込む。図11(B)が示すように、搬送制御部206はフラッパ51を切り替え、原稿Gを連絡路52に誘導する。図11(C)が示すように、感光ドラム10は原稿Gの第二面(裏面)から先に画像を上書きする。左右見開き設定では、第一面の上端と第二面の上端とは一致しているが、上下見開き設定では、第一面の上端と第二面の上端とは反対である。つまり、図11(C)では、左右見開き設定の場合、第二面の上端からニップ部に侵入していることを示し、上下見開き設定の場合、第二面の下端からニップ部に侵入していることを示している。前者では画像の回転角度は0度に設定され、後者では回転角度は180度に設定される。
図12(A)が示すように、第二面に画像が形成された原稿Gの後端がフラッパ24に到達すると、搬送制御部206はフラッパ24を切り換えるとともに排出ローラ22の回転方向を反転させる。これにより、原稿Gの搬送方向が反転し、かつ、原稿Gの表裏も反転して、第一副搬送路25へ原稿Gが誘導される。図12(B)が示すように感光ドラム10は原稿Gの第一面にトナー画像を上書きし、搬送制御部206は原稿Gを第一排出部23に排出する。このとき、原稿Gの下端が搬送方向の先端となるように原稿Gが画像形成部を通過するため、向き判別部211または回転部205は、画像の回転角度を180度に設定する。回転部205は画像データを180度回転させてから露光制御部207に出力する。露光制御部207および光学スキャナ12は画像の下端側から潜像の形成を開始する。
図12(C)が示すように、第一面への上書きが終了すると、搬送制御部206は、副搬送路を経由させずに原稿Gを排出する。つまり、原稿Gの第一面が下を向き、第二面が上を向く。第二給紙部31ではページ番号の小さい原稿Gから給紙されるため、ページ番号の小さい原稿Gから先に第一排出部23に排出される。つまり、ページ整合部213は、第二給紙部31における原稿Gのページ番号の並びと、原稿Gの第一面が下向きに排出されることとから、両面に画像が形成された原稿Gの表裏の反転は不要と判定する。原稿Gのページ番号は文字認識により取得可能である。このように、複数の両面原稿に両面形成を実行しても、ページ番号の順番が維持される。
実施例3でも2つの画像センサ30a、30bにより両面が同時並行的に読み取られている。しかし、実施例3は実施例1、2と同様に画像センサ30aだけを備えた画像形成システム100にも適用可能である。上述したように、図10(A)ないし図10(C)に示した搬送過程で画像センサ30aが一方の面を読み取る。さらに、図10(B)ないし図10(B)の搬送過程を再度実行することで、画像センサ30aが他方の面を読み取る。これにより、両面の画像の取得が可能となり、面判別と向き判別とが実行可能となる。
以上説明したように、原稿Gの両面に画像を上書きする場合においても原稿Gの面を判別して画像形成面と整合させることで、第一面に第一面用の画像が正しく形成され、第二面に第二面用の画像が正しく形成される。また、原稿Gの向きを判別して画像を回転することで、画像を正しい向きで形成することが可能となる。さらに、ページ整合部213は両面に画像が形成された原稿Gについて第一排出部23で下向きとなる面を判別することで第一面が下向きとなるように原稿Gの表裏の反転を実行する。これにより、第二給紙部31における複数の原稿Gのページ順が第一排出部23においても維持される。
<実施例4>
実施例4は複数の片面原稿について最終頁から同面印刷を実行するものである。同面印刷とは、原稿Gにおいてすでに画像が形成されている面に対して別の画像を上書き形成することをいう。このように実施例4は実施例1の変形例にすぎない。図13(A)ないし図15(C)は実施例4における原稿Gの搬送過程を示している。図13(A)が示すように実施例4では片面原稿の第一面が下向きに第二給紙部31に載置されている点(逆載置)が実施例1と異なっている。つまり、複数の原稿Gのうち最終頁の原稿Gから給紙され、画像が形成される。▼マークについてはすでに説明した通りである。
図13(A)が示すように、複数の原稿Gが下から上に重ねられている。一番下の原稿Gのページ番号が一番小さく、一番上の原稿Gのページ番号が一番大きい。つまり、原稿Gの位置とページ番号とが反比例するように複数の原稿Gが第二給紙部31に積載されている。また、複数の原稿Gの上端は搬送方向に向いている。つまり、原稿Gの上端は先端として第二給紙部31から給紙される。受付部203は操作部201や通信部202などを通じて、片面原稿の第一面に画像を印刷する指示と、画像データを受け付ける。
図13(B)が示すように、搬送制御部206は給紙ローラ32などを回転させて、最終頁の原稿Gを給紙する。画像センサ30aは第二面を読み取り、画像センサ30bが第二面を読み取る。図13(C)が示すように、搬送制御部206はフラッパ51を実線で示される位置に制御し、原稿Gを第二排出部39へ誘導する。面判別部210は、画像センサ30aの読取結果が白紙相当の読取結果であり、画像センサ30bの読取結果に画像が含まれていることから、第二面が上向きに(第一面が下向きに)給紙されたと判定する。第一面が下向きに給紙されると、第二排出部39では第一面が上向きになる。上述したように、第二排出部39で上向きの面は感光ドラム10に対向する面に一致する。面整合部212は、第一面への画像形成指示と、第二排出部39で上向きの面が第一面であることとに基づき、画像読取装置2内でのさらなる表裏の反転は不要と判定する。向き判別部211は第一面の読取結果に対して文字認識を実行することで、原稿Gの第一面の上端が先頭(先端)となって給紙されたと判別する。したがって、向き判別部211は第一面の上端が後端となって(下端が先端となって)第二排出部39から連絡路52へ搬送されると判別し、回転部205に回転角度として180度設定する。これにより、感光ドラム10には下端側から先にトナー画像が形成される。
図14(A)が示すように、搬送制御部206は第二排出部39から原稿Gを搬送する。図14(B)が示すように、搬送制御部206はフラッパ51を破線で示される位置に移動することで、原稿Gを連絡路52へ誘導する。
図14(C)が示すように原稿Gの下端からニップ部に侵入する。感光ドラム10にはトナー画像が下端側から形成されているため、原稿Gの下端とトナー画像の下端とが一致するように転写される。ここで、最終頁の原稿Gが一番下となるように第一排出部23に排出される。ページ整合部213は、複数の原稿Gが最終頁から給紙されたこと、原稿Gの第一面に画像が形成されていることに基づき、原稿Gをフェイスアップ排出すると決定する。これにより、原稿Gのページ順が維持される。ページ整合部213は、第一面に画像が形成されたため、原稿Gの第一面を上向きに排出するには原稿Gの表裏を一回反転させることが必要と判定する。ページ整合部213は、搬送制御部206に原稿Gの表裏を一回反転させるよう指示する。図15(A)が示すように、搬送制御部206は、原稿Gの後端がフラッパ24に到達すると、フラッパ24を切り換えるとともに排出ローラ22の回転方向を反転させる。これにより、原稿Gが第一副搬送路25へ誘導される。図15(B)が示すように原稿Gは第一副搬送路25から第一主搬送路60へ搬送される。図15(C)が示すように原稿Gは第一面が上向きとなるように第一排出部23に排出される。
もし、第二給紙部31に原稿Gが1枚のみ載置されている場合、原稿Gのページ順を気にする必要がない。この場合、ページ整合部213は、原稿Gの表裏の反転は不要と判定する。なお、原稿Gが1枚のみかどうかは、操作部201から入力される情報や第二給紙部31に設けられるシートセンサからの情報に基づき判定可能である。
以上説明したように、実施例4原稿Gの面と向きを画像の面と向きとに整合させることができる。また、画像形成装置1内で原稿Gのページ順も整合される。
[フローチャート]
図16に示したフローチャートを参照しながら実施例における搬送制御を概括する。S1601で受付部203は操作部201や通信部202などを通じて印刷設定と画像データを受け付ける。なお、操作部201には画像を記憶したメモリカードを接続するためのインタフェースやユニバーサルシリアルバスなどのインタフェースを有していてもよい。これらのインタフェースは制御部200に接続されていれば十分であり、通信部202に実装されていてもよい。印刷設定には、片面原稿への同面印刷(実施例1、4)や片面原稿への逆面印刷(実施例2)、両面原稿への両面印刷などが含まれる。逆面印刷は裏面印刷と呼ばれてもよい。
S1602で制御部200は搬送制御部206に原稿Gの給紙および搬送を開始させ、画像センサ30a、30bを用いて原稿Gの両面を読み取る。S1603で面判別部210は画像センサ30aの読取結果と画像センサ30bの読取結果とに基づき第一面と第二面とのどちらの面が上向きとなって原稿Gが給紙されたかを判別する。上述したように読取結果に含まれている画像の有無やページ番号が判別に利用される。
S1604で面整合部212は面判別部210による判別結果と印刷設定における画像形成面の指定とに基づき面整合を実行する。面整合とは、原稿Gの第一面と第二面とのうち画像が形成される面を感光ドラム10に対向させることである。本実施例において面整合は、画像読取装置2で原稿Gの搬送方向(表裏)を奇数回(少なくとも1回)または偶数回(少なくとも0回)にわたり反転させることで、実現される。
図17(A)は原稿Gの種類、上向き面および印刷設定の組み合わせに対応する反転回数を示すテーブルである。このテーブルは、たとえば、制御部200が備える記憶装置に記憶されている。正載置とは、図4(A)などが示すように、画像が形成されている第一面が上向きに載置されることを示している。逆載置とは図13(A)が示すように、画像が形成されている第一面が下向きに載置されることを示している。なお、画像読取装置2内での反転処理は面整合のための反転処理である。画像形成装置1での反転回数は両面印刷とページ整合のための反転処理である。実施例1において説明したように正載置された片面原稿への同面印刷では画像読取装置2内での反転回数は偶数回であればよく、とりわけ0回または2回に設定される。なお、一回の反転を実行すると原稿Gが第二副搬送路55を一回通過するため、反転回数は第二副搬送路55を原稿Gが通過する回数と同じである。搬送制御部206は面整合部212により指示された反転回数だけ原稿Gの表裏を反転させて、原稿Gを連絡路52へ送り込む。
S1605で向き判別部211は第二給紙部31から給紙された原稿Gの向きを判別する。つまり、原稿Gの上端が搬送方向(先端)を向いているのかどうかが判定される。原稿Gの読取結果(画像データ)に含まれる文字を認識し、文字認識に成功したときの原稿Gの文字の回転角度から向きが特定されてもよい。
S1606で回転部205は向き整合を実行する。回転部205は向き判別部211による向き判別結果に基づき原稿Gに上書き形成される画像の回転角度を決定し、決定した回転角度だけ画像データを回転させる。なお、回転部205は向き整合部と呼ばれてもよい。また、回転角度を決定する機能が回転部205から分離されて向き整合部として制御部200内に実装されてもよい。
図17(B)は原稿Gの種類、印刷設定、原稿Gの向きおよび見開き設定の組み合わせに対応する回転角度を示すテーブルである。このテーブルも、たとえば、制御部200が備える記憶装置に記憶されている。回転部205は向き判別部211による向き判別結果に加え、原稿Gの種類、印刷設定および見開き設定の組み合わせに対応する回転角度をテーブルから取得して決定してもよい。
S1607で制御部200は画像形成装置1を制御してトナー画像を原稿Gの画像形成面に形成する。制御部200は画像処理部204から出力される画像データを露光制御部207に供給する。露光制御部207は光学スキャナ12を制御して感光ドラム10に静電潜像を形成させる。制御部200は現像ローラ11を制御し、トナーにより静電潜像を現像してトナー画像を生成する。制御部200は転写部18を制御し、トナー画像は感光ドラム10から原稿Gに転写する。制御部200は定着部19を制御し、熱と圧力を加えてトナー画像を原稿Gに定着させる。
S1608でページ整合部213はページ整合を実行する。上述したようにページ整合とは第二給紙部31に載置された複数の原稿Gのページ順に対して、第一排出部23に排出されて積載された複数の原稿Gのページ順を整合させる処理である。つまり、ページ整合により、第一排出部23に排出されて積載された複数の原稿Gのページ番号が正しい順番に維持される。ページ整合部213は、図17(A)に示したテーブルを参照することで原稿Gの種類および印刷設定に対応した、画像形成装置1内での反転回数を決定する。上述したように原稿Gの搬送方向を反転させることで、原稿Gの表裏が反転する。反転回数は、第一副搬送路25のうちフラッパ24が設置されている位置から連絡路52との合流位置までの搬送区間を原稿Gが通過する回数と同じである。
制御部200は第二給紙部31に載置されているすべての原稿GについてS1601ないしS1608までの各工程を繰り返し実行する。なお、各工程の実行順序は、面整合、向き整合およびページ整合が正しく実行される限りにおいて、適宜に入れ替え可能である。
[まとめ]
図1を用いて説明したように画像形成装置1は第一主搬送路60と第一副搬送路25を有している。第一主搬送路60は記録材Sの収納部である第一給紙部14から第一排出部23へ記録材Sを搬送する。第一主搬送路60には記録材Sに画像を形成する画像形成部として機能する感光ドラム10が設けられている。インクジェット記録方式ではインクを吐出するインクヘッドが画像形成部として機能する。排出ローラ22は第一主搬送路60を搬送されてきた記録材Sの搬送方向を反転することで画像形成部と対向する面を反転する第一反転部として機能する。第一副搬送路25は排出ローラ22で搬送方向を反転された記録材Sを第一主搬送路60へ搬送する。第一副搬送路25は両面印刷の際に記録材Sが通過することから両面搬送路と呼ばれてもよい。
画像読取装置2は、第二主搬送路50と第二副搬送路55を有している。第二主搬送路50は第二給紙部31から給紙された原稿Gを搬送する。第二主搬送路50には原稿Gを読み取る読取部として機能する画像センサ30a、30bが設けられている。排出ローラ38は原稿Gの搬送方向を反転する第二反転部として機能する。第二副搬送路55は排出ローラ38により搬送方向を反転された原稿Gを第二主搬送路50へ搬送する。
画像形成システム100はさらに連絡搬送路として機能する連絡路52を有している。連絡路52は画像読取装置2の第二主搬送路50から分岐し、画像形成装置1の第一副搬送路25に合流し、原稿Gを記録材Sとして画像読取装置2から画像形成装置1へ搬送する。面判別部210は、読取部による原稿Gの読取結果に基づき原稿Gの第一面と第二面とのどちらが上向きに給紙されたかを判別する第一判別部の一例である。同様に、面判別部210は、読取部による原稿Gの読取結果に基づき原稿Gの第一面と第二面を判別する判別部として機能してもよい。受付部203は原稿Gの第一面と第二面とのどちらが画像形成面となるかを指定する指定情報を受け付ける。指定情報は印刷設定の一種である。面整合部212と搬送制御部206は原稿Gの第一面が画像形成面として指定されると、原稿Gの第一面が画像形成部に対向する面となるように、判別結果に応じて第二主搬送路50と第二副搬送路55を介してして原稿Gを連絡路52へ送り込んでもよい。これにより、原稿へ画像を上書き形成する際の操作者の負担が軽減される。なお、搬送制御部206は、原稿Gの第一面が画像形成面として指定されると、原稿Gの第一面が画像形成部に対向する面となるように判別部の判別結果に応じて原稿Gの搬送を制御する。また、搬送制御部206は、原稿Gの第二面が画像形成面として指定されると、第二面が画像形成部に対向する面となるように原稿Gの搬送を制御する。
なお、図1から明らかなように、第二主搬送路50と第二副搬送路55の合計距離は、第一主搬送路60と第一副搬送路25の合計距離よりも短い。つまり、画像形成装置1内で原稿Gを循環的に搬送することで面整合する場合と比較して、本実施例では原稿Gの搬送時間を短縮することが可能となる。
上述したように向き判別部211は原稿Gの視覚的な上端と下端とのどちらが搬送方向における先端として第二給紙部31から給紙されたかを判別する第二判別部として機能する。回転部205は原稿Gの上端と画像形成部により形成される画像の上端とが整合するように向き判別部211の判別結果に応じて画像形成部により形成される画像を回転させる。原稿Gには予め画像が形成されているため、原稿Gには視覚的な上端と下端とが存在する。したがって、上端と下端とのどちらが搬送方向に向いて給紙されたかに応じて画像を回転させることで、原稿Gに対して正しい向きで画像を形成することが可能となる。なお、原稿Gが横向きに給紙されると、左端や右端が先端となることもある。この場合の回転角度は90度または270度となることはすでに説明した通りである。なお、画像読取装置2における反転回数が奇数か偶数かに応じて先端となる端部は入れ替わる。したがって、反転回数が考慮されてもよい。つまり、連絡路52を通過する際の原稿Gの先端が上端であるのか、下端であるのかが判別されてもよい。たとえば、原稿Gの上端が先端として給紙された場合、反転回数が奇数(例:1回)であれば、連絡路52では下端が先端となる。反転回数が偶数(例:0回または2回)であれば、連絡路52では上端が先端となる。逆面印刷(裏面印刷)や両面印刷では見開き設定がさらに考慮される。これにより、さらに正確に原稿Gの視覚的な向きと画像の視覚的な向きとを整合させることが可能となろう。
面判別部210は読取部による原稿Gの読取結果に基づき原稿Gにおいてすでに画像が形成されている面を第一面と判別する。片面原稿では第一面に画像が形成されており、第二面には画像が形成されていない。よって、この特徴を利用することで面判別部210は面を正確に判別することができる。読取部は、第一画像センサとして機能する画像センサ30aと第二画像センサとして機能する画像センサ30bとを有していてもよい。図1などが示すように、画像センサ30aは第二主搬送路50の外周側に設けられている。画像センサ30bは第二主搬送路50の内周側に設けられている。したがって、面判別部210は、画像センサ30aによって原稿Gの画像が検知されると第一面が上向きとなって原稿Gが給紙されたと判別する。
読取部には単一の画像センサが設けられていてもよい。上述したように搬送制御部206は、画像センサ30aによって原稿Gの一方の片面を読み取ると、排出ローラ38で原稿Gの搬送方向を反転させてから第二副搬送路55を介して原稿Gを再び第二主搬送路50へ搬送する。これにより、画像センサ30aは、原稿Gの他方の片面を読み取ることが可能となる。上述したように画像読取装置2において少なくとも一回は排出ローラ38で待機させる場合、必ず、第二副搬送路55を介して画像センサ30aに原稿Gが送られる。つまり、単一の画像センサだけが配置されていても、無駄な搬送時間が生じにくい。面判別部210は、単一の画像センサ30aによって原稿Gの一方の片面を読み取ったときに画像が検知されると、原稿Gの第一面が上向きに給紙されたと判別する。また、面判別部210は画像センサ30aによって原稿Gの他方の片面を読み取ったときに画像が検知されると、第二面が上向きに給紙されたと判別する。このように第二主搬送路50の外周側に配置された画像センサ30aを用いることで効率よく、原稿Gの給紙面を判別することができる。なお、図13(G)に示すような逆載置が基本的な載置手法である場合、第二主搬送路50の内周側に画像センサ30bを配置することで、同様に、効率よく面判別を実行可能となる。
原稿Gの第一面が上向きに給紙され、かつ、画像形成装置1において第一面にのみ画像が形成される場合がある。この場合に搬送制御部206は排出ローラ38での反転回数が偶数となるように、第二主搬送路50および第二副搬送路55で原稿Gを搬送してから原稿Gを連絡路52に送り込む。これにより、画像形成装置1で原稿Gを反転させることなく、画像を形成して排出することが可能となる。この場合、搬送制御部206は、第一反転部である排出ローラ22での反転回数が偶数(片面原稿への同面印刷では0回)となるように原稿Gを搬送してから原稿Gを排出する。これにより効率よく原稿Gを搬送でき、かつ、フェイスダウン排紙によるページ整合が実現される。
実施例4に関して説明したように、原稿Gの第一面が下向きに給紙され、かつ、第一面にのみ画像が形成される場合ある。搬送制御部206は、第二反転部である排出ローラ38での反転回数が奇数(少なくとも一回)となるように、第二主搬送路50および第二副搬送路55で原稿Gを搬送してから原稿Gを連絡路52に送り込む。これにより、画像形成部である感光ドラム10に第一面が対向するようになり、画像形成装置1における面整合のための搬送時間を削減できる。
実施例2に関して説明したように、原稿Gの第一面が上向きに給紙され、かつ、第二面にのみ画像が形成される場合がある。搬送制御部206は、排出ローラ38での反転回数が奇数となるように、第二主搬送路50および第二副搬送路55で原稿Gを搬送してから原稿Gを連絡路52に送り込む。これにより、感光ドラム10に第二面が対向するようになり、画像形成装置1における面整合のための搬送時間を削減できる。実施例2に関して説明したように、搬送制御部206は、排出ローラ22での原稿Gの搬送方向の反転回数が奇数となるように原稿Gを搬送してから原稿Gを排出する。これにより、逆載置された複数の原稿Gのページ順を第一排出部23においても正しく整合することが可能となる。
実施例3に関して説明したように、原稿Gの第一面と第二面とにそれぞれ画像を形成する両面印刷が操作者によって指定されることがある。搬送制御部206は、原稿Gを第二主搬送路50と第二副搬送路55とを奇数回にわたり搬送してから当該原稿Gを連絡路52へ送り込む。これにより面整合が実現される。画像形成装置1は、原稿Gの第一面と第二面とのうち第二給紙部31から給紙されたときに下向きであった面に画像を先に形成してから、上向きであった面に画像を後から形成する。これにより、面整合のための搬送時間が削減される。また、第一面についてフェイスダウン排紙を実現できるため、複数の原稿Gのページ順を第一排出部23においても正しく整合することが可能となる。つまり、搬送制御部206は、原稿Gを第一主搬送路60と第一副搬送路25とを奇数回にわたり搬送して排出する。つまり、画像形成装置1内での原稿Gの反転回数は両面印刷のための1回で済むため、画像形成装置1内での搬送時間は増加しない。
図17(B)を用いて説明したように両面原稿への両面印刷についても原稿Gの向きに対して正しく画像の向きを整合させることが可能となる。向き判別部211は原稿Gの視覚的な上端と下端とのどちらが搬送方向における先端として第二給紙部31から給紙されたかを判別する。回転部205は原稿Gの上端と画像形成部により形成される画像の上端とが整合するように、画像の回転角度を決定する。たとえば、回転部205は向き判別部211の判別結果と原稿Gの見開き設定とに応じて画像形成部により原稿Gの第一面に形成される画像と第二面に形成される画像を回転させる。
ところで、画像形成装置1が画像読取装置2の画像読取機能を内包していてもよい。第二給紙部31は原稿Gを給紙する給紙部の一例である。画像センサ30a、30bは給紙部から給紙された原稿Gを読み取る読取部の一例である。第二主搬送路50および第二副搬送路55は原稿Gの表裏を反転する反転機能を有し、原稿Gを搬送する第一搬送路の一例である。第一主搬送路60と第一副搬送路25は原稿Gや記録材の表裏を反転する反転機能を有し、原稿Gや記録材を搬送する第二搬送路の一例である。連絡路52は第一搬送路から分岐し、第二搬送路に合流し、第一搬送路における少なくとも一部の搬送区間(第二主搬送路50)を搬送されてきた原稿Gを第二搬送路へ搬送する連絡搬送路の一例である。感光ドラム10は第二搬送路の少なくとも一部の搬送区間(第一主搬送路60)を搬送されてきた原稿に画像を形成する画像形成部の一例である。搬送制御部206は読取部による原稿Gの読取結果に基づき原稿Gの第一面と第二面とのどちらが上向きに給紙されたかを判別する。搬送制御部206は原稿Gの第一面が画像形成面として指定されると、原稿Gの第一面が画像形成部に対向する面となるように、面判別部210の判別結果に応じて第一搬送路、または、第二搬送路を搬送してから当該原稿を画像形成部へ送り込む。これにより、原稿へ画像を上書き形成する際の操作者の負担が軽減される。
図1によれば、第一搬送路の合計距離が第二搬送路の合計距離よりも短い。このような場合、搬送制御部206は、第一搬送路において原稿の表裏を反転させることで、原稿Fの第一面を画像形成部に対向させてもよい。つまり、搬送時間の短い搬送路において原稿Gの表裏が反転されるため、搬送時間が短縮される。
図1とは異なり、画像読取装置2に設けられた第一搬送路の合計距離が画像形成装置1に設けられた第二搬送路の合計距離よりも長くてもよい。この場合、搬送制御部206は、画像形成装置1の第二搬送路において原稿の表裏を反転させることで、原稿Fの第一面を画像形成部に対向させてもよい。つまり、搬送時間の短い搬送路において原稿Gの表裏が反転されるため、搬送時間が短縮される。
搬送制御部206は、第一搬送路の合計距離と第二搬送路の合計距離のどちらが短いかを判定する距離判定部を有していてもよい。そして、搬送制御部206は、第一搬送路と第二搬送路とのうち相対的に距離の短い搬送路に設けられた反転部で原稿の表裏を反転させる。これにより、搬送時間が短縮されよう。
画像形成装置1が画像読取装置2の画像読取機能を内包していてもよい。たとえば、画像読取装置2が省略され、画像センサ30a、30bが第一主搬送路60に設けられていてもよい。たとえば、画像センサ30a、30bは、給紙ローラ15から感光ドラム10までの搬送区間に設けられる。この場合、第一給紙部14は原稿Gを給紙する給紙部の一例である。第一給紙部14は給紙カセットであってもよいし、手差しトレイであってもよい。画像センサ30a、30bは第一給紙部14から給紙された原稿Gを読み取る読取部の一例である。第一主搬送路60は第一給紙部14から給紙された原稿Gを搬送する主搬送路の一例である。感光ドラム10は第一主搬送路60を搬送されてきた原稿Gに画像を形成する画像形成部の一例である。第一副搬送路25は原稿Gの搬送方向において画像形成部より下流側で主搬送路から分岐し、原稿Gの搬送方向において画像形成部より上流側で主搬送路に合流する副搬送路の一例である。第一副搬送路25は原稿の表裏を反転させる反転部を有する副搬送路である。面判別部210は読取部による原稿Gの読取結果に基づき原稿Gの第一面と第二面とのどちらが上向きに給紙されたかを判別する。搬送制御部206は原稿Gの第一面が画像形成面として指定されると、原稿Gの第一面が画像形成部に対向する面となるように搬送制御を実行する。たとえば、搬送制御部206は面判別部210の判別結果に応じて主搬送路のみを搬送するか、または、主搬送路および副搬送路を搬送してから当該原稿を画像形成部へ送り込む。これにより、原稿へ画像を上書き形成する際の操作者の負担が軽減される。
1…画像形成装置、2…画像読取装置、60…第一主搬送路、22…排出ローラ、25…第一副搬送路、50…第二主搬送路、35a、35b…画像センサ、38…排出ローラ、55…第二副搬送路

Claims (20)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成装置と原稿を読み取る画像読取装置とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    記録材を収納部から排出部へ搬送する第一主搬送路と、
    前記第一主搬送路に設けられ、前記記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記第一主搬送路を搬送されてきた記録材の搬送方向を反転することで前記画像形成部と対向する面を反転する第一反転部と、
    前記第一反転部で搬送方向を反転された記録材を前記第一主搬送路へ搬送する第一副搬送路と、を有し、
    前記画像読取装置は、
    給紙部から給紙された原稿を搬送する第二主搬送路と、
    前記第二主搬送路に設けられ、前記原稿を読み取る読取部と、
    前記原稿の搬送方向を反転する第二反転部と、
    前記第二反転部により搬送方向を反転された原稿を前記第二主搬送路へ搬送する第二副搬送路と、を有し、
    前記画像形成システムは、さらに、
    前記画像読取装置の前記第二主搬送路から分岐し、前記画像形成装置の前記第一副搬送路に合流し、前記画像読取装置から前記画像形成装置へ搬送する連絡搬送路と、
    前記読取部による前記原稿の読取結果に基づき前記原稿の第一面と第二面を判別する第一判別部と、
    前記原稿の第一面と第二面とのどちらが画像形成面となるかを指定する指定情報を受け付ける受付部と、
    前記原稿の第一面が前記画像形成面として指定されると、前記第一面が前記画像形成部に対向する面となるように、又は前記原稿の第二面が前記画像形成面として指定されると、前記第二面が前記画像形成部に対向する面となるように、前記第一判別部の判別結果に応じて原稿の搬送を制御する搬送制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記搬送制御部は、前記第一判別部の判別結果に応じて、前記画像読取装置の前記第二主搬送路と前記第二副搬送路とを搬送してから前記原稿を前記連絡搬送路へ搬送するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記原稿の視覚的な上端と下端とのどちらが搬送方向における先端として前記給紙部から給紙されたかを判別する第二判別部と、
    前記原稿の上端と前記画像形成部により形成される画像の上端とが整合するように前記第二判別部の判別結果に応じて前記画像形成部により形成される画像を回転させる回転部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第一判別部は、前記読取部による前記原稿の読取結果に基づき前記原稿においてすでに画像が形成されている面を第一面と判別することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  5. 前記読取部は、前記画像読取装置の前記第二主搬送路の外周側に設けられた第一画像センサと前記第二主搬送路の内周側に設けられた第二画像センサとを有し、
    前記第一判別部は、前記第一画像センサによって前記原稿の画像が検知されると前記第一面が上向きとなって前記原稿が給紙されたと判別することを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記読取部は、前記画像読取装置の前記第二主搬送路に設けられた画像センサを有し、
    前記搬送制御部が、前記画像センサによって前記原稿の一方の片面を読み取ると、前記第二反転部で前記原稿の搬送方向を反転させてから前記第二副搬送路を介して前記原稿を再び前記第二主搬送路へ搬送することで、前記画像センサが前記原稿の他方の片面を読み取ることを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  7. 前記第一判別部は、前記画像センサによって前記原稿の一方の片面を読み取ったときに画像が検知されると、前記原稿の第一面が上向きに給紙されたと判別し、前記画像センサによって前記原稿の他方の片面を読み取ったときに画像が検知されると、前記第二面が上向きに給紙されたと判別することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記搬送制御部は、前記原稿の第一面が上向きに給紙され、かつ、前記第一面にのみ画像が形成される場合、前記第二反転部における前記原稿の搬送方向の反転回数が偶数となるように、前記第二主搬送路および前記第二副搬送路において前記原稿を搬送してから前記原稿を前記連絡搬送路に送り込むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  9. 前記搬送制御部は、前記第一反転部での前記原稿の搬送方向の反転回数が偶数となるように前記原稿を搬送してから前記原稿を排出することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記搬送制御部は、前記原稿の第一面が下向きに給紙され、かつ、前記第一面にのみ画像が形成される場合、前記第二反転部における前記原稿の搬送方向の反転回数が奇数となるように、前記第二主搬送路および前記第二副搬送路において前記原稿を搬送してから前記原稿を前記連絡搬送路に送り込むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  11. 前記搬送制御部は、前記原稿の第一面が上向きに給紙され、かつ、前記第二面にのみ画像が形成される場合、前記第二反転部における前記原稿の搬送方向の反転回数が奇数となるように、前記第二主搬送路および前記第二副搬送路において前記原稿を搬送してから前記原稿を前記連絡搬送路に送り込むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  12. 前記搬送制御部は、前記第一反転部での前記原稿の搬送方向の反転回数が奇数となるように前記原稿を搬送してから前記原稿を排出することを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成システム。
  13. 前記搬送制御部は、前記原稿の第一面と第二面とにそれぞれ画像を形成する両面印刷が指定されると、前記原稿を前記第二主搬送路と前記第二副搬送路とを奇数回にわたり搬送してから当該原稿を前記連絡搬送路へ送り込み、
    前記画像形成部は、前記原稿の第一面と第二面とのうち前記給紙部から給紙されたときに下向きであった面に画像を先に形成してから、上向きであった面に画像を後から形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  14. 前記搬送制御部は、前記原稿を前記第一主搬送路と前記第一副搬送路とを奇数回にわたり搬送して排出することを特徴とする請求項11に記載の画像形成システム。
  15. 前記原稿の視覚的な上端と下端とのどちらが搬送方向における先端として前記給紙部から給紙されたかを判別する第二判別部と、
    前記原稿の上端と前記画像形成部により形成される画像の上端とが整合するように、前記第二判別部の判別結果と前記原稿の見開き設定とに応じて前記画像形成部により前記原稿の第一面に形成される画像と第二面に形成される画像を回転させる回転部と、をさらに有することを特徴とする請求項13または14に記載の画像形成システム。
  16. 前記第二主搬送路と前記第二副搬送路の合計距離は、前記第一主搬送路と前記第一副搬送路の合計距離よりも短いことを特徴とする請求項1ないし15のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  17. 原稿を給紙する給紙部と、
    前記給紙部から給紙された前記原稿を読み取る読取部と、
    前記原稿の表裏を反転する反転機能を有し、前記原稿を搬送する第一搬送路と、
    前記原稿の表裏を反転する反転機能を有し、前記原稿を搬送する第二搬送路と、
    前記第一搬送路から分岐し、前記第二搬送路に合流し、前記第一搬送路における少なくとも一部の搬送区間を搬送されてきた前記原稿を前記第二搬送路へ搬送する連絡搬送路と、
    前記第二搬送路の少なくとも一部の区間を搬送されてきた前記原稿に画像を形成する画像形成部と、
    前記読取部による前記原稿の読取結果に基づき前記原稿の第一面と第二面を判別する判別部と、
    前記原稿の第一面と第二面とのどちらが画像形成面となるかを指定する指定情報を受け付ける受付部と、
    前記原稿の第一面が前記画像形成面として指定されると、前記第一面が前記画像形成部に対向する面となるように、又は前記原稿の第二面が前記画像形成面として指定されると、前記第二面が前記画像形成部に対向する面となるように、前記判別部の判別結果に応じて原稿の搬送を制御する搬送制御部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記搬送制御部は、前記第一搬送路の合計距離が前記第二搬送路の合計距離よりも短い場合、前記第一搬送路において前記原稿の表裏を反転させることで、前記原稿の第一面を前記画像形成部に対向させることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記搬送制御部は、前記第一搬送路の合計距離が前記第二搬送路の合計距離よりも長い場合、前記第二搬送路において前記原稿の表裏を反転させることで、前記原稿の第一面を前記画像形成部に対向させることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  20. 原稿を給紙する給紙部と、
    前記給紙部から給紙された前記原稿を読み取る読取部と、
    前記給紙部から給紙された前記原稿を搬送する主搬送路と、
    前記主搬送路を搬送されてきた前記原稿に画像を形成する画像形成部と、
    前記原稿の搬送方向において前記画像形成部より下流側で前記主搬送路から分岐し、前記原稿の搬送方向において前記画像形成部より上流側で前記主搬送路に合流する、前記原稿の表裏を反転させる反転部を有する副搬送路と、
    前記読取部による前記原稿の読取結果に基づき前記原稿の第一面と第二面を判別する判別部と、
    前記原稿の第一面と第二面とのどちらが画像形成面となるかを指定する指定情報を受け付ける受付部と、
    前記原稿の第一面が前記画像形成面として指定されると、前記第一面が前記画像形成部に対向する面となるように、又は前記原稿の第二面が前記画像形成面として指定されると、前記第二面が前記画像形成部に対向する面となるように、前記判別部の判別結果に応じて原稿の搬送を制御する搬送制御部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2016085426A 2016-04-21 2016-04-21 画像形成システムおよび画像形成装置 Pending JP2017193420A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085426A JP2017193420A (ja) 2016-04-21 2016-04-21 画像形成システムおよび画像形成装置
US15/480,755 US10046945B2 (en) 2016-04-21 2017-04-06 Image forming system and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085426A JP2017193420A (ja) 2016-04-21 2016-04-21 画像形成システムおよび画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017193420A true JP2017193420A (ja) 2017-10-26

Family

ID=60089341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016085426A Pending JP2017193420A (ja) 2016-04-21 2016-04-21 画像形成システムおよび画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10046945B2 (ja)
JP (1) JP2017193420A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020056870A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000072323A (ja) 1998-09-01 2000-03-07 Canon Inc 搬送路切替手段を備えるシート材搬送装置及びソータ
JP2001031313A (ja) 1999-07-22 2001-02-06 Canon Inc シート材積載装置及び画像形成装置
US6826374B2 (en) 2001-08-31 2004-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Sheet processing apparatus with discharge sheet cover and control based on open/close state of cover
JP4261826B2 (ja) 2002-06-12 2009-04-30 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP4143445B2 (ja) 2003-03-07 2008-09-03 キヤノンファインテック株式会社 シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
US7050751B2 (en) 2003-07-28 2006-05-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system with temporary storage trays between sheet storage units and image forming apparatus
JP2006232467A (ja) 2005-02-24 2006-09-07 Canon Inc 画像形成装置
CN103154832B (zh) 2010-10-13 2015-07-22 佳能株式会社 片材传送装置以及成像装置
JP5208252B2 (ja) 2010-10-13 2013-06-12 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置
JP6143537B2 (ja) 2012-05-07 2017-06-07 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5917281B2 (ja) 2012-05-07 2016-05-11 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6137930B2 (ja) 2013-04-25 2017-05-31 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6198443B2 (ja) 2013-04-25 2017-09-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6253248B2 (ja) 2013-04-25 2017-12-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6147071B2 (ja) 2013-04-25 2017-06-14 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6150602B2 (ja) 2013-05-02 2017-06-21 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020056870A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10046945B2 (en) 2018-08-14
US20170305713A1 (en) 2017-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4443584B2 (ja) 印刷装置
US20140320940A1 (en) Image forming apparatus
JP2020072385A (ja) シート材読取装置、原稿読取装置および画像形成装置
JP2013236186A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2017046291A (ja) 画像形成装置
JP2022098958A (ja) 画像読取装置、画像形成装置
JP4310218B2 (ja) 原稿供給装置
JP2009088692A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
US7457579B2 (en) Document reader and image forming apparatus
US11861251B2 (en) Image forming system that changes order of RIP according to combination of sorting order and face orientation at delivery of recording medium having image formed thereon
JP2009010861A (ja) 原稿読取装置およびこれを用いた画像形成装置
JP2017193420A (ja) 画像形成システムおよび画像形成装置
JP2006347645A (ja) 画像形成装置
JP2003104631A (ja) 原稿搬送装置
JP6791059B2 (ja) 画像形成装置
JPH0522533A (ja) 複写装置
JP2018133693A (ja) 原稿搬送装置および画像形成装置
JP6901699B2 (ja) 原稿搬送装置、及び、画像形成装置
JP2008174366A (ja) 原稿送り装置、画像読取装置、及び画像形成装置
US9334134B2 (en) Image reading apparatus, document conveying apparatus and composite apparatus
JP3969998B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JPH11149232A (ja) 並列複写モードを有する画像形成装置
JP4736760B2 (ja) 画像読み取り装置、画像形成装置及び複写方法
JP2006276868A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP6631167B2 (ja) 画像読取装置