JP2017124738A - 車体下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナローオフセット衝突時の衝撃吸収性に優れると共に、軽量で生産性に優れた車体下部構造を提供すること。
【解決手段】車体下部構造は、フロントピラーアウタパネル22とフロントピラーインナパネル21とからなるフロントピラー2と、サイドシルアウタパネル32とサイドシルインナパネル31とからなり、フロントピラー2の下部に接合されたサイドシル3と、を備えている。フロントピラーアウタパネル22は、サイドシルアウタパネル32の外面に接合されている。フロントピラーインナパネル21は、サイドシルアウタパネル32とサイドシルインナパネル31とに挟持されている。サイドシルアウタパネル32とサイドシルインナパネル31は、サイドシル3の前部3aの補強部3bの前方であってフロントピラー2の下方に、上下方向に延びる縦ビード31a,32aをそれぞれ有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体下部構造に関し、特に、対向車等の衝突物が、車両の前方端の右側あるいは左側にずれて、サイドシル前端と衝突する所謂ナローオフセット衝突した際の衝突荷重の吸収性を向上させた車体下部構造に関する。
ナローオフセット衝突は、対向車等の衝突部が、車両のフロントサイドフレームの外側に微小ラップで衝突することであって、スモールオーバラップ衝突ともいわれている。従来、ナローオフセット衝突に対して、サイドシルの前端部に潰し領域を設けて、衝撃吸収するようにした車体下部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車体下部構造は、サイドシルの前端部に、衝突荷重を吸収する潰し領域と、サイドシルに内設されたバルクヘッドと、車体前後方向の荷重に対して弱いジャッキアップ補強プレートと、縦断面ハット形状の変形部材と、が設けられている。この車体下部構造では、変形部材を設けたことによって、衝突エネルギーの吸収量を増加させると共に、潰し領域よりも後方の変形を抑制している。
このほか、ナローオフセット衝突に対するフロントピラーの倒れを抑制するために、ドア開口部のコーナー部に分割パッチを設け、フロントピラーに分割パッチを介してサイドシルの前端に結合した自動車の車体側部構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載の車体側部構造は、フロントピラーとサイドシルとが結合されるコーナー部に分割パッチを設けたことによって、ナローオフセット衝突における車室の変形を抑制している。また、分割パッチは、フロントピラー(リインフォースメント本体)が、前輪からの衝突荷重によって後方側に倒れ込む際に、車体外側から不用意に干渉しないようにするために設けられている。
特開2013−166435号公報 国際公開第2014/155539号
特許文献1に記載された車体下部構造は、衝撃吸収用の変形部材が必要であるので、部品点数、重量、及び組付工数が増加するという問題点があった。このため、特許文献1に記載の車体下部構造は、軽量化と生産性のために、簡素な構造が望まれる。
また、特許文献2に記載の車体側部構造は、エネルギー吸収部材を備えていないので、衝突時の衝撃を吸収する性能が低いという問題点があった。また、特許文献2に記載の車体側部構造は、分割パッチをフロントピラーアウタパネル(リインフォースメント本体)とサイドシルアウタパネル(ロッカアウタリインファースメント)とが結合される部位に接合されて、アウタ側の強化だけを行っている。このような車体側部構造では、フロントピラーアウタパネル及び分割パッチの板厚を厚くしたり、別途、補強部材及び衝撃吸収部材が必要になったりするため、軽量化できないという問題点があった。
そこで、本発明は、ナローオフセット衝突時の衝撃吸収性に優れると共に、軽量で生産性に優れた車体下部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る車体下部構造は、フロントピラーアウタパネルとフロントピラーインナパネルとが車幅方向に重ねられて上下方向に延びる閉断面が形成されたフロントピラーと、サイドシルアウタパネルとサイドシルインナパネルとが車幅方向に重ねられて前後に延びる閉断面が形成され、前記フロントピラーの下部に前部が接合されたサイドシルと、を備えた車体下部構造であって、前記フロントピラーアウタパネルは、前記サイドシルアウタパネルの外面に接合され、前記フロントピラーインナパネルは、前記サイドシルアウタパネルと前記サイドシルインナパネルとに挟持され、サイドシルの前部には、補強部が設けられ、前記サイドシルアウタパネルと前記サイドシルインナパネルは、前記補強部の前方であって前記フロントピラーの下方に、上下方向に延びる縦ビードをそれぞれ有していることを特徴とする。
かかる構成によれば、サイドシルアウタパネル及びサイドシルインナパネルは、サイドシルの前部に設けられた補強部の前方に縦ビードが形成されていることで、ナローオフセット衝突時、ホイールからサイドシルの前端に押圧荷重が負荷されたときに、縦ビードが潰れて衝撃を吸収することができる。サイドシルアウタパネル及びサイドシルインナパネルは、縦ビードが形成されていることによって、衝撃吸収用の変形部材等の別部材が不要であるので、部品点数及び組付工数を削減できる。このため、本発明に係る車体下部構造は、フロントピラーとサイドシルとの接合部位を簡素な構造にすることができると共に、軽量化と生産性の向上を図ることができる。
また、前記サイドシルアウタパネル側の前記縦ビードよりも、前記サイドシルインナパネル側の前記縦ビードの方が、前後方向のビード幅が小さく形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、縦ビードは、サイドシルアウタパネル側よりもサイドシルインナパネル側の前後方向のビード幅が小さく形成されているので、車内側のサイドシルインナパネルの変形を、サイドシルアウタパネル側よりも小さくすることができる。このため、サイドシルは、衝突時に、車外側に折れ曲がるように変形させることができる。
また、前記縦ビードは、少なくとも前記サイドシルアウタパネル及び前記サイドシルインナパネルの上壁と側壁とに、連続形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、縦ビードは、サイドシルアウタパネルとサイドシルインナパネルとの上壁及び側壁に、連続形成されているので、ナローオフセット衝突時に、後方向に押されたホイールが、サイドシルとフロントピラーとの接合部の前面に衝突荷重を負荷したときも、上壁と側壁の縦ビードが前後方向に潰れて衝突荷重を吸収することができる。
また、前記補強部は、前記サイドシルインナパネルに設けられたスチフナ、及び、前記フロントピラーインナパネルと前記サイドシルインナパネルとの連結箇所に配置された補強ガセットの少なくとも一方を含むことが好ましい。
かかる構成によれば、サイドシルの前部のスチフナ、及び、補強ガセットの少なくとも一方は、サイドシルインナパネルに設けられていることによって、縦ビードより後方のサイドシルを強化して、ナローオフセット等の衝突時に車室が変形するのを低減することができる。
また、前記補強部は、断面視L字状に形成された前記スチフナを少なくとも含み、前記スチフナは、前記サイドシルインナパネルの上壁と側壁の間の稜線に沿って、前記上壁及び前記側壁に車外側から接合され、前記サイドシルインナパネルには、前記スチフナの下方に前後方向に延びる横ビードが形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、補強部としてのスチフナは、サイドシルインナパネルの上壁と側壁の間の稜線に沿って上壁及び側壁に接合されていることで、横ビードと共にスチフナが軸方向の強度を高めて車室の変形を低減することができる。スチフナは、強度を高めることができるので、全体を薄くすることによって、重量を軽減して軽量化を図ることが可能である。
また、前記補強部は、前記補強ガセットを少なくとも含み、前記フロントピラーインナパネルは、ドア開口部の前下コーナーに沿って形成されたコーナーフランジと、前記コーナーフランジに沿って膨出形成された膨出部と、を有し、前記補強ガセットは、前記膨出部を車内側から覆うように略四角錐形状に形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、補強ガセットは、フロントピラーインナパネルに形成された膨出部を覆うように配置されているので、フロントピラーインナパネルとサイドシルインナパネルとの結合部の断面積を増加させることができる。このため、フロントピラーインナパネルとサイドシルインナパネルとの結合部の結合強度を向上させることができるので、ナローオフセット衝突時に、フロントピラーにホイールが当たって、フロントピラーが車室内及び車両後方へ倒れるのを抑制することができる。
また、前記補強部は、前記補強ガセットを少なくとも含み、前記フロントピラーインナパネルは、前記補強ガセットの下方でジャッキアッププレートに接合されていることが好ましい。
かかる構成によれば、フロントピラーインナパネルは、補強ガセットの下方でジャッキアッププレートに接合されていることで、ジャッキアップ時の荷重をフロントピラーで十分支持することができる。
また、前記フロントピラーアウタパネルの下端は、前記サイドシルアウタパネルの上壁及び側壁の上部に結合され、前記サイドシルの前端には、開口が形成され、前記開口は、サイドアウタパネルによって塞がれていることが好ましい。
かかる構成によれば、サイドシルアウタパネルは、意匠部品のため車体骨格のフロントピラーアウタパネルより強度が低く設定されているので、サイドシルの前端の強度を低減して潰れ易くなっているため、衝突時の衝撃を吸収し易い。
本発明に係る車体下部構造は、ナローオフセット衝突時の衝撃吸収性に優れると共に、軽量で生産性に優れている。
本発明の実施形態に係る車体下部構造の一例を示す図であり、フロントピラーとサイドシルとの接合部の状態を示す要部斜視図である。 サイドシルの前端部の設置状態を示す要部斜視図である。 図1のI−I断面図である。 図1のII−II断面図である。 図1のIII−III断面図である。 サイドシルインナパネルの取り付け状態を示す要部概略斜視図である。 フロントピラーインナパネルとサイドシルインナパネルとの接合状態を示す要部拡大斜視図である。 バルクヘッドの取り付け状態を示す要部概略斜視図である。 サイドシルアウタパネルの取り付け状態を示す要部斜視図である。 フロントピラーアウタパネルの取り付け状態を示す要部斜視図である。 フロントピラーアウタパネルとサイドシルアウタパネルとの接合状態を示す要部拡大斜視図である。 図11のIV−IV拡大断面図である。 サイドアウタパネルの取り付け状態を示す要部斜視図である。
以下、図1〜図13に基づき本発明の実施形態に係る車体下部構造の一例を説明する。
なお、車両の進行方向を「前」、後退方向を「後」、鉛直上方側を「上」、鉛直下方側を「下」、車幅方向を「左」、「右」として説明する。以下、車体1の車体前部1bにフロントサイドドア用のドア開口部1aを備えた乗用車の場合を例に挙げて本発明を説明する。
<車両>
車両は、図1に示すように、車体1の左右の車体前部1bに可動可能に支持されたドア(図示省略)と、ドアが開閉自在に配置されたドア開口部1aと、ドア開口部1aの前枠部を形成するフロントピラー2と、ドア開口部1aの下枠部を形成するサイドシル3と、を有するものであればよい。つまり、車両は、車体側部に、フロントピラー2と、サイドシル3とを有していればよく、その形式及び種類は特に限定されない。
<車体>
図1に示すように、車体1のドア開口部1aの周辺の車体下部1cには、例えば、サイドシル3と、フロントピラー2と、ダッシュロアパネル4と、アウトリガ5(図2参照)と、フロアフレーム8、フロアパネル6と、フロアクロスメンバ9(図6参照)等が略左右対称に設置されている。このように車体下部1cは、略左右対称であるため、以下、車体1の左側を主に説明して、車体1の右側の説明を適宜省略する。
<フロントピラー>
フロントピラー2は、ドア開口部1aの前枠部、及び、フロントガラスの側枠部を形成するフレーム部材である。フロントピラー2は、車外側に配置されるフロントピラーアウタパネル22と、車内側に配置されるフロントピラーインナパネル21とを車幅方向に重ねて接合することで、上下方向に延びる閉断面を形成している。フロントピラー2は、サイドシル3の前部3aに接合されて、その前部3aから上方に配置されるフロントガラス(図示省略)の前側まで延設されている。また、フロントピラー2の前方には、不図示のフロントホイールハウスアッパメンバ及びフロントホイールハウスが設けられている。フロントピラー2の断面内には、フロントサイドドア(図示省略)を開閉自在に支持するドアヒンジを取り付けるためのドアヒンジ取付用スチフナ23と、フロントピラー2の曲げ剛性を向上させるためのバルクヘッド片24と、が設けられている。
<フロントピラーインナパネル>
図3、図5に示すように、フロントピラーインナパネル21は、縦断面視して、サイドシルアウタパネル32とサイドシルインナパネル31とに挟持されて接合されている。また、図5に示すように、フロントピラーインナパネル21の下端部21aは、サイドシル3の中空部内で後記するジャッキアッププレート35に接合されている。また、図4に示すように、フロントピラーインナパネル21の前端部21bは、フロントピラーアウタパネル22とダッシュロアパネル4との三部材が溶接されて接合されている。
図7に示すように、フロントピラーインナパネル21は、下側部位を形成する下側ピラーインナパネル21cと、上側部位を形成する上側ピラーインナパネル21dと、を接合して成る金属製板部材である。下側ピラーインナパネル21cは、側面視して略L字形状に形成されている。
下側ピラーインナパネル21cのドア開口部1a側の縁部には、側面視して円弧状に形成されたコーナーフランジ21eが設けられている。コーナーフランジ21eの中央部前側近傍には、車内側に突出した膨出部21fが形成されている。また、コーナーフランジ21eには、側面視して溝状に形成された2つの大小の切欠部21gが形成されている。後側の大きな切欠部21gの前後には、2つの舌片状の突出片21hが設けられている。
下側ピラーインナパネル21cの下縁には、3つの突出片21kが互いに前後に離間して設けられている。3つの突出片21kの間には、側面視して溝状に形成された2つの大小の切欠部21jが設けられている。
下側ピラーインナパネル21cの前後方向の略中央部には、横断面視して略U溝状(円弧状)の補強部位であるピラーインナ縦ビード21mが上下方向に向けて3本延設されている。
<フロントピラーアウタパネル>
図3、図5に示すように、フロントピラーアウタパネル22は、フロントピラー2の外側面を構成する部材であり、その下端部22aは、サイドシルアウタパネル32の外面に接合されている。
図11及び図12に示すように、フロントピラーアウタパネル22は、横断面視して略凹部形状の金属製板部材である。フロントピラーアウタパネル22は、側壁22dと、側壁22dの前端から車内側に屈曲形成された前壁22eと、側壁22dの後端から車内側に屈曲形成された後壁22fと、を主に有している。フロントピラーアウタパネル22の下端部22aにおいて、側壁22d及び後壁22fは、側面視で後方に延出するように湾曲している。
後壁22fのドア開口部1a側の縁部には、側面視で略円弧状のフロントピラーアウタパネル22のコーナーフランジ22bが屈曲形成されている。前壁22eの車内側端部には、横断面視でクランク形状の前側フランジ22cが車内側に延出するように形成されている。
側壁11dと前壁11eの間には、稜線22gが形成されている。また、側壁11dと後壁11fの間には、稜線22hが形成されている。稜線22hは、ドア開口部1aの角部に沿って湾曲している。この稜線22g,22hは、フロントピラー2とサイドシル3との接合部を補強する補強部位として機能する。
<サイドシル>
図1に示すサイドシル3は、フロントピラー2の下端部からリヤホイールハウス(図示省略)の前端までの間に前後方向に延設されたフレーム部材である。サイドシル3は、車内側に配置されたサイドシルインナパネル31と車外側に配置されたサイドシルアウタパネル32とを車幅方向に重ねて接合することで、縦断面視して略ロ字形状(閉断面を形成する形状)の中空構造を形成している。
<サイドシルインナパネル>
図1または図3に示すように、サイドシルインナパネル31は、サイドシル3の車室側を形成する外側半体であり、縦断面視で略ハット形状に形成されている。サイドシルインナパネル31は、上壁31bと、側壁31cと、下壁31dと、上壁31b及び下壁31dの車外側端部からそれぞれ上下に屈曲形成された上フランジ31j及び下フランジ31kと、を主に有している。上壁31bと側壁31cとの境界部位、及び、側壁31cと下壁31dとの境界部位には、稜線31e,31fが前後方向にそれぞれ延設されている。
また、図1に示すように、サイドシルインナパネル31は、縦ビード31aと横ビード31hを有している。縦ビード31a及び横ビード31hについては後記する。
<サイドシルアウタパネル>
図3に示すように、サイドシルアウタパネル32は、サイドシル3の車外側を形成する外側半体であり、縦断面視で略ハット形状に形成されている。サイドシルアウタパネル32は、前記したサイドシルインナパネル31とは縦断面視して略対称形状に形成されている。図5に示すように、サイドシルアウタパネル32には、縦ビード32aと、上壁32bと、側壁32cと、下壁32dと、上壁32b及び下壁32dの車内側端部からそれぞれ上下に屈曲形成された上フランジ32g及び下フランジ32hと、を主に有している。上壁32bと側壁32cとの境界部位、及び、側壁32cと下壁32dとの境界部位には、稜線32e,32fが前後方向にそれぞれ延設されている。側壁32cの中央部には、前後方向に延設された略凹溝形状の窪みである横ビード32iが形成されている。
また、図1に示すように、サイドシルアウタパネル32は、縦ビード32aを有している。縦ビード32aについては後記する。
次に、フロントピラー2とサイドシル3との接合構造について説明する。
図3、図5に示すように、下側ピラーインナパネル21cは、サイドシルインナパネル31の上フランジ31jとサイドシルアウタパネル32の上フランジ32gとに狭持されて3枚接合されている。
また、図7に示すように、下側ピラーインナパネル21cの下端に設けられた3つの突出片21kは、サイドシルインナパネル31の下フランジ31kとサイドシルアウタパネル32の下フランジ32hとに狭持されて3枚接合されている。さらに、図5に示すように、ジャッキアッププレート35の下端部は、サイドシルインナパネル31の下フランジ31Kとサイドシルアウタパネル32の下フランジ32hとに狭持されて3枚接合されている。ジャッキアッププレート35は、下側ピラーインナパネル21cの切欠部21jに対応する位置に配置されている。
図12に示すように、下側ピラーインナパネル21cの前端には、前フランジ21iが車内側に向かって屈曲形成されている。前フランジ21iは、フロントピラーアウタパネル22の前側フランジ22cと、ダッシュロアパネル4と、に挟持されて接合されている。なお、ダッシュロアパネル4の外側のフランジ4aは、下側ピラーインナパネル21cに接合されている。
また、図12に示すように、下側ピラーインナパネル21cのコーナーフランジ21eは、フロントピラーアウタパネル22のコーナーフランジ22bと、後記する補強ガセット34のガセット後側フランジ34cとに狭持されて3枚接合されている。
図3、図4、図5、図11に示すように、サイドシルアウタパネル32の側壁32cには、フロントピラーアウタパネル22の側壁22dが接合されている。また、サイドシルアウタパネル32の上壁32bには、フロントピラーアウタパネル22の後壁22fが接合されている。
<補強部>
図1、図5、図12に示すように、ドア開口部1aの前下側の角部には、補強部3bが設けられている。補強部3bは、下側ピラーインナパネル21cに形成された膨出部21fと、膨出部21fの車内側を被覆する補強ガセット34と、サイドシルインナパネル31の稜線31eに沿って設置されたスチフナ33と、を備えている。補強部3bは、ドア開口部1aの前下側の角部、すなわち、フロントピラー2とサイドシル3との接合部を補強している。膨出部21fは、図12に示すように、横断面視して凹溝形状に形成されている。膨出部21fは、図7に示すように、正面視して台形形状に形成され、縦断面視して車内側に略三角形状に膨らんで形成されている。補強部3bの他の構成については後に詳しく説明する。
<縦ビード>
図1、図4、図9に示すように、サイドシルインナパネル31及びサイドシルアウタパネル32は、補強部3bの前方であってフロントピラー2の下方に、複数の縦ビード31a,32aをそれぞれ有している。
縦ビード31aは、サイドシルインナパネル31の上フランジ31jから上壁31bを介して側壁31cに亘って上下方向に形成されている。縦ビード31aは、横断面視して略U溝形状(円弧状)に形成されている。縦ビード31aは、サイドシル3の前部3aに適宜な間隔を介して複数(例えば、2本)形成されている。縦ビード31aは、少なくとも上壁31bから側壁31cに亘って形成されていればよい。
縦ビード32aは、サイドシル3の前部3aの上フランジ32gから上壁32bを介して側壁32cに亘って上下方向に形成された横断面視して車外側に対して凹溝形状のビードと、凸形状のビードと、から成る。縦ビード32aは、少なくとも上壁32bから側壁32cに亘って形成されていればよい。
図4に示すように、サイドシルインナパネル31の縦ビード31aの前後方向のビード幅W1は、サイドシルアウタパネル32側の縦ビード32aの前後方向のビード幅W2よりも小さく形成されている。
図5に示すように、横ビード31h,31iは、側壁31cにダッシュロアパネル4のフランジ4aを介在してその上部及び下部の二箇所に平行に前後方向に延設された略凹溝形状の窪みから成る。
次に、ドア開口部1aの前下コーナーに設けられた補強部3bの具体的構成について説明する。
<スチフナ>
図5に示すように、スチフナ33は、縦断面視して略L字状に形成されて前後方向に延設された金属製の補強板である(図6参照)。スチフナ33は、サイドシルインナパネル31の上壁31b及び側壁31cの間の稜線31eに沿って、上壁31b及び側壁31cに車外側から接合されている。スチフナ33は、サイドシルインナパネル31の側壁31cに前後方向に延設された横ビード31hの上方に配置されている。
<補強ガセット>
図1に示すように、補強ガセット34は、フロントピラーインナパネル21とサイドシルインナパネル31との連結箇所に配置されて、その連結箇所を補強するための金属製板部材である。補強ガセット34は、膨出部21f(図7及び図12参照)を覆う凸部34aと、凸部34aの前側に形成されたガセット前側フランジ34bと、凸部34aの後側に形成されたガセット後側フランジ34cと、凸部34aの下側に形成されたガセット下側フランジ34dと、を有している。補強ガセット34は、フロントピラーインナパネル21の下端部21aのコーナーフランジ21eと、サイドシルインナパネル31の上フランジ31j、上壁31b及び側壁31cと、に車内側から重ねて配置して接合されている。補強ガセット34は、フロントピラーインナパネル21のドア開口部1aのコーナーフランジ21eに沿って形成された膨出部21f(図7参照)を車内側から覆うように、側面視して略四角錐形状に形成されている。
凸部34aは、フロントピラーインナパネル21の膨出部21f(図7参照)の周辺を覆うように、横断面視して車内側に凸形状となるように膨らんで形成されている。その凸部34aは、側面視して上側から下側に向かって徐々に末広がりに形成されている。
ガセット前側フランジ34bは、フロントピラーインナパネル21の下端部21aと、サイドシルインナパネル31の上フランジ31j及び上壁31bと、の車内側に重ねて配置されて接合されている。
ガセット後側フランジ34cは、フロントピラーインナパネル21のコーナーフランジ21eと、サイドシルインナパネル31の上フランジ31j及び上壁31bと、の車内側に重ねて配置されて接合されている。
ガセット下側フランジ34dは、サイドシルインナパネル31の側壁31cの車内側に重ねて配置されて接合されている。
<ジャッキアッププレート>
図7に示すように、ジャッキアッププレート35は、上下方向に向けてジャッキアップビード35aが形成されて上下方向の荷重に対して強化されている。ナローオフセット衝突の際に潰れて衝突荷重F1を吸収し易くするために、前後方向の荷重に対して比較的弱い金属製板部材によって形成されている。図5及び図7に示すように、ジャッキアッププレート35は、フロントピラーインナパネル21の下端部21aの車内側側面からサイドシルインナパネル31の下フランジ31kに亘って配置されている。ジャッキアッププレート35の下端部は、切欠部21j内で、サイドシルインナ下フランジ31kとサイドシルアウタ下フランジ32hとに挟持されて3枚接合されている。
<バルクヘッド及びサイドシル補強フレーム>
図7に示すように、バルクヘッド36は、サイドシル3の中空部を前後に仕切る金属板製の補強部材である。バルクヘッド36は、サイドシル3の中空部内において、フロントピラーインナパネル21の後端部から後方に離間して配置されている。バルクヘッド36は、ナローオフセット衝突の際に、サイドシルインナパネル31とサイドシルアウタパネル32とが分離するのを防止する機能を果す。バルクヘッド36には、サイドシルインナパネル31内を前後に区画するように配置された仕切面36aと、この仕切面36aの外周縁から前後方向に折曲形成されて延設された接合部36bと、が形成されている。
サイドシル補強フレーム37は、サイドシル3内において、仕切面36aから後方向に延設された補強部材である。
<サイドアウタパネル>
図13に示すように、サイドアウタパネル7は、フロントピラー2とサイドシル3の接合部を車外側から装飾する部材である。サイドアウタパネル7は、フロントピラーアウタパネル22を車外側から被覆するフロントピラー被覆部7iと、このフロントピラー被覆部7iの下端から後方に延出し、サイドシルアウタパネル32を車外側から被覆するサイドシル被覆部7jと、を有している。このため、サイドアウタパネル7は、全体が側面視して略L字状に形成されている。サイドアウタパネル7は、フロントピラーアウタパネル22よりも板厚が薄く、強度の弱い部材で形成されている。
サイドシル被覆部7jは、縦断面視して略ハット形状を呈し、上壁7bと、側壁7cと、下壁7dと、サイドアウタ上フランジ7gと、サイドアウタ下フランジ7hと、を有している。上壁7bと側壁7cとの間、及び、下壁7dと側壁7cとの間には、前後方向に延びる稜線7e,7fがそれぞれ形成されている。サイドシル被覆部7jの前端部には、開口3c(図11参照)を閉塞するように車内側に折り曲げられた前壁7aが形成されている。前壁7aの車外側端部は、側壁7cに連続しており、前壁7aの下端部は、下壁7dに連続している。
<ダッシュロアパネル>
図1に示すように、ダッシュロアパネル4は、モータルームと車室とを仕切る隔壁の一部を形成する鋼板等から成る部材である。ダッシュロアパネル4の車外側端部は、フロントピラーインナパネル21の前端部21bと、サイドシルインナパネル31の側壁31cと、サイドシル3の前部3aと、に接合されている。ダッシュロアパネル4の下端部は、フロアパネル6の前端部に接合されている。
<アウトリガ>
図2に示すように、アウトリガ5は、サイドシルインナパネル31の前部3aの車内側と、フロアフレーム8の前端部の車外側と、に連結されたフレーム部材である。アウトリガ5は、ダッシュロアパネル4と協動して閉断面を形成している。
<フロアパネル、フロアフレーム及びフロアクロスメンバ>
図1に示すフロアパネル6は、車室のフロア面を形成する金属製板部材である。フロアパネル6は、サイドシル3と、トンネル部(図示省略)との間に架設されている。
図2に示すフロアフレーム8は、フロアパネル6を下側から保持する縦断面視して略ハット形状のフロアフレーム本体81と、フロアパネル6の上に載設された縦断面視して略ハット形状の上フレーム82(図6参照)と、を備えて成る。フロアフレーム8は、例えば、前端側がフロントサイドフレーム(図示省略)の後部に連結され、後端側がフロアクロスメンバ9に連結されている。
図6に示すフロアクロスメンバ9は、左右のサイドシル3とトンネル部(図示省略)との間にそれぞれ架設された縦断面視して略ハット形状のフレーム部材である。
≪車体下部構造の作用≫
次に、図1〜図13を参照しながら本発明の実施形態に係る車体下部構造の作用を、車両の車体前部左側が対向車とナローオフセット衝突した場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、車両は、対向車とナローオフセット衝突をした場合、車体前部左側の不図示のフロントバルクヘッド、フロントサイドフレーム、フロントホイールハウスアッパメンバ、フロントホイールハウス、前輪、フロントピラー2を介してサイドシル3の前部3aが、対向車によって後側(衝突荷重F1)方向に押圧されて圧潰される。
サイドシルアウタパネル32とサイドシルインナパネル31は、サイドシル3の補強部3bの前方の前部3aに、上下方向に延びる縦ビード31a,32aがそれぞれ形成されている。このため、ナローオフセット衝突時、縦ビード31a,32aは、前後方向に潰れて衝突荷重F1を吸収することができる。サイドシルアウタパネル32及びサイドシルインナパネル31は、縦ビード31a,32aが形成されていることによって、衝撃吸収用の変形部材等の別部材を設けることが不要であるので、部品点数及び組付工数を削減できる。その結果、フロントピラー2とサイドシル3との接合部位の構造を簡素化して、軽量化及び生産性の向上を図ることができる。
図4に示すように、サイドシルインナパネル31側の縦ビード31aのビード幅W1は、サイドシルアウタパネル32側の縦ビード32aのビード幅W2よりも小さい。このため、縦ビード31a,32aは、車内側のサイドシルインナパネル31の前後方向変形を、サイドシルアウタパネル32側よりも小さくして、サイドシル3が車室側に折れ曲がるのを抑制することができる。
図1または図9に示すように、縦ビード31a,32aは、サイドシルアウタパネル32及びサイドシルインナパネル31の上壁31b,32bと側壁31c,32cとに連続形成されている。このため、ナローオフセット衝突時に、サイドシル3とフロントピラー2との接合部の前面に衝突荷重F1が負荷されたときに、縦ビード31a,32aの前後にある稜線31e,32eが縦ビード31a,32aを前後方向に潰れ易くしている。
また、図5に示すように、サイドシル3の補強部3bは、サイドシルインナパネル31にスチフナ33、及び、補強ガセット34が設けられていることによって、サイドシル3の縦ビード31a,32aより後方の強度及び剛性を向上させることができる。このため、補強部3bは、ナローオフセット等の衝突時に車室が変形するのを抑制することができる。
断面視L字状のスチフナ33は、サイドシルインナパネル31の上壁31bと内側壁31gの間の稜線31eに沿って、上壁31b及び側壁31cに車外側から接合されている。サイドシルインナパネル31には、スチフナ33の下方に、前後方向に延びる横ビード31iの上方に配置されている。このため、横ビード31iとスチフナ33とは、前後方向の強度を高めて、車室の変形を低減することができる。また、サイドシル3は、稜線31e,31f,32e,32fが側壁31c,32cの上下端部に前後方向に向けて連続形成されていることによって、衝突荷重F1が稜線31e,31f,32e,32fに沿って直線に作用するため、衝突荷重F1の荷重伝達性を向上させることができる。また、スチフナ33は、衝突荷重F1に対する強度を高めることができるので、サイドシル3全体を薄くすることによって、重量を軽減して軽量化を図ることが可能である。
図1に示すように、補強部3bの補強ガセット34は、フロントピラーインナパネル21の膨出部21f(図7及び図12参照)を車内側から覆うように略四角錐形状に形成されている。このため、フロントピラーインナパネル21とサイドシルインナパネル31との結合部の断面積を増加させることができる。このため、フロントピラーインナパネル21とサイドシルインナパネル31との連結箇所の結合強度を向上させることができるので、ナローオフセット衝突時に、フロントピラー2にホイール(図示省略)が当たって、フロントピラー2が車室内及び車両後方への倒れるのを抑制することができる。
図5に示すように、フロントピラーインナパネル21は、補強ガセット34の下方でジャッキアッププレート35に接合されていることによって、ジャッキアップ時の荷重をフロントピラー2で十分支持することができる。
また、サイドシル3の前端の開口3c(図11参照)は、図13に示すように、車体骨格のフロントピラーアウタパネル22よりも強度が低く設定されているサイドアウタパネル7によって塞がれている。このため、サイドシル3の前端は、強度を低減して潰れ易くなっているので、ナローオフセット衝突時の衝撃を吸収し易い。
このように、本発明の実施形態に係る車体下部構造は、図1及び図9に示すように、サイドシル3が、サイドシルインナパネル31及びサイドシルアウタパネル32に、稜線31e,31f,32e,32f及び横ビード31h,31i,32iが形成されている。このため、サイドシル3は、前後方向の荷重に対して補強されている。
さらに、そのサイドシル3の前部3aに設けられた補強部3bは、図1、図6、及び図7に示すように、スチフナ33と、補強ガセット34と、ジャッキアッププレート35と、を有していることによって、さらに強度が強くなっている。そのサイドシル3の補強部3bよりも前側には、縦ビード31a,32aが形成されている。
このため、サイドシル3は、ナローオフセット衝突時に、縦ビード31a,32aが押し潰されて衝突荷重F1を吸収し、縦ビード31a,32aの設置部位よりも後側が変形するのを抑制することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、前記実施形態では、本発明の一例として乗用車を例に挙げて説明したが、フロントピラー2と、サイドシル3とを有した車両であればよく、バスや作業車等であってもよい。
1 車体
1a ドア開口部
2 フロントピラー
3 サイドシル
3a 前部
3b 補強部
3c 開口
7 サイドアウタパネル
21 フロントピラーインナパネル
21e,22b コーナーフランジ
21f 膨出部
22 フロントピラーアウタパネル
31 サイドシルインナパネル
31a,32a 縦ビード
31b,32b 上壁
31c,32c 側壁
31e,31f,32e,32f 稜線
31g 内側壁
31h,31i,32i 横ビード
32 サイドシルアウタパネル
33 スチフナ
34 補強ガセット
35 ジャッキアッププレート
W1,W2 縦ビードの前後方向の幅

Claims (8)

  1. フロントピラーアウタパネルとフロントピラーインナパネルとが車幅方向に重ねられて上下方向に延びる閉断面が形成されたフロントピラーと、
    サイドシルアウタパネルとサイドシルインナパネルとが車幅方向に重ねられて前後に延びる閉断面が形成され、前記フロントピラーの下部に前部が接合されたサイドシルと、を備えた車体下部構造であって、
    前記フロントピラーアウタパネルは、前記サイドシルアウタパネルの外面に接合され、
    前記フロントピラーインナパネルは、前記サイドシルアウタパネルと前記サイドシルインナパネルとに挟持され、
    サイドシルの前部には、補強部が設けられ、
    前記サイドシルアウタパネルと前記サイドシルインナパネルは、前記補強部の前方であって前記フロントピラーの下方に、上下方向に延びる縦ビードをそれぞれ有していることを特徴とする車体下部構造。
  2. 前記サイドシルアウタパネル側の前記縦ビードよりも、前記サイドシルインナパネル側の前記縦ビードの方が、前後方向のビード幅が小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体下部構造。
  3. 前記縦ビードは、少なくとも前記サイドシルアウタパネル及び前記サイドシルインナパネルの上壁と側壁とに、連続形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体下部構造。
  4. 前記補強部は、前記サイドシルインナパネルに設けられたスチフナ、及び、前記フロントピラーインナパネルと前記サイドシルインナパネルとの連結箇所に配置された補強ガセットの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の車体下部構造。
  5. 前記補強部は、断面視L字状に形成された前記スチフナを少なくとも含み、
    前記スチフナは、前記サイドシルインナパネルの上壁と側壁の間の稜線に沿って、前記上壁及び前記側壁に車外側から接合され、
    前記サイドシルインナパネルには、前記スチフナの下方に前後方向に延びる横ビードが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の車体下部構造。
  6. 前記補強部は、前記補強ガセットを少なくとも含み、
    前記フロントピラーインナパネルは、ドア開口部の前下コーナーに沿って形成されたコーナーフランジと、前記コーナーフランジに沿って膨出形成された膨出部と、を有し、
    前記補強ガセットは、前記膨出部を車内側から覆うように略四角錐形状に形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の車体下部構造。
  7. 前記補強部は、前記補強ガセットを少なくとも含み、
    前記フロントピラーインナパネルは、前記補強ガセットの下方でジャッキアッププレートに接合されていることを特徴する請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載の車体下部構造。
  8. 前記フロントピラーアウタパネルの下端は、前記サイドシルアウタパネルの上壁及び側壁の上部に結合され、
    前記サイドシルの前端には、開口が形成され、
    前記開口は、サイドアウタパネルによって塞がれていることを特徴とする請求項1の車体下部構造。
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