JP2015067090A - 車体補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製の車体構成部材に荷重が入力された場合に、繊維強化樹脂材で形成された補強部材に入力荷重を効果的に伝達することができる車体補強構造を得る。
【解決手段】繊維強化樹脂材で形成された第一補強リインフォース18は、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14b、外壁部14Cの内壁面14c及び後壁部14Dの内壁面14dに連続して重ね合わせられかつ接着されている。アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14b及び後壁部14Dの内壁面14dに対しては第一補強リインフォース18を介して第二補強リインフォース20の一対の重合部20A、20Bが重ね合わせられている。第二補強リインフォース20は、アウタリインフォース14の前壁部14B及び後壁部14Dに直接結合され、一対の重合部20A、20Bを連結部20Eで連結している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体補強構造に関する。
車両においては、車体の軽量化を図るために繊維強化樹脂材で形成された板部材が用いられると共に、当該板部材と金属板とが接着される場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−35045公報
ところで、繊維強化樹脂材で形成された板部材が、車体の一部を成す金属板に補強用として接着される場合がある。しかしながら、このような構造では、衝突時等の荷重入力時に、補強用の板部材が金属板の変形に追従しないと、入力荷重を補強用の板部材に効果的に伝達することができない。
本発明は、上記事実を考慮して、金属製の車体構成部材に荷重が入力された場合に、繊維強化樹脂材で形成された補強部材に入力荷重を効果的に伝達することができる車体補強構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車体補強構造は、第一壁部と、前記第一壁部の両端部から屈曲されて互いに対向する側に延出された一対の第二壁部と、を備えた金属製の車体構成部材と、前記車体構成部材の内側に配置され、繊維強化樹脂材で一体に形成されると共に、前記車体構成部材における連続する少なくとも二つの内壁面に対して、連続して重ね合わせられかつ接着された屈曲板状の第一補強部材と、前記車体構成部材の内側に配置され、前記連続する少なくとも二つの内壁面のうち両端側を構成する端壁面に対して前記第一補強部材を介して重ね合わせられた一対の重合部と、前記重合部と段差状に連結されて前記端壁面を構成する壁部に直接結合された一対の取付部と、前記一対の重合部における前記取付部の側とは反対側の端部同士を連結する連結部と、を備える第二補強部材と、を有する。
上記構成によれば、金属製の車体構成部材は、一対の第二壁部が第一壁部の両端部から屈曲されて互いに対向する側に延出されており、車体構成部材の内側には、繊維強化樹脂材で一体に形成された屈曲板状の第一補強部材が配置されている。この第一補強部材は、車体構成部材における連続する少なくとも二つの内壁面に対して、連続して重ね合わせられかつ接着されている。このため、車体構成部材は第一補強部材によって補強される。
また、車体構成部材の内側には、第二補強部材が配置され、第二補強部材は、一対の重合部、取付部及び連結部を備えている。一対の重合部は、連続する前記少なくとも二つの内壁面のうち両端側を構成する端壁面に対して第一補強部材を介して重ね合わせられている。そして、一対の取付部は、重合部と段差状に連結されて端壁面を構成する壁部に直接結合されており、連結部は、一対の重合部における取付部の側とは反対側の端部同士を連結している。このように、第二補強部材は、車体構成部材の端壁面を構成する壁部に両端側が直接結合されつつ、車体構成部材の前記壁部との間に第一補強部材を挟んでいるので、例えば、荷重入力によって車体構成部材の前記壁部が変形しても、第一補強部材を車体構成部材の前記壁部の変形に追従させることができる。
請求項2に記載する本発明の車体補強構造は、請求項1記載の構成において、前記端壁面に対して前記第一補強部材が重ね合わせられた部位と、前記端壁面に対して前記第一補強部材が重ね合わせられていない部位と、の間に形成された段差部に沿って、前記第二補強部材がクランク状に曲げられている。
上記構成によれば、車体構成部材の端壁面及び第一補強部材により形成された段差部に沿って、第二補強部材がクランク状に曲げられているので、第二補強部材の取付部が第一補強部材の端末部に近接する位置で車体構成部材に支持される。よって、第二補強部材による第一補強部材の端末部に対する保持力が高められ、車体構成部材への荷重入力時には、車体構成部材の端壁面を構成する壁部の変形に対して、より安定的に第一補強部材の端末部を追従させることができる。
請求項3に記載する本発明の車体補強構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記第一補強部材は、前記車体構成部材における連続する三つの内壁面に対して、連続して重ね合わせられかつ接着され、前記連結部は、前記一対の重合部における前記取付部の側とは反対側の端部同士の間に直線状に架け渡されて前記第一補強部材と共に閉断面を形成している。
上記構成によれば、第一補強部材は、車体構成部材における連続する三つの内壁面に対して、連続して重ね合わせられかつ接着され、連結部は、一対の重合部における取付部の側とは反対側の端部同士の間に直線状に架け渡されている。このため、車体構成部材への荷重入力時に、車体構成部材の一対の第二壁部が変形した場合、第一補強部材は、第二補強部材の連結部の突っ張り支持によっても、車体構成部材の第二壁部と第二補強部材との間に保持される。よって、車体構成部材の第二壁部の変形に対して、より安定的に第一補強部材を追従させることができる。また、連結部は、第一補強部材と共に閉断面を形成しているので、車体構成部材への荷重入力時に車体構成部材の断面変形が効果的に抑えられる。これにより、車体構成部材の一対の第二壁部の変形量も抑えられるので、第二壁部の変形に対する第一補強部材の追従が容易になる。
請求項4に記載する本発明の車体補強構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記第一補強部材は、前記車体構成部材における連続する三つの内壁面に対して、連続して重ね合わせられかつ接着され、前記連結部は、前記第一壁部の内壁面に対して前記第一補強部材を介して重ね合わせられた合わせ部を備える。
上記構成によれば、第一補強部材は、車体構成部材における連続する三つの内壁面に対して、連続して重ね合わせられかつ接着されており、第二補強部材における連結部の合わせ部は、第一壁部の内壁面に対して第一補強部材を介して重ね合わせられている。このように、第一補強部材は、車体構成部材の第一壁部と第二補強部材の合わせ部との間にも挟まれているので、車体構成部材への荷重入力時には、車体構成部材の第一壁部の変形に対して第一補強部材を安定的に追従させることができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車体補強構造によれば、金属製の車体構成部材に荷重が入力された場合に、繊維強化樹脂材で形成された第一補強部材に入力荷重を効果的に伝達することができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の車体補強構造によれば、車体構成部材の変形に対する第一補強部材の端末部の追従性を向上させることで、車体構成部材に荷重が入力された場合の第一補強部材への荷重伝達性能を一層向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の車体補強構造によれば、車体構成部材の一対の第二壁部の変形に対する第一補強部材の追従性を向上させることで、車体構成部材に荷重が入力された場合の第一補強部材への荷重伝達性能を一層向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の車体補強構造によれば、車体構成部材の第一壁部の変形に対する第一補強部材の追従性を向上させることで、車体構成部材に荷重が入力された場合の第一補強部材への荷重伝達性能を一層向上させることができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る車体補強構造が適用されたセンタピラーを示す水平断面図である。 図1のセンタピラーの製造方法を示す工程図である。 図1のセンタピラーの他の製造方法を示す工程図である。 荷重入力時におけるストロークと荷重との関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る車体補強構造が適用されたセンタピラーを示す水平断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車体補強構造が適用されたセンタピラーを示す水平断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る車体補強構造が適用されたロッカを示す縦断面図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る車体補強構造について図1〜図4を用いて説明する。なお、図1において矢印REは車両後方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図1には、本実施形態に係る車体補強構造が適用されたセンタピラー10が水平断面図で示されている。この図に示されるように、センタピラー10は、その車両幅方向内側の部位を構成する金属製(本実施形態では鋼製)のインナパネル12を備えている。インナパネル12は、水平断面視で車両幅方向外側に開口するハット形状に形成されており、水平断面視で車両幅方向外側に開口する略U字状の本体部12Hを備えている。この本体部12Hの車両前方側の開口端からは車両前方側に屈曲されて延出された前側フランジ部12Aが形成され、本体部12Hの車両後方側の開口端からは車両後方側に屈曲されて延出された後側フランジ部12Bが形成されている。
また、センタピラー10は、インナパネル12と共に閉断面22を形成する金属製(本実施形態では鋼製)の車体構成部材としてのアウタリインフォース14を備えている。アウタリインフォース14は、水平断面視で車両幅方向内側に開口するハット形状に形成されており、水平断面視で車両幅方向内側に開口する略U字状の本体部14Hを備えている。
本体部14Hは、車両幅方向外側の部位を構成する第一壁部としての外壁部14Cを備えている。外壁部14Cの面は、車両幅方向へ向けられている。外壁部14Cの車両前後方向の両端部からは、屈曲されて互いに対向する側に延出された前後一対の第二壁部としての前壁部14B及び後壁部14Dが形成されている。前壁部14Bは、車両幅方向内側へ向けて車両前方側に若干傾斜しており、後壁部14Dは、車両幅方向内側へ向けて車両後方側に若干傾斜している。
この本体部14Hにおける前壁部14Bの車両幅方向内側の端部からは車両前方側に屈曲されて延出された前側フランジ部14Aが形成されている。また、本体部14Hにおける後壁部14Dの車両幅方向内側の端部からは車両後方側に屈曲されて延出された後側フランジ部14Eが形成されている。
また、センタピラー10は、アウタリインフォース14の車両幅方向外側に配置された金属製(本実施形態では鋼製)のサイドアウタパネル(「サイメンアウタ」ともいう。)16を備えている。サイドアウタパネル16は、アウタリインフォース14の本体部14Hを車両幅方向外側から覆う膨出部16Hを備えている。膨出部16Hは、水平断面視で車両幅方向外側に膨出して車両幅方向内側に開口している。膨出部16Hの車両前方側の開口端からは車両前方側に屈曲されて延出された前側フランジ部16Aが形成され、膨出部16Hの車両後方側の開口端からは車両後方側に屈曲されて延出された後側フランジ部16Bが形成されている。
インナパネル12の前側フランジ部12A、アウタリインフォース14の前側フランジ部14A、及びサイドアウタパネル16の前側フランジ部16Aは、三枚重ねにされた状態でスポット溶接されている。また、インナパネル12の後側フランジ部12B、アウタリインフォース14の後側フランジ部14E、及びサイドアウタパネル16の後側フランジ部16Bも、同様に三枚重ねにされた状態でスポット溶接されている。これらにより、インナパネル12、アウタリインフォース14、及びサイドアウタパネル16の三者が一体化されている。
アウタリインフォース14の本体部14Hの内側には、第一補強部材としての第一補強リインフォース18が配置されている。第一補強リインフォース18は、屈曲板状の部材とされ、繊維強化樹脂材で一体に形成されている。なお、繊維強化樹脂材は、繊維(一例として炭素繊維)を樹脂で固めて成る複合材(FRP)であり、軽量で比強度が高い。第一補強リインフォース18は、アウタリインフォース14における前壁部14Bの内壁面14b(車両後方側の面)、外壁部14Cの内壁面14c(車両幅方向内側の面)、及び後壁部14Dの内壁面14d(車両前方側の面)に対して、連続して重ね合わせられかつ接着されている。換言すれば、本実施形態では、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14b及び後壁部14Dの内壁面14dは、アウタリインフォース14において第一補強リインフォース18によって重ね合わせられて連続する三つの内壁面14b、14c、14dのうち両端側を構成する端壁面に該当する。
第一補強リインフォース18は、車両幅方向外側の部位を構成する外壁補強部18Bを備えている。外壁補強部18Bは、アウタリインフォース14の外壁部14Cの内壁面14cに面接触状態で接着されている。
また、第一補強リインフォース18は、外壁補強部18Bの車両前方側の端部から屈曲されて車両幅方向内側斜め前方側に延出された前壁補強部18Aを備えている。前壁補強部18Aは、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bに面接触状態で接着されており、図1の断面視で前壁部14Bの内壁面14bにおける車両幅方向内側の端部を除く範囲に重ね合わせられている。このため、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bに対して第一補強リインフォース18(前壁補強部18A)が重ね合わせられた部位と、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bに対して第一補強リインフォース18が重ね合わせられていない部位と、の間には、段差部24Aが形成されている。
さらに、第一補強リインフォース18は、外壁補強部18Bの車両後方側の端部から屈曲されて車両幅方向内側斜め後方側に延出された後壁補強部18Cを備えている。後壁補強部18Cは、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dに面接触状態で接着されており、図1の断面視で後壁部14Dの内壁面14dにおける車両幅方向内側の端部を除く範囲に重ね合わせられている。このため、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dに対して第一補強リインフォース18(後壁補強部18C)が重ね合わせられた部位と、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dに対して第一補強リインフォース18が重ね合わせられていない部位と、の間には、段差部24Bが形成されている。
一方、アウタリインフォース14の本体部14Hの内側には、第一補強リインフォース18に加えて第二補強部材としての第二補強リインフォース20が配置されている。第二補強リインフォース20は、第一補強リインフォース18の剥がれ防止用とされ、アウタリインフォース14に対して第一補強リインフォース18を介して重ね合わせられた前後一対の重合部20A、20Bを備えている。
車両前後方向の前側の重合部20Aは、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bにおける車両幅方向内側寄りの部位に対して第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aを介して重ね合わせられている。この重合部20Aは、前壁補強部18Aの車両幅方向内側の端部に重ね合わせられかつ接着されている。また、車両前後方向の後側の重合部20Bは、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dにおける車両幅方向内側寄りの部位に対して第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cを介して重ね合わせられている。この重合部20Bは、後壁補強部18Cの車両幅方向内側の端部に重ね合わせられかつ接着されている。
第二補強リインフォース20の車両前後方向の前側の部位は、段差部24Aに沿ってクランク状に曲げられており、車両前後方向の前側の重合部20Aと段差状に連結された取付部20Cを備えている。取付部20Cは、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bに直接重ね合わせられており、スポット溶接によりアウタリインフォース14の前壁部14Bに結合されている。重合部20Aの車両幅方向内側の端部と取付部20Cの車両幅方向外側の端部とは、車両前方側へ向けて車両幅方向内側に若干傾斜した傾斜壁部20Fによって連結されている。
第二補強リインフォース20の車両前後方向の後側の部位も、同様に段差部24Bに沿ってクランク状に曲げられており、車両前後方向の後側の重合部20Bと段差状に連結された取付部20Dを備えている。取付部20Dは、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dに直接重ね合わせられており、スポット溶接によりアウタリインフォース14の後壁部14Dに結合されている。重合部20Bの車両幅方向内側の端部と取付部20Dの車両幅方向外側の端部とは、車両後方側へ向けて車両幅方向内側に若干傾斜した傾斜壁部20Gによって連結されている。
また、第二補強リインフォース20は、車両前後方向の前側の重合部20Aにおける車両幅方向外側(すなわち取付部20Cの側とは反対側)の端部と、車両前後方向の後側の重合部20Bにおける車両幅方向外側(すなわち取付部20Dの側とは反対側)の端部と、を連結する連結部20Eを備えている。連結部20Eは、一対の重合部20A、20Bにおける車両幅方向外側(すなわち取付部20C、20Dの側とは反対側)の端部同士の間に車両前後方向に直線状に架け渡されて第一補強リインフォース18と共に閉断面26を形成している。
この連結部20Eは、アウタリインフォース14の外壁部14C及び第一補強リインフォース18の外壁補強部18Bと平行に配置されている。連結部20Eは、第一補強リインフォース18の前壁補強部18A及び後壁補強部18Cの各車両幅方向内側の端部の間で車両前後方向に沿った突っ張り力を作用させている。すなわち、連結部20Eは、アウタリインフォース14の前壁部14Bとの間に第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aの車両幅方向内側の端部を挟み込むと共に、アウタリインフォース14の後壁部14Dとの間に第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cの車両幅方向内側の端部を挟み込んでいる。
以上説明したセンタピラー10は、以下の工程を経て製造される。まず、図2(A)に示されるアウタリインフォース14の単品が成形される。次いで、図2(B)に示されるように、アウタリインフォース14の本体部14Hの内壁面14b、14c、14dに第一補強リインフォース18の基材が貼り付けられた状態で加圧及び加熱されることで、第一補強リインフォース18が成形されかつアウタリインフォース14に接着される。
次いで、図2(C)に示されるように、第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aの内壁端部に第二補強リインフォース20の重合部20Aが接着されると共に、第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cの内壁端部に第二補強リインフォース20の重合部20Bが接着される。なお、第二補強リインフォース20は、図2(C)に示される工程の前に単品で成形されている。また、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bに第二補強リインフォース20の取付部20Cがスポット溶接で結合されると共に、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dに第二補強リインフォース20の取付部20Dがスポット溶接で結合される。そして、最後に図2(D)に示されるように、インナパネル12の前側フランジ部12A、アウタリインフォース14の前側フランジ部14A、及びサイドアウタパネル16の前側フランジ部16Aが三枚重ねにされた状態でスポット溶接されると共に、インナパネル12の後側フランジ部12B、アウタリインフォース14の後側フランジ部14E、及びサイドアウタパネル16の後側フランジ部16Bが三枚重ねにされた状態でスポット溶接される。これにより、センタピラー10のアッシーが製造される。
なお、センタピラー10は、以下の工程を経て製造されてもよい。まず、図3(A)に示されるように、第一補強リインフォース18が単品で成形される。次いで、図3(B)に示されるように、第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aの内壁端部に第二補強リインフォース20の重合部20Aが接着されると共に、第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cの内壁端部に第二補強リインフォース20の重合部20Bが接着される。なお、第二補強リインフォース20は、図3(B)の工程の前に単品で成形されている。
次いで、図3(C)に示されるように、アウタリインフォース14の内壁面14b、14c、14dに第一補強リインフォース18が接着される。また、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bに第二補強リインフォース20の取付部20Cがスポット溶接で結合されると共に、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dに第二補強リインフォース20の取付部20Dがスポット溶接で結合される。そして、最後に図3(D)に示されるように、インナパネル12の前側フランジ部12A、アウタリインフォース14の前側フランジ部14A、及びサイドアウタパネル16の前側フランジ部16Aが三枚重ねにされた状態でスポット溶接されると共に、インナパネル12の後側フランジ部12B、アウタリインフォース14の後側フランジ部14E、及びサイドアウタパネル16の後側フランジ部16Bが三枚重ねにされた状態でスポット溶接される。これにより、センタピラー10のアッシーが製造される。
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示されるように、第一補強リインフォース18は、アウタリインフォース14における前壁部14Bの内壁面14b、外壁部14Cの内壁面14c、及び後壁部14Dの内壁面14dに対して、連続して重ね合わせられかつ接着されている。このため、アウタリインフォース14における前壁部14B、外壁部14C、及び後壁部14Dは、第一補強リインフォース18によって補強される。
一方、側面衝突時の荷重入力によって、アウタリインフォース14の前壁部14B及び後壁部14Dは、例えば水平断面視で互いの対向方向内側に湾曲するように変形する場合がある。このとき、第一補強リインフォース18の車両幅方向内側の端部を前壁部14B及び後壁部14Dから剥がそうとする荷重が接着界面に作用する。
これに対して、第二補強リインフォース20は、前側の重合部20Aが、アウタリインフォース14における前壁部14Bの内壁面14bに対して、第一補強リインフォース18を介して重ね合わせられると共に、後側の重合部20Bが、アウタリインフォース14における後壁部14Dの内壁面14dに対して、第一補強リインフォース18を介して重ね合わせられている。そして、第二補強リインフォース20は、前側の取付部20Cが重合部20Aと段差状に連結されてアウタリインフォース14における前壁部14Bに直接結合されると共に、後側の取付部20Dが重合部20Bと段差状に連結されてアウタリインフォース14における後壁部14Dに直接結合され、さらに、連結部20Eが一対の重合部20A、20Bにおける車両幅方向外側(取付部20C、20Dの側とは反対側)の端部同士を連結している。このように、第二補強リインフォース20は、その両端側がアウタリインフォース14(前壁部14B及び後壁部14D)に直接結合されつつ、アウタリインフォース14の前壁部14Bとの間及び後壁部14Dとの間に第一補強リインフォース18を挟んでいる。このため、アウタリインフォース14の前壁部14B及び後壁部14Dが、例えば水平断面視で互いの対向方向内側に湾曲するように変形しても、アウタリインフォース14の前壁部14B及び後壁部14Dの各々の変形に対して、第一補強リインフォース18をその弾性変形域において追従させることができる。これにより、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合には、入力荷重が第一補強リインフォース18に効果的に伝達され、また、第一補強リインフォース18のアウタリインフォース14からの剥がれも防止又は抑制される。
また、本実施形態では、第二補強リインフォース20における車両前方側の部位が、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bと第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aとにより形成された段差部24Aに沿ってクランク状に曲げられている。すなわち、第二補強リインフォース20における車両前方側の取付部20Cは、第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aの端末部に近接する位置でアウタリインフォース14の前壁部14Bに支持される。このため、第二補強リインフォース20による第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aの端末部に対する保持力が高められる。そして、アウタリインフォース14への荷重入力時には、アウタリインフォース14の前壁部14Bの変形に対して、より安定的に第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aの端末部を追従させることができる。よって、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合における第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aへの荷重伝達性能を一層向上させることができる。また、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bからの第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aの端末部の剥がれが効果的に防止又は抑制される。
同様に、第二補強リインフォース20における車両後方側の部位は、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dと第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cとにより形成された段差部24Bに沿って、クランク状に曲げられている。すなわち、第二補強リインフォース20における車両後方側の取付部20Dは、第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cの端末部に近接する位置でアウタリインフォース14の後壁部14Dに支持される。このため、第二補強リインフォース20による第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cの端末部に対する保持力が高められる。そして、アウタリインフォース14への荷重入力時には、アウタリインフォース14の後壁部14Dの変形に対して、より安定的に第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cの端末部を追従させることができる。よって、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合における第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cへの荷重伝達性能を一層向上させることができる。また、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dからの第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cの端末部の剥がれが効果的に防止又は抑制される。
また、本実施形態では、第二補強リインフォース20の連結部20Eは、一対の重合部20A、20Bにおける車両幅方向外側(取付部20C、20Dの側とは反対側)の端部同士の間に直線状に架け渡されている。このため、アウタリインフォース14への荷重入力時に、アウタリインフォース14の前壁部14B及び後壁部14Dが各々変形した場合、第一補強リインフォース18は、第二補強リインフォース20の連結部20Eの突っ張り支持によっても、アウタリインフォース14の前壁部14B及び後壁部14Dの各々と第二補強リインフォース20との間に保持される。よって、アウタリインフォース14の前壁部14B及び後壁部14Dの変形に対して、より安定的に第一補強リインフォース18を追従させることができる。また、第二補強リインフォース20の連結部20Eは、第一補強リインフォース18と共に閉断面26を形成しているので、アウタリインフォース14への荷重入力時にアウタリインフォース14の断面変形(断面崩れ)が効果的に抑えられる。これにより、アウタリインフォース14の前壁部14B及び後壁部14Dの各変形量も抑えられるので、アウタリインフォース14の前壁部14B及び後壁部14Dの各変形に対する第一補強リインフォース18の追従が容易になる。
以上説明したように、本実施形態に係る車体補強構造によれば、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合に、第一補強リインフォース18に入力荷重を効果的に伝達することができる。また、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合に、第一補強リインフォース18がアウタリインフォース14から剥がれることを防止又は抑制することができる。その結果として、第一補強リインフォース18で補強された部位では所望の剛性が得られ、第一補強リインフォース18の接着剥がれに起因した変形荷重の低下が抑えられる。つまり、補強部分における変形荷重を本来の性能通りに発生させることが可能となる。
図4には、F−S特性(荷重−ストローク特性)が示されている。実線は本実施形態の場合の特性を示し、破線は第二補強リインフォース20が設けられていない構造の場合(比較例)の特性を示している。このグラフに示されるように、所定のストロークを超えると、本実施形態の方が比較例よりも荷重(反力)Fが高くなっている。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る車体補強構造について、図5を用いて説明する。図5には、本実施形態に係る車体補強構造が適用されたセンタピラー30が水平断面図(第1の実施形態の図1に相当する図)で示されている。この図に示されるように、センタピラー30は、第一補強リインフォース18の剥がれ防止用として配置される第二補強部材としての第二補強リインフォース32が連結部20E(図1参照)に代えて連結部34を備える点で、第1の実施形態に係るセンタピラー10(図1参照)とは異なる。他の構成は、第1の実施形態と同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
図5に示されるように、連結部34は、車両前後方向の前側の重合部20Aにおける車両幅方向外側(すなわち取付部20Cの側とは反対側)の端部と、車両前後方向の後側の重合部20Bにおける車両幅方向外側(すなわち取付部20Dの側とは反対側)の端部と、を連結している。連結部34は、アウタリインフォース14の外壁部14Cの内壁面14cにおける車両前後方向中間部に対して、第一補強リインフォース18の外壁補強部18Bを介して重ね合わせられた合わせ部としての中間合わせ部34Bを備えている。この中間合わせ部34Bは外壁補強部18Bにおける車両前後方向中間部に接着されている。
連結部34は、前側の重合部20Aにおける車両幅方向外側(すなわち取付部20Cの側とは反対側)の端部と、中間合わせ部34Bの車両前方側の端部と、を連結して両者の間に架け渡された架渡部34Aを備えている。架渡部34Aは、水平断面視で車両幅方向外側へ向けて車両後方側に傾斜し、第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aと外壁補強部18Bとの間で突っ張った状態で配置されている。また、架渡部34Aは、第一補強リインフォース18の前壁補強部18A及び外壁補強部18Bと共に閉断面36を形成している。
また、連結部34は、後側の重合部20Bにおける車両幅方向外側(すなわち取付部20Dの側とは反対側)の端部と、中間合わせ部34Bの車両後方側の端部と、を連結して両者の間に架け渡された架渡部34Cを備えている。架渡部34Cは、水平断面視で車両幅方向外側へ向けて車両前方側に傾斜し、第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cと外壁補強部18Bとの間で突っ張った状態で配置されている。また、架渡部34Cは、第一補強リインフォース18の後壁補強部18C及び外壁補強部18Bと共に閉断面38を形成している。
本実施形態に係る車体補強構造によっても、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合に、第一補強リインフォース18に入力荷重を効果的に伝達することができる。また、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合に、第一補強リインフォース18がアウタリインフォース14から剥がれることを防止又は抑制することができる。その結果として、補強部分における変形荷重を本来の性能通りに発生させることが可能となる。
また、本実施形態では、第一補強リインフォース18は、アウタリインフォース14の外壁部14Cと第二補強リインフォース32の中間合わせ部34Bとの間にも挟まれているので、アウタリインフォース14への荷重入力時には、アウタリインフォース14の外壁部14Cの変形に対して、第一補強リインフォース18をその弾性変形域において安定的に追従させることができる。よって、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合の第一補強リインフォース18への荷重伝達性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、アウタリインフォース14への荷重入力時に、第二補強リインフォース32の架渡部34A、34Cが突っ張り支持することでアウタリインフォース14の断面変形(断面崩れ)が効果的に抑えられる。また、第二補強リインフォース32の架渡部34A、34Cと第一補強リインフォース18とで閉断面36、38が形成されることでもアウタリインフォース14の断面変形(断面崩れ)が効果的に抑えられる。これによって、アウタリインフォース14の変形量も抑えられるので、アウタリインフォース14の変形に対する第一補強リインフォース18の追従が容易になる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る車体補強構造について、図6を用いて説明する。図6には、本実施形態に係る車体補強構造が適用されたセンタピラー40が水平断面図(第1の実施形態の図1に相当する図)で示されている。この図に示されるように、センタピラー40は、第二補強部材としての第二補強リインフォース42における車両幅方向外側の部分の構成が第1の実施形態における第二補強リインフォース20(図1参照)における車両幅方向外側の部分の構成とは異なる。他の構成は、第1の実施形態と同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
図6に示されるように、第二補強リインフォース42は、第一補強リインフォース18の剥がれ防止用とされ、アウタリインフォース14に対して第一補強リインフォース18を介して重ね合わせられた前後一対の重合部42A、42Bを備えている。前後一対の重合部42A、42Bは、第1の実施形態における前後一対の重合部20A、20B(図1参照)に比べて、水平断面視で第一補強リインフォース18との重なり範囲が広く設定されている。
車両前後方向の前側の重合部42Aは、水平断面視で第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aの内壁面の全域に対応して設けられ、アウタリインフォース14の前壁部14Bの内壁面14bに対して第一補強リインフォース18の前壁補強部18Aを介して重ね合わせられている。この重合部42Aは前壁補強部18Aに接着されている。重合部42Aと取付部20Cとは、傾斜壁部20Fによって段差状に連結されている。また、車両前後方向の後側の重合部42Bは、水平断面視で第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cの内壁面の全域に対応して設けられ、アウタリインフォース14の後壁部14Dの内壁面14dに対して第一補強リインフォース18の後壁補強部18Cを介して重ね合わせられている。この重合部42Bは後壁補強部18Cに接着されている。重合部42Bと取付部20Dとは、傾斜壁部20Gによって段差状に連結されている。
また、第二補強リインフォース42は、車両前後方向の前側の重合部42Aにおける車両幅方向外側(すなわち取付部20Cの側とは反対側)の端部と、車両前後方向の後側の重合部42Bにおける車両幅方向外側(すなわち取付部20Dの側とは反対側)の端部と、を連結する連結部42Cを備えている。合わせ部としての連結部42Cは、水平断面視で第一補強リインフォース18の外壁補強部18Bの内壁面の全域に対応して設けられ、アウタリインフォース14の外壁部14Cの内壁面14cに対して第一補強リインフォース18の外壁補強部18Bを介して重ね合わせられている。この連結部42Cは外壁補強部18Bに接着されている。
本実施形態に係る車体補強構造によっても、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合に、第一補強リインフォース18に入力荷重を効果的に伝達することができる。また、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合に、第一補強リインフォース18がアウタリインフォース14から剥がれることを防止又は抑制することができる。その結果として、補強部分における変形荷重を本来の性能通りに発生させることが可能となる。
また、本実施形態では、第2の実施形態と同様に、アウタリインフォース14への荷重入力時に、アウタリインフォース14の外壁部14Cの変形に対して、第一補強リインフォース18をその弾性変形域において安定的に追従させることができる。よって、アウタリインフォース14に荷重が入力された場合の第一補強リインフォース18への荷重伝達性能を向上させることができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る車体補強構造について、図7を用いて説明する。図7には、本実施形態に係る車体補強構造が適用されたロッカ50(「サイドシル」ともいう。)が車両正面視の縦断面図で示されている。なお、図7において矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図7に示されるように、ロッカ50は、その車両幅方向内側の部位を構成する金属製(本実施形態では鋼製)のインナパネル52を備えている。インナパネル52は、車両正面視で車両幅方向外側に開口するハット形状に形成されており、車両正面視で車両幅方向外側に開口する略U字状の本体部52Hを備えている。この本体部52Hの開口上端部からは車両上方側に屈曲されて延出された上側フランジ部52Aが形成され、本体部52Hの開口下端部からは車両下方側に屈曲されて延出された下側フランジ部52Bが形成されている。
また、ロッカ50は、インナパネル52と共に閉断面62を形成する金属製(本実施形態では鋼製)の車体構成部材としてのアウタリインフォース54を備えている。アウタリインフォース54は、車両正面視で車両幅方向内側に開口するハット形状に形成されており、車両正面視で車両幅方向内側に開口する略U字状の本体部54Hを備えている。
本体部54Hは、車両幅方向外側の部位を構成する第一壁部としての側壁部54Cを備えている。側壁部54Cの面は、車両幅方向へ向けられている。側壁部54Cの車両上下方向の両端部からは、屈曲されて互いに対向する側に延出された一対の第二壁部としての上壁部54B及び下壁部54Dが形成されている。上壁部54Bは、車両幅方向内側へ向けて車両上方側に若干傾斜しており、下壁部54Dは、車両幅方向内側へ向けて車両下方側に若干傾斜している。
この本体部54Hにおける上壁部54Bの車両幅方向内側の端部からは車両上方側に屈曲されて延出された上側フランジ部54Aが形成されている。また、本体部54Hにおける下壁部54Dの車両幅方向内側の端部からは車両下方側に屈曲されて延出された下側フランジ部54Eが形成されている。
また、アウタリインフォース54の車両幅方向外側には、金属製(本実施形態では鋼製)のサイドアウタパネル(「サイメンアウタ」ともいう。)56の一部が配置されている。サイドアウタパネル56は、アウタリインフォース54の上壁部54Bを覆う上壁部56Bと、側壁部54Cの上部及び上下方向中間部を車両幅方向外側から覆う側壁部56Cと、を備えている。上壁部56Bの車両幅方向内側の端部からは車両上方側に屈曲されて延出された上側フランジ部56Aが形成されている。また、側壁部56Cの下端部からは車両幅方向内側斜め下方側に屈曲されて傾斜する下壁部56Dが形成され、下壁部56Dの車両幅方向内側の端部からは車両下方側に屈曲されて延出された下側フランジ部56Eが形成されている。
インナパネル52の上側フランジ部52A、アウタリインフォース54の上側フランジ部54A、及びサイドアウタパネル56の上側フランジ部56Aは、三枚重ねにされた状態でスポット溶接されている。また、インナパネル52の下側フランジ部52B及びアウタリインフォース54の下側フランジ部54Eは、二枚重ねにされた状態でスポット溶接されている。さらに、アウタリインフォース54の側壁部54C及びサイドアウタパネル56の下側フランジ部56Eは、二枚重ねにされた状態でスポット溶接されている。これらにより、インナパネル52、アウタリインフォース54、及びサイドアウタパネル56の三者が一体化されている。
アウタリインフォース54の本体部54Hの内側には、第一補強部材としての第一補強リインフォース58が配置されている。第一補強リインフォース58は、V字状に屈曲された屈曲板状の部材とされ、繊維強化樹脂材(繊維(一例として炭素繊維)を樹脂で固めて成る複合材(FRP))で一体に形成されている。第一補強リインフォース58は、アウタリインフォース54における上壁部54Bの内壁面54b及び側壁部54Cの内壁面54cに対して、連続して重ね合わせられかつ接着されている。換言すれば、本実施形態では、アウタリインフォース54の上壁部54Bの内壁面54b及び側壁部54Cの内壁面54cは、アウタリインフォース54において第一補強リインフォース58によって重ね合わせられて連続する二つの内壁面54b、54cのうち両端側(すなわち本実施形態では内壁面54b、54cが二つなので両方)を構成する端壁面に該当する。
第一補強リインフォース58は、アウタリインフォース54の上壁部54Bにおける内壁面54bに面接触状態で接着された上壁補強部58Aを備えている。上壁補強部58Aは、上壁部54Bの車両幅方向外側の部位に重ね合わせられている。このため、アウタリインフォース54の上壁部54Bの内壁面54bに対して第一補強リインフォース58(上壁補強部58A)が重ね合わせられた部位と、アウタリインフォース54の上壁部54Bの内壁面54bに対して第一補強リインフォース58が重ね合わせられていない部位と、の間には、段差部64Aが形成されている。
また、第一補強リインフォース58は、上壁補強部58Aの車両幅方向外側の端部から車両下方側に屈曲されて延出した側壁補強部58Bを備えている。側壁補強部58Bは、アウタリインフォース54の側壁部54Cの内壁面54cに面接触状態で接着されており、側壁部54Cの内面上部に重ね合わせられている。このため、アウタリインフォース54の側壁部54Cの内壁面54cに対して第一補強リインフォース58(側壁補強部58B)が重ね合わせられた部位と、アウタリインフォース54の側壁部54Cの内壁面54cに対して第一補強リインフォース58が重ね合わせられていない部位と、の間には、段差部64Bが形成されている。
また、アウタリインフォース54の本体部54Hの内側には、第一補強リインフォース58に加えて、金属製(本実施形態では鋼製)の第二補強部材としての第二補強リインフォース60が配置されている。第二補強リインフォース60は、第一補強リインフォース58の剥がれ防止用とされ、アウタリインフォース54に対して第一補強リインフォース58を介して重ね合わせられた一対の重合部60A、60Bを備えている。
一方の重合部60Aは、図7の断面視で第一補強リインフォース58の上壁補強部58Aの内壁面の全域に対応して設けられ、アウタリインフォース54の上壁部54Bの内壁面54bにおける車両幅方向外側の部位に対して第一補強リインフォース58の上壁補強部58Aを介して重ね合わせられている。この重合部60Aは上壁補強部58Aに接着されている。
また、他方の重合部60Bは、図7の断面視で第一補強リインフォース58の側壁補強部58Bの内壁面の全域に対応して設けられ、アウタリインフォース54の側壁部54Cの内壁面54cにおける車両上方側の部位に対して第一補強リインフォース58の側壁補強部58Bを介して重ね合わせられている。この重合部60Bは側壁補強部58Bに接着されている。
第二補強リインフォース60の車両上方側かつ車両幅方向内側の部位は、段差部64Aに沿ってクランク状に曲げられており、重合部60Aと段差状に連結された取付部60Cを備えている。取付部60Cは、アウタリインフォース54の上壁部54Bの内壁面54bに直接重ね合わせられており、スポット溶接によりアウタリインフォース54の上壁部54Bに結合されている。重合部60Aの車両幅方向内側の端部と取付部60Cの車両幅方向外側の端部とは、車両上方側へ向けて車両幅方向内側に若干傾斜した傾斜壁部60Fによって連結されている。
第二補強リインフォース60の車両下方側の部位も、段差部64Bに沿ってクランク状に曲げられており、重合部60Bと段差状に連結された取付部60Dを備えている。取付部60Dは、アウタリインフォース54の側壁部54Cの内壁面54cに直接重ね合わせられており、スポット溶接によりアウタリインフォース54の側壁部54Cに結合されている。重合部60Bの車両下方側の端部と取付部60Dの車両上方側の端部とは、車両幅方向外側へ向けて車両下方側に若干傾斜した傾斜壁部60Gによって連結されている。
また、第二補強リインフォース60は、重合部60Aにおける車両幅方向外側(すなわち取付部60Cの側とは反対側)の端部と、重合部60Bにおける車両上方側(すなわち取付部60Dの側とは反対側)の端部と、を連結する連結部60Eを備えている。連結部60Eは、本実施形態では屈曲点とされている。
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、第一補強リインフォース58は、アウタリインフォース54における上壁部54Bの内壁面54b及び側壁部54Cの内壁面54cに対して、連続して重ね合わせられかつ接着されている。このため、アウタリインフォース54における上壁部54B及び側壁部54Cは、第一補強リインフォース58によって補強される。
一方、側面衝突時の荷重入力によって、例えば、アウタリインフォース54の上壁部54B及び側壁部54Cが変形する場合がある。このとき、第一補強リインフォース58の端部を上壁部54B及び側壁部54Cから剥がそうとする荷重が接着界面に作用する。
これに対して、本実施形態では、第二補強リインフォース60の一方の重合部60Aがアウタリインフォース54における上壁部54Bの内壁面54bに対して、第一補強リインフォース58を介して重ね合わせられると共に、第二補強リインフォース60の他方の重合部60Bが、アウタリインフォース54における側壁部54Cの内壁面54cに対して、第一補強リインフォース58を介して重ね合わせられている。そして、第二補強リインフォース60は、一方の取付部60Cが重合部60Aと段差状に連結されてアウタリインフォース54における上壁部54Bに直接結合されると共に、他方の取付部60Dが重合部60Bと段差状に連結されてアウタリインフォース54における側壁部54Cに直接結合され、さらに、連結部60Eが一対の重合部60A、60Bにおける取付部60C、60Dの側とは反対側の端部同士を連結している。このように、第二補強リインフォース60は、その両端側がアウタリインフォース54(上壁部54B及び側壁部54C)に直接結合されつつ、アウタリインフォース54の上壁部54Bとの間及び側壁部54Cとの間に第一補強リインフォース58を挟んでいる。このため、例えば、荷重入力によって、アウタリインフォース54における上壁部54B及び側壁部54Cが各々変形しても、アウタリインフォース54の上壁部54B及び側壁部54Cの各々の変形に対して、第一補強リインフォース58をその弾性変形域において追従させることができる。
また、本実施形態では、第二補強リインフォース60の車両上方側かつ車両幅方向内側の部位は、アウタリインフォース54の上壁部54Bの内壁面54bと、第一補強リインフォース58の上壁補強部58Aと、により形成された段差部64Aに沿って、クランク状に曲げられている。すなわち、第二補強リインフォース60における車両上方側の取付部60Cは、第一補強リインフォース58の上壁補強部58Aの端末部に近接する位置でアウタリインフォース54の上壁部54Bに支持される。このため、第二補強リインフォース60による第一補強リインフォース58の上壁補強部58Aの端末部に対する保持力が高められる。そして、アウタリインフォース54への荷重入力時には、アウタリインフォース54の上壁部54Bの変形に対して、より安定的に第一補強リインフォース58の上壁補強部58Aの端末部を追従させることができる。よって、アウタリインフォース54に荷重が入力された場合における第一補強リインフォース58の上壁補強部58Aへの荷重伝達性能を一層向上させることができる。また、アウタリインフォース54の上壁部54Bの内壁面54bからの第一補強リインフォース58の上壁補強部58Aの端末部の剥がれが効果的に防止又は抑制される。
同様に、第二補強リインフォース60における車両下方側の部位は、アウタリインフォース54の側壁部54Cの内壁面54cと、第一補強リインフォース58の側壁補強部58Bと、により形成された段差部64Bに沿って、クランク状に曲げられている。すなわち、第二補強リインフォース60における車両下方側の取付部60Dは、第一補強リインフォース58の側壁補強部58Bの端末部に近接する位置でアウタリインフォース54の側壁部54Cに支持される。このため、第二補強リインフォース60による第一補強リインフォース58の側壁補強部58Bの端末部に対する保持力が高められる。そして、アウタリインフォース54への荷重入力時には、アウタリインフォース54の側壁部54Cの変形に対して、より安定的に第一補強リインフォース58の側壁補強部58Bの端末部を追従させることができる。よって、アウタリインフォース54に荷重が入力された場合における第一補強リインフォース58の側壁補強部58Bへの荷重伝達性能を一層向上させることができる。また、アウタリインフォース54の側壁部54Cの内壁面54cからの第一補強リインフォース58の側壁補強部58Bの端末部の剥がれが効果的に防止又は抑制される。
以上説明したように、本実施形態に係る車体補強構造によれば、アウタリインフォース54に荷重が入力された場合に、第一補強リインフォース58に入力荷重を効果的に伝達することができる。また、アウタリインフォース54に荷重が入力された場合に、第一補強リインフォース58がアウタリインフォース54から剥がれることを防止又は抑制することができる。その結果として、第一補強リインフォース58で補強された部位では所望の剛性が得られる。
[実施形態の補足説明]
なお、上記実施形態では、第二補強リインフォース20、32、42、60と車体構成部材(第1〜第3の実施形態ではアウタリインフォース14、第4の実施形態ではアウタリインフォース54)とが溶接されているが、これらはボルト締結等の機械接合で接合されてもよい。また、上記実施形態では、第二補強リインフォース20、32、42、60は、金属製とされているが、第二補強部材は、樹脂製の補強部材とすることも可能である。
また、上記実施形態では、第一補強リインフォース18、58と第二補強リインフォース20、32、42、60とが接着されているが、両者が接着されていない構成も採り得る。
また、上記実施形態では、第二補強リインフォース20、32、42、60が段差部24A、24B、64A、64Bに沿って、クランク状に曲げられているが、第二補強部材としての第二補強リインフォースは、例えば、第一補強リインフォース(18、58)の端末部からある程度離れた位置に取付部(20C、20D、60C、60D)が設定されるような構成とすることも可能である。
なお、請求項2に記載の「段差部に沿って」の概念には、段差部との間に隙間がない状態で配置される場合の他、上記実施形態のように、段差部24A、24B、64A、64Bとの間に若干の隙間が形成されていても全体としてみれば段差部に沿っており、段差部との間に隙間がない状態で配置される場合と概ね同様の作用及び効果が得られるような場合も含まれる。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
14 アウタリインフォース(車体構成部材)
14B 前壁部(第二壁部、端壁面を構成する壁部)
14C 外壁部(第一壁部)
14D 後壁部(第二壁部、端壁面を構成する壁部)
14b 内壁面(端壁面)
14c 内壁面
14d 内壁面(端壁面)
18 第一補強リインフォース(第一補強部材)
20 第二補強リインフォース(第二補強部材)
20A 重合部
20B 重合部
20C 取付部
20D 取付部
20E 連結部
24A 段差部
24B 段差部
26 閉断面
32 第二補強リインフォース(第二補強部材)
34 連結部
34B 中間合わせ部(合わせ部)
42 第二補強リインフォース(第二補強部材)
42A 重合部
42B 重合部
42C 連結部(合わせ部)
54 アウタリインフォース(車体構成部材)
54B 上壁部(第二壁部、端壁面を構成する壁部)
54C 側壁部(第一壁部、端壁面を構成する壁部)
54D 下壁部(第二壁部)
54b 内壁面(端壁面)
54c 内壁面(端壁面)
58 第一補強リインフォース(第一補強部材)
60 第二補強リインフォース(第二補強部材)
60A 重合部
60B 重合部
60C 取付部
60D 取付部
60E 連結部
64A 段差部
64B 段差部

Claims (4)

  1. 第一壁部と、前記第一壁部の両端部から屈曲されて互いに対向する側に延出された一対の第二壁部と、を備えた金属製の車体構成部材と、
    前記車体構成部材の内側に配置され、繊維強化樹脂材で一体に形成されると共に、前記車体構成部材における連続する少なくとも二つの内壁面に対して、連続して重ね合わせられかつ接着された屈曲板状の第一補強部材と、
    前記車体構成部材の内側に配置され、前記連続する少なくとも二つの内壁面のうち両端側を構成する端壁面に対して前記第一補強部材を介して重ね合わせられた一対の重合部と、前記重合部と段差状に連結されて前記端壁面を構成する壁部に直接結合された一対の取付部と、前記一対の重合部における前記取付部の側とは反対側の端部同士を連結する連結部と、を備える第二補強部材と、
    を有する車体補強構造。
  2. 前記端壁面に対して前記第一補強部材が重ね合わせられた部位と、前記端壁面に対して前記第一補強部材が重ね合わせられていない部位と、の間に形成された段差部に沿って、前記第二補強部材がクランク状に曲げられている、請求項1記載の車体補強構造。
  3. 前記第一補強部材は、前記車体構成部材における連続する三つの内壁面に対して、連続して重ね合わせられかつ接着され、
    前記連結部は、前記一対の重合部における前記取付部の側とは反対側の端部同士の間に直線状に架け渡されて前記第一補強部材と共に閉断面を形成している、請求項1又は請求項2に記載の車体補強構造。
  4. 前記第一補強部材は、前記車体構成部材における連続する三つの内壁面に対して、連続して重ね合わせられかつ接着され、
    前記連結部は、前記第一壁部の内壁面に対して前記第一補強部材を介して重ね合わせられた合わせ部を備える、請求項1又は請求項2記載の車体補強構造。
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