JP2016178785A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】救援用端子部を設けた電気接続箱の構成を改良する。【解決手段】バスバーの救援用端子部を前面に配置する端子支持壁をブロック本体と一体に設け、該端子支持壁および前記救援用端子部を開閉するカバー部材を備えた電気接続箱であって、前記端子支持壁の左右方向の一端側に軸受け穴を設けると共に前記カバー部材に前記軸受け穴に回転自在に嵌合する回転支軸部を突設し、該カバー部材を左右方向の他端側の開閉端から前記回転支軸部を支点として回転させて前記救援用端子部を露出させ、かつ、前記カバー部材の開閉端側に閉鎖保持用のリブを突設し、前記端子支持壁に設けた係止用窪みにセミロックする構成としている。【選択図】図3

Description

本発明は自動車用の電気接続箱に関し、詳しくは、バッテリー上がり時にブースターケーブルのクリップを接続可能とする緊急充電用の端子部(所謂、救援用端子部)を設けたバスバーを備えた電気接続箱において、前記端子部のカバーおよび前記救援用端子部の保持壁を改良して、カバーの開き操作時以外の自然開放を確実に防止すると共に該カバーの開操作を容易とし、且つ前記ブースターケーブルのクリップと端子部の接触が確実に行われるようにするものである。
バッテリー上がりが発生して自動車が始動できない場合の対策を備えた電気接続箱を、本出願人は特開2013−27224号公報で提供している。該電気接続箱は、図9に示すように、エンジンルーム内に搭載されるヒューズボックスやリレーボックス等の電気接続箱において、バッテリーと接続されるバスバー100の一部に緊急充電用の救援用端子部101を設け、該救援用端子部101をブースターケーブル200のクリップ210と接続できるようにしている。該救援用端子部101は電気接続箱の箱本体110から上方へ突出するバスバー支持壁130の一面に重ねて取り付け、該バスバー支持壁130の両側の中央にそれぞれ1個のブロック形状のクリップ係止突起140A、140Bを突設している。該クリップ係止突起140Aと140Bにクリップ210の両側のクリップ片を係止して挟持し、クリップ210を救援用端子部101に安定的に接触できるものとしている。
また、救援用端子部101を通常時には外部材と接触しないように閉鎖するため、図9(B)(C)中に点線で示すカバー部材150をバスバー支持壁130および救援用端子部101を覆うように、箱本体に突設した取付部160に係止して取り付けるとともに、バスバー支持壁130の両側壁に係止爪131を突設し、カバー部材150の内面に設けた係止リブ151と係止して閉鎖状態を保持している。クリップ210を救援用端子部101と接続させる時は、前記係止爪と係止リブとの係止を解いてカバー部材150を取り外し、救援用端子部101を露出させている。
特開2013−27224号公報
前記特許文献1に記載の電気接続箱では、バッテリー上がり時に、電気接続箱に収容したバッテリーの救援用端子部101とブースターケーブルのクリップ210とを接続させるため、アッパーケースと共にカバー部材150を取り外している。カバー部材150の取り外しには両側の前記係止爪とカバー部材の係止リブとの係止を解く作業が必要になり、かつ、クリップ210を救援用端子部101と接続して充電した後に、乗員がカバー部材150をバスバー支持壁および救援用端子部に被せ、係止爪に係止リブを係止して覆蓋する作業が必要になる。
前記カバー部材150の開放作業は乗員が片手作業で行えず、作業性が悪いと共に、開いたカバー部材150を開き位置に確実に保持する機構がなく、クリップとの接続作業時にカバー部材150が干渉する恐れがある。
さらに、特許文献1では、救援用端子部101とブースターケーブルのクリップ210とを接触保持するため、バスバー支持壁130の両側中央に各1つのクリップ係止突起140A、140Bを突設し、該クリップ係止突起140A、140Bの下面にクリップ210の両側クリップ片211A、211Bの先端屈折部211Ap、211Bpを当接係止する構成としている。
しかしながら、図6に示すように、ワニ口クリップ300を用い、その両側クリップ片の各先端屈折部301(301a、301b)のワニ口の形状が、中央部に円弧状の窪み302があり、該窪み302を挟んで両側に端子突起303a1と303b1、303a2と303b2を設けた形状であると、クリップのサイズによっては、特許文献1のバスバー支持壁の中央に突設する1個のクリップ係止突起140A、140Bが窪み302に対応し、係止できなくなる場合が発生する。
その場合、ブースターケーブルのクリップで救援用端子部を確実に挟持できなくなり、接続安定性が損なわれ、バッテリーへの充電作業をスムーズに行えなくなる恐れがある。
本発明は前記問題を解消せんとするもので、ブースターケーブル接続部のカバー部材を閉鎖位置に確実に保持できると共に開放作業が簡単に行えるようにし、かつ、前記ワニグチクリップをサイズに関係なく、前記端子部に両側クリップ片を接触させた状態で挟持できる構成として安定して充電作業が行えるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するための、第1の発明として、バスバーの救援用端子部を前面に配置する端子支持壁をブロック本体と一体に設け、該端子支持壁および前記救援用端子部を開閉するカバー部材を備えた電気接続箱であって、
前記端子支持壁の左右方向の一端側に軸受け穴を設けると共に前記カバー部材に前記軸受け穴に回転自在に嵌合する回転支軸部を突設し、該カバー部材を左右方向の他端側の開閉端から前記回転支軸部を支点として回転させて前記救援用端子部を露出させ、かつ、前記カバー部材の開閉端側に閉鎖保持用のリブを突設し、前記端子支持壁に設けた係止用窪みにセミロックする構成としていることを特徴とする電気接続箱を提供している。
前記構成とした電気接続箱は、バッテリー上がりが発生した時、乗員はカバー部材の開閉端側を把持して回転動作するだけで簡単に救援用端子部を外部に露出でき、かつ、該開き作動時にカバー部材を電気接続箱のブロック本体から分離することなく保持できる。よって、救援用端子部にブースターケーブルのクリップを接続して緊急充電作業を終了した後に、カバー部材で救援用端子部を閉鎖する作業を忘れることはなく、安全性を高めることができる。さらに、このカバー部材を閉鎖位置とした状態でリブを係止用窪みにセミロックするため、車両振動等で不用意にカバー部材が開くのを防止でき、さらに、安全性を高めることができる。
前記端子支持壁の後面に、ブースターケーブルに接続したワニ口クリップの両側クリップ片の各先端の両側に設けられている一対の端子突起をそれぞれ嵌まり込ませて係止する段状窪みを設け、
前面側の前記救援用端子部に前記ワニ口クリップの一側のクリップ片の端子突起を接触させると共に、後面側に前記ワニ口クリップの他側のクリップ片の一対の端子突起を前記段状窪みにそれぞれ嵌合係止して挟持できる構成としていることが好ましい。
また、第2の発明として、バスバーの救援用端子部を前面に配置する端子支持壁をブロック本体と一体に設けている電気接続箱であって、
前記端子支持壁の後面には、ブースターケーブルに接続したワニ口クリップの両側クリップ片の各先端の両側に設けられている一対の端子突起をそれぞれ嵌まり込ませて係止する段状窪みを設け、
前面側の前記救援用端子部に前記ワニ口クリップの一側のクリップ片の端子突起を接触させると共に、後面側に前記ワニ口クリップの他側のクリップ片の一対の端子突起を前記段状窪みにそれぞれ嵌合係止して挟持できる構成としている電気接続箱を提供している。
前記第2の発明の電気接続箱では、端子支持壁の前面に救援用端子部を配置し、後面に一対の幅広とした段状窪みを設けている。よって、ブースターケーブルに接続するワニ口クリップのサイズが相違し、その両側クリップ片の先端にそれぞれ設けられている一対の端子突起間の寸法が相違しても、端子支持壁の後面に設けている前記一対の段状窪みにクリップの端子突起を嵌まり込ませて係止できる。よって、バッテリー上がりが発生して緊急に充電してエンジンを始動する必要がある時に、サイズが相違するワニ口クリップを用いても対応でき、使い勝手がよい構成となる。
なお、該第2の発明の電気接続箱も、端子支持壁を開閉するカバー部材を第1の発明と同様に備えることが好ましいが、他の構成のカバー部材を設けて救援用端子部を前面に配置し、後面に一対の段状窪みを設けてクリップの係止部としてもよい。
前記電気接続箱は、ハイブリッド自動車のエンジンルームに搭載されるヒューズリレーボックス等であり、自動車の後部に搭載されるバッテリーと接続するバスバーを前記電気接続箱のブロック本体内に収容し、前記バスバーの一部を上方へ延在させて前記救援用端子部を形成しており、
前記端子支持壁は前記ブロック本体内の仕切壁を上方に突出させて設け、該端子支持壁に取り付けた前記カバー部材を回転して開放位置とした際に、ブロック本体に搭載しているヒューズあるいは/およびリレーより上方に位置する構成としていることが好ましい。
なお、本発明はハイブリッド自動車に限定されず、電気自動車等にも適用できる。
前記第1の発明の電気接続箱では、バッテリー上がりが発生した時、乗員はカバー部材の開閉端側を把持して回転動作するだけで簡単に救援用端子部を外部に露出でき、かつ、該開き作動時にカバー部材を電気接続箱のブロック本体から分離することなく保持できる。よって、接続作業後にカバー部材で救援用端子部を閉鎖する作業を忘れることはなく、安全性を高めることができる。かつ、このカバー部材を閉鎖位置とした状態でリブを係止用窪みにセミロックするため、不用意にカバー部材が開くのを防止でき安全性をさらに高めることができる。
前記第2の発明の電気接続箱では、端子支持壁の前面に救援用端子部を配置し、後面に一対の幅広とした段状窪みを設けているため、ブースターケーブルに接続するワニ口クリップのサイズが相違し、その両側クリップ片の先端に設けられている一対の端子突起間の寸法が相違しても、確実に係止して、クリップでチャックすることができる。このように、サイズが相違するワニ口クリップを用いても対応でき、緊急時に使い勝手がよいものとすることができる。
本発明の実施形態の電気接続箱を示し、(A)はブースターケーブル接続部のカバー部材を開放した状態の斜視図、(B)は前記カバー部材を閉じた状態の要部斜視図である。 図1のカバー部材を除いた状態のブースターケーブル接続部を示し、(A)は前方から見た斜視図、(B)は後方から見た斜視図である。 (A)は前記ブースターケーブル接続部のカバー部材を閉鎖した状態の平面図、(B)は(A)のA−A線断面斜視図、(C)は(A)のB−B線断面斜視図である。 (A)は前記ブースターケーブル接続部のカバー部材を閉鎖する前の状態の正面図、(B)は(A)の断面図である。 前記カバー部材を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のC−C線断面図、(C)は(A)のD−D線断面図、(D)が(A)のE−E線断面図である。 (A)はブースターケーブルに接続するクリップを示す斜視図、(B)は前記クリップの両側クリップ片の先端屈折部を示す概略図、(C)は前記クリップをブースターケーブル接続部に接続する状態を示す斜視図である。 大型サイズのクリップをブースターケーブル接続部に接続する状態を示し、(A)は斜視図、(B)は(A)の正面図、(C)はクリップのワニ口先端を端子に接続させている状態を示す要部平面図である。 小型サイズのクリップをブースターケーブル接続部に接続する状態を示し、(A)は斜視図、(B)は(A)の正面図、(C)はクリップのワニ口先端を端子に接続させている状態を示す要部平面図である。 (A)〜(C)は従来例を示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図1乃至図8を参照して説明する。
実施形態の電気接続箱1は、ハイブリッド自動車のエンジンルームに搭載するリレー・ヒューズボックスからなり、該電気接続箱1はブロック本体2を備え、該ブロック本体2は上面にヒューズ搭載部3、リレー搭載部4を設けると共に、図1中、左側端に沿った部分にブースターケーブル接続部5を設けている。該ブースターケーブル接続部5を周囲のヒューズおよびリレー搭載部より上方に突出させている。これにより、ブースターケーブル接続部5のカバー部材6を図1(A)に示す開放位置に位置させることができるようにしている。
ブースターケーブル接続部5は、ブロック本体2と一体成形した端子支持壁7と、該端子支持壁7の一面に配置した緊急充電用の端子部となる救援用端子部10と、該救援用端子部10および端子支持壁7を覆う開閉自在な前記カバー部材6とから構成している。前記救援用端子部10はブロック本体2内に収容するバスバー11の一部を端子支持壁7の表面に沿う位置まで延在させて形成している。該バスバー11は車両後部に搭載されるバッテリーに電源線を介して接続している。
前記ブロック本体2は本体カバー(図示せず)内に収容固定し、該本体カバーにアッパーカバーおよびロアカバーをロック結合して電気接続箱1を組み立てている。
バッテリー上がりが発生し、別の車両のバッテリーと接続して緊急充電するため、前記ブースターケーブル接続部5の救援用端子部10と図6に示すブースターケーブル200のクリップ300を接続する時は、アッパーカバーを取り外し、ついでカバー部材6を図1(B)に示す閉じ位置から図1(A)に示す開放位置へと回転操作するものとしている。
なお、電気接続箱はリレーとヒューズを搭載したリレー・ヒューズボックスに限定されず、リレーのみ又はヒューズのみを搭載した電気接続箱でもよいし、ジャンクションボックスでもよい。
前記ブースターケーブル接続部5は、図3、4、5に詳細に示す構造としている。即ち、端子支持壁7の中央部および左側部を構成する本体部7aは図3(B)に示すように、ブロック本体2の内部仕切壁13から上向きに突出させた1枚の平板からなる。該本体部7aの板厚(t)は図6に示すワニ口クリップ300の一対のクリップ片300aと300bの各先端屈折部301a、301bの中央の円弧状の窪み302を挟む両側の端子突起303a1と303b1、303a2と303b2とが挟持できる寸法に設定している。
前記端子支持壁7の本体部7aの上端に幅広とした上板部7bを突設し、上板部7bの下面の幅方向両側に係止用窪み7c、7dを設けている。カバー部材6の回転支点となる右側部には、本体部7aから一対の軸受け部7e、7fを突出させ、該軸受け部7e、7fと上板部7bとの間に一対の円形の軸受け穴7e1、7f1を設けている。
前記端子支持壁7の本体部7aの広幅面となる前後面はいずれも上板部7bと軸受け部7e、7fが突出するため、これら上板部7bと軸受け部7eで囲まれる前面7g、上板部7bと軸受け部7fで囲まれる後面7hは一段窪んだ状態となっている。
窪んだ前面7gの略全面にバスバー11から上向きに突出させた救援用端子部10を配置している。反対面の窪んだ後面7hの中央に上板部7bと連続する段状突起7iを設け、両側に左右一対の窪み段部7h1、7h2を設けている。即ち、端子支持壁7の前面7gに救援用端子部10を配置し、反対面の後面に設ける左右一対の窪み段部7h1、7h2は、クリップ300のワニ口先端の窪み302をはさむ左右一対の端子突起303a1と303a2、又は303b1と303b2をフィットさせる窪みとしている。
端子支持壁7を覆うカバー部材6は図5等に示すように、上板部6aと、該上板部6aの下面の前後両端から垂設する側板部6b、6cと、側板部6bと6cの右端側の内面に突設した円柱状リブからなる回転支軸部6d、6eと、側板部6bと6cの左端側の内面に突設した開き防止用の半球状のリブ6f、6gを備えた形状としている。
カバー部材6の上板部6aは端子支持壁7の上板部7bの上方を被せるもので、図5(A)中で、右端側は回転支点となり、左端が開閉側端部となる。該開口側の図中左側部を前後方向に広げて幅広部6a1とし、カバー部材6の開放時の摘まみ部分としている。
上板部6aには側板部6b、6cに設ける前記リブ6f、6gを形成するための一対の型穴6a2を設けている。
前記カバー部材6の側板部6b、6cにそれぞれ設けた回転支軸部6d、6eを端子支持壁7の軸受け穴7e1、7f1に回転自在に嵌合し、カバー部材6を回転支軸部6d、6eを回転支点として開閉できるようにしている。また、側板部6b、6cにそれぞれ設けた前記リブ6f、6gをカバー部材6の閉鎖時に図3(B)に示すように係止用窪み7c、7dにセミロック状態で嵌合し、不使用時にカバー部材6が不用意に開かないように閉鎖保持している。
前記係止用窪み7c、7dに半球状のリブ6f、6gを引っかけた状態のカバー部材6の閉鎖状態からカバー部材6を開き操作する際、カバー部材6の上板部6aの開閉端側を上方に引き上げる乗員の片手での開き作動で、リブ6f、6gが上板部7bの両端部に摺接しながら離脱できる一方、カバー部材6を閉鎖位置に回転させて最後に押し下げるとリブ6f、6gが係止用窪み7c、7dに嵌合できるものとしている。
前記構成とした電気接続箱1は、通常、図1(B)に示すように、救援用端子部10を端子支持壁7に取り付けたブースターケーブル接続部5にカバー部材6を被せて閉鎖状態としているため、救援用端子部10は外部に露出せず、他部材が接触して短絡等が生じるのを防止できる。かつ、カバー部材6のリブ6f、6gが端子支持壁7の係止用窪み7c、7dに係止しているセミロック状態であるため、車両振動等で係止が外れることはなく、不使用時に不用意に開くのを防止できる。
一方、バッテリー上がりが発生してエンジンが始動できなくなると、自動車のボンネットを開いてエンジンルーム内に搭載している前記電気接続箱1の救援用端子部10と他の自動車のバッテリーとをブースタケーブルを介して接続し、エンジンを始動できるものとしている。
具体的には、電気接続箱1のアッパーカバーを取り外し、図1(B)に示すようにブースタケーブル接続部5がカバー部材6で閉鎖された状態から、カバー部材6を時計方向に回転させて図1(A)に示す開放状態とし、救援用端子部10を外部に露出させる。該カバー部材6の開き操作は、半球状のリブ6f、6gを端子支持壁7の係止用窪み7c、7dに引っかけた状態であるため、乗員が片手操作でカバー部材6を引き上げて回転する操作で容易に係止を解くことができる。乗員がカバー部材6の上板部6aを掴んで時計方向に回転すると、端子支持壁7の軸受け穴7e1、7f1内で回転支軸部6d、6eが回転し、下面側となる上板部6aが周縁の電気部品あるいは本体カバーの上壁に接触した位置で停止し、カバー部材6は図1(A)、図7(A)(B)、図8(A)(B)に示すように、略180度回転して開放位置に保持される。このように、カバー部材6は開放位置で、回転支軸部6d、6eが端子支持壁7の軸受け穴7e1、7f1内に保持されたままで、ブロック本体2の端子支持壁7から分離されることなく保持される。
前記のように、カバー部材6を開放位置とした後、救援用端子部10を外部に露出した状態で、図6(C)および図7、図8に示すように、ブースターケーブル200の先端に接続したクリップ300を救援用端子部10と接続する。
前記クリップ300がワニ口クリップであると、バネ(図示せず)で連結された一対のクリップ片300aと300bの先端屈折部301a、301bで、端子支持壁7の前面側の救援用端子部10と端子支持壁7の後面7hを挟持する。具体的には、図7(C)および図8(C)に示すように、一方のクリップ片300aの先端屈折部301aの中央の窪み302を挟む両側の端子突起303a1、303a2が救援用端子部10と接触する。他方のクリップ片300bの先端屈折部301bでは、中央の窪み302が端子支持壁7の後面側の中央の段状突起7iに外嵌し、両側の端子突起303b1、303b2のうち、一方の端子突起303b1は窪み段部7h1に嵌まり込み、他方の端子突起303b2は窪み段部7h2に嵌まり込む。かつ、窪み段部7h1、7h2の上端には上板部7bの両側部が突出しているため、該上板部7bの下面がクリップの端子突起303b1、303b2の上方係止部の機能を果たすことになる。
図7に示す大型サイズのワニ口クリップ300−(A)を用いると、先端屈折部の中央の窪み302が大きくなり、両側の端子突起303b1と303b2の開き寸法が大きくなる。一方、図8に示す小型サイズのワニ口クリップ300−(B)を用いると、先端屈折部の中央の窪み302が小さくなり、両側の端子突起303b1と303b2の開き寸法が小さくなる。
端子支持壁7の後面7hには、中央の段状突起7iの両側に幅広の一対の窪み段部7h1、7h2を設けているため、サイズが異なったワニ口クリップ300−(A)と300−(B)のどちらを用いても、両側の端子突起303b1と303b2を窪み段部7h1、7h2に嵌まり込ませることができる。かつ、窪み段部7h1、7h2の上部の上板部7bが突出して係止部を構成する。よって、サイズが異なるワニ口クリップ300を用いても、先端の両側の端子突起303b1、303b2を確実に窪み段部7h1、7h2に保持でき、ブースターケーブル200を介する電気接続を安定して行うことができる。
ブースターケーブルを用いた充電が終了すると、乗員がクリップ300をブースターケーブル接続部5から取り外し、開放位置のカバー部材6を反時計方向に回転させる。回転終了時にカバー部材6の上板部6aを下押しするとリブ6f、6gを端子支持壁7の係止用窪み7c、7dに嵌まり込ませてセミロックすることができる。その後、アッパーカバーを被せて作業を終了する。
前記のように、本発明に係わる電気接続箱では、ブースターケーブル接続部5の端子支持壁7および救援用端子部10を開閉するカバー部材6を端子支持壁7に回転自在に連結しているため、開放時に端子支持壁7を設けたブロック本体2から分離しない。よって、カバー部材6による閉鎖を忘れることなく行うことができ、救援用端子部10の露出を確実に防止でき、該救援用端子部10の保護及び他部材との接触による短絡発生を防止できる。かつ、カバー部材6を閉鎖位置とした状態で、リブ6f、6gを端子支持壁7の係止用窪みに係止してセミロックするため、閉鎖状態から不用意にカバー部材6が開くのを防止できる一方、開放作業が必要な時に乗員はカバー部材6を片手操作で回転させるだけの作業で係止を簡単に解除でき、作業性を高めることができる。
さらに、救援用端子部10を前面に配置する端子支持壁7の後面に一対の幅広な段状窪み7h1と7h2を設けているため、サイズが相違するワニ口クリップ300−(A)と300−(B)のいずれを用いても、端子支持壁7の後面に確実にチャックすることができ、救援用端子部10とクリップとの接続作業を安定して行うことができる等の利点を有する。
本発明は前記実施形態に限定されず、ブースターケーブルに接続するクリップはワニ口クリップに限定されず、他のクリップを用いても、先端の端子部を端子支持壁の後面の幅広な段状窪みに接触させて、上板部を係止突起として機能させて確実にチャックを行うことができる。
また、電気接続箱はヒューズ・リレーボックスに限定されず、バッテリーと接続するバスバーを収容している電気接続箱、例えば、ジャンクションボックスにも適用できる。
1 電気接続箱
2 ブロック本体
5 ブースターケーブル接続部
6 カバー部材
6a 上板部
6b、6c 側板部
6d、6e 回転支軸部
6f、6g リブ
7 端子支持壁
7a 本体部
7b 上板部
7c、7d 係止用窪み
7e、7f 軸受け部
7e1、7f1 軸受け穴
7g 前面
7h1、7h2 窪み段部
7i 段状突起
10 救援用端子部
200 ブースターケーブル
300 クリップ
302 中央の窪み
303a1、303b1、303a2、303b2 端子突起

Claims (4)

  1. バスバーの救援用端子部を前面に配置する端子支持壁をブロック本体と一体に設け、該端子支持壁および前記救援用端子部を開閉するカバー部材を備えた電気接続箱であって、
    前記端子支持壁の左右方向の一端側に軸受け穴を設けると共に前記カバー部材に前記軸受け穴に回転自在に嵌合する回転支軸部を突設し、該カバー部材を左右方向の他端側の開閉端から前記回転支軸部を支点として回転させて前記救援用端子部を露出させ、かつ、前記カバー部材の開閉端側に閉鎖保持用のリブを突設し、前記端子支持壁に設けた係止用窪みにセミロックする構成としていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記端子支持壁の後面に、ブースターケーブルに接続したワニ口クリップの両側クリップ片の各先端の両側に設けられている一対の端子突起をそれぞれ嵌まり込ませて係止する段状窪みを設け、
    前面側の前記救援用端子部に前記ワニ口クリップの一側のクリップ片の端子突起を接触させると共に、後面側に前記ワニ口クリップの他側のクリップ片の一対の端子突起を前記段状窪みにそれぞれ嵌合係止して挟持できる構成としている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. バスバーの救援用端子部を前面に配置する端子支持壁をブロック本体と一体に設けている電気接続箱であって、
    前記端子支持壁の後面には、ブースターケーブルに接続したワニ口クリップの両側クリップ片の各先端の両側に設けられている一対の端子突起をそれぞれ嵌まり込ませる段状窪みを設け、
    前面側の前記救援用端子部に前記ワニ口クリップの一側のクリップ片の端子突起を接触させると共に、後面側に前記ワニ口クリップの他側のクリップ片の一対の端子突起を前記段状窪みにそれぞれ嵌合係止して挟持できる構成としている電気接続箱。
  4. 前記電気接続箱は、ハイブリッド自動車のエンジンルームに搭載されるヒューズリレーボックス等であり、自動車の後部に搭載されるバッテリーと接続するバスバーを前記電気接続箱のブロック本体内に収容し、前記バスバーの一部を上方へ延在させて前記救援用端子部を形成しており、
    前記端子支持壁は前記ブロック本体内の仕切壁を上方に突出させて設け、該端子支持壁に取り付けた前記カバー部材を回転して開放位置とした際に、ブロック本体に搭載しているヒューズあるいは/およびリレーより上方に位置する構成としている請求項1および2に記載の電気接続箱。
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