JP2000268932A - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP2000268932A
JP2000268932A JP11072073A JP7207399A JP2000268932A JP 2000268932 A JP2000268932 A JP 2000268932A JP 11072073 A JP11072073 A JP 11072073A JP 7207399 A JP7207399 A JP 7207399A JP 2000268932 A JP2000268932 A JP 2000268932A
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和也 川村
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    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動側ハウジングの回転検査後に該可動側ハ
ウジングを簡単かつ確実に回転中立位置に再ロックする
ことのできる回転コネクタを提供すること。 【解決手段】 固定側ハウジング2の天面に深い第1溝
部5と浅い第2溝部6とを形成し、第2溝部6を第1溝
部5の両端から周方向へ所定角度だけ延出させる。可動
側ハウジング3のねじ受部3bにロックねじ8を螺合
し、可動側ハウジング3を固定側ハウジング2の中央に
回転可能に連結すると共に、両ハウジング間に画成され
る収納空間の内部に可撓性ケーブルを巻回・収納する。
固定側ハウジング2に対して可動側ハウジング3を回転
中立位置に位置合わせし、この状態をロックねじ8の先
端を第1溝部5と係合させることにより維持する。ま
た、可動側ハウジング3の回転検査を行う場合は、ロッ
クねじ8を第2溝部6の両端と当接する位置まで上昇さ
せると、可動側ハウジング3を回転中立位置から±18
0度未満の範囲内で回転させることができ、かかる検査
終了後はロックねじ8を第1溝部5に係合させて可動側
ハウジング3を回転中立位置に再ロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転可能に連結さ
れた一対のハウジング間の電気的接続を可撓性ケーブル
を用いて行う回転コネクタに係り、特に、回転コネクタ
を自動車のステアリング装置に組み付けるまで両ハウジ
ングを回転中立位置に保持するためのロック機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】回転コネクタは、回転可能に連結された
一対のハウジングと、両ハウジング間に画成される環状
の収納空間内に巻回された可撓性ケーブルとで概略構成
されており、この可撓性ケーブルの両端は両ハウジング
にそれぞれ固定された状態で外部へ電気的に導出されて
いる。そして、可動側ハウジングを固定側ハウジングに
対して時計または反時計方向へ回転すると、その回転方
向に応じて可撓性ケーブルが収納空間内で巻き締めある
いは巻き戻され、いずれの状態においても両ハウジング
間の電気的接続が可撓性ケーブルを介して維持されるよ
うになっている。
【0003】このように構成された回転コネクタは、ス
テアリング装置のステータ部材であるコンビネーション
スイッチ等に固定側ハウジングが、ステアリング装置の
ロータ部材であるハンドルに可動側ハウジングがそれぞ
れ取付けられ、ハンドルに装着されたエアーバッグ・イ
ンフレータやホーンスイッチ等の電気的接続手段として
使用される。この場合において、回転コネクタはハンド
ルの回転中立位置を基準として時計方向と反時計方向の
両方へほぼ同量ずつ回転できなければならず、そのた
め、回転コネクタをステアリング装置に組み付けるまで
両ハウジングを回転中立位置に保持するようにしたロッ
ク機構が知られている。
【0004】従来より知られている回転コネクタのロッ
ク機構は、例えば実公平6−47882号公報に開示さ
れているように、合成樹脂製のロック部材に固定残部と
指掛部および係止片とを一体成形すると共に、固定残部
と指掛部との間に薄肉部を形成し、このロック部材を用
いて両ハウジングの自由な回転をロックするようになっ
ている。すなわち、回転コネクタの組立終了段階で、回
転中立位置に位置合わせされた両ハウジングに対し、一
方のハウジングの係合孔にロック部材の固定残部を保持
させると共に、他方のハウジングの回転規制部にロック
部材の係止片を係止させると、両ハウジングの自由な回
転がロック部材によって阻止されるロック状態となり、
このロック状態は回転コネクタをステアリング装置に組
み付ける直前まで維持される。そして、回転コネクタを
ステアリング装置に組み付ける際に、ロック部材の指掛
部と係止片を薄肉部で破断して除去すると、ロック部材
による両ハウジングのロック状態は解除され、可動側ハ
ウジングはハンドルの回転操作に連動して回転できるよ
うになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のロック
機構は、回転中立位置に位置合わせされた可動側ハウジ
ングの回転角度を規制することにより、両ハウジングの
自由な回転を阻止して回転中立位置に保持するというも
のであるため、ロック状態において可動側ハウジングの
回転規制角度が大きくなると、ロック機構として本来の
機能を果たさなくなる。このため、ロック状態において
可動側ハウジングを回転できないように固定するか、あ
るいは僅かな遊びの範囲内でのみ回転するよう角度規制
する必要があり、回転コネクタがロック解除状態にない
と可動側ハウジングを回転させて種々の検査を行うこと
ができなくなる。
【0006】例えば、近年、回転コネクタとコンビネー
ションスイッチとをステアリング装置に組み付ける前に
予め一体化しておき、このコンビネーションスイッチに
付設されるキャンセル機構を回転コネクタに備えられる
可動側ハウジングの回転力を利用して動作させるという
方法が採用されているが、この場合において、回転コネ
クタの両ハウジングを前述した従来のロック機構を用い
てロック状態にしておくと、キャンセル機構が正常に動
作するか否かの検査を行うことができなくなる。なお、
かかるキャンセル機構は、コンビネーションスイッチに
備えられる前照灯スイッチの操作レバーをセンタ位置へ
自動復帰させるためのものであり、可動側ハウジングに
設けたキャンセルの回転領域内にキャンセル機構のキャ
ンセルレバーを臨ませておけば、ハンドルを中立位置へ
回転操作した際に、ハンドルに連動して回転する可動側
ハウジングのキャンセルによってキャンセルレバーが駆
動され、左右の動作位置にある操作レバーがセンタ位置
へ自動復帰する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロック状態で
可動側ハウジングを回転中立位置の近傍とそれよりも広
い角度範囲とに回転規制することのできるロック手段を
採用することとする。このようなロック手段によれば、
回転中立位置近傍でのロック状態を解除して可動側ハウ
ジングの回転検査を行うことができ、その場合の可動側
ハウジングの回転は回転中立位置を中央に1回転以内に
規制されるため、可動側ハウジングを簡単かつ確実に回
転中立位置に再ロックすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の回転コネクタでは、固定
側ハウジングと、この固定側ハウジングに収納空間を介
して回転可能に連結された可動側ハウジングと、前記収
納空間の内部に巻回されて前記固定側および可動側ハウ
ジングの外部に電気的に導出された可撓性ケーブルとを
備え、前記可動側ハウジングの前記固定側ハウジングに
対する自由な回転がロック手段によって選択的に阻止さ
れるようになっている回転コネクタにおいて、前記ロッ
ク手段が、前記可動側ハウジングをその回転中立位置の
近傍で回転規制する第1のロック部と、前記可動側ハウ
ジングをその回転中立位置から±180度未満の範囲で
回転規制する第2のロック部とを有するように構成し
た。
【0009】このように構成すると、第1のロック部に
よるロック状態を解除すると、可動側ハウジングは第2
のロック部によって回転中立位置から±180度未満の
範囲内に回転規制されるため、この角度範囲内で可動側
ハウジングを回転して種々の検査を行うことができる。
その際、可動側ハウジングは回転中立位置から1回転以
上は回転しないため、第1のロック部によって可動側ハ
ウジングを簡単かつ確実に回転中立位置に再ロックする
ことができる。
【0010】前記ロック手段としては種々の形態が可能
であり、例えば、固定側ハウジングと可動側ハウジング
のいずれか一方のハウジングに第1溝部と該第1溝部の
両端から周方向へ延びる第2溝部とを設けると共に、い
ずれか他方のハウジングに第1および第2溝部と係脱可
能なロック部材を設け、これら第1溝部とロック部材に
より第1のロック部を構成し、第2溝部とロック部材に
より第2のロック部を構成すれば良い。この場合におい
て、前記第2溝部の深さ寸法を第1溝部から離れるに従
って順次浅くなるように設定すると、ロック部材と第2
溝部の底面との距離に応じて可動側ハウジングの回転規
制角度を変えることができる。
【0011】また、前記ロック手段の他の形態として、
固定側ハウジングと可動側ハウジングのいずれか一方の
ハウジングに凹部と凸部とを周方向に所定間隔を存して
設けると共に、いずれか他方のハウジングにこれら凹部
と凸部に係脱可能なロックねじを支持し、凹部とロック
ねじにより第1のロック部を構成し、凸部とロックねじ
により第2のロック部を構成しても良い。
【0012】また、前記回転コネクタはコンビネーショ
ンスイッチに予め一体化した状態でステアリング装置に
組み付けることが好ましく、この場合、コンビネーショ
ンスイッチの筐体に固定側ハウジングを固定するととも
に、コンビネーションスイッチに付設されるキャンセル
機構を可動側ハウジングの回転によって動作させるよう
にすると、回転コネクタとコンビネーションスイッチと
を一体化した状態でキャンセル機構が正常に動作するか
否かの検査を行うことができ、かかる検査工程の終了後
に第1のロック部によって可動側ハウジングを簡単かつ
確実に回転中立位置に再ロックすることができる。
【0013】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は回転コネクタの斜視図、図2は該回転コネクタに
備えられるロック手段の説明図である。
【0014】図1に示すように、本実施例に係る回転コ
ネクタ1は、複数の取付耳部2aを有する固定側ハウジ
ング2と、この固定側ハウジング2の中央に図示せぬ環
状の収納空間を存して回転可能に連結された可動側ハウ
ジング3と、この収納空間内に巻回された図示せぬ可撓
性ケーブルと、固定側ハウジング2に対する可動側ハウ
ジング3の回転角度を規制するロック手段4とで構成さ
れている。
【0015】固定側ハウジング2は合成樹脂で成形され
ており、その底面から突出する脚部2bに前記可撓性ケ
ーブルの一端に接続されたダイレクトコネクタ(図示せ
ず)が支持されている。固定側ハウジング2の天面に幅
狭な第1溝部5と周方向へ360度以内の所定角度(例
えば約90度)延びる第2溝部6とが形成されており、
第1溝部5は第2溝部6のほぼ中央に位置している。図
2に示すように、第1溝部5の深さ寸法は第2溝部6に
比べて大きく設定されており、第2溝部6は第1溝部5
の両端から水平方向へ延びている。
【0016】可動側ハウジング3も合成樹脂で成形され
ており、その天面から突出する保持体3aに前記可撓性
ケーブルの他端に接続されたリードブロック7が支持さ
れている。この保持体3aの外側面にねじ受部3bが一
体成形されており、ねじ受部3bに螺合されたロックね
じ8と前記第1および第2溝部5,6とでロック手段4
が構成されている。ロックねじ8は回転操作によって軸
線方向へ昇降可能であり、このロックねじ8の先端は、
図2の実線で示すように最下降位置で第1溝部5と係合
し、同図の2点鎖線で示すように最上昇位置で固定側ハ
ウジング2の天面から離間し、同図の破線で示すように
中間位置で第2溝部6の両端と当接可能である。なお、
第1溝部5とロックねじ8により第1のロック部が構成
され、第2溝部6とロックねじ8により第2のロック部
が構成されている。
【0017】上記の如く構成された回転コネクタ1は、
ステアリング装置のステータ部材であるコンビネーショ
ンスイッチ等に固定側ハウジング2が、ステアリング装
置のロータ部材であるハンドルに可動側ハウジング3が
それぞれ取付けられ、ハンドルに装着されたエアーバッ
グ・インフレータやホーンスイッチ等の電気的接続手段
として使用される。この場合において、回転コネクタ1
はハンドルの回転中立位置を基準として時計方向と反時
計方向の両方へほぼ同量ずつ回転できなければならず、
そのために、回転コネクタ1の組立終了段階では、固定
側ハウジング2に対して可動側ハウジング3を回転中立
位置に位置合わせした後、ロックねじ8を最下降位置ま
で締め付けて第1溝部5と係合させる。その結果、可動
側ハウジング3の回転が第1溝部5とロックねじ8との
係合によって阻止されるため、回転コネクタ1の搬送中
等において可動側ハウジング3がみだりに回転すること
はなく、そのままの状態をステアリング装置に組み付け
る直前まで維持することができる。
【0018】また、このように可動側ハウジング3を回
転中立位置に位置合わせした後に、可動側ハウジング3
を回転させる検査が必要となった場合は、ロックねじ8
を若干緩めて図2の破線で示す中間位置まで上昇させる
と、ロックねじ8が第2溝部6の両端と当接する位置ま
で可動側ハウジング3を回転させることができるため、
この角度範囲(θ1≒90度)内で可動側ハウジング3
を回転させて必要とされる検査を行えば良い。その際、
可動側ハウジング3は第2溝部6によって回転中立位置
から1回転以上の回転が規制されているため、上記の検
査終了後はロックねじ8を第1溝部5に係合させること
により、可動側ハウジング3を回転中立位置に簡単かつ
確実に再ロックすることができる。なお、回転コネクタ
1をステアリング装置に組み付ける場合は、ロックねじ
8を大きく緩めて図2の2点鎖線で示す最上昇位置まで
上昇させると、ロックねじ8が第1溝部5と第2溝部6
のいずれとも係合しなくなるため、可動側ハウジング3
のロック状態は完全に解除され、可動側ハウジング3を
ハンドルの回転操作に連動して回転させることができ
る。
【0019】図3に示される実施例では、第1溝部5の
両端から周方向へ延びる第2溝部9をテーパ形状とし、
該第2溝部9の深さ寸法を第1溝部5から離れるに従っ
て順次浅くなるようにしてある。このように第2溝部9
の底面をテーパ形状にすると、ロックねじ8の先端と第
2溝部9の底面との当接位置がロックねじ8の突出量に
応じて変化するため、第2のロック部による可動側ハウ
ジング3の回転規制角度を最大角度θ1の範囲内で自由
に変えることができる。すなわち、例えばロックねじ8
が図3の破線で示す位置まで突出している場合、可動側
ハウジング3は角度θ2の範囲内に回転規制されるが、
ロックねじ8の突出量を多くすれば、可動側ハウジング
3は角度θ2よりも小さい角度範囲内に回転規制され、
その反対にロックねじ8の突出量を少なくすれば、可動
側ハウジング3は角度θ2よりも大きく角度θ1よりも
小さい角度範囲内に回転規制される。
【0020】図4に示される実施例では、固定側ハウジ
ング2の天面に凹部10と凸部11とを周方向に所定間
隔(例えば約180度の間隔)を存して設け、可動側ハ
ウジング3のねじ受部3bに螺合されたロックねじ8と
凹部10とにより第1のロック部が構成され、このロッ
クねじ8と凸部11とにより第2のロック部が構成され
ている。
【0021】本実施例の場合、回転コネクタ1の組立終
了段階で、固定側ハウジング2に対して可動側ハウジン
グ3を回転中立位置に位置合わせした後、ロックねじ8
を締め付けてその先端を凹部10内に挿入すると、可動
側ハウジング3の回転がロックねじ8と凹部10間の僅
かな遊びの範囲内に規制され、そのままの状態をステア
リング装置に組み付ける直前まで維持することができ
る。また、可動側ハウジング3を回転させる検査が必要
となった場合は、ロックねじ8を緩めてその先端が凹部
10から外れる位置まで上昇させると、ロックねじ8が
凸部11と当接する位置まで可動側ハウジング3を回転
させることができ、この角度範囲(±約180度)内で
可動側ハウジング3を回転させて必要とされる検査を行
えば良い。その際、可動側ハウジング3は凸部11によ
って回転中立位置から1回転以上の回転が規制されてい
るため、上記の検査終了後にロックねじ8を締め付けて
その先端を凹部10内に挿入することにより、可動側ハ
ウジング3を回転中立位置に簡単かつ確実に再ロックす
ることができる。なお、回転コネクタ1をステアリング
装置に組み付ける場合は、ロックねじ8を緩めてねじ受
部3bから外すと、ロックねじ8が凹部10と凸部11
のいずれとも係合しなくなるため、可動側ハウジング3
のロック状態は完全に解除され、可動側ハウジング3を
ハンドルの回転操作に連動して回転させることができ
る。
【0022】図5に示される実施例では、回転コネクタ
1をコンビネーションスイッチ12に予め一体化した
後、この一体化された回転コネクタ1とコンビネーショ
ンスイッチ12のユニット品をステアリング装置に組み
付けるようにしてある。コンビネーションスイッチ12
はその外殼をなす筐体13を具備し、該筐体13に約1
20度の等間隔を存して配置された3つのガイド部13
aと複数本の支柱13bがそれぞれ設けられている。各
ガイド部13aの内方に挿入孔14が画成されており、
該挿入孔14を介して対向する保持部15が左右に形成
されている。一方の保持部15に前照灯スイッチ16の
基部16aが固定されており、基部16aに左右のウイ
ンカー動作やパッシング動作を行う操作レバー16bが
支承されている。この基部16aには、操作レバー16
bを左右の動作位置にロックするロック機構や、動作位
置にある操作レバー16bをセンタ位置へ自動復帰させ
るキャンセル機構等の公知の機構が内蔵されており、該
キャンセル機構の構成部品であるキャンセルレバー16
cの先端は前記挿入孔14に突出している。なお、図示
省略されているが、他方の保持部15にワイパースイッ
チが装着されている。
【0023】本実施例に係る回転コネクタ1は、固定側
ハウジング2の底面から突出する可動側ハウジング3の
下端に後述するキャンセル機構を動作させるキャンセル
突起3cが形成されている。この回転コネクタ1を上記
の如く構成されたコンビネーションスイッチ12に組み
込む場合は、可動側ハウジング3を前述した第1のロッ
ク部によって回転中立位置にロック状態にした後、固定
側ハウジング2の各取付耳部2aを筐体13の対応する
支柱13bにねじ止めする。その際、固定側ハウジング
2の底面から突出する可動側ハウジング3の下部は各ガ
イド部13a内へ挿入され、キャンセル突起3cは挿入
孔14の内部でキャンセルレバー16cの先端に対向す
る。この状態でキャンセル機構が正常に動作するか否か
の検査を行う場合は、前述したように、回転コネクタ1
の第1のロック部を解除して第2のロック部を機能させ
ると、可動側ハウジング3は回転中立位置から±180
度未満の範囲内に回転規制されるため、可動側ハウジン
グ3をこの角度範囲内で回転させてキャンセル突起3c
がキャンセルレバー16cを動作させるか否か検査する
ことができ、かかる検査工程の終了後に第1のロック部
によって可動側ハウジング3を簡単かつ確実に回転中立
位置に再ロックすることができる。
【0024】しかる後、一体化された回転コネクタ1と
コンビネーションスイッチ12のユニット品をステアリ
ング装置に組み付け、コンビネーションスイッチ12の
筐体13をステアリング装置の適宜ステータ部材に固定
すると共に、回転コネクタ1の第1および第2のロック
部を解除した状態で、可動側ハウジング3をハンドルに
連結すれば良い。
【0025】なお、上記実施例においては、ロック手段
としてロックねじと凹部を用いた場合について説明した
が、本発明のロック手段がこれに限定されないことは言
うまでもなく、例えば、スライド動作でロック位置へ移
動されるロック部材等を用いることも可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】固定側ハウジングに対する可動側ハウジン
グの自由な回転を規制するロック手段が、可動側ハウジ
ングを回転中立位置の近傍で回転規制する第1のロック
部と、可動側ハウジングを回転中立位置から±180度
未満の範囲で回転規制する第2のロック部とを有するよ
うに構成すると、回転中立位置近傍でのロック状態を解
除して可動側ハウジングの回転検査を行うことができ、
その場合の可動側ハウジングの回転は回転中立位置を基
準に1回転以内に規制されるため、可動側ハウジングを
簡単かつ確実に回転中立位置に再ロックすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る回転コネクタの斜視図である。
【図2】ロック手段の説明図である。
【図3】ロック手段の変形例を示す説明図である。
【図4】他の実施例に係る回転コネクタの平面図であ
る。
【図5】他の実施例に係る回転コネクタとコンビネーシ
ョンスイッチのユニット品を示す平面図である。
【符号の説明】
1 回転コネクタ 2 固定側ハウジング 2a 取付耳部 3 可動側ハウジング 3b ねじ受部 3c キャンセル突起 4 ロック手段 5 第1溝部 6 第2溝部 8 ロックねじ 9 第2溝部 10 凹部 11 凸部 12 コンビネーションスイッチ 13 筐体 13b 支柱 14 挿入孔 16 前照灯スイッチ 16a 基部 16b 操作レバー 16c キャンセルレバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側ハウジングと、この固定側ハウジ
    ングに収納空間を介して回転可能に連結された可動側ハ
    ウジングと、前記収納空間の内部に巻回されて前記固定
    側および可動側ハウジングの外部に電気的に導出された
    可撓性ケーブルとを備え、前記可動側ハウジングの前記
    固定側ハウジングに対する自由な回転がロック手段によ
    って選択的に阻止されるようになっている回転コネクタ
    において、 前記ロック手段が、前記可動側ハウジングをその回転中
    立位置の近傍で回転規制する第1のロック部と、前記可
    動側ハウジングをその回転中立位置から±180度未満
    の範囲で回転規制する第2のロック部とを有することを
    特徴とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記固定側ハ
    ウジングと可動側ハウジングのいずれか一方のハウジン
    グに第1溝部と該第1溝部の両端から周方向へ延びる第
    2溝部とを設けると共に、いずれか他方のハウジングに
    前記第1および第2溝部と係脱可能なロック部材を設
    け、前記第1溝部と前記ロック部材により前記第1のロ
    ック部が構成され、前記第2溝部と前記ロック部材によ
    り前記第2のロック部が構成されることを特徴とする回
    転コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、前記第2溝部
    の深さ寸法を前記第1溝部から離れるに従って順次浅く
    なるように設定したことを特徴とする回転コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、前記固定側ハ
    ウジングと可動側ハウジングのいずれか一方のハウジン
    グに凹部と凸部とを周方向に所定間隔を存して設けると
    共に、いずれか他方のハウジングに前記凹部と凸部に係
    脱可能なロックねじを支持し、前記凹部と前記ロックね
    じにより前記第1のロック部が構成され、前記凸部と前
    記ロックねじにより前記第2のロック部が構成されるこ
    とを特徴とする回転コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの記載におい
    て、キャンセル機構を有する操作レバーが装着されたコ
    ンビネーションスイッチの筐体に前記固定側ハウジング
    を固定するとともに、前記可動側ハウジングによって前
    記キャンセル機構を動作させるようにしたことを特徴と
    する回転コネクタ。
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