JP4788626B2 - ランプソケット装置およびそれを備えた照明器具 - Google Patents

ランプソケット装置およびそれを備えた照明器具 Download PDF

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Description

本発明は、照明器具の器具本体へのランプの取り付けに用いられるランプソケット装置およびそれを備えた照明器具に関するものである。
従来から、バルブの各端部にそれぞれ固着された口金の端面からそれぞれバルブの長手方向に一対ずつ突出してなる給電用のランプピンを有したランプ(たとえば直管形蛍光ランプ)を、照明器具の器具本体に取付可能とするランプソケット装置が多々提供されている。
この種のランプソケット装置として、器具本体に固定されるソケットケース内に、ランプピンに接触することで電気的に接続される接触子と、ソケットケースに対して回転自在に支持された回転子とを備えたものがある。ソケットケースにおいて口金との対向面に隣接する外周面には、一対のランプピンが通過するケース側スリットが形成されており、回転子における口金との対向面には、ケース側スリットから導入された一対のランプピンが挿入される回転子側スリットが形成されている。ここで、回転子側スリットをケース側スリットに連通させた状態では、接触子は回転子側スリットの幅方向の両側にそれぞれ配置されている。
このランプソケット装置では、回転子側スリットをケース側スリットに連通させた状態で一対のランプピンを回転子側スリットに挿入し、ランプピンの突出方向に沿う口金の中心軸を中心としてランプを回転させることにより、各ランプピンが各接触子にそれぞれ接触するとともに回転子側スリットから抜け止めされ、ランプの装着が完了する。また、装着時と逆向きにランプを回転させ、ケース側スリットを通してランプピンを回転子側スリットから抜くことにより、ランプを脱着することができる。
ところで、上述のランプソケット装置では、ランプの着脱の際にランプを握持し回転させるためのスペースがランプの周囲に必要であるが、近年、照明器具の小型化などにより、器具本体の反射板等の構造部材がランプに近接配置されることが多く、ランプの周囲のスペースが十分に確保されずランプを握持して回転させることが困難な場合がある。
これに対して、ランプを握持することなくランプを回転させることが可能なランプソケット装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のランプソケット装置1は、図9に示すように回転子47に対して一体に結合され、ソケットケース48の外周面から突出する形の操作腕47aを有している。この構成により、操作腕47aを操作して回転子47を回転させることにより、回転子47の回転子側スリット49と共にランプが回転しランプの着脱が可能となる。
特開2005−294239号公報(明細書の段落番号〔0016〕〜〔0018〕、および図3,4参照)
ところで、上述した各種のランプソケット装置では、ランプの着脱時に口金の中心軸を中心としてランプを回転させるものであるから、直管形蛍光ランプのように両口金の中心軸が同一直線上にあることが前提となる。すなわち、両口金の中心軸が同一直線上にないランプでは、ランプを回転させることができないので取り付けることはできない。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、ランプを回転させることなくランプの着脱を行える上に、電線挿入孔に挿入された電線と端子部と接続状態の解除が容易に行えるランプソケット装置およびそれを備えた照明器具を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、口金から一方向に突出した給電用の一対のランプピンを有したランプを照明器具の器具本体に対する定位置に取り付けるランプソケット装置であって、一対のランプピンそれぞれに電気的に接続される一対の接触子を有したソケット本体と、ランプが前記定位置に位置した状態におけるランプピンの突出方向に直交する面内でソケット本体を器具本体に対して回転自在に支持する支持部とを備え、支持部は、口金との対向面に隣接する外周面に形成され一対のランプピンが通過する開放部と、口金との対向面において開放部に連通し開放部から導入される一対のランプピンが挿入されるように一対のランプピンの間隔よりも長く一直線状に延長された案内スリットとを有し、開放部と案内スリットの連通部が器具本体と対向しないようにして器具本体に取り付けられ、ソケット本体は、前記面内で案内スリットの長手方向に交わる方向に沿って一対の接触子が対向し案内スリットの長手方向における一対のランプピンの移動を規制しない自由位置と、案内スリットの長手方向に沿って一対の接触子が対向し一対のランプピンを案内スリットに挿入してランプを前記定位置に位置させた状態では一対の接触子が一対のランプピンにそれぞれ接触して案内スリットの長手方向における一対のランプピンの移動を規制する拘束位置との間で回転自在に支持部に支持され、ソケット本体には、電線をソケット本体内に挿入する一対の電線挿入孔がランプピンの前記突出方向に沿って貫設され、ソケット本体内には、一対の接触子それぞれに電気的に接続されるとともに一対の電線挿入孔から挿入された電線それぞれが電気的に接続される一対の端子部が収納され、端子部は、接触子に電気的に接続された接続片と、電線挿入孔から挿入された電線を接続片との間で狭持するとともに前記電線に食い込んで抜け止めする鎖錠片とを備え、ソケット本体における電線挿入孔の近傍には、鎖錠片による電線の抜け止めの解除に用いられる解除部が、ソケット本体を前記自由位置と前記拘束位置のいずれかに位置させた状態でソケット本体の回転中心に対して支持部の前記連通部側に位置するように設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ソケット本体が自由位置に位置した状態では、ランプが器具本体に対する定位置に位置した状態におけるランプピンの突出方向に直交する面内で案内スリットの長手方向に交わる方向に沿って一対の接触子が対向して、案内スリットの長手方向における一対のランプピンの移動を規制しないので、一対のランプピンを開放部から案内スリットに挿入してランプを器具本体に対して定位置に位置させることができ、ソケット本体が拘束位置に位置した状態では、案内スリットの長手方向に沿って一対の接触子が対向することによって、前記定位置に位置させたランプの一対のランプピンそれぞれに一対の接触子が接触して、案内スリットの長手方向における一対のランプピンの移動を規制するので、ランプを前記定位置に固定できるから、ソケット本体を自由位置と拘束位置との間で回転させることによってランプの着脱が行え、その結果、ランプを着脱する際にランプ自体を回転しなくて済み、口金の中心軸が同一直線上にないランプでも取り付けることができる。また、ランプの着脱時にはソケット本体を回転させればよいので、ランプの着脱時にソケット本体が移動する領域が比較的狭くなり、ソケット本体の周囲においてソケット本体が通過する領域に広いスペースを確保しなくて済むから、照明器具の器具本体を小型化できる。
その上、支持部は、開放部と案内スリットの連通部が器具本体と対向しないようにして器具本体に取り付けられ、端子部の鎖錠片による電線の抜け止めの解除、すなわち電線挿入孔から挿入された電線と端子部との接続状態の解除に用いられる解除部が、ソケット本体を自由位置と拘束位置のいずれかに位置させた状態でソケット本体の回転中心に対して支持部の連通部側に位置するように設けられているので、解除部をソケット本体の回転中心に対して支持部の連通部側に位置させれば、解除部を用いて前記接続状態を解除する際に、器具本体が邪魔にならないから、前記接続状態の解除が容易に行える。また、前記接続状態を解除して電線を電線挿入孔から引き抜く際に、ランプソケット装置を器具本体から取り外す必要がないから、支持部を器具本体から取り外さなくても、器具本体に設けられたインバータや、ソケット本体などの交換が可能になる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、支持部は、ランプピンの突出方向に沿った中心軸が同一直線上に位置していない一対の口金を有するランプに対応した器具本体に取り付けられ、解除部は、ソケット本体を自由位置に位置させた状態で、ソケット本体の回転中心に対して支持部の前記連通部側に位置するように設けられ、ソケット本体は、自由位置から拘束位置に回転させる際の回転方向が、解除部を器具本体の中心側に移動させる方向となるように支持部に回転自在に支持されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、電線挿入孔に挿入された電線が、器具本体の外側に位置しないから、器具本体においてランプソケット装置およびランプが占める領域を小さくでき、照明器具の小型化が図れる。
請求項3の発明では、請求項1または2記載のランプソケット装置を器具本体に備えていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、ランプを回転させることなく器具本体に対してランプの着脱を行えるから、口金の中心軸が同一直線上にないランプでも取り付けることができ、その上、電線挿入孔に挿入された電線と端子部との接続状態の解除が容易に行える。
本発明は、ランプを回転させることなくランプの着脱を行える上に、電線挿入孔に挿入された電線と端子部との接続状態の解除が容易に行えるという効果を奏する。
本発明の一実施形態のランプソケット装置1は、図4に示すように、バルブ2の各端部にそれぞれ固着された口金3の端面からそれぞれバルブ2の長手方向に一対ずつ突出してなる給電用のランプピン4(図8(a)参照)を有したランプ5を、照明器具6の器具本体7に対する定位置に取り付けるためのものである。
本実施形態では、図4に示すように、直管形のランプ5(ここでは直管形蛍光ランプ)に対応した照明器具6に本発明のランプソケット装置1を適用する例を示す。この照明器具6は、矩形板状の器具本体7を備え、器具本体7の一表面側における長手方向の各端部それぞれにランプソケット装置1が配設されている。
ランプソケット装置1は、図1、図3、図5、図6に示すように、ランプ5の各口金3から突出する一対のランプピン4それぞれに接触することで電気的に接続される一対の接触子8を有したソケット本体9と、ランプ5が前記定位置に位置した状態におけるランプピン4の突出方向(ソケット本体9の前後方向、図4においてランプ5の軸方向に沿った方向)に直交する面(以下、「回転面」と称する)内でソケット本体9を器具本体7に対して回転自在に支持する支持部10とを備える。なお、以下の説明では、説明の簡略化のために図5の上下方向を上下方向として説明するが、この方向はランプソケット装置1の取付方向を規定するものではない。また、このようにソケット本体9と支持部10とを備えたランプソケット装置1は、単にランプソケットと呼ばれることもある。
ソケット本体9は、前面が開口した有底円筒状の内ボディ11と、内ボディ11に収納される一対の導電板12と、内ボディ11との間に一対の導電板12を収納する形で内ボディ11の前面側に取着される内カバー13とを有する。内ボディ11と内カバー13は、いずれも絶縁性を有する樹脂材料からなる合成樹脂成形品である。
一対の導電板12は、対称形状に形成されたものであって、例えば、弾性を有する金属材料からなる板材を折曲してなり、前記接触子8と、ランプ5への給電用の電線14が電気的に接続されるとともに電線14を機械的に保持する端子部15と、接触子8および端子部15を連続一体に連結する連結片16とを備えている。
ここで、内ボディ11の後壁において一対の導電板12の端子部15それぞれに対応する部位には、ソケット本体9内に電線14を挿入するための一対の電線挿入孔17がランプピン4の前記突出方向に沿って貫設され、電線挿入孔17からソケット本体9内に電線14を挿入することにより、電線14の芯線14aを端子部15に接続できるようになっている。
端子部15は、連結片16に連続し(すなわち、接触子8に電気的に接続され)電線14の挿入方向に沿って配置された接続片15aと、接続片15aにおける連結片16とは反対側の端縁から電線14の挿入方向に直交するように立設され芯線挿入孔15dを有する立設片15bと、立設片15bの先端縁から接続片15aに向けて延設され電線挿入孔17および芯線挿入孔15dから挿入された電線14を接続片15aとの間で狭持するとともに当該電線14に食い込んで抜け止めする鎖錠片15cとを備えている。つまり、本実施形態における端子部15は、立設片15bに設けた芯線挿入孔15dを通った電線14の芯線14aを鎖錠片15cの先端縁と接続片15aとの間に挟持することにより、電線14の機械的保持と電気的接続とを同時に行う所謂速結端子である。
連結片16は下方に凸となるコ字状に形成され、内ボディ11の内周面の下部に設けた導電板固定部18に挿入される形で内ボディ11に対して位置決めされる。連結片16から上方には接触子8が延出されている。
接触子8は、上端部が互いに離れる向きに折り返されて引掛部8aを成し、この引掛部8aを後述する内カバー13の一部に引掛けることによりソケット本体9内に位置決めされる。また、接触子8の長手方向の略中央部には互いに離れる向きに凸となるピン保持部8bが形成されている。
上述のように構成された一対の導電板12は、接触子8を互いに対向させた状態で内ボディ11に取り付けられる。このとき、接触子8のピン保持部8b間の距離は、一対のランプピン4をピン保持部8b間に配置した際に、各ランプピン4が各ピン保持部8bそれぞれに接触する距離となるように設定される。
この構成により、一対のランプピン4を一対の接触子8の間に挿入し両ピン保持部8bの間に挟持させることにより、各ランプピン4が各接触子8に電気的に接続される。
内ボディ11は、接触子8および連結片16を収納する円筒状の太筒部19と、端子部15を収納する円筒状の細筒部20とが、太筒部19を前方、細筒部20を後方とするとともに互いの中心軸を一致させるように前後方向に連結されてなる。太筒部19は、細筒部20よりも直径(内径)が大きく設定されている。太筒部19の上部には、内カバー13に形成された後述のピン挿入孔21に連通する導入口22が前方に開放される形で形成されている。また、内ボディ11は、太筒部19の外周面のうち前記導入口22の側方から太筒部19の半径方向に突出する操作レバー23を有している。
内カバー13は、略円形状のピン挿入孔21が前壁の中央部に貫設され、前壁の周部から後方に内周壁24が立設された構成を有する。内カバー13の前壁にはピン挿入孔21を上方に開放する切欠25が設けられており、この切欠25を通してピン挿入孔21は前記導入口22に連通する。ピン挿入孔21の直径は口金3から突出する一対のランプピン4の間隔よりも大きく設定されており、一対のランプピン4がピン挿入孔21に挿入された状態で内カバー13を口金3に対して相対的に回転可能としてある。内カバー13は、内周壁24を内ボディ11の太筒部19内に挿入する形で内ボディ11に組み合わされ、太筒部19の内周面に突設された係合爪26を、内周壁24に貫設した係合孔27の縁部に係合させることにより内ボディ11と結合される。内ボディ11と内カバー13とを結合した状態では、内カバー13によって内ボディ11からの導電板12の抜け止めが為される。さらに、内周壁24の上部には切欠25に連通する開口部28が形成されており、この開口部28の周縁に上述した接触子8の引掛部8aが引掛けられる。
一方、支持部10は、前面が開口した有底円筒状の外ボディ29と、外ボディ29との間にソケット本体9を収納する形で外ボディ29の前面側に取着される外カバー30とを有する。外ボディ29と外カバー30はいずれも絶縁性を有する樹脂材料からなる合成樹脂成形品である。さらに、外ボディ29は内ボディ11に用いられている樹脂材料に対して摺動性が良好な樹脂材料が用いられる。
外ボディ29は、ソケット本体9の太筒部19を収納する円筒状の摺動部31と、細筒部20を収納する円筒状の挿通部32とが、摺動部31を前方、挿通部32を後方とするとともに互いの中心軸を一致させるように前後方向に連結されてなる。摺動部31は、挿通部32よりも直径(内径)が大きく設定されている。摺動部31の内径はソケット本体9の太筒部19の外径と同等に設定されており、そのため、ソケット本体9を外ボディ29に取り付けた際には、ソケット本体9の内ボディ11の中心軸(太筒部19と細筒部20の中心軸)と、外ボディ29の中心軸(摺動部31の中心軸)とが一致する。挿通部32の後壁に貫設された露出孔33の内径はソケット本体9の細筒部20の外径と同等に設定されている。そのため、ソケット本体9は、太筒部19の外周面が摺動部31の内周面に当接するとともに、細筒部20の後部が露出孔33を通して後方に突出した形で外ボディ29に嵌合されるから、前後方向を回転軸方向として回転自在に外ボディ29に支持される。つまり、ソケット本体9は、外ボディ29に枢支される。
ところで、摺動部31には、操作レバー23が挿通される操作窓34が開口している。操作窓34は、摺動部31の周方向に操作レバー23を移動させることが可能な大きさに形成されている。なお、挿通部32の外周面は後方ほど外径を小さくするテーパ面を成している。
外カバー30は、上下方向に沿って延長されており上方に開放された案内スリット35が前壁に形成され、前壁の周部から後方に外周壁36が立設されている。案内スリット35は、一対のランプピン4が挿入されるように、幅方向(図3(a)における左右方向)の寸法が各ランプピン4の直径よりもやや大きく設定され、長手方向(図3(a)における上下方向)の寸法が一対のランプピン4の間隔よりも大きく設定されている。外カバー30は、外ボディ29の摺動部31を外周壁36で囲む形で外ボディ29に組み合わされ、外ボディ29の外周面に突設された組立爪37を、外周壁36に貫設した組立孔38の縁部に係合させることにより外ボディ29と結合される。外周壁36は、外ボディ29と外カバー30とを結合した状態で外ボディ29の操作窓34に対応する部位に開口する開放部39を有しており、この開放部39は案内スリット35に連通する。なお、外周壁36の周方向における開放部39の寸法は、上述した外ボディ29の操作窓34よりも大きく設定されている。
さらに、外カバー30の前壁背面における略中央部には、中心線が外ボディ29の中心軸と一致するように後方に突出する軸突起40が設けられている。軸突起40は、外ボディ29と外カバー30との間にソケット本体9を収納した状態では、ソケット本体9のピン挿入孔21を通してソケット本体9に挿入されて、一対の接触子8により狭持される。ところで、軸突起40には、案内スリット35を通るランプピン4との干渉を避けるための逃げ凹部40aが形成されている。また、逃げ40aの幅方向の寸法は案内スリット35の幅方向の寸法と同じ大きさに設定され、深さ寸法は、口金3からのランプピン4の突出寸法よりも大きく設定されている。したがって、ランプピン4を案内スリット35内で移動させる際に、ランプピン4が逃げ凹部40aを通過することにより、ランプピン4の移動に際して軸突起40が邪魔になることがない。
本実施形態のランプソケット装置1は、支持部10内にソケット本体9を収納してなる。ところで、ランプソケット装置1には、ランプソケット装置1を器具本体7に固定する際に用いられる固定部41が設けられている。この固定部41は、開放部39と案内スリット35の連通部10aが器具本体7と対向しないようにして支持部10を器具本体7に取り付けるために、ソケット本体9の回転中心を挟んで連通部10aと対向するように、支持部10の外周面の下部に設けられている。したがって、ランプソケット装置1は、固定部41を、例えばねじ止めなどの方法により器具本体7に固定することにより、連通部10aが器具本体7と対向しないようにして器具本体7に固定される。
図4に示す照明器具6では、一対のランプソケット装置1は、案内スリット35が形成された支持部10の前面を互いに対向させる形で、器具本体7に固定されている。一方、ランプ5は、図2に示すように、各口金3の端面それぞれが各ランプソケット装置1の支持部10の前面に対向するようにして(各口金3の一対のランプピン2を支持部10の案内スリット35に挿入して)、一対のランプソケット装置1間に位置した状態で、器具本体7に取り付けられる。つまり、この位置がランプ5の器具本体7に対する定位置(取付位置)となり、ランプ5を前記定位置に位置させた状態では、支持部10の前面(外カバー30の前面)がランプ5の口金3との対向面となり、ランプピン4の突出方向は、ランプソケット装置1の前後方向に沿った方向となる。
次に、本実施形態のランプソケット装置1の動作について説明する。
上述した構成により、ソケット本体9は、前後方向を回転軸方向として回転自在に支持部10に支持される。すなわち、ソケット本体9は、回転面内で、支持部10に回転自在に支持される。ここで、ソケット本体9の回転範囲は、支持部10の外ボディ29に設けた操作窓34の大きさによって規制される。つまり、ソケット本体9に設けた操作レバー23は操作窓34に挿通されているから、支持部10における操作窓34の開口周縁が操作レバー23に当接することで操作レバー23の移動範囲を規制する規制手段として機能し、ソケット本体9の回転方向における操作窓34の寸法によってソケット本体9の回転範囲が決定する。
ここでは、ソケット本体9の回転範囲が、図3(a)に示すように導入口22を上方に向ける位置(以下、「自由位置」という)と、自由位置からソケット本体9を図3(a)の時計回りに90度回転させた図3(b)に示す位置(以下、「拘束位置」という)との間に規制されるように操作窓34が形成されている。なお、図3(a),(b)では操作レバー23の移動範囲、つまりソケット本体9の回転範囲をθ1で示している。
ソケット本体9が図3(a)の自由位置にある状態では、支持部10の案内スリット35と、ソケット本体9の導入口22とが前後方向に重なっており、ソケット本体9のピン挿入孔21が上方に開放されている。また、図7(a)に示すように、一対の接触子8は案内スリット35の幅方向(回転面内で案内スリット35の長手方向に交わる方向)に沿って一対の接触子8が対向している。
そのため、ソケット本体9を自由位置に位置させた状態では、案内スリット35の長手方向における一対のランプピン4の移動が規制されないから、一対のランプピン4を案内スリット35の長手方向に沿って自由に移動させることができ、開放部39および導入口22を通してランプピン4をピン挿入孔21に挿抜自在となっている。すなわち、ランプ5の着脱が自由に行えるようになっている。なお、案内スリット35の幅方向の寸法は、ランプピン4の直径よりもやや大きく設定されているため、ピン挿入孔21に挿入された一対のランプピン4は、案内スリット35の長手方向に並ぶ形になる。
このように一対のランプピン4をピン挿入孔21に挿入した際には、一対のランプピン4は、ソケット本体9内で一対の接触子8の間に配置されることになるものの、上述したように一対の接触子8が案内スリット35の幅方向に沿って対向しているから、各ランプピン4と接触子8とは非接触状態にあり、電気的に接続されないようになっている。
一方、ソケット本体9が拘束位置にある状態では、図7(a)に示すように、案内スリット35の幅方向に沿った方向で対向していた一対の接触子8が、ソケット本体9の回転に伴って図5(b)に示すように矢印A方向(時計回り方向)に回転して、図7(c)に示すように、案内スリット35の長手方向に沿った方向で対向するようになる。
そのため、一対のランプピン4を案内スリット35に挿入してランプ5を前記定位置に位置させた状態で、ソケット本体9を拘束位置に位置させた際には、図7(c)に示すように、一対の接触子8が一対のランプピン4にそれぞれ接触して案内スリット35の長手方向における一対のランプピン4の移動が規制され、一対のランプピン4を案内スリット35の長手方向に沿って自由に移動させることができない、つまりランプ5を前記定位置から移動させることができない(ランプ5をランプソケット装置1から外すことができない)ようになっている。また、この状態では、一対の接触子8が一対のランプピン4にそれぞれ接触しているため、一対の接触子8と一対のランプピン4とがそれぞれ電気的に接続される。このとき、接触子8は、案内スリット35に対応する位置に一対のピン保持部8bが互いに対向する形で位置し、一対のランプピン4は一対のピン保持部8bの間に挟持される。なお、接触子8は弾性を有する金属材料からなる板材を用いて形成された導電板12の一部であるから、ランプピン4と接触子8との間の接圧が確保される。
ソケット本体9を自由位置から拘束位置に回転させた際には、接触子8がランプピン4に接触していない位置から、ランプピン4に接触する位置に移動されるため、ランプ5には、接触子8によりソケット本体9と共に回転するような力が加えられる。しかしながら、本実施形態では、ランプピン4が支持部10の案内スリット35に挿通されているので、ランプピン4が案内スリット35の幅方向の内側面に当接することで、ランプ5の回転が規制され、ランプ5がソケット本体9と共に回転しないようになっている。
また、ソケット本体9が拘束位置に位置した状態では、図3(b)に示すように支持部10の案内スリット35と、ソケット本体9の導入口22とが前後方向に重ならなくなって、ピン挿入孔21に連通された導入口22は支持部10によって閉塞されている。したがって、この状態では、開放部39および導入口22を通してランプピン4をピン挿入孔21に挿抜することができないから、ソケット本体9を拘束位置に位置させた際には、ランプ5の着脱が自由に行えないようになっている。
このように本実施形態のランプソケット装置1では、ソケット本体9が自由位置に位置した状態では、回転面内で案内スリット35の幅方向に沿って一対の接触子8が対向して、案内スリット35の長手方向における一対のランプピン4の移動を規制しないので、一対のランプピン4を開放部39から案内スリット35に挿入してランプ5を器具本体7に対して定位置に位置させることができる。また、ソケット本体9が拘束位置に位置した状態では、回転面内で案内スリット35の長手方向に沿って一対の接触子8が対向することによって、前記定位置に位置させたランプ5の一対のランプピン4それぞれに一対の接触子8が接触して、案内スリット35の長手方向における一対のランプピン4の移動を規制するので、ランプ5を前記定位置に固定できる。
そのため、本実施形態のランプソケット装置1によれば、ソケット本体9を自由位置と拘束位置との間で回転させることによってランプ5の着脱が行え、その結果、ランプ5を着脱する際にランプ5自体を回転しなくて済み、口金3の中心軸が同一直線上にないランプ5でも取り付けることができる。
また、ランプ5を握持して回転させるためのスペースがランプ5の周囲に確保されていない場合でも、ランプ5の着脱作業を容易に行うことができる。さらに、ランプ5自身を移動させることによりランプ5を着脱する図9に示すような従来構成では、ランプ5が大型になるとランプ5の取り扱いが困難になりランプ5着脱の作業性が悪くなるが、本実施形態のランプソケット装置1では、ランプ5の大きさにかかわらずソケット本体9を移動させるだけでランプ5の着脱を容易に行うことができるから、ランプ5の着脱の作業性が悪化することがない。
加えて、ランプ5の着脱時にはソケット本体9を回転させればよいので、ランプ5の着脱時にソケット本体9が移動する領域が比較的狭くなり、ソケット本体9の周囲においてソケット本体9が通過する領域に広いスペースを確保しなくて済むから、照明器具6の器具本体7を小型化できる。
さらに、本実施形態のランプソケット装置1によれば、ソケット本体9の回転操作を操作レバー23により行えるから、ランプ5の着脱作業が容易に行える。また、操作レバー23の側面(図3(a)における右側面)が導入口22の内周面と連続しているから、導入口22を通してランプピン4をピン挿入孔21に挿抜する際に、ランプピン4を操作レバー23の前記側面に沿わせて移動させれば、操作レバー23の前記側面をランプピン4の挿抜時のガイドとして利用できるから、ランプ5の着脱作業をさらに容易に行えるようになる。
ところで、本実施形態のランプソケット装置1のソケット本体9における電線挿入孔17の近傍には、図1(a),(b)に示すように、端子部15の鎖錠片15cによる電線14の抜け止めの解除に用いられる解除孔11aからなる解除部が設けられている。解除孔11aは、立設片15bの芯線挿入孔15dに対応して設けられ、マイナスドライバ等の治具50の先部を挿入可能な大きさに形成されている。したがって、電線挿入孔17に挿入された電線14と端子部15との接続状態を解錠するには、図2(a)に示すように、解除孔11aおよび芯線挿入孔15dを通して鎖錠片15cに治具50の先部を当接させ、ここから図2(b)に矢印Dで示す方向に治具50を移動させることで、治具50の先部にて鎖錠片15cを電線14から離間させる向きに押圧し、鎖錠片15cを撓ませて鎖錠片15cによる電線14の鎖錠状態(すなわち鎖錠片15cが電線14に食い込んだ状態)を解除し、その後に、電線14を矢印Eで示す方向に移動させて、電線挿入孔17より引き抜けばよい。
このように、本実施形態では、速結端子からなる端子部15を採用しているため、電線14と端子部15との接続状態の解除が比較的容易に行えるようになっているが、このような作業を行うためには、ある程度のスペースが必要になり、十分なスペースが確保できていないと、治具50をうまく解除孔11aに挿入できず、解除作業が困難となる。
そこで、本実施形態のランプソケット装置1では、図5に示すように、立設片15bが、ソケット本体9を自由位置に位置させた状態でソケット本体9の回転中心に対して支持部10の連通部10a側(すなわち、ソケット本体9の上側)に位置するように、導電板12がソケット本体9内に収納してあり、これに伴って、解除孔11aが、図1(a)に示すように、ソケット本体9の内ボディ11に、ソケット本体9を自由位置に位置させた状態でソケット本体9の回転中心に対して支持部10の連通部10a側に位置するように設けられている。
このように本実施形態では、支持部10は、開放部39と案内スリット35の連通部10aが器具本体7と対向しないようにして器具本体7に取り付けられ、端子部15の鎖錠片15cによる電線14の抜け止めの解除、すなわち電線挿入孔17から挿入された電線14と端子部15との接続状態の解除に用いられる解除部となる解除孔11aが、ソケット本体9を自由位置に位置させた状態でソケット本体9の回転中心に対して支持部10の連通部10a側に位置するように設けられているので、ソケット本体9を自由位置(解除孔11aをソケット本体9の回転中心に対して支持部10の連通部10a側)に位置させれば、解除孔11aを用いて前記接続状態を解除する際に、器具本体7が邪魔にならないから、前記接続状態の解除が容易に行える。また、前記接続状態を解除して電線14を電線挿入孔17から引き抜く際に、ランプソケット装置1を器具本体7から取り外す必要がないから、支持部10を器具本体7から取り外さなくても、器具本体7に設けられたインバータ(図示せず)や、ソケット本体9などの交換が可能になる。
なお、本実施形態では、解除孔11aは、ソケット本体9を自由位置に位置させた状態で、ソケット本体9の回転中心に対して支持部10の連通部10a側に位置するようにソケット本体9に設けられているが、自由位置ではなくソケット本体9を拘束位置に位置させた状態で、解除孔11aがソケット本体9の回転中心に対して支持部10の連通部10a側に位置するようにしてもよい。また、本実施形態では、ソケット本体9に設けた解除孔11aにより解除部を構成しているが、ソケット本体9に鎖錠片15cを押圧可能な解除釦(図示せず)を設け、この解除釦により解除部を構成するようにしてもよい。
ところで、本実施形態では外カバー30の前壁背面における軸突起40の両側に突部42を設け、ソケット本体9において突部42に対応する部位には突部42が嵌る凹部43が設けられている。凹部43は、ソケット本体9が自由位置にある状態で各突部42に対向する2箇所と、ソケット本体9が拘束位置にある状態で各突部42に対向する2箇所との計4箇所に形成される。ここで、外カバー30の前壁は、突部42を前後方向に移動させるように撓む可撓部44を突部42の周囲に有する。したがって、自由位置または拘束位置にあるソケット本体9を回転させると可撓部44が撓んで突部42が凹部43から後退し、ソケット本体9が拘束位置または拘束位置まで回転させられると突部42が凹部43に嵌ることとなり、ソケット本体9の回転時にクリック感が得られる。なお、ここでは内カバー13に形成された切欠25が1つの凹部43として兼用されるので、実際には凹部43は3箇所に形成されている。
また、ソケット本体9の後壁に設けた電線挿入孔17はソケット本体9の回転軸方向(つまりランプピン4の突出方向)に沿って貫設されており、電線挿入孔17から引き出される電線14はソケット本体9の回転軸に沿って引き出されることになる。したがって、図1(a)に示す自由位置と図1(b)に示す拘束位置との間でソケット本体9が矢印Aのように回転させられても、ソケット本体9から引き出された電線14が通過する領域C1を比較的狭く抑えることができる。つまり、ソケット本体9を回転させる際に電線14の周囲に余分なスペースを確保する必要がない。
さらに、図4に示すランプソケット装置1は、ソケット本体9が自由位置にありソケット本体9がランプ5を保持していない状態であっても、器具本体7に対してランプ5を仮保持することができる仮保持部45を備えている。図4の仮保持部45は、器具本体7の長手方向の中央部においてバルブ2の両側にそれぞれ配設されており、バルブ2の長手方向の中央部を挟持する形でランプ5を仮保持する。この仮保持部45は互いに離れる向きに凸となる形に湾曲したランプ保持部45aが中央部に形成され、両ランプ保持部45a間にランプ5を挟持することによりランプ5を仮保持する。一対の仮保持部45の上端部は上方ほど互いに離れる向きに傾斜した押操作部45bを構成しており、これにより、両ランプ保持部45aの間にランプ5が挟持された状態からランプ5を取り外す際に、押操作部45bを押操作して両ランプ保持部45aの間隔を広げることで、ランプ5を容易に取り外すことができる。なお、仮保持部45の下端部は器具本体7に固定されているが、支持部10と一体に仮保持部45が形成されていてもよい。
このように仮保持部45を設けたことにより、ランプ5の着脱の際に、ランプソケット装置1のソケット本体9が自由位置にある状態でも、ランプ5を器具本体7の定位置に位置決めすることができる。その結果、作業者は操作レバー23を操作してソケット本体9を回転させるときにランプ5を手で位置決めしておく必要がなく、ランプ5の着脱作業を容易に行うことができるという利点がある。
また、操作レバー23を操作してソケット本体9を回転させるときにランプ5を手で位置決めしておく必要がないので、作業者においては、ソケット本体9を自由位置に移動させることでランプピン4と接触子8との接続を解除してから、ランプ5を仮保持部45に対して着脱することが可能になる。これにより、ランプ5を仮保持部45に対して着脱する際にも、ランプピン4が接触子8に接続されている状態のランプ5を作業者が手で持つ必要はなく、接触子8への通電が遮断されていなくても、安全にランプ5を着脱することができる。
ところで、本実施形態のランプソケット装置1を用いれば、上述したように直管形のランプ5に対応した照明器具6だけでなく、図8に示すようにランプピン4の突出方向に沿った口金3の中心軸が同一直線上にないランプ5に対応した照明器具6を構成することもできる。
図8に例示するランプ5は、各口金3からのランプピン4の突出する向きが互いに逆向きであって、一対の口金3が結合片46によって一体に結合されている。ここでは図示を省略しているが、バルブ2は一対の口金3の間において所定の形状に形成される。バルブ2の一例として、両口金3の中間部付近で一端部同士が連結された2本のバルブ2を、それぞれ当該連結部位を中心とする螺旋状に延長し、各端部をそれぞれ口金3に固着する形のものが考えられる。このランプ5に対応する照明器具6は、円盤状の器具本体7を備え、器具本体7の一表面側において各口金3に対応する部位にそれぞれランプソケット装置1が配設されている。
この種のランプ5においては、口金3の中心軸が同一直線上にないので、従来構成のように口金3の中心軸を中心としてランプ5を回転させることによりランプソケット装置1にランプ5を着脱することはできないが、上述した本実施形態のランプソケット装置1を用いればランプ5の着脱が可能となる。すなわち、図8(a)に示すようにソケット本体9が自由位置にある状態で、ランプ5を矢印B方向に移動させてピン挿入孔21に対してランプピン4を開放部39および導入口22を通して挿入し、図8(b)に矢印Aで示すようにソケット本体9を拘束位置に回転移動させるだけで、ランプソケット装置1によるランプ5の保持および電気的接続が完了する。
このように、本実施形態のランプソケット装置1を用いれば、ランプ5自身を移動させることなくランプ5の着脱が可能であるから、口金3の中心軸が同一直線上にないランプ5でも着脱が可能である。また、ランプ5を回転させないので、バルブ2が螺旋状に形成されたランプ5のように、バルブ2の中心軸と口金3の中心軸とが同一直線上にない場合でも、ランプ5の周囲においてバルブ2の回転時にバルブ2が通過する領域にスペースを設ける必要はなく、器具本体7の小型化につながる。
また、本実施形態のランプソケット装置1におけるソケット本体9は、支持部10が、ランプピン4の突出方向に沿った中心軸が同一直線上に位置していない一対の口金3を有するランプ5に対応した器具本体7に取り付けられた際に、自由位置から拘束位置に回転させる際の回転方向が、解除孔11aを器具本体7の中心側に移動させる方向となるように支持部10に回転自在に支持されている。
そのため、本実施形態のランプソケット装置1によれば、電線挿入孔17に挿入された電線14が、器具本体7の外側に位置しないから、器具本体7においてランプソケット装置1およびランプ5が占める領域を小さくでき、照明器具6の小型化が図れる。
また、図8に示すランプソケット装置1では、各支持部10の近傍に仮保持部45がそれぞれ配設されており、仮保持部45はランプ5のうちの口金3に接触することによりランプ5を仮保持するので、細管化や形状の複雑化により高い強度を確保することが困難なガラス製のバルブ2を具備するランプ5であっても、バルブ2に荷重を加えることなくランプ5を仮保持することができる。
なお、上述したランプソケット装置1の構成は一例に過ぎず、たとえば内ボディ11からの導電板12の抜け止めの機能を外カバー30に付与して内カバー13を省略したり、外カバー30を器具本体7に一体に形成したり、支持部10を案内スリット35の長手方向に分離可能な2部材で構成したり、様々な構成で本発明のランプソケット装置1を実現することができる。
そして、以上述べた本実施形態のランプソケット装置1を器具本体7に備えてなる照明器具6によれば、ランプ5を移動させることなく器具本体7に対してランプ5の着脱を行えるから、口金3の中心軸が同一直線上にないランプ5でも取り付けることができる上に、電線挿入孔17に挿入された電線14と端子部15との接続状態の解除が容易に行える。
実施形態1のランプソケット装置を示し、(a)はソケット本体が自由位置にある状態を後方から見た斜視図、(b)はソケット本体が拘束位置にある状態を後方から見た斜視図である。 同上のランプソケット装置における電線と端子部との接続状態の解除方法の説明図である。 同上のランプソケット装置を示し、(a)はソケット本体が自由位置にある状態を前方から見た斜視図、(b)はソケット本体が拘束位置にある状態を前方から見た斜視図である。 同上のランプソケット装置を備えた照明器具を示す斜視図である。 同上のランプソケット装置を示す分解斜視図である。 同上のランプソケット装置を示す分解斜視図である。 同上のランプソケット装置のソケット本体の内部の様子を示し、(a)はソケット本体が自由位置にある状態の概略説明図、(b)はソケット本体が自由位置と拘束位置との間にある状態の概略説明図、(c)はソケット本体が拘束位置にある状態の概略説明図である。 同上のランプソケット装置を備える照明器具の他例を示し、(a)はランプを脱着した状態の斜視図、(b)はランプを装着した状態の斜視図である。 従来例のランプソケット装置の斜視図である。
符号の説明
1 ランプソケット装置
3 口金
4 ランプピン
5 ランプ
6 照明器具
7 器具本体
8 接触子
9 ソケット本体
10 支持部
10a 連通部
11a 解除孔
14 電線
15 端子部
17 電線挿入孔
35 案内スリット
39 開放部

Claims (3)

  1. 口金から一方向に突出した給電用の一対のランプピンを有したランプを照明器具の器具本体に対する定位置に取り付けるランプソケット装置であって、
    一対のランプピンそれぞれに電気的に接続される一対の接触子を有したソケット本体と、ランプが前記定位置に位置した状態におけるランプピンの突出方向に直交する面内でソケット本体を器具本体に対して回転自在に支持する支持部とを備え、
    支持部は、口金との対向面に隣接する外周面に形成され一対のランプピンが通過する開放部と、口金との対向面において開放部に連通し開放部から導入される一対のランプピンが挿入されるように一対のランプピンの間隔よりも長く一直線状に延長された案内スリットとを有し、開放部と案内スリットの連通部が器具本体と対向しないようにして器具本体に取り付けられ、
    ソケット本体は、前記面内で案内スリットの長手方向に交わる方向に沿って一対の接触子が対向し案内スリットの長手方向における一対のランプピンの移動を規制しない自由位置と、案内スリットの長手方向に沿って一対の接触子が対向し一対のランプピンを案内スリットに挿入してランプを前記定位置に位置させた状態では一対の接触子が一対のランプピンにそれぞれ接触して案内スリットの長手方向における一対のランプピンの移動を規制する拘束位置との間で回転自在に支持部に支持され、
    ソケット本体には、電線をソケット本体内に挿入する一対の電線挿入孔がランプピンの前記突出方向に沿って貫設され、ソケット本体内には、一対の接触子それぞれに電気的に接続されるとともに一対の電線挿入孔から挿入された電線それぞれが電気的に接続される一対の端子部が収納され、端子部は、接触子に電気的に接続された接続片と、電線挿入孔から挿入された電線を接続片との間で狭持するとともに前記電線に食い込んで抜け止めする鎖錠片とを備え、ソケット本体における電線挿入孔の近傍には、鎖錠片による電線の抜け止めの解除に用いられる解除部が、ソケット本体を前記自由位置と前記拘束位置のいずれかに位置させた状態でソケット本体の回転中心に対して支持部の前記連通部側に位置するように設けられていることを特徴とするランプソケット装置。
  2. 支持部は、ランプピンの突出方向に沿った中心軸が同一直線上に位置していない一対の口金を有するランプに対応した器具本体に取り付けられ、解除部は、ソケット本体を自由位置に位置させた状態で、ソケット本体の回転中心に対して支持部の前記連通部側に位置するように設けられ、ソケット本体は、自由位置から拘束位置に回転させる際の回転方向が、解除部を器具本体の中心側に移動させる方向となるように支持部に回転自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載のランプソケット装置。
  3. 請求項1または2記載のランプソケット装置を器具本体に備えていることを特徴とする照明器具。
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