JPH0647882A - 紙器用包装材料 - Google Patents
紙器用包装材料Info
- Publication number
- JPH0647882A JPH0647882A JP22224392A JP22224392A JPH0647882A JP H0647882 A JPH0647882 A JP H0647882A JP 22224392 A JP22224392 A JP 22224392A JP 22224392 A JP22224392 A JP 22224392A JP H0647882 A JPH0647882 A JP H0647882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- container
- packing material
- oil resistance
- oil
- Prior art date
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- Pending
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- Cartons (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐油性に優れると共に容器内面への印刷が可
能でしかも故紙回収にも適したものとする。 【構成】 板紙に耐油性を有する薄葉紙を接着剤により
積層する。例えば、表側に文字絵柄等の印刷部分２ａを
施した板紙２の内面に、表側に模様等の印刷部分３ａを
施したグラシン紙３を接着剤４により貼り合わせる。こ
のような包装材料１で紙器を形成すると、内容物の油分
はグラシン紙３で遮断されて耐油効果が発揮される。ま
た、板紙２とグラシン紙３の貼合面に設けた印刷部分３
ａが容器内面から透けて見えるので、食品衛生上問題な
く容器内面に意匠性を付与できる。さらに包装材料１全
体が紙で構成され故紙回収に適したものとなる。
能でしかも故紙回収にも適したものとする。 【構成】 板紙に耐油性を有する薄葉紙を接着剤により
積層する。例えば、表側に文字絵柄等の印刷部分２ａを
施した板紙２の内面に、表側に模様等の印刷部分３ａを
施したグラシン紙３を接着剤４により貼り合わせる。こ
のような包装材料１で紙器を形成すると、内容物の油分
はグラシン紙３で遮断されて耐油効果が発揮される。ま
た、板紙２とグラシン紙３の貼合面に設けた印刷部分３
ａが容器内面から透けて見えるので、食品衛生上問題な
く容器内面に意匠性を付与できる。さらに包装材料１全
体が紙で構成され故紙回収に適したものとなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、耐油性を必要とする紙
器を形成するのに使用される紙器用包装材料に関する。
器を形成するのに使用される紙器用包装材料に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、耐油性をもつ紙器を製函するのに
用いられる包装材料としては、耐油剤を内面にコートし
た厚紙や、原紙の抄紙時に耐油剤を添加してサイズ度を
上げた耐油紙が使用されている。また、板紙の内面に樹
脂をコートしたものやフィルムを積層したものも使用さ
れている。
用いられる包装材料としては、耐油剤を内面にコートし
た厚紙や、原紙の抄紙時に耐油剤を添加してサイズ度を
上げた耐油紙が使用されている。また、板紙の内面に樹
脂をコートしたものやフィルムを積層したものも使用さ
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で挙げた包
装材料のうち前者のものは、耐油効果が小さく、また食
品が直接触れる容器については食品衛生上の観点から内
面への印刷ができないという欠点がある。また、後者の
ものは、フィルムに印刷後又は原紙に印刷後、原紙とフ
ィルムを貼合又は原紙に樹脂コートすることにより容器
内面への印刷は行えるが、製函時の糊接着性が悪く、ま
た紙／プラスチックの複合体であるために故紙としての
回収が困難であるという欠点を有している。
装材料のうち前者のものは、耐油効果が小さく、また食
品が直接触れる容器については食品衛生上の観点から内
面への印刷ができないという欠点がある。また、後者の
ものは、フィルムに印刷後又は原紙に印刷後、原紙とフ
ィルムを貼合又は原紙に樹脂コートすることにより容器
内面への印刷は行えるが、製函時の糊接着性が悪く、ま
た紙／プラスチックの複合体であるために故紙としての
回収が困難であるという欠点を有している。
【０００４】本発明は、上記のような従来の包装材料が
有する欠点を解消するためになされたものであり、その
目的とするところは、耐油性に優れると共に容器内面へ
の印刷が可能でしかも故紙回収にも適した紙器用包装材
料を提供することにある。
有する欠点を解消するためになされたものであり、その
目的とするところは、耐油性に優れると共に容器内面へ
の印刷が可能でしかも故紙回収にも適した紙器用包装材
料を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の紙器用包装材料は、板紙に耐油性を有する
薄葉紙を接着剤により積層したことを特徴とするもので
ある。
に、本発明の紙器用包装材料は、板紙に耐油性を有する
薄葉紙を接着剤により積層したことを特徴とするもので
ある。
【０００６】
【作用】上述の構成からなる包装材料では、耐油性を有
する薄葉紙を内面として容器を組み立てることにより、
耐油性が付与された紙容器となる。
する薄葉紙を内面として容器を組み立てることにより、
耐油性が付与された紙容器となる。
【０００７】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１に示す包装材料１は、表側に絵柄、文字等の印刷部
分２ａを施したカード紙からなる板紙２の内面に、表側
に模様等の印刷部分３ａを施したグラシン紙３を接着剤
４により貼り合わせたものである。また、図２に示す包
装材料１は、表側に絵柄、文字等の印刷部分２ａと裏側
に模様等の印刷部分２ｂとを施したボール紙からなる板
紙２の内面に、グラシン紙３を接着剤４により貼り合わ
せたものである。なお、板紙２とグラシン紙３の貼り合
わせは、適宜の接着剤４を用いて通常のドライラミネー
ション方式又はウェットラミネーション方式により行わ
れている。
図１に示す包装材料１は、表側に絵柄、文字等の印刷部
分２ａを施したカード紙からなる板紙２の内面に、表側
に模様等の印刷部分３ａを施したグラシン紙３を接着剤
４により貼り合わせたものである。また、図２に示す包
装材料１は、表側に絵柄、文字等の印刷部分２ａと裏側
に模様等の印刷部分２ｂとを施したボール紙からなる板
紙２の内面に、グラシン紙３を接着剤４により貼り合わ
せたものである。なお、板紙２とグラシン紙３の貼り合
わせは、適宜の接着剤４を用いて通常のドライラミネー
ション方式又はウェットラミネーション方式により行わ
れている。
【０００８】上記した本発明の包装材料１は耐油性を必
要とする紙器に使用されるが、その形成する紙器の形状
には特に限定があるものではなく、例えば図３に示すよ
うなショーケースに陳列されるトレー型紙容器５や図４
に示すようなテイクアウト用の把手付紙箱６など、公知
のどのような紙器であってもよい。そして、形成すべき
紙器に対応した所定の展開形状をしたブランク板に打ち
抜き、グラシン紙３のある側が内面になるようにして製
函される。
要とする紙器に使用されるが、その形成する紙器の形状
には特に限定があるものではなく、例えば図３に示すよ
うなショーケースに陳列されるトレー型紙容器５や図４
に示すようなテイクアウト用の把手付紙箱６など、公知
のどのような紙器であってもよい。そして、形成すべき
紙器に対応した所定の展開形状をしたブランク板に打ち
抜き、グラシン紙３のある側が内面になるようにして製
函される。
【０００９】上記の構成からなる包装材料１で製函され
た紙器の中にドーナッツ、チョコレート、クッキー等の
油分を有する食品等が収納されると、内側のグラシン紙
３が耐油性を有しているので、油分はグラシン紙３によ
り遮断されて板紙２に染み込むことがない。また、グラ
シン紙３は通常半透明であるので、板紙２とグラシン紙
３の貼合面に施された模様等の印刷部分３ａ，２ｂが容
器内面から透けて見える状態となる。
た紙器の中にドーナッツ、チョコレート、クッキー等の
油分を有する食品等が収納されると、内側のグラシン紙
３が耐油性を有しているので、油分はグラシン紙３によ
り遮断されて板紙２に染み込むことがない。また、グラ
シン紙３は通常半透明であるので、板紙２とグラシン紙
３の貼合面に施された模様等の印刷部分３ａ，２ｂが容
器内面から透けて見える状態となる。
【００１０】ここで、耐油性を有する薄葉紙として上記
実施例ではグラシン紙を用いて説明したが、パーチメン
ト紙のような硫酸紙でも同様の効果が得られるものであ
る。また、内面の模様としては、薄葉紙自体の抄造時に
顔料を添加することにより着色したものを使用すること
としてもよいものである。
実施例ではグラシン紙を用いて説明したが、パーチメン
ト紙のような硫酸紙でも同様の効果が得られるものであ
る。また、内面の模様としては、薄葉紙自体の抄造時に
顔料を添加することにより着色したものを使用すること
としてもよいものである。
【００１１】なお、板紙２に耐油紙を用いて本発明の包
装材料を形成すれば、耐油性の面からさらに効果的であ
る。
装材料を形成すれば、耐油性の面からさらに効果的であ
る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙器用包
装材料は、板紙に耐油性を有する薄葉紙を接着剤により
積層した構成になっているので、耐油性を有する薄葉紙
を内面として紙器を形成することにより、内容物の油分
が遮断されて耐油性効果が発揮されると共に、板紙と耐
油性を有する薄葉紙の貼合面に印刷を設けるか、または
薄葉紙自体を着色したものとすることにより、食品衛生
上問題を起こすことなく容器内面に意匠性を付与するこ
とができる。また、包装材料全体が紙で構成され故紙回
収に適したものになるので、森林資源の保全に繋がり環
境問題上も優れた包装材料を提供することができる。
装材料は、板紙に耐油性を有する薄葉紙を接着剤により
積層した構成になっているので、耐油性を有する薄葉紙
を内面として紙器を形成することにより、内容物の油分
が遮断されて耐油性効果が発揮されると共に、板紙と耐
油性を有する薄葉紙の貼合面に印刷を設けるか、または
薄葉紙自体を着色したものとすることにより、食品衛生
上問題を起こすことなく容器内面に意匠性を付与するこ
とができる。また、包装材料全体が紙で構成され故紙回
収に適したものになるので、森林資源の保全に繋がり環
境問題上も優れた包装材料を提供することができる。
【図１】本発明に係る包装材料の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図２】本発明に係る包装材料の他の例を示す断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明の包装材料を用いた紙器の例を示す斜視
図である。
図である。
【図４】同じく本発明の包装材料を用いた紙器の他の例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
１ 包装材料 ２ 板紙 ３ グラシン紙（耐油性を有する薄葉紙） ４ 接着剤 ５ 紙器（トレー型紙容器） ６ 紙器（把手付紙箱）
Claims (1)
- 【請求項１】 板紙に耐油性を有する薄葉紙を接着剤に
より積層したことを特徴とする紙器用包装材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22224392A JPH0647882A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 紙器用包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22224392A JPH0647882A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 紙器用包装材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647882A true JPH0647882A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16779346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22224392A Pending JPH0647882A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 紙器用包装材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0647882A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08197696A (ja) * | 1995-01-27 | 1996-08-06 | Koyo Seishi Kk | 食品容器用白板紙 |
| JPH10168800A (ja) * | 1996-12-11 | 1998-06-23 | Tenma Seishi Kk | 包装容器用板紙 |
| EP1036713A2 (en) | 1999-03-17 | 2000-09-20 | Alps Electric Co., Ltd. | Rotary connector capable of easy and reliable re-locking of movable housing in neutral position of rotation after rotation test |
| JP2006043979A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Toppan Printing Co Ltd | 耐油紙 |
| CN104562859A (zh) * | 2015-01-22 | 2015-04-29 | 江苏利特尔绿色包装股份有限公司 | 一种双面高防粘包装纸 |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP22224392A patent/JPH0647882A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08197696A (ja) * | 1995-01-27 | 1996-08-06 | Koyo Seishi Kk | 食品容器用白板紙 |
| JPH10168800A (ja) * | 1996-12-11 | 1998-06-23 | Tenma Seishi Kk | 包装容器用板紙 |
| EP1036713A2 (en) | 1999-03-17 | 2000-09-20 | Alps Electric Co., Ltd. | Rotary connector capable of easy and reliable re-locking of movable housing in neutral position of rotation after rotation test |
| US6213798B1 (en) | 1999-03-17 | 2001-04-10 | Alps Electric Co., Ltd. | Rotary connector capable of easy and reliable re-locking of movable housing in neutral position of rotation after rotation test |
| JP2006043979A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Toppan Printing Co Ltd | 耐油紙 |
| CN104562859A (zh) * | 2015-01-22 | 2015-04-29 | 江苏利特尔绿色包装股份有限公司 | 一种双面高防粘包装纸 |
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