JPH0643113B2 - 箱包装用プラスチック基材 - Google Patents

箱包装用プラスチック基材

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JPH0643113B2
JPH0643113B2 JP2046412A JP4641290A JPH0643113B2 JP H0643113 B2 JPH0643113 B2 JP H0643113B2 JP 2046412 A JP2046412 A JP 2046412A JP 4641290 A JP4641290 A JP 4641290A JP H0643113 B2 JPH0643113 B2 JP H0643113B2
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packaging
plastic
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box packaging
base material
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享男 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は包装産業に有用な箱包装用プラスチック基材
に関する。
〔従来の技術〕
厚みのある紙、段ボールなどの紙質材料を始めとし、金
属板さらにはプラスチック板等において、折り目を形成
するために、加圧変形(さらに必要に応じて加熱を併用
する場合もある)という方法が広く用いられている。こ
の方法は、たとえば、書籍の厚表紙の開閉をよくするた
めの背と平(ひら)との間に設けられた溝、または段ボ
ール板を箱包装用に組み立てるときに正確にしかも折り
曲げやすくするための折り目のように、溝付け機などを
利用して、第4図および第5図に例示するように、基材
1の必要箇所に加圧による凹凸の条痕8を設ける方法で
ある。
このように加圧変形という方法が広く採用される理由
は、この方法は切り目を入れる方法とは本質的に異っ
て、組織を圧縮変形させるのみで組織に欠損部を作るも
のではないから、その部分の機械的強度が特に低下した
り、亀裂発生の原因となる危険性がないからである。し
かし、比較的腰の強いプラスチックシートにこのような
加圧変形による凹凸の条痕を設けても、堅くて曲げにく
く、たとえ曲げることができても復元力が強過ぎたり、
また、無理に曲げると破断することさえある。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べたように、特に従来の箱包装用プラスチック基
材において、折り曲げが容易であり、しかも、破断した
り、亀裂の発生源にならないような折り目が設けられて
いるものは殆んど見られないという問題があり、これを
解決することが課題となっていた。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この発明は、片面または
両面に、構成するプラスチック層の少なくとも一つの層
をのこした切り目が設けられているプラスチック積層板
を箱包装用プラスチック基材とする手段を採用するもの
である。
〔作用〕
この発明の箱包装用プラスチック基材は、積層板を構成
するプラスチック層の少なくとも一つの層が無傷のまま
残る状態で、片面または両面から切り目が入れられてい
るので、無傷で残っている層の機械的強度はそのまま保
持され、しかも、亀裂を誘発するような組織上の欠陥部
分もない。したがって、プラスチックの種類を適宜選択
すれば、折り曲げやすく、しかも折り目の破れない理想
的な箱包装用プラスチック基材が得られることになる。
〔実施例〕
まず、この発明でいう箱包装とは、通常、袋包装、樽包
装、罐詰包装、ビン詰包装、網袋包装、カゴ包装などと
分類される包装形態の一つで、食料品類、衣料品類、文
房具類、装飾品類、電気・電子部品その他小物雑貨類な
どの外装、内装または個装に広く用いられる箱状の包装
をいう。そして、このような箱包装用プラスチック基材
には、従来からセロファン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、
ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネートな
どのそれぞれ単独もしくは共重縮合品、混練品、架橋品
またはこれらの積層体であって、無色、有色、透明、不
透明、さらには、装飾、公告、内容物表示等のための印
刷インキ層、金属薄膜層または接着のための下塗り層な
どを有するものなど、多種多様のものが用いられている
が、この発明の基材においても、特にその材質を限定す
るものではに。また、積層体を構成する層の数、積層の
順序等も限定されるものではない。
ここで、この発明の箱包装用プラスチック基材として第
1図および第2図に例示するような直方体(直六面体)
の場合について、より詳細に説明すればつぎのとおりで
ある。
すなわち、基材1は下塗り層(または接着剤層)7と二
つのプラスチック層6(この二つの層を構成するプラス
チックスは同種であっても異種であってもかまわない)
とからなる積層体であり、三方に外蓋片2、内蓋片3お
よびのりしろ片4が突出しており、二つの外蓋片2のそ
れぞれには付け根部分および中央部に、また四つの内蓋
片3のそれぞれの付け根部分には切り目5が設けられて
いる。これらの切り目5はいずれも第2図に例示してあ
るように、上層のプラスチック層6は刃が完全に入って
いるが、下層には切り目5は到達していない。したがっ
て、このような基材1であれば、各切り目5の部分を上
に凸になるように折り曲げることは容易であり、しか
も、切り目5が到達しないで残っている層が、屈曲疲労
などの劣化を起こすまで、本来有している機械的強度を
維持することになる。
なお、切り目5の断面形状は、第2図に示すように、V
字形であっても、また、図示は省略したが薄刃による幅
の狭い溝であってもよく、さらに第3図(1)および(2)に
示すように複数個(同種、異種を問わない)を併設した
ものであってもよい。さらに、このような切り目5は線
状、点線状、破線状、鎖線状の何れの状態に設けてもよ
い。
この発明における基材1を構成するプラスチック層6の
種類を、たとえば表面を比較的硬質のものとし、裏面を
比較的軟質で可撓性に優れたものとするように、用途に
応じて適宜選択すれば、好ましい箱包装用プラスチック
基材が容易に得られる。
〔効果〕
以上述べたように、この発明の箱包装用プラスチック基
材は、折り曲げが容易であり、しかも破断したり、亀裂
を誘発する危険性は殆んどないので、箱組立に要する労
力は従来見られないほど省かれ、また、箱組立中もしく
は使用中における破損、亀裂発生等の商品価値を低下さ
せるような事故も起こらなくなり、省資源的にも非常に
好ましいものであるといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のは箱包装用プラスチック基材の一例
を示す平面図、第2図は第1図のA−A線上における断
面図、第3図(1)および(2)はこの発明における切り目の
例を示すための断面図、第4図(1)、(2)、(3)および第5
図(1)、(2)、(3)はいずれも従来の折り目の例を示す断面
図である。 1……基材、2……外蓋片、 3……内蓋片、4……のりしろ片、 5……切り目、6……プラスチック層、 7……下塗り層、8……凹凸の条痕。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面または両面に、構成するプラスチック
    層の少なくとも一つの層を残した切り目が設けられてい
    るプラスチック積層板からなる箱包装用プラスチック基
    材。
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