JPH0572718U - 折り曲げ罫線付プラスチックシート - Google Patents

折り曲げ罫線付プラスチックシート

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JPH0572718U
JPH0572718U JP1143392U JP1143392U JPH0572718U JP H0572718 U JPH0572718 U JP H0572718U JP 1143392 U JP1143392 U JP 1143392U JP 1143392 U JP1143392 U JP 1143392U JP H0572718 U JPH0572718 U JP H0572718U
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JP
Japan
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folding
plastic sheet
ruled line
ruled
adhesive layer
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Pending
Application number
JP1143392U
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English (en)
Inventor
宏 菅野
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り曲げ加工が容易でしかも罫線部の引き裂
けの少ない高速加工適性に優れた折り曲げ箱用プラスチ
ックシートを提供することを目的とする。 【構成】 厚さ1μm〜30μmの接着層を介する2層
の硬質塩化ビニルであって該接着層に達する深さに折り
曲げ罫線が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチックシートに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチックシートには、硬質塩化ビニルシ ートが広く用いられ折り曲げ罫線は、図2に示すように、通常罫刃を押圧する機 械的手段で行なわれる。この折り曲げ罫線付設時に、罫刃を深く押圧すると折り 曲げ加工は容易であるが肉厚部分が薄くなり、折り曲げ加工時に簡単に破断して しまうという不利があるし、この罫刃の押圧は時とし衝撃的に荷重となり易く、 従って罫線部に脆性破壊を生じ罫線部にクラックが発生し易いという欠点もある 。逆に罫刃を浅く押圧すると罫線付が不充分になり折り曲げ加工が困難になって しまうなど罫刃の押圧調節には熟練を要していた。 近年罫刃を押圧する機械的手段を用いずに金型を用いて高周波溶断による罫線 付設をする方法もあるが、品種毎に作製する金型が高価なため少量多品種生産に 向かないことや、新規に折り曲げ罫線付設機を購入しなければならないなど一般 的加工法として普及するに至っていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような不利を解決した折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチック シートに関するものであり、その目的とするところは、従来の罫刃を押圧する機 械的手段において付設された折り曲げ罫線部の折り曲げ加工が容易であり、しか も折り曲げ加工時の破断の少ない折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチックシー トを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチックシートにおいて、該シー トが厚さ1μm〜30μmの接着層を介する2層の硬質塩化ビニル積層シートで あって、一方の面に該接着層に達する深さに折り曲げ罫線が設けられていること を特徴とする折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチックシートである。
【0005】 以下図面を用いて本考案を説明する。図1は本考案の折り曲げ箱用折り曲げ罫 線付プラスチックシートの概略断面図を示す。 硬質塩化ビニルシート(3),(5)は塩化ビニル単独重合物及び酢酸ビニル 、エチレン等との共重合物を包含する硬質塩化ビニル樹脂組成物から成り、他に 必要な添加剤、補強剤、加工助剤、顔料、可塑剤等を適宜含むものである。接着 層(4)を介して相対する硬質塩化ビニルシートの厚みは同一厚みであってもな くてもよく、ここで特に限定するものであはない。 接着層(4)は通常のラミネート法、例えばポリエステル系、ポリウレタン系 、ポリエーテル系、アクリル系接着剤を用いたドライラミネート法あるはポリエ チレン等を用いた押し出しラミネート法が挙げられるが、硬質塩化ビニルシート (3),(5)間の密着性が得られれば特に限定するものではない。接着層(4 )の厚みは、厚いと透明性、気泡等の外観や厚み精度等に問題があり、逆に薄す ぎると本考案の効果が無くなってしまう。従ってその厚みは、1μm〜30μm であることが望ましい。
【0006】 折り曲げ罫線加工は、罫刃を押圧する機械的手段を用いて行われるが、罫刃を 加熱したタイプや、金型を用いた高周波溶断によるものでも良く、ここで特に限 定するものではないが、その罫線の深さは接着層(4)に達するように付設され る。この罫線の深さは、罫線付加工する際に、罫刃の押圧される硬質塩化ビニル シート(3)の厚みの70%以上あれば図1(B)の折り曲げ加工時に硬質塩化 ビニルシート(3)は、破断され、折り曲げ加工も容易であり問題はなく、更に 硬質塩化ビニルシート(5)が脆性破壊を起こさない程度、即ち接着層(4)と 硬質塩化ビニルシート(5)の厚みの30%まで罫線が深くても構わない。
【0007】
【作用】 本考案の折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチックシートは中間に接着層が存 在するために、折り曲げ罫線加工時の脆性破壊が伝播せず、罫線部にクラックが 発生しない。従って、折り曲げ加工時の罫線部の引き裂けを抑えることができ、 折り曲げ加工が容易である。
【0008】
【考案の効果】
本考案の折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチックシートは罫線部の引き裂け が少ないため、従来の折り曲げ加工において歩留りを向上することができ、また 、高速自動折り曲げ加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチ
ックシートの概略断面図であり、(A)は折り曲げ加工
前、(B)は折り曲げ加工後である。
【図2】従来のプラスチックシートへの折り曲げ罫線付
設方法を示す概略断面図であり、(A)は罫刃押圧前、
(B)は罫刃押圧後である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ1〜30μmの接着層を介する2層
    の硬質塩化ビニル積層シートであって、一方の面に該接
    着層に達する深さに折り曲げ罫線が設けられていること
    を特徴とする折り曲げ箱用折り曲げ罫線付プラスチック
    シート。
JP1143392U 1992-03-06 1992-03-06 折り曲げ罫線付プラスチックシート Pending JPH0572718U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03247442A (ja) * 1990-02-26 1991-11-05 Yukio Yamamoto 箱包装用プラスチック基材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03247442A (ja) * 1990-02-26 1991-11-05 Yukio Yamamoto 箱包装用プラスチック基材

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