JP4946808B2 - 化粧材の製造方法,及び化粧材 - Google Patents
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まず、本発明に係る化粧材の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る化粧材の端部の断面図、図2は製造過程にある化粧材の端部の断面図である。図1に示すように、この化粧材は、床材として用いられるものであり、矩形の板状基材1の表面に化粧シート2が貼り付けられている。基材としては、例えば合板、MDF、パーティクルボード、合成樹脂などを用いることができる。また、化粧シートは、公知のものを用いることができ、一般的なシート、フィルムなどを用いることができる。
本発明に係る床材の製造方法の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図3から図7はこの化粧材の製造方法を示す図である。まず、図3に示すように、木製の基材1の上面に、同じ大きさの公知の化粧シート2を接着剤により貼り付ける。次に、図4に示すように、この基材1を所望の大きさに切断する。この例では、基材1を化粧シート2とともに長手方向に切断し、3つに分割している。
y:傾斜面31の下端Qに対応する、短辺に沿う折り曲げ線
X:傾斜面31の上端Pに対応する、長辺に沿う折り曲げ線
Y:傾斜面31の下端Qに対応する、長辺に沿う折り曲げ線
a:長辺A側の垂直面32の端縁に沿う線
b:短辺B側の垂直面32の端縁に沿う線
M:線xと線Xの交点
N:線yと線Yの交点
R:線Xにて化粧シートを長辺Aに向かって折り曲げた時、点Nと一致する点
T:線xから化粧シートを短辺Bに向かって折り曲げた時、点Nと一致する点
より詳細には、切り込み線Sは、長辺A側から線aに沿って延び、点Rから点Mに向かって延びるように形成されている。同様に、短辺B側からも線bに沿って延び、交点Tで折れ曲がって交点Mで合流する切り込みSが形成されている。こうして、図5に示すように、化粧シート2の隅部には、この切り込み線Sで囲まれた領域Wが形成され、この領域Wが折り曲げ時に不要な領域となる。ここで、後述するように、化粧シート2が折り曲げられた完成時には、点Rと点Tとが一致するように設計されている。
次に、本発明に係る床材の製造方法の第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。図8から図10は、この実施形態に係る化粧材の製造方法を示す図である。第1実施形態と同様に、基板に化粧シートを貼り付けた後、所定の大きさに切断する。これに続いて、図8に示すように、長辺に沿う側面に切削加工を施した後、図9に示すように、化粧シート2の端部を薄厚部4とともに、折り曲げ、接着剤によって貼り付け面3に貼り付ける。この状態から、短辺側についても切削加工を行うと、図10の状態になる。このとき、化粧シート2の隅部の不要な部分は、切り取られる。これに続いて、短辺側の化粧シート2の端部を薄厚部4とともに、折り曲げ、接着剤により貼り付け面3に貼り付けると、化粧材が完成する。
次に、本発明に係る床材の製造方法の第3実施形態について図面を参照しつつ説明する。図11から図13はこの化粧材の製造方法を示す図である。第1実施形態と同様に、基板1に化粧シート2を貼り付けた後、所定の大きさに切断する。これに続いて、図11に示すように、長辺、短辺ともに切削加工を行う。これに続いて、化粧シート2の隅部の不要な部分の切断を行うのであるが、この方法は、種々の方法が考えられる。例えば、図12に示すように、位置決め部材10を基材1の短辺及び長辺に沿う傾斜面31の上端に当接した後、上記不要な隅部の下方に板状の支持部材20を配置する。続いて、上述した切り込み線Sに沿って、打ち抜き加工を行い、不要な隅部W(切欠部)の除去を行う。或いは、図13に示すように、切り込み線Sに沿うような一対の下刃30を、切り込み線Sの周囲から薄厚部4の下側に配置するとともに、切り込み線Sに沿う打ち抜き用の上刃を準備し、両下刃30の間に上刃を下降させると、上刃と下刃30のせん断により不要な隅部の除去を行うことができる。これに続いて、化粧シート2の端部を薄厚部4とともに折り曲げ、接着剤により貼り付け面3に貼り付けると、化粧材が完成する。
2 化粧シート
Claims (5)
- 矩形の板状基材の一方面に、化粧シートを貼り付けるステップと、
前記化粧シートの四隅に、切欠部を形成するように、所定深さの切り込みを形成するステップと、
前記化粧シート及び基材における対向する第1の一対の側面部に、前記切り込みの深さよりも厚さが薄く少なくとも前記化粧シートの一部の端部を含むシート状の折り曲げ部、当該折り曲げ部の基端部から前記基材の他方面側に延び前記折り曲げ部が貼り合わされる貼り付け面、及び前記貼り付け面から前記他方面側に延び凹部または凸部が形成されたサネ加工部を有する第1の加工面を形成するステップと、
前記基材において対向する第2の一対の側面部に、前記第1の加工面と同一構成の第2の加工面を形成するステップと、
前記四隅の切欠部を取り除き、当該四隅において連結されていた前記折り曲げ部を、前記4つの側面部に沿ってそれぞれ延びるように分割するステップと、
前記各折り曲げ部を折り曲げ、前記貼り付け面にそれぞれ貼り合わせるステップと、
を備えている、化粧材の製造方法。 - 前記折り曲げ部は、前記化粧シートと、当該化粧シートの端部の直下に形成される前記基材のうち厚さの薄い薄厚部と、からなる請求項1に記載の化粧材の製造方法。
- 矩形の板状基材の一方面に、化粧シートを貼り付けるステップと、
前記基材において対向する第1の一対の側面部に、前記化粧シートの端部の直下に形成される所定厚さの薄厚部、当該薄厚部の基端部から他方面側に延び前記薄厚部が貼り合わされる貼り付け面、及び前記貼り付け面から他方面側に延び凹部または凸部が形成されたサネ加工部を有する第1の加工面を形成するステップと、
前記第1の一対の側面部において、前記薄厚部を前記化粧シートとともに折り曲げて、前記貼り付け面に貼り合わせるステップと、
前記基材において対向する第2の一対の側面部に、前記第1の加工面と同一構成の第2の加工面を形成するステップと、
前記第2の一対の側面において、前記薄厚部を前記化粧シートとともに折り曲げて、前記貼り付け面に貼り合わせるステップと、
を備えている、化粧材の製造方法。 - 矩形の板状基材の一方面に、化粧シートを貼り付けるステップと、
前記基材において対向する第1の一対の側面部に、前記化粧シートの端部の直下に形成される所定厚さの薄厚部、当該薄厚部の基端部から他方面側に延び前記薄厚部が貼り合わされる貼り付け面、及び前記貼り付け面から他方面側に延び凹部または凸部が形成されたサネ加工部を有する第1の加工面を形成するステップと、
前記基材において対向する第2の一対の側面部に、前記第1の加工面と同一構成の第2の加工面を形成するステップと、
前記化粧シートの四隅に、前記薄厚部とともに切り取られる切欠部を形成するステップと、
前記基材の四辺の薄厚部を、前記化粧シートとともに折り曲げ、前記貼り付け面にそれぞれ貼り合わせるステップと、
を備えている、化粧材の製造方法。 - 前記貼り付け面は、前記薄厚部の基端部から延びる傾斜面を含む、請求項1から4のいずれかに記載の化粧材の製造方法。
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