JP3042805U - 紙 箱 - Google Patents

紙 箱

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JP3042805U
JP3042805U JP1997003775U JP377597U JP3042805U JP 3042805 U JP3042805 U JP 3042805U JP 1997003775 U JP1997003775 U JP 1997003775U JP 377597 U JP377597 U JP 377597U JP 3042805 U JP3042805 U JP 3042805U
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cut
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paper
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JP1997003775U
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Inventor
国栄 柳瀬
Original Assignee
有限会社柳瀬紙工
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱として構成したとき、折り曲げ部及び各側
片部の接合部分に窪みができないようにする。 【解決手段】 一枚の厚紙を用いて製作し、中央本体部
2の周囲に側片部3,4,5,6を連設する。中央本体
部2と各側片部3,4,5,6との境界部に断面V字形
の切り込み7を入れて折り曲げ部8を形成する。また各
側片部3,4,5,6の両縁3′,4′,5′,6′を
断面V字形の切り込み7と同一角度に斜めに切削する。
そして、各側片部3,4,5,6を折り曲げ部8から切
り込み7と同一側又は反対側に直角に折り曲げ、各側片
部3,4,5,6の夫々の縁部を適宜の手段で接合す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は厚紙を用いて製作する紙箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
厚紙を用いる紙箱は、従来にあっては図8及び図9に示す如く構成されていた 。即ち、一枚の厚紙を用い、中央本体部100の周囲に側片部101,102, 103,104を連設し、中央本体部100と各側片部101,102,103 ,104との境界部に所要の深さの線状の切り込み105を入れて折り曲げ部1 06を形成し、各側片部101,102,103,104を該折り曲げ部106 から切り込み105と反対側に直角に折り曲げ、最後に各側片部101,102 ,103,104の夫々の縁部101′,102′,103′,104′を適宜 の手段で接合することによって構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
而して、従来の紙箱は、上記の如く折り曲げ部106を形成する切り込み10 5が単に薄い刃物で線状に切り込んだだけであるから、箱として構成したときに 、折り曲げた部分に三角形状の窪みができる。また、各側辺部の両縁も単に真直 に切断しただけであるから、各側片部の突き合わせて接合した部分にも三角形状 の窪みができる。
【0004】 即ち、図10には折り曲げた部分の拡大断面図を示しており、中央本体部10 0と折り曲げた側片部104との間には三角形状の窪みWができる。
【0005】 また、図11には側辺部の突き合わせて接合した部分の拡大断面図を示してお り、各側片部102,104の突き合わせて接合した部分にも三角形状の窪みW ′ができる。
【0006】 そして、この種の紙箱にあっては化粧用の紙等を表面に貼って箱の体裁を整え るが、従来の紙箱にあっては前記の如く角の部分に窪みW,W′があることから 、化粧用の紙を貼るための前処理をしなければならなかった。
【0007】 即ち、図10における場合に、そのまま化粧用の紙Pを貼ろうとすると、窪み Wの部分において隙間になるため、貼着後に紙が内側に折れ曲がって見映えが悪 くなる。このため鎖線Sで示す如く、角の部分を斜めにカットして対処していた 。
【0008】 また、図11における場合に、そのまま化粧用の紙Pを貼るとすると、図10 における場合と同様の問題が起こる。このため窪みW′の部分に適宜の部材10 7を埋め込み、その上で紙Pを貼るようにしていた。
【0009】 従来はこのように前処理をしなければならないことから、非常に手間がかかり 、またこのことがコストを引き上げる原因となっていた。そこで従来この点の改 善が望まれていた。
【0010】 本考案は斯かる点に鑑みなされたものであって、箱として構成したときには、 紙を貼るときのための従来におけるが如き角の部分の処理が不要となるようにな した紙箱を提供せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
而して、本考案の要旨は、厚紙を用いて製作し、中央本体部の周囲に側片部を 連設し、中央本体部と各側片部との境界部に所要の深さの切り込みを入れて折り 曲げ部を形成し、各側片部を該折り曲げ部から折り曲げて夫々の縁部を接合して 構成する紙箱において、折り曲げ部を形成する切り込みを断面V字形になすと共 に、各側片部の両縁を折り曲げ部の切り込みと同一角度に斜めに切削してなるこ とを特徴とする紙箱にある。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について図面を参照しつつ説明する。 図1は本考案の第1実施形態の折り曲げ前の状態の平面図、図2は図1中A部 分の拡大断面図、図3は折り曲げ後の状態の斜視図である。
【0013】 図中、1は本考案に係る紙箱である。該紙箱1は、肉厚が約3mm程度の一枚 の厚紙を用い、中央本体部2の周囲に側片部3,4,5,6を連設している。
【0014】 そして、中央本体部2と各側片部3,4,5,6との境界部には断面V字形の 切り込み7を入れて折り曲げ部8を形成している。また、本実施形態においては 、該断面V字形の切り込み7を入れる手段として、刃先がV字形ののみ(図示せ ず)を用い、機械によって切削している。
【0015】 そしてまた、前記各側片部3,4,5,6の両縁3′,4′,5′,6′は、 折り曲げ部8の断面V字形の切り込み7と同一角度に斜めに切削している。
【0016】 そして、本実施形態においては、前記各側片部3,4,5,6を折り曲げ部8 から切り込み7と反対側に直角に折り曲げ、最後に各側片部3,4,5,6の夫 々の縁部3′,4′,5′,6′を適宜の手段で接合するものである。
【0017】 而して、本実施形態によれば、図3及び図4に示す如く、箱に構成した時点に おいて角がとれている。即ち、折り曲げた部分にも、また側片部の突き合わせて 接合した部分にも、従来におけるが如き三角形状の窪みがない。したがって、後 から化粧用の紙等を貼るときには従来の如き前処理をする必要がない。
【0018】 次に、図5及び図6に示した本考案の第2実施形態について説明する。 本実施形態と前記第1実施形態との相違点は、前記第1実施形態においては各 側片部3,4,5,6を折り曲げ部8から切り込み7と反対側に折り曲げている のに対して、各側片部3,4,5,6を切り込み7側に折り曲げている点にある 。
【0019】 而して、この場合にも箱として構成したときに、従来の如き角部の窪みが生じ ない。したがって、前処理することなく化粧用の紙等を貼ることができる。尚、 その他の点は前記第1実施形態と同様であるので、同一の部材には同一の符号を 付して詳細な説明は省略する。
【0020】 次に、図7に示した本考案の第3実施形態について説明する。 本実施形態と前記第1実施形態との相違点は、本実施形態において厚紙におけ る切り込み7側の面に、装飾用の彫刻としての切り込み9を入れた点にある。ま た、この場合には紙に代えて樹脂を熱融着するようにする。
【0021】 このようにすると、従来の紙箱よりも見映えが良くなり、商品価値を高めるこ とができる。また、切り込み9を入れる場合には、折り曲げ部8を形成するため の切り込み7を入れるときに同時に行えばよく、このとき前記の如く刃先がV字 形ののみを用いて機械的に行えば効率よくできる。尚、その他の点は前記第1実 施形態と同様であるから、同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略 する。
【0022】 また、図7に示した本考案の第3実施形態の場合において、前記図5及び図6 に示す如く各側片部3,4,5,6を折り曲げ部8から切り込み7側に折り曲げ ると、箱の内部の底面に装飾用の彫刻としての切り込み9によって格子状の刻目 ができる。尚、この場合には内箱として使用する。これにより箱内に物を詰めた とき、物の表面が刻目に入り込むから、物がずれることを防ぐことができる。ま た、箱の内部の側面にも縦方向の刻目ができるから、この溝を利用して仕切板を つけるようにすることもできる。
【0023】
【考案の効果】
本考案は上記の如き構成、作用であるから、箱として構成したとき、折り曲げ た部分にも、また各側片部の突き合わせて接合した部分にも、従来におけるが如 き三角形状の窪みがない。したがって、従来における後から化粧用の紙等を貼る ための前処理を省くことができる。
【0024】 また、厚紙に装飾用の彫刻としての切り込みを入れた場合には、従来の紙箱よ りも見映えを良くして、商品価値を高めることができる。
【0025】 更にまた、厚紙に装飾用の彫刻としての切り込みを入れた場合において、各側 片部を折り曲げ部から切り込み側に折り曲げた場合には、箱の内部の底面に装飾 用の彫刻としての切り込みによっ格子状の刻目ができる。したがって、この場合 には箱内に物を詰めたとき、物の表面が刻目に入れ込むから、物がずれることを 防ぐことができる。また、箱の内部の側面にも縦方向の刻目ができるから、この 溝を利用して仕切板をつけるようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態の折り曲げ前の状態の平
面図である。
【図2】図1中A部分の拡大断面図である。
【図3】折り曲げ後の状態の斜視図である。
【図4】折り曲げ後の状態における折り曲げ部の拡大断
面図である。
【図5】本考案の第2実施形態の斜視図である。
【図6】側片部の接合部分の拡大断面図である。
【図7】本考案の第3実施形態の斜視図である。
【図8】従来の紙箱の折り曲げ前の状態の平面図であ
る。
【図9】図8中A′部分の拡大断面図である。
【図10】折り曲げ部分の拡大断面図である。
【図11】側片部の接合部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 紙箱 2 中央本体部 3,4,5,6 側片部 7 切り込み 8 折り曲げ部 9 装飾用の彫刻としての切り込み

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚紙を用いて製作し、中央本体部の周囲
    に側片部を連設し、中央本体部と各側片部との境界部に
    所要の深さの切り込みを入れて折り曲げ部を形成し、各
    側片部を該折り曲げ部から折り曲げて夫々の縁部を接合
    して構成する紙箱において、折り曲げ部を形成する切り
    込みを断面V字形になすと共に、各側片部の両縁を折り
    曲げ部の切り込みと同一角度に斜めに切削してなること
    を特徴とする紙箱。
  2. 【請求項2】 厚紙における折り曲げ部形成用の切り込
    みと同一面に、装飾用の彫刻としての切り込みを入れて
    なる請求項1記載の紙箱。
JP1997003775U 1997-04-23 1997-04-23 紙 箱 Expired - Lifetime JP3042805U (ja)

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JP1997003775U JP3042805U (ja) 1997-04-23 1997-04-23 紙 箱

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JP1997003775U JP3042805U (ja) 1997-04-23 1997-04-23 紙 箱

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