JPH05269891A - 液体用紙容器の製造方法 - Google Patents

液体用紙容器の製造方法

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JPH05269891A
JPH05269891A JP4102370A JP10237092A JPH05269891A JP H05269891 A JPH05269891 A JP H05269891A JP 4102370 A JP4102370 A JP 4102370A JP 10237092 A JP10237092 A JP 10237092A JP H05269891 A JPH05269891 A JP H05269891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hemming
ruled line
paper container
panel portion
skive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4102370A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Yokoyama
久雄 横山
Atsushi Kanai
淳 金井
Takeshi Kunihiro
武嗣 國弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP4102370A priority Critical patent/JPH05269891A/ja
Publication of JPH05269891A publication Critical patent/JPH05269891A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スカイブヘミング加工におけるヘミング精度
の向上を図る。 【構成】 カートンブランクの打抜時に他の罫線を形成
すると同時に糊代パネル部分Fにヘミング罫線αを形成
し、この糊代パネル部分Fにスカイブヘミング加工を施
した後、糊代パネル部分Fを反対側の側面パネル部分の
端部内面に接着して角筒状としてから底部及び頂部を閉
鎖する。ヘミング罫線αは逆罫でも正罫でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲーベルトップ型を始
めとする種々の液体用紙容器の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳やジュース等の容器として、
板紙を主体とした包装材からなる図1に示す如き所謂ゲ
ーベルトップ型の液体用紙容器Cが広く使用されてい
る。そして、この液体用紙容器Cは、表面にポリエチレ
ン等の熱可塑性樹脂をラミネートした板紙からなる図2
に示す如き展開形状をしたカートンブランクBを組み立
てて形成されている。すなわち、各側面パネル部分P
1,P2,P3,P4及び糊代パネル部分Fを縦方向の
罫線a,b,c,dで折り曲げ、糊代パネル部分Fを反
対側の側面パネル部分P1の端部内面に接着して角筒状
とした後、底部領域Sにより底部を閉鎖し、中に内容物
である液体を充填してから、頂部領域Tにより上部を屋
根型にトップ成形することにより形成されている。
【0003】ところで、上記のような紙容器Cにおいて
は、糊代パネル部分Fが反対側の側面パネル部分P1の
端部内面に接着されて角筒状になっており、糊代パネル
部分Fの端縁が内容物に直に接する状態となるが、包装
材の切断端面が露出していると、水分が紙層を伝わって
板紙の強度を弱めたり、場合によっては内容物が漏れる
ことがある。そこで、この欠点をなくすための一つの手
法として、糊代パネル部分Fの端部にスカイブヘミング
加工を施すことが従来より行われている。すなわち、糊
代パネル部分Fの端縁からその幅の2/3に当たる領域
Aの部分を包装材の厚みの半分だけ表側からスカイブ
(切除)することによって薄肉部を形成し、薄肉部の幅
の中間に形成された罫線αに沿って図3の如くヘミング
(折返し)して接着することにより元の厚みと略同じ厚
みとした上で、側面パネル部分P1の端部内面と糊代パ
ネル部分Fにおける表側とを図4のように重ねて接着す
ることにより、紙容器Cの内面に紙層が露出しないよう
にしている。そして、このスカイブヘミング加工を良好
に行うには、ヘミングするための罫線αをスカイブ面に
形成する必要があるが、従来は、スカイブを行う際にス
カイブヘミング加工機により同時にこのヘミング罫線α
が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、スカイブする際にスカイブヘミング加工機でヘ
ミング罫線を入れる場合、折曲げ易さを考慮して罫線を
深く入れようとすると表面にラミネートした熱可塑性樹
脂を破ってピンホールを生じる恐れがあることから、ヘ
ミング罫線は浅くなりがちであり、このためヘミング罫
線に沿って確実に折れ曲がらず、スカイブヘミング加工
部分に貼り曲がりが生じてしまい、後のサック貼り工程
で機械にうまくかからなくなるという問題点があった。
また、ヘミング罫線が浅いとヘミング後の厚みが大きく
なり、段差を生じて糊代パネル部分の貼り合わせが上手
くいかないという問題点もある。
【0005】本発明は、上記のような事情に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、スカイブヘミ
ング加工におけるヘミング精度を向上できる液体用紙容
器の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液体用紙容器の製造方法は、カートンブラ
ンクの打抜時に他の罫線を形成すると同時に糊代パネル
部分にヘミング罫線を形成し、この糊代パネル部分にス
カイブヘミング加工を施した後、糊代パネル部分をその
反対側の側面パネル部分の端部内面に接着して角筒状と
し、底部及び頂部を閉鎖することを特徴としている。
【0007】そして、上記ヘミング罫線は、他の罫線に
対して逆罫としても正罫としてもよいものである。
【0008】
【作用】上述の本発明の製造方法によれば、糊代パネル
部分において表側がスカイブされた後も裏側にヘミング
罫線が残った状態となり、この残ったヘミング罫線に沿
ってスカイブ部分の折返しが綺麗に行われる。
【0009】
【実施例】カートンブランクは、所定の印刷を施した原
反を打抜機械により図2の如く展開形状に打ち抜くこと
により形成される。この場合、打抜型により同時に罫線
付けが行われるが、本発明では、この罫線付けと同時に
糊代パネル部分Fにヘミング罫線αを形成する。
【0010】図5は本発明の液体用紙容器の製造方法に
おけるスカイブヘミング加工の手順の一例を示してい
る。この実施例では、ヘミング罫線αを形成するために
図6に示す如き構成部分を有する抜型が使用される。こ
の抜型は、糊代パネル部分Fのヘミングする位置に対応
して、雌型10における面盤11上のライニング12の
溝に凸状の受け13を設け、この受け13の両側に位置
するようにして上型20に2本の押罫21,22を設け
たものである。そして、原反シートSを打ち抜く時に、
他の罫線と同時に逆罫のヘミング罫線αを形成して
(1)に示す状態とする。次いで、(2)に示すよう
に、糊代パネル部分Fの端縁からその幅の2/3の領域
Aにおける表側部分をスカイブした後、(3)に示すよ
うに、ヘミング罫線αから端縁に至る部分を折り返して
接着する。このようにスカイブしてもヘミング罫線αが
内側に凹状に残っているので、この部分に沿って折曲げ
が綺麗に行える。
【0011】図7は本発明の液体用紙容器の製造方法に
おけるスカイブヘミング加工の手順の他の例を示してい
る。この実施例では、ヘミング罫線αを他の罫線と同じ
入れ方で形成する。すなわち、糊代パネル部分Fのヘミ
ングする位置に対応して、雌型30における面盤31上
のライニング32に溝32aを設け、この溝32aに対
応するようにして上型40に押罫41を設けてなる抜型
を使用するものである。この構成部分をもつ抜型を使用
することにより、原反シートSを打ち抜く時に、他の罫
線と同時に正罫のヘミング罫線αを形成して(1)に示
す状態とする。次いで、(2)に示すように、糊代パネ
ル部分Fの端縁からその幅の2/3の領域Aにおける表
側部分をスカイブした後、(3)に示すように、ヘミン
グ罫線αから端縁に至る部分を折り返して接着する。こ
のようにスカイブした場合、内側に凸状に残ったヘミン
グ罫線αは、板紙の折れるべき向きと逆になってはいる
が、スカイブされて紙の繊維が殺されているため、充分
に折れ曲がるものである。また、この実施例の場合は、
スカイブを深くしてもスカイブ罫線αの部分にピンホー
ルが発生しにくいというメリットがある。
【0012】上記のようにして糊代パネル部分Fにスカ
イブヘミング加工を施した後、サック貼り機械にかけ
て、糊代パネル部分Fをその反対側の側面パネル部分P
1の端部内面に接着する。この場合、ヘミングのばらつ
きがなく、貼り曲がりを生じていないので、サック貼り
機械でスムースに貼合わせ加工が行われる。その後、サ
ック貼りしたものを充填工程において角筒状とし、底部
を閉鎖して中に内容物である飲料等を充填してから、頂
部を閉鎖することにより液体用紙容器を製造するもので
ある。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体用紙
容器の製造方法は、カートンブランクの打抜時に他の罫
線を形成すると同時に糊代パネル部分にヘミング罫線を
形成し、この糊代パネル部分にスカイブヘミング加工を
施すようにしたので、ヘミング罫線が確実に形成され、
綺麗にヘミングすることができる。したがって、サック
貼り機械にかけた場合に、スムースに加工することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲーベルトップ型の液体用紙容器を示す斜視図
である。
【図2】カートンブランクの展開図である。
【図3】カートンブランクにスカイブヘミング加工を施
した状態を示す図である。
【図4】スカイブヘミング加工を施した接着パネル部分
を反対側の側面パネル部分に接着した状態の一部断面図
である。
【図5】スカイブヘミング加工の手順の一例を示す図で
ある。
【図6】打抜型の一例を示す概略図である。
【図7】スカイブヘミング加工の手順の他の例を示す図
である。
【図8】打抜型の他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
C 液体用紙容器 B カートンブランク F 糊代パネル部分 P1 側面パネル部分 α ヘミング罫線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートンブランクの打抜時に他の罫線を
    形成すると同時に糊代パネル部分にヘミング罫線を形成
    し、この糊代パネル部分にスカイブヘミング加工を施し
    た後、糊代パネル部分をその反対側の側面パネル部分の
    端部内面に接着して角筒状とし、底部及び頂部を閉鎖す
    ることを特徴とする液体用紙容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ヘミング罫線を他の罫線に対して逆
    罫としたことを特徴とする請求項1記載の液体用紙容器
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ヘミング罫線を他の罫線に対して正
    罫としたことを特徴とする請求項1記載の液体用紙容器
    の製造方法。
JP4102370A 1992-03-30 1992-03-30 液体用紙容器の製造方法 Pending JPH05269891A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143128A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Dainippon Printing Co Ltd 液体紙容器の製造方法
JP2012509792A (ja) * 2008-11-28 2012-04-26 エスアイジー テクノロジー アーゲー 容器状の複合パッケージを製造する方法および装置
JP2017159664A (ja) * 2017-05-17 2017-09-14 大日本印刷株式会社 容器用のブランク板及び筒状カートンの製造方法
JP2017202869A (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 大日本印刷株式会社 紙容器及びその解体方法
JP2017202868A (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 大日本印刷株式会社 紙容器及びその解体方法
JP2018052574A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 大日本印刷株式会社 紙容器

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