JPH07119084B2 - 表面光沢差を有する包装用容器 - Google Patents
表面光沢差を有する包装用容器Info
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- JPH07119084B2 JPH07119084B2 JP2099935A JP9993590A JPH07119084B2 JP H07119084 B2 JPH07119084 B2 JP H07119084B2 JP 2099935 A JP2099935 A JP 2099935A JP 9993590 A JP9993590 A JP 9993590A JP H07119084 B2 JPH07119084 B2 JP H07119084B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、贈答箱、紙製容器、袋等の包装用容器、特に
高級感を有する包装用容器に関する。
高級感を有する包装用容器に関する。
<従来の技術> 近年、消費者の高級化指向、内容物に対応して、内容物
を包装するのに用いる包装材料も高級感あるものが望ま
れるようになってきている。
を包装するのに用いる包装材料も高級感あるものが望ま
れるようになってきている。
このような材料として、印刷層を設けるばかりでなく、
アルミニウム等の金属を蒸着した包装材料を用いること
により、容器に金属光沢をもたせ高級感を出していた。
アルミニウム等の金属を蒸着した包装材料を用いること
により、容器に金属光沢をもたせ高級感を出していた。
さらに、前記包装材料に、さらに印刷層に対応した凹凸
模様を付与した材料を用いた贈答箱も作成されていた。
模様を付与した材料を用いた贈答箱も作成されていた。
<発明が解決しようとする課題> このように従来から用いられていた包装材料は、印刷層
と金属光沢を組合わせるか、または贈答箱においてさら
に印刷層に対応した凹凸模様を施すものであったため、
単に金属光沢をそのまま利用しているにすぎなかった。
と金属光沢を組合わせるか、または贈答箱においてさら
に印刷層に対応した凹凸模様を施すものであったため、
単に金属光沢をそのまま利用しているにすぎなかった。
このような光沢にさらに変化をもたせたものとして、ホ
ログラムがあるが、ホログラムは、作成に非常に多くの
時間を要し、高価なものであるため、包装用容器の材料
に用いることは難しかった。
ログラムがあるが、ホログラムは、作成に非常に多くの
時間を要し、高価なものであるため、包装用容器の材料
に用いることは難しかった。
本発明は、このような点に注目し、単なる金属光沢でな
く、さらに光沢差を有する積層材料を用いた包装用容器
を提供することを目的とする。
く、さらに光沢差を有する積層材料を用いた包装用容器
を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は、基材層の、容器とした際に外面側となる側
に、金属層、および熱可塑性樹脂からなる最外層を有
し、該最外層の外表面のみに、万線状波形凹凸模様およ
び/またはヘアライン模様を設けた積層材料からなる、
表面光沢差を有する包装用容器である。
に、金属層、および熱可塑性樹脂からなる最外層を有
し、該最外層の外表面のみに、万線状波形凹凸模様およ
び/またはヘアライン模様を設けた積層材料からなる、
表面光沢差を有する包装用容器である。
また、本発明は、前記万線状波形凹凸模様の角度を変
え、/またはさらに隣り合うように設けた積層材料から
なる包装用容器である。
え、/またはさらに隣り合うように設けた積層材料から
なる包装用容器である。
さらに、本発明は万線状波形凹凸模様と異なる模様の凹
凸模様を組み合せた積層材料を用いた包装用容器で、か
つ前記凹凸模様が線状で交差する模様の場合は、1つ1
つの区画した部分が異なる光沢差とした表面光沢差を有
する積層材料を用いた包装用容器である。
凸模様を組み合せた積層材料を用いた包装用容器で、か
つ前記凹凸模様が線状で交差する模様の場合は、1つ1
つの区画した部分が異なる光沢差とした表面光沢差を有
する積層材料を用いた包装用容器である。
さらにまた、本発明は基材層を紙とする積層材料からな
る贈答箱、また、積層材料の最内層にヒートシール層を
設けることにより、罫線から折曲げ、端部をシール、密
封した紙製液体容器である。
る贈答箱、また、積層材料の最内層にヒートシール層を
設けることにより、罫線から折曲げ、端部をシール、密
封した紙製液体容器である。
また、本発明は前記積層材料の外側にさらにオーバーコ
ート層を設けた表面光沢差を有する包装用容器である。
ート層を設けた表面光沢差を有する包装用容器である。
そして、本発明は、金属光沢だけでなく、さらに印刷層
を加え装飾性を高めた光沢差を有する包装用容器であ
る。
を加え装飾性を高めた光沢差を有する包装用容器であ
る。
<作用> 本発明は、最外層に万線状波形模様、またはヘアライン
模様等の凹凸模様を設けたので、凹凸模様部分では、最
外層が透明であるにもかかわらず、凹凸模様部分で光線
が反射するので、金属光沢がそのまま表れず、金属光沢
差が生じる。そして一方向にのみ凹凸を有するのでな
く、異なる角度の万線状波形凹凸模様とすることにより
見る方向により部分的に光沢が異なり、単なる凹凸模様
でなく、光沢差を有する凹凸模様とすることができた。
模様等の凹凸模様を設けたので、凹凸模様部分では、最
外層が透明であるにもかかわらず、凹凸模様部分で光線
が反射するので、金属光沢がそのまま表れず、金属光沢
差が生じる。そして一方向にのみ凹凸を有するのでな
く、異なる角度の万線状波形凹凸模様とすることにより
見る方向により部分的に光沢が異なり、単なる凹凸模様
でなく、光沢差を有する凹凸模様とすることができた。
また、万線状の波形凹凸模様を隣り合せることにより、
見る方向によりわずかずつ光沢が変化し、装飾性が増す
ようになった。
見る方向によりわずかずつ光沢が変化し、装飾性が増す
ようになった。
そして、装飾性を増す目的で万線状波形凹凸模様と異な
る凹凸模様を設けることにより、また部分的に金属層を
設けることにより、部分的に万線状波形凹凸模様を呈す
ることができる。
る凹凸模様を設けることにより、また部分的に金属層を
設けることにより、部分的に万線状波形凹凸模様を呈す
ることができる。
そしてまた、凹凸模様を線状で交差する模様とすること
により、区画された部分に前記異なる角度の万線状波形
凹凸模様を設けること、かつ前記区画された部分に万線
状波形凹凸模様を設けることにより、さらに装飾性を増
すことができた。
により、区画された部分に前記異なる角度の万線状波形
凹凸模様を設けること、かつ前記区画された部分に万線
状波形凹凸模様を設けることにより、さらに装飾性を増
すことができた。
さらに前記万線状波形凹凸模様と印刷層を組み合せ、印
刷層を除いた部分に万線状波形凹凸模様を設けることに
よっても装飾性を高めることが可能となった。
刷層を除いた部分に万線状波形凹凸模様を設けることに
よっても装飾性を高めることが可能となった。
さらにまた、基材として紙を用いることにより、前記構
成の積層材料を贈答用容器、液体用容器として使用し、
いままでと異なる装飾性の優れた容器として利用可能と
なった。
成の積層材料を贈答用容器、液体用容器として使用し、
いままでと異なる装飾性の優れた容器として利用可能と
なった。
<実施例> 以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図Aは、本発明で用いる積層材料の一実施例を示す
平面図、第1図Bは、同図AのI−Iからの断面図で、
基材1の外側に接着層2を介して金属層3、および最外
層4を設けた構成で、最外層4はポリエチレン等の熱可
塑性樹脂からなり、表面に微細な万線状波形凹凸模様5
を設けた表面光沢差を有する積層材料である。
平面図、第1図Bは、同図AのI−Iからの断面図で、
基材1の外側に接着層2を介して金属層3、および最外
層4を設けた構成で、最外層4はポリエチレン等の熱可
塑性樹脂からなり、表面に微細な万線状波形凹凸模様5
を設けた表面光沢差を有する積層材料である。
ここで、万線状波形凹凸模様は、断面形状がほぼ正弦波
状で、ピッチが0.08〜0.13mmでピッチの幅と万線状波形
凹凸模様の深度の比が7:1〜10:1であるのが好ましい。
状で、ピッチが0.08〜0.13mmでピッチの幅と万線状波形
凹凸模様の深度の比が7:1〜10:1であるのが好ましい。
そして、異なる角度の万線状波形凹凸模様を設けること
により、万線状波形凹凸模様のそれぞれの角度を変えた
状態となり、この状態は隣り合っていても離れていても
よいし、全体に設けずに部分的に設けてもよい。
により、万線状波形凹凸模様のそれぞれの角度を変えた
状態となり、この状態は隣り合っていても離れていても
よいし、全体に設けずに部分的に設けてもよい。
また、金属層3としては、アルミ箔、アルミ蒸着フィル
ムのいずれでもよく、金属光沢を呈するものであればよ
い。
ムのいずれでもよく、金属光沢を呈するものであればよ
い。
さらに、金属層1は、紙製容器として使用する場合は比
較的厚い紙または、厚い紙を含む積層構成の材料、また
それ以外の用途の場合は、ポリエステル等のプラスチッ
クフィルム、またはプラスチックフィルムを含む積層構
成の材料を用いればよい。
較的厚い紙または、厚い紙を含む積層構成の材料、また
それ以外の用途の場合は、ポリエステル等のプラスチッ
クフィルム、またはプラスチックフィルムを含む積層構
成の材料を用いればよい。
次に、第2図A、Bに示すように、第1図A、Bの最外
層4の表面に印刷層6を設けてもよい。この場合は、印
刷層6を除く部分に万線状波形凹凸模様を設ければよ
い。この印刷層6は、必ずしも最外層4に設けるばかり
でなく、第3図A、Bに示すように金属層3がアルミ蒸
着層3Aを施したプラスチックフィルム3Bの場合は、この
金属層3に施してもよい。
層4の表面に印刷層6を設けてもよい。この場合は、印
刷層6を除く部分に万線状波形凹凸模様を設ければよ
い。この印刷層6は、必ずしも最外層4に設けるばかり
でなく、第3図A、Bに示すように金属層3がアルミ蒸
着層3Aを施したプラスチックフィルム3Bの場合は、この
金属層3に施してもよい。
金属光沢差を有する凹凸模様としては、前記万線状波形
凹凸模様以外にヘアライン模様、または、線状で交差す
る他の凹凸模様としてもよい。
凹凸模様以外にヘアライン模様、または、線状で交差す
る他の凹凸模様としてもよい。
この凹凸模様は、最外層4が透明であるにもかかわら
ず、そのまま透視できない程度に光線が反射するような
微細な凹凸模様であればよい。
ず、そのまま透視できない程度に光線が反射するような
微細な凹凸模様であればよい。
さらに、異なる角度の万線状波形凹凸模様5ばかりでな
く、第4図A、Bに示すように、他の凹凸模様7と組合
せてもよい。
く、第4図A、Bに示すように、他の凹凸模様7と組合
せてもよい。
他の凹凸模様7としては、ヘアライン模様、梨地模様、
線状模様等がある。
線状模様等がある。
第4図A、Bに示すように、凹凸模様7が線状で交差す
る凹凸模様の場合、この線状の凹凸模様で区画された部
分9に、前記万線状波形凹凸模様5を施せば、1つ1つ
の万線状波形凹凸模様が区別されるので、いままでとは
異なった装飾感を出すことができる。
る凹凸模様の場合、この線状の凹凸模様で区画された部
分9に、前記万線状波形凹凸模様5を施せば、1つ1つ
の万線状波形凹凸模様が区別されるので、いままでとは
異なった装飾感を出すことができる。
そして、区画された部分9に、万線状波形凹凸模様を全
て施さずに部分的に施し、金属光沢をそのまま再現する
部分を設けてもよい。
て施さずに部分的に施し、金属光沢をそのまま再現する
部分を設けてもよい。
そしてまた、金属層3は、積層材料全体に設けるばかり
でなく、第5図に示すように、金属層3を部分的に設
け、印刷層6と合致した装飾性を出すことが可能とな
る。この場合、金属層3はアルミ蒸着を部分的に施した
プラスチックフィルムが適している。
でなく、第5図に示すように、金属層3を部分的に設
け、印刷層6と合致した装飾性を出すことが可能とな
る。この場合、金属層3はアルミ蒸着を部分的に施した
プラスチックフィルムが適している。
以上説明した積層材料は、ヒートシール、ホットエアー
シール、フレームシール等の熱シールにより密封する容
器に使用する場合は、基材の最内層として熱可塑性樹脂
からなるシール層を設ける。
シール、フレームシール等の熱シールにより密封する容
器に使用する場合は、基材の最内層として熱可塑性樹脂
からなるシール層を設ける。
これらの積層材料の使用例としては、第6図Aに示すプ
ランク10を罫線から折り曲げ、組み立て、同図Bに示す
ような贈答箱11、また第7図Aに示すブランク20を罫線
から折り曲げ、成形し、端部をシールして密封構造とし
た紙製液体用容器21が挙げられる。
ランク10を罫線から折り曲げ、組み立て、同図Bに示す
ような贈答箱11、また第7図Aに示すブランク20を罫線
から折り曲げ、成形し、端部をシールして密封構造とし
た紙製液体用容器21が挙げられる。
この他、袋、容器の蓋、ラベルとしての使用も可能であ
る。
る。
次に最外層4のポリエチレン等の熱可塑性樹脂に万線状
波形凹凸模様を設ける方法について説明する。
波形凹凸模様を設ける方法について説明する。
第8図に示すように積層材料のロール状原反をロール31
から送り出し、ロール32を通す時に積層材料の外面側か
らヒーター34で加熱することにより最外層を軟化させた
後、表面に微細な万線状凹凸模様を有するエンボスロー
ル33と補助ロール34の間を通すことによりエンボスロー
ル33で押圧し、最外層4のみに、万線状波形凹凸模様5
を設ける。
から送り出し、ロール32を通す時に積層材料の外面側か
らヒーター34で加熱することにより最外層を軟化させた
後、表面に微細な万線状凹凸模様を有するエンボスロー
ル33と補助ロール34の間を通すことによりエンボスロー
ル33で押圧し、最外層4のみに、万線状波形凹凸模様5
を設ける。
例えば、基材層に紙を用い最外層の厚みを15〜50μm程
度とした場合、エンボスロール33の凹凸の深さはこれと
等しいかこれより若干厚くする必要があり、最外層の厚
みが25μmの場合には30μm程度が適当である。尚、最
外層4に形成される万線状波形凹凸模様の深さと、エン
ボスロールの凹凸の深さは必ずしも一致しない。
度とした場合、エンボスロール33の凹凸の深さはこれと
等しいかこれより若干厚くする必要があり、最外層の厚
みが25μmの場合には30μm程度が適当である。尚、最
外層4に形成される万線状波形凹凸模様の深さと、エン
ボスロールの凹凸の深さは必ずしも一致しない。
また、第9図A、Bに示すように枚葉状の積層材料に外
面側から表面に微細な万線状波形凹凸模様を有するエン
ボス版41を加熱状態で押圧し、最外層の微細な万線状波
形凹凸模様5を設けてもよい。エンボス版41を加熱する
にはエンボス版41内部にニクロム線を通し、電気的に加
熱するか、エンボス版下部に熱板を設けて間接的に加熱
する。第9図Aはアップダウン式、同図Bはシリンダー
式のものである。
面側から表面に微細な万線状波形凹凸模様を有するエン
ボス版41を加熱状態で押圧し、最外層の微細な万線状波
形凹凸模様5を設けてもよい。エンボス版41を加熱する
にはエンボス版41内部にニクロム線を通し、電気的に加
熱するか、エンボス版下部に熱板を設けて間接的に加熱
する。第9図Aはアップダウン式、同図Bはシリンダー
式のものである。
前記エンボス版を用いて凹凸模様を形成する場合、第10
図に示すように最外層4の外側にオーバーコート層15を
設けることにより、エンボス版の付着を防止し、きれい
な凹凸模様が形成できる。
図に示すように最外層4の外側にオーバーコート層15を
設けることにより、エンボス版の付着を防止し、きれい
な凹凸模様が形成できる。
このオーバーコート層15を設ける場合、液体用容器のよ
うにヒートシール部を除いた部分に設ける(第11図参
照)。
うにヒートシール部を除いた部分に設ける(第11図参
照)。
<発明の効果> 本発明の包装用容器は、以上の構成からなるので、単に
金属光沢の有無だけでなく、最外層の凹凸模様の有無に
より、光沢感が部分的に異なり装飾効果を高めることが
可能となった。
金属光沢の有無だけでなく、最外層の凹凸模様の有無に
より、光沢感が部分的に異なり装飾効果を高めることが
可能となった。
また、請求項2または3のように万線状波形凹凸模様を
角度を変えることにより、見る角度により光沢差が生
じ、そして請求項3のようにさらに隣り合うように設け
ることにより隣り同士の光沢差がわずかずつ変化させる
ことができる。
角度を変えることにより、見る角度により光沢差が生
じ、そして請求項3のようにさらに隣り合うように設け
ることにより隣り同士の光沢差がわずかずつ変化させる
ことができる。
請求項5のように、万線状波形凹凸模様と異なる形状の
凹凸模様を設けることにより、部分的に万線状波形凹凸
模様と異なる部分が生じ、請求項6、7のように、この
凹凸模様が線状で交差する凹凸模様であると、1つ1つ
と区画に万線状波形凹凸模様が分離区画された状態とな
り、万線状波形凹凸模様と線状模様とがより一体化さ
れ、装飾効果を高める。
凹凸模様を設けることにより、部分的に万線状波形凹凸
模様と異なる部分が生じ、請求項6、7のように、この
凹凸模様が線状で交差する凹凸模様であると、1つ1つ
と区画に万線状波形凹凸模様が分離区画された状態とな
り、万線状波形凹凸模様と線状模様とがより一体化さ
れ、装飾効果を高める。
さらに、請求項8のように、金属層は全面でなく部分的
に設けることにより、万線状波形凹凸模様を強調するこ
とができる。
に設けることにより、万線状波形凹凸模様を強調するこ
とができる。
そして、請求項10のように印刷層を設けることにより、
印刷層と万線状波形凹凸模様とが合致し、印刷層を有す
る部分以外の部分が光沢差を有する状態となり、いまま
でとは異なる装飾効果が発揮できる。
印刷層と万線状波形凹凸模様とが合致し、印刷層を有す
る部分以外の部分が光沢差を有する状態となり、いまま
でとは異なる装飾効果が発揮できる。
そして、また基材層として請求項9のように紙を用いる
ことにより、光沢のみでなく、部分的に光沢差を有する
贈答用容器等の容器となり、かつ最内層としてシール層
を設けた請求項11の積層材料とすることにより、従来の
瓶に代わる容器として汎用されている液体用容器として
用いることができ、その装飾効果をより一層発揮するこ
とがてきる。
ことにより、光沢のみでなく、部分的に光沢差を有する
贈答用容器等の容器となり、かつ最内層としてシール層
を設けた請求項11の積層材料とすることにより、従来の
瓶に代わる容器として汎用されている液体用容器として
用いることができ、その装飾効果をより一層発揮するこ
とがてきる。
第1図Aは、本発明で用いる積層材料の一例を示す平面
図、第1図Bは、同図AI−Iからの断面図、第2図A、
第3図A、第4図Aは、他の積層材料の平面図、第2図
B、第3図B、第4図Bは、同断面図、第5図はさらに
他の積層材料を示す平面図、第6図Aは、贈答用容器の
ブランク説明図、同図Bは贈答用容器の説明図、第7図
Aは、液体用容器のブランク説明図、同図Bは液体用容
器の説明図、第8図は本発明で用いる積層材料の製造方
法を示す説明図、第9図A、Bは、他の製造方法の説明
図、第10図、および第11図は、他の実施例を示す説明図
である。 1……基材層、2……接着層 3……金属層、3A……アルミ蒸着層 3B……プラスチックフィルム 4……最外層、5……万線状波形凹凸模様 6……印刷層、7……凹凸模様 9……区画された部分 10、20……ブランク 15……オーバーコート層
図、第1図Bは、同図AI−Iからの断面図、第2図A、
第3図A、第4図Aは、他の積層材料の平面図、第2図
B、第3図B、第4図Bは、同断面図、第5図はさらに
他の積層材料を示す平面図、第6図Aは、贈答用容器の
ブランク説明図、同図Bは贈答用容器の説明図、第7図
Aは、液体用容器のブランク説明図、同図Bは液体用容
器の説明図、第8図は本発明で用いる積層材料の製造方
法を示す説明図、第9図A、Bは、他の製造方法の説明
図、第10図、および第11図は、他の実施例を示す説明図
である。 1……基材層、2……接着層 3……金属層、3A……アルミ蒸着層 3B……プラスチックフィルム 4……最外層、5……万線状波形凹凸模様 6……印刷層、7……凹凸模様 9……区画された部分 10、20……ブランク 15……オーバーコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−33232(JP,U) 実開 昭61−150125(JP,U) 実開 昭61−62030(JP,U) 実開 昭63−72036(JP,U) 実開 昭62−199398(JP,U) 実開 昭61−198022(JP,U) 実開 平1−104335(JP,U) 実公 昭62−10116(JP,Y2)
Claims (15)
- 【請求項1】基材層の、容器とした際に外面側となる側
に、金属層、および熱可塑性樹脂からなる最外層を有
し、該最外層の外表面のみに、万線状波形凹凸模様を設
けてなる積層材料からなる、表面光沢差を有する包装用
容器。 - 【請求項2】最外層の外表面に、異なる角度の万線状波
形凹凸模様が設けられている積層材料を用いた、請求項
1に記載の表面光沢差を有する包装用容器。 - 【請求項3】異なる角度の万線状波形凹凸模様同士が隣
り合っている積層材料を用いた、請求項2に記載の表面
光沢差を有する包装用容器。 - 【請求項4】万線状波形凹凸模様にかえてヘアライン模
様とした積層材料を用いた、請求項1に記載の表面光沢
差を有する包装用容器。 - 【請求項5】万線状波形凹凸模様と異なる形状の凹凸模
様をさらに設けた積層材料を用いた、請求項1に記載の
表面光沢差を有する包装用容器。 - 【請求項6】凹凸模様が、線状で交差する模様である積
層材料を用いた、請求項5に記載の表面光沢差を有する
包装用容器。 - 【請求項7】線状で交差する凹凸模様の区画に異なる角
度の万線状波形凹凸模様を設けた積層材料を用いた、請
求項6に記載の表面光沢差を有する包装用容器。 - 【請求項8】金属層が部分的に設けられている積層材料
を用いた、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の
表面光沢差を有する包装用容器。 - 【請求項9】基材層が紙である積層材料を用いた、請求
項1ないし請求項8のいずれかに記載の表面光沢差を有
する包装用容器。 - 【請求項10】印刷層がさらに設けられている積層材料
を用いた、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の
表面光沢差を有する包装用容器。 - 【請求項11】最内層に熱可塑性樹脂からなるシール層
を有する積層材料を用いた、請求項1ないし請求項10の
いずれかに記載の表面光沢差を有する包装用容器。 - 【請求項12】最外層の外側にオーバーコート層を設け
た積層材料を用いた、請求項1ないし請求項11のいずれ
かに記載の表面光沢差を有する包装用容器。 - 【請求項13】オーバーコート層がシール部を除く部分
に設けられた積層材料を用いた、請求項12に記載の表面
光沢差を有する包装用容器。 - 【請求項14】包装用容器が、ブランクスを罫線で折り
曲げ組み立ててなるものである、請求項9ないし請求項
12のいずれかに記載の贈答用容器。 - 【請求項15】包装用容器が、ブランクスを罫線で折り
曲げ組み立てて、端部をシール密封してなるものであ
る、請求項11または請求項13のいずれかに記載の液体用
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2099935A JPH07119084B2 (ja) | 1989-12-12 | 1990-04-16 | 表面光沢差を有する包装用容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32241489 | 1989-12-12 | ||
JP1-322414 | 1989-12-12 | ||
JP2099935A JPH07119084B2 (ja) | 1989-12-12 | 1990-04-16 | 表面光沢差を有する包装用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03224730A JPH03224730A (ja) | 1991-10-03 |
JPH07119084B2 true JPH07119084B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=26441027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2099935A Expired - Fee Related JPH07119084B2 (ja) | 1989-12-12 | 1990-04-16 | 表面光沢差を有する包装用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07119084B2 (ja) |
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