JP4961950B2 - エンボス加飾版およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金属板面に文字、記号、柄等を表す凸状の微細な万線パターン群が施されているエンボス加飾版およびその製造方法に関するものであり、特に、照明の方向や見る角度により色や形が異なって見え、しかもそれら絵柄等における濃淡や輝きを表現する凸状の万線パターン群を紙容器やカード等基材シート表面に形成するためのエンボス加飾版およびその製造方法に関するものである。
従来、紙容器やカード等の基材シート表面にエンボス加工で模様状の微細な凹凸を施し、その紙容器やカード等の商品価値を高めたものが知られ、さらにそれを美麗化するため、紙基材やカード基材の表面にアルミニウム箔などで金属光沢を施し、それに印刷とエンボス加工で模様状の微細な凹凸とが見当が合った状態で施されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また一方、上記美麗化のためのエンボス加工の模様(デザインなど)として、紙容器やカード等の基材シート表面の金属箔(アルミニウム箔)層に万線状凹凸パターンもしくは万線方向が異なる万線状凹凸パターン群が複数集合したエンボスパターンを形成したものや、上記基材シートの表面に、支持体フィルムに金属箔あるいは金属蒸着層が施されている箔シートを介して箔押しエンボスパターンを形成したもので、見る角度を変化させると万線状凹凸パターン群の濃淡や輝きが変化するようにしたものがあり、その一事例として、例えば、図16に示すように、一つの文字「T」を凹凸状の万線パターン(50)で表したエンボス加飾シート(5)がある(例えば、特許文献2参照。)。
以下に、上記先行技術文献を示す。
特開平6−344649号公報 特開2006−255915号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、図16に示す凹凸状の万線パターン(50)でなる一つの文字「T」のエッジ部(52)がシャープ性に欠け、特に箔シートを用いて箔押ししたものではエッジ部(52)の「きれ」が悪くぎざぎざが目につき、仕上がり品質の悪く、かつデザイン性にも欠けるエンボス加飾シート(5)になるという問題点があった。
上記問題点を解決する方法の一つとして、例えば、図8に示す一つの文字「T」のエッジ部(52)に、凸状の縁取り用輪郭部(図示せず)を有するエンボス加飾版(箔押し版ともいう)を用いてエンボスする方法があるが、この方法によると、この凸状の縁取り用輪郭部の線幅が細すぎるとエンボスされたエッジ部(52)の「きれ」が悪くぎざぎざになり、仕上がり品質が悪いものになり、その線幅が太すぎると万線パターン(50)でなる一つの文字「T」のエッジ部(52)はデザイン性に欠け見栄えの悪いものとなり、よって、この方法による適性な凸状の縁取り用輪郭部の線幅とするエンボス加飾版の作製方法が望まれていた。
本発明は、かかる従来技術の問題点と要望点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、紙基材やカード基材の表面に一つの文字、記号、柄等を表す凹凸状の万線パターン群もしくは万線方向が異なる複数の凹凸状の万線パターン群でなるエンボスパターンが施されたエンボス加飾紙容器やエンボス加飾カード等において、得られる凹凸状のエンボスパターンのエッジがシャープ性に優れ、その「きれ」が良く、仕上がり品質の良いものを製造するためのエンボス加飾版およびその製造方法を提供することにある。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、金属板の片面に一つの文字、記号、柄等を表す凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の凸状の万線パターン群でなるエンボスパターンが形成されているエンボス加飾版であって、前記凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の凸状の万線パターン群でなるエンボスパターンの周囲に凸状の縁取り用輪郭部が施され、該縁取り用輪郭部の線幅と万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群の線幅が略同一であることを特徴とするエンボス加飾版としたものである。
また、請求項2の発明では、上記請求項1に記載のエンボス加飾版の製造方法であって、
金属板の片面にネガ型感光膜が施された製版用感光版に、一つの文字、記号、柄等を表す万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群と該万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群の周囲に縁取り用輪郭部を有する製版用ネガフィルムを介して露光し露光部と未露光部とを形成する第1回目の露光工程と、
前記第1回目の露光工程での未露光部であるネガ型感光膜を除去する第1回目の現像工程と、
前記第1回目の現像工程で露出した金属板を腐食液で腐食し、金属板の片面に凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群と凸状の縁取り用輪郭部を形成する第1回目の腐食工程と、
前記第1回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜を除去する第1回目の剥膜工程と、
前記第1回目の剥膜工程を経た金属板面全面にネガ型感光膜を形成し、前記第1回目の腐食工程で得られた凸状の縁取り用輪郭部の周縁に見当を合わせ、該縁取り用輪郭部の周縁の内側がネガ状に形成されたマスキングフィルムを介して露光し露光部と未露光部とを形成する第2回目の露光工程と、
前記第2回目の露光工程での未露光部であるネガ型感光膜を除去する第2回目の現像工程と、
該第2回目の現像工程で現像されて露出した金属板を腐食液で所定の深度に腐食し、前記第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜の周縁から内側に向かって金属板を浸食せしめる第2回目の腐食工程と、
前記第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜を除去する第2回目の剥膜工程とを有し、
前記金属板の片面に得られる凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群の線幅と凸状の縁取り用輪郭部の線幅とを略同一にせしめることを特徴とするエンボス加飾版の製造方法としたものである。
また、請求項3の発明では、前記製版用ネガフィルムの縁取り用輪郭部の線幅(m)を、前記第2回目の腐食工程における前記第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜の周縁から内側に向かって浸食される浸食幅(W)に前記製版用ネガフィルムの万線パターン群の線幅(n)を加えた値(m=W+n)に設定することを特徴とする請求項2記載のエンボス加飾版の製造方法としたものである。
また、請求項4の発明では、前記第2回目の腐食工程における浸食幅(W)は、前記第
2回目の腐食工程で腐食する腐食深度(D)に金属板とその腐食液の種類による腐食係数(α)を乗じた値(W=αD)の関係にあることを特徴とする請求項2乃至3のいずれかに記載のエンボス加飾版の製造方法としたものである。
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1に係る発明によれば、金属板の片面に一つの文字、記号、柄等を表す凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の凸状の万線パターン群でなるエンボスパターンが形成されているエンボス加飾版であって、前記凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の凸状の万線パターン群でなるエンボスパターンの周囲に凸状の縁取り用輪郭部が施され、該縁取り用輪郭部の線幅と万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群の線幅が略同一であることによって、
このエンボス加飾版により得られるエンボス加飾紙容器やカード等の一つの文字、記号、柄等を表す凹凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群のエッジがシャープ性に優れ、その「きれ」が良く、仕上がり品質の良いものとすることができる。
また、上記請求項2に係る発明によれば、上記請求項1に記載のエンボス加飾版の製造方法であって、
金属板の片面にネガ型感光膜が施された製版用感光版に、一つの文字、記号、柄等を表す万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群と該万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群の周囲に縁取り用輪郭部を有する製版用ネガフィルムを介して露光し露光部と未露光部とを形成する第1回目の露光工程と、
前記第1回目の露光工程での未露光部であるネガ型感光膜を除去する第1回目の現像工程と、
前記第1回目の現像工程で露出した金属板を腐食液で腐食し、金属板の片面に凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群と凸状の縁取り用輪郭部を形成する第1回目の腐食工程と、
前記第1回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜を除去する第1回目の剥膜工程と、
前記第1回目の剥膜工程を経た金属板面全面にネガ型感光膜を形成し、前記第1回目の腐食工程で得られた凸状の縁取り用輪郭部の周縁に見当を合わせ、該縁取り用輪郭部の周縁の内側がネガ状に形成されたマスキングフィルムを介して露光し露光部と未露光部とを形成する第2回目の露光工程と、
前記第2回目の露光工程での未露光部であるネガ型感光膜を除去する第2回目の現像工程と、
該第2回目の現像工程で現像されて露出した金属板を腐食液で所定の深度に腐食し、前記第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜の周縁から内側に向かって金属板を浸食せしめる第2回目の腐食工程と、
前記第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜を除去する第2回目の剥膜工程とを有するエンボス加飾版の製造方法とすることによって、
得られるエンボス加飾版の凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群の線幅と凸状の縁取り用輪郭部の線幅とを略同一にせしめることができ、そのエンボス加飾版を用い、得られるエンボス加飾紙容器やカード等の一つの文字、記号、柄等を表す凹凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群のエッジ(周縁)にぎざぎざなどが無くシャープでかつその「きれ」が良く、仕上がり品質が良くデザイン性にも優れるものとすることができる。
また、上記請求項3に係る発明によれば、前記製版用ネガフィルムの縁取り用輪郭部の
線幅(m)を、前記第2回目の腐食工程における前記第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜の周縁から内側に向かって浸食される浸食幅(W)に前記製版用ネガフィルムの万線パターン群の線幅(n)を加えた値(m=W+n)に設定することによって、金属板上に得られる一つの文字、記号、柄等を表す凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群の線幅と凸状の縁取り用輪郭部の線幅とを略同一にせしめるエンボス加飾版の製造方法とすることができる。
さらにまた、上記請求項4に係る発明によれば、前記第2回目の腐食工程における浸食幅(W)は、前記第2回目の腐食工程で腐食する腐食深度(D)に金属板とその腐食液の種類による腐食係数(α)を乗じた値(W=αD)の関係にあることによって、前記第2回目の腐食工程で腐食する腐食深度(D)にするための腐食時間から上記請求項3の関係式に基づき製版用ネガフィルムの万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群の線幅(n)に対する縁取り用輪郭部の線幅(m)を設定することができる。
従って本発明は、紙容器やカード等の表面に文字、記号、柄等を表す凹凸状の万線パターン群もしくは万線方向の異なる複数の万線パターン群が施されたエンボス加飾紙容器やエンボス加飾カード等に用いるエンボス加飾版およびその製造方法として、優れた実用上の効果を発揮するものである。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1(a)、(b)は、本発明のエンボス加飾版の一事例を示す拡大模式図であり、図2は、本発明のエンボス加飾版を用いて得られるエンボス加飾シートの一事例を示す拡大模式図であり、図3は、本発明のエンボス加飾版の他の事例を示す拡大模式図である。
本発明のエンボス加飾版は、例えば、上記図1(a)の上面拡大図およびそのB−B面を表す図1(b)の拡大断面模式図に示すように、金属板(10)の片面に一つの○状の柄を表す凸状の万線パターン(12)群でなるエンホスパターンが形成されているエンボス加飾版(1)であって、このエンボス加飾版(1)の特徴とするところは、この凸状の万線パターン(12)群でなるエンボスパターンの周囲に凸状の縁取り用輪郭部(14)が施されていて、この縁取り用輪郭部(14)の線幅(m1)が万線パターン(12)群の線幅(n1)と略等しい値(m1≒n1)を示すエンボス加飾版(1)である。
このように、凸状の万線パターン(12)群でなるエンボスパターンの周囲に凸状の縁取り用輪郭部(14)を設け、それらの線幅(n1、m1)を略等しい値(m1≒n1)を示すエンボス加飾版(1)とすることによって、例えば、図8に示すような一つの文字「T」で表す事例のエンボス加飾版を用い、例えば、上記図2の上面図に示すように、文字「T」を表す凹凸状の万線パターン(50)群のエッジ部(52)はシャープ性に富むようになり(従来のようにぎざぎざにならず)、「きれ」のある凹凸状の万線パターン(50)群でなる文字「T」となり、商品として見栄えのするエンボス加飾シート(3)とすることができる。
また、上記図1に示すような一つの柄○を表す凸状の万線パターン(10)群に代わり、例えば、図3の上面図に示すように、万線方向の異なる一つの柄○を表す凸状の3つの万線パターン(10)群でなるものとすることもでき、その凸状の万線パターン(12)群の線幅(n1)とそれらの周囲に設ける凸状の縁取り用輪郭部(14)の線幅(m1)とが略等しいエンボス加飾版(1)である。
このようなエンボス加飾版(1)を用いてエンボスされ、図2に示すようなエンボス加
飾シート(3)は、見る方向を変えることによって、その濃淡や輝きが変化して見え、あるいは図3に示すような万線方向の異なるエンボス加飾版を用いたエンボス加飾シート(図示せず)は、見る方向を変えるか、その角度を変えることによって、動的に変化するように見えるものとすることができる。
また、図4(a)、(b)は、本発明のエンボス加飾版の製造方法に使用する製版用ネガフィルムの一事例の説明図であり、図5〜図12は、本発明のエンボス加飾版の製造方法を説明する工程図である。
上記請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る発明のエンボス加飾版の製造方法であって、例えば、上記図5の側断面模式図に示すように、金属板(10)の片面にネガ型感光膜(20)が施された製版用感光版(7)上に、一つの文字等を表す万線パターン(32)群とこの万線パターン(10)群の周縁端に縁取り用輪郭部(34)を有する製版用ネガフィルム(30)を載置(実際は密着で載置)し、その上から水銀灯等で露光し、ネガ型感光膜(20)に露光部(図示せず)と未露光部(図示せず)とを形成する(第1回目の露光工程)。
続いて、上記図6の側断面模式図に示すように、上記図5に示す第1回目の露光工程において、未露光部であるネガ型感光膜(20)を除去し、上記図6の側断面模式図に示すように、露光部であるネガ型感光膜(20a)を金属板(10)の表面に残すようにする(第1回目の現像工程)。
続いて、上記図6に示す第1回目の現像工程で露出した金属板(10)の表面を腐食液で腐食し、上記図7の側断面模式図に示すように、露光部に相当するネガ型感光膜(20a)が残った金属板(10)の表面に凸状の万線パターン(12)群とその周囲に凸状の縁取り用輪郭部(14)を形成する(第1回目の腐食工程)。
続いて、上記図6に示す第1回目の現像工程で残った露光部であるネガ型感光膜(20a)を剥離液で除去し、上記図8の側断面模式図に示すように、金属板(10)の表面に凸状の万線パターン(12)群とその周囲に凸状の縁取り用輪郭部(14)のみを形成する(第1回目の剥膜工程)。
なお、上記第1回目の剥膜工程を省き、第1回目の現像工程で残った露光部であるネガ型感光膜(20)上に、次のネガ型感光膜(20)を形成しても構わないが、次の第2回目の露光工程で、第1回目の現像工程で残ったネガ型感光膜(20)があるため真空状態を得るのに相当の時間を要すなど困難性があるので第1回目の剥膜工程を省くことは好ましくない。
続いて、上記図8に示す表面に凸状の万線パターン(12)群とその周囲に凸状の縁取り用輪郭部(14)とを有する金属板(10)の全面に、図9の側断面模式図に示すように、ネガ型感光膜(20)を形成し、金属板(10)表面の凸状の縁取り用輪郭部(14)の周縁に見当を合わせ、この縁取り用輪郭部(14)の周縁の内側がネガ状に形成されたマスキングフィルム(32)を介して(実際には密着で)露光し、このネガ型感光膜(20)に露光部(図示せず)と未露光部(図示せず)とを形成する(第2回目の露光工程)。
続いて、上記図8に示す第2回目の露光工程での未露光部(図示せず)であるネガ型感光膜(20)を除去し、図10の側断面模式図に示すように、露光部であるネガ型感光膜(20)で、凸状の万線パターン(12)群とその周囲にある凸状の縁取り用輪郭部(14)とを覆うように残す(第2回目の現像工程)。
続いて、上記図10に示す第2回目の現像工程で現像されて露出した金属板(10)を、上記図11の側断面模式図に示すように、腐食液で所定の腐食深度(D)になるように腐食し、第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜(20)の周縁(20b)から内側に向かって金属板(10)を浸食せしめる(第2回目の腐食工程)。
続いて、上記図11に示すような、第2回目の露光工程で露光され、第2回目の現像工程で残ったネガ型感光膜(20)を剥離液で除去し、上記図12の側断面模式図に示すように、得られるエンボス加飾版(1)の凸状の万線パターン(12)群の線幅(n1)と凸状の縁取り用輪郭部(14)の線幅(m1)とを略同一にせしめる(第2回目の剥膜工程)。
以上のようなエンボス加飾版の製造方法の製造方法によって、凸状の万線パターン(12)群の線幅(n1)と凸状の縁取り用輪郭部(14)の線幅(m1)とを略同一にせしめたエンボス加飾版(1)を用い、紙容器やカード等に押し圧でエンボスすると、例えば、図2に示すように、一つの文字「T」表す凹凸状の万線パターン(50)のエッジ部(52)にぎざぎざなどが無くシャープで「きれ」が良く、仕上がり品質の良いエンボス加飾シート(3)とすることができる。
また、上記請求項3および請求項4に係る発明は、図11に示す第2回目の腐食工程での浸食幅(W)を考慮し、図12に示すエンボス加飾版(1)の凸状の万線パターン(12)群の線幅(n1)と凸状の縁取り用輪郭部(14)の線幅(m1)とを略同一にせしめるため、図4に示す製版用ネガフィルム(30)の万線パターン(32)の線幅(n)に対し縁取り用輪郭部(34)の線幅(m)を予め設定しておくエンボス加飾版の製造方法である。
すなわち、図4(a)および図4(b)に示す製版用ネガフィルム(30)の縁取り用輪郭部(34)の線幅(m)は、図7に示す第2回目の腐食工程における浸食幅(W)に図4(a)および図4(b)に示す製版用ネガフィルム(30)の万線パターン(32)群の線幅(n)を加えた値(m=W+n)に設定しておけばよく、この浸食幅(W)は、図7に示す第2回目の腐食工程で腐食する腐食深度(D)に使用する金属板とその腐食液の種類による腐食係数(α)を乗じた値(W=αD)の関係にあるので、この腐食深度(D)にするための腐食時間で腐食することによって、図12の側断面模式図に示すように、得られるエンボス加飾版(1)の凸状の万線パターン(12)群の線幅(n1)と凸状の縁取り用輪郭部(14)の線幅(m1)とを略同一にせしめることができる。
以下に製版用ネガフィルム(30)の万線パターン群の線幅(n)に対する製版用ネガフィルム(30)の縁取り用輪郭部(34)の線幅(m)の設定を具体的に説明する。
上記製版用ネガフィルム(30)の万線パターン群の線幅(n)が60μmの場合、
m=W+n、W=αDの関係式からm=αD+nとなり、
銅板とその腐食液が塩化第二鉄液ボーメ30度の場合の下記腐食データ表(表1)から、腐食係数(α)は、0.155で、その腐食深度(D)と腐食時間の関係を表す図14のグラフから、腐食深度(D)をエンボス加飾版として適性な400μmとするには、腐食時間を20分にすることにより、当初にデザインする製版用ネガフィルム(30)の縁取り用輪郭部(34)の線幅(m)は、万線パターン群の線幅(n)に対し、60+400×0.155=122μmと設定することができる。
以下に、本発明のエンボス加飾版およびその製造方法に使用する材料等について詳細に
説明する。
まず、本発明のエンボス加飾版を構成する金属板(10)としては、厚み1.5mm程度の銅板が使用されるが、特にこれに限定するものではなく、例えば、亜鉛板、鉄板、アルミニウム板あるいはニッケル板なども使用できるが、腐食の安定性などから上記銅板が好適に使用される。
また、金属板(10)上に形成するネガ型感光膜(20)としては、例えば、ポリビニルアルコール系(PVA)、ポリケイ皮酸エステル系、ポリイソプレンを主体としたアジド系の感光材料が挙げられ、その塗布は、カーテンコート法、ロールコート法、リバースロールコート法、スプレー塗布法などが挙げられる。
また、第1回目の露光工程における上記ネガ型感光膜(20)への露光は、金属板(10)上のネガ型感光膜(20)面に製版用ネガフィルム(30)を密着させ、製版用ネガフィルム(30)を透して、感光膜の感光波長域300〜460nmに準じた紫外線光源であるケミカルランプ、超高圧水銀灯、キセノンランプなどで行われる。
また、第1回目の現像工程、および第2回目の現像工程における上記ネガ型感光膜(20)の現像液としては、上記感光液専用の現像液(PVAでは水系、ポリケイ皮酸エステル系では一部溶剤系)を用いネガ型感光膜(20)の未露光部を溶解し、金属板(10)の表面を露出する。
また、第1回目の腐食工程、および第2回目の腐食工程で使用する腐食液としては、グラビア製版に使用される塩化第二鉄溶液が一般的であるが、これに限定するものではなく、例えば、数%の硫酸や過酸化水素水の水溶液なども使用可能である。
また、第1回目の剥膜工程、および第2回目の剥膜工程で使用する剥膜液としては、上記ネガ型感光膜(20)の種類によって選定され、例えば水系の現像液を使用するPVA系では、強アルカリ系の溶液が用いられ、また溶剤系の現像液を使用するポリケイ皮酸エステル系ではその溶剤そのものを用いることができ、これら剥膜液で露光部であるネガ型感光膜(20a)を剥離することができる。
以上のようにして得られたエンボス加飾版を用いて、カードや紙容器などにエンボス加飾する、その製造の事例として、例えば、図14(a)の側面概略図に示すように、約70℃に加熱されたエンボス加飾版(1)の凸状の万線パターン(12)面を下にして載置し、最下部にカード基材等の被エンボス体(33)を配設する。そして、その被エンボス体(33)と凸状の万線パターン(12)面との間にウエブ状の転写箔(40)を間歇的に走行させる。
続いて、図14(b)の側面概略図に示すように、エンボス加飾版(1)を下降させ、約10MPaの版圧で被エンボス体(33)上にエンボス転写してエンボス加飾シートを得ることができる。
上記転写箔(40)は、目的に応じて多種あるが、その一つとして、例えば、図15(a)の側断面図に示すように、PET(ポリエチレンテレフタレート)等でなる支持体フィルム(42)上に転写層(4)が施され、その転写層(4)は、剥離層(44)、アルミニウム蒸着層(46)、接着層(46)の順で積層されているものが一般的であり、この転写層(4)が上記のエンボス加飾版によるエンボス加工によって、例えば、図15(b)の側面概略図に示すように、被エンボス体(33)上に万線パターンでなる転写層(124)と縁取り用輪郭部でなる転写層(144)が形成されたエンボス加飾シート(3)を得ることができる。
本発明のエンボス加飾版の一実施の形態を説明するもので、(a)は、その上面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 本発明のエンボス加飾版の一事例を用いて得られたエンボス加飾シートを上面で表した説明図である。 本発明のエンボス加飾版の他の一実施の形態を上面で表した説明図である。 本発明のエンボス加飾版の製造に用いる製版用ネガフィルムを説明するもので、(a)は、その上面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 本発明のエンボス加飾版の製造工程のうちの第1回目の露光工程を説明する断面模式図である。 本発明のエンボス加飾版の製造工程のうちの第1回目の現像工程を説明する断面模式図である。 本発明のエンボス加飾版の製造工程のうちの第1回目の腐食工程を説明する断面模式図である。 本発明のエンボス加飾版の製造工程のうちの第1回目の剥膜工程を説明する断面模式図である。 本発明のエンボス加飾版の製造工程のうちの第2回目の露光工程を説明する断面模式図である。 本発明のエンボス加飾版の製造工程のうちの第2回目の現像工程を説明する断面模式図である。 本発明のエンボス加飾版の製造工程のうちの第2回目の腐食工程を説明する断面模式図である。 本発明のエンボス加飾版の製造工程のうちの第2回目の剥膜工程を説明する断面模式図である。 本発明のエンボス加飾版の製造に当たり製版用ネガフィルムの縁取り用輪郭部の線幅を設定するためのグラフである。 本発明のエンボス加飾版を用いてエンボス加飾シートを作製する形態の一事例を説明するもので、(a)は、エンボス前の側面概略図であり、(b)は、エンボス時の側面概略図である。 本発明のエンボス加飾版を用いてエンボス加飾シートを作製するための一事例を説明するもので、(a)は、転写箔の一事例を示す側断面図であり、(b)は、エンボス転写されたエンボス加飾シートの側断面図である。 従来のエンボス加飾版を用いてエンボスされたエンボス加飾シートの一実施の形態を示すエンボス加飾シートである。
符号の説明
1‥‥エンボス加飾版
3‥‥エンボス加飾シート
4‥‥転写層
5‥‥従来のエンボス加飾シート
10‥‥金属板
12‥‥凸状の万線パターン
14‥‥凸状の縁取り用輪郭部
20‥‥ネガ型感光膜
20a‥‥露光部となるネガ型感光膜
30‥‥製版用ネガフィルム
33‥‥被エンボス体
40‥‥転写箔
42‥‥支持体フィルム
44‥‥剥離層
46‥‥アルミニウム蒸着層
48‥‥接着層
50‥‥凹凸状の万線パターン
52‥‥凹凸状の万線パターンのエッジ部
124‥‥万線パターンの転写箔
144‥‥縁取り用輪郭部の転写箔
D‥‥腐食深度
W‥‥浸食幅
m‥‥エンボス加飾版の縁取り用輪郭部の幅
n‥‥エンボス加飾版の万線パターンの幅
m1‥‥製版用ネガフィルムの縁取り用輪郭部の幅
n1‥‥製版用ネガフィルムの万線パターンの幅

Claims (4)

  1. 金属板の片面に一つの文字、記号、柄等を表す凸状の万線パターンもしくは万線方向の異なる凸状の万線パターン群でなるエンボスパターンが形成されているエンボス加飾版であって、前記凸状の万線パターンもしくは万線方向の異なる凸状の万線パターン群でなるエンボスパターンの周囲に凸状の縁取り用輪郭部が施され、該縁取り用輪郭部の線幅と万線パターンもしくは万線パターン群でなるエンボスパターンの線幅が略同一であることを特徴とするエンボス加飾版。
  2. 請求項1に記載のエンボス加飾版の製造方法であって、
    金属板の片面にネガ型感光膜が施された製版用感光版に、一つの文字、記号、柄等を表す万線パターンもしくは万線方向の異なる万線パターン群と該万線パターンもしくは万線方向の異なる万線パターン群の周囲に縁取り用輪郭部を有する製版用ネガフィルムを介して露光し露光部と未露光部とを形成する第1回目の露光工程と、
    前記第1回目の露光工程での未露光部であるネガ型感光膜を除去する第1回目の現像工程と、
    前記第1回目の現像工程で露出した金属板を腐食液で腐食し、金属板上に凸状の万線パターンもしくは万線方向の異なる万線パターン群と凸状の縁取り用輪郭部を形成する第1回目の腐食工程と、
    前記第1回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜を除去する第1回目の剥膜工程と、
    前記第1回目の剥膜工程を経た金属板面全面にネガ型感光膜を形成し、前記第1回目の腐食工程で得られた凸状の縁取り用輪郭部の周縁に見当を合わせ、該縁取り用輪郭部の周縁の内側がネガ状に形成されたマスキングフィルムを介して露光し露光部と未露光部とを形成する第2回目の露光工程と、
    前記第2回目の露光工程での未露光部であるネガ型感光膜を除去する第2回目の現像工程と、
    該第2回目の現像工程で現像されて露出した金属板を腐食液で所定の深度に腐食し、前記第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜の周縁から内側に向かって金属板を浸食せしめる第2回目の腐食工程と、
    前記第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜を除去する第2回目の剥膜工程とを有し、
    前記金属板の片面に得られる凸状の万線パターンもしくは万線方向の異なる万線パターン群の線幅と凸状の縁取り用輪郭部の線幅とを略同一にせしめることを特徴とするエンボス加飾版の製造方法。
  3. 前記製版用ネガフィルムの縁取り用輪郭部の線幅(m)を、前記第2回目の腐食工程における前記第2回目の露光工程での露光部であるネガ型感光膜の周縁から内側に向かって浸食される浸食幅(W)に前記製版用ネガフィルムの万線パターン群の線幅(n)を加えた値(m=W+n)に設定することを特徴とする請求項2記載のエンボス加飾版の製造方法。
  4. 前記第2回目の腐食工程における浸食幅(W)は、前記第2回目の腐食工程で腐食する腐食深度(D)に金属板とその腐食液の種類による腐食係数(α)を乗じた値(W=αD)の関係にあることを特徴とする請求項2乃至3のいずれかに記載のエンボス加飾版の製造方法。
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