JPH1133999A - ラベル打ち抜き用刃型とその製造方法 - Google Patents

ラベル打ち抜き用刃型とその製造方法

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JPH1133999A
JPH1133999A JP19532797A JP19532797A JPH1133999A JP H1133999 A JPH1133999 A JP H1133999A JP 19532797 A JP19532797 A JP 19532797A JP 19532797 A JP19532797 A JP 19532797A JP H1133999 A JPH1133999 A JP H1133999A
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JP
Japan
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etching
blade
etching resist
punching
height
Prior art date
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Pending
Application number
JP19532797A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Ono
正明 大野
Yuzo Murata
雄三 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUKOSHA KK
YUUKOUSHIYA KK
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
YUKOSHA KK
YUUKOUSHIYA KK
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1133999A publication Critical patent/JPH1133999A/ja
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング方式によって、より細い刃先形状
で、均一な角度や高さの刃先形状のラベル打ち抜き用の
刃型とその製造方法を提供すること。 【解決手段】 基材1に1層目の感光材2を塗布又は貼
着し、さらにその上に2層目の感光材3を塗布又は貼着
し、一定の図柄を焼付け、現像して2層のエッチングレ
ジスト膜2,3を形成し、該エッチングレジスト膜2,
3をエッチング液でエッチングを施し、均一な角度と高
さの刃先形状を得ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエッチング方式に
よって製造されるラベル打ち抜き用刃型とその製造方
法、さらに詳しくは、鋭利な刃先を持ち、刃先角度や刃
先高さを均一に形成して、紙、布、フィルムなどのシー
ト状長尺材とその粘着加工品に対し、シート状長尺材を
所要の大きさ、形状に高精度、高効率に打ち抜くことが
できる耐久性に優れた新しいエッチング方式によって製
造されるラベル打ち抜き用刃型とその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の商品、製品に貼着する
ためのラベルシールは、紙、あるいは布、フィルムなど
のシート状長尺材から所定の大きさ形状のラベルを製造
するために、例えば図4に示すように、これらのシート
状長尺材(ア)と粘着材(イ)とを積層した長尺積層に
対し打ち抜き加工を施して、シート状長尺材(ア)のみ
を所要の大きさに打ち抜く方法が行われている。そして
打ち抜きのための方法としては、図4に示すように、上
下動かす打ち抜き型(ウ)によって所要の大きさに打ち
抜く方法や、図5に示すように、マグネットロール
(エ)に、エッチング加工した所要の刃型を構成した打
ち抜き刃型(オ)を巻き付けて固定し、これを用いて連
続的に打ち抜きをする輪転方法などが知られている。
【0003】これらの方法のうち、後者のものは、マグ
ネットロール(エ)の回転によって、安定した適度な加
圧状態で連続的に打ち抜きが行われるため、加工精度、
高率に優れたものとして期待されている。通常前記打ち
抜き型(ウ)は、支持台をパターン打ち抜き模様状に彫
刻し、その彫刻された溝にリボン状の刃を入れて打ち抜
き刃型を製造している。しかし、支持台に彫刻するため
に、多分に職人芸的な要素が強く、誰にでもできるとい
うものでもない。このため、その製造には非常に時間が
掛かり、高価であり、更に複雑な形状の刃型は出来な
い。マグネットロール用の刃型は、基材に感光材を用い
てエッチングレジスト膜を形成し、エッチングによって
打ち抜き刃型(オ)を製造し、該刃型をマグネットロー
ル(エ)に磁力によって巻き付け固定して使用する。こ
のほうが、製造効率的に低価格な物として可能性がある
としていろいろと工夫されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エッチ
ングによって製造された打ち抜き用刃型は、更に改善す
べき課題が残されていた。鋭利な刃先を得るために従来
は、例えば図6に示すように二段階のエッチング方法が
採用されており、まず第一段階では、鋼板状に打ち抜き
模様のフォトレジスト膜を形成し、ある一定の深さまで
エッチングを行い、その後、エッチングレジスト膜を除
去し、次いで第二段階として、露出した刃先部分を仕上
げエッチング(直接エッチング)を行って打ち抜き用刃
型を製造している。しかしながら、この従来の方法によ
って製造された打ち抜き刃型は、仕上げ時の直接エッチ
ングにおいて、エッチングのバラツキが生じやすく、安
定的に、所望の刃先角度や鋼板の板厚(t)に対して均
一な刃先高さ(h)を得ることは極めて困難であった。
どうしても異なる刃先高さ(h′)の部分が生じ、刃先
全体としては不均一な角度、高さになるという問題があ
る。さらに、エッチングレジスト膜として用いられるフ
ォトレジスト等の塗布膜厚みは薄いために、長時間のエ
ッチングに耐えれなく、レジスト膜の破損などがしばし
ばおき、均一な刃型を得ることは極めて困難であった。
それゆえに輪転方式でのラベルの打ち抜き製造が有利で
あると業界で認識されていても普及に至らなかった。
【0005】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、エッチング方式によって、より細い刃先
形状で、均一な角度と高さの刃先形状のラベル打ち抜き
用の刃型とその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1のラベル打ち抜き用刃型の発明は、基材に
積層して形成したほぼ同じ大きさの複数層のエッチング
レジスト膜の画線部以外の不必要な部分をエッチング液
でエッチングを行って除去することにより、刃先形状を
均一な角度と高さに形成してなることを特徴とする。請
求項2のラベル打ち抜き用刃型の製造方法の発明は、基
材に1層目の感光材を塗布又は貼着し、さらにその上に
2層目の感光材を塗布又は貼着し、一定の図柄を焼付
け、現像して2層のエッチングレジスト膜を形成し、該
エッチングレジスト膜をエッチング液でエッチングを施
し、均一な角度と高さの刃先形状を得ることを特徴とす
る。請求項3のラベル打ち抜き用刃型の製造方法の発明
は、請求項2において、2層のエッチングレジスト膜の
厚みは、8μm〜300μmの範囲となっている。
【0007】前記の請求項において基材に感光材を塗布
又は貼着するのは、エッチングレジスト膜の耐エッチン
グ性を高めるためである。エッチングレジスト膜の形成
は、スクリーン印刷などとの組み合わせによっても構わ
ない。但し、エッチングレジスト膜の厚みは、前記のよ
うにトータルで最低8μm〜300μmの範囲が最適であ
る。8μm以下では耐エッチング性に乏しくエッチング
レジスト膜が破損しすることにより、均一な刃先が得ら
れない。また、300μm以上になると焼付け及び現像にお
いてシャープな画線が得られなくなり、その結果、均一
な刃型が得られない。さらに、エッチング液の液掃けが
悪くなることにより均一な刃型が得られない。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図面を
参照して説明する。図1はエッチング方式で製造される
レジスト形成の工程断面図であり、順次説明すると、鋼
基材1の上に公知の方法で厚さが例えば6μmのフォト
エッチングレジスト2を載せ(a)、さらにその上にほ
ぼ同じ厚さか、又はそれ以上・それ以下の厚さのフォト
エッチングレジスト3を載せる(b)。しかる後、フォ
トエッチングレジスト3の上に画像形成用のネガフイル
ム4を載せる(c)。このときに使用するネガフイルム
4の画像幅Wは、所定のエッチング深さに対して0.1/1
00から500/100(好ましくは10/100から150/100)と
する。これ以上細くても太くてもあまり良い結果は得ら
れない。次に、露光、現像してほぼ同じ大きさで、2層
のネガフイルム4の画線を得る(d)。
【0009】次いで、図2に刃型の工程を示したように
矢印の方向からエッチング液を作用させ、エッチングを
行う(a)。このときのエッチングの深さは所定のエッ
チングの深さの1/100から98/100(好ましくは20/10
0から85/100)とする。これ以上浅いエッチングや深い
エッチングを行っても鋭利な刃形状を得ることはできな
い。そして所要のエッチングを行った後、ネガフイルム
4からなる2層のフォトエッチングレジスト膜2,3を
剥離して除去すると、一定の高さをもつ切れ味の良いシ
ャープなパターン打ち抜き形が得られる(b)。前記に
おいてエッチング液として同種のものを作用させる場合
にはフォトエッチングレジスト膜2,3はほぼ同時に剥
離して落下除去されるので、敢えてフォトエッチングレ
ジスト膜2,3を順次剥離する必要はない。このように
して得られる刃型の刃先形状は、図3に示すように、エ
ッジ幅が0.01〜0.20mm程度よりもさらに微細なエッジ幅
の刃先端を鋭角に有する刃先角度(θ)と、一定の高さ
(h)とに形成される。
【0010】以上のとおりのエッチング方法を適用して
ラベル打ち抜き用刃型を製造する場合、鋼基材1として
は、その硬度がHv370〜470程度であることが好まし
い。このような鋼基材としては熱処理帯鋼がある。
【0011】このようにして製造されたラベル打ち抜き
用刃型は、前記の特徴ある構成をもつため、紙、布、フ
ィルムなどのシート状長尺材とその粘着加工品に対し、
シート状長尺材を所要の大きさ、形状に高精度、高効率
に打ち抜くことができる。
【0012】以下、実施例を示し、さらに詳しく説明す
る。
【0013】
【実施例】鋼基材1として、次の組成を(重量%)から
なる厚み0.415mmのマルテサイト系のステンレス鋼板
(硬度Hv430)を用い、 C:0.40,Si:0.30,Mn:0.30,S:0.001,C
r:13.03 Mo:1.25,Fe:残部 図1(d)に示したように2層のフォトエッチングレジ
スト膜2,3を積層して形成した。次に、塩化第二鉄溶
液を用いてスプレー方式によりエッチング(図2a)を
行った後、フォトエッチングレジスト膜2,3を除去し
て(図2b)得られたラベル打ち抜き用刃型を用い、図
5に示したマグネットロール(エ)に、刃型(オ)を巻
き付けて固定し、これを用いて連続的に打ち抜きをする
輪転方式で、樹脂シールの切断をした結果を表1に示
す。
【0014】
【表1】
【0015】尚、前記の実施の形態では2層のエッチン
グレジスト膜に基づいて説明したが、これは好ましい一
例を示すものであり、エッチングレジスト膜を3層以上
としたものを使用してもよいことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明にかかるラベル打ち抜き
用の刃型は、より細い刃先形状で、均一な角度や高さの
刃先形状を持ち、紙、布、フィルムなどのシート状長尺
材とその粘着加工品に対し、シート状長尺材を所要の大
きさ、形状に高精度、高効率に打ち抜くことができるこ
とから、シールの単価が低コストで供給できるようにな
る。請求項2,3にかかるラベル打ち抜き用刃型の製造
方法によれば、前記のような刃型をきわめて容易に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるエッチング方式で
製造されるレジスト形成の工程断面図である。
【図2】この発明の一実施形態によるエッチング方式で
製造される刃型の工程断面図である。
【図3】同上で製造される刃型の形状を示す断面図であ
る。
【図4】従来の上下動打ち抜き方式による例を示した斜
視図である。
【図5】従来の輪転方式による打ち抜きを示した斜視図
である。
【図6】従来のエッチング方式で製造される刃型の工程
断面図である。
【符号の説明】
1 鋼基材(基材) 2,3 フォトエッチングレジスト(感光材) 4 ネガフィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材に積層して形成したほぼ同じ大きさ
    の複数層のエッチングレジスト膜の画線部以外の不必要
    な部分をエッチング液でエッチングを行って除去するこ
    とにより、刃先形状を均一な角度と高さに形成してなる
    ことを特徴とするラベル打ち抜き用刃型。
  2. 【請求項2】 基材に1層目の感光材を塗布又は貼着
    し、さらにその上に2層目の感光材を塗布又は貼着し、
    一定の図柄を焼付け、現像して2層のエッチングレジス
    ト膜を形成し、該エッチングレジスト膜をエッチング液
    でエッチングを施し、均一な角度と高さの刃先形状を得
    ることを特徴とするラベル打ち抜き用刃型の製造方法。
  3. 【請求項3】 2層のエッチングレジスト膜の厚みは、
    8μm〜300μmの範囲となっている請求項2記載のラベ
    ル打ち抜き用刃型の製造方法。
JP19532797A 1997-07-22 1997-07-22 ラベル打ち抜き用刃型とその製造方法 Pending JPH1133999A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019985A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Morishita Seihan:Kk 単位粘着シート集合体、抜型および抜型の製造方法
JP2011016217A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Lai Chu Tsai 一回のエッチングによりダイカットを直接形成する方法及びその方法により形成されたダイカット
US9028641B2 (en) 2011-01-06 2015-05-12 Casio Electronics Manufacturing Co., Ltd. Method for manufacturing label and apparatus for manufacturing the label

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