JP2010019985A - 単位粘着シート集合体、抜型および抜型の製造方法 - Google Patents

単位粘着シート集合体、抜型および抜型の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010019985A
JP2010019985A JP2008179029A JP2008179029A JP2010019985A JP 2010019985 A JP2010019985 A JP 2010019985A JP 2008179029 A JP2008179029 A JP 2008179029A JP 2008179029 A JP2008179029 A JP 2008179029A JP 2010019985 A JP2010019985 A JP 2010019985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitive adhesive
separator
resist film
adhesive sheet
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008179029A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4724209B2 (ja
Inventor
Sachinori Matsumoto
祥範 松本
Masahiko Morishita
雅彦 森下
Takayuki Mizukado
敬之 水門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORISHITA SEIHAN KK
Original Assignee
MORISHITA SEIHAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MORISHITA SEIHAN KK filed Critical MORISHITA SEIHAN KK
Priority to JP2008179029A priority Critical patent/JP4724209B2/ja
Publication of JP2010019985A publication Critical patent/JP2010019985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4724209B2 publication Critical patent/JP4724209B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

【課題】表面基材2aの裏面に粘着剤層2bが設けられた粘着シート2に、少なくとも表面基材2aを貫通する連続した切断ラインである区画ライン4により、複数の単位粘着シート5が区画されており、各単位粘着シート5が、前記粘着剤層2bを覆って付設された一連のセパレーター3に剥離可能に保持された単位粘着シート集合体1において、1または複数の単位粘着シート5をセパレーター3ごと簡単に分割することができる単位粘着シート集合体1を提供する。
【解決手段】前記セパレーター3に、少なくとも一部の前記区画ライン4の位置に対応して、前記セパレーター3を断続的に貫通する切断ラインである切り離しライン6を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の単位粘着シートが一連のセパレーターに剥離可能に保持された単位粘着シート集合体、この単位粘着シート集合体の製造に用いる抜型およびこの抜型の製造方法に関する。
単位粘着シート集合体は、例えば定尺粘着テープ、キャラクターシール、粘着ラベルなどの集合体などとして広く利用されている。この単位粘着シート集合体の製造は、通常、表面基材の裏面に粘着剤層が設けられた粘着シートに、その粘着剤層を覆ってセパレーターを付設した状態で、表面基材側から抜型を押し付けることで行われる。抜型は、これを表面基材側から押し付ける抜き加工時に、少なくとも表面基材を貫通するがセパレーターは貫通しない凸条の半抜き刃を有する。この抜き加工時に、粘着シートには、少なくとも表面基材を貫通する連続した切断ラインである区画ラインにより、複数の単位粘着シートが区画され、各単位粘着シートは一連のセパレーターに剥離可能に保持された状態となる。
従来、上記単位粘着シート集合体について、単位粘着シートを間隔を開けてセパレーターに保持させ、単位シート間のセパレーターが露出した部分に切り離し用のミシン目を形成することが知られている(特許文献1参照)。また、抜型の刃をレジスト膜を用いたエッチングにより形成することも知られている(特許文献2参照)。
特開2000−313078号公報 特開平3−232979号公報
ところで、特許文献1の単位粘着シート集合体は、粘着シートに単位粘着シートを間隔を開けて打ち抜き、単位粘着シート間の余剰の粘着シート領域を、セパレーターを露出させるために、切り離し用のミシン目の形成前または形成後に剥離する必要がある。このため、製造に手間がかかる問題がある。ミシン目を粘着シート上から形成しただけであると、粘着シートを構成する表面基材が合成樹脂シートの場合、ミシン目に沿って切断しにくくなる。また、表面基材が紙製であっても、裂け目がミシン目からずれて単位粘着シート自体を損傷しやすくなる問題がある。
また、特許文献2が開示しているのは、連続した切断ラインを形成する刃を、レジスト膜を用いたエッチングにより形成する方法でしかない。
本発明の第一の目的は、余剰の粘着シート領域を剥離してセパレーターを露出させた領域を形成することなく、1または複数の単位粘着シートをセパレーターごと簡単に分割することができる単位粘着シート集合体を提供することにある。また、本発明の第二の目的は、上記分割が可能な切断ラインを容易に形成することができる刃を備えた抜型と、この抜型の簡便な製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成すべく成された本発明の構成は以下の通りである。
まず、本発明に係る第一の単位粘着シート集合体は、表面基材の裏面に粘着剤層が設けられた粘着シートに、少なくとも表面基材を貫通する連続した切断ラインである区画ラインにより、複数の単位粘着シートが区画されており、各単位粘着シートが、前記粘着剤層を覆って付設された一連のセパレーターに剥離可能に保持された単位粘着シート集合体において、
前記セパレーターに、少なくとも一部の前記区画ラインの位置に対応して、前記セパレーターを断続的に貫通する切断ラインである切り離しラインが形成されていることを特徴とする。
本発明に係る第一の単位粘着シート集合体は、表面基材の裏面に粘着剤層が設けられた粘着シートに、少なくとも表面基材を貫通する連続した切断ラインである区画ラインにより、複数の単位粘着シートが区画されており、各単位粘着シートが、前記粘着剤層を覆って付設された一連のセパレーターに剥離可能に保持された単位粘着シート集合体において、
前記区画ラインとは別に、少なくとも表面基材を貫通する連続した切断ラインで、前記粘着シートを複数に分割する分割ラインが形成されており、前記セパレーターに、前記分割ラインの位置に対応して、前記セパレーターを断続的に貫通する切り離しラインが形成されていることを特徴とする。
本発明に係る第一の抜型は、本発明に係る第一の単位粘着シート集合体の製造に用いられる抜型であって、
前記粘着剤層を覆って前記セパレーターが付設された状態での前記表面基材側からの抜き加工時に、少なくとも前記表面基材を貫通するが前記セパレーターは貫通しない凸条である半抜き刃が前記区画ラインに対応する位置に形成されており、少なくとも一部の前記半抜き刃の頂部長さ方向に沿って、前記抜き加工時に前記セパレーターを貫通する凸刃が断続的に突設されていることを特徴とする。
本発明に係る第二の抜型は、本発明に係る第二の単位粘着シート集合体の製造に用いられる抜型であって、
前記粘着剤層を覆って前記セパレーターが付設された状態での前記表面基材側からの抜き加工時に、少なくとも前記表面基材を貫通するが前記セパレーターは貫通しない凸条である半抜き刃が前記区画ラインおよび前記分割ラインに対応する位置に形成されており、少なくとも前記分割ラインに対応する位置に形成された前記半抜き刃の頂部長さ方向に沿って、前記抜き加工時に前記セパレーターを貫通する凸刃が断続的に突設されていることを特徴とする。
本発明に係る第一の抜型の製造方法は、本発明に係る第一の単位粘着シート集合の製造に用いられる抜型の製造方法であって、
本発明に係る第一の抜型の製造方法であって、
基板の表面に、少なくとも一部の前記区画ラインに対応する位置に沿って、断続的な第一のレジスト膜を形成する工程と、
前記基板の表面に、前記第一のレジスト膜上を含む総ての前記区画ラインに対応する位置に沿って、連続的な第二のレジスト膜を形成する工程と、
前記第二のレジスト膜の形成後、前記基板の表面をエッチング処理して、第二のレジスト膜に沿った凸状部を形成する工程と、
前記エッチングの後、前記第二のレジスト膜を除去する工程と、
前記第二のレジスト膜の除去後、前記第一のレジスト膜が残留した前記基板の表面を再度エッチング処理工程と
を順次施すことで、前記粘着剤層を覆って前記セパレーターが付設された状態での前記表面基材側からの抜き加工時に、少なくとも前記表面基材を貫通するが前記セパレーターは貫通しない凸条である半抜き刃を前記区画ラインに対応する位置に形成し、少なくとも一部の前記半抜き刃の頂部長さ方向に沿って、前記抜き加工時に前記セパレーターを貫通する凸刃を断続的に形成することを特徴とする。
本発明に係る第二の抜型の製造方法は、本発明に係る第二の単位粘着シート集合の製造に用いられる抜型の製造方法であって、
基板の表面に、少なくとも前記分割ラインに対応する位置に沿って、断続的な第一のレジスト膜を形成する工程と、
前記基板の表面に、前記第一のレジスト膜上を含む総ての前記区画ラインおよび前記分割ラインに対応する位置に沿って、連続的な第二のレジスト膜を形成する工程と、
前記第二のレジスト膜の形成後、前記基板の表面をエッチング処理して、第二のレジスト膜に沿った凸状部を形成する工程と、
前記エッチングの後、前記第二のレジスト膜を除去する工程と、
前記第二のレジスト膜の除去後、前記第一のレジスト膜が残留した前記基板の表面を再度エッチング処理工程と
を順次施すことで、前記粘着剤層を覆って前記セパレーターが付設された状態での前記表面基材側からの抜き加工時に、少なくとも前記表面基材を貫通するが前記セパレーターは貫通しない凸条である半抜き刃を前記区画ラインおよび前記分割ラインに対応する位置に形成し、少なくとも前記分割ラインに対応する位置に形成された前記半抜き刃の頂部長さ方向に沿って、前記抜き加工時に前記セパレーターを貫通する凸刃を断続的に形成することを特徴とする。
本発明に係る第一の単位粘着シート集合体においては、少なくとも一部の区画ラインの位置に対応して、セパレーターを断続的に貫通する切断ラインである切り離しラインが形成されている。また、本発明に係る第二の単位粘着シート集合体においては、分割ラインの位置に対応して、セパレーターを断続的に貫通する切り離しラインが形成されている。区画ラインおよび分割ラインは、表面基材を貫通する連続した切断ラインであることから、これに対応して断続的にセパレーターに形成されている切り離しラインさえ切り離せば、1枚または複数枚の単位粘着シートをセパレーターごと分割分離することができる。そして、粘着シートを構成する表面基材が合成樹脂シートであっても、切り離しラインに沿った分離が阻害されることもない。また、セパレーターを分離する際の裂け目が切り離しラインから逸れても、単位粘着シートは剥離可能にセパレーターに付着されているだけであるので、セパレーターが単位粘着シートから剥離しながら裂けるだけで、裂け目が単位粘着シートに及ぶことがない。
本発明に係る第一および第二の抜型は、表面基材を貫通するがセパレーターは貫通しない凸条の半抜き刃の頂部長さ方向に沿って、セパレーターを貫通する凸刃が断続的に突設された箇所を有する。この半抜き刃と凸刃の組み合わせによれば、半抜き刃で表面基材を貫通する連続した切断ラインである区画ラインや分割ラインを形成すると同時に、これらの位置に対応して、セパレーターを断続的に貫通する切断ラインである切り離しラインを形成することができる。
本発明に係る第一および第二の抜型の製造方法によれば、レジスト膜を用いたエッチング処理により、前記半抜き歯と凸刃とを有する抜型を容易に製造することができる。
以下、本発明を実施するための最良の実施の形態を説明するが、本発明は本実施形態に限るものではない。また、以下の説明に用いる各図において、同じ符号は同様の構成要素を表す。
〔第一の単位粘着シート集合体〕
まず、図1を参照して、第一の単位粘着シート集合体の一例について説明する。
図1は本発明に係る第一の単位粘着シート集合体の一例を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は(a)におけるI−I線断面図、(c)は裏面図である。なお、図1(b)では、図示する便宜上、各層の厚さは実際よりも極端に大きく表してある。
図1に示すように、本例の単位粘着シート集合体1は、表面基材2aの裏面に粘着剤層2bを有する粘着シート2と、この粘着シート2の粘着剤層2bの表面を覆って剥離可能に付設された一連のセパレーター3を備えている。
表面基材2aとしては、例えば単層または積層の合成樹脂シート、紙、紙と合成樹脂の積層体などを用いることができる。合成樹脂シートは、無色透明、半透明、有色透明または非透光性のいずれでもよい。また、必要に応じて印刷を施しておくことができる。
粘着剤層2bとしては、公知のものを広く用いることができる。
セパレーター3としては、通常、紙の表面にシリコーン樹脂層などの離型層を形成した離型紙が用いられるが、合成樹脂シートの表面に離型層を形成したものでも、紙と合成樹脂の積層体の表面に離型層を形成したものでもよい。
粘着シート2は、平面長方形状をなしている。この粘着シート2には、短辺と平行に等間隔で縦断して形成された直線状の7本の区画ライン4により、8枚の短冊状の単位粘着シート5が区画されている。本例における単位粘着シート5は、例えば定尺の粘着テープとして用いられるものである。区画ライン4は、複数の単位粘着シート5を区画するように設けられるもので、1本でも複数本でもよい。
上記単位粘着シート5を区画している区画ライン4は、少なくとも粘着シート2の表面基材2aを貫通しているがセパレーター3は貫通していない連続した切断ラインとなっている。この区画ライン4は、表面基材2aを貫通しているだけでなく、さらに粘着剤層2bまで食い込んだもの、粘着剤層2bをも貫通したもの、セパレーター3の一部にまで食い込んだものとすることもできる。しかし、粘着剤層2bは柔軟で薄く引きちぎりやすく、また区画ライン4をセパレーター3の一部にまで食い込ませると、セパレーター3が区画ライン4の位置で折れ曲がりやすくなることから、区画ライン4の切り込み深さは、セパレーター3に食い込まない範囲で止めておくことが好ましい。
上記各単位粘着シート5は、区画ライン4によって相互に切り離された状態または粘着剤層2bのみでつながった実質的に切り離された状態となっているが、粘着剤層2bを覆って付設された一連のセパレーター3にそれぞれ剥離可能に保持されている。
本例においては、セパレーター3に、各区画ライン4の位置に対応して、セパレーター3を断続的に貫通する切断ラインである切り離しライン6が形成されている。切り離しライン6を形成する断続的な切れ目は、区画ライン4の直下に形成されており、この切り離しライン6を切り離すことで、当該切り離しライン6上に位置する区画ライン4の位置で、粘着シート2をセパレーター3ごと分割できるようになっている。
上記のように、本例においては、各区画ライン4の位置に対応して切り離しライン5が形成されているので、単位粘着シート5を1枚ずつセパレーター3ごと分割したり、複数枚の単位粘着シート4をまとめてセパレーター3ごと分割することができる。
切り離しライン6は、総ての区画ライン4の位置に対応させるのではなく、一部の区画ライン4に対応する位置にのみ設けることもできる。例えば、図1に示される中央の区画ライン4に対応したセパレーター3の位置にのみ切り離しライン6を設けておくと、全体を二等分する位置でのみ分割することができるものとなる。また、本例における区画ライン4は粘着シート2を縦断する方向にのみ設けられているが、粘着シート2を横断する方向に設けたり、縦断する方向と横断する方向の両方向に設けることもできる。さらには、曲線状の区画ライン4とすることもできる。
〔第二の単位セパレーター集合体〕
次に、図2を参照して、第二の単位粘着シート集合体の一例について説明する。
図2は本発明に係る第二の単位粘着シート集合体の一例を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は(a)におけるII−II線断面図、(c)は裏面図である。なお、図2(b)では、図1(b)と同様に、各層の厚さは実際よりも極端に大きく表してある。
本例の単位粘着シート集合体1における区画ライン4は、それぞれ環状をなしており、その内側が単位粘着シート5となっている。また、この区画ライン4で区画された相隣接する単位粘着シート5間には間隔(余白)が開けられており、各単位粘着シート5は粘着シート2から抜き取るようにして、セパレーター3から剥離できるようになっている。本例の単位粘着シート5は、例えばキャラクターシールなどとして用いられる。
単位粘着シート5は、粘着シート2の右半分と左半分とにそれぞれ複数区画されており、右半分の単位粘着シート5と左半分の単位粘着シート5は種類(例えば形状、印刷内容など)が相違したものとなっている。
粘着シート2の中央には、区画ライン4とは別に、少なくとも粘着シート2の表面基材2aを貫通する連続した切断ラインである分割ライン7が、粘着シート2を縦断して形成されている。この分割ライン7は、隣接する単位粘着シート5間に残された余白部分を通って、粘着シート2を縦断および/または横断して形成されるもので、単位粘着シート5を区画するものとはなっていない。しかし、切り込み深さは区画ライン4と同様である。
本例においては、セパレーター3に、上記分割ライン7の位置に対応して、セパレーター3を断続的に貫通する切断ラインである切り離しライン6が形成されている。切り離しライン6を形成する断続的な切れ目は、分割ライン7の直下に形成されており、この切り離しライン6を切り離すことで、当該切り離しライン6上に位置する分割ライン7の位置で、粘着シート2をセパレーター3ごと分割できるようになっている。したがって、本例の単位粘着シート集合体1は、単位粘着シート5の種類別の2枚に、セパレーター3ごと分割することができる。
本例では、分割ライン7は1本であるが、複数本形成して、それぞれに対応するセパレーター3の位置に切り離しライン6を形成することもできる。このようにすると、さらに細かく分割することができる。また、本例における切り離しライン6は、分割ライン7に対応する位置のみに設けられているが、一部または総ての区画ライン4に対応する位置にも併せて設けることができる。このようにすると、単位粘着シート2毎にセパレーター3ごと分離することができるようになる。
〔第一の抜型〕
図3及び図4と共に、すでに説明した図1を参照して、第一の抜型の一例について説明する。
図3は本発明に係る第一の抜型の一例を示す斜視図、図4は図3に示されるミシン刃の部分拡大斜視図である。
本例の抜型11は、図1で説明した第一の単位粘着シート集合体1を製造するためのもので、セパレーター3が付設された状態で、粘着シート2の表面基材2a側から押し付けられ、原反から単位粘着シート集合体1の輪郭を打ち抜くと同時に、区画ライン4および切り離しライン6を形成するものである。
図3および図1に示されるように、基板12の表面に、単位粘着シート集合体1の外縁を打ち抜く全抜き刃13が、単位粘着シート集合体1の外縁形状に沿って(平面長方形状に)突設されている。全抜き刃13は、セパレーター3が付設された状態で、粘着シート2の表面基材2a側から抜型11を押し付けた時に、表面基材2aからセパレーター3までの全体を貫通するもので、高さが一定な凸条として形成されている。この全抜き刃13は、原反から単位粘着シート集合体1の輪郭を打ち抜くためのもので、予め所定の大きさに裁断したセパレーター3付の粘着シート2から単位粘着シート集合体1を製造する場合、省略することができる。
上記全抜き刃13で囲まれた内側には、図1に示される各区画ライン4に対応する位置に、ミシン刃14が形成されている。ミシン刃14は、図1で説明した区画ライン4と切り離しライン6を同時に形成するもので、このミシン刃14について、図4を加えてさらに説明する。
図4に示されるように、ミシン刃14は、半抜き刃15と、半抜き刃15の頂部長さ方向に沿って断続的に突設された凸刃16とから構成されている。
半抜き刃15は、セパレーター3が付設された状態の粘着シート2の表面基材2a側から図3の抜型11を押し付ける抜き加工時に、少なくとも図1に示される表面基材2aを貫通するがセパレーター3は貫通しない、高さが一定な凸条として形成されている。半抜き刃15による切り込みは、高さが一定な凸条による切り込みであるので、図1で説明した連続した切断ラインである区画ライン4を形成することができる。この半抜き刃15の突出高さは、区画ライン4の切り込み深さとしてすでに説明したように、上記抜き加工時に、表面基材2aを貫通するだけでなく、さらに粘着剤層2bまで食い込む高さ、粘着剤層2bをも貫通する高さ、セパレーター3の一部にまで食い込む高さとすることもできるが、セパレーター3に食い込まない高さに止めておくことが好ましい。
凸刃16は、セパレーター3が付設された状態の粘着シート2の表面基材2a側から図3の抜型11を押し付ける抜き加工時に、図1に示されるセパレーター3を貫通するものとなっている。つまり、凸刃16は、上記抜き加工時に、半抜き刃15が、表面基材2aを貫通し、セパレーター3は貫通していない位置まで食い込んだ時に、セパレーター3を貫通する突出高さとなっている。また、凸刃16の頂部位置は、全抜き刃13の頂部位置と上下方向に揃えられている。そして、この凸刃16は、半抜き刃15の頂部長さ方向に沿って断続的に設けられていることから、凸刃16による切り込みは断続的なものとなり、図1で説明した断続的な切断ラインである切り離しライン6を形成することができる。
各区画ライン4に対応する位置に設けられているミシン刃14は、上記のような半抜き刃15と凸刃16を組み合わせたものであることから、セパレーター3が付設された状態の粘着シート2の表面基材2a側から抜型11を押し付ける抜き加工時に、区画ライン4と、その直下の切り離しライン6を位置ずれなく確実に形成することができる。
本例の抜型11は、図1に示される単位粘着シート集合体1を製造するもので、総ての区画ライン4に対応する位置にミシン刃14が設けられている。しかし、図1に示される区画ライン4のうち、一部の区画ライン4の直下にのみ切り離しライン6を形成する場合には、該当する区画ライン4に対応する位置にはミシン刃14を設け、その他の区画ライン4に対応する位置には凸刃16のない半抜き刃15のみを設ければよい。
〔第二の抜型〕
図5と共に、すでに説明した図1及び図4を参照して、第二の抜型の一例について説明する。
図5は本発明に係る第二の抜型の一例を示す斜視図である。
本例の抜型11は、図2で説明した第二の単位粘着シート集合体1を製造するためのもので、セパレーター3が付設された状態で、粘着シート2の表面基材2a側から押し付けられ、原反から単位粘着シート集合体1の輪郭を打ち抜くと同時に、区画ライン4、切り離しライン6および分割ライン7を形成するものである。
図5および図1に示されるように、基板12の表面に、単位粘着シート集合体1の外縁を打ち抜く全抜き刃13が、単位粘着シート集合体1の外縁形状に沿って(平面長方形状に)突設されている。
図5および図1に示されるように、基板12の表面に、単位粘着シート集合体1の外縁を打ち抜く全抜き刃13が、単位粘着シート集合体1の外縁形状に沿って(平面長方形状に)突設されている。全抜き刃13は、すでに第一の抜型11で説明したように、セパレーター3が付設された状態で、粘着シート2の表面基材2a側から抜型11を押し付ける抜き加工時に、表面基材2aからセパレーター3までの全体を貫通するもので、高さが一定な凸条として形成されている。また、この全抜き刃13は、原反から単位粘着シート集合体1の輪郭を打ち抜くためのもので、予め所定の大きさに裁断したセパレーター3付の粘着シート2から単位粘着シート集合体1を製造する場合、省略することができる。
上記全抜き刃13で囲まれた内側には、図2に示される各区画ライン4に対応する位置に、半抜き刃17が形成されている。この半抜き刃17は、図4に示されるミシン刃14の半抜き刃15部分と同じ高さで、高さが一定な凸条により構成されたものとなっている。つまり、セパレーター3が付設された状態の粘着シート2の表面基材2a側から図4の抜型11を押し付ける抜き加工時に、少なくとも図1に示される表面基材2aを貫通するがセパレーター3は貫通しない、高さが一定な凸条として形成されている。この半抜き刃17の高さの詳細は、第一の抜型11で説明した高さと同様である。
また、全抜き刃13で囲まれた領域の中央には、図2に示される分割ライン7に対応する位置に、ミシン刃14が設けられている。このミシン刃14は、図4に示されるミシン刃14と同様である。また、ミシン刃14の凸刃16の頂部位置は、全抜き刃13の頂部位置と上下方向に揃えられており、ミシン刃14の凸刃16間の谷部位置(ミシン刃14を構成する半抜き刃15部分の頂部位置)は、図2に示される各区画ライン4に対応する位置に設けられた半抜き刃17の頂部位置と上下方向に揃えられている。
上記の抜型11によれば、図2に示される区画ライン4、切り離しライン6および分割ライン7を一度に形成することができる。なお、本例は、図2に示される区画ライン4に対応する位置は総て半抜き刃17としたものとなっているが、一部または総ての区画ライン4に対応する位置にミシン刃14を設けることもできる。
〔第一の抜型の製造方法〕
図6及び図7と共に、すでに説明した図1、図3及び図4を参照して、第一の抜型の製造方法の一例について説明する。
図6は第一の抜型の製造手順の説明図、図7は第一の抜型を製造する場合のレジストパターンの説明図で、(a)は第一のレジスト膜のパターン、(b)は第二のレジスト膜のパターンである。
以下、工程順に説明する。
工程(イ)
図6(a)及び図7(a)に示されるように、基板12を洗浄した後、その表面に第一のレジストを塗布し、露光し、現像することで、第一のレジスト膜21を形成する。このレジスト膜21は、図3に示される全抜き刃13に対応する位置と、ミシン刃14に対応する位置(図1の区画ライン4に対応する位置)とに形成する。全抜き刃13に対応する位置の第一のレジスト膜21は、線状に連続するパターンに形成し、ミシン刃14に対応する位置の第一のレジスト膜21は破線状のパターンに断続的に形成する。
なお、図6において左側が全抜き刃13に対応する位置、右側がミシン刃14に対応する位置である。また、図7において、太線部がレジストパターンである。
基板12としては、例えば焼入れ鋼または軟鋼などのようなエッチング処理しやすいものが好ましい。また、基板12の裏面に、後述するエッチング処理に耐えるよう、腐食防止処理を施しておくことが好ましい。
工程(ロ)
次に、基板12の表面に第二のレジストを塗布し、露光し、現像することで、図6(b)及び図7(b)に示されるように、第一のレジスト膜21上から、直線状に連続するパターンの第二のレジスト膜22を、図3に示される全抜き刃13に対応する位置と、ミシン刃14に対応する位置とに形成する。第二のレジスト膜22としては、第一のレジスト膜21を溶解させない溶剤で溶解させることができる材質のものを選択することが好ましい。
工程(ハ)
次に、基板12の表面にエッチング処理を施し、図6(c)に示されるように、ほぼ第二のレジスト膜22に沿った凸状部23を形成する。この凸状部23は、図4で説明した半抜き刃15より若干高い高さのもとして形成する。
工程(ニ)
上記凸状部23を形成した後、図6(d)に示されるように、第二のレジスト膜22を除去する。この第二のレジスト膜22の除去は、第一のレジスト膜21は溶解させずに第二のレジスト膜22を溶解させることができる溶剤で洗浄することで容易に行うことができる。これにより、基板12上のレジストパターンは図7(a)の状態に戻る。
工程(ホ)
基板12の表面に第一のレジスト膜21のみが残留した状態で、再度基板12の表面にエッチング処理を施す。これにより、図6(c)に示される凸状部23において、全抜き刃13に対応する位置(図6の左側)は、第一のレジスト膜21でカバーされているので高さが若干増し、全抜き刃13が形成される。また、ミシン刃14に対応する位置(図6の右側)の第一のレジスト膜21で覆われた部分も高さが若干増して、図4に示される凸刃16が形成される。これらと同時に、ミシン刃14に対応する位置(図6の右側)の第一のレジスト膜21で覆われていない部分の高さは若干減少し、図4に示される半抜き刃15の高さとなって、全体としてミシン刃14が形成される。また、第一または第二のレジスト膜21,22のレジストパターンの太さを調整することにより、得られる凸刃16と半抜き刃15間の刃高差を調整しやすくすることができる。
上記工程(ホ)の後、第一のレジスト膜21を除去することで、図3に示される第一の抜型11を得ることができる。特に本発明の製造方法によれば、全抜き刃13を併せて形成する場合でも、全抜き刃13と凸刃16の高さ(頂部位置)が自動的に揃えられるので、その高さ調整を極めて容易に行うことができる。
なお、図1の区画ライン4に対応する位置の一部にのみミシン刃14を設け、その他の区画ライン4に対応する位置には半抜き刃15を設ける場合、次の第二の抜型の製造方法で説明するように、半抜き刃15に対応する位置には第二のレジスト膜22だけを線状に形成すればよい。
〔第二の抜型の製造方法〕
図8及び図9と共に、すでに説明した図2、図5及び図4を参照して、第二の抜型の製造方法の一例について説明する。
図8は第二の抜型の製造手順の説明図、図9は第二の抜型を製造する場合のレジストパターンの説明図で、(a)は第一のレジスト膜のパターン、(b)は第二のレジスト膜のパターンである。
以下、工程順に説明する。
工程(イ)
図8(a)及び図9(a)に示されるように、基板12を洗浄した後、その表面に第一のレジストを塗布し、露光し、現像することで、第一のレジスト膜21を形成する。このレジスト膜21は、図5に示される全抜き刃13に対応する位置と、ミシン刃14に対応する位置(図2の分割ライン7に対応する位置)とに形成する。全抜き刃13に対応する位置の第一のレジスト膜21は、線状に連続するパターンに形成し、ミシン刃14に対応する位置の第一のレジスト膜21は破線状のパターンに断続的に形成する。
なお、図8において左側が全抜き刃13に対応する位置、右側がミシン刃14に対応する位置である。また、図9において太線部がレジストパターンである。
工程(ロ)、
次に、基板12の表面に第二のレジストを塗布し、露光し、現像することで、図8(b)及び図9(b)に示されるように、第一のレジスト膜21上から、直線状に連続するパターンの第二のレジスト膜22を、図5に示される全抜き刃13に対応する位置と、ミシン刃14に対応する位置と、半抜き刃17に対応する位置(図2の区画ライン4に対応する位置)とに形成する。
なお、図8において、中央が半抜き刃15に対応する位置である。
工程(ハ)
次に、基板12の表面にエッチング処理を施し、図8(c)に示されるように、ほぼ第二のレジスト膜22に沿った凸状部23を形成する。この凸状部23は、図4で説明した半抜き刃15部分より若干高い高さのもとして形成する。
工程(ニ)
上記凸状部23を形成した後、図8(d)に示されるように、第二のレジスト膜22を除去し、基板12上のレジストパターンを図9(a)の状態に戻す。
工程(ホ)
基板12の表面に第一のレジスト膜21のみが残留した状態で、再度基板12の表面にエッチング処理を施す。これにより、図8(c)に示される凸状部23において、全抜き刃13に対応する位置(図8の左側)は、第一のレジスト膜21でカバーされているので高さが若干増し、全抜き刃13が形成される。また、ミシン刃14に対応する位置(図8の右側)の第一のレジスト膜21で覆われた部分も高さが若干増して、図4に示される凸刃16が形成される。これらと同時に、ミシン刃14に対応する位置(図8の中央)の第一のレジスト膜21で覆われていない部分の高さは若干減少し、図4に示される半抜き刃15の高さとなって、全体としてミシン刃14が形成される。さらに、図8(c)に示される凸状部23において、半抜き刃17に対応する位置(図8の中央)は、第一のレジスト膜21で覆われていないので、高さが若干減少し、図4に示される半抜き刃15と同じ高さとなって半抜き刃17が形成される。
上記工程(ホ)の後、第一のレジスト膜21を除去することで、図5に示される第二の抜型11を得ることができる。
なお、図2の区画ライン4に対応する位置の一部または全部にミシン刃14を設ける場合、該当する位置にミシン刃14が形成されるよう、破線状の第一のレジスト膜21の上から線状の第二のレジスト22を形成しておけばよい。
〔第三の抜型の製造方法〕
本発明によれば、図10に示されるような第三の抜型11を容易に製造ずることができる。この第三の抜型11は、図5に示される抜型11のミシン刃14を取り除いた構造のものとなっている。つまり、図2に示される単位粘着シート1の外周縁を打ち抜く全抜き刃13と、区画ライン4に沿った半抜き刃17を備えているが、ミシン刃14は有していないもので、分離ライン7がない点以外図2に示される単位粘着シート1と同様のものを製造するものとなっている。
以下、工程順に説明する。
工程(イ)
図11(a)及び図12(a)に示されるように、基板12を洗浄した後、その表面に第一のレジストを塗布し、露光し、現像することで、第一のレジスト膜21を形成する。このレジスト膜21は、図10に示される全抜き刃13に対応する位置に形成する。全抜き刃13に対応する位置の第一のレジスト膜21は、線状に連続するパターンに形成する。
工程(ロ)、
次に、基板12の表面に第二のレジストを塗布し、露光し、現像することで、図11(b)及び図12(b)に示されるように、第一のレジスト膜21上から、直線状に連続するパターンの第二のレジスト膜22を、図10に示される全抜き刃13に対応する位置と半抜き刃17に対応する位置(図2の区画ライン4に対応する位置)とに形成する。
なお、図10において左側が全抜き刃13に対応する位置、右側が半抜き刃17に対応する位置である。また、図12において太線部がレジストパターンである。
工程(ハ)
次に、基板12の表面にエッチング処理を施し、図11(c)に示されるように、ほぼ第二のレジスト膜22に沿った凸状部23を形成する。この凸状部23は、図4で説明した半抜き刃15部分より若干高い高さのもとして形成する。
工程(ニ)
上記凸状部23を形成した後、図11(d)に示されるように、第二のレジスト膜22を除去し、基板12上のレジストパターンを図12(a)の状態に戻す。
工程(ホ)
基板12の表面に第一のレジスト膜21のみが残留した状態で、再度基板12の表面にエッチング処理を施す。これにより、図11(c)に示される凸状部23において、全抜き刃13に対応する位置(図11の左側)は、第一のレジスト膜21でカバーされているので高さが若干増し、全抜き刃13が形成される。また、図11(c)に示される凸状部23において、半抜き刃17に対応する位置(図11の右側)は、第一のレジスト膜21で覆われていないので、高さが若干減少し、半抜き刃17が形成される。
以上のように、本発明に係る製造方法を応用することで、全抜き刃13と半抜き刃17の両者を備えた抜型11を容易に得ることができる。
すなわち、表面基材2aの裏面に粘着剤層2bが設けられた粘着シート2に、少なくとも前記表面基材2aを貫通する連続した切断ラインである区画ライン4により、複数の単位粘着シート5が区画されており、各単位粘着シート5が、前記粘着剤層2bを覆って付設された一連のセパレーター3に剥離可能に保持された単位粘着シート集合体1を製造するための抜型11の製造方法において、
基板12の表面に、前記単位粘着シート集合体1の外周縁に対応する位置に沿って連続的な第一のレジスト膜21を形成する工程と、
前記基板12の表面に、前記第一のレジスト膜21上と、前記区画ライン21に対応する位置とに沿って、連続的な第二のレジスト22膜を形成する工程と、
前記第二のレジスト膜22の形成後、前記基板12の表面をエッチング処理して、第二のレジスト膜22に沿った凸状部23を形成する工程と、
前記エッチングの後、前記第二のレジスト膜22を除去する工程と、
前記第二のレジスト膜22の除去後、前記第一のレジスト膜21が残留した前記基板12の表面を再度エッチング処理工程と
を順次施すことで、前記粘着剤層2bを覆って前記セパレーター3が付設された状態での前記表面基材2a側からの抜き加工時に、前記粘着シート2とセパレーター3を貫通する全抜き刃13を単位粘着シート集合体1の外周縁に対応する位置に形成し、前記抜き加工時に、少なくとも前記表面基材2aを貫通するが前記セパレーターは貫通しない凸条である半抜き刃を前記区画ラインに対応する位置に形成することを特徴とする抜型の製造方法を得ることができる。
この第三の抜型の製造方法は、図1に示されるような単位粘着シート1であって、分離ライン7がない形態のものの製造にも利用することができる。
本発明に係る第一の単位粘着シート集合体の一例を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は(a)におけるI−I線断面図、(c)は裏面図である。 本発明に係る第二の単位粘着シート集合体の一例を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は(a)におけるII−II線断面図、(c)は裏面図である。 は本発明に係る第一の抜型の一例を示す斜視図である。 図3に示されるミシン刃の部分拡大斜視図である。 本発明に係る第二の抜型の一例を示す斜視図である。 第一の抜型の製造手順の説明図である。 第一の抜型を製造する場合のレジストパターンの説明図で、(a)は第一のレジスト膜のパターン、(b)は第二のレジスト膜のパターンである。 第二の抜型の製造手順の説明図である。 第二の抜型を製造する場合のレジストパターンの説明図で、(a)は第一のレジスト膜のパターン、(b)は第二のレジスト膜のパターンである。 第三の抜型の一例を示す斜視図である。 第三の抜型の製造手順の説明図である。 第三の抜型を製造する場合のレジストパターンの説明図で、(a)は第一のレジスト膜のパターン、(b)は第二のレジスト膜のパターンである。
符号の説明
1 単位粘着シート集合体
2 粘着シート
2a 表面基材
2b 粘着剤層
3 セパレーター
4 区画ライン
5 単位粘着シート
6 切り離しライン
7 分割ライン
11 抜型
12 基板
13 全抜き刃
14 ミシン刃
15 半抜き刃
16 凸刃
17 半抜き刃
21 第一のレジスト膜
22 第二のレジスト膜
23 凸状部

Claims (6)

  1. 表面基材の裏面に粘着剤層が設けられた粘着シートに、少なくとも表面基材を貫通する連続した切断ラインである区画ラインにより、複数の単位粘着シートが区画されており、各単位粘着シートが、前記粘着剤層を覆って付設された一連のセパレーターに剥離可能に保持された単位粘着シート集合体において、
    前記セパレーターに、少なくとも一部の前記区画ラインの位置に対応して、前記セパレーターを断続的に貫通する切断ラインである切り離しラインが形成されていることを特徴とする単位粘着シート集合体。
  2. 表面基材の裏面に粘着剤層が設けられた粘着シートに、少なくとも表面基材を貫通する連続した切断ラインである区画ラインにより、複数の単位粘着シートが区画されており、各単位粘着シートが、前記粘着剤層を覆って付設された一連のセパレーターに剥離可能に保持された単位粘着シート集合体において、
    前記区画ラインとは別に、少なくとも表面基材を貫通する連続した切断ラインで、前記粘着シートを複数に分割する分割ラインが形成されており、前記セパレーターに、前記分割ラインの位置に対応して、前記セパレーターを断続的に貫通する切り離しラインが形成されていることを特徴とする単位粘着シート集合体。
  3. 請求項1に記載の単位粘着シート集合体の製造に用いられる抜型において、
    前記粘着剤層を覆って前記セパレーターが付設された状態での前記表面基材側からの抜き加工時に、少なくとも前記表面基材を貫通するが前記セパレーターは貫通しない凸条である半抜き刃が前記区画ラインに対応する位置に形成されており、少なくとも一部の前記半抜き刃の頂部長さ方向に沿って、前記抜き加工時に前記セパレーターを貫通する凸刃が断続的に突設されていることを特徴とする抜型。
  4. 請求項2に記載の単位粘着シート集合体の製造に用いられる抜型において、
    前記粘着剤層を覆って前記セパレーターが付設された状態での前記表面基材側からの抜き加工時に、少なくとも前記表面基材を貫通するが前記セパレーターは貫通しない凸条である半抜き刃が前記区画ラインおよび前記分割ラインに対応する位置に形成されており、少なくとも前記分割ラインに対応する位置に形成された前記半抜き刃の頂部長さ方向に沿って、前記抜き加工時に前記セパレーターを貫通する凸刃が断続的に突設されていることを特徴とする抜型。
  5. 請求項1に記載の単位粘着シート集合体の製造に用いられる抜型の製造方法において、
    基板の表面に、少なくとも一部の前記区画ラインに対応する位置に沿って、断続的な第一のレジスト膜を形成する工程と、
    前記基板の表面に、前記第一のレジスト膜上を含む総ての前記区画ラインに対応する位置に沿って、連続的な第二のレジスト膜を形成する工程と、
    前記第二のレジスト膜の形成後、前記基板の表面をエッチング処理して、第二のレジスト膜に沿った凸状部を形成する工程と、
    前記エッチングの後、前記第二のレジスト膜を除去する工程と、
    前記第二のレジスト膜の除去後、前記第一のレジスト膜が残留した前記基板の表面を再度エッチング処理工程と
    を順次施すことで、前記粘着剤層を覆って前記セパレーターが付設された状態での前記表面基材側からの抜き加工時に、少なくとも前記表面基材を貫通するが前記セパレーターは貫通しない凸条である半抜き刃を前記区画ラインに対応する位置に形成し、少なくとも一部の前記半抜き刃の頂部長さ方向に沿って、前記抜き加工時に前記セパレーターを貫通する凸刃を断続的に形成することを特徴とする抜型の製造方法。
  6. 請求項2に記載の単位粘着シート集合体の製造に用いられる抜型の製造方法において、
    基板の表面に、少なくとも前記分割ラインに対応する位置に沿って、断続的な第一のレジスト膜を形成する工程と、
    前記基板の表面に、前記第一のレジスト膜上を含む総ての前記区画ラインおよび前記分割ラインに対応する位置に沿って、連続的な第二のレジスト膜を形成する工程と、
    前記第二のレジスト膜の形成後、前記基板の表面をエッチング処理して、第二のレジスト膜に沿った凸状部を形成する工程と、
    前記エッチングの後、前記第二のレジスト膜を除去する工程と、
    前記第二のレジスト膜の除去後、前記第一のレジスト膜が残留した前記基板の表面を再度エッチング処理工程と
    を順次施すことで、前記粘着剤層を覆って前記セパレーターが付設された状態での前記表面基材側からの抜き加工時に、少なくとも前記表面基材を貫通するが前記セパレーターは貫通しない凸条である半抜き刃を前記区画ラインおよび前記分割ラインに対応する位置に形成し、少なくとも前記分割ラインに対応する位置に形成された前記半抜き刃の頂部長さ方向に沿って、前記抜き加工時に前記セパレーターを貫通する凸刃を断続的に形成することを特徴とする抜型の製造方法。
JP2008179029A 2008-07-09 2008-07-09 抜型の製造方法 Active JP4724209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008179029A JP4724209B2 (ja) 2008-07-09 2008-07-09 抜型の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008179029A JP4724209B2 (ja) 2008-07-09 2008-07-09 抜型の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010019985A true JP2010019985A (ja) 2010-01-28
JP4724209B2 JP4724209B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=41704973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008179029A Active JP4724209B2 (ja) 2008-07-09 2008-07-09 抜型の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4724209B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102581879A (zh) * 2011-01-12 2012-07-18 苏州安洁科技股份有限公司 一种锯齿线胶带成型模
CN104118005A (zh) * 2014-07-15 2014-10-29 苏州工业园区宝优际通讯科技有限公司 一种电池胶带模切刀具及其模切方法
JP2016089082A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 日昌株式会社 シーリング材
WO2017010325A1 (ja) * 2015-07-10 2017-01-19 日東電工株式会社 刃具、および、パターン粘着体の製造方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727938B2 (ja) * 1979-12-20 1982-06-14
JPH03232979A (ja) * 1990-02-09 1991-10-16 Takano Kikai Seisakusho:Kk 抜型鋼板の製造方法
JPH05318399A (ja) * 1992-05-14 1993-12-03 Daido Steel Co Ltd ラベル打抜用エッチング刃型
JPH0885099A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Takano Kikai Seisakusho:Kk 抜き型の製造方法および抜き型
JPH09168998A (ja) * 1996-07-29 1997-06-30 Daido Steel Co Ltd ラベル打抜用エッチング刃型の製造方法
JPH1133999A (ja) * 1997-07-22 1999-02-09 Yuukoushiya:Kk ラベル打ち抜き用刃型とその製造方法
JP2000176896A (ja) * 1998-12-09 2000-06-27 Printing Bureau Ministry Of Finance Japan 抜き型の製造方法および抜き型
JP2000190292A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Tsukatani Hamono Seisakusho:Kk ミシン刃の製造方法
JP2003122257A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Kiso Kasei Sangyo Kk ラベル用紙並びにこれに使用するラベル打抜き刃及びラベル筋付け刃

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2593486Y2 (ja) * 1993-10-05 1999-04-12 株式会社近代社 切断刃

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727938B2 (ja) * 1979-12-20 1982-06-14
JPH03232979A (ja) * 1990-02-09 1991-10-16 Takano Kikai Seisakusho:Kk 抜型鋼板の製造方法
JPH05318399A (ja) * 1992-05-14 1993-12-03 Daido Steel Co Ltd ラベル打抜用エッチング刃型
JPH0885099A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Takano Kikai Seisakusho:Kk 抜き型の製造方法および抜き型
JPH09168998A (ja) * 1996-07-29 1997-06-30 Daido Steel Co Ltd ラベル打抜用エッチング刃型の製造方法
JPH1133999A (ja) * 1997-07-22 1999-02-09 Yuukoushiya:Kk ラベル打ち抜き用刃型とその製造方法
JP2000176896A (ja) * 1998-12-09 2000-06-27 Printing Bureau Ministry Of Finance Japan 抜き型の製造方法および抜き型
JP2000190292A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Tsukatani Hamono Seisakusho:Kk ミシン刃の製造方法
JP2003122257A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Kiso Kasei Sangyo Kk ラベル用紙並びにこれに使用するラベル打抜き刃及びラベル筋付け刃

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102581879A (zh) * 2011-01-12 2012-07-18 苏州安洁科技股份有限公司 一种锯齿线胶带成型模
CN104118005A (zh) * 2014-07-15 2014-10-29 苏州工业园区宝优际通讯科技有限公司 一种电池胶带模切刀具及其模切方法
JP2016089082A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 日昌株式会社 シーリング材
WO2017010325A1 (ja) * 2015-07-10 2017-01-19 日東電工株式会社 刃具、および、パターン粘着体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4724209B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4724209B2 (ja) 抜型の製造方法
CN108848617B (zh) 一种fpc手撕柄3m胶类的制作及组装工艺
CN113070939A (zh) 多层异形导电胶带、导电铜箔复合组件的生产工艺及生产设备
CN109337600A (zh) 胶面局部无胶的单面胶及其生产方法
EP1366872B1 (en) Flexible die and method of manufacturing the flexible die
CN113561263B (zh) 一种无刀印模切件的制作方法
CN103582545A (zh) 冲裁机平衡修正膜的制作方法、冲裁机平衡修正模具、冲裁机平衡修正方法以及冲裁机平衡修正膜
CN108237762A (zh) 一种用于多层导电布的模切装置
CN109664593B (zh) 一种液态胶印刷到保护膜的模切加工方法
CN108858446A (zh) 不规则模切件的模切方法
CA2622581C (en) Laminated substrate for mounting electronic parts
CN113894867B (zh) 柔性电路板覆盖膜的贴胶方法
JPH04132786A (ja) セパレータ付きシート状接着剤の加工方法
JP2017189785A (ja) 薄帯積層材の打抜方法および打抜装置
JP2003025287A (ja) 打ち抜き刃の構造および打ち抜き型
CN112776086B (zh) 一种防止剥离不良的窄条模切件及其制作方法
CN111098357B (zh) 具有手柄麦拉的加工工艺
CN103994348A (zh) 分切的注塑led标识模组和方法
JP2006098969A (ja) ラベルセット及びその製造方法
CN112297587A (zh) 触控组件及制作方法、刀模组件
JP3102431U (ja) ロール型両面接着テープ
JP5005663B2 (ja) フレキシブルダイ
CN215038177U (zh) 模切刀具和石墨产品
JP2009274170A (ja) ミシン目形成用回転刃
CN218662495U (zh) 一种冲切封膜机构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091229

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20100712

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20100816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250