JP2593486Y2 - 切断刃 - Google Patents

切断刃

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JP2593486Y2
JP2593486Y2 JP1993058848U JP5884893U JP2593486Y2 JP 2593486 Y2 JP2593486 Y2 JP 2593486Y2 JP 1993058848 U JP1993058848 U JP 1993058848U JP 5884893 U JP5884893 U JP 5884893U JP 2593486 Y2 JP2593486 Y2 JP 2593486Y2
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Japan
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blade
cutting
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cutting edge
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JP1993058848U
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JPH0724591U (ja
Inventor
美樹雄 玉野
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株式会社近代社
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、タック紙等のように
第1の基材と第2の基材とを密着した連続帳票の第1の
基材に直線状の切り目を形成するとともに、第2の基材
に破線状の切り目(ミシン目)を形成する切断刃に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の連続帳票の一例の構成を
示す図である。図中、(a)は表面図,(b)は側断面
図,(c)は裏面図を示す。図2において、連続帳票1
0は、表面が離型性を有する台紙12と、台紙12上に
貼付されたラベルシート11とから構成されている。ラ
ベルシート11は、紙材等から形成された上層11a
と、ラベルシート11を台紙12に粘着させるための粘
着層11bとから構成されている。
【0003】また、ラベルシート11には、ラベルシー
ト11を所定領域に区画するように直線状に切断した切
り目11cが形成されている(図中(a))。さらに、
台紙12には、切り目11cと厚み方向で重なる位置を
破線状に切断した切り目12cが形成されている(図中
(c))。
【0004】このような連続帳票10は、台紙12から
ラベルシート11を剥離し、ラベルシート11をシール
として使用することができるとともに、ラベルシート1
1を台紙12から剥離せずに切り目12cを裁断し、カ
ードとして使用することができる。
【0005】次に、連続帳票10への切り目11c,1
2cの形成方法について説明する。これらの切り目11
c,12cの形成方法としては、以下の2通りの方法が
知られている。第1の方法として、先ず台紙12に切り
目12cを形成し、その後にラベルシート11に切り目
11cを形成する方法がある。
【0006】第2の方法として、切り目11cと12c
とを同時に形成する方法がある。図3は、この方法に用
いられる切断刃の一例の構成を示す図であり、(a)は
正面図,(b)は側面図を示す。図3に示すように、切
断刃20には、端部に切れ刃21aを形成した刃片21
が櫛状に並設されており、さらに各刃片21間の溝部に
は、切れ刃22aが形成されている(切れ刃21a,2
2aを図中斜線部で示す。)。切れ刃21aと22aと
の刃先の厚み方向の位置は、略同一位置となるように形
成されている。
【0007】図4は、従来の切断装置30の一例の構成
を示す概略図である。図4に示すように、切断刃20
は、回転駆動体31の外周部から刃片21が突出するよ
うに回転駆動体31に固定されている。連続帳票10
は、その両端部が巻き取られており、略中央の位置で切
断刃20と圧接するように配置されている。なお、連続
帳票10は、ラベルシート11側が切断刃20側(図中
上側)となるように配置されている。
【0008】連続帳票10の図中左側の巻き取られた部
分が駆動部(図示せず)により図中反時計方向に回転さ
れると、連続帳票10は、図中A方向に搬送され図中右
側から左側に巻き取られる。同時に回転駆動体31が回
転され、連続帳票10は、切断刃20により順次切り込
まれる。これにより、連続帳票10に順次切り目(11
c,12c)が形成される。
【0009】切断刃20の切れ刃21aは、ラベルシー
ト11および台紙12を切断し、双方に破線状の切り目
を形成する。切れ刃22aは、台紙12は切断せずにラ
ベルシート11のみを切断する。従って、ラベルシート
11には、切れ刃21aおよび22aにより、略直線状
の切り目11cが形成され、台紙12には、切れ刃21
aにより、破線状の切り目12cが形成される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の切り目の形成方法においては、以下の課題があった。
第1の方法は、ラベルシート11と台紙12とにそれぞ
れ切り目11c,12cを別個に形成する方法であるの
で、2度の切り目の形成作業が必要である。従って、製
造時間が長くなり、連続帳票10の製造コストが高くな
るという問題があった。さらに、台紙12に形成された
切り目12cの位置に重ねて切り目11cをラベルシー
ト11に形成しなければならないので、切り目11cと
12cとの位置合わせが困難であり、寸法精度を確保し
にくいという問題があった。
【0011】第2の方法では、1度の形成作業で切り目
11cおよび12cを形成することができる。しかし、
刃片21が密に並設されている場合等、各刃片21間の
溝部が小さい場合には、この溝部に切れ刃22aを形成
することは、製造技術上極めて困難なことであり、たと
え溝部に切れ刃22aを形成することができても、切断
刃20の製造コストが極めて高くなるという問題があっ
た。さらに、連続帳票10の厚みに見合った切れ刃21
aと22aとの高さの差を確保しなければならないの
で、連続帳票10の厚みに応じた切断刃20を準備しな
ければならないという問題があった。
【0012】本考案は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、直線状の切り目と破線状の
切り目とを同時に形成することができる安価な切断刃を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案による切断刃の解決手段は、第1の基材(1
1)と第2の基材(12)とを密着した帳票(10)の
前記第1の基材に直線状の切り目を形成するとともに、
前記第2の基材に破線状の切り目を形成する切断刃(4
0)であって、第1の切れ刃(51a)を端部に有する
刃片(51)が櫛状に並設された第1の櫛刃(50)
と、第2の切れ刃(61a)を端部に有する刃片(6
1)が櫛状に並設されており、前記第2の切れ刃が前記
第1の櫛刃の刃片間に配置され、かつ、前記第1の切れ
刃と前記第2の切れ刃との刃先の高さが異なるとともに
双方の刃先の厚み方向の位置が略同一位置となるように
前記第1の櫛刃に重ねられる第2の櫛刃(60)とを備
えることを特徴とする。
【0014】
【作用】上記解決手段においては、第1の切れ刃は、第
1の基材および第2の基材に切り目を形成し、第2の切
れ刃は、第1の基材に切り目を形成する。これにより、
第1の基材には、直線状の切り目が形成され、第2の基
材には、破線状の切り目が形成される。従って、櫛刃の
溝部に切れ刃を形成することなく、1度の切り目の形成
作業により第1および第2の基材に切り目を形成するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、図面等を参照して、本考案による切断
刃の一実施例について説明する。図1は、本考案による
切断刃の一実施例の構成を示す図であり、(a)は正面
図,(b)は側面図を示す。図1に示すように、切断刃
40は、一対の櫛刃50および60とから構成されてい
る。櫛刃50には、端部に切れ刃51aを形成した刃片
51が略櫛状に並設されている。図1のように、刃片5
1と刃片51間の溝部52との幅比は、例えば2:1程
度に形成されている。同様に、櫛刃60には、端部に切
れ刃61aを形成した刃片61が略櫛状に並設されてお
り、刃片61と刃片61間の溝部62との幅比は、例え
ば1:2程度に形成されている。
【0016】櫛刃50と60とは、櫛刃50の溝部52
に櫛刃60の刃片61の切れ刃61aが入り込むように
重ねられる。ここで、櫛刃50と60とは、重ねられた
ときに切れ刃51aと61aとの刃先の高さが異なるよ
うに形成されている。また、実施例では、櫛刃50の溝
部52と櫛刃60の刃片61とが当接している状態を示
しているが、必ずしもこのように当接している必要はな
く、切れ刃51aと61aとの高さの差が最適な寸法と
なるように両者を相対的にずらして調節しても良い。
【0017】さらに、刃片51,61の上部は、それぞ
れ所定量傾斜して形成されており、櫛刃50と60とが
重ねられたときに、切れ刃51aと61aとの刃先が厚
み方向で略同一位置に配置される。ここで、櫛刃50ま
たは60のいずれか一方の厚みを調節することにより、
これらの刃先の厚み方向の位置を略同一位置に配置させ
ることができる。または、櫛刃50と60との間に所定
の厚みのシム等を挟んで調節しても良い。なお、図1の
ように、刃片61が櫛刃50と60との密着部上面を覆
うように形成すれば、連続帳票10の切断時に紙粉等が
この密着部から入り込むことを防止することができる。
【0018】以上の構成からなる切断刃40は、図4で
示した回転駆動体31に重ねられた櫛刃50と60とが
ずれないように固定される。切れ刃51aは、ラベルシ
ート11および台紙12を切断し、双方に破線状の切り
目を形成する。これにより、台紙12には破線状の切り
目12cが形成される。さらに切れ刃61aは、ラベル
シート11のみを切断する。このときに切れ刃61a
は、切れ刃51aにより形成された破線状の切り目の各
破線部間の未切断領域を切断する。従って、切れ刃51
aと61aとにより、ラベルシート11は、実質的に直
線状に切断され、切り目11cが形成される。
【0019】切れ刃51a,61aは、それぞれ櫛刃5
0,60の刃片51,61の先端部に形成されるので、
切断刃20のように溝部に切れ刃を形成する必要がな
く、加工が容易となり、刃の精度の向上等を図ることが
できる。
【0020】以上、本考案の一実施例について説明した
が、本考案は、上述した実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。櫛刃50,60の刃片51,52の刃幅や並設間隔
等は、形成する切り目の形状等に応じて異なり、本考案
においてこれらの値を限定するものではない。また、切
れ刃51aと52aとの高さの差は、切り目を形成する
帳票の厚み等に応じて異なり、常に同一の値を有するも
のではない。櫛刃50と60とを重ね合わせた後に、切
れ刃51aと61aとの相対位置を保持するために両者
を固定部材等で固定するようにしても良い。切断刃40
は、連続帳票10への切り目11c,12cの形成間隔
に応じて回転駆動体31に複数取り付けても良い。
【0021】
【考案の効果】本考案による切断刃によれば、切断刃を
第1の櫛刃と第2の櫛刃とから構成し、双方を重ねたと
きに所定位置に切れ刃が配置されるようにしたので、刃
片間の溝部に切れ刃を形成することなく、帳票に直線状
の切り目と破線状の切り目とを同時に形成することがで
きる。従って、切れ刃の形成が容易となり、切断刃を安
価に提供することができる。また、1度の作業で上記切
り目を形成することができ、帳票の製造コストの低減を
図ることができる。さらに、2つの櫛刃からなる構成で
あるので、一方の櫛刃のみを切れ刃の摩耗等により交換
することができ、あるいは一方の櫛刃のみを用いてミシ
ン目の形成に使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による切断刃の一実施例の構成を示す図
である。
【図2】従来の連続帳票の一例の構成を示す図である。
【図3】従来の切断刃の一例の構成を示す図である。
【図4】従来の切断装置30の一例の構成を示す概略図
である。
【符号の説明】
10 連続帳票 11 ラベルシート 11c 切り目 12 台紙 12c 切り目 40 切断刃 50,60 櫛刃 51,61 刃片 51a,61a 切れ刃 52,62 溝部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 1/09 B26F 1/20 B26D 1/40 206

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基材と第2の基材とを密着した帳
    票の前記第1の基材に直線状の切り目を形成するととも
    に、前記第2の基材に破線状の切り目を形成する切断刃
    であって、 第1の切れ刃を端部に有する刃片が櫛状に並設された第
    1の櫛刃と、 第2の切れ刃を端部に有する刃片が櫛状に並設されてお
    り、前記第2の切れ刃が前記第1の櫛刃の刃片間に配置
    され、かつ、前記第1の切れ刃と前記第2の切れ刃との
    刃先の高さが異なるとともに双方の刃先の厚み方向の位
    置が略同一位置となるように前記第1の櫛刃に重ねられ
    る第2の櫛刃とを備えることを特徴とする切断刃。
JP1993058848U 1993-10-05 1993-10-05 切断刃 Expired - Lifetime JP2593486Y2 (ja)

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JP2000206886A (ja) * 1999-01-08 2000-07-28 Dainippon Printing Co Ltd ラベル付き台紙
JP4724209B2 (ja) * 2008-07-09 2011-07-13 有限会社森下製版 抜型の製造方法
WO2017081795A1 (ja) * 2015-11-12 2017-05-18 日昌株式会社 シーリング材

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