JPH0724591U - 切断刃 - Google Patents

切断刃

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JPH0724591U
JPH0724591U JP5884893U JP5884893U JPH0724591U JP H0724591 U JPH0724591 U JP H0724591U JP 5884893 U JP5884893 U JP 5884893U JP 5884893 U JP5884893 U JP 5884893U JP H0724591 U JPH0724591 U JP H0724591U
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美樹雄 玉野
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株式会社近代社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直線状の切り目と破線状の切り目とを同時に
帳票に形成する安価な切断刃を提供する。 【構成】 切断刃40は、一対の櫛刃50と60とから
構成されている。櫛刃50,60は、それぞれ切れ刃5
1a,61aを端部に有する刃片51,61が櫛状に並
設されたものである。櫛刃50と60とは、切れ刃61
aが櫛刃50の溝部52に配置され、かつ、切れ刃51
aと61aとの刃先の高さが異なるとともに双方の刃先
の厚み方向の位置が略同一位置となるように重ねられて
いる。上側基材と下側基材とからなる帳票が上側基材側
から切断刃40により切り込まれると、上側基材には、
切れ刃51aと61aとにより直線状の切り目が形成さ
れ、下側基材には、切れ刃51aにより破線状の切り目
が形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、タック紙等のように第1の基材と第2の基材とを密着した連続帳 票の第1の基材に直線状の切り目を形成するとともに、第2の基材に破線状の切 り目(ミシン目)を形成する切断刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の連続帳票の一例の構成を示す図である。図中、(a)は表面図 ,(b)は側断面図,(c)は裏面図を示す。図2において、連続帳票10は、 表面が離型性を有する台紙12と、台紙12上に貼付されたラベルシート11と から構成されている。ラベルシート11は、紙材等から形成された上層11aと 、ラベルシート11を台紙12に粘着させるための粘着層11bとから構成され ている。
【0003】 また、ラベルシート11には、ラベルシート11を所定領域に区画するように 直線状に切断した切り目11cが形成されている(図中(a))。さらに、台紙 12には、切り目11cと厚み方向で重なる位置を破線状に切断した切り目12 cが形成されている(図中(c))。
【0004】 このような連続帳票10は、台紙12からラベルシート11を剥離し、ラベル シート11をシールとして使用することができるとともに、ラベルシート11を 台紙12から剥離せずに切り目12cを裁断し、カードとして使用することがで きる。
【0005】 次に、連続帳票10への切り目11c,12cの形成方法について説明する。 これらの切り目11c,12cの形成方法としては、以下の2通りの方法が知ら れている。 第1の方法として、先ず台紙12に切り目12cを形成し、その後にラベルシ ート11に切り目11cを形成する方法がある。
【0006】 第2の方法として、切り目11cと12cとを同時に形成する方法がある。図 3は、この方法に用いられる切断刃の一例の構成を示す図であり、(a)は正面 図,(b)は側面図を示す。 図3に示すように、切断刃20には、端部に切れ刃21aを形成した刃片21 が櫛状に並設されており、さらに各刃片21間の溝部には、切れ刃22aが形成 されている(切れ刃21a,22aを図中斜線部で示す。)。切れ刃21aと2 2aとの刃先の厚み方向の位置は、略同一位置となるように形成されている。
【0007】 図4は、従来の切断装置30の一例の構成を示す概略図である。図4に示すよ うに、切断刃20は、回転駆動体31の外周部から刃片21が突出するように回 転駆動体31に固定されている。連続帳票10は、その両端部が巻き取られてお り、略中央の位置で切断刃20と圧接するように配置されている。なお、連続帳 票10は、ラベルシート11側が切断刃20側(図中上側)となるように配置さ れている。
【0008】 連続帳票10の図中左側の巻き取られた部分が駆動部(図示せず)により図中 反時計方向に回転されると、連続帳票10は、図中A方向に搬送され図中右側か ら左側に巻き取られる。同時に回転駆動体31が回転され、連続帳票10は、切 断刃20により順次切り込まれる。これにより、連続帳票10に順次切り目(1 1c,12c)が形成される。
【0009】 切断刃20の切れ刃21aは、ラベルシート11および台紙12を切断し、双 方に破線状の切り目を形成する。切れ刃22aは、台紙12は切断せずにラベル シート11のみを切断する。従って、ラベルシート11には、切れ刃21aおよ び22aにより、略直線状の切り目11cが形成され、台紙12には、切れ刃2 1aにより、破線状の切り目12cが形成される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の切り目の形成方法においては、以下の課題があった。 第1の方法は、ラベルシート11と台紙12とにそれぞれ切り目11c,12 cを別個に形成する方法であるので、2度の切り目の形成作業が必要である。従 って、製造時間が長くなり、連続帳票10の製造コストが高くなるという問題が あった。 さらに、台紙12に形成された切り目12cの位置に重ねて切り目11cをラ ベルシート11に形成しなければならないので、切り目11cと12cとの位置 合わせが困難であり、寸法精度を確保しにくいという問題があった。
【0011】 第2の方法では、1度の形成作業で切り目11cおよび12cを形成すること ができる。しかし、刃片21が密に並設されている場合等、各刃片21間の溝部 が小さい場合には、この溝部に切れ刃22aを形成することは、製造技術上極め て困難なことであり、たとえ溝部に切れ刃22aを形成することができても、切 断刃20の製造コストが極めて高くなるという問題があった。 さらに、連続帳票10の厚みに見合った切れ刃21aと22aとの高さの差を 確保しなければならないので、連続帳票10の厚みに応じた切断刃20を準備し なければならないという問題があった。
【0012】 本考案は、上述のような課題を解消するためになされたものであって、直線状 の切り目と破線状の切り目とを同時に形成することができる安価な切断刃を提供 することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案による切断刃の解決手段は、第1の基材( 11)と第2の基材(12)とを密着した帳票(10)の前記第1の基材に直線 状の切り目を形成するとともに、前記第2の基材に破線状の切り目を形成する切 断刃(40)であって、第1の切れ刃(51a)を端部に有する刃片(51)が 櫛状に並設された第1の櫛刃(50)と、第2の切れ刃(61a)を端部に有す る刃片(61)が櫛状に並設されており、前記第2の切れ刃が前記第1の櫛刃の 刃片間に配置され、かつ、前記第1の切れ刃と前記第2の切れ刃との刃先の高さ が異なるとともに双方の刃先の厚み方向の位置が略同一位置となるように前記第 1の櫛刃に重ねられる第2の櫛刃(60)とを備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】
上記解決手段においては、第1の切れ刃は、第1の基材および第2の基材に切 り目を形成し、第2の切れ刃は、第1の基材に切り目を形成する。これにより、 第1の基材には、直線状の切り目が形成され、第2の基材には、破線状の切り目 が形成される。従って、櫛刃の溝部に切れ刃を形成することなく、1度の切り目 の形成作業により第1および第2の基材に切り目を形成することができる。
【0015】
【実施例】
以下、図面等を参照して、本考案による切断刃の一実施例について説明する。 図1は、本考案による切断刃の一実施例の構成を示す図であり、(a)は正面図 ,(b)は側面図を示す。 図1に示すように、切断刃40は、一対の櫛刃50および60とから構成され ている。櫛刃50には、端部に切れ刃51aを形成した刃片51が略櫛状に並設 されている。図1のように、刃片51と刃片51間の溝部52との幅比は、例え ば2:1程度に形成されている。同様に、櫛刃60には、端部に切れ刃61aを 形成した刃片61が略櫛状に並設されており、刃片61と刃片61間の溝部62 との幅比は、例えば1:2程度に形成されている。
【0016】 櫛刃50と60とは、櫛刃50の溝部52に櫛刃60の刃片61の切れ刃61 aが入り込むように重ねられる。ここで、櫛刃50と60とは、重ねられたとき に切れ刃51aと61aとの刃先の高さが異なるように形成されている。また、 実施例では、櫛刃50の溝部52と櫛刃60の刃片61とが当接している状態を 示しているが、必ずしもこのように当接している必要はなく、切れ刃51aと6 1aとの高さの差が最適な寸法となるように両者を相対的にずらして調節しても 良い。
【0017】 さらに、刃片51,61の上部は、それぞれ所定量傾斜して形成されており、 櫛刃50と60とが重ねられたときに、切れ刃51aと61aとの刃先が厚み方 向で略同一位置に配置される。ここで、櫛刃50または60のいずれか一方の厚 みを調節することにより、これらの刃先の厚み方向の位置を略同一位置に配置さ せることができる。または、櫛刃50と60との間に所定の厚みのシム等を挟ん で調節しても良い。なお、図1のように、刃片61が櫛刃50と60との密着部 上面を覆うように形成すれば、連続帳票10の切断時に紙粉等がこの密着部から 入り込むことを防止することができる。
【0018】 以上の構成からなる切断刃40は、図4で示した回転駆動体31に重ねられた 櫛刃50と60とがずれないように固定される。切れ刃51aは、ラベルシート 11および台紙12を切断し、双方に破線状の切り目を形成する。これにより、 台紙12には破線状の切り目12cが形成される。さらに切れ刃61aは、ラベ ルシート11のみを切断する。このときに切れ刃61aは、切れ刃51aにより 形成された破線状の切り目の各破線部間の未切断領域を切断する。従って、切れ 刃51aと61aとにより、ラベルシート11は、実質的に直線状に切断され、 切り目11cが形成される。
【0019】 切れ刃51a,61aは、それぞれ櫛刃50,60の刃片51,61の先端部 に形成されるので、切断刃20のように溝部に切れ刃を形成する必要がなく、加 工が容易となり、刃の精度の向上等を図ることができる。
【0020】 以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は、上述した実施例に限 定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。 櫛刃50,60の刃片51,52の刃幅や並設間隔等は、形成する切り目の形 状等に応じて異なり、本考案においてこれらの値を限定するものではない。 また、切れ刃51aと52aとの高さの差は、切り目を形成する帳票の厚み等 に応じて異なり、常に同一の値を有するものではない。 櫛刃50と60とを重ね合わせた後に、切れ刃51aと61aとの相対位置を 保持するために両者を固定部材等で固定するようにしても良い。 切断刃40は、連続帳票10への切り目11c,12cの形成間隔に応じて回 転駆動体31に複数取り付けても良い。
【0021】
【考案の効果】
本考案による切断刃によれば、切断刃を第1の櫛刃と第2の櫛刃とから構成し 、双方を重ねたときに所定位置に切れ刃が配置されるようにしたので、刃片間の 溝部に切れ刃を形成することなく、帳票に直線状の切り目と破線状の切り目とを 同時に形成することができる。従って、切れ刃の形成が容易となり、切断刃を安 価に提供することができる。また、1度の作業で上記切り目を形成することがで き、帳票の製造コストの低減を図ることができる。さらに、2つの櫛刃からなる 構成であるので、一方の櫛刃のみを切れ刃の摩耗等により交換することができ、 あるいは一方の櫛刃のみを用いてミシン目の形成に使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による切断刃の一実施例の構成を示す図
である。
【図2】従来の連続帳票の一例の構成を示す図である。
【図3】従来の切断刃の一例の構成を示す図である。
【図4】従来の切断装置30の一例の構成を示す概略図
である。
【符号の説明】
10 連続帳票 11 ラベルシート 11c 切り目 12 台紙 12c 切り目 40 切断刃 50,60 櫛刃 51,61 刃片 51a,61a 切れ刃 52,62 溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基材と第2の基材とを密着した帳
    票の前記第1の基材に直線状の切り目を形成するととも
    に、前記第2の基材に破線状の切り目を形成する切断刃
    であって、 第1の切れ刃を端部に有する刃片が櫛状に並設された第
    1の櫛刃と、 第2の切れ刃を端部に有する刃片が櫛状に並設されてお
    り、前記第2の切れ刃が前記第1の櫛刃の刃片間に配置
    され、かつ、前記第1の切れ刃と前記第2の切れ刃との
    刃先の高さが異なるとともに双方の刃先の厚み方向の位
    置が略同一位置となるように前記第1の櫛刃に重ねられ
    る第2の櫛刃とを備えることを特徴とする切断刃。
JP1993058848U 1993-10-05 1993-10-05 切断刃 Expired - Lifetime JP2593486Y2 (ja)

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JP2593486Y2 JP2593486Y2 (ja) 1999-04-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206886A (ja) * 1999-01-08 2000-07-28 Dainippon Printing Co Ltd ラベル付き台紙
JP4724209B2 (ja) * 2008-07-09 2011-07-13 有限会社森下製版 抜型の製造方法
WO2017081795A1 (ja) * 2015-11-12 2017-05-18 日昌株式会社 シーリング材

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