JP4228563B2

JP4228563B2 - 画像形成体

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Publication number: JP4228563B2
Application number: JP2001268839A
Authority: JP
Inventors: 慶典高山; 嘉夫余吾; 稔小川
Original assignee: Toppan Inc
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 2001-09-05
Filing date: 2001-09-05
Publication date: 2009-02-25
Anticipated expiration: 2021-09-05
Also published as: JP2003072219A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、株券、商品券あるいはクレジットカード等有価証券の他、商品用の封印シールやタグ類に偽造・複製の防止用として施す画像形成体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、株券、商品券さらにはクレジットカード等有価証券類の他、商品用の封印シールやタグ類に至るまで偽造・複製による不正使用を防止するため、精巧な印刷技術による印刷等が施されているのが一般的であったが、近年の偽造・複製による不正使用の頻発に鑑み、これら精巧な印刷等に加え特殊な偽造防止策が施されるようになってきた。
【０００３】
この特殊な偽造防止策として、例えばホログラムを貼付けるたり、紫外線で発色する材料や画像を施して紫外線照射で真偽判定をする方法などがあり、あるいは、後に詳述するが、金属箔層に万線方向が異なる万線状凹凸パターン群が複数集合したエンボスパターンを形成したもので、見る角度を変化させると万線状凹凸パターン群の濃淡や輝きが変化する所謂オパール効果を有する画像体として有価証券類等に貼付けたりする方法や、さらには万線が略１対１の幅の潜像部と非潜像部とでなり、その万線が潜像部と非潜像部で位相が１／２ピッチずらしてある印刷物に、この万線と同形状の万線パターンを有する万線フィルムを重ね合わせると、非潜像部がこの万線フィルムの万線パターンで隠され、潜像部のみが像として浮かび上がって見えるようになり、この潜像部の像の有無で真偽判定をする「万線モアレ方式」という技術を用いた方法がある。
【０００４】
以上いずれの方法も開発当時は、カラーコピー機やスキャナー等を駆使して複写物を作製しても、その複製は困難で偽造防止策として有効な技術であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近では前記のホログラム技術や紫外線照射で真偽判定する技術は一般化されてきて、偽造・複製が比較的容易なものとなってきた。また、前記のオパール効果を利用した技術においても比較的容易に万線形状を読み取ることができ、この技術と機械があれば偽造・複製が容易なものとなってきた。さらにまた、前記の「万線モアレ」の技術を利用した方法は、パターン自体は比較的単純であるため、その偽造防止等に気付き、それなりの知見と技術のある者であれば容易に作製可能なものである。そこで本発明者らは、以上の、特にオパール効果と万線モアレの技術を利用した画像形成に関する多大の知見と実験等を行った結果、本発明の偽造防止策を施した画像形成体に至ったものである。
【０００６】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、有価証券類等に偽造防止策として施す画像形成体であって、技術的に一般化されていず、その偽造・複製が極めて困難な画像形成体を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項１の発明では、基材上に積層された金属層に、波形凹凸を比較的小さいピッチの万線状に配列した万線状波形凹凸パターン群が複数組集合してなり、かつそれぞれの万線状波形凹凸パターン群における万線方向を種々変化させて多方向に変化するオパール像のエンボスパターンと、波形凹凸を比較的大きいピッチの万線状に配列した万線状波形凹凸パターン群が潜像部と非潜像部とを形成し、それぞれの万線状波形凹凸パターン群における万線方向が同方向で、その位相を１／２ピッチずらしてある万線モアレ像のエンボスパターンとが刻設されている画像形成体であって、前記オパール像と万線モアレ像は、それぞれ所定の形状と前記万線モアレ像の万線のピッチよりも大きい間隔で略１対１の面積に均等分割されて画像部と非画像部を形成し、該オパール像の非画像部に万線モアレ像の画像部が整合して組み合わされていて、前記オパール像の比較的小さいピッチの万線状波形凹凸パターンのピッチと前記万線モアレ像の比較的大きいピッチの万線状波形凹凸パターンのピッチとの差が１００〜４７０μｍの範囲であることを特徴とする画像形成体としたものである。
【０００８】
上記請求項１の発明によれば、万線モアレ像の万線状波形凹凸パターン群のピッチより、オパール像の万線状波形凹凸パターン群のピッチが小さいので、一見しただけではオパール像のみが見え、一見、オパール像が偽造防止策と見え、万線モアレ像の存在に気が付かないという効果がある。一方、所定の形状で万線モアレ像のピッチより大きい間隔で、このオパール像の略半分の面積の非画像部に一見して見えない万線モアレ像の画像部があり、この万線モアレ像の万線と同じパターンの万線を有する万線フィルムを、この万線モアレ像の万線の方向と一致するように重ね合わせると、非潜像部がこの万線フィルムの万線パターンで隠され、潜像部のみが浮き上がって見えるようになり、この潜像部の画像の有無によって真偽判定ができる画像形成体とすることができる。また、オパール像と万線モアレ像の万線状波形凹凸パターンのピッチの差が１００μｍに満たないと、オパール像と万線モアレ像の区別がつかなくなり、万線モアレ像が見えてきて、偽造・複製される危惧が発生したり、かつオパール像のオパール効果がなくなり見えにくい画像形成体となり、逆にそれらのピッチの差が４７０μｍを越えると、万線モアレ像の潜像部が浮き上がってこなくなる即ち潜像部が真偽判定用の画像として認識できにくくなるので好ましくない。
【０００９】
また、請求項２の発明では、前記オパール像の比較的小さいピッチの万線状波形凹凸パターンのピッチが３０〜１３０μｍの範囲で、万線モアレ像の比較的大きいピッチの万線状波形凹凸パターンのピッチが１３０〜５００μｍの範囲である請求項１記載の画像形成体としたものである。
【００１１】
上記でいう「オパール像」とは、例えば図１１の斜視図に示すように、基材（１０）上にワックス系接着剤層（１２）と金属箔層（１４）が積層された積層体（１６）の金属箔層（１４）に、波形凹凸を万線状に配列した万線状波形凹凸パターン群（２０）が３組集合していて、それぞれの万線状波形凹凸パターン群（２０）における万線方向を３方向に変化する（オパール効果という）ように刻設したエンボスパターンでなる像（２）のことで、このオパール像（２）を見る角度を変化させると万線状凹凸パターン群（２０）の濃淡や輝きが変化する所謂オパール効果を有する画像体である。
【００１２】
また、上記でいう「万線モアレ像」とは、例えば図１２の正面図に示すように、波形凹凸を万線状に配列した万線状波形凹凸パターン群がハート型の潜像部（３０）とそれ以外の非潜像部（３２）とを形成し、図１２に示すＡ部の部分拡大図として図１３に示すように、潜像部（３０）と非潜像部（３２）の万線パターン群の万線方向が同方向で、その位相を１／２ピッチずらしてある像（３）のことで、この万線モアレ像（３）は、図１４の正面拡大図に示すように、この万線と同形状（万線幅（Ｗ）とピッチ（Ｐ））の万線パターンを有する万線フィルム（３４）を重ね合わせると、非潜像部（３２）がこの万線フィルム（３４）の万線パターンで隠され、図１５に示すように、潜像部（３０）のみがハート型の画像として浮かび上がって見えるようになる画像体である。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いながら詳しく説明する。
本発明は、有価証券類等の偽造・複製による不正使用を防止するための偽造防止策が施された画像形成体に関するものであり、本発明の画像形成体は、例えば図１の正面図に示すように、オパール像と万線モアレ像が万線状、市松模様状等で略１対１に分割された部分に形成されている画像形成体（１）であり、通常肉眼では、オパール効果を有するオパール像（２）のみが見えているもので、一見オパール効果を有するオパール像（２）が偽造防止策と思われる画像形成体（１）である。
【００１４】
これが図２の正面図に示すように、この画像形成体（１）に、この万線モアレ像の万線と同じパターンでなる万線フィルム（３４）をこの万線モアレ像の万線と同じ方向で整合させ重ね合わせると、万線モアレ像の潜像部（３０）のみが浮かび上がって見えるようになる画像形成体（１）で、この万線モアレ像の潜像部（３０）の有無で真偽判定をすることのできる画像形成体（１）としたものである。
【００１５】
さらに図３の正面図に示すように、この万線フィルム（３４）を画像形成体（１）にある万線モアレ像の万線方向と異なった方向に重ね合わせても図１に示す画像形成体（１）の正面図の場合と変わらずにオパール効果を有するオパール像（２）のみが見える画像形成体（１）であり、この画像形成体（１）を企画したもの以外は偽造・複製が困難な画像形成体（１）である。
【００１６】
以下に上記本発明の画像形成体（１）をさらに詳しく説明する。
まず本発明では、基材上に積層された金属層に、例えば図４の正面拡大図に示すように、比較的小さいピッチの万線状波形凹凸パターン群（２０）が２方向の万線状エンボスパターンで刻設されているオパール像（２）でなり、この図３に示すＢ部の部分拡大図として図５（ａ）に示すように、例えば形状が横万線状でその幅（Ｈ）と間隔（Ｄ）が１対１の面積に均等分割されて画像部（２ａ）と非画像部（２ｂ）からなっている。
【００１７】
上記の比較的小さいピッチの万線状波形凹凸パターン群（２０）としては、図５（ｂ）の断面図に示すように、そのピッチ（ａ）を３０〜１３０μｍの範囲とするもので、３０μｍに満たないとエンボスの深さとの関係から万線状波形凹凸パターンの濃淡や輝きにコントラストがなくなってオパール効果が乏しくなり、逆に１３０μｍを越えると万線状波形凹凸パターンの濃淡や輝きが大雑把になりオパール効果とは言えないようなオパール像（２）となるので好ましくない。
【００１８】
また一方で、図６（ａ）の正面拡大図に示すように、例えば、基材上に積層された金属層に、比較的大きいピッチで潜像部を形成する万線状波形凹凸パターン群（３０ａ）と位相が１／２ピッチずれた万線で非潜像部を形成する万線状波形凹凸パターン群（３２ａ）とが同方向の万線状エンボスパターンで刻設されている万線モアレ像（３）でなり、その形状は、上記図５に示したオパール像（２）の場合と同様横万線状でその幅（Ｋ）と間隔（Ｅ）が１対１の面積に均等分割されて画像部（３ａ）と非画像部（３ｂ）からなっている。
【００１９】
上記の比較的大きいピッチで潜像部と非潜像部を形成する万線状波形凹凸パターン群（３０ａ、３２ａ）としては、図６（ｂ）の断面図に示すように、そのピッチ（ｂ）を１３０〜５００μｍの範囲とするもので、１３０μｍに満たないと後に述べるが前記のオパール像との関係から好ましくなく、５００μｍを越えると浮き上がって見える潜像部が粗すぎて不明瞭となるので好ましくない。
【００２０】
そこで本発明では、図５（ｂ）に示すオパール像を形成する万線状波形凹凸パターン群（２０）のピッチ幅（ａ）と図６（ｂ）に示す万線モアレ像の潜像部と非潜像部を形成する万線状波形凹凸パターン群（３０ａ、３２ａ）のピッチ幅（ｂ）との差を１００〜４７０μｍの範囲としたもので、この範囲であれば、図１に示すように、本発明の画像形成体（１）を肉眼で見ただけではピッチ幅の小さいオパール像（２）のみが輝いて見え、一見、オパール像（２）が偽造防止策と思い、ピッチ幅の大きい万線モアレ像の存在に気が付かないという効果がある。このピッチ幅の差（ｂ−ａ）が１００μｍに満たないと、オパール像と万線モアレ像の区別がつかなくなり、万線モアレ像も見えてきて、偽造・複製される危惧が発生したり、逆にそれらの差が４７０μｍを越えると、万線モアレ像の潜像部が浮き上がってこなくなる即ち潜像部が真偽判定用の画像として認識できにくくなるので好ましくない。
【００２１】
以上図５（ａ）のオパール像（２）の非画像部（２ｂ）に図６（ａ）に示す万線モアレ像（３）の画像部（３ａ）を整合するように組み合わせると、図７の正面拡大図に示すように、オパール像の画像部（２ａ）と万線モアレ像の画像部（３ａ）が略１対１の同面積でなる画像形成体（１）となる。
【００２２】
図７に示す画像形成体（１）に、図８に示すように、万線モアレ像の万線状波形凹凸パターン群を構成する万線と同一の万線パターンを有する万線フィルム（３４）を万線モアレ像の万線と同じ方向に重ね合わせると、万線モアレ像の潜像部（３０）のみが浮き上って見えるようになる。
【００２３】
上記事例では、図５（ａ）に示すオパール像の画像部（２ａ）と非画像部（２ｂ）の形状および図６（ａ）に示す万線モアレ像の画像部（３ａ）と非画像部（３ｂ）の形状を横万線状としたが、この形状としては、例えば縦万線状、斜め万線状、さらにこれら万線状を組み合わせたものとして、図９に示すような方形状の画像部（２ａ、３ａ）と非画像部（２ｂ、３ｂ）が交互に配列されている市松模様、あるいは図１０に示すような亀甲形を画像部（２ａ、３ａ）と非画像部（２ｂ、３ｂ）として交互に配列した形状としてもよく、それら画像部（２ａ、３ａ）と非画像部（２ｂ、３ｂ）の面積が略同一であれば特に限定するものではない。
【００２４】
また、図５（ａ）に示すオパール像の画像部（２ａ）を形成する横万線状の幅（Ｈ）と間隔（Ｄ）および図６（ａ）に示す万線モアレ像の画像部（３ａ）を形成する横万線状の幅（Ｋ）と間隔（Ｅ）は、特に限定するものではないが、４００μｍ程度の間隔（Ｄ、Ｅ）がオパール像としても、浮き上がって見える万線モアレ像の潜像部の画像としても認識し易いので好ましい。
【００２５】
図５（ｂ）および図６（ｂ）に示す本発明の画像形成体（１）を構成する基材（１０）としては、例えば天然繊維紙や合成紙あるいはプラスチック板等が適用でき、これら基材（１０）にワックス系接着剤層（１２）を介してアルミニウム箔を金属層（１４）としてラミネートしたものや、金属層（１４）としてアルミニウムの蒸着で得ることもできる。また、オパール像や万線モアレ像の万線状凹凸パターン群（２０、３０ａ、３２ａ）の形成は、これらに相当するエンボスパターンでなるプレス版で、積層体（１６）の金属層（１４）を押圧して得ることができる。
【００２６】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、本発明によれば、万線モアレ像の万線状波形凹凸パターン群のピッチより、オパール像の万線状波形凹凸パターン群のピッチが小さいので、肉眼で見ただけではオパール像のみが見え、偽造しようとする者にとって一見、オパール像が偽造防止策と勘違いし、万線モアレ像の存在に気が付かないという効果がある。一方、横万線状等所定の形状で万線モアレ像のピッチより大きい間隔で、このオパール像の略半分の面積の非画像部に一見して見えない万線モアレ像の画像部があり、この万線モアレ像の万線と同じパターンの万線を有する万線フィルムを、この万線モアレ像の万線の方向と一致するように重ね合わせると、非潜像部がこの万線フィルムの万線パターンで隠され、潜像部のみが浮き上がって見えるようになり、この潜像部の画像の有無によって真偽判定ができる画像形成体とすることができる。
【００２７】
従って本発明は、有価証券類等に偽造防止策として施す画像形成体において、技術的に一般化されていず、その偽造・複製が極めて困難な画像形成体として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の画像形成体の一実施の形態を正面で表した説明図である。
【図２】本発明の画像形成体の真偽判定の一事例を正面で表した説明図である。
【図３】本発明の画像形成体の真偽判定の他の一事例を正面で表した説明図である。
【図４】本発明の画像形成体を構成するオパール像の一部の一事例を正面で表した説明図である。
【図５】図４に示すオパール像を説明する図であり、
（ａ）は、Ｂ部の部分拡大図であり、
（ｂ）は、この万線状波形凹凸パターン群の側断面図である。
【図６】本発明の画像形成体を構成する万線モアレ像を説明する図であり、
（ａ）は、その部分拡大図であり、
（ｂ）は、この万線状波形凹凸パターン群の側断面図である。
【図７】本発明の画像形成体の一事例を示す部分拡大図である。
【図８】本発明の画像形成体の真偽判定の一事例を示す部分拡大図である。
【図９】本発明の画像形成体のオパール像と万線モアレ像を構成する画像部と非画像部の形状の一事例を示す拡大図である。
【図１０】本発明の画像形成体のオパール像と万線モアレ像を構成する画像部と非画像部の形状の他の一事例を示す拡大図である。
【図１１】本発明の画像形成体を構成するオパール像の一事例を説明するための斜視図である。
【図１２】本発明の画像形成体を構成する万線モアレ像の一事例を説明するための正面図である。
【図１３】図１２に示す万線モアレ像の正面図のＡ部の部分拡大図である。
【図１４】万線モアレ像に万線フィルムを重ね合わせた一事例を説明するための正面拡大図である。
【図１５】万線モアレ像に万線フィルムを重ね合わせた際に浮き上がって見える潜像部の一事例を示す正面図である。
【符号の説明】
１‥‥画像形成体
２‥‥オパール像
２ａ‥‥オパール像の画像部
２ｂ‥‥オパール像の非画像部
３‥‥万線モアレ像
３ａ‥‥万線モアレ像の画像部
３ｂ‥‥万線モアレ像の非画像部
１０‥‥基材
１２‥‥ワックス系接着剤層
１４‥‥金属箔層
１６‥‥積層体
２０‥‥オパール像の万線状波形凹凸パターン群
３０‥‥潜像部
３０ａ‥‥潜像部を形成する万線状波形凹凸パターン群
３２‥‥非潜像部
３２ａ‥‥非潜像部を形成する万線状波形凹凸パターン群
３４‥‥万線フィルム
Ｄ‥‥オパール像の画像部の万線間隔
Ｅ‥‥万線モアレ像の画像部の万線間隔
Ｈ‥‥オパール像の画像部の万線幅
Ｋ‥‥万線モアレ像の画像部の万線幅
Ｐ‥‥万線フィルムの万線ピッチ幅
Ｗ‥‥万線フィルムの万線幅
ａ‥‥オパール像の万線状波形凹凸パターン群のピッチ幅
ｂ‥‥潜像部と非潜像部の万線状波形凹凸パターン群のピッチ幅

Claims

基材上に積層された金属層に、波形凹凸を比較的小さいピッチの万線状に配列した万線状波形凹凸パターン群が複数組集合してなり、かつそれぞれの万線状波形凹凸パターン群における万線方向を種々変化させて多方向に変化するオパール像のエンボスパターンと、波形凹凸を比較的大きいピッチの万線状に配列した万線状波形凹凸パターン群が潜像部と非潜像部とを形成し、それぞれの万線状波形凹凸パターン群における万線方向が同方向で、その位相を１／２ピッチずらしてある万線モアレ像のエンボスパターンとが刻設されている画像形成体であって、前記オパール像と万線モアレ像は、それぞれ所定の形状と前記万線モアレ像の万線のピッチよりも大きい間隔で略１対１の面積に均等分割されて画像部と非画像部を形成し、該オパール像の非画像部に万線モアレ像の画像部が整合して組み合わされていて、前記オパール像の比較的小さいピッチの万線状波形凹凸パターンのピッチと前記万線モアレ像の比較的大きいピッチの万線状波形凹凸パターンのピッチとの差が１００〜４７０μｍの範囲であることを特徴とする画像形成体。
前記オパール像の比較的小さいピッチの万線状波形凹凸パターンのピッチが３０〜１３０μｍの範囲で、万線モアレ像の比較的大きいピッチの万線状波形凹凸パターンのピッチが１３０〜５００μｍの範囲である請求項１記載の画像形成体。