JPH065948U - ホログラム付液体容器用積層材料 - Google Patents

ホログラム付液体容器用積層材料

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JPH065948U
JPH065948U JP4586292U JP4586292U JPH065948U JP H065948 U JPH065948 U JP H065948U JP 4586292 U JP4586292 U JP 4586292U JP 4586292 U JP4586292 U JP 4586292U JP H065948 U JPH065948 U JP H065948U
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JP
Japan
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hologram
laminated material
layer
resin layer
liquid container
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JP4586292U
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English (en)
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清隆 表
正信 岡村
健 高原
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】意匠性・高級感に優れ、偽造防止効果の高い、
ホログラムの形成された液体容器用積層材料を、製造コ
ストを上げることなく供給する。 【構成】紙層を主体とし、外側に熱可塑性樹脂層を有す
る液体容器用積層材料において、前記樹脂層の部分的ま
たは全面にわたってホログラムが形成された構成の液体
容器用積層材料。前記ホログラムは、積層材料の押し出
し成形の際、Tダイより押し出された熱可塑性樹脂層の
表面に、冷却ロールに装着したスタンパにより形成され
る。 【効果】従来存在しない、外装にホログラムを有する構
成の液体容器用積層材料が供給された。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液体容器に使用する紙層を主体とした積層材料に関し、特に表面に ホログラム層を有する構成の、意匠性・高級感に優れ、偽造防止性の高い液体容 器用積層材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
包装材料の意匠性向上に関しては、絵柄のデザイン、包装形態、材質等の工夫 が種々なされており、例えば、アルミ箔またはアルミ蒸着フィルムとの積層化に よりメタリック感、高級感を出すことなどが行なわれている。
【0003】 また、包装材料による偽造防止については、過去に調味料の類似品が出回った 事件で包装材料に施された印刷がほとんど同じであった例があり、何らかの対策 が包装材料にも求められたが、有効な手段がなかった。
【0004】 また最近では、酒やジュース等の液体容器として、紙製の容器が多く使用され ている。この種の液体容器は特に表裏面に合成樹脂層が形成されているが、特に メタリックな外観を表出するために表面側(紙の外面と合成樹脂層との間)にア ルミ箔が設けられたものがある。
【0005】 しかし、このように紙の外面にアルミ箔を設けた積層材料を用いると表面の光 沢がグロス調となり、一定の装飾効果を発揮することはできるが、それ以上の装 飾効果を発揮することができなかった。
【0006】 一方、ホログラムについては、書籍、雑誌の表紙、挿し絵として、あるいはギ フト、ノベルティとして、さらに有価証券、クレジットカード、IDカードの偽 造防止として利用されている。これらに用いられるホログラムは主に2種類に分 けられ、ステッカータイプホログラムと転写式ホログラムがある。
【0007】 ステッカータイプホログラムとは、塩化ビニルシート等に対して、表面レリー フ型ホログラムが形成されている加熱されたスタンパを用いてエンボス成形を行 ない、前記シート上にホログラムを形成し、その表面にアルミニウム蒸着を施し た後、感圧接着剤を塗布することにより得られ、虹色に光るその装飾性、立体感 による意外性から多用されている。
【0008】 また、転写式ホログラムとは、ポリエステルシート等の剥離性基材上に溶液塗 布された樹脂層に対し、ステッカータイプホログラムと同様に加熱スタンパを用 いてホログラムを形成し、その表面にアルミニウム蒸着を施し、感熱接着剤を塗 布して得られ、ホットスタンプにより被転写体にホログラムを形成した樹脂層、 蒸着層、そして感熱接着剤層を転写することにより使用され、ステッカータイプ ホログラムに比べ厚みをほとんど感じさせない形で実装が行なえるため、クレジ ットカード、IDカード等の偽造防止等で用いられている。
【0009】 これら従来より利用されているホログラムを包装材料に適用することは、意匠 性、偽造防止の点から当然考えられることであるが、包装材料の表面にステッカ ータイプホログラムまたは転写式ホログラムを付与することは、ホログラムのコ ストおよびホログラムを付与する加工コストが付加され、包装材料に求められる コストから考えて実用的でない。更に、従来法では、容器全面にわたって装飾を 施すことは不可能であった。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上のような問題点を解決しようとするものであり、その目的とする ところは、 (イ)印刷では得られないホログラムの光学的な模様を付与することにより、 意匠性を向上させる。 (ロ)偽造防止効果を高める。 (ハ)表面の光沢がグロス調ではなく光沢差を有し、美観性を向上させる。 (ホ)従来に比べ製造コストを上げることなく、連続的な製造を可能とする。 等の特徴を有する液体容器用積層材料を供給することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、紙層を主体とし、外側に熱可塑性樹脂層を有する液体容器用積層材 料において、前記樹脂層の部分的または全面にわたってホログラムが形成された 構成の液体容器用積層材料である。
【0012】 また、ホログラムが、前記積層材料の押し出し成形の際、Tダイより押し出さ れた熱可塑性樹脂層の表面に、冷却ロールに装着したスタンパにより形成された ものである前記構成の液体容器用積層材料である。
【0013】
【作用】
本考案において、ホログラムを形成した熱可塑性樹脂とは、従来の積層材料に おいてヒートシール、ホットエアシール用の樹脂として塗布使用されていたもの であり、この樹脂を従来の方法と同様に塗工する際には、ホログラムスタンパを 装着したロールを圧着することにより、レリーフ型ホログラムを形成することが 出来る。
【0014】 またこのエンボスホログラムは、ホログラム形成面の反射光によりその画像が 見えるものであり、ホログラム層下部の基材層にアルミ蒸着層または印刷層を設 けることにより、ホログラムのイメージを変化させることが可能である。 特に、アルミ蒸着層を設けることにより、高度なメタリック感も同時に得られ る。
【0015】
【実施例】
本考案の実施例を図面を用いて詳細に説明する。 図1は、本考案の一実施例に係るブランクスの平面図である。 図2は、図1のブランクスのI−I断面を示す説明図である。すなわち、印刷 層1の外側にレリーフ型ホログラム3'を形成し、前記印刷層の濃淡により、ホロ グラム反射光を変化させることができ、ホログラムのイメージを変化させること が可能になる。
【0016】 また、紙層4より内面側の層構成として図2に示すものは、酒、ジュース等を 充填する液体容器に利用することを目的とするもので、アルミ箔6はガスバリヤ ー性を付与するため、ポリエチレンテレフタレート7はピンホールを防止するた め積層する。また、ポリエチレン2,5,8は層間同志を結合したり、容器に成 形する際に接着するためのものであるので、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ ニル共重合体、マイオノマー等、他の熱接着性合成樹脂を使用することもできる 。
【0017】 図3は、本考案の他の実施例に係る積層材料の断面説明図であり、印刷層1の 下部にホログラム層3を形成した場合である。紙層4が白色だとホログラムの視 認性が難しくなるため、この場合は着色紙を用いることが好ましい。
【0018】 図4は、本考案の更に異なる実施例に係る積層材料の断面説明図であり、ホロ グラム層の表面に、アルミニウム等の金属層10を蒸着形成しておき、ホログラム の反射率を高めて、視認性を高めたものであり、更に表面に印刷層1を設け、イ ンキ塗布量によりホログラム層からの反射率を変えることが可能になり、外観の イメージを大きく変えるデザイン変更が可能になり、幅広い意匠性を付与させる ことが可能になる。
【0019】 すなわち、基材層9の表面に設けられたホログラム層3は、その表面に数百オ ングストローム程度の厚みで、アルミニウム等により金属層10が蒸着形成され、 その後接着剤11により紙層4の表面に積層される。更にその後ポリエチレン層2 が積層され、その表面に印刷が施される等して積層材料を得る。
【0020】 本実施例における基材層9としては、以下に例示するフィルム材料が適当であ る。 (イ)二軸延伸 ポリエチレンテレフタレート フィルム (ロ) 〃 ナイロン 〃 (ハ) 〃 ポリプロピレン 〃 (ニ)セロファン 〃
【0021】 また、ホログラム形成熱可塑性樹脂3としては、 (イ)ポリエチレン (ロ)ポリプロピレン (ハ)エチレン−酢酸ビニル共重合体 (ニ)エチレン−アクリル酸共重合体 (ホ)アイオノマー 等が使用でき、ホログラム形成時のホログラムスタンパーからの離型性の点およ びコストの点から、ポリエチレン又はポリプロピレンが最も好ましい。
【0022】 次に、本考案の積層材料を製造する方法の一例について説明する。 図5に製造装置の既略図を示し、図6にそのうちのラミネート部およびホログ ラム形成部をより詳細に示す。
【0023】 図5および図6において、接着剤34の塗布された基材フィルム9上に押出機21 にて熱溶融混練し、Tダイ22より押出された熱可塑性樹脂3を、冷却ロール21上 に装着されたレリーフ型ホログラムスタンパ30と、ニップロール24により押圧積 層化すると同時に、熱可塑性樹脂3上にホログラムを形成し、連続的に積層体を 巻取り23として得る。
【0024】 本考案の包装体の製造方法においても最も重要な点は、冷却ロール21の表面に 装着されたレリーフ型ホログラムスタンパ30上の微細なホログラムを精度良く再 現し、かつスタンパ30からの離型性が良いことであり、これによって連続的な製 造が可能となるものである。
【0025】 この点に関しては、図5および図6に示す製造装置により基材フィルムとして 二軸延伸ポリエステルフィルム(12μ厚)に二液反応型ウレタン装着剤34を塗 布し、低密度ポリエチレンを50μの厚さで押出し積層化し、同時にホログラム を形成したところ、低密度ポリエチレンのホログラムスタンパからの離型性は連 続加工する上で支障はなく、かつホログラムスタンパ上の微細なホログラムを非 常に精度良く再現することが出来た。
【0026】 ホログラムスタンパに形成されたホログラムの凹凸パターンは700〜150 0本/mm、深さ約1000Åと微細であるが浅いこと、そして冷却ロール(1 5〜20℃)により急冷され、低密度ポリエチレンが固化し粘着力がなくなるこ とにより、離型性が良く、また低密度ポリエチレンが溶融状態でホログラムスタ ンパに押圧される為、スタンパのホログラムを忠実に再現出来るものと考えられ る。
【0027】 さらに、得られたホログラムが形成された積層フィルムのホログラム面に、5 00Å厚のアルミニウムを蒸着後、常法によって製造された、内面よりポリエチ レン/ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレン/紙層から なる積層体の紙面に酢酸ビニルエマルション系の接着剤11を用いて、蒸着層側を 貼り合せた。
【0028】 さらにその表面に、ポリエチレンを20μ厚にコーティイングし、グラビア印 刷法により、ポリエチレン表面に印刷を行って本考案の積層材料を完成した。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によって、従来存在しない、外装にホログラムを有 する構成の液体容器用積層材料が供給された。 前記積層材料は、意匠性・高級感に優れ、偽造防止性が高い。
【0030】 また、既存の、包装材料を製造する装置および工程が、(殆どそのまま)適用 できるため、従来と同等の製造コストにてホログラム付包装材料が得られた。 前記包装材料は、食品、医薬品等の包装材料の広い用途範囲への適用が可能で ある。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るブランクスの平面図。
【図2】図1のブランクスのI−I断面を示す説明図。
【図3】本考案の他の実施例に係る積層材料の断面説明
図。
【図4】本考案の更に異なる実施例に係る積層材料の断
面説明図。
【図5】製造装置の既略図。
【図6】ラミネート部およびホログム形成部の既略図。
【符号の説明】
1…印刷層 3…ホログラム層 4…紙層
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 33/00 7141−4F B65D 5/62 Z 7445−3E 65/40 B 9028−3E G03H 1/02 8106−2K // B29K 23:00 4F 67:00 4F B29L 9:00 4F

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙層を主体とし、外側に熱可塑性樹脂層を
    有する液体容器用積層材料において、前記樹脂層の部分
    的または全面にわたってホログラムが形成された構成の
    液体容器用積層材料。
  2. 【請求項2】ホログラムが、前記積層材料の押し出し成
    形の際、Tダイより押し出された熱可塑性樹脂層の表面
    に、冷却ロールに装着したスタンパにより形成されたも
    のである請求項1に記載の液体容器用積層材料。
JP4586292U 1992-07-01 1992-07-01 ホログラム付液体容器用積層材料 Pending JPH065948U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009297931A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Dainippon Printing Co Ltd インモールド用転写箔、及びそれを用いた成形品
JP2012096413A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Dainippon Printing Co Ltd 紙容器用包装材料の製造方法および紙容器

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