JPH069980Y2 - ホログラム付包装体 - Google Patents

ホログラム付包装体

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JPH069980Y2
JPH069980Y2 JP1986160651U JP16065186U JPH069980Y2 JP H069980 Y2 JPH069980 Y2 JP H069980Y2 JP 1986160651 U JP1986160651 U JP 1986160651U JP 16065186 U JP16065186 U JP 16065186U JP H069980 Y2 JPH069980 Y2 JP H069980Y2
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JP
Japan
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hologram
package
thermoplastic resin
present
stamper
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JP1986160651U
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武男 加藤
千尋 坂巻
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、偽造防止、意匠性向上を目的とした食品、医
薬品等の包装体に関する。
〈考案の技術的背景ならびにその問題点〉 包装体の意匠性向上に関しては、絵柄のデザイン、包装
形態、材質等の工夫が種々なされており、例えば、アル
ミ箔又はアルミ蒸着フィルムとの積層化によりメタリッ
ク感、高級感を出すことなどが行なわれている。
また、包装材料による偽造防止については、過去に調味
料の類似品が出回った事件で包装材料に施された印刷が
ほとんど同じであった為、何らかの対策が包装材料にも
求められたが、有効な手段がなかった。
一方、ホログラムについては、書籍、雑誌の表紙、挿し
絵として、あるいはギフト、ノベルティとして、さらに
有価証券、クレジットカード、IDカードの偽造防止と
して利用されている。これらに用いられるホログラムは
主に2種類に分けられ、ステッカータイプホログラムと
転写式ホログラムがある。ステッカータイプホログラム
とは、塩化ビニルシート等に対して表面レリーフ型ホロ
グラムが形成されている加熱されたスタンパを用いてエ
ンボス成形を行ない、シート上にホログラムを形成し、
その表面にアルミニウム蒸着を施した後、感圧接着剤を
塗布することにより得られ、虹色に光るその装飾性、立
体感による意外性から多用されている。また、転写式ホ
ログラムとは、ポリエステルシート等の剥離性基材上に
溶液塗布された樹脂層に対し、ステッカータイプホログ
ラムと同様に加熱スタンパを用いてホログラムを形成
し、その表面にアルミニウム蒸着を施し、感熱接着剤を
塗布して得られ、ホットスタンプにより被転写体にホロ
グラムを形成した樹脂層、蒸着層、そして感熱接着剤層
を転写することにより使用され、ステッカータイプホロ
グラムに比べ厚みをほとんど感じさせない形で実装が行
なえるため、クレジットカード、IDカード等の偽造防
止等で用いられている。
これら従来より利用されているホログラムを包装材料に
適用することは、意匠性、偽造防止の点から当然考えら
れることであるが、包装材料の表面にステッカータイプ
ホログラム又は転写式ホログラムを付与することは、ホ
ログラムのコスト及び、ホログラムを付与する加工コス
トが付加され、包装材料に求められるコストから考えて
実用的でない。
〈考案の目的〉 本考案は、以上の様な問題点を解決しようとするもので
あり、その目的とするところは、包装材料に印刷では得
られないホログラムの光学的な模様を付与することによ
り意匠性を向上させ、偽造防止効果が大きく、かつ包装
材料を構成する熱シール層の内面にホログラムを形成す
ることにより、従来に比べ製造コストを上げることなく
連続的に製造出来るため、その用途範囲を大巾に広げる
ことである。
この目的を達成するため、本考案は、少なくとも部分的
に透明な基材フィルムとホログラムを形成した熱可塑性
樹脂とが、ホログラムを形成していない面で積層されて
成る積層体を用いた包装体であって、前記積層体のホロ
グラム形成面が、包装される内容物側に面するように配
置され、そのホログラム形成面の周辺部同士、もしくは
ホログラム形成面の周辺部と他の容器部材の縁部とが熱
融着されて成るホログラム付包装体を提供する。
〈作用〉 本考案においてホログラムを形成した熱可塑性樹脂と
は、従来の包装材料においてヒートシール用の樹脂とし
て塗布使用されていたものであり、この樹脂を従来の方
法と同様に塗工する際にホログラムスタンパを装着した
ロールを圧着することにより、レリーフ型ホログラムを
形成することができる。
またこのエンボスホログラムは、ホログラム形成面の反
射光によりその画像が見えるものであるから、内容物が
不透明なものである時その画像が鮮明に見えるが、透明
な内容物であっても十分に見える。
〈考案の具体的な説明〉 以下本考案を図面により詳細に説明する。
図面の第1図に示すように、本考案の包装体は透明な基
材フィルム(1)と、熱可塑性樹脂(2)の積層体を、熱可塑
性樹脂(2)を内面として周辺部で熱融着することにより
得られ、包装体内面の熱可塑性樹脂(2)上にホログラム
(3)が形成されている。
また、基材フィルム(1)と熱可塑性樹脂(2)は接着剤(4)
を介して積層化され、また用途に応じてインキ(5)によ
る絵柄及び文字等の印刷を施すことが出来る。
また、図面の第2図に示すように、プラスチック容器
(6)の蓋材として、ホログラム(3)を内面とする基材フィ
ルム(1)と、熱可塑性樹脂(2)の積層体を用い、熱融着す
ることにより包装体を得ることも出来る。
本考案におけるホログラム(3)は後に述べる製造方法に
より熱可塑性樹脂(2)上に容易に形成され、従来のステ
ッカータイプホログラムや転写式ホログラムの様にアル
ミ蒸着は施されない。すなわち、本考案の包装体は少な
くとも一部分が透明で、内面に形成されたホログラム
を、包装体の外部から基材フィルム(1)と熱可塑性樹脂
(2)を透して見るものである。
本考案における基材フィルム(1)に求められる機能は少
なくとも一部分が透明で、熱可塑性樹脂(2)上に形成さ
れたホログラム(3)が外から判別出来、包装体を得る為
の熱融着工程でヒートシールバーに融着しないだけの耐
熱性、そして印刷適性を有することが基本であり、この
他内容物に応じてガスバリヤー性等の機能も必要とな
る。基材フィルム(1)にインキ(5)による印刷を施すこと
もできるが、全面に施す時には、少なくともその一部に
透明インキを用いて透明部分を残す必要がある。
以上の条件を満たす材料としては、二軸延伸ポリエステ
ルフィルム,二軸延伸ナイロンフィルム,二軸延伸ポリ
プロピレンフィルム,セロファン等が使用出来,さらに
は,これらのフィルムにポリ塩化ビニリデンを塗布しガ
スバリヤー性を付与したものも好ましい。
また、熱可塑性樹脂(2)としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン,エチレン−酢酸ビニル共重合体,エチレン
−アクリル酸共重合体,アイオノマー等が使用出来、ホ
ログラム形成時のホログラムスタンパからの離型性の点
びコストの点からポリエチレン又はポリプロピレンが最
も好ましい。
次に本考案の製造方法について述べる。
第3図に本考案の製造装置の既略図を示し、第4図にそ
のうちのラミネート及びホログラム形成部をより詳細に
示す。
第3図及び第4図において、接着剤(4)の塗布された基
材フィルム(1)上に押出機(7)にて熱溶融混練し、Tダイ
(8)より押出された熱可塑性樹脂(2)を、冷却ロール(9)
上に装着されたレリーフ型ホログラムスタンパ(10)と、
ニップロール(11)により押圧積層化すると同時に、熱可
塑性樹脂(2)上にホログラムを形成し、連続的に積層体
を巻取り(12)として得る。
得られた積層体の周辺部を汎用の製袋機、ヒートシーラ
ー等により熱融着することにより本考案の包装体を得
る。
本考案の包装体の製造方法において最も重要な点は、冷
却ロール(9)の表面に装着されたレリーフ型ホログラム
スタンパ(10)上の微細なホログラムを精度良く再現し、
かつスタンパ(10)からの離型性が良いことであり、これ
によって連続的な製造が可能となるものである。
この点に関しては第3図及び第4図に示す製造装置によ
り基材フィルムとして二軸延伸ポリエステルフィルム
(12μ)に二液反応型ウレタン接着剤を塗布し、低密
度ポリエチレンを50μの厚さで押出し積層化し、同時
にホログラムを形成したところ、低密度ポリエチレンの
ホログラムスタンパからの離型性は連続加工する上で支
障はなく、かつホログラムスタンパ上の微細なホログラ
ムを非常に精度良く再現することが出来た。
ホログラムスタンパに形成されたホログラムの凹凸パタ
ーンは700〜1500本/mm、深さ約1000Åと微細である
が浅いこと、そして冷却ロール(15〜20℃)により
急冷され、低密度ポリエチレンが固化し粘着力がなくな
ることにより、離型性が良く、また低密度ポリエチレン
が溶融状態でホログラムスタンパに押圧される為、スタ
ンパのホログラムを忠実に再現出来るものと考えられ
る。
〈考案の効果〉 本考案の効果は、従来の一般包装材料を製造する装置及
び工程、そして同等のコストで意匠性、偽造防止効果の
高いホログラム付包装体が得られ、食品、医薬品等の包
装材料の広い用途範囲への適用が可能となり、かつ従来
にない透明なホログラム付包装体が得られる点である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図及び第2図
は本考案の包装体の断面図を示し、第3図及び第4図は
本考案の製造方法を示すものである。 (1)……基材フィルム、(2)……熱可塑性樹脂 (3)……ホログラム、(4)……接着剤 (5)……インキ、(6)……プラスチック容器 (7)……押出機、(8)……Tダイ (9)……冷却ロール、(10)……ホログラムスタンパ (11)……ニップロール、(12)……積層体巻取り

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも部分的に透明な基材フィルムと
    ホログラムを形成した熱可塑性樹脂とが、ホログラムを
    形成していない面で積層されて成る積層体を用いた包装
    体であって、前記積層体のホログラム形成面が、包装さ
    れる内容物側に面するように配置され、そのホログラム
    形成面の周辺部同士、もしくはホログラム形成面の周辺
    部と他の容器部材の縁部とが熱融着されて成るホログラ
    ム付包装体。
JP1986160651U 1986-10-20 1986-10-20 ホログラム付包装体 Expired - Lifetime JPH069980Y2 (ja)

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JPS6364659U JPS6364659U (ja) 1988-04-28
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JPS5882868A (ja) * 1981-10-30 1983-05-18 旭化成株式会社 青果物用密封容器及びその製法

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