JPH0414373Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0414373Y2
JPH0414373Y2 JP2273785U JP2273785U JPH0414373Y2 JP H0414373 Y2 JPH0414373 Y2 JP H0414373Y2 JP 2273785 U JP2273785 U JP 2273785U JP 2273785 U JP2273785 U JP 2273785U JP H0414373 Y2 JPH0414373 Y2 JP H0414373Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink layer
sealed
bag
overlapped
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2273785U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61141253U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2273785U priority Critical patent/JPH0414373Y2/ja
Publication of JPS61141253U publication Critical patent/JPS61141253U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0414373Y2 publication Critical patent/JPH0414373Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キヤンデー等の飲食品や医薬品等、
軽包装物品を収納するためのピロー袋に代表され
る物品包装袋に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
キヤンデー等の物品を収納するための物品包装
袋としては、第5図に示す如きピロー袋が広く用
いられている。
該ピロー袋は、ベースフイルムの裏面(後にピ
ロー袋内面側となるべき面)にシーラントが積層
されてなるフイルム1′が折り返され、その折り
返し線に平行な辺部11′が重ね合わせシールさ
れて筒状とされ、その中へ物品(図示せず)が収
納された上で、その折り返し線と直交する両辺部
12′,12′の両開口部が重ね合わせシールされ
たものである。
かかるピロー袋は、安全や衛生を確保するため
にも消費者の手に渡るまでの流通過程において確
実な封緘状態が保たれなければならず、万が一に
も、その封緘状態が解かれて人体に有害な物質が
混入されるような事態が引き起こされてはならな
い。
従つて、かかるピロー袋の重ね合わせシール部
は、加熱した上で押圧することにより、その接触
部を熱融着され、確実且つ強固にシールされてい
る。
然るに、かかるピロー袋にて包装された包装体
が消費者の手に渡り、消費者がピロー袋を引き裂
いて内部の物品を取り出したい場合には、上述し
たように重ね合わせシール部が確実且つ強固にシ
ールされていることが消費者にとつて逆に都合の
悪いこととなり、消費者はピロー袋を引き裂くの
に極めて大きな力を加える必要が生じる。
そこで、ピロー袋を消費者が引き裂き易くする
ために、パートコート剤を用いることによつて重
ね合わせシールすべき部分を部分的に熱融着させ
たピロー袋、或いはその熱融着する部分の厚さを
極力薄くしたピロー袋が用いられることが多い。
然るに、かかるピロー袋にて包装された包装体
は、悪意者が該ピロー袋の重ね合わせシールを注
意深く剥がして開封し、内容物の改ざんを行つた
上で該重ね合わせシール部を注意深く再熱融着さ
せると、元の未開封の状態と何ら区別が付かなく
なるということも起こり得る。
本考案は、かかる事態が起こり得ないようなピ
ロー袋を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために創案された本考案
の物品包装袋は、ベースフイルムの裏面にシーラ
ントが積層されてなるフイルムが折り返され、該
フイルムの辺部が重ね合わせシールされてなる物
品包装袋において、その重ね合わせシールされた
部分には、前記ベースフイルムと前記シーラント
との間に、透明インキにて浮出し文字(例えば、
「開封済」等の文字)が描かれた透明インキ層と
該透明インキ層を全面的に覆う着色インキ層とか
らなる印刷インキ層が形成されている点に特徴を
有している。
なお、前記ベースフイルムとしては、二軸延伸
ポリプロピレン、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポ
リエステル等の透明配向フイルムやセロハン等が
用いられる。また、ポリエチレンテレフタレート
とポリエチレンとアルミニウムとが積層された不
透明なラミネート層も特別な機能を有したフイル
ムとして用いられる。
また、前記重ね合わせシールされた部分の袋内
側の形状がジグザグ状としておけば、ヒートシー
ル部の裂け目(剥離界面)を規制することができ
る上、消費者が包装袋を引き裂きたいときに引き
裂き易くて便利である。
〔作用〕
叙上の如き構成の物品包装袋にあつては、辺部
が重ね合わせシールされている封緘状態にある場
合、透明インキにて描かれた浮出し文字は、透明
インキ層が全面的に着色インキ層にて覆われれて
るため、全く認識することができないが、重ね合
わせシールされた部分を引き裂こうとすると、そ
の裂け目は最も強度の弱い印刷インキ層へ伝播
し、前記浮出し文字が着色インキ層にて全面的に
覆われない状態となるので、該浮出し文字が認識
できるようになつて前記物品包装袋が封緘状態か
ら解かれたことが容易に判別できる。
しかも、引き裂かれた部分を再熱融着させよう
としても、その裂け目は印刷インキ層へ伝播して
いるので熱融着され難く、たとえ熱融着されたと
しても印刷インキ層を透明インキ層と着色インキ
層とが組合わさつた元の状態に復元することは不
可能であり、前記浮出し文字は消失せず、物品包
装袋が封緘状態から解かれたことは容易に判別で
きる。
〔実施例〕
以下、本考案を添付図面を参照しながら具体的
に説明する。
第1図は本考案の物品包装袋の一例たるピロー
袋を示す斜視図であり、第2図は第1図の−
線による断面図である。
図中、1はピロー袋を構成するフイルムであ
り、該フイルム1はセロハンや透明な二軸延伸フ
イルムからなるベースフイルム11の裏面(後に
ピロー袋の内面側となるべき面)に、ポリエチレ
ン層(層厚:20〜30μmであつて該層厚は後の引
き裂き易さを考慮して通常のものより薄くされて
いる)からなるシーラント12が積層されたもの
である。
該フイルム1は折り返され、その折り返し線に
平行な辺部13が重ね合わせシールされて筒状と
され、その中に物品(図示せず)が収納された上
で、その折り返し線と直交する両辺部14,14
の両開口部が重ね合わせシールされて熱融着部1
5,15が形成され、ピロー袋とされる。なお、
両辺部14,14の重ね合わせシールされた部
分、即ち熱融着部15,15の袋内側の平面形状
は、第1図に示す如くジグザグ状とすることが好
ましい。これは、ピロー袋の引き裂き易さと共
に、裂け目(剥離界面)を後述する印刷インキ層
2へ伝播させ易くすることを考慮したものであ
る。また。、該熱融着部15,15はシーラント
12自体が熱融着したものであり、その材質はシ
ーラント12と変わるところがない。
更に、該ピロー袋の重ね合わせシールされた部
分(前記辺部13,14,14に相当)には、前
記ベースフイルム11と前記シーラント12との
間に、夫々、透明インキにて浮出し文字(例え
ば、「開封済」等の文字)が描かれた透明インキ
層2aと該透明インキ層2aを全面的に覆う着色
インキ層2bとからなる印刷インキ層2が形成さ
れている。
かかる構成の物品包装袋にあつては、各辺部1
3,14,14が重ね合わせシールされてピロー
袋が封緘されている場合、透明インキにて描かれ
た浮出し文字(透明インキ層2aの部分に相当)
は、透明インキ層2aが全面的に着色インキ層2
bにて覆われているため、ピロー袋の外からみて
も認識することができない。然るに、重ね合わせ
シールされた部分を引き裂こうとすると、その裂
け目は第3図に例示するように、最も強度の弱い
印刷インキ層2へ伝播し、前記浮出し文字が着色
インキ層2bにて全面的に覆われない状態となる
ので、該浮出し文字が認識できるようになつてピ
ロー袋が封緘状態から解かれたことが容易に判別
できるようになる。
しかも、引き裂かれた部分を再熱融着させよう
としても、その裂け目は印刷インキ層2へ伝播し
ているので熱融着され難く、たとえば熱融着され
たとしても印刷インキ層2を透明インキ層2aと
着色インキ層2bとが組合わさつた元の状態に復
元することは不可能であり、前記浮出し文字は消
失せず、ピロー袋が封緘状態から解かれたことは
容易に判別できる。
その結果、ピロー袋にて包装された包装体に対
して悪意による内容物の改ざんを行うことを未然
に防止することができる。
なお、前記ベースフイルム11には、種々の模
様や商品名等が印刷表示されていても何ら差支え
がない。
まら、ピロー袋を構成するフイルム1のベース
となるベースフイルムとしては、前記ベースフイ
ルム11に代え、第4図に示す如く、ポリエチレ
ンテレフタレート層10a(層厚約12μm)とポ
リエチレン層10b(層厚:約15μm)とアルミ
ニウム層10c(層厚:約7μm)とが積層された
ベースフイルム10を用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の物品包装袋を用
いる場合、該物品包装袋を重ね合わせシール部に
て引き裂くと、「開封済」等の浮出し文字が現出
して該物品包装袋が封緘状態から解かれたことが
判別でき、該物品包装袋にて包装された包装体の
内容物の改ざんを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の物品包装袋の一例たるピロー
袋を示す斜視図、第2図は第1図の−線によ
る断面図、第3図は該ピロー袋を引き裂いた状態
を示す断面図、第4図は本考案の他の実施例を示
す断面図、第5図は従来の物品包装袋を示す斜視
図である。 1……フイルム、11,11′ベースフイルム、
12……シーラント、2……印刷インキ層、2a
……透明インキ層、2b……着色インキ層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースフイルムの裏面にシーラントが積層され
    てなるフイルムが折り返され、該フイルムの辺部
    が重ね合わせシールされてなる物品包装袋におい
    て、その重ね合わせシールされた部分には、前記
    ベースフイルムと前記シーラントとの間に、透明
    インキにて浮出し文字が描かれた透明インキ層と
    該透明インキ層を全面的に覆う着色インキ層とか
    らなる印刷インキ層が形成されている物品包装
    袋。
JP2273785U 1985-02-20 1985-02-20 Expired JPH0414373Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2273785U JPH0414373Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2273785U JPH0414373Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61141253U JPS61141253U (ja) 1986-09-01
JPH0414373Y2 true JPH0414373Y2 (ja) 1992-03-31

Family

ID=30515314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2273785U Expired JPH0414373Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0414373Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2832515B2 (ja) * 1994-09-19 1998-12-09 トーフジパック株式会社 容器用トップシールフィルム
KR20060104988A (ko) * 2003-09-30 2006-10-09 니프로 가부시키가이샤 의료용 용기 및 그 사용방법
JP4531588B2 (ja) * 2005-02-22 2010-08-25 大日本印刷株式会社 改ざん防止再封可能包装容器
JP5876988B2 (ja) * 2011-03-09 2016-03-02 花王株式会社 トレー包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61141253U (ja) 1986-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6199698B1 (en) Pharmaceutical packaging with separation means
JPH0618899Y2 (ja) レトルト食品用包装袋
US4537312A (en) Child-resistant tamper-evident package
US4972953A (en) Tamper-evident packaging, method of making same and intermediate therein
US4718553A (en) Tamper-evident packaging, method of making same, and intermediate therein
US4176746A (en) Gusset pouch with integral seal support and method of making same
JPH11301700A (ja) 指で触れることにより判別可能な包装袋
JP3935555B2 (ja) 注出具付き包装袋
MX2011003264A (es) Paquete que tiene ayuda para abrirlo por desprendimiento.
JPH0414373Y2 (ja)
JPH0453644U (ja)
JP2583616Y2 (ja) Ptp包装体
JP2794177B2 (ja) 密封包装袋
GB2140774A (en) A re-sealable container
JPH0434827Y2 (ja)
US10364084B2 (en) Flexible package with tamper-evident anti-counterfeiting label and method of making the same
JPH047073Y2 (ja)
JP4152117B2 (ja) オーバーラップ包装体
JPS5814375U (ja) 包袋
JPH0646312Y2 (ja) 包装材
JPS638601Y2 (ja)
JP2001031119A (ja) 注出部付き密閉包装体
JPH10119958A (ja) 不正開封防止カートン
JP5867174B2 (ja) 包装容器
JP2006225008A (ja) 不正開封防止袋体