JP2794177B2 - 密封包装袋 - Google Patents

密封包装袋

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JP2794177B2 JP63124697A JP12469788A JP2794177B2 JP 2794177 B2 JP2794177 B2 JP 2794177B2 JP 63124697 A JP63124697 A JP 63124697A JP 12469788 A JP12469788 A JP 12469788A JP 2794177 B2 JP2794177 B2 JP 2794177B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主として醤油、ソース、ドレッシング、ジ
ャム、マヨネーズ、練りからし、練りわさび、ラーメン
油等の各種の液状や流動性のある調味料等を収納する小
分け用袋、その他の設定された開封ライン通りに引裂き
開封する必要のある密封包装袋に関するものである。
[従来の技術と解決しようとする課題] 例えば学校給食で、またファーストフード店で、ある
いは各種弁当その他において、ソースやマヨネーズ等の
各種調味量を添付するための包装体として、合成樹脂フ
ィルムを基材とする包装袋に前記調味料等の一回の使用
量分を封入しておくことが行なわれている。
従来、この種の液状調味料等の密封包装袋としては、
内容物の保護等のために耐圧縮強度等のフィルム強度の
比較的大なる合成樹脂フィルムの複合体が多用されてい
る。例えば、複合体の袋内面側に耐引裂き性に優れる直
鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)フィルムが、また
袋外面側に機械的強度の強いナイロン、ポリビニルアル
コール、ポリエステル、ポリプロピレン系樹脂等の延伸
フィルムが用いられることが多い。
ところで、これらの密封袋の内容物を取り出すための
開封については、シール部にノッチを設けておいて、こ
のノッチの部分から引き裂くのが一般的であるが、その
開封操作は容易ではない。
すなわち、ノッチは通常包装対象物の充填機において
シール後に付けるものであるが、シール直後の袋材は熱
を帯びて粘りがあること、また刃の管理不足等の点か
ら、シャープなカットや切り込みにならないことが多
く、中でも前記のL−LDPEフィルムは引裂き強度が強く
粘るような感じがあるために、これは開封する場合、ノ
ッチがあっても容易に引き裂くことができない。
また前記の延伸フィルムは、ノッチ等の引裂きのきっ
かけさえあれば、容易に引き裂くことができるものでは
あるが、その製造段階における延伸手段の関係で、幅方
向に対して若干傾斜した方向性を有する場合があり、そ
のためシール部に形成したノッチの部分からの引き裂き
操作において、前記の方向性のために指を動かす方向に
よってはシールを引き剥がすような状態になってきわめ
て引き裂き難くなり、特に強いシール強度の得られるも
のほど切り裂き難いものとなる。
従って、開封操作の後、指先に必要以上の力を込めて
しまうことになり、力がコントロールされていない状態
で、仮に破断できても、内容物が勢いよく吹き出して飛
散したり、袋表裏の破断線の方向や位置が歪んだり離れ
たりして、指先や手および衣服を床を汚すおそれがあ
る。
殊に前記延伸フィルムは、引き裂きのきっかけがあれ
ば容易に引き裂くことができるものの、その引裂き方向
性、つまり袋としたときの開封方向をコントロールする
のは難しく、仮に開封操作に慎重にしてもその開封方向
をコントロールし、予定の開封ラインに沿って開封する
のは難しいものである。
なお、開封方向をコントロールする手段として、開
封すべきラインに糸を組込んで、この糸を引張ることに
よりフィルムを切るようにしたり、縦横一方に延伸を
強調したフィルムを袋材中に組込んでこのフィルムの方
向性を利用したり、あるいは方向性フィルムで粘着テ
ープを作り、この粘着テープを開封ラインに貼っておい
て開封方向をコントロールすることが考えられる。
しかし、前記およびの場合、現在の小分け用の包
装袋の形状や充填機にそぐわず、新設備が必要になり、
またの場合、別の素材および工程を更に必要とし、コ
スト高となる上、必要以上に腰が強くなり、袋を開封し
た瞬間強すぎる袋の腰が特に低粘度の内容物を押し出す
ため、内容物が飛び出し易く、その利用には問題があ
る。
なお、変形シールにより、周縁部のシール部分におい
て収容部の一部を取出し用の通路として延伸形成し、こ
の通路の部分を破断するように工夫した袋の場合にも、
引裂き用のノッチがシール部に設けられているだけであ
るため、その引裂きによる開封操作が容易でなく、やは
り破断線が不安定になり、上記した開封ミスを生じ易い
ものである。
本発明は、上記に鑑みて、液体調味料等の流動食品の
小分け用袋その他の密封包装袋として、その開封使用に
際して、予めミシン目状の切込み線によって設定した開
封ラインに沿って容易にかつ確実に開封でき、開封口か
らの内容物の取出しを失敗なく容易に行なえる密封包装
袋を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本発明では、特にL−
LDPEフィルム等の引裂き強度の大きい未延伸のフィルム
は、引裂き難い反面、これにミシン目状の切込みを入れ
ると、そのミシン目通りにしか切れないという点に着目
し、この引裂き強度の大きい未延伸のフィルムと延伸フ
ィルムとをラミネートした複合フィルムを基材として袋
を構成し、この基材としての複合フィルムにミシン目状
の切込み線を入れることにより、所定開封ラインに沿っ
て確実に開封できるようにしたものである。
すなわち、本発明の密封包装袋は、少なくとも1層の
合成樹脂の延伸フィルムと、該延伸フィルムより引裂き
強度の大きい未延伸の合成樹脂フィルムとを積層した複
合フィルムを基材とするシート材であって、前記基材で
ある複合フィルムの所要の個所に基材全層にわたる引裂
き用のミシン目状切込み線を形成し、さらに前記基材の
片面にシール用樹脂層を設けたシート材により袋体を構
成し、前記ミシン目状切込み線を包装対象物の収容部の
一部を横断するように配して周縁部でシールしてなるこ
とを特徴とするものである。
前記の引裂き強度の大きい合成樹脂フィルムとして
は、未延伸の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、また
は未延伸のポリプロピレン樹脂フィルムよりなるものが
特に好適に用いられる。
[作 用] 上記の構成よりなる本発明によれば、袋体を構成する
シート材は、耐引裂き性に優れる未延伸の合成樹脂フィ
ルムと、機械的強度の強い延伸フィルムとの複合フィル
ムを基材とするもので、内容物の保護上問題のないフィ
ルム強度を保有するばかりか、その基材である複合フィ
ルムに基材全層にわたるミシン目状の切込み線が設けら
れているので、内容物を取り出す際、この切込み線の側
傍をつまんで引き裂くようにすれば、この切込み線に沿
って歪みなく容易に切り裂き開封することができる。
すなわち、前記シート材の基材である複合フィルムの
うちの延伸フィルムより引裂き強度の大きい未延伸の合
成樹脂フィルム、例えば未延伸の直鎖状低密度ポリエチ
レンフィルムあるいは未延伸のポリプロピレン樹脂フィ
ルム等は、これにミシン目状の切込み線が設けられてい
ると、その素材の耐引裂き性のために前記切込み線以外
の個所に向っては引裂かれ難く、つまり切込み線の方向
にのみ引裂かれようとして、これが、フィルムの方向性
等による開封時の引裂き方向の曲りや歪みを規制するよ
うに作用する。しかもこの合成樹脂フィルムと積層され
た延伸フィルムは機械的強度が強いものの、引裂きのき
っかけがあれば容易に引き裂かれるので、この複合フィ
ルムの基材全層にわたって形成されたミシン目状の切込
み線、つまりは予定した開封ラインに沿って歪みなく確
実に破断開封できる。したがって設定された収容部の一
部を誰でも容易に綺麗に開封でき、内容物を容易に取り
出すことができる。
また前記のミシン目の切込み線は、シート材中の基材
となる複合フィルムのみに形成されているもので、少な
くとも内側のシール用樹脂層により切込み孔が塞がれ
て、前記切込み線が閉塞された状態に保持され、ミシン
目状の切込み線を有するものであるに拘らず、所定の密
封性を確保できる。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図および第4図の実施例において、(A)は袋
体、(2)は袋体(A)の表裏体(1a)(1b)を構成す
るシート材を示す。
このシート材(2)は、第2図に拡大して示すよう
に、延伸したポリビニルアルコール樹脂フィルム等の合
成樹脂の延伸フィルム(3)の片面に所要の印刷を施
し、この延伸フィルム(3)の印刷層(4)の側の面
に、L−LDPEフィルム等の前記延伸フィルム(3)に比
して引裂き強度の大きい未延伸の合成樹脂フィルム
(5)をドライラミネート法その他のラミネート手段に
より積層された複合フィルム(6)を基材とする。そし
てこの基材である複合フィルム(6)の前記印刷層
(4)に対応する開封最適位置等の所要の個所に、基材
全層にわたるミシン目状の切込み線(7)を形成してい
る。
さらに前記複合フィルム(6)の片面、主に前記合成
樹脂フィルム(5)の側の面にポリエチレン樹脂、もし
くはポリプロピレン樹脂等のオレフィン系樹脂その他の
接着性の良いシール用樹脂層(8)を押出しラミネート
法やドライラミネート法により積層して設け、他面には
ガスバリヤー性のよいポリ塩化ビニリデン樹脂のコーテ
ィングを施してシート材(2)としている。(9)はそ
の樹脂コーティング層を示し、この樹脂コーティング層
(9)および前記シール用樹脂層(8)にはミシン目状
の切込み線(7)は形成されない。殊にミシン目状の切
込み線(7)を形成した複合フィルム(6)にシール用
樹脂をラミネートして前記切込み線(7)の孔塞ぎをし
た後であれば、ポリ塩化ビニリデン樹脂を前記切込み線
(7)の部分においても確実に樹脂コーティングでき
る。
そして第1図および第4図の各実施例は、前記のシー
ト材(2)を、樹脂コーティング層(9)を外表面側に
して表裏体(1a)(1b)とし、内部に包装対象の液体調
味料等の流動物その他の内容物(a)を収容した状態
で、その四方全周縁部を熱シールにした場合を示してい
る。(10)はそのシール部分を示す。
特に第1図の場合は、変形シールによって、内容物の
収容部(11)の上部一部をシール部(10a)により隔さ
れた二つの取出し通路(12)として形成し、また第4図
の場合は同様に一つの取り出し通路(12)を形成してお
り、しかしていずれの場合も、前記複合フィルム(6)
に形成されたミシン目状切込み線(7)が前記取出し通
路(12)を横断する位置において一方の側縁から他側縁
に向って連続した直線状をなしかつ表裏体(1a)(1b)
で対応位置して、所定の開封ラインを形成するように配
されている。
前記実施例の場合、基材である複合フィルム(6)に
形成されたミシン目状の切込み線(7)の孔が内側のシ
ール用樹脂層(8)と表面の樹脂コーティング層(9)
とにより閉塞されて充分な密封性を有し、得に外表面の
樹脂コーティング層(9)がガスバリヤー性に優れたポ
リ塩化ビニリデン樹脂よりなるために、ガスバリヤー性
を必要とする液体調味料等の密封包装袋に特に好適に使
用でき、その内容物(a)の保護をきわめて良好になし
得る。
そして内容物(a)を取り出す際は、前記切込み線
(5)の側棒をつまんで引き裂くようにすれば、第3図
のようにこの切り込み線(7)に沿って歪んだりするこ
となく確実に切裂き開封することができる。すなわち、
前記シート材(2)の基材である複合フィルム(6)
は、そのうち一方のL−LDPEフィルム等の未延伸のフィ
ルム(5)は材質的に引裂き強度が強いために、ミシン
目状の切込み線(7)が設けられていると、その耐引裂
き性のために前記切込み線(7)以外の固定に向っては
引裂かれ難いもので、これがフィルム素材の方向性等に
よる開封時の引裂き方向の曲りを規制するように作用す
る。しかもこの合成樹脂フィルム(5)に積層された延
伸フィルム(3)は引裂きのきっかけさえあれば容易に
引裂かれるので、この複合フィルム(6)に基材全層に
わたって形成された前記切込み線(7)、つまりは予定
した開封ラインに沿って、直線的に確実に容易に開封で
きるのである。したがって設定された収容部の一部を綺
麗に開封でき、内容物(a)を適量づつ容易に抽出ある
いは絞り出すことができる。
例えば、前記延伸フィルムのみにミシン目状の切込み
を形成しておいて、これに積層したL−LDPEフィルムに
ミシン目状の切込みが形成されていない袋の場合には、
きわめて引き裂き難く、また力を加えれば引裂かれるに
しても方向が定まり難いもので、かなり慎重に開封して
も歪むことがあるが、上記した本発明の処理を施したも
のの場合には、それ程慎重に操作しなくてもほとんど失
敗なくその開封ラインに沿って確実に引裂き開封するこ
とができる。
第5図および第6図の各実施例においては、上記同様
のシート材(2)を樹脂コーティング層(9)が外表面
になるように二つ折にして表裏体(1a)(1b)とし、こ
の折曲線部(13)以外の三方の周辺部を上記同様に熱シ
ールした三方シール形態の袋の場合を示し、この実施例
においても、変形シールによってシール部分(10)の任
意の位置に内容物(a)の収容部(11)の一部を延出し
て取出し通路(12)として形成している。そして、前記
ミシン目状切込み線(7)が、前記取出し通路(12)を
横断する位置に配されている。
前記形態の袋の場合も、上記と同様に優れたシール性
およびガスバリヤー製を確保できるとともに、開封の際
には前記ミシン目状の切込み線(7)により、所定の開
封ランインに沿って容易に開封することができる。特に
開封のための切裂き操作の際、前記の取出し通路(12)
の側を切裂き開始端にして切込み線(7)の上下側傍を
指でつまむと、必然的に取出し通路(12)を塞ぐ状態に
なり、そのまま切込み線(7)に沿って切裂けば、液体
調味量等の内容物(a)を全く飛散させるおそれがなく
真直ぐ開封できる。
なお本発明は取り出し通路を有さない各種の密封袋に
おいても、上記のミシン目状の切込み線(7)を収容部
の一部を横断する位置に配して同様に実施でき、この場
合にも所定の開封ラインに沿って確実に引き裂き開封す
ることができ、その内容物の取り出しを容易にする。例
えば錠剤の収納袋、あるいは手術用メス等の消毒した医
療用具を封入した袋の場合、所定の開封ラインに沿って
開封できるために、その取り出し使用が容易である。
上記した実施例においては、ガスバリヤー性のよいポ
リ塩化ビニリデン樹脂のコーティング層(9)をシート
材(2)の袋外面側に設けた場合を示したが、場合によ
っては、前記樹脂を袋内面側となるポリエチレン等のシ
ール用樹脂層(8)の上にコーティングして、これをシ
ール層として利用することもある。またガスバリヤー性
をあまり要求されない内容物(a)の場合には、前記ポ
リ塩化ビニリデン樹脂のコーティング層を省略すること
もでき、この場合も、シール用樹脂層(8)によってミ
シン目状の切り込み孔が塞がれて、充分な密封性を保有
する。なお必要により外表面側のコーティング層(9)
の上にアクリル樹脂等の耐熱性樹脂をさらにコーティン
グして実施する場合もある。
またシート材(2)の基材である複合フイルム(6)
のうちの延伸フィルム(3)としては、延伸したポリビ
ニルアルコール樹脂フィルムを単層で使用するほか、こ
れと同様の特性を持つ延伸ナイロンフィルム、延伸ポリ
エステル樹脂フィルム等の延伸フィルムを使用すること
ができ、また必要に応じて前記延伸フィルムの2種以上
を複層で用いることもできる。これらの場合にも、前記
ポリ塩化ビニリデン樹脂のコーティング層はガスバリヤ
ー性の必要性に応じて設ける場合と、設けない場合とが
ある。
さらに、前記の引裂き強度の大きい合成樹脂フィルム
(5)としては、未延伸のL−LDPEフィルムが特に好適
に用いられるが、これに代えて前記同様に引裂きに対し
て強い未延伸のポリプロピレン樹脂フィルム等の他の未
延伸の合成樹脂フィルムを使用することも可能である。
またシート材(2)の各層の厚みは、内容物の種類や
包装形態によっても異なるが、例えば基材の複合フィル
ム(6)の延伸フィルム(3)は10〜30ミクロン、L−
LDPEフィルム等の合成樹脂フィルム(5)は25〜35ミク
ロン、表面の樹脂コーティング層(9)は3〜10ミクロ
ン、またシール用樹脂層(6)は45〜70ミクロン程度と
するのが一般的である。
[発明の効果] 上記したように本発明の密封包装袋によれば、ミシン
目状の切込み線によって容易にかつこの切込み線に沿っ
て歪むことなく切り裂き開封することができ、特に延伸
フィルムだけでなく、直鎖状低密度ポリエチレン等の耐
引裂き強度の大きい未延伸のフィルムにもミシン目状切
込み線を入れたことにより、このフィルム素材の持つ耐
引裂き性による引裂き方向の規制作用によって、予め設
定された開封ライン、例えば収容部の一部を横断する所
定のラインにおいて確実に引き裂き開封できるのであ
る。
したがってその内容物を容易に確実に取り出すことが
でき、仮に内容物が液体状等の流動性のあるものであっ
ても、開封操作の際にその内容物をこぼしたり、手や衣
服および床を汚すことがなく、その内容物を容易に抽出
あるいは絞り出すようにして取り出すことができる。
しかも前記のミシン目状の切込み線は、シート材の基
材である複合フィルムのみに形成されているもので、少
なくとも内側のシール用樹脂層によって閉塞された状態
に保持されているため、ミシン目状切り込み線を有する
ものであるに拘らず、所定の密封状態に保持し得て内容
物の保護を良好になし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部欠截正面図、第2図
は前図II−II線における一部の拡大断面図、第3図は開
封時の斜視図、第4図〜第6図はそれぞれ他の実施例を
示す正面図である。 (A)……袋体、(1a)(1b)……表裏体、(2)……
シート材、(3)……延伸フィルム、(4)……印刷
層、(5)……引裂き強度の大きい合成樹脂フィルム、
(6)……基材となる複合フィルム、(7)……ミシン
目状切込み線、(8)……シール用樹脂層、(9)……
ポリ塩化ビニリデン樹脂のコーティング層、(10)……
シール部分、(11)……内容物の収容部、(12)……取
出し通路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 30/00 - 33/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1層の合成樹脂の延伸フィルム
    と、該延伸フィルムより引裂き強度の大きい未延伸の合
    成樹脂フィルムとを積層した複合フィルムを基材とする
    シート材であって、前記基材である複合フィルムの所要
    の個所に基材全層にわたる引裂き用のミシン目状切込み
    線を形成し、さらに前記複合フィルムの片面にシール用
    樹脂層を設けたシート材により袋体を構成し、前記ミシ
    ン目状切込み線を包装対象物の収容部の一部を横断する
    ように配して周縁部でシールしてなることを特徴とする
    密封包装袋。
  2. 【請求項2】前記引裂き強度の大きい合成樹脂フィルム
    が、未延伸の直鎖状低密度ポリエチレンフィルムよりな
    る請求項1に記載の密封包装袋。
  3. 【請求項3】前記引裂き強度の大きい合成樹脂フィルム
    が、未延伸のポリプロピレン樹脂フィルムよりなる請求
    項1に記載の密封包装袋。
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