JPH07291350A - 袋 体 - Google Patents

袋 体

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JPH07291350A
JPH07291350A JP6129504A JP12950494A JPH07291350A JP H07291350 A JPH07291350 A JP H07291350A JP 6129504 A JP6129504 A JP 6129504A JP 12950494 A JP12950494 A JP 12950494A JP H07291350 A JPH07291350 A JP H07291350A
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laminated sheet
paper
layer
bag
sheet
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Application number
JP6129504A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Mazaki
秀彦 真崎
Hiroshi Nishikawa
博 西川
Masahiko Honda
将彦 本田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バリア性、ヒートシール性をもつ積層シート
のみで、破損し易い内容物を包装する袋体を得る。 【構成】 紙、延伸プラスチックフィルム、及びヒート
シール樹脂層から構成した積層シートよりなるガゼット
袋Pにおいて、合掌シールを施した縦シール部1、及び
/又は、横方向に施した横シール部2の少なくとも一つ
には、指で摘まむことができる巾で設けられた複数の切
れ刃5に接続して、それぞれが所望の領域4aに開封で
きるジッパー6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固形、あるいは粒体状
の菓子、食品、医薬品、又は化粧品等の包装袋に係わ
り、特に、スナック菓子、スナック食品等の壊れやすい
形態のビスケット、おつまみ、氷菓などを充填、販売そ
して利用に供するのに、好適な袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壊れやすい個形状の内容物を保形
し、充填するための包装形態は、剛性がある紙箱を一般
的に使用し、そして、必要によっては、プラスチックト
レイ、あるいは、それをプラスチックフィルムで密封シ
ールし、更に、紙箱の外側を、引裂き用テープを設け
た、透明な防湿セロファン、各種バリア性を配慮した複
合フィルムで、オーバーラッピングをすることが行われ
ていた。また、柔軟性があるプラスチックシートよりな
る袋体を用いて剛性があるものを袋体に構成する場合
は、プラスチックトレーなどの成型品に、内容物を入れ
たのち、複合フィルムでオーバーラッピングをすること
が一般的に行われる方法であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、省資源や、廃棄
物公害の観点から、ごみを減容化するために、必要以上
の包装資材を節約することが社会的に要求され、包装に
用いる部材数を減らす傾向にある。しかしながら、古紙
の利用度が高い紙箱に直接食品を接触充填することは、
衛生上の問題がある。上記のような場合に行われてい
た、プラスチックトレーに充填した内容物を紙箱に挿入
し、更にプラスチックフィルムでオーバーラッピングす
ることは、省資源の意味からも満足できるものではない
という問題点があった。
【0004】また、プラスチックフィルムよりなる袋体
に、直接にスナック菓子、スナック食品等の壊れやすい
形態のビスケット、おつまみなどを包装するということ
は、単なる防湿包装という観点からは問題はないが、袋
体は剛性が乏しいために、内容物の保形上、剛性のある
プラスチックトレーを使わざるを得ないという問題点が
あった。そして、袋体は引き裂いて開封するのが一般的
であり、適当巾の開封が困難であり、更に紙箱のように
再封できないという問題点があった。
【0005】本発明は、衛生的なプラスチックフィルム
の面に直接食品を接触して充填すると同時に、保形性を
もち、そして、開封、又はジッパーの形状にもよるが再
封も適度にできる袋体の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の袋体は、紙、延伸プラスチックフィル
ム、及びヒートシール樹脂層を順に構成した積層シー
ト、又は延伸プラスチックフィルム、紙、及びヒートシ
ール樹脂層を順に構成した多層シートよりなるガゼット
袋において、合掌シールを施した縦シール部、及び/又
は、横方向に施した横シール部の少なくとも一つには、
指で摘まむことができる巾で設けられた複数の切れ刃に
接続して、それぞれが所望の領域に開封できるジッパー
を設けたものである。
【0007】本発明の袋体は、図1及び図10に示すと
おりの、フォルディング適性のある紙21の一方の面に
必要によっては接着剤層35を介して延伸プラスチック
シート22、及びヒートシール樹脂層23を順に設けた
積層シートSを用いて開封に便利なジッパー6を設けた
袋体である。あるいは、図10及び図15に示すとおり
の、延伸プラスチックシート22(ポリエステルシー
ト)と、接着剤層35を介して、紙21及びヒートシー
ル樹脂層23を含むバリア層Sbとを貼合した積層シー
トSを用いて開封に便利なジッパー6を設けた袋体であ
る。そして、その積層シートが、紙、延伸ポリエステル
シート、アルミニウム箔、ヒートシール樹脂層、又は延
伸ポリエステルシート、紙、アルミニウム箔、ヒートシ
ール樹脂層を順に積層して設けた袋体である。
【0008】積層シートSに使用する紙は、天然パルプ
を用いたものが、フォルディング適性から好ましく、上
質紙、薄葉紙、純白ロール、片つやクラフト紙、片面コ
ート紙などがある。そして、その坪量は、20g/m2
〜120g/m2 、好ましくは30〜60g/m2 のも
のである。
【0009】積層シートSに使用する延伸プラスチック
シートは、その延伸前のシートの製法が、押出し法、カ
レンダー法、溶液流延法によるフラットシート、インフ
レーション法によるチューブ状シートから、「ロール
法」、「テンター法」、「ロール法+テンター法」、
「チュブラー法」で延伸して得られる縦一軸延伸フィル
ム、横一軸延伸フィルム、縦横二軸延伸フィルムのもの
がある。例えば、二軸延伸ポリエステルシート、二軸延
伸ポリプロピレンシート、二軸延伸ナイロンシート、横
一軸延伸ポリプロピレンシート、縦一軸ポリプロピレン
シート等がある。そして、厚さは、使用するプラスチッ
クによっても異なるが、10〜30μm、好ましくは1
0〜20μmである。
【0010】該袋体は、図1に示すとおりの、両側面に
ガゼット3、上面の合掌貼りされた縦シール部1と、両
端に横シール部2を備えた形状に製袋した袋体である。
そして、稜線Aが四隅に形成されるもので、紙がもつ剛
性でその形状を保持できるものである。上面の縦シール
部1には、指で摘まめる間隔で2ケ所の切れ刃5を設
け、該切れ刃と接続して、それぞれが開封領域4aを形
成して、広がるように開封できるジッパー6、6a、6
bを設けたものである。
【0011】
【作用】上述の構成からなる袋体は、両側面のガゼット
により形成される稜線と紙の剛性とにより、袋体の形状
を保持するように作用する。また、縦シール部の切れ刃
から接続して設けられたジッパーは、2ケ所の切れ刃の
間を指で摘まんで、開封することによりジッパーで形成
した開封領域4aを設けることができるように作用す
る。半切れ状に設けたジッパーの切れ目6は、延伸プラ
スチックシートを打ち抜いてはいるものの、ヒートシー
ル樹脂層23は、膜状態を保っている。したがって、積
層シートの防湿性は殆ど低下しないように作用する。そ
して、未延伸樹脂層であるヒートシール樹脂層23は、
切れ刃を設けられた延伸プラスチックシート22と同一
方向に引裂かれるように作用する。また、袋体を横方向
に開封する場合は、横一軸延伸のシートを構成要素とす
ることは効果的に作用する。
【0012】積層シートSは、紙を基材として、引裂き
方向をもっている延伸プラスチックシートと、ヒートシ
ール樹脂層とから構成されるものである。この積層シー
トを本発明の袋体Pに製袋する手順を図1、及び図2を
参照にして説明すると次のとおりである。
【0013】底部11の左右両側にある側面部12、1
3をそれぞれ折線a、b、c、d、e及びfとでW型に
して内側に折り込んでガゼット3を形成し、小さい方の
上面部14の折返し部分14aを外向きに折返した状態
とし、この部分を大きい方の上面部15の左端内面に重
ねた状態でヒートシールすることにより合掌貼りした縦
シール部1を形成する。次いで、いずれか一方の横シー
ル部分16をヒートシールして、横シール部2を形成し
て閉じた状態とする。そして、充填工程において、側面
部12、13のガゼット部を広げるようにして全体を角
筒状に起こし、開いた横シール部2の方から内容物を充
填し、更に、横シール部分16をヒートシールして横シ
ール部2を設けて密封するものである。これにより図1
に示す形状の袋体Pが形成される。このようにして形成
された袋体Pは、両側面のガゼット3を広げることによ
り4本の稜線Aが形成されたことにより、ある程度の剛
性を備えた袋体となる。
【0014】積層シートSには、図2に示すように、大
きい方の上面部15において袋体Pの上面4となる部分
に、完全に打ちぬかれた切れ刃5と、これに連続するジ
ッパー6とが設けられている。すなわち、縦シール部1
を形成する部分の略中央に指で摘まめることができる巾
で、切れ刃5が2ケ所設けられ、、切れ刃5に連続して
設けられるジッパー6の切り口の形状は、「直線状部
分」6aとこれに連続した「くの字状部分」6bとから
形成される。そして、直線状部分6aに隣接する最初の
くの字状部分6bは直線状部分6aに連続するととも
に、1〜10mm程度内側に突き出るように形成されて
いる。そして、2番目以降のくの字状部分6bは、広が
る方向にみて下流側の切込み先端が上流側の切込み後端
よりも1〜10mm突き出るように形成されている。そ
して、積層シートSにおけるヒートシール樹脂層は、ジ
ッパー部では貫通されていないものである。これにより
袋体Pにバリア性をもたせるとともに、ジッパーが破断
できるように構成されている。
【0015】また、小さい方の上面部14の折返し部分
14aには、前記の切れ刃5と、ジッパーの直線状部6
aに対応する位置に切れ刃8と接続するジッパーに接続
する切れ刃8aとが2列に設けられ、その両サイドに
0.5〜2mmの間隔をおいて補助用切れ刃9と、それ
に接続するジッパー切れ刃9aとが設けられている。更
に内側にある切れ刃8aの内端を連結して円弧状のジッ
パー10が上面部14に設けられている。そして、ジッ
パー10の切込みは、前述ジッパー6の切込みの場合と
同様にヒートシール樹脂層以外の層を貫通するように形
成されている。
【0016】積層シートSから、前述のように製袋され
た袋体Pは、図1に示すように、縦シール部1の中央に
指で摘まむ間隔で2ケの切れ刃5(略裏面に切れ刃8が
位置する)と、これに連続するジッパーの直線状切れ目
6a(略裏面にカット部8aが位置する)を備えるとと
もに、上面4には切れ刃5に連続して、それぞれが広が
るように延びる2列のジッパーの切れ目6(6a、6
b)によって区画される上面4に開封領域4aを備えた
ものとなる。したがって、2ケの切れ刃5の間の摘まみ
部分17を、指で引っ張ることにより縦シール部1を破
断した後、親指の先で開封時の破断部10を、引いた
り、あるいは、押して開口し、そのまま斜め上方に引っ
張ることにより図2に示すようにジッパー6に沿ってガ
ゼットの稜線Aの開封領域4aを開くことができる。ま
た、袋体Pは、摘まみ部分17を開封時の破断部10の
下面に挿入することによって袋体Pを閉じることができ
るものである。
【0017】なお、上記の説明においては、切れ刃を
5、8、9に設けた場合について、記載したが、これら
の切れ刃や、ジッパーの切込みについては、袋体Pの製
袋時に加工を施すことで形成するようにしてもよい。ま
た、摘み部分17とこれと連続する開封領域4aは複数
個設けることにより、複数の部分で開封する形態を構成
することもできる。更に、開封領域4aは、図3に示
す、袋体の上面に設けるばかりではなく、図4に示すよ
うに横シール部2の近くに設けることもできる。また、
開封領域4aは、図5に示すように横シール部2から開
封できるように設けられるものである。あるいは、ジッ
パーの切込み形状については、図6、図8に示すとおり
の略、平行の連続する切れ目を2本備えてもよく、この
場合再封性は損なわれるが、包材にフォルディング適性
をもたせて、開口部の縁部を折り込むことで内容物の脱
落を防止できる。もちろん、再封性が不要な内容物、例
えば、氷菓(特にアイスバー)等にも適用できる。
【0018】
【実施例】実施例について図面を参照にして説明する。
【0019】(実施例 1)積層シートSとして、図1
1(1) 、(2) 、(3) の断面概念図に示す次の3種の積層
シートを通常の工程で作成した。そして、これらの積層
シートを、図2に示す、切れ刃5、8、9、押し罫a、
b、c、d、e、f及び半切れ加工のジッパー6等を打
ち抜き加工で形成した。 〔積層シートの層構成〕 (1) OPニス層32/印刷層31/紙21/接着剤層35/二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート12μm22/接着剤層
35/アルミニウム箔9μm25/ポリエチレン50μm23
よりなる積層シートS。 (2) OPニス層32/印刷層31/紙21/接着剤層35/二軸
延伸ナイロン15μm22/接着剤層35/アルミニウム箔
9μm25/プライマー層34/ポリエチレン40μm23よ
りなる積層シートS。 (3) ポリエチレンテレフタレート12μm22/印刷層31
/接着剤層35/紙21/接着剤層35/二軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレート12μm22/プライマー層34/ポリエ
チレン20μm23/ポリエチレン40μm23よりなる積
層シートS。 実施例1の(1) 、(2) に示す積層シートSについては、
アルミニウム箔25にジッパーを加工するときの刃は、
アルミニウム箔には到達するが、貫通しない程度に半切
れ加工を行う。そして(3) に示す積層シートSについて
はヒートシール樹脂層23を貫通しない程度に半切れ加
工をして、ヒートシール樹脂層23aの40μmには切
れ刃が到達しないように留意した。このように、打ち抜
き加工を施した積層シートSを用いて、図3に示す袋体
Pを得た。
【0020】(実施例 2)積層シートSとして、図1
2の(1) 、(2) の断面概念図に示す次の2種の積層シー
トSを通常の工程で作成した。そして、これらの積層シ
ートを、図2に示す、切れ刃5、8、9、押し罫a、
b、c、d、e、f及びジッパー6等を打ち抜き加工で
形成した。 〔積層シートの層構成〕 (1) OPニス層32/印刷層31/紙21/接着剤層35/二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート12μm22/接着剤層
35/アルミニウム箔15μm25/プライマー層34/ポリ
エチレン20μm23/イージーオープンフィルム50μ
m23 bよりなる積層シートS。 (2) OPニス層32/印刷層31/紙21/接着剤層35/二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート12μm22/プライマ
ー層34/ポリエチレン20μm35/アルミニウム箔9μ
m25/プライマー層34/ポリエチレン40μm23 a/イ
ージーオープン塗布液(縦シール部のみ部分コート、5
g/m2 )23 bよりなる積層シートS。 このように、打ち抜き加工を施した積層シートを用い
て、図3に示す袋体Pを得た。なお、実施例2(1) 、
(2) に示す積層シートSについては、アルミニウム箔2
5にジッパーを加工するときの刃は、アルミニウム箔に
は到達するが、貫通しない程度にジッパー6(6a、6
b)半切れ加工を行い、そして押し罫加工をa、b、
c、d、e、fを設け、更に切れ刃5は、シート全体を
貫通させた。また、実施例2の構成においては、摘まみ
部分17はカットテープを挿入した状態で縦シール部1
をヒートシールして、該カットテープを摘まんで開封す
ることもできる。
【0021】(実施例 3)積層シートSとして、図1
3の(1) 、(2) 、(3) の断面概念図に示す次の3種の打
ち抜き加工用の積層シートSaを通常の工程で作成し
た。そして、これらの積層シートを、図2に示す、切れ
刃5、8、9、押し罫a、b、c、d、e、f及びジッ
パー6等を打ち抜き加工で形成し、更にヒートシール層
23を全面にコーティングで設ける防湿性の高い積層シ
ートである。 〔積層シートの層構成〕 (1) OPニス層32/印刷層31/紙21/接着剤層35/二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート12μm22/接着剤層
35/アルミニウム箔9μm25/プライマー層34よりなる
打ち抜き加工用積層シートSa。 (2) OPニス層32/印刷層31/紙21/接着剤層35/二軸
延伸ポリプロピレン20μm22/プライマー層34/ポリ
エチレン35μm23よりなる打ち抜き加工用積層シート
Sa。 (3) OPニス層32/印刷層31/紙21/接着剤層35/二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート12μm22/プライマ
ー層34/ポリエチレン20μm35/アルミニウム箔9μ
m25/プライマー層34よりなる打ち抜き加工用積層シー
トSa。 実施例(1) 、(2) 及び(3) に示す打ち抜き加工用積層シ
ートSaは、製袋に必要な押し罫加工a、b、c、d、
e、f、シートを貫通する切れ刃5、及びジッパー6、
8、10を形成したのち、プライマー層面あるいはポリ
エチレン面にポリエチレンを40μm23を押出しコーテ
ィングで設け、全ての打ち抜き加工部にポリエチレン層
を形成してピンホールを塞ぎ、完全な密封性をもつ積層
シートSを形成した。また、切れ刃の部分である5、
8、9については、製袋時に切込み加工を行った。
【0022】(実施例 4)積層シートSとして、図1
4の(1) 、(2) 、(3) 及び(4) の断面概念図に示す次の
4種の打ち抜き加工用積層シートSaを通常の工程で作
成した。そして、これらの積層シートを、図2に示す、
切れ刃5、8、9、押し罫a、b、c、d、e、f及び
ジッパー6等を打ち抜き加工で形成し、更にアルミニウ
ム箔とヒートシール樹脂層を別工程で積層した、極めて
バリア性の高いものである。 〔積層シートの層構成〕 (1) 二軸延伸ポリエチレンテレフタレート12μm22/
接着剤層35/紙21/接着剤層35/二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレート12μm22/プライマー層34よりな
る打ち抜き加工用積層シートSa。 (2) 二軸延伸ポリプロピレン20μm22/接着剤層35/
紙21/接着剤層35/二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
ト12μm22/プライマー層34よりなる打ち抜き加工用
積層シートSa。 (3) OPニス層32/印刷層31/紙21/接着剤層35/二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート12μm22/プライマ
ー層34よりなる打ち抜き加工用積層シートSa。(4) 二
軸延伸ポリエチレンテレフタレート12μm22/接着剤
層35/紙21/接着剤層35/二軸延伸ポリプロピレン30
μm22/プライマー層34よりなる打ち抜き加工用積層シ
ートSa。 実施例4の(1) 、(2) 、(3) 及び(4) に示す打ち抜き加
工用積層シートSaは、製袋に必要な押し罫加工a、
b、c、d、e、f、シートを貫通する切れ刃5、及び
ジッパー6、8、10を形成したのち、プライマー層面
にポリエチレンを接着剤層35aとしてアルミニウム箔9
μm25と押出しコーターでサンドイッチラミネーション
を行い、全ての切り口をバリア性に優れたアルミニウム
箔とポリエチレンよりなる複合バリアー層Sbで塞い
だ。更に、アルミニウム箔面に、ヒートシール樹脂層2
3となるポリエチレン40μmの押出しコーテイングを
行いヒートシール層を設けた。この積層シートSは、全
ての打ち抜き加工部にポリエチレン層とアルミニウム箔
を形成してピンホールを塞ぎ、完全なバリア性をもつ密
封性の高い積層シートである。そして、切れ刃の部分で
ある5、8、9については、製袋時に切込み加工を行
い、バリア性の高い袋体Pを構成した。
【0023】(実施例 5)積層シートSとして、図1
5の断面概念図に示す、次の打ち抜き加工用積層シート
Saを通常の工程で作成した。そしてこれらの積層シー
トを図7に示す切れ刃5、8、押し罫a、b、c、d、
e、f及び前面上部18にジッパー6等を打ち抜き加工
で形成し、更に、アルミニウム箔25とヒートシール樹
脂層23を設けた防湿性に優れた積層シートである。 〔積層シートの層構成〕 (1) 二軸延伸ポリエチレンテレフタレート12μm22/
接着剤層35/紙21よりなる打ち抜き加工用積層シートS
a。 (2) 横一軸延伸ポリプロピレン22μm22/接着剤層35
/紙21よりなる打ち抜き加工用積層シートSa。 (3) 二軸延伸ポリプロピレン20μm22/接着剤層35
/紙21よりなる打ち抜き加工用積層シートSa。 実施例5の(1) 、(2) 及び(3) に示す打ち抜き加工用積
層シートSaを、製袋に必要な押し罫加工a、b、c、
d、e、f、シートを貫通する切れ刃5、及びジッパー
6、8、10を形成したのち、アルミニウム箔6μm25
側に接着剤層35bをコーティングして、ドライラミネ
ーション、あるいは、ウエットラミネーションで積層シ
ートSaとを貼合した。更に、アルミニウム箔面にプラ
イマー層を介してポリエチレン40μmの押出しコーテ
イングを行いヒートシール樹脂層23を設けた。製袋時
に、底側の横シール部を折り返して中央部を凹ませて、
図6に示すバリア性の高い袋体Pを得た。図6に示す包
体Pは、その形態からは開封するときに、ジッパー部を
切断することになる。しかしながら、積層シートSはフ
ォルディング性のある紙21と、アルミニウム箔25か
ら構成されているため、開口部は、折り込むことで容易
に閉じることができる。
【0024】(実施例 6)実施例5で得た、積層シー
トSaを用いて、図9に示す展開図に基づいて、切れ刃
5、8、押し罫a、b、c、d、e、f及びジッパー
6、10を打ち抜き加工で形成し、後は実施例4と同様
の方法で複合バリア層Sb、及びヒートシール樹脂層2
3を設けて、図8に示すとおりの袋体Pを得た。
【0025】本発明の袋体を構成する材料は、フォルデ
ィング性に富む紙を含むプラスチックシートと、必要に
よってはアルミニウム箔との積層シートであり、そし
て、両側面にガゼットを設けることにより、あたかも箱
のような稜線をもった形状を形成する。また、打ち抜き
加工後、アルミニウム箔やポリエチレンと積層すること
もでき、その積層シートがもつ特有のバリア性を損なう
ことなく製袋できるものである。そしてシール部の一部
を摘まみ部分として引っ張ることにより上面に設けたジ
ッパーで規制した面状で開封することができるととも
に、摘まみ部分を稜線に引っかけて再封することもでき
る。したがって、袋体のみで、従来の箱プラスフィルム
包装の二重包装に代わることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の袋体の概略形状を示す斜視図である。
【図2】本発明の袋体を形成する積層シートの展開図で
ある。
【図3】本発明の袋体の開封状態の形状を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の袋体の開封領域を横シール部に設けた
形状からの開封状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の袋体の横シール部から開封できる形態
を示す斜視図である。
【図6】本発明の袋体の別の形状を示す斜視図である。
【図7】本発明の図6に示す袋体を形成する積層シート
の展開図である。
【図8】本発明の袋体の別の形状を示す斜視図である。
【図9】本発明の図8に示す袋体を形成する積層シート
の展開図である。
【図10】本発明の袋体を形成するために、打ち抜き加
工された積層シートの断面の概念図である。
【図11】本発明の実施例1の積層シートの構成を示す
断面の概念図である。
【図12】本発明の実施例2の積層シートの構成を示す
断面の概念図である。
【図13】本発明の実施例3の打ち抜き加工用積層シー
ト及びヒートシール樹脂層を設ける状態を示す断面の概
念図である。
【図14】本発明の実施例4の打ち抜き加工用積層シー
ト及び複合バリア層を設ける状態を示す断面の概念図で
ある。
【図15】本発明の実施例5の打ち抜き加工用積層シー
ト及び複合バリア層を設ける状態を示す断面の概念図で
ある。
【符号の説明】
P 袋体 S 積層シート Sa 打ち抜き加工用積層シート Sb 複合バリア層 A 稜線 1 縦シール部 2 横シール部 3 ガゼット 4 上面 4a 開封領域 5、8、8a、9、9a 切れ刃 6、6a、6b、10 ジッパー 11 底部 12、13 ガゼット部 14、15 上面部 14a 折り返し部分 16 横シール部分 17 摘まみ部分 18 前面部 19 背面部 21 紙 22 延伸プラスチックシート 23 23a、23b、ヒートシール樹脂層 25 アルミニウム箔 30 OPニス層 31 印刷層 34 プライマー層 35 接着剤層 35a ポリエチレンサンドイッチラミネーションによ
る接着剤層 35b ウエットラミネーション又はドライラミネーシ
ョンによる接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 33/00 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙、延伸プラスチックフィルム、及びヒ
    ートシール樹脂層を順に構成した積層シートよりなるガ
    ゼット袋において、合掌シールを施した縦シール部、及
    び/又は、横方向に施した横シール部の少なくとも一つ
    には、指で摘まむことができる巾で設けられた複数の切
    れ刃に接続して、それぞれが所望の領域に開封できるジ
    ッパーを設けたことを特徴とする袋体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の積層シートが、紙、延
    伸ポリエステルシート、アルミニウム箔、ヒートシール
    樹脂層とより構成されることを特徴とする袋体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の積層シートが、紙、延
    伸ポリエステルシートよりなる積層シートの打ち抜き加
    工シートと、サンドイッチラミネーション用ポリエチレ
    ン、又は接着剤層、アルミニウム箔、又は/及びヒート
    シール樹脂層より構成されることを特徴とする袋体。
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