JP2016196310A - ホログラム効果を有する包装材料及び包装体 - Google Patents

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誠 大西
浩紀 南
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Abstract

【課題】回折格子をエンボスしたフィルムに更にヒートシール層を積層することなく、これをそのまま使用してヒートシールすることができる包装材料を提供すること。
【解決手段】透明フィルム11の一方の面にヒートシール層12を積層し、前記ヒートシール層の表面にエンボス型ホログラムを施す。ヒートシール層の表面にエンボス型ホログラムを施しているため、この包装材料に更にヒートシール層を積層することなく、そのままヒートシールして包装することが可能であり、ホログラム画像を鮮明に再生できる。
【選択図】図1

Description

本発明はエンボス型のホログラム画像を形成した包装材料とこの包装材料で包装にした包装体関する。
エンボス型ホログラムは、基材の表面に可視波長程度の微細な回折格子をエンボスして構成されるものである。エンボスによって形成された凹凸の凹部による反射光と、凸部による反射光との位相が互いに異なることから、両反射光が互いに干渉して回折光を発生する。そして、この回折光によって、立体感のあるホログラム画像を再生する。なお、反射光の波長に応じて回折角度が異なることから、エンボス型ホログラムを観察する角度を変えると観察できる回折光の波長、すなわち、色彩が変化する。このため、一般に、エンボス型ホログラムは虹模様を描き、レインボーホログラムと呼ばれることもある。
エンボス型ホログラムは、その凹凸面に光反射膜を配置して、反射光の強度を高めて使用することが通常である。光反射膜としては金属蒸着層、金属箔、あるいは高屈折率の薄膜などが使用されている。例えば、特許文献1は、光反射膜として高屈折率の透明薄膜を使用し、この透明薄膜を表面凹凸に沿って真空蒸着したものである。
特許文献1に記載のエンボス型ホログラムは包装材料に適するもので、この包装材料を使用して包装するために、光反射膜の上にヒートシール性樹脂層を積層している。すなわち、特許文献1に記載のエンボス型ホログラムは、図4の断面説明図に示すように、基材フィルム1aの上に樹脂層1bを積層し、この樹脂層1bをエンボスしてレリーフ状の回折格子を形成し、この凹凸面に沿って光反射膜1cを真空蒸着し、この光反射膜1cに接着剤1dを介してヒートシール性樹脂層1eを積層したものである。
実開昭62−143663号公報
このように、エンボス型ホログラムを形成したシートを包装材料として使用するためには、光反射膜に重ねてヒートシール層を積層する必要があった。本発明は、このような技術的背景に基づいてなされたもので、回折格子をエンボスしたフィルムに更にヒートシール層を積層することなく、これをそのまま使用してヒートシールすることができる包装材料を提供することを目的とするものである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、透明フィルムの一方の面にヒートシール層を積層して構成されており、
前記ヒートシール層の表面にエンボス型ホログラムが施されていることを特徴とするホログラム効果を有する包装材料である。
次に、請求項2に記載の発明は、前記透明フィルムの他方の面にヒートシール層が積層されていることを特徴とする請求項1に記載のホログラム効果を有する包装材料である。
また、請求項3に記載の発明は、エンボス型ホログラムが施された前記ヒートシール層
がアクリル系樹脂から成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のホログラム効果を有する包装材料である。
また、請求項4に記載の発明は、前記透明フィルムがセロハンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のホログラム効果を有する包装材料である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の包装材料によって内容物を包装して成る包装体である。
また、請求項6に記載の発明は、内容物を光反射膜で包装した後、請求項1〜4のいずれかに記載の包装材料によって二重包装したことを特徴とする包装体である。
また、請求項7に記載の発明は、前記包装材料の内面に光反射膜が配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の包装体である。
本発明の包装材料は、ヒートシール層の表面にエンボス型ホログラムを施したフィルムを使用しているため、このフィルムに更にヒートシール層を積層することなく、そのままヒートシールすることが可能である。このため、エンボス型ホログラムを形成したフィルムに更に光反射膜とヒートシール層とを積層して製造した従来の包装体に比較して、その材料や製造工程が簡略であり、製造コストを低下させることができる。
また、そのヒートシール層にはホログラムがエンボスされているため、入射した光がこのホログラムによって反射されて回折光を生じ、鮮明なホログラム画像を観察することができる。
図1は本発明の包装材料の具体例の断面説明図である。 図2は本発明の包装体の具体例に係り、図2(a)はその斜視図、図2(b)は断面説明図である。 図3(a)は本発明の包装体の別の具体例の断面説明図、図3(b)はさらに別の具体例の断面説明図である。 図4は従来の包装材料の断面説明図である。
図1の断面説明図に示すように、本発明の包装材料1は、透明フィルム11と、この透明フィルム11の一方の面に積層されたヒートシール層12とを必須の構成要素とするものである。そして、本発明の包装材料には、このヒートシール層12の表面にエンボス型ホログラムが施されていることが必要である。なお、このヒートシール層12は包装材料の表面に露出している必要がある。仮にこのヒートシール層12に別の樹脂層を積層すると、後述するエンボス型ホログラムの凹凸が消失して、ホログラム画像を再生することができない。
透明フィルム11は任意のフィルムでよく、例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロハン等が使用できる。単層のフィルムであってもよく、多層構造の積層フィルムであってもよい。また、内容物を包装してヒートシールする際の便宜のため、透明フィルム11の他方の面にもヒートシール層を積層することができる。例えば、セロハンの両面にヒートシール層を設けて、その一方のヒートシール層を前記ヒートシール層12として、このヒートシール層12にエンボス型ホログラムを施すことにより、本発明の包装材料とすることができる。
次に、ヒートシール層12も任意のヒートシール性樹脂で構成することができるが、後述するようにこのヒートシール層12の表面に設けられた凹凸表面によって光を反射し、この反射光でホログラム画像を再生する必要があることから、光反射率の高いアクリル系樹脂を使用することが望ましい。なお、セロハンの両面にアクリル系ヒートシール層を積層したフィルムは、フタムラ化学(株)から「AZ−1」の商品名で市販されており、このフィルムの一方のヒートシール層にエンボス型ホログラムを施して本発明の包装材料とすることができる。
次に、エンボス型ホログラムは、ピッチ0.1〜1.0μmの凹凸を形成して構成したもので、この凹凸表面に可視光を入射することにより、その反射光又は透過光を互いに干渉させて回折光を発生させるものである。凹凸の深さは0.1〜1.0μm程度でよい。このエンボス型ホログラムを形成する方法は公知であるが、例えば、二光束干渉法又は電子線描画法で形成した原版からエンボス版を作成し、このエンボス板でヒートシール層112の表面をエンボスすることによって形成することができる。
次に、本発明の包装材料1は、さまざまな内容物を包装する包装材料として使用することができる。例えば、図2は固形物を内容物2として包装した包装体の例を示すもので、包装材料1を折り曲げながら内容物を包み、図示の上面で包装材料1同士を重ね、この重畳位置1xで包装材料1をヒートシールして包装したものである。また、この他、本発明の包装材料を使用して、四方シール袋、三方シール袋、スタンディングパウチ、ガゼットパウチ等を製袋し、この包装袋で内容物を包装してもよい。いずれの包装体においても、エンボス型ホログラムが施された前記ヒートシール層12を内面側又は外面側として包装することができる。
また、この包装材料1の内面側又は外面側に印刷することもできる。例えば、エンボス型ホログラムが施された前記ヒートシール層12に印刷を施し、このヒートシール層12を内面側として内容物2を包装して包装体とすることができる。あるいは、印刷を施した前記ヒートシール層12を外面側として内容物2を包装して包装体とすることも可能である。いずれの場合にも、エンボス型ホログラムが施された前記ヒートシール層12に印刷を施した場合には、このインキによって凹凸が埋まってホログラム画像が消失するため、エンボス面の一部に印刷するに留めることが望ましい。
また、エンボス型ホログラムが施された前記ヒートシール層12の反対面に印刷を施し、ヒートシール層12を内面側として内容物2を包装して包装体とすることもできる。この場合には、全面に印刷を施してもよい。
次に、内容物2は任意でよく、例えば、チョコレートなどの菓子類を例示できる。
また、包装材料1のヒートシール層12の内面に光反射膜3を配置することもできる。この場合には、包装体外面側から包装材料1に入射した光のうち、一部はヒートシール層12内面で反射される。この反射光がホログラム画像を再生することは前述のとおりである。一方、包装材料1に入射した光のうち、これを透過した光は光反射膜3で反射して再度包装材料1に入射して透過する。この透過光のうち、凹部を透過する透過光と凸部を透過する透過光の位相は互いに異なるため、両者が干渉して透過回折光を発生し、ホログラム画像を再生する。このように、入射光のうち、ヒートシール層12の凹凸内面で反射される光と、これを透過して光反射膜13で反射され、包装材料1に再入射する光の両者によってホログラム画像が再生される。
また、金属箔や金属蒸着フィルム等の光反射膜3を使用して包装した後本発明の包装材
料1で包装して、これら光反射膜3と包装材料1とで二重包装することも可能である。図3(a)は、光反射膜3で内容物を包装した後、エンボス型ホログラムが施された前記ヒートシール層12を外面側として、本発明の包装材料1で包装することにより、内容物を二重包装した例を示す断面説明図である。また、図3(b)は、同様に光反射膜3で内容物を包装した後、エンボス型ホログラムが施された前記ヒートシール層12を内面側として、本発明の包装材料1で包装することにより、内容物を二重包装した例を示す断面説明図である。
1:包装袋
1x:ヒートシール部
11:透明フィルム
12:ヒートシール層
2:内容物
3:光反射膜

Claims (7)

  1. 透明フィルムの一方の面にヒートシール層を積層して構成されており、
    前記ヒートシール層の表面にエンボス型ホログラムが施されていることを特徴とするホログラム効果を有する包装材料。
  2. 前記透明フィルムの他方の面にヒートシール層が積層されていることを特徴とする請求項1に記載のホログラム効果を有する包装材料。
  3. エンボス型ホログラムが施された前記ヒートシール層がアクリル系樹脂から成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のホログラム効果を有する包装材料。
  4. 前記透明フィルムがセロハンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のホログラム効果を有する包装材料。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の包装材料によって内容物を包装して成る包装体。
  6. 内容物を光反射膜で包装した後、請求項1〜4のいずれかに記載の包装材料によって二重包装したことを特徴とする包装体。
  7. 前記包装材料の内面に光反射膜が配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の包装体。
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