JPH10507977A - 包装用積層材料およびその材料の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 高価な層を使用せずにガス特に酸素ガスに関する密封性、および油脂に対する耐性を向上させ、しかも簡単且つ容易に製造できる包装用積層材料を提供する。この包装用積層材料１０は紙すなわち厚紙の芯層１１および該芯層の少なくとも片側に配置されたプラスチックの層１２を含んでなる。プラスチック層１２にはガス特に酸素ガスに関する密封性、および油脂に対する耐性を向上させることのできる金属被覆１３が従来の真空蒸着技術により付与される。金属被覆されたプラスチックウェブ１２はその金属被覆面側を紙または厚紙のウェブ１１に向けて積層される。この積層は、接着材すなわちシーリング用プラスチック１５で行われる。この包装用積層材料１０の紙または厚紙の層１１は包装容器の内面を形成するようになされる。芯層１１の他側にもプラスチック層１４を備えることができる。この包装用積層材料１０は油や油脂を含む積層の包装に用いることを意図される。

Description

【発明の詳細な説明】 包装用積層材料およびその材料の製造方法 背景技術 本発明は、紙すなわち厚紙の芯層および該芯層の片側に配置されたプラスチッ クの層を有する形式の包装用積層材料に関する。本発明はまた、その包装用積層 材料を製造する方法、ならびにその包装用積層材料で作られた包装容器にも関す る。さらに本発明は、油または油脂の製品用の包装容器にそれらの包装用積層材 料を使用する方法に関する。 従来の技術 包装技術において、１回使用の使い捨て用パッケージで作られた包装容器が食 品の包装および運搬にしばしば使用されており、極めて大量なこれらのいわゆる １回使用の使い捨て包装容器は紙すなわち厚紙の芯層および該芯層の片側に配置 されたプラスチックの層を有してなる包装用積層材料（パッケージングラミネー ト）で製造されている。 包装用積層材料の構造は、包装される製品の最良な保護を行えると同時に、そ の包装用積層材料が製造容易であり、合理的な工業規模で完成されたパッケージ を製造することのできる最新の高速包装充填機を使用してパッケージに再成形す なわち変換することが容易に行えねばならないという概念に立脚している。 上述したように紙または厚紙とプラスチックとだけによって構成された包装用 積層材料は、機械的強度が強く形状安定性がよく、液体に関する良好な密封性を 有する包装容器の製造は可能にするが、この包装用積層材料は一般にガスに関す る密封性に欠けており、したがってガスの影響を受けやすい製品、特に酸素ガス に影響されやすい製品を収容するパッケージとしては不適当である。さらに、こ のような包装用積層材料は油脂に対する耐性が不足しており、この結果として、 油、脂肪または油脂類などの製品がその包装用積層材料における紙または厚紙の 層の中に浸透して該層に品質劣化の影響を与える、すなわち弱化するとともに、 油または油脂の汚れ斑が包装用積層材料の外側のプラスチック層を通して容易に 見えるために食欲を失わせるような汚らしい外観にしてしまう。 この包装用積層材料に対してガス、特に酸素ガスに対する密封性および油脂に 対する耐性を付加するために、この分野では所望される特性を有する材料で作ら れた１以上の追加層を備えることが知られている。 油脂耐性を有する周知の包装用積層材料は、油脂に耐える紙または油脂に耐え る厚紙で芯層が構成され、その芯層の両側には外側プラスチック層が配置されて いる。この形式の包装用積層材料は、例えばＥＰ０３１３３５６号の番号で公開 された欧州特許出願公報に記載されている。従来技術の包装用積層材料は脂肪や 油脂に富んだ製品に対して非常に高い耐性を示しており、脂肪や油脂はその包装 用積層材料における油脂耐性を有する芯層の中に、およびその芯層を通して浸透 することはできないか、または非常にゆっくりと浸透する。しかしながら従来技 術の包装用積層材料におる固有の欠点は、高価でそれ故に包装用積層材料の価格 を不当に高くしてしまうことになる特別な品質の紙または厚紙を必要とすること である。 本発明の目的 それ故に本発明の一つの目的は、上述した従来技術の包装用積層材料に固有な 必然的な難点および欠点のない新しい積層材料、すなわち包装用積層材料を実現 することである。 本発明の他の目的は、高価でエネルギーを消費する材料からなる層を使用せず に優れた油脂耐性を有する包装用積層材料を実現することである。 本発明のさらに他の目的は、優れた油脂耐性および良好なガス密封性を有する 包装用積層材料を実現することである。 本発明のさらに他の目的は、優れた油脂耐性および優れたガス密封性を有する 簡単且つ容易に製造できる包装用積層材料を実現することである。 課題を解決するための手段 これらのおよび他の目的および利点は、本発明によりプラスチック層が芯層に 面する側に金属被覆を備えるという特徴を与えられた冒頭に説明した形式の積層 材料すなわち包装用積層材料で達成される。 包装用積層材料が非常に薄くされ得る金属被覆を施される結果として、本発明 による包装用積層材料は、金属被覆されたプラスチック層の配置される芯層側の 面から包装用積層材料の内部に、およびそれを通して油、脂肪または油脂類の製 品が浸透するのを有効に防止する優れた油脂耐性を有することになる。金属被覆 を備えた結果として、本発明による包装用積層材料はガス密封性、特に酸素ガス の密封性をさらに向上され、これにより包装用積層材料は例えば料理用オイルの ような酸素ガスに敏感な油脂および油を含有する製品のためのパッケージとして 著しく好適なものとなされる。 金属被覆は油脂および油を含有する製品の油類が浸透するのを効果的に防止す ることができるので、その保護用金属被覆の後側で包装用積層材料の内部に隠れ て位置する紙または厚紙の層の有効な保護材として機能し、この結果、油脂およ び油の製品は包装用積層材料の金属を被覆されたプラスチック層の面から紙また は厚紙の層に達することはできない。このことは、本発明による包装用積層材料 が芯層の紙に対して特別な品質を全く要求せず、任意の品質の購入可能な安価な 紙または厚紙がそれぞれ本発明による包装用積層材料に実際に使用できるように させる。 本発明による包装用積層材料の特徴におけるさらに他の実施例および利点は、 請求の範囲の欄に記載された請求の範囲２〜請求の範囲７に記載されている。 本発明の他の目的およびその解決手段 本発明のさらに他の目的は、本発明による包装用積層材料を製造する簡単且つ 単純な方法を実現することである。 この目的は、本発明により請求の範囲８に記載された方法で達成される。 本発明のさらに他の目的は、それぞれ請求の範囲１０および請求の範囲１１に 記載されたように、油脂または油の製品を充填された包装容器を実現し、また本 発明による包装用積層材料をこのような包装容器のために使用する方法を提供す ることである。 図面の簡単な説明 本発明は添付図面を特に参照して以下に非常に詳細に説明される。 第１図は、本発明による包装用積層材料を通る概略横断面図。 第２図は、本発明による方法を使用して包装用積層材料を製造する方法を概略 的に示す説明図。 本発明の説明を続けるまえに、まず最初に図面に示された実施例が本発明の範 囲を如何様にも制限する意図はなく、単に本発明を簡単且つ容易な方法で説明す る目的で示されているにすぎないということに留意しなければならない。多くの 様々な変更および変形が本明細書に記載された概念から逸脱せずになし得ること が当業者にとって明白となろう。したがって、このような変更例および変形例は 請求の範囲に記載の範疇に含まれ、網羅される。 発明の実施の形態 図面を参照すれば、第１図は全体を符号１０で示されている本発明による包装 用積層材料の横断面を示している。 包装用積層材料１０は芯層１１、およびその芯層の片側に配置された外側プラ スチック層１２を含んでなり、プラスチック層１２は図示実施例では芯層１１の 上側に位置されている。芯層１１および外側プラスチック層１２の間に金属被覆 １３が配置されており、この金属被覆は従来の真空蒸着技術によって外側プラス チック層１２に蒸着され結合されている。包装用積層材料１０は芯層１１の他側 に、すなわち図示実施例で下方に向けられている面に備えられた外側プラスチッ ク層１４をさらに含むことが好ましい。 金属被覆１３を真空蒸着された外側プラスチック層１２は、芯層１１と金属被 覆１３との間に配置されてそれら両者と良好な接着性（高い接着強度）で結合で きる接着層すなわち密封プラスチック層１５によって基礎となる芯層１１に対し て積層すなわち結合されており、機械的に強力で耐久性のある密封結合すなわち シーム結合を外側に積層された２つの層１３および１４の間に形成している。 芯層１１は、例えばいずれかの任意な購入可能な品質で、繊維材料が特別な化 学および（または）光学特性を有するような要求が全くなされない紙または厚紙 である繊維材料で作られている。しかしながら芯層１１が満たさなければならな い一つの要求条件は、包装用積層材料１０で寸法の安定した包装容器を製造でき るようにするために機械的な剛性および強度を包装用積層材料１０に与えるもの でなければならないということである。本発明によれば、芯層１１はしたがって 液体食品用の１回限りの使い捨ての消費用パッケージを製造するパッケージング 技術において通常使用されている従来の品質の紙または厚紙で構成されることが できる。このような従来の紙および厚紙の品質は当業者に周知であり、それ故に 本明細書でこれ以上の詳細な説明は必要ない。 第１図において包装用積層材料１０の上側に位置する外側プラスチック層１２ は、基本的には液体に対する密封性を包装用積層材料１０に与えるいずれの周知 のプラスチック材料でも作ることはできるが、良好な液体密封性に加えて、対面 するプラスチック層が熱と圧力とを加えることで互いに表面の融着を生じて、両 プラスチック層の間に液体密の機械的に強力な耐久性のある密封結合すなわちシ ーム結合を形成するような、いわゆる熱密封で密着できる有利な性質も有してい る熱可塑性材料によって作られることが好ましい。 本発明による包装用積層材料１０の外側プラスチック層１２として使用できる 適当な熱可塑性のプラスチック材料は、低密度ポリエチレン、クッション製、ポ リプロピレンおよびポリエチレンテレフタレートである。 本発明による包装用積層材料１０の芯層１１と外側プラスチック層１２との間 の、該外側プラスチック層１２上の金属被覆１３は、すでに説明したように、従 来の真空蒸着技術で形成され、良好な接着力（高い接着強度）で外側プラスチッ ク層１２に結合された金属膜であり、外側プラスチック層１２はその金属膜の基 材として作用している。本発明は、金属被覆１３を形成するための幾つかの周知 の市販されている利用可能な真空蒸着技術のうちの特定のいずれか一つに限定さ れることはないが、本発明により実施した実験では、いわゆるＣＶＰＤ（化学蒸 気プラズマ沈着）技術が有利な目的にかなった結果を得られた。このような今ま で周知の蒸着技術に関する詳細説明および事実によって説明を不要に難解にしな いために、この部分ではそのような技術の原理を正確に説明し表現している利用 可能な文献が参照される。 このような周知の真空蒸着技術を使用すれば、極めて薄い、しかし非常に密度 の高い稠密金属被覆を形成することができるのであり、本発明によれば金属被覆 １３の厚さはそれ自体は非常に小さい限界値において比較的広い範囲に変化でき る。実際的に良好に機能する金属被覆１３の厚さ範囲は、１００オングストロー ム（Å）から８００オングストローム（Å）、好ましくは３００〜５００オング ストローム（Å）、例えば４００オングストローム（Å）である。 金属被覆１３の材料は、真空蒸着により外側プラスチック層１２上に非常に薄 い層として蒸着されることのできる適当な金属または他の無機化学化合物とする ことができる。したがってここで、また請求の範囲で使用する「金属」という表 現は、「純」金属および他のそのような無機化学化合物の両方を包含する。 好ましい金属の例はアルミニウムであり、アルミニウムはこのような薄い厚さ １００〜８００オングストローム（Å）で密度の高い稠密な連続した被覆を形成 し、これはガス、特に酸素ガスに対する良好な密封性と、油お湯油脂の浸透性に 対して望まれる保護性とを備えている。アルミニウムの金属被覆１３はさらにま た、本発明の面１０に対して、第１図においてその包装用積層材料１０の上側か ら透明な外側プラスチック層１２を通しての美しい銀色の見栄えを与える。 被覆１３として使用できるこのような他の一つの無機化学化合物の例は、一般 的に化学式ＳｉＯＸを有するけい素化合物である。ここでＸは１．５〜２．２の 間で変化できる。 包装用積層材料の見栄えをさらに向上させるために、本発明による包装用積層 材料１０は外側プラスチック層１２上に模様化した装飾（デカール）を印刷され ることができ、この印刷装飾は包装用積層材料１０で製造される包装容器内に包 装される製品についての情報を与えるように装飾技法によって模様および色を自 由に選択できる。 上述で指摘したように、吸収性の紙や厚紙材料に容易に浸透して包装用積層材 料を弛ませて使用不能にしてしまう液体から芯層１１を保護するために望ましく 、時に必要となされる。第１図において包装用積層材料１０の上側から芯層１１ は全体的に隠されており、また外側プラスチック層１２および金属被覆１３によ ってそれぞれ液体と油脂および油との両方に対する保護がなされる。第１図にお いて包装用積層材料１０の下側からの少なくとも得たおよび他の湿気から芯層１ １を保護するために、本発明による包装用積層材料１０は芯層１１の他側にプラ スチック層１４を追加されて備えることが好ましい。 この追加のプラスチック層１４の材料は、液体に対する密封性を有する任意の プラスチック材料とすることができるが、包装用積層材料を寸法の安定した包装 容器に再形成するときに液体密の機械的に強力な耐久性のある密封結合すなわち シーム結合を形成できるようにするために、熱密封方法で他方の外側プラスチッ ク層１２に密着されることが容易な熱可塑性材料とされることが好ましい。プラ スチック層１４に適当な熱可塑性材料の例は、プラスチック層１２に関連してす でに説明した材料である。 包装用積層材料１０は、本発明によれば第２図に概略的に示すようにして製造 される。第１図との対比を容易にできるようにするために、同じ部分には第１図 と同じ符号が第２図においても使用されている。 プラスチックウェブ１２（第１図の外側プラスチック層１２に対応する）はマ ガジンリール１２’（第２図の左側部分）から繰出されて、全体を符号Ａで示さ れている処理（被覆）ステーションへ導かれ、この処理（被覆）ステーションＡ では従来の真空蒸着技術によってプラスチックウェブ１２は片側に金属材料、例 えばアルミニウム（金属被覆１３に対応する）を薄く被覆される。 処理（被覆）ステーションＡから片側に金属被覆を施されたプラスチックウェ ブ１２が全体を符号Ｂで示されている積層ステーションへさらに導かれ、そこで プラスチックウェブは接着剤すなわち密封プラスチック１５によって紙または厚 紙ウェブ１１（紙または厚紙の層１１に対応する）に一体化すなわち結合される のであり、接着剤すなわち密封プラスチック１５はウェブの上方に配置されて接 着剤すなわち密封プラズマの薄い膜をウェブ１２の金属被覆された側に押出す押 出し機１６によって２つのウェブ１１および１２の間に付与される。接着剤すな わち密封プラスチック１５を介在させて互いに接近するウェブ１１および１２は 押出し機１６の下方で回転駆動されている互いに対して軽い圧力を加える２つの ノンスリップ冷却ローラー１７，１７の間のニップへ送られ、このニップを通過 されるのであり、これらのローラーは歴史ながらウェブを押合わせて、完成した 十分に一体化された本発明による包装用積層材料１０を形成するようになす。 前述した製造工程を通じて連続した中断されない工程を説明したが、図示した ようなラインで実施される必要はない。金属被覆されたプラスチックウェブ１２ を処理（被覆）ステーションＡから直接に積層ステーションＢへ導く代りに、望 まれるならば、ロール状に巻上げて、紙または厚紙ウェブに積層する前に一時的 に保管し、または移送することができる。これは、例えば被覆ステーションＡお よび積層ステーションＢが互いに地理的に離れている場合に行われる。 本発明による完成した包装用積層材料１０から１回だけ使用される使い捨て用 の寸法の安定した消費用包装容器が作られ、例えば良好な棚保管寿命を有する油 や油脂を含む製品、例えば料理用オイルのテトラブリック（Tetra Brik、登録商 標）が包装製品によって壊されたり損傷される危険性を生じないで、また包装容 器の外観が製品から滲み出て包装材料の芯層を通して浸透した油や油脂で斑点が 形成される結果として害されたり損われたりせずに、包装容器で保管できる。 前述で説明しなかったが、容易に明白となろう理由から、本発明による包装容 器の包装用積層材料は（特に油や油脂を含む製品を包装するのに使用されるばあ いには）、金属被覆された外側プラスチック層が表面を上方へ向けて反転され、 包装容器の外側を形成するようにして、その包装用積層材料の紙または厚紙の層 が保護用の銀色に輝くことが好ましい金属被覆の後側に十分に隠れるように配置 されねばならない。 前述した説明から明白となるように、本発明は請求の範囲の欄に記載したよう に油および油脂を含む製品を包装する効果的で経済的な包装用積層材料を実現す るのであり、この包装用積層材料は既存の従来の装置および技術を使用してさら に容易に製造できる。特に、本発明はそのような製品のための１回限り使用され る使い捨て用の消費パッケージを、合理的な工業規模で製造する最新の高速パッ ケージング機によって製造できる包装用積層材料を実現する。技術状態に対する 最も重要な寄与は、本発明が包装されたオイルまたは油脂を含む製品に対する良 好な保護を特別で高価な品質の紙または厚紙を必要としないで行い得るような紙 または厚紙を基材とした包装容器の製造を可能にしたことであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．紙すなわち厚紙の芯層（１１）および該芯層の片側に配置されたプラスチ ックの層（１２）を含んでなる包装用積層材料であって、該プラスチック層（１ ２）がその芯層側の表面に金属被覆（１３）を備えていることを特徴とする包装 用積層材料。 ２．請求の範囲１に記載された包装用積層材料であって、金属被覆（１３）が 従来の真空蒸着技術でプラスチック層（１２）に付与されていることを特徴とす る包装用積層材料。 ３．請求の範囲１または請求の範囲２に記載された包装用積層材料であって、 真空蒸着された金属被覆（１３）の厚さが１００〜８００オングストローム（Å ）であることを特徴とする包装用積層材料。 ４．請求の範囲１から請求の範囲３までのいずれか一項に記載された包装用積 層材料であって、真空蒸着された金属被覆（１３）がアルミニウムからなること を特徴とする包装用積層材料。 ５．請求の範囲１から請求の範囲４までのいずれか一項に記載された包装用積 層材料であって、プラスチック層（１２）が低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、 高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）およびポリエチレン テレフタレート（ＰＥＴ）を含んでなる群より選ばれた材料からなることを特徴 とする包装用積層材料。 ６．請求の範囲１から請求の範囲５までのいずれか一項に記載された包装用積 層材料であって、プラスチック層（１２）が印刷した装飾（デカール）を備えて いることを特徴とする包装用積層材料。 ７．請求の範囲１から請求の範囲６までのいずれか一項に記載された包装用積 層材料であって、芯層（１１）の他側にもプラスチック層（１４）を備えている ことを特徴とする包装用積層材料。 ８．請求の範囲１に記載された包装用積層材料を製造する方法であって、プラ スチックウェブ（１２）の片面が従来の真空蒸着技術により金属を被覆されるこ と、およびこのようにして金属被覆されたプラスチックウェブ（１２）がその金 属被覆面側を紙または厚紙のウェブ（１１）に向けてその紙または厚紙のウェブ （１１）に積層されることを特徴とする包装用積層材料の製造方法。 ９．請求の範囲８に記載された方法であって、金属被覆されたプラスチックウ ェブが紙または厚紙のウェブとの間に付与された接着すなわちシーリング用のプ ラスチック（１５）で該紙または厚紙のウェブに積層されることを特徴とする包 装用積層材料の製造方法。 10．請求の範囲１に記載された包装用積層材料で作られ、油または油脂の製品 を充填される包装容器であって、包装用積層材料（１０）の紙または厚紙の層（ １１）がその包装容器の内面を形成している包装容器。 11．油または油脂の製品用の包装容器として請求の範囲１から請求の範囲７ま でのいずれか一項に記載された包装用積層材料を使用する方法。