JPH0340604Y2 - - Google Patents

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JPH0340604Y2
JPH0340604Y2 JP8207785U JP8207785U JPH0340604Y2 JP H0340604 Y2 JPH0340604 Y2 JP H0340604Y2 JP 8207785 U JP8207785 U JP 8207785U JP 8207785 U JP8207785 U JP 8207785U JP H0340604 Y2 JPH0340604 Y2 JP H0340604Y2
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layer
decorative sheet
metal
thin film
synthetic resin
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JP8207785U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は化粧シートに関し、更に詳しくは、各
種OA機器の表面ケースに設けられる化粧シート
に関する。
〔従来の技術〕
電卓をはじめとする各種OA機器の表面ケース
には、模様等の種々のデザインが施されている
が、該デザインを施す手段としては模様等のデザ
インを施した化粧シートを表面ケース本体に一体
形成する方法等が知られている。
従来の化粧シートは、ポリエステルフイルムか
らなる例えば38μm厚さの被印刷基材と、アルミ
箔等からなる例えば10μm厚さの金属層と、イン
ジエクシヨン成型用樹脂に対して熱接着可能なポ
リスチレンフイルムからなる例えば130μm厚さの
合成樹脂シート層とをドライラミネート等により
積層してなるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記化粧シートにおいて、合成樹
脂シート層には、該合成樹脂シート中のゲル状物
質に起因してフイシユアイが凸状に存在する場合
があり、そのため合成樹脂シートを金属箔に積層
した際、該合成樹脂シートの突起によつて金属箔
にも突起が生じ、この突起が外部から被印刷基材
(透明又は半透明である)を通して見えるため、
化粧シートの外観が部分的に損なわれ商品価値が
低下するという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の点に鑑み鋭意研究した結果、被
印刷基材の表面に微小な凹凸を設ることによりフ
イシユアイに基づく外観上の不良を解消できるこ
とを見出し本考案を完成するに至つた。
即ち、本考案の化粧シートは少なくとも片側表
面に微小な凹凸が形成されてなる透明又は半透明
の被印刷基材と、該基材の上面或いは下面に設け
られた金属層と、該基材の裏面に直接又は上記金
属層を介して設けられた、インジエクシヨン成型
用樹脂に対して熱接着可能な合成樹脂シート層と
からなることを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は、本考案の化粧シート1の一実施態様
を示し、該化粧シート1は被印刷基材2と、金属
層3と、合成樹脂シート層4とを積層して構成さ
れている。
本考案における被印刷基材2は透明又は半透明
であり、該基材2の材質としては、ポリエチレン
テレフタレート、ポリイミド、ポリカーボネー
ト、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ウレタンエラストマー、アク
リル樹脂、ナイロン等の合成樹脂が挙げらる。
上記被印刷基材2の外表面には微小な凹凸5が
形成されている。該凹凸5を形成する方法として
は、サンドブラスト加工、エンボス加工、ヘアー
ライン加工、或いは上記基材の樹脂中に予めマツ
ト剤を練り込むことにより得る方法、又はそれら
の方法の複合化により得る方法等が挙げられる。
上記被印刷基材2の厚さは、1〜300μmが好まし
い。
本考案における金属層3は、第1図に示すよう
に金属箔層6として構成しても、或いは第2図〜
第4図に示すように金属薄膜層7として構成して
もよい。本考案において金属箔層又は金属薄膜層
として構成される金属層3の材質としては、通
常、所望する化粧シートの外観により種々のもの
が使用可能であるが、一般にアルミニウム、金、
銀、銅、鉛、スズ、クロム、ニツケル等が挙げら
れる。金属層3が金属箔層6である場合、該層6
の厚さは1〜100μmが好ましく、金属層3が金属
薄膜層7の場合、該層7の厚さは200〜1000Åが
好ましい。
上記金属箔層6を設ける方法としては、ラミネ
ート法等が用いられる。上記金属薄膜層7は、第
2図、第4図に示すように上記被印刷基材2の下
面に設けても、第3図に示すように上面に設けて
よく、且つ金属薄膜層7は蒸着、スパツタリン
グ、メツキ等により形成される。第4図に示すよ
うに被印刷基材2の下面に金属薄膜層7を設ける
に当たつては、該基材2の下面に後述の印刷層8
を設けた後、例えば真空蒸着等の方法により厚さ
400Å程度の金属層を形成することができる。
本考案における合成樹脂シート層4は、OA機
器の表面ケースに本考案の化粧シート1を接合一
体化するために設けられた層であり、インジエク
シヨン成型用樹脂に対し熱接着可能な合成樹脂か
らなるものである。該合成樹脂シート層4の材質
としては、インジエクシヨン成型用樹脂と同材質
又は親和性のある材質が使用され、例えば、ポリ
スチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、ポリ塩化ビニル、ポリエステルテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、アクリルニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂、アク
リル樹脂等が挙げられる。
上記合成樹脂シート層4を設ける方法として
は、金属箔層6の表面(第1図)、金属薄膜層7
の表面(第2図、第4図)、又は被印刷基材2の
表面(第3図)にウレタン系接着剤、エポキシ系
接着剤、ゴム系接着剤、アクリル系接着剤、塩酢
ビニル系接着剤等を塗布し合成樹脂シート層4を
形成するフイルムをラミネートする方法、上記各
表面に合成樹脂シート層4を形成する樹脂の溶解
溶液をコーテイングし成膜する方法、上記各表面
に合成樹脂シート層4を形成するフイルムをドラ
イラミネートする方法等が挙げられる。上記合成
樹脂シート層4の厚みは、1〜300μmが好まし
い。該合成樹脂シート層4をコーテイング法によ
り設けるか、又は該シート層4の厚さを薄くすれ
ば化粧シートのカール防止に有益である。尚、金
属薄膜層を設けた場合においても同様にカール防
止に有益である。
本考案の化粧シートには、装飾上のデザインを
施すため模様、絵柄等の印刷層が形成されてい
る。印刷層は本考案シートの表面に設けられてい
ても、或いは本考案シートの内部に埋設されてい
てもよい。第1図〜第3図は化粧シート1の表面
に印刷層8を設けた例を示し、印刷層8は被印刷
基材2上面(第1図、第2図)又は金属薄膜層7
上面(第3図)に設けられている。第4図は化粧
シート1の内部に印刷層8を埋設した例を示し、
印刷層8は上記基材2の下面に設けられている。
第4図に示す構成によれば、印刷層8の汚れ、損
傷等から防止できる利点がある。
本考案化粧シート1の表面の意匠性を高めるた
め、金属層3として金属箔層6を設けた場合にお
いて、金属箔層6の表面にブラシ、エンボス等に
よりヘアーライン加工を施すことができ(第1
図)、第1図中の6aはヘアーライン加工面を示
す。また、金属層3として金属薄膜層7を設けた
場合は、該薄膜層7にヘアーライン加工を施すこ
とは適当でないので、被印刷基材2の外表面に対
して反対面となる内表面にブラシ、エンボス等に
より同様なヘアーライン加工を施すことが好まし
く(第2図)、第2図中の2bはヘアーライン加
工面を示す。金属薄膜層7を上記ヘアーライン加
工を施した被印刷基材2に設ける際は、ヘアーラ
イン加工面2bにプライマー処理等の易接着処理
を行うことが好ましい。
上記の如き構成されてなる本考案の化粧シート
1は、該化粧シート1における被印刷基材2が透
明又は半透明であるため、金属層3又は被印刷基
材2に施されたヘアーライン加工面2bを透視す
ることができ、金属表面外観を付与できると共に
意匠性を向上できる。化粧シート1を実際に使用
するに当たつては、電卓、プリンターをはじめと
する各種OA機器の表面ケース面に該化粧シート
1の合成樹脂層4面を重ね合わせ接合一体化す
る。例えば、化粧シート1をインジエクシヨン成
型金型内にセツトして、該金型内に表面ケース形
成用樹脂を射出充填し、表面ケースと化粧シート
1を接合一体化する。
以下に具体的実施例を挙げて本考案を更に詳細
に説明する。
実施例 1 100μm厚のポリエステルフイルム(東レ製:ル
ミラーTタイプ)の片面にヘアーブラシによるヘ
アーライン加工を行い、そのヘアーライン加工面
に600Å厚になるようアルミニウムを蒸着加工せ
しめ、しかる後、該蒸着加工面と反対面にサンド
ブラスト加工を施した。さらに上記蒸着加工面上
にウレタン系樹脂を6g/m2(乾燥時)塗布し、
該塗布面に60μm厚のポリスチレンシート(東亜
化工株式会社製:スチレンフイルム)を貼り合わ
せて化粧シートを得た。
得られた化粧シートの表面外観を調べたとこ
ろ、ポリエステルフイルム表面に形成された微小
凹凸によりフイシユアイの凸状突起が見えにくい
ものであつた。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の化粧シートは少
なくとも片側表面に微小な凹凸が形成されてなる
透明又は半透明の被印刷基材と、該基材の上面或
いは下面に設けられた金属層と、該基材の裏面に
直接又は上記金属層を介して設けられた、インジ
エクシヨン成型用樹脂に対して熱接着可能な合成
樹脂シート層とからなるため、合成樹脂シート層
に存在するフイシユアイの凸状突起が、被印刷基
材の表面に形成された微小な凹凸により光の散乱
効果が発揮され識別しにくくなり、その結果、フ
イシユアイによる外観上の不良を解消できる効果
がある。また表面に形成された微小な凹凸により
新しい意匠性が生じるため外観が良好となる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示し第1図は、本
考案化粧シートの一実施態様を示す縦断面図、第
2図〜第4図は、化粧シートの他の実施態様を示
す縦断面図である。 1……化粧シート、2……被印刷基材、3……
金属層、4……合成樹脂シート層、5……微小な
凹凸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも片側表面に微小な凹凸が形成され
    てなる透明又は半透明の被印刷基材と、該基材
    の上面或いは下面に設けられた金属層と、該基
    材の裏面に直接又は上記金属層を介して設けら
    れた、インジエクシヨン成型用樹脂に対して熱
    接着可能な合成樹脂シート層とからなることを
    特徴とする化粧シート。 (2) 微小な凹凸がサンドブラスト加工、エンボス
    加工、ヘアーライン加工、マツト剤の含有、又
    はそれらの複合化によつて形成された凹凸であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の化粧シ
    ート。 (3) 金属層が金属薄膜層であり、該金属薄膜層が
    被印刷基材の上面或いは下面に設けられた実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の化
    粧シート。 (4) 金属薄膜層が蒸着、スパツタリング、メツキ
    等により形成された薄膜層である実用新案登録
    請求の範囲第3項記載の化粧シート。
JP8207785U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0340604Y2 (ja)

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JPS61198022U JPS61198022U (ja) 1986-12-10
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JPH07119084B2 (ja) * 1989-12-12 1995-12-20 凸版印刷株式会社 表面光沢差を有する包装用容器

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JPS61198022U (ja) 1986-12-10

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