JPH074960Y2 - 絵付け用フィルム - Google Patents

絵付け用フィルム

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JPH074960Y2
JPH074960Y2 JP7050190U JP7050190U JPH074960Y2 JP H074960 Y2 JPH074960 Y2 JP H074960Y2 JP 7050190 U JP7050190 U JP 7050190U JP 7050190 U JP7050190 U JP 7050190U JP H074960 Y2 JPH074960 Y2 JP H074960Y2
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JP
Japan
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film
resin layer
painting
layer
resin
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JP7050190U
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JPH0429098U (ja
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正和 遠藤
井上  徹
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、立体感に富む金属光沢を形成する際に利用さ
れる絵付け用フィルムで、主としてインジェクトパター
ンフィルムとして利用される絵付け用フィルムを提供す
る。
【従来の技術】
絵付け用フィルムを利用して絵柄模様を有するプラスチ
ック成形品を得る方法が従来から行なわれており、各種
の絵柄模様が印刷されているプラスチックフィルムが、
例えば、インジェクトパターンフィルムとして利用され
ている。
【考案が解決しようとする課題】 従来の絵付け用フィルムは、プラスチックフィルムと該
フィルム面に形成されている印刷模様層とによって形成
されており、プラスチックフィルム面に付されている着
色印刷模様層による意匠性が得られるものであるため、
絵付けされた成形品における絵柄模様は、立体性に乏し
く、また、安価なイメージが拭えなかった。 これに対して本考案は、絵付け用フィルムにおけるヒー
トシール用樹脂層の接着力によって、所望の箇所に貼着
される絵付け用フィルムで、立体感に優れた照射を呈す
る金属光沢が現出される絵付け用フィルムを提供する。
【課題を解決するための手段】
本第1の考案の絵付け用フィルムは、透明性を有する合
成樹脂フィルムからなる基材と、該基材に積層されてい
る透明な熱可塑性合成樹脂層と、前記透明な熱可塑性合
成樹脂層に積層されている金属層と、該金属層を被覆す
るようにして形成されているヒートシール用樹脂層とを
具備する積層構成からなる。 前記本第1の考案の絵付け用フィルムにおいては、該絵
付け用フィルム中の透明な熱可塑性合成樹脂層の片面が
凹凸面とされており、また、この熱可塑性合成樹脂層に
おける凹凸面側には金属層が積層されており、この金属
層が、前記透明な熱可塑性合成樹脂層の凹凸面に沿って
凹凸形状とされている。 本第2の考案の絵付け用フィルムは、透明性を有する合
成樹脂フィルムからなる基材と、該基材の一方の面に積
層されている透明な熱可塑性合成樹脂層と、該基材の他
方の面に積層されている金属層と、前記金属層を被覆す
るようにして形成されているヒートシール用樹脂層とを
具備する積層構成からなり、基材の一方の面に積層され
ている透明な熱可塑性合成樹脂層の表面が凹凸面に形成
されている。 前記構成からなる本各考案の絵付け用フィルムにおい
て、透明性を有する合成樹脂フィルムからなる基材に
は、例えば、2軸延伸ポリエステルフィルム,2軸延伸ポ
リプロピレンフィルム,ナイロンフィルム等が好適であ
る。 また、片面が凹凸面とされている透明な熱可塑性合成樹
脂層は、該熱可塑性合成樹脂層における凹凸形状が、該
樹脂層を押し出し積層すると同時に、エンボスロールに
よる凹凸模様の賦形を行なうことによって形成され得る
ように、ポリエチレン樹脂で形成されるのが好ましい。 金属層は、金属蒸着層や金属箔によって形成されてお
り、本各考案の絵付け用フィルムにメタリック調を現出
させる。 さらに、ヒートシール用樹脂層は、本各考案の絵付け用
フィルムが貼着される成形体の種類によって選定される
ものであり、例えば、ポリエチレン樹脂成形体への絵付
け用フィルムの場合には、エチレン−アクリル酸共重合
体樹脂層が最も好都合である。 また、ポリプロピレン樹脂,ポリスチレン樹脂,ポリ塩
化ビニル樹脂,ABS樹脂,アクリルニトリル系樹脂等によ
るプラスチック成形体への絵付け用フィルムの場合に
は、ポリエチレン樹脂をベースにしたポリエチレン樹脂
と酢酸ビニル樹脂との混合樹脂や、エチレン−アクリル
酸共重合体樹脂と、ポリエチレン樹脂・ポリプロピレン
樹脂の混合樹脂との共押し出し樹脂層が好適である。
【作用】
本各考案の絵付け用フィルムは、該絵付け用フィルムに
おけるヒートシール用樹脂層の有する熱接着力によって
所定の箇所に貼着され、立体感に富む金属光沢による意
匠特性を奏するものであり、例えば、インジェクトパタ
ーンフィルムとして利用される場合には、射出成形用の
金型内に、前記絵付け用フィルムのヒートシール用樹脂
層面が射出成形される樹脂と接するようにしてセットさ
れた後、所定の樹脂による射出成形が行なわれることに
よって、表面層が本考案の絵付け用フィルムで形成され
る射出成形体が得られる。
【実施例】
以下、本考案の絵付け用フィルムの具体的な構成を製造
実施例に基づいて説明する。 実施例1 第1図において、着色半透明の印刷インキ層2を有する
厚さ12μの2軸延伸ポリエステルフィルムからなる基材
3に対して、前記印刷インキ層2面にアンカーコート層
4を形成した後、該アンカーコート層4面に対して、厚
さ20μのポリエチレン樹脂層5を溶融押し出しコートし
た。 なお、ポリエチレン樹脂層5における前記アンカーコー
ト層4面の反対側の凹凸は、該ポリエチレン樹脂層5を
押し出し積層すると同時に、エンボスロールによる凹凸
模様の賦形を行なうことによって形成したものである。 次いで、前記ポリエチレン樹脂層5の凹凸面に対して、
Alの金属蒸着層6を形成し、さらに、該金属蒸着層6に
対して、厚さ30μのヒートシール用樹脂層7を、エチレ
ン−アクリル酸共重合体樹脂によって形成し、符号1で
表示される本考案の一実施例品たる絵付け用フィルム
(A)を得た。 実施例2 前記実施例1の絵付け用フィルム(A)における厚さ30
μのヒートシール用樹脂層7を、ポリエチレン樹脂をベ
ースにしたポリエチレン樹脂と酢酸ビニル樹脂との混合
樹脂によって厚さ30μに形成する以外は、全て、前記実
施例1の絵付け用フィルム(A)の対応する部分と同一
の構成からなる絵付け用フィルム(B)を得た。 実施例3 前記実施例1の絵付け用フィルム(A)におけるヒート
シール用樹脂層7を、厚さ18μのエチレン−アクリル酸
共重合体樹脂層と厚さ40μのポリエチレン樹脂とポリプ
ロピレン樹脂との混合樹脂層とによる共押し出し積層樹
脂層によって、該共押し出し積層樹脂層中のエチレン−
アクリル酸共重合体樹脂層が金属蒸着層と接するように
して形成する以外は、全て、前記実施例1の絵付け用フ
ィルム(A)の対応する部分と同一の構成からなる絵付
け用フィルム(C)を得た。 実施例4 第2図において、着色半透明の印刷インキ層12を有する
厚さ12μの2軸延伸ポリエステルフィルムからなる基材
13に対して、前記印刷インキ層12面の反対面にアンカー
コート層14を形成した後、該アンカーコート層14面に対
して、厚さ20μのポリエチレン樹脂層15を溶融押し出し
コートした。 なお、ポリエチレン樹脂層15の表面における凹凸は、該
ポリエチレン樹脂層15を押し出し積層すると同時に、エ
ンボスロールによる凹凸模様の賦形を行なうことによっ
て形成した。 次いで、前記基材13における印刷インキ層12面に対し
て、Alの金属蒸着層16を形成し、さらに、該金属蒸着層
16に対して、厚さ30μのヒートシール用樹脂層17を、エ
チレン−アクリル酸共重合体樹脂によって形成し、符号
11で表示される本考案の一実施例品たる絵付け用フィル
ム(D)を得た。 実施例5 前記実施例4の絵付け用フィルム(D)における厚さ30
μのヒートシール用樹脂層17を、ポリエチレン樹脂をベ
ースにしたポリエチレン樹脂と酢酸ビニル樹脂との混合
樹脂によって形成する以外は、全て、前記実施例4の絵
付け用フィルム(D)の対応する部分と同一の構成から
なる絵付け用フィルム(E)を得た。 実施例6 前記実施例4の絵付け用フィルム(D)におけるヒート
シール用樹脂層17を、厚さ18μのエチレン−アクリル酸
共重合体樹脂層と厚さ40μのポリエチレン樹脂とポリプ
ロピレン樹脂との混合樹脂層とによる共押し出し積層樹
脂層によって、該共押し出し積層樹脂層中のエチレン−
アクリル酸共重合体樹脂層が金属蒸着層と接するように
して形成する以外は、全て、前記実施例1の絵付け用フ
ィルム(D)の対応する部分と同一の構成からなる絵付
け用フィルム(F)を得た。 前記絵付け用フィルム(A)および(D)を、ポリエチ
レン樹脂の射出成形におけるインジェクトパターンフィ
ルムとして利用し、ポリエチレン樹脂の射出成形体を成
形したところ、立体感に優れた金属光沢が現出され、優
れた意匠特性を有する成形体が得られた。 また、絵付け用フィルム(B)および(E)を、ポリプ
ロピレン樹脂の射出成形におけるインジェクトパターン
フィルムとして利用し、ポリプロピレン樹脂の射出成形
体を成形したところ、立体感に優れた金属光沢が現出さ
れ、優れた意匠特性を有する成形体が得られた。 さらにまた、絵付け用フィルム(C)および(F)を、
ポリスチレン樹脂の射出成形におけるインジェクトパタ
ーンフィルムとして利用し、ポリスチレン樹脂の射出成
形体を成形したところ、立体感に優れた金属光沢が現出
され、優れた意匠特性を有する成形体が得られた。
【考案の効果】
本考案の絵付け用フィルムは、該絵付け用フィルムにお
けるヒートシール用樹脂層の有する熱接着力によって所
定の箇所に貼着されるもので、立体感に富む金属光沢に
よる意匠特性が現出されている成形体が得られる。 特に、本第1の考案の絵付け用フィルムによって絵付け
された成形体においては、絵付け面が前記絵付け用フィ
ルムにおける基材で被覆された状態が形成され、また、
凹凸面がフィルムの内部に形成されているため、耐久性
に優れた作用を奏し、しかも、深みのある金属光沢の絵
付けがなされる。 また、本第2の考案の絵付け用フィルムによって絵付け
された成形体は、絵付け用フィルムにおける表面層に凹
凸が形成されているので、得られる成形体の表面が凹凸
面とされるものであるため、該凹凸によって与えられる
立体感がきわめて鮮明となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本第1の考案の絵付け用フィルムの1実施例
品を示す模型断面図、第2図は、本第2の考案の絵付け
用フィルムの1実施例品を示す模型断面図である。 1,11…絵付け用フィルム、3,13…透明性を有する合成樹
脂フィルムからなる基材、5,15…片面が凹凸面とされて
いる透明な熱可塑性合成樹脂層、ムからなる基材、6,16
…金属層、7,17…ヒートシール用樹脂層。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明性を有する合成樹脂フィルムからなる
    基材と、該基材に積層されている片面が凹凸面の透明な
    熱可塑性合成樹脂層と、前記片面が凹凸面の透明な熱可
    塑性合成樹脂層の凹凸面側に積層されている金属層と、
    該金属層を被覆するようにして形成されているヒートシ
    ール用樹脂層とを具備し、しかも、前記金属層が、透明
    な熱可塑性合成樹脂層の凹凸面に沿った凹凸形状とされ
    ていることを特徴とする絵付け用フィルム。
  2. 【請求項2】透明性を有する合成樹脂フィルムからなる
    基材と、該基材の一方の面に積層されている透明な熱可
    塑性合成樹脂層と、該基材の他方の面に積層されている
    金属層と、該金属層を被覆するようにして形成されてい
    るヒートシール用樹脂層とを具備し、しかも、前記基材
    の一方の面に積層されている透明な熱可塑性合成樹脂層
    の表面が凹凸面とされていることを特徴とする絵付け用
    フィルム。
JP7050190U 1990-06-30 1990-06-30 絵付け用フィルム Expired - Lifetime JPH074960Y2 (ja)

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