JP3749067B2 - 強化包装紙 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は貼り合わせシートから成る包装紙、殊に包装品に対し緩衝効果を富有させた貼り合わせ包装紙における強化構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より各種工業製品の包装紙として、強靱で耐湿性に富み、安価であるところからクラフト紙を用いた強化包装紙が多用されている。
【0003】
而して従来の強化包装紙は、二枚のクラフト紙を貼り合わせ、この貼り合わせ界面にPP、PEから成る合成樹脂製メッシュを介在させた貼り合わせ構造、或いは同貼り合わせ界面にPP、PEから成る合成樹脂製フイルムを介在させた貼り合わせ構造を採っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながらこれら強化包装紙は、合成樹脂製メッシュやフイルムをサンドイッチした貼り合わせ構造であるためリサイクル性に欠ける点が最大の問題として指摘されており、その改善が課題となっている。又従来の強化包装紙は焼却処理時に有害ガスを発生する問題も内在している。
【0005】
本発明はこれら強化包装紙における強化目的を確保しつつ、上記従来例における問題点を適切に解決する強化包装紙を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この強化包装紙は第1紙製シートと第2紙製シートを貼り合わせ、第1、第2紙製シートの貼り合わせ界面にクラフト紙から成る紙製テープを間隔をおいて並列に介在した貼り合わせ構造を有し、上記第1紙製シート及び第2紙製シートとしてクレープ紙から成る紙製シートを用いる。
【0007】
又上記第1紙製シート及び第2紙製シートとして透明又は半透明のグラシン紙にクレープを施して成る紙製シートを用いて上記貼り合わせ構造を採る。これにより完全リサイクルを可能としつつ、包装紙の強化目的を達成でき、包装品に対する緩衝効果を富有すると共に、グラシン紙から成るシートを通して紙製テープを視認し得る透視表示効果を富有する強化包装紙を提供できる。
【0008】
又第1、第2紙製シートの一方の紙製シートとして上記クラフト紙から成るシートを用い、他方の紙製シートとして上記グラシン紙から成るシートを用いて上記貼り合わせ構造を採る。これにより完全リサイクルを可能としつつ、包装紙の強化目的を達成し、併せて包装品に対する緩衝効果が得られると共に、グラシン紙から成るシートを通して紙製テープを視認し得る透視表示効果を富有する強化包装紙を提供できる。
【0009】
又紙製テープとしてクレープを施したクラフト紙を使用することにより包装品に対する緩衝効果の向上を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施形態例として図A乃至Cに示すように、クレープを施したグラシン紙から成る第1紙製シート1Bと、同クレープを施したグラシン紙から成る第2紙製シート2Bとを用意し、該第1、第2紙製シート1B,2B間にクラフト紙から成る紙製テープ3を並列に介在し三者を接着材5を介して貼り合わせ構造にする。
【0011】
上記第実施形態例により第1、第2紙製シート1B,2B間の貼り合わせ界面に紙製テープ3が間隔をおいて並列に介在された貼り合わせ構造を有する強化包装紙を形成し、クレープを施したグラシン紙から成る第1、第2紙製シート1B,2Bにより包装品の緩衝作用を得ながら包装紙の強化目的を達成する。併せて図に示すように、透明又は半透明のグラシン紙から成る紙製シート1B,2Bの特性を活かし、同シート1B,2Bを通して上記紙製テープ3を視認できるようにする。
【0012】
実施形態例として図A乃至Cに示すように、クレープを施したグラシン紙から成る第1紙製シート1Bと、クレープを施したクラフト紙から成る第2紙製シート2Aとを用意し、該第1、第2紙製シート1B,2A間にクラフト紙から成る紙製テープ3を並列に介在し三者を接着材5を介して貼り合わせ構造にする。
【0013】
上記第実施形態例により第1、第2紙製シート1B,2A間の貼り合わせ界面に紙製テープ3が間隔をおいて並列に介在された貼り合わせ構造を有する強化包装紙を形成し、クレープを施した第1、第2紙製シート1B,2Aにより包装品に対する緩衝作用を得ながら、包装紙の強化目的とを達成する。併せて図に示すように、グラシン紙から成る紙製シート1Bの特性を活かし、同シート1Bを通して上記紙製テープ3の表面を視認可能にする。
【0014】
上記各実施形態例において、クラフト紙はクラフトパルプ(未さらしの硫酸塩パルプ)から作られる褐色の紙であり、グラシン紙は亜硫酸パルプを原料とし、光沢を付けて透明又は半透明に仕上げた紙であり、何れも既知のものである。
【0015】
又第1紙製シート1Bと第2紙製シート2A,2Bを形成するクレープ紙の皺形状は、既知の方法により抄造時又は抄造後に付与する。
【0016】
1、に示す実施形態例では、図3,図4に示すように上記紙製テープ3の表面又は/及び裏面に強化包装紙の強度を判別できる着色や文字等の印刷4、又は使用者の視覚効果(包装紙の用途、機能、効能)を意図する文字、図形、模様等の印刷4を施し、上記グラシン紙から成る紙製シート1B,2Bを通してこの印刷4を視認できるようにする。
【0017】
上記紙製テープ3としては図に示すように、クラフト紙から成るクレープ紙(皺付き紙)を適用し、緩衝作用を富加しつつ、リサイクル性をも付与する。このクレープ紙の皺形状は、前記の如く既知の方法により抄造時又は抄造後に付与する。
【0018】
又紙製テープ3を形成する上記皺付きテープを長手方向に二つ折り又はS字折りして第1、第2紙製シート間の貼り合わせ界面に介在することにより、包装紙の強化目的を著しく向上する。
【0019】
第1実施形態例において、強化包装紙を形成する第1、第2紙製シート及び紙製テープは何れも紙製(パルプ製)であり完全リサイクルが可能であると共に、クレープ紙の特性を活かして包装品に対する緩衝作用を得ると共に、包装紙の強化目的を達成する。併せてグラシン紙から成る紙製シート1B,2Bを採用した第1,実施形態例では同シートを通して貼り合わせ界面に介在した紙製テープ3を視認可能にし、該テープ3に施した強度判別用の着色や文字等の印刷の透視表示効果を得る。
【0020】
【発明の効果】
本発明の上記強化包装紙は、同包装紙における強化構造目的を達成しながら、完全リサイクル目的を達成でき、クレープ紙を用いた貼り合わせシートの利点を活かして、包装品に対する極めて良好な緩衝効果が得られる。
【0021】
又強化包装紙を形成するグラシン紙を通して紙製テープの色を透視し、この色分けにより包装紙の強度を判別し、包装対象品に対する強化包装紙の選択を容易にできる。
【0022】
又上記紙製テープに施した着色や文字等の印刷により強化包装紙の用途、機能、効能等を容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図】 (A)は第実施形態例を示す第1、第2紙製シートと紙製テープから成る強化包装紙を貼り合わせ前の状態を以て示す拡大横断面図、(B)は同貼り合わせ後の構造を示す拡大横断面図、(C)は同拡大縦断面図。
【図】 (A)は第実施形態例を示す第1、第2紙製シートと紙製テープから成る強化包装紙を貼り合わせ前の状態を以て示す拡大横断面図、(B)は同貼り合わせ後の構造を示す拡大横断面図、(C)は同拡大縦断面図。
【図】 図、図に示す強化包装紙を部分切欠して示す拡大平面図。
【図】 (A)はクレープ紙から成る紙製テープを示す要部拡大縦断面図、(B)は同紙製テープをグラシン紙から成る紙製シートの貼り合わせ界面に並列に介在して貼り合わせた強化包装紙を部分切欠して示す拡大平面図、(C)は同貼り合わせ後の構造を示す拡大縦断面図。
【符号の説明】
1B グラシン紙から成る第1紙製シート
2A クラフト紙から成る第2紙製シート
2B グラシン紙から成る第2紙製シート
3 紙製テープ
4 印刷
5 接着材

Claims (3)

  1. グラシン紙から成ると共にクレープを施した透明又は半透明の第1紙製シートとグラシン紙から成ると共にクレープを施した透明又は半透明の第2紙製シートとを貼り合わせ、該第1、第2紙製シートの貼り合わせ界面にクラフト紙から成ると共にクレープを施した紙製テープを間隔をおいて並列に介在して第1、第2紙製シートと貼り合わせたことを特徴とする強化包装紙。
  2. グラシン紙から成ると共にクレープを施した透明又は半透明の第1紙製シートとクラフト紙から成ると共にクレープを施した第2紙製シートとを貼り合わせ、該第1、第2紙製シートの貼り合わせ界面にクラフト紙から成ると共にクレープを施した紙製テープを間隔をおいて並列に介在して第1、第2紙製シートと貼り合わせたことを特徴とする強化包装紙。
  3. 上記クラフト紙から成ると共にクレープを施した紙製テープの表面に文字又は図形又は模様等の印刷を施し、該印刷を上記グラシン紙を通して視認する構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の強化包装紙。
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