JP4616325B2 - 車両用ロック装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ロック装置に関する。
車両用ロック装置は、基本構成要素として、ストライカと、このストライカを把持解放するフックとラチェットとを備えている。フックとラチェットはベースプレートに枢着されており、ストライカとベースプレートの一方は車両ボディに固定され他方は車両ドアに固定される。
特開平4−293875号公報 特開平4−131484号公報
この車両用ロック装置では、フックとその回動中心軸との間のクリアランスにより、回動時に異音が発生する。従来、この異音の発生を防止するため、各種の提案がされているが、フックの回動抵抗が大きくなりすぎたり、逆に異音の防止効果が小さいという問題点があった。
本発明は、フックに適度な回動抵抗を与えることにより、フックの円滑な回動動作を妨げることなく、ロック解除時やロック時の異音の発生を防止できる車両用ロック装置を提供することを目的とする。
本発明の車両用ロック装置は、車両ボディと車両ドアのいずれか一方に固定されるストライカと;このストライカの進入開口を有し、該進入開口に進入したストライカを把持解放するフックとラチェットとを枢着した、車両ボディと車両ドアの他方に固定されるベースプレートと;を有する車両用ロック装置において、上記ベースプレートに設けた上記フックの回動中心軸に、外方フランジを形成し、上記フックを金属芯材と、この金属芯材の外面の少なくともストライカとの当接溝及び上記回動中心軸との接触部を覆う合成樹脂製被覆材とから構成し、この合成樹脂製被覆材に、上記回動中心軸と同心で、上記外方フランジに当接する環状の回動抵抗付与突起を形成したことを特徴としている。
本発明によれば、フックがロック端近傍に回動するときに、フックががたつくことはないので異音が生じず、しかも、フックの回動抵抗が大きくなりすぎることもない。
まず、本発明と同じ基本構造を備える参考例について図1〜図3を参照しながら説明する。
図示するように、ドアロック装置1の金属材料からなるベースプレート3は、自動車の車両ボディと車両ドアの何れか一方、例えば車両ドアに固定され、このドアロック装置1によって把持解放されるストライカ5は例えば車両ボディに固定される。ベースプレート3の正面の大部分は他の部分より凹んだ収納凹部3aとなっている。このベースプレート3にはストライカ進入溝(進入開口)7が形成され、このストライカ進入溝7の両側に立設された軸9と11には、収納凹部3a内に位置するフック13とラチェット15がそれぞれ回転自在に枢着されている。
フック13は、金属芯材16に合成樹脂製の被覆材17を被せたものである。金属芯材16は、軸9に回転自在に嵌合する回動支持孔16aと、U字溝16bと、フルロック係止部16cと、ハーフロック係止部16dとを有している。被覆材17は、金属芯材16のフルロック係止部16cとハーフロック係止部16dを除く部分に被せられており、軸9を通すための取付孔17aと、U字溝16bを覆うストライカ保持溝17bを具備している。また、被覆材17の周面の2カ所には、収納凹部3aの壁面3a1に弾性接触可能な第一ひれ部材17cと第二ひれ部材17dが、一体成形により設けられており、両ひれ部材17c、17dの先端は自由端となっている。
フック13は、図示を省略したバネにより、常時、図1の時計方向に回動付勢されている。
ラチェット15(図1にのみ仮想線で図示)は、フック13のフルロック係止部16c及びハーフロック係止部16dと係脱可能なロック部15aを備えており、図示を省略したバネにより、常時、図1の反時計方向に回動付勢されている。このラチェット15は、図示を省略した連結ロッドやオープンレバー等を介して、車両ドアに設けられた開扉レバーに連係されている。
なお、ベースプレート3の正面は、図示を省略したカバー部材により覆われており、フック13やラチェット15等が露出しないようにしている。
車両ドアが全閉状態にあるとき、ドアロック装置1は、図1の実線で示すように、ストライカ5がストライカ保持溝17bに係合するとともに、フック13のフルロック係止部16cとラチェット15のロック部15aが係合する、フルロック状態にある。開扉レバーを開位置まで回動操作すると、ラチェット15が図1の時計方向に回動し、フルロック係止部16cとロック部15aの係合が解除され、この状態で車両ドアを若干開くと、フック13はバネの付勢力により若干時計方向に回動する。その後、開扉レバーを元の位置に戻すと、ロック部15aがハーフロック係止部16dに係合して、ドアロック装置1はハーフロック状態となる(図1の仮想線参照。但し、ラチェットは図示略)。開扉レバーを開位置に回動させ、車両ドアをさらに開方向に回動させると、ロック部15aとハーフロック係止部16dの係合が解除され、図2に示すように、バネの付勢力によりフック13はさらに時計方向に回動し、ストライカ5は、ストライカ保持溝17bとストライカ進入溝7から脱して、ドアロック装置1はロック解除状態となる。
本参考例は、以上のようにフック13がフルロック位置とロック解除位置の間を回動するときの異音の発生を抑制する。上述のように、フック13の回動支持孔16aと軸9の間にはクリアランスがあるため、その回動の際に異音の発生のおそれがある。しかし、本実施形態では、フック13の回動中に、常時、第一ひれ部材17cが壁面3a1に弾性接触し、フック13を、その回動支持孔16aが軸9に接触するように押圧するので、フック13が軸9に対してがたつくことはなく、そのため異音は生じない。しかも、第一ひれ部材17cがひれ状に成形されているので、フック13の回動抵抗が大きくなりすぎることもない。
また、フック13のフルロック位置からロック解除位置への回動時に、第一ひれ部材17cが壁面3a1から受ける反力が、フック13をロック解除位置方向に付勢する力となるので、フック13をロック解除位置に向けて円滑に回動させることができる。
また、図2に示すように、フック13がロック解除位置に移動した際には、第二ひれ部材17dが壁面3a1に弾性接触して、フック13が壁面3a1に直接接触するのを防止しているので、フック13や壁面3a1の損傷を防止することができる。
次に、この参考例と同じ基本構造を有する本発明の一実施形態について、図4〜図6を参照しながら説明する。なお、参考例と同じ部材には同じ符号を付すに止め、その詳細な説明は省略する。
なお、参考例と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施形態の軸9の長手方向の中間部には環状の鍔部(外方フランジ)9aが設けられており、また、被覆材17には、第一、第二ひれ部材が設けられていない代わりに、その裏面に、取付孔17aの周囲を囲む環状突部17eが形成されている。この環状突部17eは、その内周面全体が、鍔部9aの周面に弾性接触している。
なお、図4に示すように、収納凹部3aには軸9を中心とする円弧状の溝3a2が設けられ、金属芯材16の裏面には、この溝3a2に対して相対移動自在に嵌合する突起16eが設けられており、溝3a2に配設されたバネSがこの突起16eを押圧することにより、フック13は、常時、図1の時計方向に回動付勢されている。さらに、ベースプレート3の正面はカバー部材19により覆われており、フック13等が露出しないようにしてある。
このような本実施形態によれば、フック13がロック位置とロック解除位置の間を回動する際、常時、環状突部17eの内周面が鍔部9aの周面に弾性接触するので、フック13が軸9に対してがたつくことはなく、そのため異音は生じず、しかも、フック13の回動抵抗が大きくなりすぎることもない。
なお、ベースプレート3は合成樹脂製であってもよい。
参考例のドアロック装置のフルロック状態を、カバー部材を取り除いて示す正面図である。 同じく、ロック解除状態の正面図である。 同じく、フックの正面図である。 本発明の一実施形態のドアロック装置の要部の縦断側面図である。 同じく、フックの正面図である。 同じく、フックの側面図である。
符号の説明
1 ドアロック装置
3 ベースプレート
3a 収納凹部
3a1 壁面
3a2 溝
5 ストライカ
7 ストライカ進入溝(進入開口)
9 軸
9a 鍔部(外方フランジ)
11 軸
13 フック
15 ラチェット
15a ロック部
16 金属芯材
16a 回動支持孔
16b U字溝
16c フルロック係止部
16d ハーフロック係止部
16e 突起
17 被覆材
17a 取付孔
17b ストライカ保持溝
17c 第一ひれ部材(ひれ部材)
17d 第二ひれ部材
17e 環状突部
19 カバー部材
S バネ

Claims (1)

  1. 車両ボディと車両ドアのいずれか一方に固定されるストライカと;
    このストライカの進入開口を有し、該進入開口に進入したストライカを把持解放するフックとラチェットとを枢着した、車両ボディと車両ドアの他方に固定されるベースプレートと;
    を有する車両用ロック装置において、
    上記ベースプレートに設けた上記フックの回動中心軸に、外方フランジを形成し、
    上記フックを金属芯材と、この金属芯材の外面の少なくともストライカとの当接溝及び上記回動中心軸との接触部を覆う合成樹脂製被覆材とから構成し、
    この合成樹脂製被覆材に、上記回動中心軸と同心で、上記外方フランジに当接する環状の回動抵抗付与突起を形成したことを特徴とする車両用ロック装置。
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