JP2016176891A - 角速度検出素子、角速度検出デバイス、電子機器および移動体 - Google Patents

角速度検出素子、角速度検出デバイス、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】不要振動を低減し、検出精度の低下を低減することのできる角速度検出素子、角速度検出デバイス、電子機器および移動体を提供する。【解決手段】ジャイロ素子1は、基部21と、基部21に接続されている一対の駆動腕23、24と、駆動腕23、24を駆動振動モードで屈曲振動させている状態で加わる角速度を検出する検出部22と、を有し、駆動腕23、24は、基部21の面内方向に同相で振動し、かつ、基部21の厚さ方向に逆相で振動する。【選択図】図1

Description

本発明は、角速度検出素子、角速度検出デバイス、電子機器および移動体に関するものである。
従来から、角速度を検出するためのジャイロ素子として、特許文献1のようなジャイロ素子が知られている。特許文献1に記載のジャイロ素子は、基部と、基部からY軸の一方側に延出している一対の駆動腕と、基部からY軸の他方側に延出している一対の検出腕と、を有している。このジャイロ素子では、一対の駆動腕をX軸逆相モードで駆動させた状態で、Y軸まわりの角速度が加わると、一対の検出腕に検出振動モードが励振され、この振動によって発生する信号(電荷)に基づいてY軸まわりの角速度を検出することができる。
ここで、ジャイロ素子の外形形状は、水晶基板をフォトリソグラフィー技法とエッチング技法を用いてパターニングすることで得るのが一般的である。具体的には、水晶基板の上面および下面に外形形状に対応したマスクを形成し、このマスクを介して水晶基板をエッチングすることで、ジャイロ素子の外形形状が得られる。しかしながら、このような方法では、上下のマスクがずれてしまい、駆動腕の断面形状が設計形状からずれてしまうという問題がある。ちなみに、この問題は、マスクを形成する装置の精度上、避けることが困難である。
マスクずれが生じたジャイロ素子では、駆動振動モードでX軸逆相モードにZ軸同相モードの振動が結合してしまい、このZ軸同相モードの振動によって、検出腕がZ軸方向に不要に振動してしまい、この不要な振動によってノイズが発生してしまう。
このように、特許文献1のジャイロ素子では、検出腕の不要振動を抑えることが難しく、検出精度が低下するとい問題がある。
特開2013−205329号公報
本発明の目的は、不要振動を低減し、検出精度の低下を低減することのできる角速度検出素子、角速度検出デバイス、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例の角速度検出素子は、基部と、
前記基部に接続された少なくとも2つの駆動腕と、
前記2つの駆動腕を駆動振動モードで屈曲振動させている状態で加わる角速度を検出する検出部と、を有し、
前記2つの駆動腕は、前記駆動振動モードにおいて、前記基部の面内方向に同相で屈曲振動し、かつ、前記基部の厚さ方向に逆相で屈曲振動することを特徴とする。
これにより、面外振動(不要振動)を抑制することができ、検出精度の低下を低減することのできる角速度検出素子となる。
[適用例2]
本適用例の角速度検出素子では、前記2つの駆動腕は、先端側に向かうに連れて離間するように傾斜していることが好ましい。
これにより、駆動腕同士の接触を低減することができる。
[適用例3]
本適用例の角速度検出素子では、前記検出部および前記2つの駆動腕を有する第1振動系および第2振動系を有し、
前記駆動振動モードでは、前記第1振動系の前記2つの駆動腕と、前記第2振動系の前記2つの駆動腕とが前記面内方向に逆相で屈曲振動することが好ましい。
これにより、面内方向の振動をキャンセルすることができ、振動漏れを低減することができる。
[適用例4]
本適用例の角速度検出素子では、前記第1振動系の前記第2振動系側の前記駆動腕と、前記第2振動系の前記第1振動系側の前記駆動腕は、前記駆動振動モードにおいて前記基部の厚さ方向に逆相で屈曲振動することが好ましい。
これにより、駆動腕同士の接触を低減することができる。
[適用例5]
本適用例の角速度検出素子では、前記検出部は、前記基部と前記2つの駆動腕との間に配置されていることが好ましい。
これにより、駆動腕に加わるコリオリ力を検出部に効率的に伝えることができる。
[適用例6]
本適用例の角速度検出素子では、前記検出部は、前記基部に対して前記駆動腕と反対側に配置されていることが好ましい。
これにより、検出部に駆動腕の振動が伝わり難くなり、角速度の検出精度がより向上する。
[適用例7]
本適用例の角速度検出デバイスは、上記適用例の角速度検出素子と、
前記角速度検出素子を収容するパッケージと、を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い角速度検出デバイスが得られる。
[適用例8]
本適用例の電子機器は、上記適用例の角速度検出素子を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器が得られる。
[適用例9]
本適用例の移動体は、上記適用例の角速度検出素子を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体が得られる。
本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第1実施形態を示す平面図である。 (a)が図1中のA−A線断面図、(b)が図1中のB−B線断面図である。 図1に示すジャイロ素子の駆動振動モードを示す図である。 図1に示すジャイロ素子の製造時のマスクずれを説明する断面図である。 (a)が駆動振動モードを示す模式図、(b)が検出振動モードを示す模式図である。 駆動腕の横断面形状の変形例を示す断面図である。 本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第2実施形態を示す平面図である。 本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第3実施形態を示す平面図である。 (a)が図8中のC−C線断面図、(b)がD−D線断面図である。 図8に示すジャイロ素子の駆動振動モードを示す図である。 (a)が駆動振動モードを示す模式図、(b)が検出振動モードを示す模式図である。 本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第4実施形態を示す断面図である。 図12に示すジャイロ素子の駆動振動モードを示す図である。 本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第5実施形態を示す平面図である。 (a)が図14中のE−E線断面図、(b)が図14中のF−F線断面図である。 (a)が駆動振動モードを示す模式図、(b)が検出振動モードを示す模式図である。 本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第6実施形態を示す平面図である。 (a)が図17中のG−G線断面図、(b)が図17中のH−H線断面図である。 図17に示すジャイロ素子の駆動振動モードを示す図である。 (a)が駆動振動モードを示す模式図、(b)が検出振動モードを示す模式図である。 本発明の角速度検出デバイスの好適な実施形態を示す図であり、(a)が平面図、(b)が(a)中のI−I線断面図である。 ジャイロセンサーの好適な実施形態を示す断面図である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(スマートフォン、PHS等も含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したデジタルスチールカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の角速度検出素子、角速度検出デバイス、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.角速度検出素子
<第1実施形態>
図1は、本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第1実施形態を示す平面図である。図2は、(a)が図1中のA−A線断面図、(b)が図1中のB−B線断面図である。図3は、図1に示すジャイロ素子の駆動振動モードを示す図である。図4は、図1に示すジャイロ素子の製造時のマスクずれを説明する断面図である。図5は、(a)が駆動振動モードを示す模式図、(b)が検出振動モードを示す模式図である。図6は、駆動腕の横断面形状の変形例を示す断面図である。なお、以下では、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸、Z軸とする。また、説明の便宜上、+Z軸側を「上側」とも言い、−Z軸側を「下側」とも言う。また、図3、図4および図5では、それぞれ、説明の便宜上、電極や質量調整膜の図示を省略している。
図1に示すジャイロ素子(角速度検出素子)1は、Y軸まわりの角速度ωyを検出することのできるジャイロ素子である。このようなジャイロ素子1は、圧電基板2と、圧電基板2の表面に形成された各種電極31、32、33、34と、各種端子51、52、53、54と、質量調整膜41と、を有している。
以下、ジャイロ素子1の構成について詳しく説明するが、以下では、角速度ωyが加わっていない状態での振動モードを「駆動振動モード」とも言い、駆動振動モードで駆動している最中に加わった角速度ωyによって励振される新たな振動モードを「検出振動モード」とも言う。
圧電基板2の構成材料としては、特に限定されず、例えば、水晶、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、四ホウ酸リチウム(Li)、ランガサイト(LaGaSiO14)等の各種圧電体材料を用いることができる。ただし、これらの中でも、圧電基板2の構成材料としては、水晶を用いることが好ましい。水晶を用いることで、他の材料と比較して優れた周波数温度特性を有するジャイロ素子1が得られる。なお、以下では、圧電基板2を水晶で構成した場合について説明する。また、圧電基板2の厚さとしては、特に限定されず、例えば、50μm〜250μm程度とすることができる。
図1に示すように、圧電基板2は、水晶の結晶軸であるX軸(電気軸)およびY軸(機械軸)で規定されるXY平面に広がりを有し、Z軸(光軸)方向に厚みを有する板状をなしている。すなわち、圧電基板2は、Zカット水晶板で構成されている。なお、本実施形態では、Z軸が圧電基板2の厚さ方向と一致しているが、これに限定されず、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点から、Z軸を圧電基板2の厚さ方向に対して若干(例えば、±15°未満程度)傾けてもよい。
このような圧電基板2は、基部21と、基部21の+Y軸側に接続されている検出部22と、検出部22の+Y軸側の端部から+Y軸側へ延出している一対の駆動腕23、24と、を有している。
基部21は、検出部22および駆動腕23、24を支持する。また、基部21は、XY平面に広がりを有し、Z軸方向に厚さを有する平板状をなしている。そして、基部21においてジャイロ素子1が対象物(例えば、後述するパッケージ8のベース81)に固定される。また、基部21の下面には駆動信号端子51、駆動接地端子52、検出信号端子53および検出接地端子54がX軸方向に並んで設けられている。
検出部22は、XY平面に広がりを有し、Z軸方向に厚さを有する平板状をなしている。また、検出部22の幅(X軸方向の長さ)は、基部21の幅(X軸方向の長さ)よりも狭くなっている。なお、検出部22の幅は、特に限定されず、基部21の幅と等しくてもよいし、基部21よりも広くてもよい。また、本実施形態では、検出部22と基部21とを分けて説明しているが、別の言い方をすれば、「基部21と検出部22とをまとめて基部21と言い、基部21の先端部が検出部22となっている」とも言える。
図2(a)に示すように、このような検出部22の上面および下面にはそれぞれ検出信号電極33および検出接地電極34がX軸方向に並んで配置されている。上面では、検出接地電極34が検出信号電極33の−X軸側に位置し、下面では、検出接地電極34が検出信号電極33の+X軸側に位置している。また、検出信号電極33は、図示しない配線を介して検出信号端子53に接続され、検出接地電極34は、図示しない配線を介して検出接地端子54に接続されている。なお、検出信号電極33および検出接地電極34は、検出部22の上面および下面の少なくとも一方に設けられていればよい。
また、一対の駆動腕23、24は、X軸方向に並んで設けられ、互いに検出部22から+Y軸側へ延出している。また、図2(b)に示すように、これら駆動腕23、24の横断面形状は、略平行四辺形となっている。また、駆動腕23、24の横断面形状である平行四辺形は、互いに反対側へ傾いており、YZ平面である面F1に対して対称となっている。
また、駆動腕23、24の先端部にはそれぞれ質量調整膜41が設けられている。必要に応じて質量調整膜41の一部を除去して駆動腕23、24の質量を変化させることで、駆動腕23、24の周波数を調整することができる。質量調整膜41は、金属膜で構成され、例えば、駆動信号電極31または駆動接地電極32と一体的に形成することができる(ただし、図1では、便宜上、別体として図示している)。
また、駆動腕23、24には駆動信号電極31および駆動接地電極32が設けられている。駆動信号電極31は、駆動腕23、24の両主面(上面および下面)に配置され、駆動接地電極32は、駆動腕23、24の両側面に配置されている。また、駆動信号電極31は、図示しない配線を介して駆動信号端子51に接続され、駆動接地電極32は、図示しない配線を介して駆動接地端子52に接続されている。そのため、駆動信号端子51および駆動接地端子52を介して、駆動信号電極31および駆動接地電極32の間に所定周波数の交番電圧を印加することで、駆動腕23、24をX軸同相モードで屈曲振動させることができる。
ここで、前述したように、駆動腕23、24の横断面形状が平行四辺形であるため、駆動腕23、24のX軸方向の振動バランスが崩れ、駆動腕23、24は、駆動振動モードにおいてZ軸方向の振動成分を含みながらX軸方向に振動する。また、駆動腕23、24の横断面形状である平行四辺形の傾きが逆であるため、駆動腕23、24に含まれるZ軸方向の振動成分が互いに反対方向となる。
すなわち、駆動振動モードでは、図3に示すように、駆動腕23、24は、X軸同相モードでかつZ軸逆相モードで振動する(基部21の面内方向に同相で振動し、基部21の厚さ方向に逆相で振動する)。このように、駆動振動モードにおいて、駆動腕23、24がZ軸方向に逆相で振動することで、Z軸方向の振動をキャンセル(相殺または緩和)することができ、駆動振動モード時における検出部22のZ軸方向への振動を低減(好ましくは防止)することができる。したがって、ノイズが低減され、高い検出精度を有するジャイロ素子1となる。
また、ジャイロ素子1によれば、図4(a)に示すように、製造時にX軸方向にマスクM1、M2がずれたとしても、図4(b)に示すように、駆動腕23、24の横断面形状の平行四辺形の傾きが若干ずれるだけで、駆動振動モードにおいて駆動腕23、24がZ軸逆相モードで振動する関係は維持される。したがって、ジャイロ素子1によれば、マスクずれが生じたとしても、上記の効果を発揮することができる。
ここで、マスクずれが生じたとしても、駆動腕23、24の横断面形状が逆の傾きの平行四辺形となるように、例えば、駆動腕23、24の下面と上面のX軸方向のずれ幅wを、通常動作の際に考えられる最大のマスクずれ量の10倍以上とすることが好ましい。すなわち、マスクずれが最大で0.1μm発生するような機械であれば、ずれ幅wを1μm以上に設計しておけばよい。これにより、マスクずれの有無に関わらず、駆動振動モードにおいて駆動腕23、24をZ軸逆相モードで振動させることができる。
なお、マスクずれによって、図4(b)に示すように、駆動腕23、24の横断面形状の平行四辺形の傾きが互いにずれてしまうと、図4(c)に示すように、駆動腕23、24間で、Z軸方向の振幅がずれてしまう場合がある。このような場合は、駆動振動モードにおいて、Z軸方向の振動成分が十分にキャンセルされず、上述した効果が低減するおそれがある。そのため、駆動腕23、24のZ軸方向の振幅をほぼ等しく揃えるのが好ましい。
振幅を揃える方法としては、例えば、駆動腕23、24の少なくとも一方の質量を調整する方法がある。以下、図4(c)に示すように、駆動腕24のZ軸方向の振幅が、駆動腕23のZ軸方向の振幅よりも大きい場合について代表して説明する。第1の方法として、駆動腕24の先端部に設けられている質量調整膜41の一部をレーザー照射等により除去し、駆動腕24の質量を減らすことで、駆動腕24のZ軸方向の振幅を小さくする方法がある。第2の方法として、駆動腕23の先端部に設けられている質量調整膜41上に錘を配置し、駆動腕23の質量を増やすことで、駆動腕23のZ軸方向の振幅を大きくする方法がある。このような方法によれば、比較的簡単に、駆動腕23、24のZ軸方向の振幅を揃えることができる。
以上、ジャイロ素子1の構成について詳しく説明した。
次に、ジャイロ素子1の駆動について説明する。まず、図5(a)に示すように、駆動腕23、24を駆動振動モードで振動させる。この状態では、前述したように、駆動腕23、24のZ軸方向の振動がキャンセルされているため、検出部22は、Z軸方向にほとんど振動しない。そのため、検出信号電極33および検出接地電極34の間に電荷がほとんど発生せず、検出信号電極33および検出接地電極34の間から取り出される検出信号SSは、ほぼ0(ゼロ)である。
このような駆動振動モードで振動している状態で、ジャイロ素子1にY軸まわりの角速度ωyが加わると、コリオリの力が働いて、図5(b)に示すように、検出振動モードが新たに励振され、駆動腕23、24がZ軸同相モードで振動する。このような検出振動モードが励振されると、それに伴って検出部22がZ軸方向に振動し、この振動によって検出信号電極33および検出接地電極34の間に電荷が発生する。そして、検出信号電極33および検出接地電極34の間に発生した電荷を検出信号SSとして取り出し、この検出信号の大きさに基づいて角速度ωyが求められる。
このようなジャイロ素子1によれば、駆動振動モード時の駆動腕23、24のZ軸方向の振動をキャンセルすることができるため、駆動振動モード時の検出部22の不要振動を抑制することができる。そのため、ノイズが低減され、高い検出精度を有するジャイロ素子1となる。また、前述したように、製造時のマスクずれが起こったとしても駆動振動モードにおいて、駆動腕23、24をZ軸逆相モードで振動させることができるので、上述した効果をより確実に発揮することができる。
特に、本実施形態では、検出部22が基部21と駆動腕23、24の間に位置しているため、駆動腕23、24のZ軸方向の振動をより効率的に検出部22に伝達することができる。そのため、角速度の検出精度がより向上する。
以上、第1実施形態のジャイロ素子1について説明した。なお、本実施形態では、駆動振動モードにおいて、駆動腕23、24をX軸同相かつZ軸逆相で振動させるために、駆動腕23、24の横断面形状を平行四辺形としているが、駆動腕23、24の横断面形状としては、上記のような振動を行うことができれば、これに限定されず、例えば、図6(a)〜(c)に示すような横断面形状であってもよい。
また、本実施形態のジャイロ素子1では、駆動腕23、24の先端部にハンマーヘッド(幅広の錘部)を設けていないが、駆動腕23、24の先端部にハンマーヘッドを設けてもよい。これにより、駆動腕23、24の先端の質量効果が増大し、駆動振動モードの周波数が同じであれば、ハンマーヘッドを設けていない場合と比較して、駆動腕23、24の全長を短くすることができる。また、駆動腕23、24の全長が同じであれば、駆動周波数を低くすることができる。
<第2実施形態>
図7は、本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第2実施形態を示す平面図である。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態は、一対の駆動腕の延在方向が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、図7では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図7に示すように、本実施形態のジャイロ素子1では、Z軸方向から見た平面視で、駆動腕23、24が、互いの離間距離(X軸方向の離間距離)が先端側へ向けて漸増するように、Y軸に対して傾斜した方向に延在している。なお、圧電基板2が水晶(六方晶)で構成されているため、Y軸に対する駆動腕23、24の傾斜角θ1は、それぞれ、30°程度とすることが好ましい。これにより、駆動腕23、24の延在方向を水晶の分極方向にほぼ一致させることができ、優れた振動特性を有するジャイロ素子1となる。また、振動時の駆動腕23、24同士の接触を低減することもでき、ジャイロ素子1の破損を低減することもできる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図8は、本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第3実施形態を示す平面図である。図9は、(a)が図8中のC−C線断面図、(b)がD−D線断面図である。図10は、図8に示すジャイロ素子の駆動振動モードを示す図である。図11は、(a)が駆動振動モードを示す模式図、(b)が検出振動モードを示す模式図である。
以下、第3実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態は、検出部および駆動腕からなる振動系が2組設けられていること以外は、前述した第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態のジャイロ素子1の圧電基板2は、基部21と、基部21の+Y軸側に接続され、間に空隙(隙間)を形成するようにX軸方向に離間して配置された一対の検出部22A、22Bと、検出部22Aから+Y軸側へ延出する一対の駆動腕23A、24Aと、検出部22Bから+Y軸側へ延出する一対の駆動腕23B、24Bとを有している。このような構成では、検出部22Aと駆動腕23A、24Aとで第1振動系20Aを構成し、検出部22Bと駆動腕23B、24Bとで第2振動系20Bを構成している。
また、図9(a)に示すように、検出部22Aの上面および下面にはそれぞれ検出信号電極33および検出接地電極34がX軸方向に並んで配置されている。検出部22Aの上面では、検出接地電極34が検出信号電極33の−X軸側に位置し、下面では、検出接地電極34が検出信号電極+X軸側に位置している。同様に、検出部22Bの上面および下面にもそれぞれ検出信号電極33および検出接地電極34がX軸方向に並んで配置されている。検出部22Bの上面では、検出接地電極34が検出信号電極33の+X軸側に位置し、下面では、検出接地電極34が検出信号電極−X軸側に位置している。これら検出信号電極33は、図示しない配線を介して検出信号端子53に接続され、検出接地電極34は、図示しない配線を介して検出接地端子54に接続されている。
また、図9(b)に示すように、駆動腕23A、24A、23B、24Bの横断面形状は、それぞれ、略平行四辺形となっている。また、駆動腕23A、23Bの横断面形状である平行四辺形は、傾きが同じであり、駆動腕24A、24Bの横断面形状である平行四辺形は、傾きが同じであり、かつ、駆動腕23A、23Bとは傾きが逆である。
また、駆動腕23A、24A、23B、24Bには駆動信号電極31および駆動接地電極32が設けられている。駆動信号電極31は、駆動腕23A、24Aの両主面および駆動腕23B、24Bの両側面に配置され、駆動接地電極32は、駆動腕23A、24Aの両側面および駆動腕23B、24Bの両主面に配置されている。これら駆動信号電極31は、図示しない配線を介して駆動信号端子51に接続され、駆動接地電極32は、図示しない配線を介して駆動接地端子52に接続されている。
このような構成のジャイロ素子1は、図10に示す駆動振動モードで振動する。具体的には、駆動腕23A、24AがX軸同相モードで振動し、駆動腕23B、24BがX軸同相モードでかつ駆動腕23A、24AとはX軸逆相モードで振動する。また、このようなX軸方向の振動に結合して、駆動腕23A、24BがZ軸同相モードで振動し、駆動腕24A、23BがZ軸同相モードでかつ駆動腕23A、24BとはZ軸逆相モードで振動する。
図11(a)に示すように、ジャイロ素子1を駆動振動モードで駆動させている状態では、駆動腕23A、24Aと駆動腕23B、24BとのX軸方向の振動がキャンセルされるため、振動漏れが低減される。また、ジャイロ素子1を駆動振動モードで駆動させている状態では、駆動腕23A、24AのZ軸方向の振動がキャンセルされ、検出部22AはZ軸方向にほとんど振動しない。同様に、駆動腕23B、24BのZ軸方向の振動がキャンセルされているため、検出部22BもZ軸方向にほとんど振動しない。そのため、検出信号端子53および検出接地端子54の間から取り出される検出信号SSは、ほぼ0(ゼロ)である。
駆動振動モードの状態で、ジャイロ素子1にY軸まわりの角速度ωyが加わると、コリオリの力が働いて、図11(b)に示す検出振動モードが新たに励振される。具体的には、駆動腕23A、24AがZ軸同相モードで振動し、駆動腕23B、24BがZ軸同相モードでかつ駆動腕23A、24AとはZ軸逆相モードで振動する。また、このような駆動腕23A、24A、23B、24Bの振動に伴って、検出部22A、22BがZ軸逆相モードで振動する。そのため、検出部22A、22Bから同位相の電荷が発生し、これら電荷を足し合せてなる検出信号SSが検出信号端子53と検出接地端子54の間から取り出される。そして、この検出信号SSに基づいて角速度ωyが求められる。
このように、本実施形態では、検出部22A、22Bからの信号によって検出信号SSを第1実施形態と比較してほぼ倍増させることができるので、より検出精度の高いジャイロ素子1となる。また、本実施形態によれば、駆動振動モード時および検出振動モード時において、駆動腕23A、24A、23B、24Bおよび検出部22A、22BのX軸方向およびZ軸方向の振動をキャンセルすることができるため、ジャイロ素子1の振動漏れを低減でき、さらに、検出精度が向上する。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
図12は、本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第4実施形態を示す断面図である。図13は、図12に示すジャイロ素子の駆動振動モードを示す図である。
以下、第4実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態は、駆動腕の断面形状が異なること以外は、前述した第3実施形態と同様である。なお、図12および図13では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図12に示すように、本実施形態のジャイロ素子1では、駆動腕23B、24Bの横断面形状が、第3実施形態に対して上下反転している。このような構成とすると、ジャイロ素子1は、図13に示す駆動振動モードで振動する。具体的には、駆動腕23A、24AがX軸同相モードで振動し、駆動腕23B、24BがX軸同相モードでかつ駆動腕23A、24AとはX軸逆相モードで振動する。また、このようなX軸方向への振動に結合して、駆動腕23A、23BがZ軸同相モードで振動し、駆動腕24A、24BがZ軸同相モードでかつ駆動腕23A、23BとはZ軸逆相モードで振動する。このような振動によれば、駆動腕23A(第1振動系20Aの第2振動系20B側の駆動腕)と駆動腕24B(第2振動系20Bの第1振動系20A側の駆動腕)同士が接近する際、これらをZ軸方向の反対側へずらすことができる。そのため、駆動腕23A、24Aが接触し難くなり、ジャイロ素子1の損傷を低減することができる。また、その分、検出部22A、22Bを近づけることができるので、ジャイロ素子1の小型化を図ることができる。
このような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第5実施形態>
図14は、本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第5実施形態を示す平面図である。図15は、(a)が図14中のE−E線断面図、(b)が図14中のF−F線断面図である。図16は、(a)が駆動振動モードを示す模式図、(b)が検出振動モードを示す模式図である。
以下、第5実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第5実施形態は、検出部の位置が異なること以外は、前述した第3実施形態と同様である。なお、図14ないし図16では、それぞれ、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図14に示すように、本実施形態のジャイロ素子1では、基部21から+Y軸側に向けて駆動腕23A、24A、23B、24Bが延出し、基部21から−Y軸側に向けて腕状の検出部22A、22Bが延出している。すなわち、検出部22A、22Bは、基部21に対して駆動腕23A、24A、23B、24Bと反対側に位置している。これにより、駆動腕23A、24A、23B、24Bの振動が検出部22A、22Bに伝わり難くなり、角速度ωyの検出精度が向上する。
また、検出部22Aは、駆動腕23A、24Aの間に位置し、検出部22Bは、駆動腕23B、24Bの間に位置している。また、検出部22A、22Bは、Y軸方向に延びた長尺な腕状となっている。
図15(a)に示すように、検出部22Aの上面および下面にはそれぞれ検出信号電極33および検出接地電極34がX軸方向に並んで配置されている。検出部22Aの上面では検出接地電極34が検出信号電極33の−X軸側に位置し、下面では検出接地電極34が検出信号電極+X軸側に位置している。
同様に、検出部22Bの上面および下面にもそれぞれ検出信号電極33および検出接地電極34がX軸方向に並んで配置されている。検出部22Bの上面では検出接地電極34が検出信号電極33の+X軸側に位置し、下面では検出接地電極34が検出信号電極−X軸側に位置している。これら検出信号電極33は、それぞれ、図示しない配線を介して検出信号端子53に接続され、検出接地電極34は、それぞれ、図示しない配線を介して検出接地端子54に接続されている。
また、図15(b)に示すように、駆動腕23A、24A、23B、24Bには駆動信号電極31および駆動接地電極32が設けられている。駆動信号電極31は、駆動腕23A、24Aの両主面および駆動腕23B、24Bの両側面に配置され、駆動接地電極32は、駆動腕23A、24Aの両側面および駆動腕23B、24Bの両主面に配置されている。これら駆動信号電極31は、それぞれ、図示しない配線を介して駆動信号端子51に接続されており、駆動接地電極32は、それぞれ、図示しない配線を介して駆動接地端子52に接続されている。
このようなジャイロ素子1は、図16(a)に示す駆動振動モードで振動する。具体的には、駆動腕23A、24AがX軸同相モードで振動し、駆動腕23B、24BがX軸同相モードでかつ駆動腕23A、24AとX軸逆相モードで振動する。また、このようなX軸方向の振動に結合して、駆動腕23A、24BがZ軸同相モードで振動し、駆動腕24A、23BがZ軸同相モードでかつ駆動腕23A、24BとはZ軸逆相モードで振動する。
ジャイロ素子1を駆動振動モードで振動させている状態では、駆動腕23A、24A、23B、24BのZ軸方向の振動がキャンセルされているため、検出部22A、22Bは、共にZ軸方向にほとんど振動しない。そのため、検出信号端子53および検出接地端子54の間から取り出される検出信号は、ほぼ0(ゼロ)である。
駆動振動モードの状態で、ジャイロ素子1にY軸まわりの角速度ωyが加わると、コリオリの力が働いて、図16(b)に示す検出振動モードが新たに励振される。具体的には、駆動腕23A、24AがZ軸同相モードで振動し、駆動腕23B、24BがZ軸同相モードでかつ駆動腕23A、24AとはZ軸逆相モードで振動する。また、このような駆動腕23A、24A、23B、24Bの振動に伴って、検出部22A、22BがZ軸逆相モードで振動する。そのため、検出部22A、22Bから同位相の電荷が発生し、これら電荷を足し合せてなる検出信号SSが検出信号端子53と検出接地端子54の間から取り出される。そして、この検出信号SSに基づいて角速度ωyが求められる。
このように、本実施形態では、検出部22A、22Bからの電荷によって検出信号SSを第1実施形態と比較してほぼ倍増させることができるので、より検出精度の高いジャイロ素子1となる。また、本実施形態によれば、駆動振動モード時および検出振動モード時において、駆動腕23A、24A、23B、24Bおよび検出部22A、22BのX軸方向およびZ軸方向の振動をキャンセルすることができるため、ジャイロ素子1の振動漏れを低減でき、さらに、検出精度が向上する。
このような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第6実施形態>
図17は、本発明のジャイロ素子(角速度検出素子)の第6実施形態を示す平面図である。図18は、(a)が図17中のG−G線断面図、(b)が図17中のH−H線断面図である。図19は、図17に示すジャイロ素子の駆動振動モードを示す図である。図20は、(a)が駆動振動モードを示す模式図、(b)が検出振動モードを示す模式図である。
以下、第6実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第6実施形態は、検出部および駆動腕の位置が異なること以外は、前述した第3実施形態と同様である。なお、図17ないし図20では、それぞれ、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図17に示すように、本実施形態のジャイロ素子1では、基部21の−X軸側の端部からY軸方向両側に向けて駆動腕23A、24Aが延出しており、基部21の+X軸側の端部からY軸方向両側に向けて駆動腕23B、24Bが延出している。これらのうち、駆動腕23A、23Bが+Y軸側へ延出し、駆動腕24A、24Bが−Y軸側に延出している。また、駆動腕23A、24Aと駆動腕23B、24Bは、YZ平面に対して対称的に設けられており、駆動腕23A、23Bと駆動腕24A、24Bは、基部21に対して対称的に設けられている。
また、検出部22Aは、基部21からY軸方向両側に向けて延出する一対の検出腕221A、222Aを有し、検出部22Bは、基部21からY軸方向両側に向けて延出する一対の検出腕221B、222Bを有している。これらのうち、検出腕221A、221Bが+Y軸側に延出しており、駆動腕23A、23Bの間に位置している。また、検出腕222A、222Bが−Y軸側に延出しており、駆動腕24A、24Bの間に位置している。また、検出部22A、22Bは、YZ平面に対して対称的に設けられている。
図18に示すように、検出腕221A、222Aの上面および下面にはそれぞれ検出信号電極33および検出接地電極34がX軸方向に並んで配置されている。検出腕221A、222Aの上面では検出接地電極34が検出信号電極33の−X軸側に位置し、下面では検出接地電極34が検出信号電極+X軸側に位置している。
同様に、検出腕221B、222Bの上面および下面にはそれぞれ検出信号電極33および検出接地電極34がX軸方向に並んで配置されている。検出腕221B、222Bの上面では検出接地電極34が検出信号電極33の+X軸側に位置し、下面では検出接地電極34が検出信号電極−X軸側に位置している。
これら検出信号電極33は、それぞれ、図示しない配線を介して検出信号端子53に接続され、検出接地電極34は、それぞれ、図示しない配線を介して検出接地端子54に接続されている。
また、図18に示すように、駆動腕23A、24A、23B、24Bには駆動信号電極31および駆動接地電極32が設けられている。駆動信号電極31は、駆動腕23A、24Aの両主面および駆動腕23B、24Bの両側面に配置され、駆動接地電極32は、駆動腕23A、24Aの両側面および駆動腕23B、24Bの両主面に配置されている。これら駆動信号電極31は、それぞれ、図示しない配線を介して駆動信号端子51に接続されており、駆動接地電極32は、それぞれ、図示しない配線を介して駆動接地端子52に接続されている。
このようなジャイロ素子1は、図19および図20(a)に示す駆動振動モードで振動する。具体的には、駆動腕23A、24AがX軸同相モードで振動し、駆動腕23B、24BがX軸同相モードでかつ駆動腕23A、24AとX軸逆相モードで振動する。また、このようなX軸方向の振動に結合して、駆動腕23A、24BがZ軸同相モードで振動し、駆動腕24A、23BがZ軸同相モードでかつ駆動腕23A、24BとはZ軸逆相モードで振動する。ジャイロ素子1を駆動振動モードで振動させている状態では、駆動腕23A、24A、23B、24BのZ軸方向の振動がキャンセルされているため、検出腕221A、222A、221B、222Bは、それぞれZ軸方向にほとんど振動しない。そのため、検出信号端子53および検出接地端子54の間から取り出される検出信号は、ほぼ0(ゼロ)である。
駆動振動モードの状態で、ジャイロ素子1にY軸まわりの角速度ωyが加わると、コリオリの力が働いて、図20(b)に示す検出振動モードが新たに励振される。具体的には、駆動腕23A、24AがZ軸同相モードで振動し、駆動腕23B、24BがZ軸同相モードでかつ駆動腕23A、24AとはZ軸逆相モードで振動する。また、このような駆動腕23A、24A、23B、24Bの振動に伴って、検出腕221A、222AがZ軸同相モードで振動し、検出腕221B、222BがZ軸同相モードでかつ検出腕221A、222AとはZ軸逆相モードで振動する。そのため、検出腕221A、222A、221B、222Bから同位相の電荷が発生し、これら電荷を足し合せてなる検出信号SSが検出信号端子53と検出接地端子54の間から取り出される。そして、この検出信号SSに基づいて角速度ωyが求められる。
このように、本実施形態では、検出腕221A、222A、221B、222Bからの電荷によって検出信号SSを第1実施形態と比較してほぼ4倍増させることができるので、より検出精度の高いジャイロ素子1となる。また、本実施形態によれば、駆動振動モード時および検出振動モード時において、駆動腕23A、24A、23B、24Bおよび検出腕221A、222A、221B、222BのX軸方向およびZ軸方向の振動をキャンセルすることができるため、ジャイロ素子1の振動漏れを低減でき、さらに、検出精度が向上する。
このような第6実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
2.角速度検出デバイス
次に、ジャイロ素子1を用いた角速度検出デバイスについて説明する。
図21は、本発明の角速度検出デバイスの好適な実施形態を示す図であり、(a)が平面図、(b)が(a)中のI−I線断面図である。
図21に示すように、角速度検出デバイス10は、ジャイロ素子1と、ジャイロ素子1を収容するパッケージ8と、を有している。
パッケージ8は、凹部811を有する箱状のベース81と、凹部811の開口を塞いでベース81に接合された板状のリッド82とを有している。そして、凹部811がリッド82によって塞がれることにより形成された収容空間にジャイロ素子1が収納されている。収容空間は、減圧(真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。
ベース81の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスや、各種ガラス材料を用いることができる。また、リッド82の構成材料としては、特に限定されないが、ベース81の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース81の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース81とリッド82の接合方法は、特に限定されず、例えば、接着材やろう材を介して接合することができる。
また、凹部811の底面には、接続端子831、832、833、834が形成されている。これら接続端子831〜834は、それぞれ、ベース81に形成された図示しない貫通電極(ビア)等によって、ベース81の下面(パッケージ8の外周面)に引き出されている。
ジャイロ素子1は、基部21が導電性接着材861、862、863、864によって凹部811の底面に固定されている。また、導電性接着材861を介して駆動信号端子51と接続端子831とが電気的に接続され、導電性接着材862を介して駆動接地端子52と接続端子832とが電気的に接続され、導電性接着材863を介して検出信号端子53と接続端子833とが電気的に接続され、導電性接着材864を介して検出接地端子54と接続端子834とが電気的に接続されている。導電性接着材861〜864としては、導電性および接着性を有していれば特に限定されず、例えば、シリコーン系、エポキシ系、アクリル系、ポリイミド系、ビスマレイミド系等の接着材に銀粒子等の導電性フィラーを分散させたものを用いることができる。
3.ジャイロセンサー
次に、ジャイロ素子1を備えるジャイロセンサーについて説明する。
図22は、ジャイロセンサーの好適な実施形態を示す断面図である。
図22に示すように、ジャイロセンサー100は、角速度検出デバイス10と、ICチップ9とを有している。ICチップ9は、凹部811の底面にろう材等によって固定されている。ICチップ9は、導電性ワイヤーによって各接続端子831〜834と電気的に接続されている(だだし、図22では、接続端子831のみを図示している)。このようなICチップ9は、ジャイロ素子1を駆動振動させるための駆動回路や、角速度が加わったときにジャイロ素子1に生じる検出振動を検出する検出回路等を有する。なお、本実施形態では、ICチップ9がパッケージ8の内部に設けられているが、ICチップ9は、パッケージ8の外部に設けられていてもよい。
4.電子機器
次いで、ジャイロ素子1を備える電子機器について、図23〜図25に基づき、詳細に説明する。
図23は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能するジャイロ素子1が内蔵されている。
図24は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(スマートフォン、PHS等も含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能するジャイロ素子1が内蔵されている。
図25は、本発明の電子機器を適用したデジタルスチールカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
デジタルスチールカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。デジタルスチールカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このデジタルスチールカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなデジタルスチールカメラ1300には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能するジャイロ素子1が内蔵されている。
以上のような電子機器は、ジャイロ素子1を備えているため、高い信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の電子機器は、図23のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図24の携帯電話機、図25のデジタルスチールカメラの他にも、例えば、スマートフォン、タブレット端末、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
4.移動体
次いで、図1に示すジャイロ素子1を備える移動体について、図26に基づき、詳細に説明する。
図26は、本発明の移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
自動車1500には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能するジャイロ素子1が内蔵されており、ジャイロ素子1によって車体1501の姿勢を検出することができる。ジャイロ素子1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。その他、このような姿勢制御は、二足歩行ロボットやラジコンヘリコプターで利用することができる。以上のように、各種移動体の姿勢制御の実現にあたって、ジャイロ素子1が組み込まれる。
以上、本発明の角速度検出素子、角速度検出デバイス、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した角速度検出素子では、圧電基板を用いているが、圧電基板に限定されず、例えば、シリコン基板等の半導体基板を用いてもよい。この場合、シリコン基板上にピエゾ圧電素子等を形成し、ピエゾ圧電素子の伸縮によって駆動腕を振動させることができる。
1……ジャイロ素子
2……圧電基板
20A……第1振動系
20B……第2振動系
21……基部
22、22A、22B……検出部
221A、221B、222A、222B……検出腕
23、23A、23B、24、24A、24B……駆動腕
31……駆動信号電極
32……駆動接地電極
33……検出信号電極
34……検出接地電極
41……質量調整膜
51……駆動信号端子
52……駆動接地端子
53……検出信号端子
54……検出接地端子
8……パッケージ
81……ベース
811……凹部
82……リッド
831、832、833、834……接続端子
861、862、863、864……導電性接着材
9……ICチップ
10……角速度検出デバイス
100……ジャイロセンサー
1100……パーソナルコンピューター
1102……キーボード
1104……本体部
1106……表示ユニット
1108……表示部
1200……携帯電話機
1202……操作ボタン
1204……受話口
1206……送話口
1208……表示部
1300……デジタルスチールカメラ
1302……ケース
1304……受光ユニット
1306……シャッターボタン
1308……メモリー
1310……表示部
1312……ビデオ信号出力端子
1314……入出力端子
1430……テレビモニター
1440……パーソナルコンピューター
1500……自動車
1501……車体
1502……車体姿勢制御装置
1503……車輪
M1、M2……マスク
w……ずれ幅
θ1……傾斜角
ωy……角速度

Claims (9)

  1. 基部と、
    前記基部に接続された少なくとも2つの駆動腕と、
    前記2つの駆動腕を駆動振動モードで屈曲振動させている状態で加わる角速度を検出する検出部と、を有し、
    前記2つの駆動腕は、前記駆動振動モードにおいて、前記基部の面内方向に同相で屈曲振動し、かつ、前記基部の厚さ方向に逆相で屈曲振動することを特徴とする角速度検出素子。
  2. 前記2つの駆動腕は、先端側に向かうに連れて離間するように傾斜している請求項1に記載の角速度検出素子。
  3. 前記検出部および前記2つの駆動腕を有する第1振動系および第2振動系を有し、
    前記駆動振動モードでは、前記第1振動系の前記2つの駆動腕と、前記第2振動系の前記2つの駆動腕とが前記面内方向に逆相で屈曲振動する請求項1または2に記載の角速度検出素子。
  4. 前記第1振動系の前記第2振動系側の前記駆動腕と、前記第2振動系の前記第1振動系側の前記駆動腕は、前記駆動振動モードにおいて前記基部の厚さ方向に逆相で屈曲振動する請求項3に記載の角速度検出素子。
  5. 前記検出部は、前記基部と前記2つの駆動腕との間に配置されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の角速度検出素子。
  6. 前記検出部は、前記基部に対して前記駆動腕と反対側に配置されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の角速度検出素子。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の角速度検出素子と、
    前記角速度検出素子を収容するパッケージと、を備えることを特徴とする角速度検出デバイス。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の角速度検出素子を備えることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の角速度検出素子を備えることを特徴とする移動体。
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