JP2013178179A - センサー素子、センサーデバイスおよび電子機器 - Google Patents

センサー素子、センサーデバイスおよび電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた検出感度を有するセンサー素子を提供すること、また、かかるセンサー素子を備える信頼性に優れたセンサーデバイスおよび電子機器を提供すること。
【解決手段】センサー素子2は、基部21と、基部21から延出された検出用振動腕23、24と、検出用振動腕23、24に設けられた検出部41〜44とを備え、検出部41〜44は、それぞれ、下部電極層、上部電極層、および、圧電体層を有し、検出部41、42の下部電極同士、および、検出部43、44の下部電極同士が互いに電気的に接続されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、センサー素子、センサーデバイスおよび電子機器に関する。
センサー素子としては、例えば、車両における車体制御、カーナビゲーションシステムの自車位置検出、デジタルカメラやビデオカメラ等の振動制御補正(いわゆる手ぶれ補正)等に用いられ、角速度、加速度等の物理量を検出するセンサーが知られている。センサーとして、例えば、角速度センサー(振動ジャイロセンサー)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載の角速度センサーは、2つのアームと、この2つのアームの一端同士を接続する接続部とで構成された音叉を有する。また、特許文献1に記載の角速度センサーでは、音叉が非圧電体材料で構成されており、各アームには、1対の電極間に圧電薄膜が介挿されてなる駆動部および検出部がそれぞれ設けられている。
このような特許文献1に記載の角速度センサーでは、駆動部の1対の電極間に電圧を印加することにより、アームを屈曲振動(駆動)させる。そして、その駆動状態で、アームがその延出方向に沿った軸線まわりの角速度を受けると、コリオリ力により、アームが前述した駆動方向と直交する方向に撓み、その撓み量に応じた電荷が検出部の1対の電極から検出される。その検出された電荷に基づいて、角速度を検出することができる。
従来、このような角速度センサーでは、一方のアームに設けられた検出部の1対の電極と、他方のアームに設けられた検出部の1対の電極とがそれぞれ独立しており、2つの検出部を並列に電気的に接続し、これらの検出部からの電荷を検出していた。
そのため、各検出部の1対の電極間に生じる寄生容量の影響によるノイズが大きく、検出感度の低下をもたらすという問題があった。
WO2003/104749号公報
本発明の目的は、優れた検出感度を有するセンサー素子を提供すること、また、かかるセンサー素子を備える信頼性に優れたセンサーデバイスおよび電子機器を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明のセンサー素子は、基部と、
前記基部から延出された検出用振動腕と、
前記検出用振動腕に設けられ、前記検出用振動腕の振動に伴って電荷を出力する第1の検出部および第2の検出部とを備え、
前記第1の検出部は、第1の下部電極層、第1の上部電極層、および、前記第1の下部電極層と前記第1の上部電極層との間に設けられた第1の圧電体層を有し、前記第1の下部電極層は前記検出用振動腕側に設けられ、
前記第2の検出部は、第2の下部電極層、第2の上部電極層、および、前記第2の下部電極層と前記第2の上部電極層との間に設けられた第2の圧電体層を有し、前記第2の下部電極層は前記検出用振動腕側に設けられ、
前記第1の下部電極層と前記第2の下部電極層、または、前記第1の上部電極層と前記第2の上部電極層とは、電気的に接続されていることを特徴とする。
このように構成されたセンサー素子によれば、第1の検出部および第2の検出部を直列に電気的に接続し、これらの検出部からの電荷を検出することができる。そのため、従来のように第1の検出部および第2の検出部を並列に電気的に接続した場合に比し、寄生容量を1/4程度に低減することができる。その結果、センサー素子の検出感度を優れたものとすることができる。
[適用例2]
本発明のセンサー素子では、前記第1の下部電極層および前記第2の下部電極層が前記検出用振動腕にて互いに電気的に接続されていることが好ましい。
これにより、比較的簡単な構成で、第1の検出部および第2の検出部を直列に電気的に接続することができる。
[適用例3]
本発明のセンサー素子では、前記基部から延出された駆動用振動腕と、
前記駆動用振動腕に設けられ、前記駆動用振動腕を屈曲振動させる駆動部とを備えていることが好ましい。
これにより、第1の検出部および第2の検出部が設けられた振動腕に駆動部を設ける必要がなくなるため、比較的簡単な構成で、第1の下部電極層および第2の下部電極層を振動腕にて互いに電気的に接続することができる。
[適用例4]
本発明のセンサー素子は、基部と、
前記基部から延出された第1の振動腕および第2の振動腕と、
前記第1の振動腕に設けられ、前記第1の振動腕の振動に伴って電荷を出力する第1の検出部と、
前記第2の振動腕に設けられ、前記第2の振動腕の振動に伴って電荷を出力する第2の検出部とを備え、
前記第1の検出部は、第1の下部電極層、第1の上部電極層、および、前記第1の下部電極層と前記第1の上部電極層との間に設けられた第1の圧電体層を有し、前記第1の下部電極層は前記第1の振動腕側に設けられ、
前記第2の検出部は、第2の下部電極層、第2の上部電極層、および、前記第2の下部電極層と前記第2の上部電極層との間に設けられた第2の圧電体層を有し、前記第1の下部電極層は前記第1の振動腕側に設けられ、
前記第1の下部電極層と前記第2の下部電極層、または、前記第1の上部電極層と前記第2の上部電極層とは、電気的に接続されていることを特徴とする。
このように構成されたセンサー素子によれば、第1の検出部および第2の検出部を直列に電気的に接続し、これらの検出部からの電荷を検出することができる。そのため、従来のように第1の検出部および第2の検出部を並列に電気的に接続した場合に比し、寄生容量を1/4程度に低減することができる。その結果、センサー素子の検出感度を優れたものとすることができる。
[適用例5]
本発明のセンサー素子では、前記第1の下部電極層および前記第2の下部電極層が前記基部にて互いに電気的に接続されていることが好ましい。
これにより、比較的簡単な構成で、第1の検出部および第2の検出部を直列に電気的に接続することができる。
[適用例6]
本発明のセンサー素子では、前記第1の振動腕に設けられ、前記第1の振動腕を屈曲振動させる第1の駆動部と、
前記第2の振動腕に設けられ、前記第2の振動腕を屈曲振動させる第2の駆動部とを備えることが好ましい。
これにより、第1の振動腕および第2の振動腕のそれぞれに駆動部および検出部が設けられる。このような場合、第1の下部電極層および第2の下部電極層を基部にて互いに電気的に接続することによる効果が顕著となる。
[適用例7]
本発明のセンサー素子では、前記基部に設けられ、前記第1の上部電極層に電気的に接続された第1の検出用端子と、
前記基部に設けられ、前記第2の上部電極層に電気的に接続された第2の検出用端子とを備えることが好ましい。
これにより、比較的簡単な構成で、第1の検出部および第2の検出部を直列に電気的に接続し、これらの検出部からの電荷を検出することができる。
[適用例8]
本発明のセンサーデバイスは、本発明のセンサー素子を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性に優れたセンサーデバイスを提供することができる。
[適用例9]
本発明のセンサーデバイスでは、前記第1の検出部および前記第2の検出部からの電荷を検出する検出回路を備え、
前記第1の下部電極層および前記第2の下部電極層が互いに電気的に接続され、
前記第1の上部電極層および前記第2の上部電極層が前記検出回路に電気的に接続されていることが好ましい。
これにより、検出回路に対し、第1の検出部および第2の検出部を直列に電気的に接続し、これらの検出部からの電荷を検出することができる。
[適用例10]
本発明の電子機器は、本発明のセンサー素子を有することを特徴とする。
これにより、信頼性に優れた電子機器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るセンサーデバイスの概略構成を示す断面図である。 図1に示すセンサーデバイスの平面図である。 図1に示すセンサーデバイスのセンサー素子の平面図である。 (a)は、図3中のA−A線断面図、(b)は、図3中のB−B線断面図である。 図3に示すセンサー素子の駆動を説明するための平面図である。 (a)は、図3に示すセンサー素子の検出部を説明するためのブロック図、(b)は、従来のセンサー素子の検出部を説明するためのブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサーデバイスのセンサー素子の平面図である。 (a)は、図7中のB−B線断面図、(b)は、図7中のC−C線断面図である。 図7に示すセンサー素子の検出部を説明するためのブロック図である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。
以下、本発明のセンサー素子、センサーデバイスおよび電子機器を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
(センサーデバイス)
<第1実施形態>
まず、本発明のセンサーデバイス(本発明のセンサー素子を備えるセンサーデバイス)の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサーデバイスの概略構成を示す断面図、図2は、図1に示すセンサーデバイスの平面図、図3は、図1に示すセンサーデバイスのセンサー素子の平面図、図4(a)は、図3中のA−A線断面図、図4(b)は、図3中のB−B線断面図、図5は、図3に示すセンサー素子の駆動を説明するための平面図、図6(a)は、図3に示すセンサー素子の検出部を説明するためのブロック図、図6(b)は、従来のセンサー素子の検出部を説明するためのブロック図である。
なお、図1〜5では、説明の便宜上、互いに直交する3軸として、x軸、y軸およびz軸を図示しており、その図示した矢印の先端側を「+側」、基端側を「−側」とする。また、以下では、x軸に平行な方向を「x軸方向」と言い、y軸に平行な方向を「y軸方向」と言い、z軸に平行な方向を「z軸方向」と言い、+z側(図1中の上側)を「上」、−z側(図1中の下側)を「下」と言う。
図1および図2に示すセンサーデバイス1は、角速度を検出するジャイロセンサーである。このセンサーデバイス1は、センサー素子(振動素子)2と、ICチップ3と、センサー素子2およびICチップ3を収納するパッケージ9とを有している。なお、ICチップ3は、省略してもよいし、パッケージ9の外部に設けられていてもよい。
(センサー素子)
センサー素子2は、z軸まわりの角速度を検出する「面外検出型」のセンサー素子(振動片)である。このセンサー素子2は、図3に示すように、複数の振動腕を有する振動体20と、振動体20の表面に設けられた複数の検出部41〜44、複数の駆動部51〜58、および複数の端子61〜66とを備える。
以下、センサー素子2を構成する各部を順次詳細に説明する。
[振動片]
まず、振動体20について説明する。
振動体20は、いわゆるダブルT型と呼ばれる構造を有する。
具体的に説明すると、振動体20は、基部21と、基部21を支持する支持部22と、基部21から延出した2つの検出用振動腕(第2の振動腕)23、24および4つの駆動用振動腕(第1の振動腕)25〜28とを有する。
基部21は、本体部211と、本体部211からx軸方向に沿って互いに反対側へ延出する1対の連結腕212、213とを有する。
支持部22は、パッケージ9に対して固定される1対の固定部221、222と、固定部221と基部21の本体部211とを連結する1対の梁部223、224と、固定部222と基部21の本体部211とを連結する1対の梁部225、226とを有する。
検出用振動腕23、24は、基部21の本体部211からy軸方向に沿って互いに反対側へ延出している。
駆動用振動腕25、26は、基部21の連結腕212の先端部からy軸方向に沿って互いに反対側へ延出している。
駆動用振動腕27、28は、基部21の連結腕213の先端部からy軸方向に沿って互いに反対方向へ延出している。
本実施形態では、検出用振動腕23の先端部には、基端部よりも幅が大きい錘部(ハンマーヘッド)231が設けられている。同様に、検出用振動腕24の先端部には、錘部241が設けられ、駆動用振動腕25の先端部には、錘部251が設けられ、駆動用振動腕26の先端部には、錘部261が設けられ、駆動用振動腕27の先端部には、錘部271が設けられ、駆動用振動腕28の先端部には、錘部281が設けられている。このような錘部を設けることにより、センサー素子2の検出感度を向上させることができる。
このような振動体20の構成材料としては、所望の振動特性を発揮することができるものであれば、特に限定されず、各種圧電体材料および各種非圧電体材料を用いることができる。
例えば、振動体20を構成する圧電体材料としては、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、ホウ酸リチウム、チタン酸バリウム等が挙げられる。特に、振動体20を構成する圧電体材料としては水晶(Xカット板、ATカット板、Zカット板等)が好ましい。水晶で振動体20を構成すると、振動体20の振動特性(特に周波数温度特性)を優れたものとすることができる。また、エッチングにより高い寸法精度で振動体20を形成することができる。
また、振動体20を構成する非圧電体材料としては、例えば、シリコン、石英等が挙げられる。特に、振動体20を構成する非圧電体材料としてはシリコンが好ましい。シリコンで振動体20を構成すると、優れた振動特性を有する振動体20を比較的安価に実現することができる。また、公知の微細加工技術を用いてエッチングにより高い寸法精度で振動体20を形成することができる。
本実施形態では、振動体20の上面には、図4に示すように、絶縁体層29が設けられている。これにより、駆動部51〜58および検出部41、42の各部間での短絡を防止することができる。
この絶縁体層29は、例えば、SiO(酸化ケイ素)、AlN(窒化アルミ)、SiN(窒化ケイ素)等で構成されている。また、絶縁体層29の形成方法としては、特に限定されず、公知の成膜法を用いることができる。例えば、絶縁体層29をSiOで構成する場合、振動体20の上面を熱酸化することにより、絶縁体層29を形成することができる。
[駆動部]
次に、駆動部51〜58について説明する。
駆動部51、52は、振動体20の駆動用振動腕25上に設けられている。また、駆動部53、54は、振動体20の駆動用振動腕26上に設けられている。また、駆動部55、56は、振動体20の駆動用振動腕27上に設けられている。また、駆動部57、58は、振動体20の駆動用振動腕28上に設けられている。
1対の駆動部51、52は、通電により駆動用振動腕25をx軸方向に屈曲振動させるものである。同様に、1対の駆動部53、54は、通電により駆動用振動腕26をx軸方向に屈曲振動させるものである。また、1対の駆動部55、56は、通電により駆動用振動腕27をx軸方向に屈曲振動させるものである。また、1対の駆動部57、58は、通電により駆動用振動腕28をx軸方向に屈曲振動させるものである。
より具体的に説明すると、1対の駆動部51、52は、駆動用振動腕25の幅方向(x軸方向)において、一方側(図3中右側)に駆動部51が設けられ、他方側(図3中左側)に駆動部52が設けられている。同様に、1対の駆動部53、54は、駆動用振動腕26の幅方向(x軸方向)において、一方側(図3中右側)に駆動部53が設けられ、他方側(図3中左側)に駆動部54が設けられている。また、1対の駆動部55、56は、駆動用振動腕27の幅方向(x軸方向)において、一方側(図3中右側)に駆動部55が設けられ、他方側(図3中左側)に駆動部56が設けられている。また、1対の駆動部57、58は、駆動用振動腕28の幅方向(x軸方向)において、一方側(図3中右側)に駆動部57が設けられ、他方側(図3中左側)に駆動部58が設けられている。
駆動部51〜58は、それぞれ、通電によりy軸方向に伸縮するように構成された圧電体素子である。このような駆動部51、52は、それぞれ、通電により駆動用振動腕25を駆動振動(x軸方向に屈曲振動)させる。同様に、駆動部53、54は、それぞれ、通電により駆動用振動腕26を駆動振動(x軸方向に屈曲振動)させる。また、駆動部55、56は、それぞれ、通電により駆動用振動腕27を駆動振動(x軸方向に屈曲振動)させる。また、駆動部57、58は、それぞれ、通電により駆動用振動腕28を駆動振動(x軸方向に屈曲振動)させる。
このような駆動部51〜58を用いることにより、駆動用振動腕25〜28自体が圧電性を有していなかったり、駆動用振動腕25〜28自体が圧電性を有していても、その分極軸や結晶軸の方向がx軸方向での屈曲振動に適していなかったりする場合でも、比較的簡単かつ効率的に、各駆動用振動腕25〜28をx軸方向に屈曲振動(駆動振動)させることができる。また、駆動用振動腕25〜28の圧電性の有無、分極軸や結晶軸の方向を問わないので、各駆動用振動腕25〜28の構成材料の選択の幅が広がる。そのため、所望の振動特性を有する振動体20を比較的簡単に実現することができる。
以下、駆動部51、52の構成について詳細に説明する。なお、駆動部53〜58の構成については、駆動部51、52と同様である(同様の積層構造を有する)ため、その説明を省略する。
駆動部51は、図4(a)に示すように、駆動用振動腕25上に、第1の電極層511、圧電体層(圧電薄膜)512、第2の電極層513がこの順で積層されて構成されている。
同様に、駆動部52は、駆動用振動腕25上に、第1の電極層521、圧電体層(圧電薄膜)522、第2の電極層523がこの順で積層されて構成されている。
第1の電極層511、521は、それぞれ、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料や、ITO、ZnO等の透明電極材料により形成することができる。
中でも、第1の電極層511、521の構成材料としては、それぞれ、金を主材料とする金属(金、金合金)または白金を用いるのが好ましく、金を主材料とする金属(特に金)を用いるのがより好ましい。
Auは、導電性に優れ(電気抵抗が小さく)、酸化に対する耐性に優れているため、電極材料として好適である。また、AuはPtに比しエッチングにより容易にパターニングすることができる。さらに、第1の電極層511、521を金または金合金で構成することにより、圧電体層512、522の配向性を高めることもできる。
また、第1の電極層511、521の平均厚さは、それぞれ、特に限定されないが、例えば、1〜300nm程度であるのが好ましく、10〜200nmであるのがより好ましい。これにより、第1の電極層511、521が駆動部51、52の駆動特性や駆動用振動腕25の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、前述したような第1の電極層511、521の導電性を優れたものとすることができる。
なお、第1の電極層511、521と駆動用振動腕25との間には、第1の電極層511、521が駆動用振動腕25から剥離するのを防止する機能を有する下地層が設けられていてもよい。
かかる下地層は、例えば、Ti、Cr等で構成されている。
圧電体層512、522の構成材料(圧電体材料)としては、それぞれ、例えば、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、ニオブ酸カリウム(KNbO)、四ホウ酸リチウム(Li)、チタン酸バリウム(BaTiO)、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等が挙げられる。
中でも、圧電体層512、522の構成材料としては、PZTを用いるのが好ましい。PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)は、c軸配向性に優れている。そのため、圧電体層512、522をPZTを主材料として構成することにより、センサー素子2のCI値を低減することができる。また、これらの材料は、反応性スパッタリング法により成膜することができる。
また、圧電体層512、522の平均厚さは、それぞれ、50〜3000nmであるのが好ましく、200〜2000nmであるのがより好ましい。これにより、圧電体層512、522が駆動用振動腕25の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、駆動部51、52の駆動特性を優れたものとすることができる。
第2の電極層513、523は、それぞれ、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料やITO、ZnO等の透明電極材料により形成することができる。
また、第2の電極層513、523の平均厚さは、それぞれ、特に限定されないが、例えば、1〜300nm程度であるのが好ましく、10〜200nmであるのがより好ましい。これにより、第2の電極層513、523が駆動部51、52の駆動特性や駆動用振動腕25の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、第2の電極層513、523の導電性を優れたものとすることができる。
なお、圧電体層512と第2の電極層513との間には、圧電体層512を保護するとともに、第1の電極層511と第2の電極層513との間の短絡を防止する機能を有する絶縁体層(絶縁性の保護層)が設けられていてもよい。同様に、圧電体層522と第2の電極層523との間にも、絶縁体層が設けられていてもよい。
かかる絶縁体層は、例えば、SiO(酸化ケイ素)、AlN(窒化アルミ)、SiN(窒化ケイ素)等で構成されている。
また、圧電体層512と第2の電極層513との間には、第2の電極層513が圧電体層512(上述した絶縁体層を設けた場合には絶縁体層)から剥離するのを防止する機能を有する下地層が設けられていてもよい。同様に、圧電体層522と第2の電極層523との間にも、下地層が設けられていてもよい。
かかる下地層は、例えば、Ti、Cr等で構成されている。
このように構成された駆動部51においては、第1の電極層511と第2の電極層513との間に電圧が印加されると、圧電体層512にz軸方向の電界が生じ、圧電体層512がy軸方向に伸張または収縮する。同様に、駆動部52においては、第1の電極層521と第2の電極層523との間に電圧が印加されると、圧電体層522にz軸方向の電界が生じ、圧電体層522がy軸方向に伸張または収縮する。
このとき、駆動部51、52のうちの一方の駆動部をy軸方向に伸張させたときに他方の駆動部をy軸方向に収縮させることにより、駆動用振動腕25をx軸方向に屈曲振動させることができる。
同様に、駆動部53、54により駆動用振動腕26をx軸方向に屈曲振動させることができる。また、駆動部55、56により駆動用振動腕27をx軸方向に屈曲振動させることができる。また、駆動部57、58により駆動用振動腕28をx軸方向に屈曲振動させることができる。
このような駆動部51は、第1の電極層511が配線(図示せず)を介して端子61に電気的に接続され、第2の電極層513が配線(図示せず)を介して端子64に電気的に接続されている。
また、駆動部52は、第1の電極層521が配線(図示せず)を介して端子64に電気的に接続され、第2の電極層523が配線(図示せず)を介して端子61に電気的に接続されている。
同様に、駆動部53は、第1の電極層が端子61に電気的に接続され、第2の電極層が端子64に電気的に接続され、また、駆動部54は、第1の電極層が端子64に電気的に接続され、第2の電極層が端子61に電気的に接続されている。
また、駆動部55は、第1の電極層が端子64に電気的に接続され、第2の電極層が端子61に電気的に接続され、また、駆動部56は、第1の電極層が端子61に電気的に接続され、第2の電極層が端子64に電気的に接続されている。
また、駆動部57は、第1の電極層が端子64に電気的に接続され、第2の電極層が端子61に電気的に接続され、また、駆動部58は、第1の電極層が端子61に電気的に接続され、第2の電極層が端子64に電気的に接続されている。
[検出部]
次に、検出部41〜44について説明する。
検出部41、42(第1の検出部および第2の検出部)は、それぞれ、前述した振動体20の検出用振動腕23上に設けられている。また、検出部43、44(第1の検出部および第2の検出部)は、それぞれ、振動体20の検出用振動腕24上に設けられている。
1対の検出部41、42は、検出用振動腕23のx軸方向での屈曲振動(いわゆる面内振動)を検出するものである。同様に、1対の検出部43、44は、検出用振動腕24のx軸方向での屈曲振動を検出するものである。
より具体的に説明すると、1対の検出部41、42は、検出用振動腕23の幅方向(x軸方向)での一方側(図3中右側)に検出部41(第1の検出部)が設けられ、他方側(図3中左側)に検出部42(第2の検出部)が設けられている。同様に、1対の検出部43、44は、検出用振動腕24の幅方向(x軸方向)において、一方側(図3中右側)に検出部43(第1の検出部)が設けられ、他方側(図3中左側)に検出部44(第2の検出部)が設けられている。
検出部41〜44は、それぞれ、y軸方向に伸縮することにより電荷を出力するように構成された圧電体素子である。このような検出部41、42は、それぞれ、検出用振動腕23の振動(x軸方向での屈曲振動)に伴って電荷を出力する。同様に、検出部43、44は、それぞれ、検出用振動腕24の振動(x軸方向での屈曲振動)に伴って電荷を出力する。
このような検出部41〜44を用いることにより、検出用振動腕23、24自体が圧電性を有していなかったり、検出用振動腕23、24自体が圧電性を有していても、その分極軸や結晶軸の方向がx軸方向での屈曲振動の検出に適していなかったりする場合でも、比較的簡単かつ効率的に、各検出用振動腕23、24のx軸方向での屈曲振動を検出することができる。また、検出用振動腕23、24の圧電性の有無、分極軸や結晶軸の方向を問わないので、各検出用振動腕23、24の構成材料の選択の幅が広がる。そのため、所望の振動特性を有する振動体20を比較的簡単に実現することができる。
このような検出部41〜44、51〜58は、それぞれ、複数の層をz軸方向に積層した積層構造を有する圧電体素子である。
以下、検出部41、42の構成について詳細に説明する。なお、検出部43、44の構成については、検出部41、42と同様である(同様の積層構造を有する)ため、その説明を省略する。
検出部41(第1の検出部)は、図4(b)に示すように、第1の電極層411(第1の下部電極層)、第1の電極層411に対して検出用振動腕23とは反対側に設けられた第2の電極層413(第1の上部電極層)、および、第1の電極層411と第2の電極層413との間に設けられた圧電体層412(第1の圧電体層)を有する。言い換えると、検出部41は、検出用振動腕23上に、第1の電極層411、圧電体層(圧電薄膜)412、第2の電極層413がこの順で積層されて構成されている。
同様に、検出部42(第2の検出部)は、検出用振動腕23上に、第1の電極層421(第2の下部電極層)、圧電体層(圧電薄膜)422(第2の圧電体層)、第2の電極層423(第2の上部電極層)がこの順で積層されて構成されている。
第1の電極層411、421は、それぞれ、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料や、ITO、ZnO等の透明電極材料により形成することができる。
中でも、第1の電極層411、421の構成材料としては、それぞれ、金を主材料とする金属(金、金合金)または白金を用いるのが好ましく、金を主材料とする金属(特に金)を用いるのがより好ましい。
Auは、導電性に優れ(電気抵抗が小さく)、酸化に対する耐性に優れているため、電極材料として好適である。また、AuはPtに比しエッチングにより容易にパターニングすることができる。さらに、第1の電極層411、421を金または金合金で構成することにより、圧電体層412、422の配向性を高めることもできる。
また、第1の電極層411、421の平均厚さは、それぞれ、特に限定されないが、例えば、1〜300nm程度であるのが好ましく、10〜200nmであるのがより好ましい。これにより、第1の電極層411、421が検出部41、42の検出特性や検出用振動腕23の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、前述したような第1の電極層411、421の導電性を優れたものとすることができる。
なお、第1の電極層411、421と検出用振動腕23との間には、第1の電極層411、421が検出用振動腕23から剥離するのを防止する機能を有する下地層が設けられていてもよい。
かかる下地層は、例えば、Ti、Cr等で構成されている。
圧電体層412、422の構成材料(圧電体材料)としては、それぞれ、例えば、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、ニオブ酸カリウム(KNbO)、四ホウ酸リチウム(Li)、チタン酸バリウム(BaTiO)、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等が挙げられるが、AIN、ZnOを用いるのが好ましい。
中でも、圧電体層412、422の構成材料としては、それぞれ、ZnO、AlNを用いるのが好ましい。ZnO(酸化亜鉛)や窒化アルミニウム(AlN)は、誘電率が低い材料であるため、検出での寄生容量を低く抑えることができる。また、これらの材料は、反応性スパッタリング法により成膜することができる。
また、圧電体層412、422の平均厚さは、それぞれ、50〜3000nmであるのが好ましく、200〜2000nmであるのがより好ましい。これにより、圧電体層412、422が検出用振動腕23の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、検出部41、42の検出特性を優れたものとすることができる。
第2の電極層413、423は、それぞれ、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料やITO、ZnO等の透明電極材料により形成することができる。
また、第2の電極層413、423の平均厚さは、それぞれ、特に限定されないが、例えば、1〜300nm程度であるのが好ましく、10〜200nmであるのがより好ましい。これにより、第2の電極層413、423が検出部41、42の検出特性や検出用振動腕23の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、第2の電極層413、423の導電性を優れたものとすることができる。
なお、圧電体層412と第2の電極層413との間には、圧電体層412を保護するとともに、第1の電極層411と第2の電極層413との間の短絡を防止する機能を有する絶縁体層(絶縁性の保護層)が設けられていてもよい。同様に、圧電体層422と第2の電極層423との間にも、絶縁体層が設けられていてもよい。
かかる絶縁体層は、例えば、SiO(酸化ケイ素)、AlN(窒化アルミ)、SiN(窒化ケイ素)等で構成されている。
また、圧電体層412と第2の電極層413との間には、第2の電極層413が圧電体層412(上述した絶縁体層を設けた場合には絶縁体層)から剥離するのを防止する機能を有する下地層が設けられていてもよい。同様に、圧電体層422と第2の電極層423との間にも、下地層が設けられていてもよい。
かかる下地層は、例えば、Ti、Cr等で構成されている。
このような検出部41、42は、検出用振動腕23がx軸方向に屈曲振動すると、一方の検出部がy軸方向に伸張し、他方の検出部がy軸方向に収縮し、電荷を出力する。
同様に、検出部43、44は、検出用振動腕24がx軸方向に屈曲振動すると、一方の検出部がy軸方向に伸張し、他方の検出部がy軸方向に収縮し、電荷を出力する。
このような検出部41、42においては、図4(b)および図6(a)に示すように、検出部41の第1の電極層411と検出部42の第1の電極層421とが互いに電気的に接続されている。
これにより、後述するように検出部41および検出部42を直列に電気的に接続し、これらの検出部41、42からの電荷を検出することができる。
特に、本実施形態では、検出部41の第1の電極層411と検出部42の第1の電極層421とが一体的に形成され、共通電極を構成している。このような第1の電極層411、421は、検出用振動腕23にて互いに電気的に接続されている。これにより、比較的簡単な構成で、検出部41および検出部42を直列に電気的に接続することができる。
また、検出部41の第2の電極層413が端子62(第1の検出用端子)に電気的に接続され、また、検出部42の第2の電極層423が端子63(第2の検出用端子)に電気的に接続されている。
同様に、図示しないが、検出部43の第1の電極層と検出部44の第1の電極層とは互いに電気的に接続されている。また、検出部43の第2の電極層が端子65に電気的に接続され、また、検出部44の第2の電極層が端子66に電気的に接続されている。
[端子]
端子61〜63は、前述した支持部22の固定部221上に設けられ、端子64〜66は、支持部22の固定部222上に設けられている。
また、端子61〜66および配線(図示せず)等は、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデンン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料やITO、ZnO等の透明電極材料により形成することができる。また、これらは、検出部41〜44、駆動部51〜58の第1の電極層または第2の電極層と同時に一括形成することができる。
このように構成されたセンサー素子2は、次のようにしてz軸まわりの角速度ωを検出する。
まず、端子61と端子64との間に電圧(駆動信号)を印加することにより、図5(a)に示すように、図中矢印Aに示す方向に、駆動用振動腕25と駆動用振動腕27とを互いに接近・離間するように屈曲振動(駆動振動)させるとともに、駆動用振動腕26と駆動用振動腕28とを上記屈曲振動と同方向に互いに接近・離間するように屈曲振動(駆動振動)させる。
このとき、センサー素子2に角速度が加わらないと、駆動用振動腕25、26と駆動用振動腕27、28とは、中心点(重心G)を通るyz平面に対して面対称の振動を行っているため、基部21(本体部211および連結腕212、213)および検出用振動腕23、24は、ほとんど振動しない。
このように駆動用振動腕25〜28を駆動振動させた状態で、センサー素子2にその重心Gを通る法線まわりの角速度ωが加わると、駆動用振動腕25〜28には、それぞれ、コリオリ力が働く。これにより、図5(b)に示すように、連結腕212、213が図中矢印Bに示す方向に屈曲振動し、これに伴いこの屈曲振動を打ち消すように、検出用振動腕23、24は図中矢印Cに示す方向の屈曲振動(検出振動)が励振される。
そして、検出用振動腕23の屈曲振動によって検出部41、42に生じた電荷が端子62、63から出力される。また、検出用振動腕24の屈曲振動によって検出部43、44に生じた電荷が端子65、66から出力される。
このように端子62、63、65、66から出力された電荷に基づいて、センサー素子2に加わった角速度ωを求めることができる。
このとき、図6(a)に示すように、検出部41、42が直列に電気的に接続されている。同様に、検出部43、44が直列に電気的に接続されている。そのため、検出部41〜44の寄生容量によるノイズを低減することができ、その結果、センサー素子2の検出感度を優れたものとすることができる。
検出部41、42を代表して具体的に説明すると、検出部41、42の寄生容量の影響によるノイズ量は、検出部41、42の静電容量に比例する。
ここで、検出部41、42の静電容量をそれぞれCとし、検出部41、42の電極面積をそれぞれAとし、検出部41、42の圧電体層の厚さ(電極間距離)をそれぞれtとし、検出部41、42の圧電体材料の誘電率をそれぞれεとしたとき、C=ε×A/2tとなる。
これに対し、従来では、図6(b)に示すように、検出部141と検出部142とがICチップ103に対して並列に電気的に接続されている。具体的には、検出部141の第1の電極層1411と検出部142の第2の電極層1423とが、それぞれ、端子163に電気的に接続され、また、検出部141の第2の電極層1413と検出部142の第1の電極層1421とが、それぞれ、端子162に電気的に接続されている。そして、端子162、163がICチップ103に電気的に接続されている。
このように検出部141、142を並列に接続した場合、出力される電荷量(信号量)は、前述したように検出部41、42を直列に接続した場合に比し、約2倍となる。
しかし、検出部141、142の静電容量をそれぞれCとし、検出部141、142の電極面積をそれぞれAとし、検出部141、142の圧電体層の厚さ(電極間距離)をそれぞれtとし、検出部141、142の圧電体材料の誘電率をそれぞれεとしたとき、C=2×ε×A/tとなる。すなわち、検出部141、142を並列に接続した場合、寄生容量によるノイズが、前述したように検出部41、42を直列に接続した場合に比し、約4倍となってしまう。
このようなことから、検出部41、42を直列に電気的に接続することにより、従来のように検出部141、142を並列に電気的に接続した場合に比し、S/N比を約2倍とすることができる。その結果、センサー素子2の検出感度を優れたものとすることができる。
(ICチップ3)
図1および図2に示すICチップ3は、前述したセンサー素子2を駆動する機能と、センサー素子2からの出力(センサー出力)を検出する機能とを有する電子部品である。
このようなICチップ3は、図示しないが、センサー素子2を駆動する駆動回路と、センサー素子2(より具体的には検出部41〜44)からの出力(電荷)を検出する検出回路とを備える。
この検出回路には、検出部41の第2の電極層413(第1の上部電極層)と検出部42の第2の電極層423(第2の上部電極層)とがそれぞれ電気的に接続されている(図6(a)参照)。これにより、検出回路に対し、検出部41、42を直列に電気的に接続し、これらの検出部41、42からの電荷を検出することができる。
同様に、検出部43、44も、検出回路に直列に電気的に接続されている。
また、ICチップ3には、複数の接続端子31が設けられている。
(パッケージ)
パッケージ9は、センサー素子2およびICチップ3を収納するものである。
パッケージ9は、上面に開放する凹部を有するベース91と、ベース91の凹部の開口を塞ぐようにベース91に接合されているリッド(蓋体)42とを有している。このようなパッケージ9は、その内側に収納空間Sを有しており、この収納空間S内に、センサー素子2およびICチップ3が気密的に収納、設置されている。
また、ベース91の上面には、複数の内部端子71および複数の内部端子72が設けられている。
この複数の内部端子71には、半田、銀ペースト、導電性接着剤(樹脂材料中に金属粒子などの導電性フィラーを分散させた接着剤)などの導電性固定部材81を介して、センサー素子2の端子61〜66が電気的に接続されている。また、この導電性固定部材81により、センサー素子2がベース91に対して固定されている。
この複数の内部端子71は、図示しない配線を介して、複数の内部端子72に電気的に接続されている。
複数の内部端子72には、例えばボンディングワイヤーで構成された配線を介して、前述したICチップ3の複数の接続端子31が電気的に接続されている。
また、ベース91の上面には、例えばエポキシ樹脂、アクリル樹脂等を含んで構成された接着剤のような接合部材82により、前述したICチップ3が接合されている。これにより、ICチップ3がベース91に対して支持・固定されている。
また、図示しないが、ベース91の下面(パッケージ9の底面)には、センサーデバイス1が組み込まれる機器(外部機器)に実装される際に用いられる複数の外部端子が設けられている。
この複数の外部端子は、図示しない内部配線を介して、前述した内部端子72に電気的に接続されている。
このような各内部端子71、72等は、それぞれ、例えば、タングステン(W)等のメタライズ層にニッケル(Ni)、金(Au)等の被膜をメッキ等により積層した金属被膜からなる。
このようなベース91には、リッド92が気密的に接合されている。これにより、パッケージ9内が気密封止されている。
このリッド92は、例えば、ベース91と同材料、または、コバール、42アロイ、ステンレス鋼等の金属で構成されている。
ベース91とリッド92との接合方法としては、特に限定されず、例えば、ろう材、硬化性樹脂等で構成された接着剤による接合方法、シーム溶接、レーザー溶接等の溶接方法等を用いることができる。
かかる接合は、減圧下または不活性ガス雰囲気下で行うことにより、パッケージ9内を減圧状態または不活性ガス封入状態に保持することができる。
以上説明したような第1実施形態に係るセンサーデバイス1によれば、検出部41および検出部42を直列に電気的に接続するとともに、検出部43および検出部44を直列に接続し、これらの検出部41〜44からの電荷を検出することができる。そのため、従来のように2つの検出部を並列に電気的に接続した場合に比し、寄生容量を1/4程度に低減することができる。その結果、センサー素子2の検出感度を優れたものとすることができる。
また、検出用振動腕23、24は駆動振動させる必要がないため、比較的簡単な構成で、検出部41、42の下部電極層同士を検出用振動腕23にて互いに電気的に接続するとともに、検出部43、44の下部電極層同士を検出用振動腕24にて互いに電気的に接続することができる。
また、このようなセンサー素子2を備えるセンサーデバイス1は、信頼性に優れる。
<第2実施形態>
次に、本発明のセンサーデバイスの第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るセンサーデバイスのセンサー素子の平面図、図8(a)は、図7中のB−B線断面図、図8(b)は、図7中のC−C線断面図、図9は、図7に示すセンサー素子の検出部を説明するためのブロック図である。
以下、第2実施形態のセンサーデバイスについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態に係るセンサーデバイスは、本発明を二脚音叉型のセンサー素子に適用した以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
本実施形態のセンサーデバイスは、図7に示すようなセンサー素子2Aを備える。
このセンサー素子2Aは、振動体20Aと、振動体20A上に設けられた駆動部51A〜54A、検出部41A、42Aおよび端子61A〜66Aとを有する。
《振動体》
振動体20Aは、基部21Aと、2つ(1対)の振動腕23A、24Aとを備える。
2つの振動腕23A、24Aは、互いに平行となるように基部21Aからそれぞれ延出して設けられている。より具体的には、2つの振動腕23A、24Aは、基部21Aからそれぞれy軸方向(+y側)に延出するとともに、x軸方向に並んで設けられている。
この振動腕23A、24Aは、それぞれ、長手形状をなし、その基部21A側の端部(基端部)が固定端となり、基部21Aと反対側の端部(先端部)が自由端となる。
また、各振動腕23A、24Aの横断面は、四角形をなしている(図8(a)参照)。なお、各振動腕23A、24Aの横断面形状は、四角形に限定されず、例えば、各振動腕23A、24Aの上面および下面にy軸方向に沿った溝を形成することにより、H字状をなしていてもよい。
なお、必要に応じて、振動腕23A、24Aの各先端部には、基端部よりも横断面積(幅)が大きい質量部(ハンマーヘッド)を設けてもよい。この場合、振動体20Aをより小型なものとしたり、振動腕23A、24Aの共振周波数をより低めたりすることができる。
また、振動腕23A、24Aの先端部には、振動腕23A、24Aの共振周波数を調整するための調整膜(重り)が設けられていてもよい。
このような振動体20Aの構成材料としては、前述した第1実施形態の振動体20の構成材料と同様のものを用いることとができる。
このような振動体20Aの振動腕23A(第1の振動腕)には、1対の駆動部51A、52Aおよび検出部41A(第1の検出部)が設けられ、同様に、振動腕24A(第2の振動腕)には、1対の駆動部53A、54Aおよび検出部42A(第2の検出部)が設けられている。
本実施形態では、振動体20Aの上面には、図8に示すように、絶縁体層29Aが設けられている。この絶縁体層29Aは、前述した第1実施形態の絶縁体層29と同様に形成することができる。
1対の駆動部51A、52Aは、振動腕23Aをx軸方向に屈曲振動させるものである。同様に、1対の駆動部53A、54Aは、振動腕24Aをx軸方向に屈曲振動させるものである。
この1対の駆動部51A、52Aは、振動腕23Aの幅方向(x軸方向)において、一方側(図7中右側)に駆動部51Aが設けられ、他方側(図7中左側)に駆動部52Aが設けられている。
同様に、1対の駆動部53A、54Aは、振動腕24Aの幅方向(x軸方向)において、一方側(図7中右側)に駆動部53Aが設けられ、他方側(図7中左側)に駆動部54Aが設けられている。
本実施形態では、駆動部51A、52Aは、振動腕23Aの基端側の部分に主に設けられている。同様に、駆動部53A、54Aは、振動腕24Aの基端側の部分に主に設けられている。
そして、駆動部51A〜54Aは、それぞれ、通電によりy軸方向に伸縮するように構成されている。
具体的に説明すると、駆動部51Aは、図8(a)に示すように、振動腕23A上に、第1の電極層511A、圧電体層(圧電薄膜)512A、第2の電極層513Aがこの順で積層されて構成されている。
同様に、駆動部52Aは、振動腕23A上に、第1の電極層521A、圧電体層(圧電薄膜)522A、第2の電極層523Aがこの順で積層されて構成されている。また、駆動部53Aは、振動腕24A上に、第1の電極層531A、圧電体層(圧電薄膜)532A、第2の電極層533Aがこの順で積層されて構成されている。また、駆動部54Aは、振動腕24A上に、第1の電極層541A、圧電体層(圧電薄膜)542A、第2の電極層543Aがこの順で積層されて構成されている。
このような駆動部51A〜54Aは、前述した第1実施形態の駆動部51〜58と同様に形成することができる。
このように構成された駆動部51Aにおいては、第1の電極層511Aと第2の電極層513Aとの間に電圧が印加されると、圧電体層512Aにz軸方向の電界が生じ、圧電体層512Aがy軸方向に伸張または収縮する。同様に、駆動部52Aにおいては、第1の電極層521Aと第2の電極層523Aとの間に電圧が印加されると、圧電体層522Aにz軸方向の電界が生じ、圧電体層522Aがy軸方向に伸張または収縮する。
このとき、駆動部51A、52Aのうちの一方の駆動部をy軸方向に伸張させたときに他方の駆動部をy軸方向に収縮させることにより、振動腕23Aをx軸方向に屈曲振動させることができる。
同様に、駆動部53A、54Aにより振動腕24Aをx軸方向に屈曲振動させることができる。
本実施形態では、駆動部51Aの第1の電極層511A、および、駆動部54Aの第1の電極層541Aが、それぞれ、図7に示す基部21Aに設けられた端子61Aに電気的に接続されている。また、駆動部51Aの第2の電極層513A、および、駆動部54Aの第2の電極層543Aが、それぞれ、図7に示す基部21Aに設けられた端子64Aに電気的に接続されている。また、駆動部52Aの第1の電極層521A、および、駆動部53Aの第1の電極層531Aが、それぞれ、図7に示す基部21Aに設けられた端子66Aに電気的に接続されている。また、駆動部52Aの第2の電極層523A、および、駆動部53Aの第2の電極層533Aが、それぞれ、図7に示す基部21Aに設けられた端子65Aに電気的に接続されている。
したがって、端子61Aと端子65Aとを同電位とするとともに、端子64Aと端子66Aとを同電位としつつ、端子61A、65Acと端子64A、66Aとの間に電圧を印加することにより、振動腕23A、24Aを互いに接近または離間するようにx軸方向に屈曲振動させることができる。
一方、検出部41Aは、振動腕23Aのz軸方向での屈曲振動(いわゆる面外振動)を検出するものである。同様に、検出部42Aは、振動腕24Aのz軸方向での屈曲振動を検出するものである。
この検出部41Aは、振動腕23Aの幅方向(x軸方向)での中央部に設けられている。同様に、検出部42Aは、振動腕24Aの幅方向(x軸方向)での中央部に設けられている。
本実施形態では、検出部41Aは、振動腕23Aの基端側の部分に主に設けられている。同様に、検出部42Aは、振動腕24Aの基端側の部分に主に設けられている。
また、検出部41Aは、前述した1対の駆動部51A、52A間に設けられ、同様に、検出部42Aは、前述した1対の駆動部53A、54A間に設けられている。
そして、検出部41A、42Aは、それぞれ、y軸方向に伸縮することにより電荷を出力するように構成されている。
具体的に説明すると、図8(a)に示すように、検出部41A(第1の検出部)は、第1の電極層411A(第1の下部電極層)、第1の電極層411Aに対して振動腕23Aとは反対側に設けられた第2の電極層413A(第1の上部電極層)、および、第1の電極層411Aと第2の電極層413Aとの間に設けられた圧電体層412A(第1の圧電体層)を有する。言い換えると、振動腕23A上に、第1の電極層411A、圧電体層(圧電薄膜)412A、第2の電極層413Aがこの順で積層されて構成されている。
同様に、検出部42A(第2の検出部)は、振動腕24A上に、第1の電極層421A(第2の下部電極層)、圧電体層(圧電薄膜)422A(第2の圧電体層)、第2の電極層423A(第2の上部電極層)がこの順で積層されて構成されている。
このような検出部41A、42Aは、前述した第1実施形態の検出部41〜43と同様に形成することができる。
このように構成された検出部41Aは、振動腕23Aがz軸方向に屈曲すると、y軸方向に伸張または収縮し、電荷を出力する。これにより、検出部41Aは、振動腕23Aのz軸方向での屈曲振動に伴って電荷を出力する。
同様に、検出部42Aは、振動腕24Aのz軸方向での屈曲振動に伴って電荷を出力する。
本実施形態では、検出部41Aの第1の電極層411Aと、検出部42Aの第1の電極層421Aとが、図7に示す基部21Aに設けられた導体部67を介して互いに電気的に接続されている。
このように、検出部41Aの第1の電極層411Aと検出部42Aの第1の電極層421Aとを基部21Aにて互いに電気的に接続することにより、比較的簡単な構成で、検出部41A、42Aを直列に電気的に接続することができる。
特に、センサー素子2Aでは、各振動腕に駆動部および検出部が設けられているので、検出部41Aの第1の電極層411Aと検出部42Aの第1の電極層421Aとを基部21Aにて互いに電気的に接続することによる効果が顕著となる。
本実施形態では、導体部67は、第1の電極層411Aおよび第1の電極層421Aと一体的に形成されている。このような導体部67は、第1の電極層411Aおよび第1の電極層421Aと同一の成膜工程および材料で形成することができる。
また、検出部41Aの第2の電極層413Aが、図7に示す基部21Aに設けられた端子62A(第1の検出用端子)に電気的に接続されている。また、検出部42Aの第2の電極層423Aが、図7に示す基部21Aに設けられた端子63A(第2の検出用端子)に電気的に接続されている。これにより、比較的簡単な構成で、検出部41Aおよび検出部42Aを直列に電気的に接続し、これらの検出部41、42からの電荷を検出することができる。
以上説明したように構成されたセンサー素子2Aでは、前述したように振動腕23A、24Aを互いに接近または離間するようにx軸方向に屈曲振動(駆動振動)させた状態で、センサー素子2Aにy軸まわりの角速度ωが加わると、振動腕23A、24Aは、コリオリ力により、z軸方向に互いに反対側に屈曲振動(検出振動)する。
このような振動腕23A、24Aの検出振動により検出部41A、42Aに生じた電荷を検出することにより、センサー素子2Aに加わった角速度ωを求めることができる。
したがって、振動腕23A、24Aが互いに反対側にz軸方向に屈曲振動すると、端子61Aと端子64Aとの間に電位差が生じる。
このとき、図9に示すように、検出部41A、42AがICチップ3に対して直列に電気的に接続されている。そのため、検出部41A、42Aの寄生容量によるノイズを低減することができ、その結果、センサー素子2Aの検出感度を優れたものとすることができる。
(電子機器)
以上説明したようなセンサーデバイスは、各種電子機器に組み込むことにより、信頼性に優れた電子機器を提供することができる。
以下、本発明のセンサーデバイスを備える電子機器の一例について、図10〜図12に基づき、詳細に説明する。
図10は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このようなパーソナルコンピュータ1100には、ジャイロセンサーとして機能する前述したセンサーデバイス1が内蔵されている。
図11は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。
このような携帯電話機1200には、ジャイロセンサーとして機能する前述したセンサーデバイス1が内蔵されている。
図12は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリ1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリ1308に格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、ジャイロセンサーとして機能する前述したセンサーデバイス1が内蔵されている。
なお、本発明の電子機器は、図10のパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、図11の携帯電話機、図12のディジタルスチルカメラの他にも、電子デバイスの種類に応じて、例えば、車体姿勢検出装置、ポインティングデバイス、ヘッドマウントディスプレイ、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、ナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲームコントローラー、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ等に適用することができる。
以上、本発明のセンサー素子、センサーデバイスおよび電子機器を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明のセンサーデバイスは、前記各実施形態のうち、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した実施形態では、第1の検出部の第1の下部電極層と第2の検出部の第2の下部電極層とを互いに電気的に接続した場合を説明したが、第1の検出部の第1の上部電極層と第2の検出部の第2の上部電極層とを互いに電気的に接続してもよい。この場合、第1の検出部の第1の下部電極層と第2の検出部の第2の下部電極層とをそれぞれ端子を介して検出回路に電気的に接続すればよい。
また、前述した実施形態では、駆動部が圧電体素子で構成されている場合を説明したが、振動体を圧電体材料で構成した場合、駆動部は、振動腕に設けられた励振電極であってもよい。
また、センサー素子が有する振動腕の数は、前述した実施形態のものに限定されず、1、3〜5、7以上であってもよい。
1‥‥センサーデバイス 2‥‥センサー素子 2A‥‥センサー素子 3‥‥ICチップ 20‥‥振動体 20A‥‥振動体 21‥‥基部 21A‥‥基部 22‥‥支持部 23‥‥検出用振動腕(第2の振動腕) 23A‥‥振動腕(第1の振動腕) 24‥‥検出用振動腕(第2の振動腕) 24A‥‥振動腕(第2の振動腕) 25‥‥駆動用振動腕(第1の振動腕) 26‥‥駆動用振動腕(第1の振動腕) 27‥‥駆動用振動腕(第1の振動腕) 28‥‥駆動用振動腕(第1の振動腕) 29‥‥絶縁体層 29A‥‥絶縁体層 31‥‥接続端子 41‥‥検出部(第1の検出部) 41A‥‥検出部(第1の検出部) 42‥‥検出部(第2の検出部) 42A‥‥検出部(第2の検出部) 43‥‥検出部(第1の検出部) 44‥‥検出部(第2の検出部) 51‥‥駆動部 51A‥‥駆動部(第1の駆動部) 52‥‥駆動部 52A‥‥駆動部(第1の駆動部) 53‥‥駆動部 53A‥‥駆動部(第2の駆動部) 54‥‥駆動部 54A‥‥駆動部(第2の駆動部) 55‥‥駆動部 56‥‥駆動部 57‥‥駆動部 58‥‥駆動部 61‥‥端子 61A‥‥端子 62‥‥端子(第1の検出用端子) 62A‥‥端子(第1の検出用端子) 63‥‥端子(第2の検出用端子) 63A‥‥端子(第1の検出用端子) 64‥‥端子 64A‥‥端子 65‥‥端子 65A‥‥端子 66‥‥端子 66A‥‥端子 67‥‥導体部 71‥‥内部端子 72‥‥内部端子 81‥‥導電性固定部材 82‥‥接合部材 9‥‥パッケージ 91‥‥ベース 92‥‥リッド 100‥‥表示部 103‥‥ICチップ 141‥‥検出部 142‥‥検出部 162‥‥端子 163‥‥端子 211‥‥本体部 212‥‥連結腕 213‥‥連結腕 221‥‥固定部 222‥‥固定部 223‥‥梁部 224‥‥梁部 225‥‥梁部 226‥‥梁部 231‥‥錘部 241‥‥錘部 251‥‥錘部 261‥‥錘部 271‥‥錘部 281‥‥錘部 411‥‥第1の電極層(第1の下部電極層) 411A‥‥第1の電極層(第1の下部電極層) 412‥‥圧電体層(第1の圧電体層) 412A‥‥圧電体層(第1の圧電体層) 413‥‥第2の電極層(第1の上部電極層) 413A‥‥第2の電極層(第1の上部電極層) 421‥‥第1の電極層(第2の下部電極層) 421A‥‥第1の電極層(第2の下部電極層) 422‥‥圧電体層(第2の圧電体層) 422A‥‥圧電体層(第2の圧電体層) 423‥‥第2の電極層(第2の上部電極層) 423A‥‥第2の電極層(第2の上部電極層) 511‥‥第1の電極層 511A‥‥第1の電極層 512‥‥圧電体層 512A‥‥圧電体層 513‥‥第2の電極層 513A‥‥第2の電極層 521‥‥第1の電極層 521A‥‥第1の電極層 522‥‥圧電体層 522A‥‥圧電体層 523‥‥第2の電極層 523A‥‥第2の電極層 531A‥‥第1の電極層 532A‥‥圧電体層 533A‥‥第2の電極層 541A‥‥第1の電極層 542A‥‥圧電体層 543A‥‥第2の電極層 1100‥‥パーソナルコンピュータ 1102‥‥キーボード 1104‥‥本体部 1106‥‥表示ユニット 1200‥‥携帯電話機 1202‥‥操作ボタン 1204‥‥受話口 1206‥‥送話口 1300‥‥ディジタルスチルカメラ 1302‥‥ケース 1304‥‥受光ユニット 1306‥‥シャッタボタン 1308‥‥メモリ 1312‥‥ビデオ信号出力端子 1314‥‥入出力端子 1411‥‥第1の電極層 1413‥‥第2の電極層 1421‥‥第1の電極層 1423‥‥第2の電極層 1430‥‥テレビモニタ 1440‥‥パーソナルコンピュータ G‥‥重心 S‥‥収納空間 ω‥‥角速度

Claims (10)

  1. 基部と、
    前記基部から延出された検出用振動腕と、
    前記検出用振動腕に設けられ、前記検出用振動腕の振動に伴って電荷を出力する第1の検出部および第2の検出部とを備え、
    前記第1の検出部は、第1の下部電極層、第1の上部電極層、および、前記第1の下部電極層と前記第1の上部電極層との間に設けられた第1の圧電体層を有し、前記第1の下部電極層は前記検出用振動腕側に設けられ、
    前記第2の検出部は、第2の下部電極層、第2の上部電極層、および、前記第2の下部電極層と前記第2の上部電極層との間に設けられた第2の圧電体層を有し、前記第2の下部電極層は前記検出用振動腕側に設けられ、
    前記第1の下部電極層と前記第2の下部電極層、または、前記第1の上部電極層と前記第2の上部電極層とは、電気的に接続されていることを特徴とするセンサー素子。
  2. 前記第1の下部電極層および前記第2の下部電極層が前記検出用振動腕にて互いに電気的に接続されている請求項1に記載のセンサー素子。
  3. 前記基部から延出された駆動用振動腕と、
    前記駆動用振動腕に設けられ、前記駆動用振動腕を屈曲振動させる駆動部とを備えている請求項1または2に記載のセンサー素子。
  4. 基部と、
    前記基部から延出された第1の振動腕および第2の振動腕と、
    前記第1の振動腕に設けられ、前記第1の振動腕の振動に伴って電荷を出力する第1の検出部と、
    前記第2の振動腕に設けられ、前記第2の振動腕の振動に伴って電荷を出力する第2の検出部とを備え、
    前記第1の検出部は、第1の下部電極層、第1の上部電極層、および、前記第1の下部電極層と前記第1の上部電極層との間に設けられた第1の圧電体層を有し、前記第1の下部電極層は前記第1の振動腕側に設けられ、
    前記第2の検出部は、第2の下部電極層、第2の上部電極層、および、前記第2の下部電極層と前記第2の上部電極層との間に設けられた第2の圧電体層を有し、前記第1の下部電極層は前記第1の振動腕側に設けられ、
    前記第1の下部電極層と前記第2の下部電極層、または、前記第1の上部電極層と前記第2の上部電極層とは、電気的に接続されていることを特徴とするセンサー素子。
  5. 前記第1の下部電極層および前記第2の下部電極層が前記基部にて互いに電気的に接続されている請求項4に記載のセンサー素子。
  6. 前記第1の振動腕に設けられ、前記第1の振動腕を屈曲振動させる第1の駆動部と、
    前記第2の振動腕に設けられ、前記第2の振動腕を屈曲振動させる第2の駆動部とを備える請求項4または5に記載のセンサー素子。
  7. 前記基部に設けられ、前記第1の上部電極層に電気的に接続された第1の検出用端子と、
    前記基部に設けられ、前記第2の上部電極層に電気的に接続された第2の検出用端子とを備える請求項1ないし6のいずれかに記載のセンサー素子。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載のセンサー素子を備えることを特徴とするセンサーデバイス。
  9. 前記第1の検出部および前記第2の検出部からの電荷を検出する検出回路を備え、
    前記第1の下部電極層および前記第2の下部電極層が互いに電気的に接続され、
    前記第1の上部電極層および前記第2の上部電極層が前記検出回路に電気的に接続されている請求項8に記載のセンサーデバイス。
  10. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載のセンサー素子を有することを特徴とする電子機器。
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