JP2015087262A - 振動素子、振動子、電子機器および移動体 - Google Patents

振動素子、振動子、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】単位質量当りの離調周波数の変化量を大きくすることができる振動素子、振動子、電子機器および移動体を提供すること。【解決手段】本発明の振動素子は、互いに交差する第1軸、第2軸、第3軸を想定したとき、前記第3軸を法線とする振動素子であって、基部と、前記基部に支持され、前記第2軸方向に延在する少なくとも1本の駆動用振動腕と、前記基部に前記駆動用振動腕と異なる位置に支持され、前記第2軸方向に延在する少なくとも1本の検出用振動腕とを有し、前記駆動用振動腕が前記第1軸方向に往復駆動しつつ、前記振動素子に前記第2軸回りの回転が加わったとき、前記検出用振動腕の前記基部から前記第2軸方向に沿って距離y1離間した位置での前記第3軸方向の変位量は、前記駆動用振動腕の前記基部から前記第2軸方向に沿って距離y1離間した位置での前記第3軸方向の変位量よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、振動素子、振動子、電子機器および移動体に関する。
従来から、例えば、車両における車体制御、カーナビゲーションシステムの自車位置検出、デジタルカメラやビデオカメラ等の振動制御補正(いわゆる手ぶれ補正)等に用いられ、角速度、加速度等の物理量を検出する角速度センサー(振動ジャイロセンサー)が知られている。
1対の駆動用振動腕と1対の検出用振動腕とを有する「H型」と呼ばれる振動素子を備える角速度センサーは、通電により、各駆動用振動腕が互いに接近・離間するように屈曲振動(駆動振動)する。この状態で、角速度センサーに所定の軸まわりの角速度が加わると、各駆動用振動腕は、コリオリ力により、互いに反対側に屈曲振動し、これに伴い、各検出用振動腕は、互いに反対側に屈曲振動(検出振動)する。この検出用振動腕の検出振動により、検出用振動腕に設けられた電極に電荷が生じ、その電荷を検出することにより、角速度センサーに加わった角速度を求めることができる。
このような角速度センサーでは、製造後、各製品間の各周波数のバラツキを防止するため、駆動用振動腕の駆動振動の共振周波数、検出用振動腕の検出振動の共振周波数、前記駆動振動の共振周波数と前記検出振動の共振周波数との差である離調周波数等の各周波数の調整が行われる(例えば、特許文献1参照)。例えば、離調周波数の調整は、駆動用振動腕や検出用振動腕に錘を設けたり、また、設けた錘の一部を除去し、これにより駆動用振動腕や検出用振動腕の質量を変更して行う。なお、駆動用振動腕の駆動振動の共振周波数と、検出用振動腕の検出振動の共振周波数とを離す理由は、それらが近似していると、駆動用振動腕の駆動振動の影響で、角速度センサーから出力される信号にノイズが混入してしまうためである。
しかしながら、従来の角速度センサーでは、単位質量当りの離調周波数の変化量が小さく、このため、離調周波数を目標値にするには、駆動用振動腕や検出用振動腕の質量を大きく変更する必要があり、これにより、駆動用振動腕や検出用振動腕のバランスが崩れたりし、各特性が悪化してしまうという問題がある。
特許第4107768号公報
本発明の目的は、単位質量当りの離調周波数の変化量を大きくすることができる振動素子、振動子、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の振動素子は、互いに交差する第1軸、第2軸、第3軸を想定したとき、前記第3軸を法線とする振動素子であって、
基部と、
前記基部に支持され、前記第2軸方向に延在する少なくとも1本の駆動用振動腕と、
前記基部に前記駆動用振動腕と異なる位置に支持され、前記第2軸方向に延在する少なくとも1本の検出用振動腕とを有し、
前記駆動用振動腕が前記第1軸方向に往復駆動しつつ、前記振動素子に前記第2軸回りの回転が加わったとき、前記検出用振動腕の前記基部から前記第2軸方向に沿って距離y1離間した位置での前記第3軸方向の変位量は、前記駆動用振動腕の前記基部から前記第2軸方向に沿って距離y1離間した位置での前記第3軸方向の変位量よりも大きいことを特徴とする。
これにより、駆動用振動腕の質量を変更したときと、検出用振動腕の質量を変更したときのそれぞれにおいて、単位質量当りの離調周波数の変化量を大きくすることができる。これにより、離調周波数の調整の際、駆動用振動腕、検出用振動腕の質量、形状等の変化を小さくすることができ、これによって、振動素子の各特性が悪化してしまうことを防止することができる。
[適用例2]
本発明の振動素子では、前記検出用振動腕の前記変位量をdb、前記駆動用振動腕の前記変位量をdaとしたとき、前記変位量dbと前記変位量daの比db/daは、1.5以上、9以下であることが好ましい。
これにより、十分な感度を確保しつつ、駆動用振動腕、検出用振動腕の質量を変更したときのそれぞれにおいて、単位質量当りの離調周波数の変化量を大きくすることができる。
[適用例3]
本発明の振動素子では、1対の前記駆動用振動腕と、前記1対の駆動用振動腕と同軸上に配置された1対の前記検出用振動腕とを有し、
前記1対の駆動用振動腕が前記第1軸方向に往復駆動しつつ、前記振動素子に前記第2軸回りの回転が加わると、1対の前記駆動用振動腕は、前記第3軸方向に互いに反対側に往復駆動し、前記1対の検出用振動腕は、前記第3軸方向に互いに反対側に往復駆動し、
前記1対の駆動用振動腕と前記1対の検出用振動腕とのうち、同軸上に配置された前記駆動用振動腕と前記検出用振動腕とは、互いに反対側に往復駆動することが好ましい。
これにより、より確実に検出を行うことができる。
[適用例4]
本発明の振動素子では、1対の前記駆動用振動腕と、前記1対の駆動用振動腕と同軸上に配置された1対の前記検出用振動腕とを有し、
前記1対の駆動用振動腕が前記第1軸方向に往復駆動しつつ、前記振動素子に前記第2軸回りの回転が加わると、1対の前記駆動用振動腕は、前記第3軸方向に互いに反対側に往復駆動し、前記1対の検出用振動腕は、前記第3軸方向に互いに反対側に往復駆動し、
前記1対の駆動用振動腕と前記1対の検出用振動腕とのうち、同軸上に配置された前記駆動用振動腕と前記検出用振動腕とは、互いに同じ側に往復駆動することが好ましい。
これにより、より確実に検出を行うことができる。
[適用例5]
本発明の振動素子では、前記検出用振動腕は、前記駆動用振動腕よりも長いことが好ましい。
これにより、駆動用振動腕、検出用振動腕の質量を変更したときのそれぞれにおいて、単位質量当りの離調周波数の変化量を大きくすることができる。
[適用例6]
本発明の振動素子では、前記検出用振動腕は、前記駆動用振動腕よりも短いことが好ましい。
これにより、駆動用振動腕、検出用振動腕の質量を変更したときのそれぞれにおいて、単位質量当りの離調周波数の変化量を大きくすることができる。
[適用例7]
本発明の振動子は、本発明の振動素子と、
前記振動素子を収納したパッケージと、を備えている。
これにより、前記本発明の振動素子と同様の効果が得られる。
[適用例8]
本発明の電子機器は、本発明の振動素子を備えたことを特徴とする。
これにより、前記本発明の振動素子と同様の効果が得られる。
[適用例9]
本発明の移動体は、本発明の振動素子を備えたことを特徴とする。
これにより、前記本発明の振動素子と同様の効果が得られる。
本発明の振動子(振動素子)の第1実施形態を模式的に示す平面図である。 図1に示す振動子の横断面図である。 図1に示す振動子の駆動用振動腕を示す図であり、(a)は拡大平面図、(b)は拡大横断面図である。 図1に示す振動子の検出用振動腕を示す図であり、(a)は拡大平面図、(b)は拡大横断面図である。 図1に示す振動子の振動素子の主要部の斜視図である。 図1に示す振動子の振動素子の検出モードを説明するための図である。 図1に示す振動子の駆動用振動腕の変位量da、検出用振動腕の変位量dbを説明するための図である。 振動素子の検出用振動腕の変位量dbと駆動用振動腕の変位量daの比db/daと、駆動用振動腕、検出用振動腕の質量が変化した場合の単位質量当りの離調周波数の変化量との関係を示すグラフである。 本発明の振動素子の第2実施形態の主要部を示す斜視図である。 本発明の振動素子を用いたモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を用いた携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を用いたディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を用いた移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の振動素子、振動子、電子機器および移動体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の本発明の振動子(振動素子)の第1実施形態を模式的に示す平面図である。図2は、図1に示す振動子の横断面図である。図3は、図1に示す振動子の駆動用振動腕を示す図であり、(a)は拡大平面図、(b)は拡大横断面図である。図4は、図1に示す振動子の検出用振動腕を示す図であり、(a)は拡大平面図、(b)は拡大横断面図である。図5は、図1に示す振動子の振動素子の主要部の斜視図である。図6は、図1に示す振動子の振動素子の検出モードを説明するための図である。図7は、図1に示す振動子の駆動用振動腕の変位量da、検出用振動腕の変位量dbを説明するための図である。図8は、振動素子の検出用振動腕の変位量dbと駆動用振動腕の変位量daの比db/daと、駆動用振動腕、検出用振動腕の質量が変化した場合の単位質量当りの離調周波数の変化量との関係を示すグラフである。
なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交する(交差する)3つの軸として、x軸(第1軸)、y軸(第1軸)およびz軸(第1軸)を想定し、図1〜図5において、各軸を図示しており、x軸に平行な方向を「x軸方向」、y軸に平行な方向を「y軸方向」、z軸に平行な方向を「z軸方向」という。また、各方向の正負は、図中の矢印に示すとおりである。
図1および図2に示す振動子(センサーデバイス)1は、角速度を検出するジャイロセンサーである。
このような振動子1は、例えば、撮像機器の手ぶれ補正や、GPS(Global Positioning System)衛星信号を用いた移動体ナビケーションシステムにおける車両などの姿勢検出、姿勢制御等に用いることができる。
この振動子1は、振動素子2と、振動素子2を収納したパッケージ4とを有する。
以下、振動子1を構成する各部を順次説明する。
振動素子2は、1つの軸まわりの角速度を検出するジャイロセンサー素子である。
図1に示すように、振動素子2は、z軸を法線としており、振動基板20と、駆動用電極群51、52と、検出用電極群53、54とを有している。
振動基板20は、基部21と、1対の駆動用振動腕221、222と、1対の検出用振動腕231、232と、支持部25と、4つの連結部261、262、263、264とを有する、いわゆる「H型」の振動基板である。本実施形態では、基部21、駆動用振動腕221、222、検出用振動腕231、232、支持部25および連結部261〜264は、圧電体材料で一体的に形成されている。なお、検出用振動腕231が第1の検出用振動腕、検出用振動腕232が第2の検出用振動腕である。
圧電体材料としては、特に限定されないが、水晶を用いるのが好ましい。これにより、振動素子2の特性を優れたものとすることができる。水晶は、互いに直交するX軸(電気軸)、Y軸(機械軸)およびZ軸(光学軸)の3本の結晶軸を有する。基部21、駆動用振動腕221、222、検出用振動腕231、232、支持部25および連結部261〜264は、例えば、Z軸が厚さ方向に存在するとともにX軸およびY軸に平行な板面を有する水晶で構成された基板をエッチング加工することにより形成することができる。かかる基板の厚さは、振動素子2の発振周波数(共振周波数)、外形サイズ、加工性等に応じて適宜設定される。なお、本実施形態では、基部21、駆動用振動腕221、222、出用振動腕231、232、支持部25および連結部261〜264が水晶で一体的に構成されている場合を例に説明する。また、本実施形態では、結晶軸のX軸が絶対座標軸のx軸と一致しており、結晶軸のY軸が絶対座標軸のy軸と一致しており、結晶軸のZ軸が絶対座標軸のz軸と一致している。
基部21は、平面視で基部21を囲むように形成された支持部25に、4つの連結部261〜264を介して支持されている。4つの連結部261〜264は、それぞれ、長尺形状をなし、一端が基部21に連結され、他端が支持部25に連結されている。なお、連結部261〜264は、それぞれ、長手方向の途中で複数回屈曲している。
また、基部21は、z軸方向からみたとき、y軸方向に延びる1対の辺と、x軸方向に延びる1対の辺とを有する矩形状をなしている。すなわち、基部21は、平面視したとき、後述するような駆動用振動腕221、222の延出方向に対して平行な1対の辺と、駆動用振動腕221、222の延出方向に対して垂直な1対の辺とを有する矩形状をなしている。これにより、後述するように検出用振動腕231、232を駆動用振動腕221、222の駆動振動に伴って第2の方向(図5に示す矢印E1、E2の方向)により効率的に振動(面内振動)させることができる(図5参照)。
また、図1に示すように、本実施形態での基部21は、四角形状をなし、そのx軸方向の長さは、y軸方向の長さよりも長いのが好ましい。すなわち、平面視における駆動用振動腕221、222の延出方向に対して垂直な方向での基部21の長さをL1とし、平面視における駆動用振動腕221、222の延出方向に対して平行な方向での基部21の長さをL2としたとき、L1>L2なる関係を満たすのが好ましい。このようなL1およびL2の関係を満たすことにより、検出用振動腕231、232を駆動用振動腕221、222の駆動振動に伴って第2の方向E1、E2により効率的に振動させることができる。
駆動用振動腕221、222は、それぞれ、基部21からy軸方向(+y方向)に延出(延在)している。これにより、駆動用振動腕221、222は、互いに平行となるように設けられている。また、駆動用振動腕221、222は、互いにx軸方向に離間して配置されている。これにより、駆動用振動腕221、222は、それぞれ、独立して振動することができる。図3(b)に示すように、駆動用振動腕221、222の横断面は、それぞれ、x軸に平行な1対の辺とz軸に平行な1対の辺とで構成された矩形をなしている。
そして、駆動用振動腕221には、駆動用電極群51が設けられ、同様に、駆動用振動腕222には、駆動用電極群52が設けられている。以下、駆動用電極群51について代表的に説明する。なお、駆動用電極群52については、4つの駆動用電極で構成されており、後述する駆動用電極群51と同様であるため、その説明を省略する。なお、駆動用電極群51と駆動用電極群52とは、所定の電極同士が図示しない配線を介して電気的に接続されている。
図3(a)、(b)に示すように、駆動用電極群51は、駆動用振動腕221の上面に設けられた駆動用電極511と、駆動用振動腕221の下面に設けられた駆動用電極512と、駆動用振動腕221の左側面に設けられた駆動用電極513と、駆動用振動腕221の右側面に設けられた駆動用電極514とで構成されている。
駆動用電極511および駆動用電極512は、互いに同電位となるように、図示しない配線を介して互いに電気的に接続されている。また、駆動用電極513および駆動用電極514は、互いに同電位となるように、図示しない配線を介して互いに電気的に接続されている。このような駆動用電極511、512は、図示しない配線を介して、図1に示す支持部25に設けられた端子57aに電気的に接続されている。また、駆動用電極513、514は、図示しない配線を介して、図1に示す支持部25に設けられた端子57bに電気的に接続されている。なお、駆動用電極群52の駆動用電極521、522は、前記駆動用電極513、514に電気的に接続されており、また、駆動用電極群52の駆動用電極523、524は、前記駆動用電極511、512に電気的に接続されている。
検出用振動腕231、232は、それぞれ、基部21からy軸方向(−y方向)に延出(延在)している。これにより、検出用振動腕231、232は、互いに平行となるように設けられている。また、検出用振動腕231、232は、前述した駆動用振動腕221、222とは反対方向に延出している。また、検出用振動腕231、232は、互いにx軸方向に離間して配置されている。これにより、検出用振動腕231、232は、それぞれ、独立して振動することができる。図4(b)に示すように、検出用振動腕231、232の横断面は、それぞれ、x軸に平行な1対の辺とz軸に平行な1対の辺とで構成された矩形をなしている。なお、検出用振動腕231と駆動用検出腕221とは、同軸上に配置され、x軸方向およびz軸方向の位置が一致し、同様に、検出用振動腕232と駆動用検出腕222とは、同軸上に配置され、x軸方向およびz軸方向の位置が一致している。
このような検出用振動腕231、232は、それぞれ、後述するように駆動用振動腕221、222に加えられた物理量に応じて第1の方向(図5に示す矢印C1およびDA、C2およびDB)に振動するとともに、駆動用振動腕221、222の駆動振動に伴って第1の方向とは異なる第2の方向(図5に示す矢印E1、E2)に振動するものである。
そして、図1に示すように、検出用振動腕231には、検出用電極群53が設けられ、同様に、検出用振動腕232には、検出用電極群54が設けられている。このように駆動用振動腕221、222とは別体として設けられた検出用振動腕231、232に検出用電極群53、54を設けることにより、検出用電極群53、54の検出用電極の電極面積(電極として機能する部分の面積)を大きくすることができる。そのため、振動素子2の検出感度を向上させることができる。
以下、検出用電極群53について代表的に説明する。なお、検出用電極群54については、4つの検出用電極で構成されており、後述する検出用電極群53と同様であるため、その説明を省略する。
図4(a)、(b)に示すように、検出用電極群53は、検出用振動腕231の上面に設けられた検出用電極(第1の検出用電極)531、532と、検出用振動腕231の下面に設けられた検出用電極(第1の検出用電極)533、534とで構成されている。ここで、検出用電極531、533は、それぞれ、検出用振動腕231の幅方向での一方側(図4中の左側)に設けられ、また、検出用電極532、534は、それぞれ、検出用振動腕231の幅方向での他方側(図4中の右側)に設けられている。
検出用電極531および検出用電極534は、互いに同電位となるように、図示しない配線を介して互いに電気的に接続されている。また、検出用電極532および検出用電極533は、互いに同電位となるように、図示しない配線を介して互いに電気的に接続されている。このような検出用電極531、534は、図示しない配線を介して、図1に示す支持部25に設けられた端子57cに電気的に接続されている。また、検出用電極532、533は、図示しない配線を介して、図1に示す支持部25に設けられた端子57eに電気的に接続されている。なお、検出用電極群54は、図示しない配線を介して、図1に示す支持部25に設けられた端子57d、57fに電気的に接続されている。
このように構成された振動素子2では、使用の際は、端子57aと端子57bとの間に駆動信号(駆動電圧)が印加されること、すなわち、駆動用電極群51、52に通電にすることにより、図5に示すように、駆動用振動腕221と駆動用振動腕222とが互いに接近・離間するように屈曲振動(駆動振動)(x軸方向に往復駆動)する。すなわち、駆動用振動腕221が図5中の矢印A1の方向に屈曲するとともに駆動用振動腕222が図5中の矢印A2の方向に屈曲する状態と、駆動用振動腕221が図5中の矢印B1の方向に屈曲するとともに駆動用振動腕222が図5中の矢印B2の方向に屈曲する状態とを交互に繰り返す。この状態のときが駆動モードである。
このように駆動用振動腕221、222を駆動振動させた状態で、振動素子2にy軸まわりの角速度ωが加わると、駆動用振動腕221、222は、コリオリ力により、z軸方向に互いに反対側に屈曲振動する(z軸方向に往復駆動)。これに伴い、検出用振動腕231、232は、z軸方向(第1の方向)に互いに反対側に屈曲振動(検出振動)(z軸方向に往復駆動)する。すなわち、駆動用振動腕221が図5中の矢印C1の方向に屈曲するとともに駆動用振動腕222が図5中の矢印C2の方向に屈曲する状態と、検出用振動腕231が図5中の矢印D1または、D2の方向に屈曲するとともに検出用振動腕232が図5中の矢印D2または、D1の方向に屈曲する状態とを交互に繰り返す。この状態のときが検出モードである。
このような検出用振動腕231、232の検出振動により検出用電極群53、54に生じた電荷を検出することにより、振動素子2に加わった角速度ωを求めることができる。
ここで、前記検出モードとしては、図6(a)に示す第1の検出モードと、図6(b)に示す第2の検出モードとがある。第1の検出モードと、第2の検出モードとでは、互いに、検出用振動腕231、232の検出振動の共振周波数が異なっている。
図6(a)に示す第1の検出モードでは、同軸上に配置された駆動用振動腕221と検出用振動腕231とは、z軸方向に、互いに反対側に振動し、同様に、同軸上に配置された駆動用振動腕222と検出用振動腕232とは、z軸方向に、互いに反対側に振動する。
また、図6(b)に示す第2の検出モードでは、同軸上に配置された駆動用振動腕221と検出用振動腕231とは、z軸方向に、互いに同じ側に振動し、同様に、同軸上に配置された駆動用振動腕222と検出用振動腕232とは、z軸方向に、互いに同じ側に振動する。
なお、図6(a)、図6(b)中の各記号「・」、「×」は、それぞれ、それに対応している駆動用振動腕221、222、検出用振動腕231、232の振動における変位の方向を示しており、記号「・」は、変位の方向が図6の紙面の裏側から表側であることを示し、記号「×」は、変位の方向が図6の紙面の表側から裏側であることを示す。
図2に示すように、パッケージ4は、上方に開放する凹部を有するベース部材(ベース)41と、このベース部材41の凹部を覆うように設けられた蓋部材(リッド)42とを備える。そして、ベース部材41と蓋部材42とにより、振動素子2が収納される内部空間が形成されている。
ベース部材41は、平板状の板体(板部)411と、板体411の上面の外周部に接合された枠体(枠部)412とで構成されている。
このようなベース部材41は、例えば、酸化アルニウム質焼結体、水晶、ガラス等で構成されている。
図2に示すように、ベース部材41の板体411の上面(蓋部材42に覆われる側の面)には、例えばエポキシ樹脂、アクリル樹脂等を含んで構成された接着剤のような接合部材81により、前述した振動素子2の支持部25が接合されている。これにより、振動素子2がベース部材41に対して支持・固定されている。
さらに、図1および図2に示すように、ベース部材41の上面には、複数の内部端子71が設けられている。
複数の内部端子71には、例えばボンディングワイヤーで構成された配線を介して、前述した振動素子2の端子57a〜57fが電気的に接続されている。
一方、ベース部材41の板体411の下面(パッケージ4の底面)には、振動子1が組み込まれる機器(外部機器)に実装される際に用いられる複数の外部端子73が設けられている。
この複数の外部端子73は、図示しない内部配線を介して、板体411に電気的に接続されている。これにより、板体411と複数の外部端子73とが電気的に接続される。
このような各内部端子71および各外部端子73は、それぞれ、例えば、タングステン(W)等のメタライズ層にニッケル(Ni)、金(Au)等の被膜をメッキ等により積層した金属被膜からなる。
このようなベース部材41には、蓋部材42が気密的に接合されている。これにより、パッケージ4内が気密封止されている。
この蓋部材42は、例えば、ベース部材41と同材料、または、コバール、42アロイ、ステンレス鋼等の金属で構成されている。
ベース部材41と蓋部材42との接合方法としては、特に限定されず、例えば、ろう材、硬化性樹脂等で構成された接着剤による接合方法、シーム溶接、レーザー溶接等の溶接方法等を用いることができる。また、かかる接合は、減圧下または不活性ガス雰囲気下で行うことにより、パッケージ4内を減圧状態または不活性ガス封入状態に保持することができる。
このような振動子1の振動素子2は、図7に示すように、駆動用電極511〜514、521〜524に通電し、駆動用振動腕221、222がx軸方向に振動(駆動振動)しつつ、振動素子2にy軸回りの回転が加わったとき、すなわち、駆動用振動腕221、222がz軸方向に振動し、検出用振動腕231、232がz軸方向に振動(検出振動)した状態で、検出用振動腕231、232の基部21からy軸方向に沿って距離y1離間した位置でのz軸方向の変位量dbは、駆動用振動腕221、222の基部21からy軸方向に沿って前記と同じ距離y1離間した位置でのz軸方向の変位量daよりも大きくなるように構成されている。前記距離y1は、本実施形態では、駆動用振動腕221、222と検出用振動腕231、232とのうち、長手方向(y軸方向)の長さが短い方の長さ、すなわち、駆動用振動腕221、222の長さLaの80%である。
これにより、駆動用振動腕221、222の質量を変更したときと、検出用振動腕231、232の質量を変更したときのそれぞれにおいて、単位質量当りの離調周波数の変化量を大きくすることができる。離調周波数とは、駆動用振動腕221、222の駆動振動の共振周波数と検出用振動腕231、232の検出振動の共振周波数との差(差の絶対値)である。
図8は、検出用振動腕231、232の変位量dbと駆動用振動腕221、222の変位量daの比db/daと、駆動用振動腕221、222、検出用振動腕231、232の質量が変化した場合の単位質量当りの離調周波数の変化量との関係を示すグラフである。図8に示すように、db/daが、1よりも大きいと、検出用振動腕231、232の質量が変化した場合と、駆動用振動腕221、222の質量が変化した場合のいずれの場合も前記単位質量当りの離調周波数の変化量が大きくなることが判る。
また、検出用振動腕231、232の変位量dbと駆動用振動腕221、222の変位量daの比db/daは、1よりも大きければ特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、1.5以上、9以下であることが好ましい。db/daが前記下限値よりも小さいと、他の条件によっては、前記単位質量当りの離調周波数の変化量が不十分となる。また、db/daが前記上限値よりも大きいと、他の条件によっては、感度が不十分となる。なお、感度は、db/daが1の場合に最大感度となる。
また、感度が重要視される場合は、db/daは、1.5以上、2.5以下であることが好ましい。なお、例えば、db/daが2.5の場合でも、感度は、最大感度の約70%を確保することができる。
また、感度があまり重要視されず、前記単位質量当りの離調周波数の変化量をより大きくしたい場合は、db/daは、2.5より大きく、9以下であることが好ましい。
また、図5に示すように、本実施形態では、検出用振動腕231、232の変位量dbを駆動用振動腕221、222の変位量daよりも大きくするための構成として、検出用振動腕231、232が、駆動用振動腕の221、222よりも長く形成されている。
厳密に言えば、検出用振動腕231、232のz軸方向の振動の共振周波数は、駆動用振動腕221、222のz軸方向の振動の共振周波数よりも小さい。また、第1の検出モードにおける離調周波数は、第2の検出モードにおける離調周波数よりも小さい。
以上説明したように、この振動素子2によれば、駆動用振動腕221、222の質量を変更したときと、検出用振動腕231、232の質量を変更したときのそれぞれにおいて、単位質量当りの離調周波数の変化量を大きくすることができる。これにより、離調周波数の調整の際、駆動用振動腕221、222、検出用振動腕231、232の質量、形状等の変化を小さくすることができ、これによって、振動素子2の各特性が悪化してしまうことを防止することができる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の振動素子の第2実施形態の主要部を示す斜視図である。
以下、第2実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態は、駆動用振動腕、検出用振動腕の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、第2実施形態の振動素子2では、検出用振動腕231、232は、駆動用振動腕の221、222よりも短く形成されている。
厳密に言えば、検出用振動腕231、232のz軸方向の振動の共振周波数は、駆動用振動腕221、222のz軸方向の振動の共振周波数よりも大きい。また、第1の検出モードにおける離調周波数は、第2の検出モードにおける離調周波数よりも大きい。
この振動素子2によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<電子機器の実施形態>
次いで、振動素子2を適用した電子機器について、図10〜図12に基づき、詳細に説明する。
図10は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動子1(振動素子2)が内蔵されている。
図11は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動子1(振動素子2)が内蔵されている。
図12は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動子1(振動素子2)が内蔵されている。
なお、振動素子を備える電子機器は、図10のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図11の携帯電話機、図12のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
<移動体の実施形態>
次いで、振動素子を適用した移動体について、図13に基づき、詳細に説明する。
図13は、本発明の振動素子を備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
自動車1500には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動子1(振動素子2)が内蔵されており、振動素子2によって車体1501の姿勢を検出することができる。振動素子2の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。その他、このような姿勢制御は、二足歩行ロボットやラジコンヘリコプターで利用することができる。以上のように、各種移動体の姿勢制御の実現にあたって、振動子1(振動素子2)が組み込まれる。
以上、本発明の振動素子、振動子、電子機器および移動体を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、検出用振動腕の変位量dbを駆動用振動腕の変位量daよりも大きくするための構成例として、検出用振動腕を駆動用振動腕よりも長く形成する例と、検出用振動腕を駆動用振動腕よりも短く形成する例とを示したが、これに限定されるものではない。
また、前述した実施形態では、振動腕の本数は、4本であったが、これに限定されず、例えば、2本、3本または5本以上であってもよい。
また、前述した実施形態では、いわゆる「H型」の振動素子を例に説明したが、これに限定されず、種々の振動素子(ジャイロ素子)に適用することが可能である。
1……振動子(センサーデバイス) 2……振動素子 20……振動基板 21……基部 221……駆動用振動腕 222……駆動用振動腕 231……検出用振動腕 232……検出用振動腕 25……支持部 261……連結部 262……連結部 263……連結部 264……連結部 4……パッケージ 41……ベース部材(ベース) 411……板体(板部) 412……枠体(枠部) 42……蓋部材(リッド) 51……駆動用電極群 511……駆動用電極 512……駆動用電極 513……駆動用電極 514……駆動用電極 52……駆動用電極群 53……検出用電極群 531……検出用電極 532……検出用電極 533……検出用電極 534……検出用電極 54……検出用電極群 57a……端子 57b……端子 57c……端子 57d……端子 57e……端子 57f……端子 71……内部端子 73……外部端子 81……接合部材 1100……パーソナルコンピューター 1102……キーボード 1104……本体部 1106……表示ユニット 1108……表示部 1200……携帯電話機 1202……操作ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1208……表示部 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース 1304……受光ユニット 1306……シャッターボタン 1308……メモリー 1310……表示部 1312……ビデオ信号出力端子 1314……入出力端子 1430……テレビモニター 1440……パーソナルコンピューター 1500……自動車 1501……車体 1502……車体姿勢制御装置 1503……車輪 A1……矢印 A2……矢印 B1……矢印 B2……矢印 C1……矢印 C2……矢印 DA……矢印 DB……矢印 L1……長さ L2……長さ La……長さ Lb……長さ y1……長さ da……変位量 db……変位量 ω……角速度

Claims (9)

  1. 互いに交差する第1軸、第2軸、第3軸を想定したとき、前記第3軸を法線とする振動素子であって、
    基部と、
    前記基部に支持され、前記第2軸方向に延在する少なくとも1本の駆動用振動腕と、
    前記基部に前記駆動用振動腕と異なる位置に支持され、前記第2軸方向に延在する少なくとも1本の検出用振動腕とを有し、
    前記駆動用振動腕が前記第1軸方向に往復駆動しつつ、前記振動素子に前記第2軸回りの回転が加わったとき、前記検出用振動腕の前記基部から前記第2軸方向に沿って距離y1離間した位置での前記第3軸方向の変位量は、前記駆動用振動腕の前記基部から前記第2軸方向に沿って距離y1離間した位置での前記第3軸方向の変位量よりも大きいことを特徴とする振動素子。
  2. 前記検出用振動腕の前記変位量をdb、前記駆動用振動腕の前記変位量をdaとしたとき、前記変位量dbと前記変位量daの比db/daは、1.5以上、9以下である請求項1に記載の振動素子。
  3. 1対の前記駆動用振動腕と、前記1対の駆動用振動腕と同軸上に配置された1対の前記検出用振動腕とを有し、
    前記1対の駆動用振動腕が前記第1軸方向に往復駆動しつつ、前記振動素子に前記第2軸回りの回転が加わると、1対の前記駆動用振動腕は、前記第3軸方向に互いに反対側に往復駆動し、前記1対の検出用振動腕は、前記第3軸方向に互いに反対側に往復駆動し、
    前記1対の駆動用振動腕と前記1対の検出用振動腕とのうち、同軸上に配置された前記駆動用振動腕と前記検出用振動腕とは、互いに反対側に往復駆動する請求項1または2に記載の振動素子。
  4. 1対の前記駆動用振動腕と、前記1対の駆動用振動腕と同軸上に配置された1対の前記検出用振動腕とを有し、
    前記1対の駆動用振動腕が前記第1軸方向に往復駆動しつつ、前記振動素子に前記第2軸回りの回転が加わると、1対の前記駆動用振動腕は、前記第3軸方向に互いに反対側に往復駆動し、前記1対の検出用振動腕は、前記第3軸方向に互いに反対側に往復駆動し、
    前記1対の駆動用振動腕と前記1対の検出用振動腕とのうち、同軸上に配置された前記駆動用振動腕と前記検出用振動腕とは、互いに同じ側に往復駆動する請求項1または2に記載の振動素子。
  5. 前記検出用振動腕は、前記駆動用振動腕よりも長い請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動素子。
  6. 前記検出用振動腕は、前記駆動用振動腕よりも短い請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動素子。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動素子と、
    前記振動素子を収納したパッケージと、を備えていることを特徴とする振動子。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動素子を備えたことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動素子を備えたことを特徴とする移動体。
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