JP6167474B2 - センサーデバイスおよび電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、センサーデバイスおよび電子機器に関する。
角速度、加速度等の物理量を検出するセンサーデバイスは、例えば、車両における車体制御、カーナビゲーションシステムの自車位置検出、デジタルカメラやビデオカメラ等の振動制御補正(いわゆる手ぶれ補正)等に用いられる。かかるセンサーデバイスとしては、例えば、振動ジャイロセンサーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載の振動ジャイロセンサーは、駆動振動するとともに角速度が加わったときに検出振動が励振される振動片と、振動片を駆動振動させる駆動信号を出力するとともに振動片の検出振動に伴う検出信号を検出するICチップと、これらを収納するパッケージとを有する。
このような振動ジャイロセンサーにおいて、振動片およびICチップは、パッケージに設けられた複数の配線を介して互いに電気的に接続されている。これにより、ICチップから振動片へ駆動信号を供給するとともに、振動片からの検出信号をICチップで検出することができる。
しかし、特許文献1に記載されているような従来のセンサーデバイスにおいては、駆動信号用の配線と検出信号用の配線とのいずれの配線もパッケージに設けられているため、これらの配線間の距離が短く、駆動信号用の配線から検出信号用の配線へのノイズの混入により、検出感度が低下するという問題があった。かかる問題は、センサーデバイスが小型になるほど、顕著となる。
特開2011−17580号公報
本発明の目的は、優れた検出感度を有するセンサーデバイスを提供すること、さらに、かかるセンサーデバイスを備える信頼性に優れた電子機器を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明のセンサーデバイスは、駆動信号が入力される第1のセンサー端子と、検出信号を出力する第2のセンサー端子とを有し、前記第1のセンサー端子から入力された前記駆動信号により駆動振動されるとともに、物理量が加わったときに検出振動が励振され、前記検出振動に応じて前記検出信号を前記第2のセンサー端子から出力するセンサー素子と、
前記駆動信号を出力する第1のIC端子と、前記検出信号が入力される第2のIC端子とを有するICチップと、
前記センサー素子および前記ICチップが設置されるベースを有し、前記センサー素子および前記ICチップを収納するパッケージと、
前記ベースに設けられ、前記第1のセンサー端子と前記第1のIC端子とを電気的に接続する配線と、
前記第2のセンサー端子と前記第2のIC端子とを電気的に接続するボンディングワイヤーを備え、
前記センサー素子および前記ICチップは、前記ベースを平面視したときに、互いに並んで配置され、
前記第2のセンサー端子は、前記第1のセンサー端子に対して前記ICチップ側に配置され、
前記第2のIC端子は、前記第1のIC端子に対して前記センサー素子側に配置されており、
前記ベースの前記センサー素子とは反対側に設けられ、前記ICチップに電気的に接続された外部端子を有し、
前記外部端子は、前記ベースを平面視したときに、前記第2のセンサー端子と重なる領域に配置され、前記ICチップを調整するための調整用端子であることを特徴とする。
このように構成されたセンサーデバイスによれば、第1のセンサー端子と第1のIC端子とを電気的に接続する配線(第1の配線)と、第2のセンサー端子と第2のIC端子とを電気的に接続するボンディングワイヤー(第2の配線)との間の距離を大きくすることができる。そのため、第1の配線から第2の配線へのノイズの混入を防止または抑制することができる。その結果、センサーデバイスの検出感度を優れたものとすることができる。
また、センサー素子およびICチップが配置されている場合、第2の配線の形成が容易となる。
また、第2の配線の長さを短くすることができる。その結果、第2の配線へのノイズの混入をより効果的に防止または抑制することができる。
また、このような外部端子が設けられている場合であっても、外部端子と第2の配線との間の距離を大きくすることができるので、外部端子と第2の配線との間の浮遊容量を低減することができる。その結果、外部端子から第2の配線へのノイズの混入を防止または抑制することができる。
また、調整用端子は、一般に、センサーデバイスを設置したとき、接地されないため、電位の安定性が低い。したがって、調整用端子と第2の配線との間の浮遊容量を低減することによる効果がより顕著となる。
[適用例
本発明のセンサーデバイスでは、前記配線は、成膜により形成されたものであることが好ましい。
これにより、簡単かつ確実に、第2の配線に対して離間した第1の配線を形成することができる。
[適用例
本発明のセンサーデバイスでは、前記センサー素子は、基部と、前記基部から延出された振動腕とを有することが好ましい。
このようなセンサー素子は、駆動信号の強度に対して検出信号の強度が著しく小さい。そのため、第1の配線から第2の配線へのノイズの混入を防止または抑制することによる効果がより顕著となる。
[適用例4]
本発明のセンサーデバイスでは、前記ベースには、貫通孔が設けられており、
前記貫通孔は、前記ICチップに対して前記センサー素子とは反対側に設けられていることが好ましい。
[適用例
本発明の電子機器は、本発明のセンサーデバイスを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性に優れる電子機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係るセンサーデバイスの概略構成を示す断面図である。 図1に示すセンサーデバイスの平面図である。 図1に示すセンサーデバイスのセンサー素子の平面図である。 (a)は、図3中のA−A線断面図、(b)は、図3中のB−B線断面図である。 図3に示すセンサー素子の駆動を説明するための平面図である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。
以下、本発明のセンサーデバイスおよび電子機器を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
(センサーデバイス)
図1は、本発明の実施形態に係るセンサーデバイスの概略構成を示す断面図、図2は、図1に示すセンサーデバイスの平面図、図3は、図1に示すセンサーデバイスのセンサー素子の平面図、図4(a)は、図3中のA−A線断面図、図4(b)は、図3中のB−B線断面図、図5は、図3に示すセンサー素子の駆動を説明するための平面図である。
なお、図1〜5では、説明の便宜上、互いに直交する3軸として、x軸、y軸およびz軸を図示しており、その図示した矢印の先端側を「+側」、基端側を「−側」とする。また、以下では、x軸に平行な方向を「x軸方向」と言い、y軸に平行な方向を「y軸方向」と言い、z軸に平行な方向を「z軸方向」と言い、+z側(図1中の上側)を「上」、−z側(図1中の下側)を「下」と言う。
図1および図2に示すセンサーデバイス1は、角速度を検出するジャイロセンサーである。このセンサーデバイス1は、センサー素子(振動片)2と、ICチップ3と、センサー素子2およびICチップ3を収納するパッケージ9とを有している。
(センサー素子)
センサー素子2は、センサー素子2の主面(xy面)に対してz軸まわりの角速度を検出する「面外検出型」のセンサー素子(振動片)である。このセンサー素子2は、図3に示すように、複数の振動腕を有する振動体20と、振動体20の表面に設けられた複数の検出電極群41、42、複数の駆動電極群51〜54、および複数の端子61〜66とを備える。
以下、センサー素子2を構成する各部を順次詳細に説明する。
[振動片]
まず、振動体20について説明する。
振動体20は、図3に示すように、いわゆるダブルT型と呼ばれる構造を有する。
具体的に説明すると、振動体20は、基部21と、基部21を支持する支持部22と、基部21から延出した2つの検出用振動腕23、24および4つの駆動用振動腕25〜28とを有する。
基部21は、本体部211と、本体部211からx軸方向に沿って互いに反対側へ延出する1対の連結腕212、213とを有する。
支持部22は、パッケージ9に対して固定される1対の固定部221、222と、固定部221と基部21の本体部211とを連結する1対の梁部223、224と、固定部222と基部21の本体部211とを連結する1対の梁部225、226とを有する。
検出用振動腕23、24は、基部21の本体部211からy軸方向に沿って互いに反対側へ延出している。
駆動用振動腕25、26は、基部21の連結腕212の先端部からy軸方向に沿って互いに反対側へ延出している。
駆動用振動腕27、28は、基部21の連結腕213の先端部からy軸方向に沿って互いに反対方向へ延出している。
本実施形態では、検出用振動腕23の先端部には、基端部よりも幅が大きい錘部(ハンマーヘッド)231が設けられている。同様に、検出用振動腕24の先端部には、錘部241が設けられ、駆動用振動腕25の先端部には、錘部251が設けられ、駆動用振動腕26の先端部には、錘部261が設けられ、駆動用振動腕27の先端部には、錘部271が設けられ、駆動用振動腕28の先端部には、錘部281が設けられている。このような錘部を設けることにより、センサー素子2の検出感度を向上させることができる。
本実施形態では、振動体20は、圧電体材料で構成されている。
かかる圧電体材料としては、例えば、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、ホウ酸リチウム、チタン酸バリウム等が挙げられる。特に、振動体20を構成する圧電体材料としては水晶(Zカット板)が好ましい。水晶で振動体20を構成すると、振動体20の振動特性(特に周波数温度特性)を優れたものとすることができる。また、エッチングにより高い寸法精度で振動体20を形成することができる。
[駆動電極群]
次に、駆動電極群51〜54について説明する。
図3に示すように、駆動電極群51は、振動体20の駆動用振動腕25上に設けられている。また、駆動電極群52は、振動体20の駆動用振動腕26上に設けられている。また、駆動電極群53は、振動体20の駆動用振動腕27上に設けられている。また、駆動電極群54は、振動体20の駆動用振動腕28上に設けられている。
駆動電極群51は、通電により駆動用振動腕25をx軸方向に屈曲振動させるものである。同様に、駆動電極群52は、通電により駆動用振動腕26をx軸方向に屈曲振動させるものである。また、駆動電極群53は、通電により駆動用振動腕27をx軸方向に屈曲振動させるものである。また、駆動電極群54は、通電により駆動用振動腕28をx軸方向に屈曲振動させるものである。
以下、駆動電極群51について詳細に説明する。なお、駆動電極群52〜54については、駆動電極群51と同様であるため、その説明を省略する。
駆動電極群51は、図4(a)に示すように、駆動用振動腕25の上面に設けられた駆動電極511と、駆動用振動腕25の下面に設けられた駆動電極512と、駆動用振動腕25の一方(図4(a)中の右側)の側面に設けられた駆動電極513と、駆動用振動腕25の他方(図4(a)中の左側)の側面に設けられた駆動電極514とで構成されている。
駆動電極511〜514は、それぞれ、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料や、ITO、ZnO等の透明電極材料により形成することができる。
中でも、駆動電極511〜514の構成材料としては、それぞれ、金を主材料とする金属(金、金合金)または白金を用いるのが好ましく、金を主材料とする金属(特に金)を用いるのがより好ましい。
Auは、導電性に優れ(電気抵抗が小さく)、酸化に対する耐性に優れているため、電極材料として好適である。また、AuはPtに比しエッチングにより容易にパターニングすることができる。
また、駆動電極511〜514の平均厚さは、それぞれ、特に限定されないが、例えば、1〜300nm程度であるのが好ましく、10〜200nmであるのがより好ましい。これにより、駆動電極511〜514が駆動電極群51の駆動特性や駆動用振動腕25の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、前述したような駆動電極511〜514の導電性を優れたものとすることができる。
なお、駆動電極511〜514と駆動用振動腕25との間には、駆動電極511〜514が駆動用振動腕25から剥離するのを防止する機能を有する下地層が設けられていてもよい。かかる下地層は、例えば、Ti、Cr等で構成することができる。
このような駆動電極群51は、駆動電極511、512と駆動電極513、514との間に電圧が印加されることにより、駆動用振動腕25をx軸方向に屈曲振動させる。
駆動電極511および駆動電極512は、それぞれ、図示しない配線を介して、図3に示す固定部221に設けられた端子61(駆動信号端子)に電気的に接続されている。また、駆動電極513および駆動電極514は、それぞれ、図示しない配線を介して、図3に示す固定部222に設けられた端子64(駆動接地端子)に電気的に接続されている。
同様に、駆動電極群52〜54は、それぞれ、図示しない配線を介して、端子61および端子64に電気的に接続されている。
[検出電極群]
次に、検出電極群41、42について説明する。
検出電極群41は、前述した振動体20の検出用振動腕23上に設けられている。また、検出電極群42は、振動体20の検出用振動腕24上に設けられている。
検出電極群41は、検出用振動腕23のx軸方向での屈曲振動(いわゆる面内振動)を検出するものである。同様に、検出電極群42は、検出用振動腕24のx軸方向での屈曲振動を検出するものである。
以下、検出電極群41について詳細に説明する。なお、検出電極群42については、検出電極群41と同様であるため、その説明を省略する。
検出電極群41は、図4(b)に示すように、検出用振動腕23の上面に設けられた検出電極411と、検出用振動腕23の下面に設けられた検出電極412と、検出用振動腕23の一方(図4(b)中の右側)の側面に設けられた検出電極413と、検出用振動腕23の他方(図4(b)中の左側)の側面に設けられた検出電極414とで構成されている。
検出電極411〜414は、それぞれ、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料や、ITO、ZnO等の透明電極材料により形成することができる。
中でも、検出電極411〜414の構成材料としては、それぞれ、金を主材料とする金属(金、金合金)または白金を用いるのが好ましく、金を主材料とする金属(特に金)を用いるのがより好ましい。
Auは、導電性に優れ(電気抵抗が小さく)、酸化に対する耐性に優れているため、電極材料として好適である。また、AuはPtに比しエッチングにより容易にパターニングすることができる。
また、検出電極411〜414の平均厚さは、それぞれ、特に限定されないが、例えば、1〜300nm程度であるのが好ましく、10〜200nmであるのがより好ましい。これにより、検出電極411〜414が検出電極群41の検出特性や検出用振動腕23の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、前述したような検出電極411〜414の導電性を優れたものとすることができる。
なお、検出電極411〜414と検出用振動腕23との間には、検出電極411〜414が検出用振動腕23から剥離するのを防止する機能を有する下地層が設けられていてもよい。かかる下地層は、例えば、Ti、Cr等で構成することができる。
このような検出電極群41は、検出用振動腕23のx軸方向での屈曲振動に伴って、検出電極411、412と検出電極413、414との間に電位差が生じる。
検出電極411および検出電極412は、それぞれ、図示しない配線を介して、図3に示す固定部221に設けられた端子63(検出信号端子)に電気的に接続されている。また、検出電極413および検出電極414は、それぞれ、図示しない配線を介して、図3に示す固定部222に設けられた端子62(検出接地端子)に電気的に接続されている。
同様に、検出電極群42は、図示しない配線を介して、端子65(検出接地端子)および端子66(検出信号端子)に電気的に接続されている。
[端子]
端子61〜63は、前述した支持部22の固定部221上に設けられ、端子64〜66は、支持部22の固定部222上に設けられている。
端子61は、前述したセンサー素子2の駆動電極群51〜54を駆動(すなわち駆動用振動腕25〜28を駆動振動)させる駆動信号が入力される駆動信号端子(第1のセンサー端子)である。これに対し、端子64は、端子61の電位に対して基準となる電位を有する駆動接地端子である。
また、端子63は、前述したセンサー素子2の検出電極群41からの検出信号を出力する検出信号端子(第2のセンサー端子)である。これに対し、端子62は、端子63の電位に対して基準となる電位を有する検出接地端子である。
同様に、端子66は、前述したセンサー素子2の検出電極群42からの検出信号を出力する検出信号端子(第2のセンサー端子)である。これに対し、端子65は、端子66の電位に対して基準となる電位を有する検出接地端子である。
検出信号端子である端子63、66は、それぞれ、駆動信号端子である端子61に対してICチップ3側に配置されている。これにより、ICチップ3からセンサー素子2へ検出信号を伝送する配線(後述する検出信号用の2つの配線70)の長さを短くすることができる。その結果、かかる配線へのノイズの混入をより効果的に防止または抑制することができる。
また、端子61〜66および配線(図示せず)等は、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデンン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料やITO、ZnO等の透明電極材料により形成することができる。また、これらは、検出電極群41、42および駆動電極群51〜54と同時に一括形成することができる。
このように構成されたセンサー素子2は、次のようにしてz軸まわりの角速度ωを検出する。
まず、端子61と端子64との間に電圧(駆動信号)を印加することにより、図5(a)に示すように、図中矢印Aに示す方向に、駆動用振動腕25と駆動用振動腕27とを互いに接近・離間するように屈曲振動(駆動振動)させるとともに、駆動用振動腕26と駆動用振動腕28とを上記屈曲振動と同方向に互いに接近・離間するように屈曲振動(駆動振動)させる。
このとき、センサー素子2に角速度が加わらないと、駆動用振動腕25、26と駆動用振動腕27、28とは、中心点(重心G)を通るyz平面に対して面対称の振動を行っているため、基部21(本体部211および連結腕212、213)および検出用振動腕23、24は、ほとんど振動しない。
このように駆動用振動腕25〜28を駆動振動させた状態で、センサー素子2にその重心Gを通る法線まわりの角速度ωが加わると、駆動用振動腕25〜28には、それぞれ、コリオリ力が働く。これにより、図5(b)に示すように、連結腕212、213を図中矢印Bに示す方向に屈曲振動し、これに伴い、この屈曲振動を打ち消すように、検出用振動腕23、24の図中矢印Cに示す方向の屈曲振動(検出振動)が励振される。
そして、検出用振動腕23の屈曲振動によって検出電極群41に生じた電荷が端子62、63から出力される。また、検出用振動腕24の屈曲振動によって検出電極群42に生じた電荷が端子65、66から出力される。
このように端子62、63、65、66から出力された電荷に基づいて、センサー素子2に加わった角速度ωを求めることができる。
(ICチップ3)
図1および図2に示すICチップ3は、前述したセンサー素子2を駆動する機能と、センサー素子2からの出力(センサー出力)を検出する機能とを有する電子部品である。
このようなICチップ3は、図示しないが、センサー素子2を駆動する駆動回路と、センサー素子2からの出力(電荷)を検出する検出回路とを備える。
また、ICチップ3には、複数の接続端子31が設けられている。
複数の接続端子31は、前述したセンサー素子2を駆動する駆動信号を出力する1つの接続端子31b(第1のIC端子)と、センサー素子2からの検出信号が入力される2つの接続端子31a(第2のIC端子)とを含む。
2つの接続端子31aは、一方の接続端子31aが配線70を介してセンサー素子2の端子63に電気的に接続され、他方の接続端子31aが配線70を介してセンサー素子2の端子66に電気的に接続されている。
配線70は、一端部が端子63または端子66に固定されるとともに他端部が接続端子31aに固定されたボンディングワイヤーで構成されている。
一方、接続端子31bは、後述するパッケージ9のベース91に設けられた配線73を介して、センサー素子2の端子61に電気的に接続されている。
このように、配線70をボンディングワイヤーで構成し、かつ、配線73をベース91に設けることにより、検出信号用の配線70と駆動信号用の配線73とを間の距離を大きくすることができる。そのため、配線73から配線70へのノイズの混入を防止または抑制することができる。その結果、センサーデバイス1の検出感度を優れたものとすることができる。
特に、前述したような基部21、検出用振動腕23、24および駆動用振動腕25〜28を有するセンサー素子2は、駆動信号の強度に対して検出信号の強度が著しく小さい。そのため、配線73から配線70へのノイズの混入を防止または抑制することによる効果がより顕著となる。
検出信号用の2つの接続端子31aは、それぞれ、駆動信号用の接続端子31bに対してセンサー素子2側に配置されている。これにより、ICチップ3からセンサー素子2へ検出信号を伝送する配線(後述する検出信号用の2つの配線70)の長さを短くすることができる。その結果、かかる配線へのノイズの混入をより効果的に防止または抑制することができる。
(パッケージ)
パッケージ9は、センサー素子2およびICチップ3を収納するものである。
パッケージ9は、上面に開放する凹部を有するベース91と、ベース91の凹部の開口を塞ぐようにベース91に接合部材93(シールリング)を介して接合されたリッド(蓋体)92とを有している。このようなパッケージ9は、その内側に収納空間Sを有しており、この収納空間S内に、センサー素子2およびICチップ3が気密的に収納、設置されている。
ベース91は、センサー素子2およびICチップ3が設置されるものである。
本実施形態では、図2に示すように、ベース91を平面視したときに、センサー素子2およびICチップ3がx軸方向に互いに並んで配置されている。
このようにセンサー素子2およびICチップ3が配置されている場合、センサー素子2からICチップ3へ検出信号を伝送する配線(後述する配線70)の形成が容易となる。
また、z軸方向におけるセンサー素子2の上面とICチップ3の上面との間の距離が短くなるように、センサー素子2およびICチップ3が配置されている。これにより、上述する配線70の形成が容易となる。
ベース91は、平板状の基板911と、基板911の上面に接合された平板状の基板912と、基板912の上面に接合された枠状の基板913と、基板913の上面に接合された枠状の914とで構成されている。
このベース91では、基板912の上面の一部が基板913および基板914の開口部内に露出し、基板913の上面の一部が基板914の開口部内に露出している。すなわち、ベース91には、基板912の上面と基板913との間に形成された段差と、基板913の上面と基板914との間に形成された段差とを有する凹部が形成されている。
ベース91の構成材料(基板911〜914の各構成材料)としては、特に限定されないが、例えば、酸化アルミニウム等の各種セラミックスを用いることができる。
このようなベース91の基板913の上面には、複数の内部端子71および複数の内部端子72が設けられている。
この複数の内部端子71は、ダミー用の2つの内部端子71aと、駆動信号用の1つの内部端子71bとを含む。
内部端子71bは、ベース91に設けられた配線73を介して1つの内部端子72に電気的に接続されている。
この配線73は、センサー素子2の端子61(第1のセンサー端子)と、ICチップ3の接続端子31b(第1のIC端子)とを電気的に接続する。
また、配線73は、成膜により形成されたものである。これにより、簡単かつ確実に、配線70に対して離間した配線73を形成することができる。
また、2つの内部端子71aおよび1つの内部端子71bを除く他の3つの内部端子71も、ベース91に設けられた配線(図示せず)を介して、対応する3つの内部端子72に電気的に接続されている。
一方、2つの内部端子71aは、内部端子72に対して電気的に接続されていないダミー端子であり、センサー素子2をベース91に対して固定する際の安定性を高めるものである。
このような複数(6つ)の内部端子71には、それぞれ、固定部材81を介してセンサー素子2が固定されている。
ここで、複数の内部端子71のうちの2つの内部端子71aを除く4つの内部端子71に対応する固定部材81は、例えば、半田、銀ペースト、導電性接着剤(樹脂材料中に金属粒子などの導電性フィラーを分散させた接着剤)等で構成されている。これにより、かかる4つの内部端子71が固定部材81を介してセンサー素子2の端子61、62、64、65に電気的に接続されている。
また、2つの内部端子71aに対応する2つの固定部材81(固定部材81a)は、例えば、半田、銀ペースト、導電性接着剤(樹脂材料中に金属粒子などの導電性フィラーを分散させた接着剤)等で構成されていてもよいが、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等を含む非導電性の接着剤で構成されているのが好ましい。これにより、固定部材81aにノイズが混入することによる検出感度の低下を防止することができる。
複数の内部端子72には、例えばボンディングワイヤーで構成された配線を介して、前述したICチップ3の複数の接続端子31(2つの接続端子31aを除く)が電気的に接続されている。
なお、各接続端子31aは、前述したように、ボンディングワイヤーで構成された配線70を介して、センサー素子2の端子63または端子66に電気的に接続されている。
また、ベース91の基板912の上面には、例えばエポキシ樹脂、アクリル樹脂等を含んで構成された接着剤のような固定部材82により、前述したICチップ3が固定されている。これにより、ICチップ3がベース91に対して支持・固定されている。
また、ベース91の基板911の下面(センサー素子2とは反対側)には、センサーデバイス1が組み込まれる機器(外部機器)に実装される際に用いられる複数の外部端子74と、ICチップ3を調整するための外部端子75(調整用端子)とが設けられている。
外部端子75は、ベース91を平面視したときに、センサー素子2の端子63または端子66と重なる領域に配置されている。
このような外部端子75が設けられている場合であっても、外部端子75と前述した検出信号用の配線70との間の距離を大きくすることができるので、外部端子75と配線70との間の浮遊容量を低減することができる。その結果、外部端子75から配線70へのノイズの混入を防止または抑制することができる。
また、外部端子75は、ICチップ3を調整するための調整用端子であるので、一般に、センサーデバイス1を設置したとき、接地されないため、電位の安定性が低い。したがって、このような調整用端子である外部端子75と配線70との間の浮遊容量を低減することによる効果がより顕著となる。
この複数の外部端子74、75は、それぞれ、図示しない内部配線を介して、対応する内部端子72に電気的に接続されている。これにより、各外部端子74、75は、ICチップ3に電気的に接続されている。
このような各内部端子71、72および各外部端子74、75等は、それぞれ、例えば、タングステン(W)等のメタライズ層にニッケル(Ni)、金(Au)等の被膜をメッキ等により積層した金属被膜からなる。
このようなベース91には、接合部材93を介してリッド92が気密的に接合されている。これにより、パッケージ9内が気密封止されている。
このリッド92は、例えば、ベース91と同材料、または、コバール、42アロイ、ステンレス鋼等の金属で構成されている。
また、接合部材93は、例えば、コバール、42アロイ、ステンレス鋼等の金属で構成されている。
ベース91とリッド92との接合方法としては、特に限定されないが、例えば、シーム溶接、レーザー溶接等の溶接方法等を用いることができる。
また、ベース91には、収納空間S内を減圧または不活性ガス封入する際に用いる貫通孔94が形成されている。この貫通孔94は、封止材95により封止されている。
例えば、収納空間S内を減圧する場合、まず、封止材95により封止される前の貫通孔94を介して収納空間S内の空気を除去し、その状態を維持したまま、次いで、封止材95となる金属ボールを貫通孔94内に載置し、この金属ボールをレーザーにより溶融させることにより封止材95を形成し、貫通孔94を封止する。
また、図1、2に示すように、貫通孔94は、ICチップ3に対してセンサー素子2とは反対側に形成されている。これにより、貫通孔94とセンサー素子2との間の距離を長くすることができる。そのため、前述したように貫通孔94を封止材95により封止する際に、レーザーによる熱やスプラッシュ(金属ボールからの金属粉の飛散)がセンサー素子2に悪影響を与えるのを防止することができる。
以上説明したような第1実施形態に係るセンサーデバイス1によれば、配線73と各配線70とを間の距離を大きくすることができる。そのため、配線73から各配線70へのノイズの混入を防止または抑制することができる。その結果、センサーデバイス1の検出感度を優れたものとすることができる。
(電子機器)
以上説明したようなセンサーデバイスは、各種電子機器に組み込むことにより、信頼性に優れた電子機器を提供することができる。
以下、本発明の電子デバイスを備える電子機器の一例について、図6〜図8に基づき、詳細に説明する。
図6は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このようなパーソナルコンピュータ1100には、ジャイロセンサーとして機能する前述したセンサーデバイス1が内蔵されている。
図7は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。
このような携帯電話機1200には、ジャイロセンサーとして機能する前述したセンサーデバイス1が内蔵されている。
図8は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリ1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリ1308に格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、ジャイロセンサーとして機能する前述したセンサーデバイス1が内蔵されている。
なお、本発明の電子機器は、図6のパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、図7の携帯電話機、図8のディジタルスチルカメラの他にも、電子デバイスの種類に応じて、例えば、車体姿勢検出装置、ポインティングデバイス、ヘッドマウントディスプレイ、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、ナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲームコントローラー、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ等に適用することができる。
以上、本発明のセンサーデバイスおよび電子機器を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明のセンサーデバイスは、前記各実施形態のうち、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した実施形態では、センサー素子が4つの駆動用振動腕および2つの検出用振動腕を備えるものを例に説明したが、これに限定されず、駆動用振動腕の数は、1〜3つまたは5つ以上であってもよく、また、検出用振動腕の数は、1つまたは3つ以上であってもよい。また、駆動用振動腕が検出用振動腕を兼ねていてもよい。
また、前述した実施形態では、センサー素子の振動体が圧電体材料で構成されている場合を例に説明したが、センサー素子の振動体は、シリコン、石英等の非圧電体材料で構成されていてもよい。この場合、例えば、駆動用振動腕上および検出振動腕上にそれぞれ圧電体素子を設ければよい。また、この場合、シリコンで振動体を構成すると、優れた振動特性を有する振動体を比較的安価に実現することができる。また、公知の微細加工技術を用いてエッチングにより高い寸法精度で振動体を形成することができる。そのため、振動体の小型化を図ることができる。
1‥‥センサーデバイス 2‥‥センサー素子 3‥‥ICチップ 9‥‥パッケージ 20‥‥振動体 21‥‥基部 22‥‥支持部 23‥‥検出用振動腕 24‥‥検出用振動腕 25‥‥駆動用振動腕 26‥‥駆動用振動腕 27‥‥駆動用振動腕 28‥‥駆動用振動腕 31‥‥接続端子 31a‥‥接続端子 31b‥‥接続端子 41‥‥検出電極群 42‥‥検出電極群 51‥‥駆動電極群 52‥‥駆動電極群 53‥‥駆動電極群 54‥‥駆動電極群 61‥‥端子(第1のセンサー端子) 62‥‥端子 63‥‥端子(第2のセンサー端子) 64‥‥端子 65‥‥端子 66‥‥端子(第2のセンサー端子) 70‥‥配線(第2の配線) 71‥‥内部端子 71a‥‥内部端子 71b‥‥内部端子 72‥‥内部端子 73‥‥配線 74‥‥外部端子 75‥‥外部端子 81‥‥固定部材 81a‥‥固定部材 82‥‥固定部材 91‥‥ベース 92‥‥リッド 93‥‥接合部材 94‥‥貫通孔 95‥‥封止材 100‥‥表示部 211‥‥本体部 212‥‥連結腕 213‥‥連結腕 221‥‥固定部 222‥‥固定部 223‥‥梁部 224‥‥梁部 225‥‥梁部 226‥‥梁部 231‥‥錘部 241‥‥錘部 251‥‥錘部 261‥‥錘部 271‥‥錘部 281‥‥錘部 411‥‥検出電極 412‥‥検出電極 413‥‥検出電極 414‥‥検出電極 511‥‥駆動電極 512‥‥駆動電極 513‥‥駆動電極 514‥‥駆動電極 911‥‥基板 912‥‥基板 913‥‥基板 914‥‥基板 1100‥‥パーソナルコンピュータ 1102‥‥キーボード 1104‥‥本体部 1106‥‥表示ユニット 1200‥‥携帯電話機 1202‥‥操作ボタン 1204‥‥受話口 1206‥‥送話口 1300‥‥ディジタルスチルカメラ 1302‥‥ケース 1304‥‥受光ユニット 1306‥‥シャッタボタン 1308‥‥メモリ 1312‥‥ビデオ信号出力端子 1314‥‥入出力端子 1430‥‥テレビモニタ 1440‥‥パーソナルコンピュータ G‥‥重心 S‥‥収納空間 ω‥‥角速度

Claims (5)

  1. 駆動信号が入力される第1のセンサー端子と、検出信号を出力する第2のセンサー端子とを有し、前記第1のセンサー端子から入力された前記駆動信号により駆動振動されるとともに、物理量が加わったときに検出振動が励振され、前記検出振動に応じて前記検出信号を前記第2のセンサー端子から出力するセンサー素子と、
    前記駆動信号を出力する第1のIC端子と、前記検出信号が入力される第2のIC端子とを有するICチップと、
    前記センサー素子および前記ICチップが設置されるベースを有し、前記センサー素子および前記ICチップを収納するパッケージと、
    前記ベースに設けられ、前記第1のセンサー端子と前記第1のIC端子とを電気的に接続する配線と、
    前記第2のセンサー端子と前記第2のIC端子とを電気的に接続するボンディングワイヤーを備え、
    前記センサー素子および前記ICチップは、前記ベースを平面視したときに、互いに並んで配置され、
    前記第2のセンサー端子は、前記第1のセンサー端子に対して前記ICチップ側に配置され、
    前記第2のIC端子は、前記第1のIC端子に対して前記センサー素子側に配置されており、
    前記ベースの前記センサー素子とは反対側に設けられ、前記ICチップに電気的に接続された外部端子を有し、
    前記外部端子は、前記ベースを平面視したときに、前記第2のセンサー端子と重なる領域に配置され、前記ICチップを調整するための調整用端子であることを特徴とするセンサーデバイス。
  2. 前記配線は、成膜により形成されたものである請求項1に記載のセンサーデバイス。
  3. 前記センサー素子は、基部と、前記基部から延出された振動腕とを有する請求項1または2に記載のセンサーデバイス。
  4. 前記ベースには、貫通孔が設けられており、
    前記貫通孔は、前記ICチップに対して前記センサー素子とは反対側に設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載のセンサーデバイス。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載のセンサーデバイスを備えることを特徴とする電子機器。
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