JP6318590B2 - 振動素子、振動子、振動デバイス、電子機器および移動体 - Google Patents

振動素子、振動子、振動デバイス、電子機器および移動体 Download PDF

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Description

本発明は、振動素子、振動子、電子機器および移動体に関するものである。
従来から、角速度を検出するための振動素子として、特許文献1のような振動素子が知られている。特許文献1に記載の振動素子は、基部と、基部からY軸方向両側に沿って延出している第1、第2検出腕と、基部からX軸方向両側へ延出している第1、第2連結腕と、第1連結腕からY軸方向両側へ延出している第1、第2駆動腕と、第2連結腕からY軸方向両側へ延出している第3、第4駆動腕とを有している。このような構成の振動素子では、各駆動腕を駆動モードで振動させた状態でZ軸まわりの角速度が加わると第1、第2検出腕に検出モードの振動が励振され、この検出モードの振動によって得られる信号から角速度を検知することができる。
さらに、特許文献1に記載の振動素子は、基部を支持する支持部と、基部と支持部とを連結する4つの梁(吊り腕)とを有し、各梁がX軸方向およびY軸方向に対して傾斜し、かつ、直線状に延出された構成となっている(特許文献2および3も参照)。
かかる構成の振動素子では、基部と梁との境界部への応力集中が低減され、当該境界部での機械的強度(耐衝撃性)を向上させることができる。しかしながら、各梁が直線状をなすため、十分な長さを確保することができず、各梁において衝撃を十分に吸収・緩和することが困難である。その結果、各特許文献に記載の振動素子は、機械的強度(特に、落下時の耐衝撃性)が十分でないという問題がある。
特開2006−201011号公報 特開2006−201053号公報 特開2009−74996号公報
本発明の目的は、機械的強度(耐衝撃性)に優れる振動素子、振動子、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の振動素子は、基部と、
前記基部を支持する支持部と、
前記基部と前記支持部とを連結する吊り腕と、
前記基部からX軸方向に延出する支持腕と、
前記基部から前記X軸方向と直交するY軸方向に延出する検出腕と、
前記支持腕の先端部から前記Y軸方向に延出する駆動腕と、を有し、
前記吊り腕は、前記支持部から延在し、前記X軸方向と前記Y軸方向とに交互に延びた蛇行部と、前記蛇行部と前記基部とを連結し、前記X軸方向および前記Y軸方向の双方に対して傾斜した方向に延在する傾斜部と、を有することを特徴とする。
これにより、機械的強度(耐衝撃性)に優れる振動素子が得られる。
[適用例2]
本発明の振動素子では、前記傾斜部は、前記X軸方向とのなす角度が異なる複数の部分を有することが好ましい。
これにより、傾斜部と蛇行部との境界部におけるX軸方向およびY軸方向の剛性の急激な変化を防止することができる。このため、当該境界部における応力集中も低減され、振動素子の機械的強度(耐衝撃性)の向上をより確実に図ることができる。
[適用例3]
本発明の振動素子では、前記複数の部分の長さは、ほぼ等しいことが好ましい。
これにより、外部から衝撃が加えられて(落下時の衝撃によって)も、傾斜部を構成する各部分に応力がほぼ均等にかかるようになり、傾斜部の破損を好適に防止することができる。
[適用例4]
本発明の振動素子では、前記蛇行部の前記傾斜部側の端部は、前記支持腕の延びる方向と平行な方向に沿って延在しており、
前記複数の部分は、前記基部側に位置し、前記X軸方向と第1角度をなす第1部分と、前記蛇行部側に位置し、前記X軸方向と前記第1角度より小さい第2角度をなす第2部分とを有することが好ましい。
これにより、傾斜部と蛇行部との境界部におけるX軸方向およびY軸方向の剛性の急激な変化を防止することができる。このため、当該境界部における応力集中も低減され、振動素子の機械的強度(耐衝撃性)の向上をより確実に図ることができる。
[適用例5]
本発明の振動素子では、前記第1角度は、50〜70度であることが好ましい。
これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
[適用例6]
本発明の振動素子では、前記第2角度は、20〜40度であることが好ましい。
これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
[適用例7]
本発明の振動素子では、当該振動素子の前記各部は、一枚の圧電基板を加工することにより得られ、
前記蛇行部の前記端部と前記支持部との離間距離は、前記圧電基板の厚さの0.8倍以上であることが好ましい。
これにより、傾斜部と蛇行部との境界部や傾斜部と基部との境界部の、支持部側の側面(梁の内側面)を平滑面として形成すること、すなわち、梁の内側面に、いわゆるヒレが形成されるのを効果的に防止することができる。
[適用例8]
本発明の振動子は、本発明の振動素子と、
前記振動素子を収納したパッケージと、を備えたことを特徴とする。
これにより、信頼性の高い振動子が得られる。
[適用例9]
本発明の電子機器は、本発明の振動素子を備えたことを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器が得られる。
[適用例10]
本発明の移動体は、本発明の振動素子を備えたことを特徴とする移動体。
これにより、信頼性の高い移動体が得られる。
本発明の振動素子の第1実施形態を示す平面図である。 図1に示す振動素子の中央部付近を拡大して示す平面図である。 図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図である。 図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図(透過図)である。 図1に示す振動素子の動作を説明するための図である。 本発明の振動素子の第2実施形態の中央部付近を拡大して示す平面図である。 本発明の振動子の好適な実施形態を示す図であり(a)が断面図、(b)が上面図である。 本発明の振動素子を備える物理量センサーの好適な実施形態を示す断面図である。 図8に示す物理量センサーの上面図である。 図8に示す物理量センサーの上面図である。 本発明の振動素子を備える物理量検出装置のブロック図である。 本発明の振動素子を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の振動素子、振動子、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.振動素子
<第1実施形態>
まず、本発明の振動素子の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の振動素子の第1実施形態を示す平面図である。図2は、図1に示す振動素子の中央部付近を拡大して示す平面図である。図3は、図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図である。図4は、図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図(透過図)である。図5は、図1に示す振動素子の動作を説明するための図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1および図2の紙面手前側を「上側」とも言い、紙面奥側を「下側」とも言う。また、図1、図2および図6では、それぞれ、説明の便宜上、電極の図示を省略している。
≪振動素子の基本的構造≫
図1に示す振動素子1は、角速度検出素子(ジャイロ素子)として用いられるものである。このような振動素子1は、圧電基板2と、圧電基板2の表面に形成された電極とを有している。
−圧電基板−
圧電基板2の構成材料としては、例えば、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムなどの圧電材料が挙げられる。これらの中でも、圧電基板2の構成材料としては、水晶を用いることが好ましい。水晶を用いることで、他の材料と比較して優れた周波数温度特性を有する振動素子1が得られる。なお、以下では、圧電基板2を水晶で構成した場合について説明する。
図1に示すように、圧電基板2は、水晶基板の結晶軸であるY軸(機械軸。第2軸)およびX軸(電気軸。第1軸)で規定されるXY平面に広がりを有し、Z軸(光軸)方向に厚みを有する板状をなしている。すなわち、圧電基板2は、Zカット水晶板で構成されている。なお、Z軸は、圧電基板2の厚さ方向と一致しているのが好ましいが、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点から、厚さ方向に対して若干(例えば、15°未満程度)傾けてもよい。
このような圧電基板2は、振動部20と、振動部20を介してY軸方向に対向配置された第1、第2支持部251、252と、第1支持部251と振動部20とを連結する第1、第3梁(吊り腕)261、263と、第2支持部252と振動部20とを連結する第2、第4梁(吊り腕)262、264とを有している。
また、振動部20は、中心部に位置する基部21と、基部21からY軸方向両側に延出する第1、第2検出腕221、222と、基部21からX軸方向両側に延在する第1、第2連結腕(支持腕)231、232と、第1連結腕231の先端部からY軸方向両側に延出する第1、第2駆動腕241、242と、第2連結腕232の先端部からY軸方向両側に延出する第3、第4駆動腕243、244とを有し、基部21が梁261、262、263、264によって第1、第2支持部251、252に支持されている。
第1検出腕221は、基部21から+Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2211が設けられている。一方、第2検出腕222は、基部21から−Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2221が設けられている。これら第1、第2検出腕221、222は、振動素子1の重心Gを通るXZ平面に関して面対称に配置されている。
第1、第2検出腕221、222にハンマーヘッド2211、2221を設けることで角速度の検出感度が向上するとともに、第1、第2検出腕221、222の長さを短くすることができる。なお、ハンマーヘッド2211、2221は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。また、必要に応じて、第1、第2検出腕221、222の上面および下面に長さ方向に延在する有底の溝を形成してもよい。
第1連結腕231は、基部21から+X軸方向に延出している。一方、第2連結腕232は、基部21から−X軸方向に延出している。これら第1、第2連結腕231、232は、重心Gを通るYZ平面に関して面対称に配置されている。なお、第1、第2連結腕231、232の上面および下面に、その長さ方向(X軸方向)に延在する有底の溝を設けてもよい。
第1駆動腕241は、第1連結腕231の先端部から+Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2411が設けられている。また、第2駆動腕242は、第1連結腕231の先端部から−Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2421が設けられている。また、第3駆動腕243は、第2連結腕232の先端部から+Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2431が設けられている。また、第4駆動腕244は、第2連結腕232の先端部から−Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2441が設けられている。これら4本の駆動腕241、242、243、244は、重心Gに関して点対称に配置されている。
駆動腕241、242、243、244にハンマーヘッド2411、2421、2431、2441を設けることで角速度の検出感度が向上するとともに、駆動腕241、242、243、244の長さを短くすることができる。なお、ハンマーヘッド2411、2421、2431、2441は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。また、必要に応じて、駆動腕241、242、243、244の上面および下面に長さ方向に延在する有底の溝を形成してもよい。
第1支持部251は、基部21に対して+Y軸方向側に位置し、X軸方向に延在して配置されている。一方、第2支持部252は、基部21に対して−Y軸方向側に位置し、X軸方向に延在して配置されている。これら第1、第2支持部251、252は、重心Gを通るXZ平面に関して面対称に配置されている。
第1梁261は、第1検出腕221と第1駆動腕241との間を通って基部21と第1支持部251とを連結している。また、第2梁262は、第2検出腕222と第2駆動腕242との間を通って基部21と第2支持部252とを連結している。また、第3梁263は、第1検出腕221と第3駆動腕243との間を通って基部21と第1支持部251とを連結している。また、第4梁264は、第2検出腕222と第4駆動腕244との間を通って基部21と第2支持部252とを連結している。これら梁261、262、263、264は、重心Gに関して点対称に配置されている。
以上、圧電基板2の構成について簡単に説明した。
次に、第1〜第4梁261〜264の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、第1梁261は、第1支持部251に連結された蛇行部261aと、蛇行部261aと基部21とを連結する傾斜部261bとを有している。第2梁262は、第2支持部252に連結された蛇行部262aと、蛇行部262aと基部21とを連結する傾斜部262bとを有している。第3梁263は、第1支持部251に連結された蛇行部263aと、蛇行部263aと基部21とを連結する傾斜部263bとを有している。第2梁262は、第2支持部252に連結された蛇行部264aと、蛇行部264aと基部21とを連結する傾斜部264bとを有している。
第1梁261と第3梁263と、また、第2梁262と第4梁264とは、左右対称の形状をなし、第1梁261と第2梁262と、また、第3梁263と第4梁264とは、上下対称の形状をなしている。すなわち、第1〜第4梁261〜264は、互いに同様の構成であるため、以下では、第1梁261の構成について代表して説明し、第2〜第4梁262〜264の構成については、その説明を省略する。
第1梁261において、蛇行部261aは、図2に示すように、傾斜部261bから+X軸方向に延出する第1延在部2611と、第1延在部2611の先端部から+Y軸方向に延出する第2延在部2612と、第2延在部2612の先端部から−X軸方向に延出する第3延在部2613と、第3延在部2613の先端部から+Y軸方向に延出して第1支持部251に至る第4延在部2614とで構成されている。すなわち、蛇行部261aは、X軸方向に延在する延在部とY軸方向に延在する延在部とが交互に配置された構成となっている。これにより、蛇行部261aは、X軸方向およびY軸方向に弾性を有している。
特に、第1梁261は、全体として蛇行部261aを有する細長い形状をなしているので、あらゆる方向に弾性を有している。そのため、外部から衝撃が加えられて(落下時の衝撃によって)も、第1梁261で(第2〜第4梁262〜264でも同様)、X軸方向、Y軸方向およびこれらの合成方向(すなわち、XY平面の面内方向)の衝撃を効果的に緩和・吸収することができる。その結果、振動素子1は、衝撃の方向によらず、優れた機械的強度(耐衝撃性)を発揮することができる。
このような蛇行部261aは、基部21に傾斜部261bを介して連結されている。この傾斜部261bは、+Y軸方向と+X軸方向との合成方向(斜め方向)、すなわち、X軸方向およびY軸方向の双方に対して傾斜した方向に延在している。これにより、基部21と傾斜部261b(第1梁261)との境界部への応力集中が低減され、振動素子1の機械的強度(耐衝撃性)の向上を図ることができる。
このように、第1梁261(第2〜第4梁262〜264も同様)が、蛇行部261aと傾斜部261bとの双方を有することにより、機械的強度(耐衝撃性)に特に優れる振動素子1が得られる。
傾斜部261bのX軸方向とのなす角度(図2中、角度θ)は、特に限定されないが、20〜70度程度であるのが好ましく、30〜60度程度であるのがより好ましい。角度θを前記範囲とすることにより、傾斜部261bの長さを比較的大きくしても、蛇行部261aの形状を適宜設計することにより、第1梁261の全長が不要に長くなるのを防止することができる。すなわち、振動素子1の大型化を防止することができる。
また、傾斜部261bの長さを比較的大きく設定することにより、蛇行部261aと第1連結腕231との離間距離を十分に確保することができる。ここで、振動部20、第1、第2支持部251、252および第1〜第4梁261〜264は、例えば、一枚の圧電基板2(水晶基板)を加工(特に、ウェットエッチング)することにより一体的に形成されるが、蛇行部261aと第1連結腕231との間に十分な離間を確保するように設計すれば、圧電基板2を加工する際に、十分にサイドエッチングを進行させることができる。その結果、特に、傾斜部261bと第1延在部2611(蛇行部261aの傾斜部261b側の端部)との境界部や傾斜部261bと基部21との境界部の、第1連結腕231側の側面(以下、当該部分の側面を総称して「第1梁261の内側面」と言う。)を平滑面として形成すること、すなわち、第1梁261の内側面に、いわゆるヒレが形成されるのを効果的に防止することができる。これにより、目的とする振動周波数を有する振動素子1をより確実に得ることができる。
本実施形態では、第1延在部2611が第1連結腕231の延びる方向と平行な方向に沿って延在しており、傾斜部261bと第1延在部2611とのなす角度および傾斜部261bと基部21の右側縁部とのなす角度が、90度よりは大きいが180度よりは若干小さくなるものの、前述したように、サイドエッチングを十分に進行させることができるため、第1梁261の内側面をより確実に平滑面とすること、すなわち、ヒレが形成されるのをより効果的に防止することができる。
第1延在部2611と第1連結腕231との離間距離(図2中、距離W)は、特に限定されないが、圧電基板2(基部21)の厚さの0.8倍以上であるのが好ましく、0.85倍〜1.2倍程度であるのがより好ましく、0.9〜1.1倍程度であるのがさらに好ましい。あるいは、距離Wは、第1連結腕231の幅の1.1倍以上であるのが好ましく、1.3〜2倍程度であるのがより好ましく、1.5〜2倍程度であるのがさらに好ましい。距離Wを前記下限値以上とすることにより、第1梁261の内側面にヒレが形成されるのをより確実に防止することができる。一方、距離Wを上記上限値を超えて大きくしても、それ以上の効果の増大は期待できず、振動素子1を大きくせざるを得なくなり好ましくない。
また、傾斜部261bの長さも、特に限定されないが、第1梁261の全長の0.5〜20%程度であるのが好ましく、1〜15%程度であるのがより好ましく、3〜10%程度であるのがさらに好ましい。これにより、振動素子1の大型化を防止しつつ、その機械的強度(耐衝撃性)の向上を図ることができる。
−電極−
圧電基板2の表面には、電極が形成されている。
図3および図4に示すように、電極は、検出信号電極311と、検出信号端子312と、検出接地電極321と、検出接地端子322と、駆動信号電極331と、駆動信号端子332と、駆動接地電極341と、駆動接地端子342とを有している。なお、図3および図4では、説明の便宜上、検出信号電極311および検出信号端子312、検出接地電極321および検出接地端子322、駆動信号電極331および駆動信号端子332、駆動接地電極341および駆動接地端子342を、それぞれ、異なるハッチングで図示している。また、圧電基板2の側面に形成されている電極、配線、端子を太線で図示している。
検出信号電極311は、第1、第2検出腕221、222の上面および下面(ハンマーヘッド2211、2221を除く部分)に形成されている。このような検出信号電極311は、第1、第2検出腕221、222の検出振動が励起されたときに、該振動によって発生する電荷を検出するための電極である。
検出信号端子312は、第1、第2支持部251、252の右側端部に形成されている。第1支持部251に形成された検出信号端子312は、第1梁261に形成された検出信号配線を介して、第1検出腕221に形成された検出信号電極311と電気的に接続されている。一方、第2支持部252に形成された検出信号端子312は、第2梁262に形成された検出信号配線を介して、第2検出腕222に形成された検出信号電極311と電気的に接続されている。
また、検出接地電極321は、第1、第2検出腕221、222の両側面に形成されている。第1検出腕221の両側面に形成れている検出接地電極321は、ハンマーヘッド2211を経由して電気的に接続されており、第2検出腕222の両側面に形成れている検出接地電極321は、ハンマーヘッド2221を経由して電気的に接続されている。このような検出接地電極321は、検出信号電極311に対してグランドとなる電位を有する。
検出接地端子322は、第1、第2支持部251、252の中央部に形成されている。第1支持部251に形成されている検出接地端子322は、第1梁261に形成された検出接地配線を介して、第1検出腕221に形成された検出接地電極321と電気的に接続されている。一方、第2支持部252に形成されている検出接地端子322は、第2梁262に形成された検出接地配線を介して、第2検出腕222に形成された検出接地電極321と電気的に接続されている。
このように検出信号電極311と、検出信号端子312と、検出接地電極321と、検出接地端子322とを配置することで、第1検出腕221に生じた検出振動は、第1検出腕221に形成された検出信号電極311と検出接地電極321との間の電荷として現れ、第1支持部251に形成された検出信号端子312と検出接地端子322とから信号として取り出すことができる。また、第2検出腕222に生じた検出振動は、第2検出腕222に形成された検出信号電極311と検出接地電極321との間の電荷として現れ、第2支持部252に形成された検出信号端子312と検出接地端子322とから信号として取り出すことができる。
駆動信号電極331は、第1、第2駆動腕241、242の上面および下面(ハンマーヘッド2411、2421を除く部分)に形成されている。さらに、駆動信号電極331は、第3、第4駆動腕243、244の両側面に形成されている。第3駆動腕243の両側面に形成れている駆動信号電極331は、ハンマーヘッド2431を経由して電気的に接続されており、第4駆動腕244の両側面に形成れている駆動信号電極331は、ハンマーヘッド2441を経由して電気的に接続されている。このような駆動信号電極331は、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244の駆動振動を励起させるための電極である。
また、駆動信号端子332は、第2支持部252の左端部に形成されている。駆動信号端子332は、第4梁264に形成された駆動信号配線を介して、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244に形成された駆動信号電極331と電気的に接続されている。
駆動接地電極341は、第3、第4駆動腕243、244の上面および下面(ハンマーヘッド2431、2441を除く部分)に形成されている。さらに、駆動接地電極341は、第1、第2駆動腕241、242の両側面に形成されている。第1駆動腕241の両側面に形成れている駆動接地電極341は、ハンマーヘッド2411を経由して電気的に接続されており、第2駆動腕242の両側面に形成れている駆動接地電極341は、ハンマーヘッド2421を経由して電気的に接続されている。このような駆動接地電極341は、駆動信号電極331に対してグランドとなる電位を有する。
また、駆動接地端子342は、第1支持部251の左端部に形成されている。駆動接地端子342は、第3梁263に形成された駆動接地配線を介して、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244に形成された駆動接地電極341と電気的に接続されている。
このように駆動信号電極331、駆動信号端子332、駆動接地電極341、駆動接地端子342を配置することで、駆動信号端子332と駆動接地端子342との間に駆動信号を印加することで、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244に形成された駆動信号電極331と駆動接地電極341との間に電界を生じさせ、各駆動腕241、242、243、244を駆動振動させることができる。
以上のような電極の構成としては、導電性を有していれば特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
≪振動素子の駆動≫
次に、振動素子1の駆動について説明する。
振動素子1に角速度が加わらない状態において、駆動信号端子332と駆動接地端子342との間に電圧(交番電圧)を印加することで駆動信号電極331と駆動接地電極341との間に電界が生じると、図5(a)に示すように、各駆動腕241、242、243、244が矢印Aに示す方向に屈曲振動を行う。このとき、第1、第2駆動腕241、242と第3、第4駆動腕243、244とが振動素子1の重心Gを通るYZ平面に関して面対称の振動を行っているため、基部21、第1、第2検出腕221、222および第1、第2連結腕231、232は、ほとんど振動しない。
この駆動振動を行っている状態で、振動素子1にZ軸周りの角速度ωが加わると、図5(b)に示すような検出振動が励振される。具体的には、駆動腕241、242、243、244および第1、第2連結腕231、232に矢印B方向のコリオリの力が働き、新たな振動が励起される。この矢印B方向の振動は、重心Gに対して周方向の振動である。また同時に、第1、第2検出腕221、222には、矢印Bの振動に呼応して、矢印C方向の検出振動が励起される。そして、この振動により第1、第2検出腕221、222に発生した電荷を、検出信号電極311と検出接地電極321とから信号として取り出し、この信号に基づいて角速度が求められる。
<第2実施形態>
次に、本発明の振動素子の第2実施形態について説明する。
図6は、本発明の振動子の第2実施形態の中央部付近を拡大して示す平面図である。なお、図6では、説明の便宜上、電極の図示を省略している。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態は、各梁の傾斜部の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、図6では、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。また、第1〜第4梁261〜264の形状は同様の構成であるため、以下では、第1梁261について代表して説明し、第2〜第4梁262〜264についてはその説明を省略する。
図6に示すように、第1梁261の傾斜部261bは、X軸方向とのなす角度が異なる(以下、単に「角度が異なる」とも言う。)複数の部分を有している。具体的には、傾斜部261bは、基部21側に位置する第1傾斜部(第1部分)2615と、蛇行部261a(第1延在部2611)側に位置する第2傾斜部(第2部分)2616とで構成されている。本実施形態では、第2傾斜部2616とX軸方向とのなす角度(図6中、第2角度θ2)は、第1傾斜部2615とX軸方向とのなす角度(図6中、第1角度θ1)より小さく設定されている。
このように、傾斜部261bを角度が異なる複数の部分(本実施形態では、2つの部分)で構成することにより、傾斜部261b(第2傾斜部2616)と蛇行部261a(第1延在部2611)との境界部におけるX軸方向およびY軸方向の剛性の急激な変化を防止することができる。このため、当該境界部における応力集中も低減され、振動素子1の機械的強度(耐衝撃性)の向上をより確実に図ることができる。
また、第2傾斜部2616と第1延在部2611とのなす角度を180度により近づけることができるため、第1梁261の内側面をさらに確実に平滑面とすること、すなわち、ヒレが形成されるのをさらに効果的に防止することができる。特に、かかる効果は、第1延在部2611と第1連結腕231との離間距離(図6中、距離W)を、前記第1実施形態と同様に設定することにより、より顕著となる。
第1傾斜部2615とX軸方向とのなす第1角度θ1は、特に限定されないが、50〜70度程度であるのが好ましく、55〜65度程度であるのがより好ましい。一方、第2傾斜部2616とX軸方向とのなす第2角度θ2も、特に限定されないが、20〜40度程度であるのが好ましく、25〜35度程度であるのがより好ましい。第1角度θ1および第2角度θ2をそれぞれ前記範囲に設定することにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
また、第1傾斜部2615の第1長さ(図6中、第1連結腕231側の面の長さL1)と第2傾斜部2616の第2長さ(図6中、第1連結腕231側の面の長さL2)とは、ほぼ等しいのが好ましい。具体的には、L1/L2が0.9〜1.1程度であるのが好ましく、0.95〜1.05程度であるのがより好ましい。これにより、外部から衝撃が加えられて(落下時の衝撃によって)も、第1傾斜部2615と第2傾斜部2616とに応力がほぼ均等に、第1傾斜部2615と第2傾斜部2616との第1連結腕231側の面に応力が特に均等にかかるようになり、傾斜部261b(第1梁261)の破損を好適に防止することができる。
本実施形態では、傾斜部261bが第1傾斜部2615と第2傾斜部2616との角度が異なる2つの部分で構成されているが、傾斜部261bは、第1傾斜部2615と第2傾斜部2616との間に、第1角度θ1と第2角度θ2との間の角度を備える部分を有していてもよく、第1傾斜部2615と基部21との間に、第1角度θ1より大きい角度を備える部分を有していてもよく、第2傾斜部2616と蛇行部261a(第1延在部2611)との間に、第2角度θ2より小さい角度を備える部分を有していてもよい。
なお、この場合においても、傾斜部261bを構成する各部分の長さは、ほぼ等しく設定されているのが好ましい。これにより、外部から衝撃が加えられても、傾斜部261bを構成する各部分に応力がほぼ均等にかかるようにすることができる。
また、蛇行部261aの第1延在部2611を傾斜部261bから+Y軸方向に延出して形成する場合には、傾斜部261bにおいて、第1傾斜部2615の第1角度θ1が、第2傾斜部2616の第2角度θ2より小さくなるように設計するのが好ましい。
2.振動子
次に、振動素子1を用いた振動子10について説明する。
図7は、本発明の振動子の好適な実施形態を示す図であり(a)が断面図、(b)が上面図である。
図7(a)、(b)に示すように、振動子10は、振動素子1と、振動素子1を収容するパッケージ8と、を有している。
パッケージ8は、凹部811を有する箱状のベース81と、凹部811の開口を塞いでベース81に接合された板状のリッド82とを有している。そして、凹部811がリッド82によって塞がれることにより形成された収容空間に振動素子1が収納されている。収容空間は、減圧(真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。
ベース81の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスや、各種ガラス材料を用いることができる。また、リッド82の構成材料としては、特に限定されないが、ベース81の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース81の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース81とリッド82の接合方法は、特に限定されず、例えば、接着材やろう材を介して接合することができる。
凹部811の底面には、接続端子831、832、833、834、835、836が形成されている。これら接続端子831〜836は、それぞれ、ベース81に形成された図示しない貫通電極等によって、ベース81の下面(パッケージ8の外周面)に引き出されている。接続端子831〜836の構成としては、導電性を有していれば特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
振動素子1は、第1支持部251が導電性接着材861、862、863によって凹部811の底面に固定されており、第2支持部252が導電性接着材864、865、866によって凹部811の底面に固定されている。また、導電性接着材861によって、一方の検出信号端子312と接続端子831とが電気的に接続され、導電性接着材862によって、一方の検出接地端子322と接続端子832とが電気的に接続され、導電性接着材863によって、駆動接地端子342と接続端子833とが電気的に接続され、導電性接着材864によって、他方の検出信号端子312と接続端子834とが電気的に接続され、導電性接着材865によって、他方の検出接地端子322と接続端子835とが電気的に接続され、導電性接着材866によって、駆動信号端子332と接続端子836とが電気的に接続されている。
導電性接着材861〜866としては、導電性および接着性を有していれば特に限定されず、例えば、シリコーン系、エポキシ系、アクリル系、ポリイミド系、ビスマレイミド系等の接着材に銀粒子等の導電性フィラーを分散させたものを用いることができる。
3.物理量センサー
次に、振動素子1を用いた物理量センサー100について説明する。
図8は、本発明の振動素子を備える物理量センサーの好適な実施形態を示す断面図である。図9および図10は、それぞれ、図8に示す物理量センサーの上面図である。なお、図16では、説明の便宜上、リッドおよび振動素子の図示を省略している。
図8、図9および図10に示すように、物理量センサー100は、振動素子1と、振動素子1を収容するパッケージ8と、ICチップ9と、を有している。
図8に示すように、パッケージ8は、凹部811を有する箱状のベース81と、凹部811の開口を塞いでベース81に接合された板状のリッド82とを有している。そして、凹部811がリッド82によって塞がれることにより形成された収容空間に振動素子1およびICチップ9が収納されている。収容空間は、減圧(真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。
凹部811は、ベース81の上面に開放する第1凹部811aと、第1凹部811aの底面の中央部に開放する第2凹部811bと、第2凹部811bの底面の中央部に開放する第3凹部811cと、を有している。そして、第1凹部811aの底面から第2凹部811bの底面に跨って接続配線871、872、873、874、875、876が形成されている。
図9に示すように、振動素子1は、第1支持部251が導電性接着材861、862、863によって第1凹部811aの底面に固定されており、第2支持部252が導電性接着材864、865、866によって第1凹部811aの底面に固定されている。そして、導電性接着材861によって、一方の検出信号端子312と接続配線871とが電気的に接続され、導電性接着材862によって、一方の検出接地端子322と接続配線872とが電気的に接続され、導電性接着材863によって、駆動接地端子342と接続配線873とが電気的に接続され、導電性接着材864によって、他方の検出信号端子312と接続配線874とが電気的に接続され、導電性接着材865によって、他方の検出接地端子322と接続配線875とが電気的に接続され、導電性接着材866によって、駆動信号端子332と接続配線876とが電気的に接続されている。
図10に示すように、ICチップ9は、第3凹部811cの底面にろう材等によって固定されている。ICチップ9は、導電性ワイヤーによって各接続配線871、872、873、874、875、876と電気的に接続されている。これにより、2つの検出信号端子312、2つの検出接地端子322、駆動信号端子332、駆動接地端子342の各々は、ICチップ9と電気的に接続された状態となっている。ICチップ9は、振動素子1を駆動振動させるための駆動回路と、角速度が加わったときに振動素子1に生じる検出振動を検出する検出回路と、を有する。
なお、本実施形態では、ICチップ9がパッケージ8の内部に設けられているが、ICチップ9は、パッケージ8の外部に設けられていてもよい。
4.物理量検出装置
次に、振動素子1を用いた物理量検出装置1000について説明する。
図11は、本発明の振動素子を備える物理量検出装置のブロック図である。
図11に示すように、物理量検出装置1000は、振動素子1と、駆動回路71と、検出回路72と、を有している。駆動回路71と検出回路72とは、例えば、前述したようなICチップ9に組み込むことができる。
駆動回路71は、駆動回路として機能し、I/V変換回路(電流電圧変換回路)711と、AC増幅回路712と、振幅調整回路713とを有している。このような駆動回路71は、振動素子1に形成された駆動信号電極331に駆動信号を供給するための回路である。
振動素子1が振動すると、圧電効果に基づく交流電流が振動素子1に形成された駆動信号電極331から出力され、駆動信号端子332を介してI/V変換回路711に入力される。I/V変換回路711は、入力された交流電流を振動素子1の振動周波数と同一の周波数の交流電圧信号に変換して出力する。I/V変換回路711から出力された交流電圧信号は、AC増幅回路712に入力され、AC増幅回路712は、入力された交流電圧信号を増幅して出力する。
AC増幅回路712から出力された交流電圧信号は、振幅調整回路713に入力される。振幅調整回路713は、入力された交流電圧信号の振幅を一定値に保持するように利得を制御し、利得制御後の交流電圧信号を、振動素子1に形成された駆動信号端子332を介して駆動信号電極331に出力する。この駆動信号電極331に入力される交流電圧信号(駆動信号)により振動素子1が振動する。
検出回路72は、検出回路として機能し、チャージアンプ回路721、722と、差動増幅回路723と、AC増幅回路724と、同期検波回路725と、平滑回路726と、可変増幅回路727と、フィルター回路728と、を有している。検出回路72は、振動素子1の第1検出腕221に形成された検出信号電極311に生じる第1検出信号と、第2検出腕222に形成された検出信号電極311に生じる第2検出信号と、を差動増幅させて差動増幅信号を生成し、該差動増幅信号に基づいて所定の物理量を検出する回路である。
チャージアンプ回路721、722には、振動素子1の第1、第2検出腕221、222に形成された検出信号電極311により検出された互いに逆位相の検出信号(交流電流)が、検出信号端子312を介して入力される。例えば、チャージアンプ回路721には第1検出腕221に形成された検出信号電極311により検出された第1検出信号が入力され、チャージアンプ回路722には第2検出腕222に形成された検出信号電極311により検出された第2検出信号が入力される。そして、チャージアンプ回路721、722は、入力された検出信号(交流電流)を、基準電圧Vrefを中心とする交流電圧信号に変換する。
差動増幅回路723は、チャージアンプ回路721の出力信号と、チャージアンプ回路722の出力信号とを差動増幅して差動増幅信号を生成する。差動増幅回路723の出力信号(差動増幅信号)は、さらにAC増幅回路724で増幅される。同期検波回路725は、検波回路として機能し、駆動回路71のAC増幅回路712が出力する交流電圧信号を基に、AC増幅回路724の出力信号を同期検波することにより角速度成分を抽出する。
同期検波回路725で抽出された角速度成分の信号は、平滑回路726で直流電圧信号に平滑化され、可変増幅回路727に入力される。可変増幅回路727は、平滑回路726の出力信号(直流電圧信号)を、設定された増幅率(または減衰率)で増幅(または減衰)して角速度感度を変化させる。可変増幅回路727で増幅(または減衰)された信号は、フィルター回路728に入力される。
フィルター回路728は、可変増幅回路727の出力信号から高周波のノイズ成分を除去し(正確には所定レベル以下に減衰させ)、角速度の方向および大きさに応じた極性および電圧レベルの検出信号を生成する。そして、この検出信号は、外部出力端子(図示せず)から外部へ出力される。
このような物理量検出装置1000によれば、上述のとおり、第1検出腕221に形成された検出信号電極311に生じる第1検出信号と、第2検出腕222に形成された検出信号電極311に生じる第2検出信号とを差動増幅させて差動増幅信号を生成し、該差動増幅信号に基づいて所定の物理量を検出することができる。
5.電子機器
次いで、振動素子1を適用した電子機器について、図12〜図14に基づき、詳細に説明する。
図12は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されている。
図13は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されている。
図14は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されている。
なお、本発明の振動素子を備える電子機器は、図12のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図13の携帯電話機、図14のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
6.移動体
次いで、図1に示す振動素子を適用した移動体について、図15に基づき、詳細に説明する。
図15は、本発明の振動素子を備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
自動車1500には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されており、振動素子1によって車体1501の姿勢を検出することができる。振動素子1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。その他、このような姿勢制御は、二足歩行ロボットやラジコンヘリコプターで利用することができる。以上のように、各種移動体の姿勢制御の実現にあたって、振動素子1が組み込まれる。
以上、本発明の振動素子、振動子、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した実施形態では、振動素子が4本の梁を有している構成について説明したが、梁の数は特に限定されず、1〜3本であってもよいし、5本以上であってもよい。より具体的には、例えば、第2支持部および第2、第4梁を省略して、第1支持部および第1、第3梁によって片側で支持してもよい。
また、前述した実施形態では、各梁がX軸方向に延在する延在部と、Y軸方向に延在する延在部とが交互に計4つ接続されている構成となっているが、梁の構成としては、これに限定されず、例えば、X軸方向に延在する延在部と、Y軸方向に延在する延在部とが交互に計6つ接続されている構成であってもよいし、交互に計8つ接続されている構成であってもよい。
また、前述した実施形態では、振動素子が有する振動部が、基部と、第1、第2検出腕と、第1、第2連結腕と、第1〜第4駆動腕とを有しているが、振動部の構成は、これに限定されない。例えば、基部と、基部から+Y軸方向に延出し、X軸方向に並んで設けられている一対の駆動腕と、基部から−Y軸方向に延出し、X軸方向に並んで設けられている一対の検出腕とを有する構成であってもよい。この構成では、一対の駆動腕をX逆相モードである駆動モードで駆動させた状態で、Y軸まわりの角速度が加わると、一対の検出腕に、Z逆相モードで駆動する検出モードの振動が励振される。そして、その際に検出腕から出力される信号に基づいて、Y軸まわりの角速度を検知することができる。
1……振動素子 2……圧電基板 20……振動部 21……基部 221……第1検出腕 2211……ハンマーヘッド 222……第2検出腕 2221……ハンマーヘッド 231……第1連結腕 232……第2連結腕 241……第1駆動腕 2411……ハンマーヘッド 242……第2駆動腕 2421……ハンマーヘッド 243……第3駆動腕 2431……ハンマーヘッド 244……第4駆動腕 2441……ハンマーヘッド 251……第1支持部 252……第2支持部 261……第1梁 261a……蛇行部 2611……延在部 2612……延在部 2613……延在部 2614……延在部 261b……傾斜部 2615……第1傾斜部 2616……第2傾斜部 262……第2梁 262a……蛇行部 262b……傾斜部 263……第3梁 263a……蛇行部 263b……傾斜部 264……第4梁 264a……蛇行部 264b……傾斜部 311……検出信号電極 312……検出信号端子 321……検出接地電極 322……検出接地端子 331……駆動信号電極 332……駆動信号端子 341……駆動接地電極 342……駆動接地端子 71……駆動回路 711……I/V変換回路 712……AC増幅回路 713……振幅調整回路 72……検出回路 721……チャージアンプ回路 722……チャージアンプ回路 723……差動増幅回路 724……AC増幅回路 725……同期検波回路 726……平滑回路 727……可変増幅回路 728……フィルター回路 8……パッケージ 81……ベース 811……凹部 811a……第1凹部 811b……第2凹部 811c……第3凹部 82……リッド 831、832、833、834、835、836……接続端子 861、862、863、864、865、866……導電性接着材 871、872、873、874、875、876……接続配線 9……ICチップ 10……振動子 100……物理量センサー 1000……物理量検出装置 1100……パーソナルコンピューター 1102……キーボード 1104……本体部 1106……表示ユニット 1108……表示部 1200……携帯電話機 1202……操作ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1208……表示部 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース 1304……受光ユニット 1306……シャッターボタン 1308……メモリー 1310……表示部 1312……ビデオ信号出力端子 1314……入出力端子 1430……テレビモニター 1440……パーソナルコンピューター 1500……自動車 1501……車体 1502……車体姿勢制御装置 1503……車輪 G……重心 W……距離 θ……角度 θ1……第1角度 θ2……第2角度 L1……第1長さ L2……第2長さ

Claims (11)

  1. 第1軸および前記第1軸と交差する第2軸により規定される平面に設けられた振動部と、
    前記振動部を支持する支持部と、
    前記振動部と前記支持部とを連結する吊り腕と、を備え、
    前記吊り腕は、
    前記支持部から延在し、前記第1軸と前記第2軸とに沿って交互に延びた蛇行部と、
    前記蛇行部と前記振動部とを連結し、前記第1軸および前記第2軸の双方に対して傾斜した傾斜部と、を有し、
    前記傾斜部は、前記第1軸とのなす角度が異なる複数の部分を有することを特徴とする振動素子。
  2. 前記振動部は、
    基部と、
    前記基部から前記第1軸に沿って延出した支持腕と、
    前記支持腕の先端部から前記第2軸に沿って延出した駆動腕と、
    前記基部から前記第2軸に沿って延出した検出腕と、を有し、
    前記吊り腕は、前記基部と前記支持部とを連結していることを特徴とする請求項1に記載の振動素子。
  3. 前記複数の部分のそれぞれの長さは、互いにほぼ等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の振動素子。
  4. 前記蛇行部の前記傾斜部側の端部は、前記第1軸に沿って延在しており、
    前記複数の部分は、
    前記振動部側に位置し、前記第1軸と第1角度をなす第1部分と、
    前記蛇行部側に位置し、前記第1軸と前記第1角度より小さい第2角度をなす第2部分と、を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の振動素子。
  5. 前記第1角度は、50〜70度であることを特徴とする請求項に記載の振動素子。
  6. 前記第2角度は、20〜40度であることを特徴とする請求項4または5に記載の振動素子。
  7. 前記振動部と前記支持部と前記吊り腕とは、一枚の圧電基板を加工することにより得られ、
    前記振動部は、基部と、前記基部から前記第1軸に沿って延出した支持腕と、前記支持腕の先端部から前記第2軸に沿って延出した駆動腕と、前記基部から前記第2軸に沿って延出した検出腕と、を有し、
    前記吊り腕は、前記基部と前記支持部とを連結し
    前記蛇行部の前記端部と前記支持腕との離間距離は、前記圧電基板の厚さの0.8倍以上であることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか一項に記載の振動素子。
  8. 請求項1に記載の振動素子と、
    前記振動素子を収納したパッケージと、を備えたことを特徴とする振動子。
  9. 請求項1に記載の振動素子と、
    前記振動素子と電気的に接続された回路と、を備えたことを特徴とする振動デバイス。
  10. 請求項1に記載の振動素子を備えたことを特徴とする電子機器。
  11. 請求項1に記載の振動素子を備えたことを特徴とする移動体。
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