JP2006201053A - 圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ - Google Patents

圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2006201053A
JP2006201053A JP2005013703A JP2005013703A JP2006201053A JP 2006201053 A JP2006201053 A JP 2006201053A JP 2005013703 A JP2005013703 A JP 2005013703A JP 2005013703 A JP2005013703 A JP 2005013703A JP 2006201053 A JP2006201053 A JP 2006201053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gyro element
piezoelectric vibration
vibration gyro
base
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005013703A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Ogura
誠一郎 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005013703A priority Critical patent/JP2006201053A/ja
Priority to US11/331,417 priority patent/US20060162447A1/en
Priority to CNA2006100020392A priority patent/CN1818553A/zh
Publication of JP2006201053A publication Critical patent/JP2006201053A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5607Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating tuning forks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

【課題】 基部から延出される梁に形成されるヒレ状の異形部を形成されにくくし、角速度の検出感度を維持し、かつ小型化を可能にする圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサを提供する。
【解決手段】 Z板の水晶基板からエッチング加工により形成される圧電振動ジャイロ素子1であって、基部10と、基部10から両側へY軸方向に延出された1対の検出用振動腕11a,11bと、基部10から両側へX軸方向に延出された1対の連結腕13a,13bと、各連結腕の先端部から両側へY軸方向に延出された各1対の駆動用振動腕14a,14b,15a,15bと、基部10から延出される4本の梁20a,20b,21a,21bと、各梁の先端に接続する支持部22a,22b,23a,23bと、をXY平面に備え、各梁はX軸を基準に略60°の方向に延出されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エッチング加工により形成される圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサに関する。
近年、撮像機器の手ぶれ補正や、GPS衛星信号を用いた車両等の移動体ナビゲーションシステムなどの姿勢制御として、振動ジャイロ素子を容器に収容したジャイロセンサが多く用いられている。
振動ジャイロ素子として、例えば、検出振動系を連結した基部に略T字型の駆動振動系を連結した所謂、ダブルT字型ジャイロ素子が知られている(特許文献1、図1参照)。このような、ダブルT型振動ジャイロ素子は基部を接着支持して角速度の検出を行っているが、振動ジャイロ素子の支持強度向上のために、新たに基部から梁を延出させて、基部および梁の先端部を支持する構造が提案されている(特許文献1、図4参照)。
特開2001−12955号公報(図1、図4)
上記のような振動ジャイロ素子を圧電材料である水晶で形成する場合には、Z板の水晶基板を用い、フォトリソグラフィ技術を利用してエッチング加工されるのが一般的である。図10は、水晶をエッチング加工して一体に形成した従来の圧電振動ジャイロ素子を示す概略平面図である。
図10において、圧電振動ジャイロ素子100は、基部110に連結された検出用振動腕101a,101bと、基部110に連結された連結腕103a,103bと、連結腕103a,103bの先端部から延出される駆動用振動腕104a,104b,105a,105bを備えている。さらに、基部110から検出用振動腕101a,101bに沿うように梁111a,111b,112a,112bが形成され、その先端が支持部113,114に接続されている。
このような、圧電振動ジャイロ素子100において、水晶のX軸とY軸が交差する部分には、ヒレ状の異形部120が形成される。このヒレ状の異形部120が形成されるのは、水晶の結晶構造に起因し、それぞれの結晶軸方向に対するエッチングスピードの違いによるエッチング異方性のためである。このヒレ状の異形部120は、検出用振動腕101a,101bに剛性を与え、その振動を阻害するように働く。
圧電振動ジャイロ素子100を小型化する場合に、基部110の大きさは相対的に小さく設計される。つまり、例えば検出用振動腕101aと梁111a,111bとの間隔は小さくなり、梁111a,111b側から形成されるヒレ状の異形部120と、検出用振動腕101a側から形成されるヒレ状の異形部が重なり合い検出用振動腕101aの剛性を高め、その振動を大きく阻害することになる。このことから、検出用振動腕101a,101bの振動振幅が小さくなり、角速度の検出感度が低下するという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、基部から延出される梁に形成されるヒレ状の異形部を形成されにくくし、角速度の検出感度を維持し、かつ小型化を可能にする圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の圧電振動ジャイロ素子は、Z板の水晶基板からエッチング加工により形成される圧電振動ジャイロ素子であって、基部と、前記基部から両側へY軸方向に延出された1対の検出用振動腕と、前記基部から両側へX軸方向に延出された1対の連結腕と、前記各連結腕の先端部から両側へY軸方向に延出された各1対の駆動用振動腕と、前記基部から延出される4本の梁と、前記各梁の先端に接続する支持部と、をXY平面に備え、前記各梁はX軸を基準に略30°または略60°の方向に延出されていることを特徴とする。
Z板水晶基板の場合、X軸を基準に略30°または略60°の方向に延出された部材をエッチング加工で形成すると、ヒレ状の異形部が形成されにくいことが知られており、この構成によれば、梁にヒレ状の異形部が形成されにくく、検出用振動腕の振動を阻害することがない。
このことから、圧電振動ジャイロ素子の角速度の検出感度を維持し、かつ小型化を可能にする圧電振動ジャイロ素子を提供できる。
また、本発明の圧電振動ジャイロ素子は、前記梁および前記支持部は圧電振動ジャイロ素子の重心に対して回転対称な位置に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、圧電振動ジャイロ素子のバランスが確保でき、安定した姿勢を保つことができる。
また、本発明の圧電振動ジャイロ素子の支持構造は、前記圧電振動ジャイロ素子と、前記圧電振動ジャイロ素子が載置される支持台と、前記圧電振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定するための固定部材と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、支持部は面積を大きく形成することができるため、圧電振動ジャイロ素子の基部を支持せずとも、支持部を固定部材により支持することで角速度検出感度を維持しながら確実な支持が可能となる。
また、本発明の圧電振動ジャイロ素子の支持構造において、前記固定部材は弾性を有する材料であることを特徴とする。
この構成によれば、固定部材が弾性を有しているので、外部からの振動或は衝撃を和らげ、圧電振動ジャイロ素子の駆動振動および検出振動を安定に保つことができる。そして、支持部に漏洩してきている微小の振動を、固定部材が緩衝材として機能し、駆動振動および検出振動への影響を低減することができる。
また、本発明のジャイロセンサは、前記圧電振動ジャイロ素子と、前記圧電振動ジャイロ素子が載置される支持台と、前記圧電振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定するための固定部材と、前記圧電振動ジャイロ素子を駆動振動させるための駆動回路と、前記圧電振動ジャイロ素子に角速度が加わったときに前記圧電振動ジャイロ素子に生ずる検出振動を検出する検出回路と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、圧電振動ジャイロ素子の角速度検出感度を維持しながら支持強度を向上させ、また、小型化された圧電振動ジャイロ素子を搭載し、小型化されたジャイロセンサを提供することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
(実施形態)
図1は本実施形態の圧電振動ジャイロ素子を示す、概略平面図である。
圧電振動ジャイロ素子1は、水晶のZ板からフォトリソグラフィ技術を利用し、エッチング加工にて形成されている。水晶には電気軸と呼ばれるX軸、機械軸と呼ばれるY軸および光学軸と呼ばれるZ軸を有している。Z板はZ軸方向に厚みを持ち、XY平面を平面とする水晶基板である。
圧電振動ジャイロ素子1は、基部10から図中上下両側へ直線状に延出する1対の検出用振動腕11a,11bと、基部10から該検出用振動腕11a,11bと直交する向きに図中左右両側へ延出する1対の連結腕13a,13bと、各連結腕13a,13bの先端部から検出用振動腕11a,11bと平行に図中上下両側へ延出する左右各1対の駆動用振動腕14a,14b,15a,15bとを有している。
また、検出用振動腕11a,11b表面には検出電極(図示せず)が形成され、駆動用振動腕14a,14b,15a,15b表面には駆動電極(図示せず)が形成されている。このように、検出用振動腕11a,11bにて角速度を検出する検出振動系を構成し、連結腕13a,13bと駆動用振動腕14a,14b,15a,15bにて圧電振動ジャイロ素子を駆動する駆動振動系を構成している。
また、検出用振動腕11a,11bのそれぞれの先端部には重り部12a,12bが形成され、駆動用振動腕14a,14b,15a,15bのそれぞれの先端部には重り部16a,16b,17a,17bが形成され、角速度の検出感度の向上が図られている。なお、ここで検出用振動腕11a,11bは重り部12a,12bをそれぞれ含み、駆動用振動腕14a,14b,15a,15bは重り部16a,16b,17a,17bをそれぞれ含んだ名称である。
さらに、基部10の四隅からX軸を基準に略60°の方向に4本の梁20a,20b,21a,21bが延出している。そして、梁20a,20b,21a,21bの先端部は、それぞれ、支持部22a,22b,23a,23bに連結されている。ここで、梁20a,20b,21a,21bが延出する角度の略60°は製造工程のばらつきを考慮して、60°±5°の範囲に設定されている。
また、梁20a,20b,21a,21bおよび支持部22a,22b,23a,23bは圧電振動ジャイロ素子1の重心Gに対して回転対称な位置に設けられている。
次に、圧電振動ジャイロ素子1の動作について説明する。
図3および図4は圧電振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図である。図3および図4において、振動形態を簡易に表現するために各振動腕は線で表し、前述した梁20a,20b,21a,21bおよび支持部22a,22b,23a,23bは省略する。
図3において、圧電振動ジャイロ素子1の駆動振動状態を説明する。圧電振動ジャイロ素子1は角速度が加わらない状態において、駆動用振動腕14a,14b,15a,15bが矢印Eで示す方向に屈曲振動を行う。この屈曲振動は、実線で示す振動姿態と二点鎖線で示す振動姿態を所定の周波数で繰り返している。このとき、駆動用振動腕14a,14bと駆動用振動腕15a,15bとが、重心Gを通るY軸に関して線対称の振動を行っているため、基部10、連結腕13a,13b、検出用振動腕11a,11bは、ほとんど振動しない。
この駆動振動を行っている状態で、圧電振動ジャイロ素子1にZ軸回りの角速度ωが加わると、図4に示すような振動を行う。つまり、駆動振動系を構成する駆動用振動腕14a,14b,15a,15bおよび連結腕13a,13bに矢印B方向のコリオリ力が働き、新たな振動が励起される。この矢印B方向の振動は重心Gに対して周方向の振動である。また同時に、検出用振動腕11a,11bは矢印Bの振動に呼応して、矢印C方向の検出振動が励起される。そして、この振動により発生した圧電材料の歪を、検出用振動腕11a,11bに形成した検出電極が検出して角速度が求められる。
またこのとき、基部10の周縁部は矢印D方向に、重心Gに対して周方向に振動する。これは、検出振動が駆動振動系と検出用振動腕11a,11bとの釣り合い振動だけでなく、基部10を含めた釣り合い振動となっているためである。この矢印Dで示す基部10の周縁部の振動振幅は、矢印Bで示す駆動振動系の振動振幅、または矢印Cで示す検出用振動腕11a,11bの振動振幅に比べて微小であるが、例えば基部10を接着固定した場合、この固定により基部10の周縁部の振動が抑圧され、検出振動も抑圧される。このことから、基部10を支持することで角速度の検出感度が低下することになる。
次に、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサについて、図2を用いて説明する。図2はジャイロセンサを示す概略断面図であり、圧電振動ジャイロ素子1を図1のA−A断線に沿う断面として表している。
ジャイロセンサ80は、圧電振動ジャイロ素子1、IC84、収容器81、蓋体86を備えている。セラミックなどで形成された収容器81の底面にはIC84が配置され、Auなどのワイヤ85で収容器81に形成された配線(図示せず)と電気的接続がなされている。IC84には圧電振動ジャイロ素子1を駆動振動させるための駆動回路と、角速度が加わったときに圧電振動ジャイロ素子1に生ずる検出振動を検出する検出回路とを含んでいる。圧電振動ジャイロ素子1は、収容器81に形成された支持台82と圧電振動ジャイロ素子1の支持部22a,22b,23a,23bとを導電性接着剤などの固定部材83を介して、接着支持されている。また、支持台82表面には配線(図示せず)が形成され、圧電振動ジャイロ素子1の電極と配線間の導通が固定部材83を介してなされている。この固定部材83は、弾性のある材料であることが望ましい。弾性を有する固定部材83としてはシリコーンを基材とする導電性接着剤などが知られている。そして、収容器81の上部で収容器81内を真空雰囲気に保持され、蓋体86にて封止されている。
以上のように、本実施形態の圧電振動ジャイロ素子1において、梁20a,20b,21a,21bが延出する方向は、X軸を基準に略60°に設定されている。Z板水晶基板の場合、X軸を基準に略30°または略60°の方向に延出された部材をエッチング加工で形成すると、ヒレ状の異形部が形成されにくいことが知られており、この構成によれば、梁20a,20b,21a,21bと基部10の連結部にヒレ状の異形部が形成されにくく、検出用振動腕11a,11bの振動を阻害することがない。
このことから、圧電振動ジャイロ素子1の角速度の検出感度を維持し、かつ小型化を可能にする圧電振動ジャイロ素子1を提供できる。
また、基部10から延出する梁20a,20b,21a,21bは水晶で形成されているため弾性を有し、基部10の周縁部の振動が抑圧されることが無く、角速度の検出感度が低下することがない。
さらに、梁20a,20b,21a,21bおよび支持部22a,22b,23a,23bは圧電振動ジャイロ素子1の重心Gに対して回転対称な位置に設けられていることから、圧電振動ジャイロ素子1のバランスが確保でき、安定した姿勢を保つことができ良好な特性を得ることができる。
また、本実施形態の圧電振動ジャイロ素子1の支持構造は、基部10から延出された梁20a,20b,21a,21bを連結する支持部22a,22b,23a,23bを形成することにより、支持部22a,22b,23a,23bの面積を大きく確保でき、支持強度を向上させることができる。
また、圧電振動ジャイロ素子1の支持構造において、固定部材83は弾性を有する材料で構成されているため、外部からの振動および衝撃を和らげ、駆動振動および検出振動を安定に保つことができる。そして、支持部22a,22b,23a,23bに漏洩してきている微小の振動を、固定部材83が緩衝材として機能し、駆動振動および検出振動への影響を低減することができる。
さらに、上記支持構造で支持された圧電振動ジャイロ素子1を搭載したジャイロセンサ80は、角速度の検出感度を維持しつつ小型化することができる。
(圧電振動ジャイロ素子の変形例)
図5から図9は圧電振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図である。これらの変形例では図1に示した梁および支持部の形状に特徴を有し、図1と同じ構成部については同符号を付し、説明を省略する。
図5において、圧電振動ジャイロ素子2には基部10の4箇所の角部から、X軸を基準に略30°の方向に延出し、途中からY軸方向に延びる4本の梁30a,30b,31a,31bが形成されている。そして、梁30a,30b,31a,31bの先端は支持部32a,32b,33a,33bにそれぞれ連結されている。ここで、梁30a,30b,31a,31bが延出する角度の略30°は製造工程のばらつきを考慮して、30°±5°の範囲に設定されている。
圧電振動ジャイロ素子2は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部32a,32b,33a,33bを導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
図6において、圧電振動ジャイロ素子3には基部10の4箇所の角部から、X軸を基準に略60°の方向に延出した4本の梁40a,40b,41a,41bが形成されている。梁40a,40bの先端は共に支持部42に連結され、梁41a,41bの先端は共に支持部43に連結されている。そして、検出用振動腕11a,11bは駆動用振動腕14a,14b,15a,15bより短く形成され、この1対の支持部42,43は、各検出用振動腕11a,11bの延出する方向であって検出用振動腕11a,11bの外側かつ駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの間に配置されている。
圧電振動ジャイロ素子3は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部42,43を導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
図7において、圧電振動ジャイロ素子4には基部10の4箇所の角部から、X軸を基準に略60°の方向に延出した4本の梁50a,50b,51a,51bが形成されている。梁50a,50bの先端は共に支持部52に連結され、梁51a,51bの先端は共に支持部53に連結されている。この1対の支持部52,53は、各検出用振動腕11a,11bの延出する方向であって検出用振動腕11a,11bおよび駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの外側に配置されている。
圧電振動ジャイロ素子4は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部52,53を導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
図8において、圧電振動ジャイロ素子5には基部10の4箇所の角部から、X軸を基準に略60°の方向に延出した4本の梁60a,60b,61a,61bが形成されている。梁60a,60b,61a,61bは、それぞれ支持部62a,62b,62c,62dに接続されている。さらに、支持部62a,62b,62c,62dは、基部10、検出用振動腕11a,11b、駆動用振動腕14a,14b,15a,15bを取り囲むように形成した枠部62に連結されている。
圧電振動ジャイロ素子5は、前述の実施形態と同様な支持構造で、少なくとも支持部62a,62b,62c,62dあるいは枠部62を導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
図9は図1で説明した圧電振動ジャイロ素子1において、重り部16a,16b,17a,17bを設けない圧電振動ジャイロ素子の形態である。
圧電振動ジャイロ素子6には基部10の4箇所の角部から、X軸を基準に略60°の方向に延出した4本の梁70a,70b,71a,71bが形成されている。梁70a,70b,71a,71bの先端にはそれぞれ支持部72a,72b,73a,73bが接続されている。
圧電振動ジャイロ素子6は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部72a,72b,73a,73bを導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
また、以上の圧電振動ジャイロ素子2,3,4,5,6において、梁および支持部は圧電振動ジャイロ素子2,3,4,5,6の重心Gに対して回転対称な位置に設けられている。
このように、圧電振動ジャイロ素子の基部10からX軸を基準に略30°または略60°方向延出させた梁をエッチング加工で形成すれば、梁と基部10の連結部にヒレ状の異形部が形成されにくく、検出用振動腕11a,11bの振動を阻害することがない。
以上の圧電振動ジャイロ素子の変形例においても、本実施形態で説明したのと同様の作用を有し、同様の効果を享受することができる。
本実施形態の圧電振動ジャイロ素子を示す概略平面図。 ジャイロセンサを示す概略断面図。 圧電振動ジャイロ素子の駆動振動状態を説明する模式平面図。 圧電振動ジャイロ素子の検出振動状態を説明する模式平面図。 圧電振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。 圧電振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。 圧電振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。 圧電振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。 圧電振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。 従来の圧電振動ジャイロ素子を説明する概略平面図。
符号の説明
1,2,3,4,5,6…圧電振動ジャイロ素子、10…基部、11a,11b…検出用振動腕、13a,13b…連結腕、14a,14b,15a,15b…駆動用振動腕、20a,20b,21a,21b…梁、22a,22b,23a,23b…支持部、80…ジャイロセンサ、82…支持台、83…固定部材、84…駆動回路と検出回路を含むIC、120…ヒレ状の異形部、G…重心。

Claims (5)

  1. Z板の水晶基板からエッチング加工により形成される圧電振動ジャイロ素子であって、
    基部と、
    前記基部から両側へY軸方向に延出された1対の検出用振動腕と、
    前記基部から両側へX軸方向に延出された1対の連結腕と、
    前記各連結腕の先端部から両側へY軸方向に延出された各1対の駆動用振動腕と、
    前記基部から延出される4本の梁と、
    前記各梁の先端に接続する支持部と、をXY平面に備え、
    前記各梁はX軸を基準に略30°または略60°の方向に延出されていることを特徴とする圧電振動ジャイロ素子。
  2. 請求項1に記載の圧電振動ジャイロ素子において、
    前記梁および前記支持部は圧電振動ジャイロ素子の重心に対して回転対称な位置に設けられていることを特徴とする圧電振動ジャイロ素子。
  3. 請求項1または2に記載の圧電振動ジャイロ素子と、
    前記圧電振動ジャイロ素子が載置される支持台と、
    前記圧電振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定するための固定部材と、
    を備えることを特徴とする圧電振動ジャイロ素子の支持構造。
  4. 請求項3に記載の圧電振動ジャイロ素子の支持構造において、
    前記固定部材は弾性を有する材料であることを特徴とする圧電振動ジャイロ素子の支持構造。
  5. 請求項1または2に記載の圧電振動ジャイロ素子と、
    前記圧電振動ジャイロ素子が載置される支持台と、
    前記圧電振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定するための固定部材と、
    前記圧電振動ジャイロ素子を駆動振動させるための駆動回路と、
    前記圧電振動ジャイロ素子に角速度が加わったときに前記圧電振動ジャイロ素子に生ずる検出振動を検出する検出回路と、
    を備えることを特徴とするジャイロセンサ。
JP2005013703A 2005-01-21 2005-01-21 圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ Withdrawn JP2006201053A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013703A JP2006201053A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ
US11/331,417 US20060162447A1 (en) 2005-01-21 2006-01-11 Piezoelectric vibration gyro element, structure for supporting the piezoelectric vibration gyro element and gyro sensor
CNA2006100020392A CN1818553A (zh) 2005-01-21 2006-01-20 压电振动陀螺元件、压电振动陀螺元件的支撑结构和陀螺传感器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013703A JP2006201053A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006201053A true JP2006201053A (ja) 2006-08-03

Family

ID=36695276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005013703A Withdrawn JP2006201053A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20060162447A1 (ja)
JP (1) JP2006201053A (ja)
CN (1) CN1818553A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033371A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Kyocera Kinseki Corp 慣性センサ素子
JP2009236804A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Tdk Corp 角速度センサ素子
JP2011017581A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Seiko Epson Corp 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造及びジャイロセンサー
US9013093B2 (en) 2012-06-04 2015-04-21 Seiko Epson Corporation Vibrating reed, electronic device, and electronic apparatus
JP2015078998A (ja) * 2014-11-26 2015-04-23 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動素子の支持構造及び振動デバイス
US9123883B2 (en) 2012-03-26 2015-09-01 Seiko Epson Corporation Vibration device
JP2016170074A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 京セラクリスタルデバイス株式会社 角速度センサ及びセンサ素子
US9631926B2 (en) 2013-12-05 2017-04-25 Seiko Epson Corporation Vibration element, vibrator, vibration device, electronic device and moving object

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5450451B2 (ja) * 2008-02-05 2014-03-26 インベンセンス,インク. 垂直方向に集積した電子回路およびウェハスケール密封包装を含むx−y軸二重質量音叉ジャイロスコープ
JP5160974B2 (ja) * 2008-06-23 2013-03-13 北陸電気工業株式会社 二軸型角速度センサ
JP2011145278A (ja) * 2009-12-16 2011-07-28 Seiko Epson Corp 振動片、振動子、物理量センサー、および電子機器
US8368476B2 (en) * 2010-03-19 2013-02-05 Seiko Epson Corporation Resonator element, resonator device and electronic device
JP5870532B2 (ja) * 2011-08-09 2016-03-01 セイコーエプソン株式会社 物理量検出素子、物理量検出装置および電子機器
US8552625B1 (en) * 2011-09-26 2013-10-08 Image Acoustics, Inc. Cantilever type acoustic transduction apparatus
US8659211B1 (en) 2011-09-26 2014-02-25 Image Acoustics, Inc. Quad and dual cantilever transduction apparatus
US9222776B2 (en) * 2012-03-13 2015-12-29 Seiko Epson Corporation Gyro sensor and electronic apparatus
JP6620243B2 (ja) * 2016-07-26 2019-12-11 京セラ株式会社 角速度センサ、センサ素子および多軸角速度センサ
CN108663038B (zh) * 2017-03-28 2023-10-10 精工爱普生株式会社 传感器元件、传感器、电子设备以及移动体
US11656078B2 (en) * 2017-08-29 2023-05-23 Kyocera Corporation Sensor element and angular velocity sensor

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5476008A (en) * 1994-07-25 1995-12-19 Rockwell International Corporation Rate-sensing tuning fork design
JP3999377B2 (ja) * 1997-11-04 2007-10-31 日本碍子株式会社 振動子、振動型ジャイロスコープ、直線加速度計および回転角速度の測定方法
JP4305623B2 (ja) * 2002-03-13 2009-07-29 セイコーエプソン株式会社 振動子および振動型ジャイロスコープ
US7043986B2 (en) * 2003-02-05 2006-05-16 Ngk Insulators, Ltd. Vibrators and vibratory gyroscopes

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033371A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Kyocera Kinseki Corp 慣性センサ素子
JP2009236804A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Tdk Corp 角速度センサ素子
JP2011017581A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Seiko Epson Corp 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造及びジャイロセンサー
US9123883B2 (en) 2012-03-26 2015-09-01 Seiko Epson Corporation Vibration device
US9013093B2 (en) 2012-06-04 2015-04-21 Seiko Epson Corporation Vibrating reed, electronic device, and electronic apparatus
US9631926B2 (en) 2013-12-05 2017-04-25 Seiko Epson Corporation Vibration element, vibrator, vibration device, electronic device and moving object
JP2015078998A (ja) * 2014-11-26 2015-04-23 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動素子の支持構造及び振動デバイス
JP2016170074A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 京セラクリスタルデバイス株式会社 角速度センサ及びセンサ素子

Also Published As

Publication number Publication date
CN1818553A (zh) 2006-08-16
US20060162447A1 (en) 2006-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4415382B2 (ja) 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ
JP2006201053A (ja) 圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ
JP4415383B2 (ja) 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ
US9683844B2 (en) Extension-mode angular velocity sensor
JP5724817B2 (ja) 角速度センサ及び電子機器
EP2012087B1 (en) Vibration gyro
JP2008180511A (ja) 角速度センサ
WO2012090452A1 (ja) 角速度センサ
JP2006201118A (ja) 圧電振動ジャイロ素子およびジャイロセンサ
JP5353616B2 (ja) 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ
US8453503B2 (en) Vibrating reed, vibrator, physical quantity sensor, and electronic apparatus
JP2010025945A (ja) 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ
JP5282686B2 (ja) 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造及びジャイロセンサー
JP4295233B2 (ja) 振動ジャイロ用音叉型振動子
JP2005106481A (ja) 圧電振動ジャイロ素子及び圧電振動ジャイロセンサ
JP5824492B2 (ja) 振動ジャイロ素子およびジャイロセンサ
JP3959097B2 (ja) 振動ジャイロの音叉型振動子搭載構造
JP5655892B2 (ja) 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造及びジャイロセンサー
JP2009192403A (ja) 角速度および加速度検出装置
JP2008145325A (ja) 振動ジャイロ
JP2009300460A (ja) 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ
JP2015064387A (ja) 振動ジャイロ素子およびジャイロセンサ
JP2012252013A (ja) 振動ジャイロ素子およびジャイロセンサ
JP2009085808A (ja) 加速度センサ及び加速度測定装置
JP2010096695A (ja) 振動ジャイロ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080502