JP2009300460A - 振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ - Google Patents

振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ Download PDF

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誠一郎 小倉
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Abstract

【課題】基部に漏洩する駆動振動を抑圧し、角速度の誤検出を防止する振動ジャイロ素子
、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサを提供する。
【解決手段】基部10と、基部10から直線状に両側へ延出された1対の検出用振動腕1
1a,11bと、基部10から両側へ検出用振動腕11a,11bに直交する方向に延出
された1対の連結腕13a,13bと、各連結腕13a,13bの先端部からそれと直交
して両側へ延出された各1対の駆動用振動腕14a,14b,15a,15bと、基部1
0から延出される4本の梁20a,20b,21a,21bと、各梁20a,20b,2
1a,21bの先端に接続する支持部22a,22b,23a,23bとを同一平面に備
え、各梁20a,20b,21a,21bは基部10より一旦、駆動用振動腕14a,1
4b,15a,15bの延出する方向と略直交する方向に延出されている。
【選択図】図1

Description

本発明は角速度の検出に用いる振動ジャイロ素子、振動ジャイロ素子の支持構造および
ジャイロセンサに関する。
近年、撮像機器の手ぶれ補正や、GPS衛星信号を用いた車両等の移動体ナビゲーショ
ンシステムの姿勢制御として、振動ジャイロ素子を容器に収容したジャイロセンサが多く
用いられている。
振動ジャイロ素子として、例えば、中央の基部から延出する検出振動系と、略T字型の
駆動振動系を中央の基部に左右対称となるように配置した所謂、ダブルT型振動ジャイロ
素子が知られている(特許文献1、図1参照)。
特開2001−12955号公報(図1)
このようなダブルT型振動ジャイロ素子において、駆動振動が基部に漏洩して基部から
延出する検出振動系に微小な振動を与え、角速度が加わらない状態でもこの振動による歪
を角速度として検出してしまう問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、振動ジャイロ素
子において基部に漏洩する駆動振動を抑圧し、角速度の誤検出を防止する振動ジャイロ素
子、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の振動ジャイロ素子は、基部と、前記基部から直線
状に両側へ延出された1対の検出用振動腕と、前記基部から両側へ前記検出用振動腕に直
交する方向に延出された1対の連結腕と、前記各連結腕の先端部からそれと直交して両側
へ延出された各1対の駆動用振動腕と、前記基部から延出される4本の梁と、前記各梁の
先端に接続する支持部とを同一平面に備え、前記各梁は前記基部より一旦、前記駆動用振
動腕の延出する方向と略直交する方向に延出されていることを特徴とする。
この構成によれば、基部から駆動用振動腕の延出する方向と略直交する方向に延出する
梁により、漏洩する駆動振動を抑圧でき角速度の誤検出を防止することができる。
本発明の振動ジャイロ素子は、前記梁および前記支持部は振動ジャイロ素子の重心に対
して回転対称な位置に設けられていることが望ましい。
この構成によれば、振動ジャイロ素子のバランスが確保でき、安定した姿勢を保つこと
ができる。
本発明の振動ジャイロ素子の支持構造は、前記の振動ジャイロ素子と、前記振動ジャイ
ロ素子が載置される支持台と、前記振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定する
ための固定部材と、を備えることを特徴とする。
この支持構造によれば、漏洩する駆動振動を抑圧でき角速度の誤検出を防止することが
できる。
本発明の振動ジャイロ素子の支持構造において、前記固定部材は弾性を有する材料であ
ることが望ましい。
この構成によれば、固定部材が弾性を有しているので、外部からの振動或は衝撃を和ら
げ、振動ジャイロ素子の駆動振動および検出振動を安定に保つことができる。そして、支
持部に漏洩してきている微小の振動を、固定部材が緩衝材として機能し、駆動振動および
検出振動への影響を低減することができる。
また、本発明のジャイロセンサは、前記の振動ジャイロ素子と、前記振動ジャイロ素子
が載置される支持台と、前記振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定するための
固定部材と、前記振動ジャイロ素子を駆動振動させるための駆動回路と、前記振動ジャイ
ロ素子に角速度が加わったときに前記振動ジャイロ素子に生ずる検出振動を検出する検出
回路と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、基部に漏洩する駆動振動を抑圧し、角速度の誤検出を防止する振動
ジャイロ素子を搭載し、特性の優れたジャイロセンサを提供することができる。
本実施形態の振動ジャイロ素子を示す概略平面図。 振動ジャイロ素子の駆動振動状態を説明する模式平面図。 振動ジャイロ素子の検出振動状態を説明する模式平面図。 ジャイロセンサを示す概略断面図。 振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。 振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。 振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。 振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。 振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
(実施形態)
図1は本実施形態の振動ジャイロ素子を示す概略平面図である。
振動ジャイロ素子1は、圧電材料である水晶から形成されている。水晶には電気軸と呼
ばれるX軸、機械軸と呼ばれるY軸および光学軸と呼ばれるZ軸を有している。そして、
振動ジャイロ素子1はZ軸方向に所定の厚みを持ち、XY平面内に形成されている。
振動ジャイロ素子1は、基部10から図中上下両側へ直線状に延出する1対の検出用振
動腕11a,11bと、基部10から該検出用振動腕11a,11bと直交する向きに図
中左右両側へ延出する1対の連結腕13a,13bと、各連結腕13a,13bの先端部
から検出用振動腕11a,11bと平行に図中上下両側へ延出する左右各1対の駆動用振
動腕14a,14b,15a,15bとを有している。
また、検出用振動腕11a,11b表面には検出電極(図示せず)が形成され、駆動用
振動腕14a,14b,15a,15b表面には駆動電極(図示せず)が形成されている
。このように、検出用振動腕11a,11bにて角速度を検出する検出振動系を構成し、
連結腕13a,13bと駆動用振動腕14a,14b,15a,15bにて振動ジャイロ
素子を駆動する駆動振動系を構成している。
また、検出用振動腕11a,11bのそれぞれの先端部には重り部12a,12bが形
成され、駆動用振動腕14a,14b,15a,15bのそれぞれの先端部には重り部1
6a,16b,17a,17bが形成されている。このことにより、振動ジャイロ素子の
小型化および角速度の検出感度の向上が図られている。なお、ここで検出用振動腕11a
,11bは重り部12a,12bをそれぞれ含み、駆動用振動腕14a,14b,15a
,15bは重り部16a,16b,17a,17bをそれぞれ含んだ名称である。
さらに、基部10から該駆動用振動腕14a,14b,15a,15bと略直交する向
きに一旦、図中左右両側へ延出し、途中で該駆動用振動腕14a,14b,15a,15
bと平行に延出するL字状の梁20a,20b,21a,21bが形成され、梁20a,
20b,21a,21bの先端はそれぞれ支持部22a,22b,23a,23bに接続
されている。
そして、この支持部22a,22b,23a,23bを支持接着することにより、振動
ジャイロ素子1の支持を可能としている。
また、この梁20a,20b,21a,21bおよび支持部22a,22b,23a,
23bは、振動ジャイロ素子1の重心Gに対して回転対称な位置に配置されている。
次に、振動ジャイロ素子1の動作について説明する。
図2および図3は振動ジャイロ素子1の動作を説明する模式平面図である。図2は駆動
振動状態を示し、図3は角速度が加わった状態における検出振動状態を示している。なお
、図2および図3において、振動形態を簡易に表現するために、各振動腕および各梁は線
で表している。
図2において、振動ジャイロ素子1の駆動振動状態を説明する。振動ジャイロ素子1は
角速度が加わらない状態において、駆動用振動腕14a,14b,15a,15bが矢印
Eで示す方向に屈曲振動を行う。この屈曲振動は、実線で示す振動姿態と二点鎖線で示す
振動姿態を所定の周波数で繰り返している。このとき、基部10には矢印Fで示すような
力が働く。つまり、駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの屈曲振動に従い、基
部10には引張りと圧縮の力が交互に働く振動となる。この振動は駆動用振動腕14a,
14b,15a,15bの屈曲振動に比べて微小な振動である。
この微小な振動は、左右の駆動振動バランスが崩れた場合には、基部10を回転させる
ように働き、検出振動腕11a,11bを微小に振動させようとするが、基部10から駆
動用振動腕14a,14b,15a,15bと直交する向きに一旦延出した梁20a,2
0b,21a,21bによって基部10の振動を抑圧する。このため、検出用振動腕11
a,11bは振動することがない。
次に、この駆動振動を行っている状態で、振動ジャイロ素子1にZ軸回りの角速度ωが
加わると、図3に示すような振動を行う。まず、図3(a)のように、駆動振動系を構成
する駆動用振動腕14a,14b,15a,15bおよび連結腕13a,13bに矢印B
方向のコリオリ力が働く。また同時に、検出用振動腕11a,11bは矢印Bのコリオリ
力に呼応して、矢印C方向に変形する。その後、図3(b)のように、駆動用振動腕14
a,14b,15a,15bおよび連結腕13a,13bに矢印B´方向に戻る力が働く
。同時に、検出用振動腕11a,11bは矢印B´方向の力に呼応して、矢印C´方向に
変形する。この動きを交互に繰り返して新たな振動が励起される。
なお、矢印B,B´方向の振動は重心Gに対して周方向の振動である。そして、検出用
振動腕11a,11bに形成した検出電極が、振動により発生した圧電材料の歪を検出し
て角速度が求められる。
また、この検出振動状態では、基部10の周縁部は梁20a,20b,21a,21b
が撓み、矢印D,D´方向に、重心Gに対して周方向に振動する。これは、検出振動が駆
動振動系と検出用振動腕11a,11bとの釣り合い振動だけでなく、基部10を含めた
釣り合い振動となっているためである。
この矢印D,D´で示す基部10の周縁部の振動振幅は、矢印B,B´で示す駆動振動
系の振動振幅、または矢印C,C´で示す検出用振動腕11a,11bの振動振幅に比べ
て微小であるが、例えば基部10を固定した場合、この固定により基部10の周縁部の振
動が抑圧され、検出振動も抑圧される。このことから、基部10を固定することは角速度
の検出感度を低下させることになる。
次に、振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサについて、図4を用いて説明
する。図4はジャイロセンサを示す概略断面図であり、振動ジャイロ素子1を図1のA−
A断線に沿う断面として表している。
ジャイロセンサ80は、振動ジャイロ素子1、IC84、収容器81、蓋体86を備え
ている。セラミックなどで形成された収容器81の底面にはIC84が配置され、Auな
どのワイヤ85で収容器81に形成された配線(図示せず)と電気的接続がなされている
。IC84には振動ジャイロ素子1を駆動振動させるための駆動回路と、角速度が加わっ
たときに振動ジャイロ素子1に生ずる検出振動を検出する検出回路とを含んでいる。振動
ジャイロ素子1は、収容器81に形成された支持台82と振動ジャイロ素子1の支持部2
2a,22b,23a,23bとを導電性接着剤などの固定部材83を介して、接着支持
されている。また、支持台82表面には配線(図示せず)が形成され、振動ジャイロ素子
1の電極と配線間の導通が固定部材83を介してなされている。この固定部材83は、弾
性のある材料であることが望ましい。弾性を有する固定部材83としてはシリコーンを基
材とする導電性接着剤などが知られている。そして、収容器81の上部で収容器81内を
真空雰囲気に保持され、蓋体86にて封止されている。
以上のように、本実施形態の振動ジャイロ素子1および振動ジャイロ素子1の支持構造
は、基部10から一旦、駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの延出する方向と
略直交する方向に延出する梁20a,20b,21a,21bにより、漏洩する駆動振動
を抑圧でき角速度の誤検出を防止することができる。
また、検出振動において、基部10から延出する梁20a,20b,21a,21bは
水晶で形成されているため弾性を有し、基部10の周縁部の振動が抑圧されることが無く
、角速度の検出感度が低下することがない。
さらに、梁20a,20b,21a,21bおよび支持部22a,22b,23a,2
3bは振動ジャイロ素子1の重心Gに対して回転対称な位置に設けられていることから、
振動ジャイロ素子1のバランスが確保でき、安定した姿勢を保つことができ良好な特性を
得ることができる。
また、振動ジャイロ素子1の支持構造において、固定部材83は弾性を有する材料で構
成されているため、外部からの振動および衝撃を和らげ、駆動振動および検出振動を安定
に保つことができる。そして、支持部22a,22b,23a,23bに漏洩してきてい
る微小の振動を、固定部材83が緩衝材として機能し、駆動振動および検出振動への影響
を低減することができる。
さらに、上記支持構造で支持された振動ジャイロ素子1を搭載したジャイロセンサ80
は、角速度の誤検出を防止する振動ジャイロ素子1を搭載し、特性の優れたジャイロセン
サ80を提供することができる。
(振動ジャイロ素子の変形例)
図5から図9は振動ジャイロ素子の変形例を示す概略平面図である。これらの変形例で
は図1に示した梁および支持部の形状に特徴を有し、図1と同じ構成部については同符号
を付し、説明を省略する。
図5において、振動ジャイロ素子2には基部10の4箇所の角部から、一旦各駆動用振
動腕14a,14b,15a,15bと略直交する方向に延出した、略S字状の梁30a
,30b,31a,31bが設けられている。梁30a,30b,31a,31bの先端
は支持部32a,32b,33a,33bにそれぞれ連結されている。
そして、振動ジャイロ素子2は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部32a,
32b,33a,33bを導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される
次に、図6において、振動ジャイロ素子3には基部10の4箇所の角部から該駆動用振
動腕14a,14b,15a,15bと略直交する向きに図中左右両側へ延出し、途中で
該駆動用振動腕14a,14b,15a,15bと平行に延出するL字状の梁40a,4
0b,41a,41bが設けられている。梁40a,40bの先端は共に支持部42に連
結され、梁41a,41bは共に支持部43に連結されている。
そして、振動ジャイロ素子3は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部42,4
3を導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
図7は、図6における検出用振動腕11a,11bをさらに短く形成した場合の変形例
である。図7において、振動ジャイロ素子4には基部10の4箇所の角部から該駆動用振
動腕14a,14b,15a,15bと略直交する向きに図中左右両側へ延出し、途中で
該駆動用振動腕14a,14b,15a,15bと平行に延出するL字状の梁50a,5
0b,51a,51bが設けられている。梁50a,50bの先端は支持部52に連結さ
れ、梁51a,51bは支持部53に連結されている。
この1対の支持部52,53は、各検出用振動腕11a,11bの延出する方向であっ
て検出用振動腕11a,11bの外側かつ駆動用振動腕14a,14b,15a,15b
の間に配置されている。
そして、振動ジャイロ素子4は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部52,5
3を導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
図8において、振動ジャイロ素子5には基部10の4箇所の角部から、該駆動用振動腕
14a,14b,15a,15bと略直交する向きに図中左右両側へ延出し、途中で該駆
動用振動腕14a,14b,15a,15bと平行に延出するL字状の梁60a,60b
,61a,61bが設けられている。梁60a,60b,61a,61bは、それぞれ支
持部62a,62b,62c,62dに接続されている。さらに、支持部62a,62b
,62c,62dは、基部10、検出用振動腕11a,11b、駆動用振動腕14a,1
4b,15a,15bを取り囲むように形成した枠部62に連結されている。
そして、振動ジャイロ素子5は、前述の実施形態と同様な支持構造で、少なくとも支持
部62a,62b,62c,62dあるいは枠部62を導電性接着剤などの固定部材によ
って支持台に接着支持される。
図9は、図1で説明した振動ジャイロ素子1において、重り部12a,12b,16a
,16b,17a,17bを設けない形態である。
図9において、振動ジャイロ素子6には基部10の4箇所の角部から、該駆動用振動腕
14a,14b,15a,15bと略直交する向きに図中左右両側へ延出し、途中で該駆
動用振動腕14a,14b,15a,15bと平行に延出するL字状の梁70a,70b
,71a,71bが設けられている。梁70a,70b,71a,71bは、それぞれ支
持部72a,72b,73a,73bに接続されている。
そして、振動ジャイロ素子6は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部72a,
72b,73a,73bを導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される
以上の振動ジャイロ素子の変形例においても、基部10から駆動用振動腕に一旦、略直
交する方向に延出する梁により、漏洩する駆動振動を抑圧でき角速度の誤検出を防止する
ことができる。
また、振動ジャイロ素子の材料である水晶は固有の弾性を有しているが、基部10から
延出する梁の長さおよび形状を適宜変えることにより、梁の弾性を調整することができる
。このことから、基部10に伝わる振動の抑圧を調整でき、安定した駆動振動および検出
振動を得ることができる。
このように、振動ジャイロ素子の変形例においても、本実施形態で説明したのと同様の
作用を有し、同様の効果を享受することができる。
なお、本実施形態の振動ジャイロ素子はフォトリソグラフィ技術を用いたエッチング加
工で一体に形成することができ、また、1枚の水晶ウエハから多数の振動ジャイロ素子を
形成することができる。
また、本実施形態において、梁を基部より一旦駆動用振動腕に略直交して延出させ、途
中から駆動用振動腕に平行に設けたが、その途中から駆動用振動腕に平行ではなく、ある
角度を持って設け、梁としての弾性を持たせるように構成してもよい。
また、振動ジャイロ素子の材料として、他の圧電材料であるタンタル酸リチウム(Li
TaO3)或はニオブ酸リチウム(LiNbO5)などを利用しても良い。さらに、圧電材
料だけでなくエリンバ材に代表される恒弾性材料を用いて実施することも可能である。
1,2,3,4,5,6…振動ジャイロ素子、10…基部、11a,11b…検出用振
動腕、13a,13b…連結腕、14a,14b…駆動用振動腕、15a,15b…駆動
用振動腕、20a,20b,21a,21b…梁、22a,22b,23a,23b…支
持部、80…ジャイロセンサ、82…支持台、83…固定部材、84…駆動回路と検出回
路を含むIC、G…重心。

Claims (5)

  1. 基部と、
    前記基部から直線状に両側へ延出された1対の検出用振動腕と、
    前記基部から両側へ前記検出用振動腕に直交する方向に延出された1対の連結腕と、
    前記各連結腕の先端部からそれと直交して両側へ延出された各1対の駆動用振動腕と、
    前記基部から延出される4本の梁と、
    前記各梁の先端に接続する支持部とを同一平面に備え、
    前記各梁は前記基部より一旦、前記駆動用振動腕の延出する方向と略直交する方向に延
    出されていることを特徴とする振動ジャイロ素子。
  2. 請求項1に記載の振動ジャイロ素子において、前記梁および前記支持部は振動ジャイロ
    素子の重心に対して回転対称な位置に設けられていることを特徴とする振動ジャイロ素子
  3. 請求項1または2に記載の振動ジャイロ素子と、
    前記振動ジャイロ素子が載置される支持台と、
    前記振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定するための固定部材と、を備える
    ことを特徴とする振動ジャイロ素子の支持構造。
  4. 請求項3に記載の振動ジャイロ素子の支持構造において、
    前記固定部材は弾性を有する材料であることを特徴とする振動ジャイロ素子の支持構造
  5. 請求項1または2に記載の振動ジャイロ素子と、
    前記振動ジャイロ素子が載置される支持台と、
    前記振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定するための固定部材と、
    前記振動ジャイロ素子を駆動振動させるための駆動回路と、
    前記振動ジャイロ素子に角速度が加わったときに前記振動ジャイロ素子に生ずる検出振
    動を検出する検出回路と、を備えることを特徴とするジャイロセンサ。
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