JP6384038B2 - 振動素子、振動子、電子機器および移動体 - Google Patents

振動素子、振動子、電子機器および移動体 Download PDF

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Description

本発明は、振動素子、振動子、電子機器および移動体に関するものである。
例えば、角速度を検出する水晶発振器等の振動デバイスとして、中央部に位置する基部と、基部からY軸方向両側に延出する一対の検出腕と、基部からX軸方向両側に延出する一対の連結腕と、一方の連結腕の先端部からY軸方向両側に延出する一対の駆動腕と、他方の連結腕の先端部からY軸方向両側に延出する一対の駆動腕と、基部を介してY軸方向に対向配置されている一対の支持部と、一方の支持部と基部とを連結する一対の梁と、多方の支持部と基部とを連結する一対の梁と、を有する振動素子が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような振動素子では、各梁がX軸方向に往復しながらY軸方向に向かっている屈曲状をなしており、これにより、各梁で衝撃を緩和・吸収できるようになっている。しかしながら、特許文献1のような形状の梁は、Y軸方向の衝撃については効率的に緩和・吸収することができるが、それと直交するX軸方向の衝撃については効率的に緩和・吸収することができない。したがって、特許文献1に記載の振動素子は、X軸方向の衝撃に対する耐衝撃性が低く、機械的強度が十分でないという問題がある。
特開2010−256332号公報
本発明の目的は、機械的強度(耐衝撃性)に優れる振動素子、振動子、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例の振動素子は、振動部と、
前記振動部と一端が接続されている梁と、
前記梁の他端が接続されている支持部と、を有し、
前記梁は、
第1軸に沿った第1方向の成分を有して延在している部分、前記第1方向とは反対向きの第2方向の成分を有して延在している部分および前記第1軸と直交する第2軸に沿った方向に延在している部分を含む第1屈曲部と、
前記第1屈曲部の両側に位置し、前記第2軸に沿った第3方向の成分を有して延在している部分、前記第3方向とは反対向きの第4方向の成分を有して延在している部分および前記第1軸に沿った方向に延在している部分を含む2つの第2屈曲部と、を有し、
前記第2屈曲部は、前記第3方向と前記第1軸に沿った方向との合成方向に延在すると共に、前記一端側から前記他端側に沿って幅が漸増する部分を有している部分および前記第4方向と前記第1軸に沿った方向との合成方向に延在すると共に、前記一端側から前記他端側に沿って幅が漸増する部分を有している部分のうちの少なくとも一方を有し
前記振動部の厚み方向からの平面視において、前記梁の前記他端の幅は、前記一端の幅よりも10μm以上30μm以下広いことを特徴とする。
これにより、第1軸に沿った方向の衝撃(振動)を第1屈曲部で緩和・吸収でき、第2軸に沿った方向の衝撃(振動)を第2屈曲部で緩和・吸収することができる。そのため、機械的強度(耐衝撃性)に優れる振動素子となる。
適用例
本適用例の振動素子では、前記振動部は、基部と、
前記基部から前記第1軸に沿った方向に延在する検出腕と、
前記基部から前記第2軸に沿った方向に延在する連結腕と、
前記連結腕から前記第1軸に沿った方向に延在する駆動腕と、を有していることが好ましい。
これにより、振動素子を、角速度を検知するための角速度検知素子として利用することができる。
[適用例
本適用例の振動素子では、前記第1屈曲部は、前記第1軸に沿った方向に延在する延在部と、前記第2軸に沿った方向に延在する延在部とが交互に配置されている部分を有していることが好ましい。
これにより、第1屈曲部の構成が簡単なものとなる。
[適用例4]
本適用例の振動素子では、前記第1屈曲部の一部が前記第2屈曲部の一部であることが好ましい。
これにより、梁の全長が過度に長くならず、振動素子の大型化を抑えることができる
[適用例
本適用例の振動子は、本適用例の振動素子と、
前記振動素子を収納したパッケージと、を備えていることを特徴とする。
これにより、機械的強度に優れ、信頼性の高い振動素子が得られる。
[適用例
本適用例の電子機器は、本適用例の振動素子を備えたことを特徴とする。
これにより、機械的強度に優れ、信頼性の高い電子機器が得られる。
[適用例
本適用例の移動体は、本適用例の振動素子を備えたことを特徴とする。
これにより、機械的強度に優れ、信頼性の高い移動体が得られる。
本発明の第1実施形態に係る振動素子を示す平面図である。 図1に示す振動素子が有する梁を示す平面図である。 図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図である。 図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図(透過図)である。 図1に示す振動素子の動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る振動素子を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る振動素子を示す平面図である。 本発明の振動子の好適な実施形態を示す図であり(a)が断面図、(b)が上面である。 本発明の振動素子を備える物理量センサーの好適な実施形態を示す断面図である。 図9に示す物理量センサーの上面図である。 図9に示す物理量センサーの上面図である。 本発明の振動素子を備える物理量検出装置のブロック図である。 本発明の振動素子を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の振動素子、振動子、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.振動素子
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動素子を示す平面図である。図2は、図1に示す振動素子が有する梁を示す平面図である。図3は、図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図である。図4は、図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図(透過図)である。図5は、図1に示す振動素子の動作を説明する図である。なお、図1および図2では、説明の便宜上、電極の図示を省略している。また、図2では、さらに、検出腕、連結腕および駆動腕の図示を省略している。また、以下では、説明の便宜上、X軸に沿った方向を「X軸方向」とも言い、Y軸に沿った方向を「Y軸方向」とも言う。
図1および図2に示す振動素子1は、角速度検出素子として用いられるものである。このような振動素子1は、圧電基板2と、圧電基板2の表面に形成された電極とを有している。
−圧電基板−
圧電基板2の構成材料としては、例えば、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムなどの圧電材料が挙げられる。これらの中でも、圧電基板2の構成材料としては、水晶を用いることが好ましい。水晶を用いることで、他の材料と比較して優れた周波数温度特性を有する振動素子1が得られる。なお、以下では、圧電基板2を水晶で構成した場合について説明する。
図1に示すように、圧電基板2は、水晶基板の結晶軸であるY軸(機械軸。第1軸)およびX軸(電気軸。第2軸)で規定されるXY平面に広がりを有し、Z軸(光軸)方向に厚みを有する板状をなしている。すなわち、圧電基板2は、Zカット水晶板で構成されている。なお、Z軸は、圧電基板2の厚さ方向と一致しているのが好ましいが、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点から、厚さ方向に対して若干(例えば、15°未満程度)傾けてもよい。
このような圧電基板2は、振動部20と、振動部20を介してY軸方向に対向配置された第1、第2支持部251、252と、第1支持部251と振動部20とを連結する第1、第3梁261、263と、第2支持部252と振動部20とを連結する第2、第4梁262、264と、を有している。また、振動部20は、中心部に位置する基部21と、基部21からY軸方向両側に延出する第1、第2検出腕221、222と、基部21からX軸方向両側に延在する第1、第2連結腕231、232と、第1連結腕231の先端部からY軸方向両側に延出する第1、第2駆動腕241、242と、第2連結腕232の先端部からY軸方向両側に延出する第3、第4駆動腕243、244と、を有している。
第1検出腕221は、基部21から+Y軸方向に延出している。また、第1検出腕221の先端部にはハンマーヘッド2211が設けられている。また、第1検出腕221の上面および下面にはその長さ方向(Y軸方向)に延在する有底の溝2212、2213が形成されている。一方、第2検出腕222は、基部21から−Y軸方向に延出している。また、第2検出腕222の先端部にはハンマーヘッド2221が設けられている。また、第2検出腕222の上面および下面にはその長さ方向(Y軸方向)に延在する有底の溝2222、2223が形成されている。これら第1、第2検出腕221、222は、振動素子1の重心Gを通るXZ平面に関して面対称に配置されている。なお、ハンマーヘッド2211、2221および溝2212、2213、2222、2223は、それぞれ、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
第1連結腕231は、基部21から+X軸方向に延出している。一方、第2連結腕232は、基部21から−X軸方向に延出している。これら第1、第2連結腕231、232は、重心Gを通るYZ平面に関して面対称に配置されている。なお、第1、第2連結腕231、232の上面および下面に、その長さ方向(X軸方向)に延在する有底の溝を設けてもよい。
第1駆動腕241は、第1連結腕231の先端部から+Y軸方向に延出している。また、第1駆動腕241の先端部にはハンマーヘッド2411が設けられている。また、第2駆動腕242は、第1連結腕231の先端部から−Y軸方向に延出している。また、第2駆動腕242の先端部にはハンマーヘッド2421が設けられている。第3駆動腕243は、第2連結腕232の先端部から+Y軸方向に延出している。また、第3駆動腕243の先端部にはハンマーヘッド2431が設けられている。また、第4駆動腕244は、第2連結腕232の先端部から−Y軸方向に延出している。また、第4駆動腕244の先端部にはハンマーヘッド2441が設けられている。
これら駆動腕241、242、243、244は、重心Gに関して点対称に配置されている。なお、ハンマーヘッド2411、2421、2431、2441は、必要に応じて設ければよく、例えば、駆動振動の周波数等によっては、省略してもよい。また、第1、第2検出腕221、222と同様に、駆動腕241、242、243、244の上面および下面に、その長さ方向に延在する有底の溝を形成してもよい。
第1支持部251は、基部21に対して+Y軸方向側に位置し、X軸方向延在して配置されている。一方、第2支持部252は、基部21に対して−Y軸方向側に位置し、X軸方向に延在して配置されている。これら第1、第2支持部251、252は、重心Gを通るXZ平面に関して面対称に配置されている。
第1梁261は、第1検出腕221と第1駆動腕241との間を通って基部21と第1支持部251とを連結している。また、第2梁262は、第2検出腕222と第2駆動腕242との間を通って基部21と第2支持部252とを連結している。また、第3梁263は、第1検出腕221と第3駆動腕243との間を通って基部21と第1支持部251とを連結している。また、第4梁264は、第2検出腕222と第4駆動腕244との間を通って基部21と第2支持部252とを連結している。これら梁261、262、263、264は、重心Gに関して点対称に配置されている。
以上、圧電基板2の構成について簡単に説明した。
次に、第1、第2、第3、第4梁261、262、263、264の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、第1梁261は、Y軸方向に沿って往復しX軸に沿った方向に向かって延在している第1屈曲部261Aと、X軸方向に沿って往復しY軸に沿った方向に向かって延在している第2屈曲部261Bと、を有している。
同様に、第2梁262は、Y軸方向に沿って往復しX軸に沿った方向に向かって延在している第1屈曲部262Aと、X軸方向に沿って往復しY軸に沿った方向に向かって延在している第2屈曲部262Bと、を有し、第3梁263は、Y軸方向に沿って往復しX軸に沿った方向に向かって延在している第1屈曲部263Aと、X軸方向に沿って往復しY軸に沿った方向に向かって延在している第2屈曲部263Bと、を有し、第4梁264は、Y軸方向に沿って往復しX軸に沿った方向に向かって延在している第1屈曲部264Aと、X軸方向に沿って往復しY軸方向に沿った方向に向かって延在している第2屈曲部264Bと、を有している。第1屈曲部261Aは、Y軸方向に往復しつつX軸方向に延在することにより、蛇行形状を有している。第2屈曲部261Bは、X軸方向に往復しつつY軸方向に延在することにより、蛇行形状を有している。
換言すれば、第1梁261は、Y軸方向に沿った第1方向および第1方向とは反対の第2方向に曲がりくねってX軸に沿った方向に延在する第1屈曲部261Aと、X軸方向に沿った第3方向および第3方向とは反対の第4方向に曲がりくねってY軸に沿った方向に延在する第2屈曲部261Bと、を有している。同様に、第2梁262は、Y軸方向に沿った第1方向および第1方向とは反対の第2方向に曲がりくねってX軸に沿った方向に延在する第1屈曲部262Aと、X軸方向に沿った第3方向および第3方向とは反対の第4方向に曲がりくねってY軸に沿った方向に延在する第2屈曲部262Bと、を有し、第3梁263は、Y軸方向に沿った第1方向および第1方向とは反対の第2方向に曲がりくねってX軸に沿った方向に延在する第1屈曲部263Aと、X軸方向に沿った第3方向および第3方向とは反対の第4方向に曲がりくねってY軸に沿った方向に延在する第2屈曲部263Bと、を有し、第4梁264は、Y軸方向に沿った第1方向および第1方向とは反対の第2方向に曲がりくねってX軸に沿った方向に延在する第1屈曲部264Aと、X軸方向に沿った第3方向および第3方向とは反対の第4方向に曲がりくねってY軸に沿った方向に向かう第2屈曲部264Bと、を有している。
これら梁261、262、263、264は、互いに同様の構成であるため、以下では、第1梁261の構成について代表して説明し、第2、第3、第4梁262、623、264の構成については、その説明を省略する。
梁261は、基部21から+Y軸方向に延出する第1延在部2611と、第1延在部2611の先端部から+X軸方向に延出する第2延在部2612と、第2延在部2612の先端部から−Y軸方向に延出する第3延在部2613と、第3延在部2613の先端部から+X軸方向に延出する第4延在部2614と、第4延在部2614の先端部から+Y軸方向に延出する第5延在部2615と、第5延在部2615の先端部から+Y軸方向および−X軸方向の合成方向(斜め方向)に延出する第6延在部2616と、第6延在部2616の先端部から+Y軸方向に延出し第1支持部251に接続されている第7延在部2617と、で構成されている。
第1延在部2611の基端部(基部21との接続部)は、+Y軸方向と+X軸方向との合成方向(斜め方向)に延在しており、これにより、基部21と第1梁261との境界部への応力集中が低減され、振動素子1の機械的強度の向上を図ることができる。また、第1延在部2611と第3延在部2613は、それぞれ、可能な限り長く延在させることが好ましい。これにより、後述するX軸方向の耐衝撃性がより向上する。
また、第7延在部2617は、第1〜第6延在部2611〜2616よりも幅が太く形成されている。これにより、第1梁261と第1支持部251との境界部の強度を高めることができ、振動素子1の機械的強度の向上を図ることができる。第7延在部2617の幅としては、特に限定されず、第1〜第6延在部2611〜2616の幅や圧電基板2の厚さによっても異なるが、第1〜第6延在部2611〜2616の幅よりも10μm以上、30μm以下程度太いことが好ましい。これにより、上記効果を効果的に発揮することができるとともに、第7延在部2617が過度に太くなることによる振動素子1の大型化を防止することができる。
また、第7延在部2617は、第3延在部2613と一直線状に並ぶように配置されている。言い換えると、平面視(Z軸方向から見た平面視)にて、第7延在部2617および第3延在部2613は、それぞれ、Y軸と平行な直線Lを内側に含むように配置されている。
このような形状の第1梁261では、第1屈曲部261Aは、第1延在部2611と、第2延在部2612と、第3延在部2613と、第4延在部2614と、第5延在部2615と、で構成されている。すなわち、第1屈曲部261Aは、Y軸方向に延在する延在部と、X軸方向に延在する延在部とが交互に配置された構成となっている。これにより、第1屈曲部261Aの構成が簡単となる。また、第1検出腕221と第1駆動腕241との間のスペースを有効活用することができ、第1屈曲部261Aの全長をより長くすることができる。
一方、第2屈曲部261Bは、第4延在部2614と、第5延在部2615と、第6延在部2616と、第7延在部2617と、で構成されている。このように、第1梁261の第4延在部2614および第5延在部2615は、第1屈曲部261Aおよび第2屈曲部261Bの位置を兼ねている。言い換えれば、第1屈曲部261Aの一部が第2屈曲部261Bの一部を兼ねている。そのため、第1屈曲部261Aおよび第2屈曲部261Bを形成するのに必要な第1梁261の全長が過度に長くならず、振動素子1の大型化を抑えることができる。
このように、梁261、262、263、264が第1屈曲部261A、262A、263A、264Aを有することで、梁261、262、263、264がX軸方向に弾性を有することとなり、X軸方向の衝撃を効果的に緩和・吸収することができる。具体的には、振動素子1にX軸方向の衝撃が加わると、第1屈曲部261A、262A、263A、264AがそれぞれバネのようにX軸方向に弾性変形し、これにより、X軸方向の衝撃が緩和・吸収される。
また、梁261、262、263、264が第2屈曲部261B、262B、263B、264Bを有することで、梁261、262、263、264がY軸方向に弾性を有することとなり、Y軸方向の衝撃(加速度)を効果的に緩和・吸収することができる。具体的には、振動素子1にY軸方向の衝撃が加わると、第2屈曲部261B、262B、263B、264BがバネのようにY軸方向に弾性変形し、これにより、Y軸方向の衝撃が緩和・吸収される。
以上のように、振動素子1によれば、梁261、262、263、264によって、X軸方向、Y軸方向およびこれらの合成方向(すなわち、XY平面の面内方向)の衝撃を効果的に緩和・吸収することができるため、衝撃の方向によらず、優れた機械的強度を発揮することができる。
−電極−
圧電基板2の表面には、電極が形成されている。
図3および図4に示すように、電極は、検出信号電極311と、検出信号端子312と、検出接地電極321と、検出接地端子322と、駆動信号電極331と、駆動信号端子332と、駆動接地電極341と、駆動接地端子342とを有している。なお、図3および図4では、説明の便宜上、検出信号電極311および検出信号端子312、検出接地電極321および検出接地端子322、駆動信号電極331および駆動信号端子332、駆動接地電極341および駆動接地端子342を、それぞれ、異なるハッチングで図示している。また、圧電基板2の側面に形成されている電極、配線、端子を太線で図示している。
検出信号電極311は、第1、第2検出腕221、222の上面および下面(溝2212、2213、2222、2223の内面)に形成されている。このような検出信号電極311は、第1、第2検出腕221、222の検出振動が励起されたときに、該振動によって発生する電荷を検出するための電極である。
検出信号端子312は、第1、第2支持部251、252の右側端部に形成されている。第1支持部251に形成された検出信号端子312は、第1梁261に形成された検出信号配線を介して、第1検出腕221に形成された検出信号電極311と電気的に接続されている。一方、第2支持部252に形成された検出信号端子312は、第2梁262に形成された検出信号配線を介して、第2検出腕222に形成された検出信号電極311と電気的に接続されている。
また、検出接地電極321は、第1、第2検出腕221、222の両側面に形成されている。第1検出腕221の両側面に形成れている検出接地電極321は、ハンマーヘッド2211を経由して電気的に接続されており、第2検出腕222の両側面に形成れている検出接地電極321は、ハンマーヘッド2221を経由して電気的に接続されている。このような検出接地電極321は、検出信号電極311に対してグランドとなる電位を有する。
検出接地端子322は、第1、第2支持部251、252の中央部に形成されている。第1支持部251に形成されている検出接地端子322は、第1梁261に形成された検出接地配線を介して、第1検出腕221に形成された検出接地電極321と電気的に接続されている。一方、第2支持部252に形成されている検出接地端子322は、第2梁262に形成された検出接地配線を介して、第2検出腕222に形成された検出接地電極321と電気的に接続されている。
このように検出信号電極311と、検出信号端子312と、検出接地電極321と、検出接地端子322とを配置することで、第1検出腕221に生じた検出振動は、第1検出腕221に形成された検出信号電極311と検出接地電極321との間の電荷として現れ、第1支持部251に形成された検出信号端子312と検出接地端子322とから信号として取り出すことができる。また、第2検出腕222に生じた検出振動は、第2検出腕222に形成された検出信号電極311と検出接地電極321との間の電荷として現れ、第2支持部252に形成された検出信号端子312と検出接地端子322とから信号として取り出すことができる。
駆動信号電極331は、第1、第2駆動腕241、242の上面および下面(ハンマーヘッド2411、2421を除く部分)に形成されている。さらに、駆動信号電極331は、第3、第4駆動腕243、244の両側面に形成されている。第3駆動腕243の両側面に形成れている駆動信号電極331は、ハンマーヘッド2431を経由して電気的に接続されており、第4駆動腕244の両側面に形成れている駆動信号電極331は、ハンマーヘッド2441を経由して電気的に接続されている。このような駆動信号電極331は、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244の駆動振動を励起させるための電極である。
また、駆動信号端子332は、第2支持部252の左端部に形成されている。駆動信号端子332は、第4梁264に形成された駆動信号配線を介して、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244に形成された駆動信号電極331と電気的に接続されている。
駆動接地電極341は、第3、第4駆動腕243、244の上面および下面(ハンマーヘッド2431、2441を除く部分)に形成されている。さらに、駆動接地電極341は、第1、第2駆動腕241、242の両側面に形成されている。第1駆動腕241の両側面に形成れている駆動接地電極341は、ハンマーヘッド2411を経由して電気的に接続されており、第2駆動腕242の両側面に形成れている駆動接地電極341は、ハンマーヘッド2421を経由して電気的に接続されている。このような駆動接地電極341は、駆動信号電極331に対してグランドとなる電位を有する。
また、駆動接地端子342は、第1支持部251の左端部に形成されている。駆動接地端子342は、第3梁263に形成された駆動接地配線を介して、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244に形成された駆動接地電極341と電気的に接続されている。
このように駆動信号電極331、駆動信号端子332、駆動接地電極341、駆動接地端子342を配置することで、駆動信号端子332と駆動接地端子342との間に駆動信号を印加することで、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244に形成された駆動信号電極331と駆動接地電極341との間に電界を生じさせ、各駆動腕241、242、243、244を駆動振動させることができる。
以上のような電極の構成としては、導電性を有していれば特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
以上、振動素子1の構成について説明した。
次に、振動素子1の動作について説明する。
振動素子1に角速度が加わらない状態において、駆動信号端子332と駆動接地端子342との間に電圧(交番電圧)を印加することで駆動信号電極331と駆動接地電極341との間に電界が生じると、図5(a)に示すように、各駆動腕241、242、243、244が矢印Aに示す方向に屈曲振動を行う。このとき、第1、第2駆動腕241、242と第3、第4駆動腕243、244とが振動素子1の重心Gを通るYZ平面に関して面対称の振動を行っているため、基部21、第1、第2検出腕221、222および第1、第2連結腕231、232は、ほとんど振動しない。
この駆動振動を行っている状態で、振動素子1にZ軸周りの角速度ωが加わると、図5(b)に示すような検出振動が励振される。具体的には、駆動腕241、242、243、244および第1、第2連結腕231、232に矢印B方向のコリオリの力が働き、新たな振動が励起される。この矢印B方向の振動は、重心Gに対して周方向の振動である。また同時に、第1、第2検出腕221、222には、矢印Bの振動に呼応して、矢印C方向の検出振動が励起される。そして、この振動により第1、第2検出腕221、222に発生した電荷を、検出信号電極311と検出接地電極321とから信号として取り出し、この信号に基づいて角速度が求められる。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態に係る振動素子を示す平面図である。なお、図6では、説明の便宜上、電極、検出腕、連結腕および駆動腕の図示を省略している。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態は、第1、第2、第3、第4梁の構成が異なること以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図6では、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
本実施形態の振動素子1では、第1梁261の第4延在部2614の幅が、それと連結する第3、第5延在部2613、2615の幅よりも太くなっている。同様に、第2梁262の第4延在部2624の幅が、それと連結する第3、第5延在部2623、2625の幅よりも太くなっており、第3梁263の第4延在部2634の幅が、それと連結する第3、第5延在部2633、2635の幅よりも太くなっており、第4梁264の第4延在部2644の幅が、それと連結する第3、第5延在部2643、2645の幅よりも太くなっている。
これにより、例えば、前述した第1実施形態と比較して、Z軸方向の衝撃(加速度)に対する強度を高めることができる。具体的には、振動素子1にZ軸方向の衝撃が加わると、第1、第2支持部251、252に対して基部21がZ軸方向に変位し、この変位に伴って、第1、第2、第3、第4梁261、262、263、264が捩じれる。この捩じれは、第4延在部2614、2624、2634、2644に集中し易く、その結果、第4延在部2614、2624、2634、2644が大きな応力を受ける。そのため、第4延在部2614、2624、2634、2644を太くし、その機械的強度を高めることで、Z軸方向の衝撃(加速度)に対する強度が高められた振動素子1となる。
なお、第4延在部2614、2624、2634、2644の幅としては、特に限定されず、他の延在部の幅や圧電基板2の厚さによっても異なるが、他の延在部の幅よりも5μm以上、10μm以下程度太いことが好ましい。これにより、上記効果を効果的に発揮することができるとともに、第4延在部2614、2624、2634、2644が過度に太くなることによる振動素子1の大型化を防止することができる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図7は、本発明の第3実施形態に係る振動素子を示す平面図である。なお、図7では、説明の便宜上、電極、検出腕、連結腕および駆動腕の図示を省略している。
以下、第3実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態は、第1、第2、第3、第4梁の構成が異なること以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図7では、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
以下、本実施形態の振動素子1が有する第1、第2、第3、第4梁261、262、263、264の構成について詳細に説明する。
図7に示すように、第1梁261は、Y軸方向に往復しつつX軸方向に向かう第1屈曲部261Aと、X軸方向に往復しつつY軸方向に向かう2つの第2屈曲部261B、261Cと、を有している。同様に、第2梁262は、Y軸方向に往復しつつX軸方向に向かう第1屈曲部262Aと、X軸方向に往復しつつY軸方向に向かう2つの第2屈曲部262B、262Cと、を有し、第3梁263は、Y軸方向に往復しつつX軸方向に向かう第1屈曲部263Aと、X軸方向に往復しつつY軸方向に向かう2つの第2屈曲部263B、263Cと、を有し、第4梁264は、Y軸方向に往復しつつX軸方向に向かう第1屈曲部264Aと、X軸方向に往復しつつY軸方向に向かう2つの第2屈曲部264B、264Cと、を有している。このように、各梁が第2屈曲部を複数有することによって、例えば、前述した第1実施形態と比較して屈曲部の数が多くなり、その分、振動素子1の耐衝撃性をより向上させることができる。
これら第1、第2、第3、第4梁261、262、263、264は、互いに同様の構成であるため、以下では、第1梁261の構成について代表して説明し、第2、第3、第4梁262、623、264の構成については、その説明を省略する。
第1梁261は、基部21から+X軸方向に延出する第1延在部2611と、第1延在部2611の先端部から+Y軸方向に延出する第2延在部2612と、第2延在部2612の先端部から−X軸方向に延出する第3延在部2613と、第3延在部2613の先端部から+Y軸方向に延出する第4延在部2614と、第4延在部2614の先端部から+X軸方向に延出する第5延在部2615と、第5延在部2615の先端部から−Y軸方向に延出する第6延在部2616と、第6延在部2616の先端部から+X軸方向に延出する第7延在部2617と、第7延在部2617の先端部から+Y軸方向に延出する第8延在部2618と、第8延在部2618の先端部から+Y軸方向と−X軸方向との合成方向(斜め方向)に延出している第9延在部2619と、第9延在部2619の先端部から+Y軸方向に延出し、第1支持部251に接続されている第10延在部2610と、を有している。
このような形状の第1梁261では、第1屈曲部261Aは、第4延在部2614と、第5延在部2615と、第6延在部2616と、第7延在部2617と、第8延在部2618とで構成されている。また、第2屈曲部261Bは、第1延在部2611と、第2延在部2612と、第3延在部2613と、第4延在部2614と、第5延在部2615とで構成され、第2屈曲部261Cは、第7延在部2617と、第8延在部2618と、第9延在部2619と、第10延在部2610とで構成されている。
また、第1延在部2611の基端部(基部21との接続部)は、+Y軸方向と+X軸方向との合成方向(斜め方向)に延在している。これにより、基部21と第1梁261との境界部への応力集中が低減され、振動素子1の機械的強度をさらに向上させることができる。
また、第6延在部2616は、S字状に湾曲した形状となっている。具体的には、第6延在部2616は、第5延在部2615の先端部から−Y軸方向に延出する延在部2616aと、延在部2616aの先端部から−Y軸方向と−X軸方向との合成方向(斜め方向)に延在する延在部2616bと、延在部2616bの先端部から−Y軸方向に延在する延在部2616cと、を有している。
また、第10延在部2610は、第1〜第9延在部2611〜2619よりも幅が太く形成されている。これにより、第1梁261と第1支持部251との境界部の強度を高めることができ、振動素子1の機械的強度の向上を図ることができる。第10延在部2610の幅としては、特に限定されず、第1〜第9延在部2611〜2619の幅や圧電基板2の厚さによっても異なるが、第1〜第9延在部2611〜2619の幅よりも10μm以上、30μm以下程度太いことが好ましい。これにより、上記効果を効果的に発揮することができるとともに、第10延在部2610が過度に太くなることによる振動素子1の大型化を防止することができる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
2.振動子
次に、振動素子1を用いた振動子10について説明する。
図8は、本発明の振動子の好適な実施形態を示す図であり(a)が断面図、(b)が上面である。
図8(a)、(b)に示すように、振動子10は、振動素子1と、振動素子1を収容するパッケージ8と、を有している。
パッケージ8は、凹部811を有する箱状のベース81と、凹部811の開口を塞いでベース81に接合された板状のリッド82とを有している。そして、凹部811がリッド82によって塞がれることにより形成された収容空間に振動素子1が収納されている。収容空間は、減圧(真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。
ベース81の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスや、各種ガラス材料を用いることができる。また、リッド82の構成材料としては、特に限定されないが、ベース81の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース81の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース81とリッド82の接合方法は、特に限定されず、例えば、接着材やろう材を介して接合することができる。
凹部811の底面には、接続端子831、832、833、834、835、836が形成されている。これら接続端子831〜836は、それぞれ、ベース81に形成された図示しない貫通電極等によって、ベース81の下面(パッケージ8の外周面)に引き出されている。接続端子831〜836の構成としては、導電性を有していれば特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
振動素子1は、第1支持部251が導電性接着材861、862、863によって凹部811の底面に固定されており、第2支持部252が導電性接着材864、865、866によって凹部811の底面に固定されている。また、導電性接着材861によって、一方の検出信号端子312と接続端子831とが電気的に接続され、導電性接着材862によって、一方の検出接地端子322と接続端子832とが電気的に接続され、導電性接着材863によって、駆動接地端子342と接続端子833とが電気的に接続され、導電性接着材864によって、他方の検出信号端子312と接続端子834とが電気的に接続され、導電性接着材865によって、他方の検出接地端子322と接続端子835とが電気的に接続され、導電性接着材866によって、駆動信号端子332と接続端子836とが電気的に接続されている。
導電性接着材861〜866としては、導電性および接着性を有していれば特に限定されず、例えば、シリコーン系、エポキシ系、アクリル系、ポリイミド系、ビスマレイミド系等の接着材に銀粒子等の導電性フィラーを分散させたものを用いることができる。
3.物理量センサー
次に、振動素子1を用いた物理量センサー100について説明する。
図9は、本発明の振動素子を備える物理量センサーの好適な実施形態を示す断面図である。図10および図11は、それぞれ、図9に示す物理量センサーの上面図である。なお、図11では、説明の便宜上、リッドおよび振動素子の図示を省略している。
図9、図10および図11に示すように、物理量センサー100は、振動素子1と、振動素子1を収容するパッケージ8と、ICチップ9と、を有している。
図9に示すように、パッケージ8は、凹部811を有する箱状のベース81と、凹部811の開口を塞いでベース81に接合された板状のリッド82とを有している。そして、凹部811がリッド82によって塞がれることにより形成された収容空間に振動素子1およびICチップ9が収納されている。収容空間は、減圧(真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。
凹部811は、ベース81の上面に開放する第1凹部811aと、第1凹部811aの底面の中央部に開放する第2凹部811bと、第2凹部811bの底面の中央部に開放する第3凹部811cと、を有している。そして、第1凹部811aの底面から第2凹部811bの底面に跨って接続配線871、872、873、874、875、876が形成されている。
図10に示すように、振動素子1は、第1支持部251が導電性接着材861、862、863によって第1凹部811aの底面に固定されており、第2支持部252が導電性接着材864、865、866によって第1凹部811aの底面に固定されている。そして、導電性接着材861によって、一方の検出信号端子312と接続配線871とが電気的に接続され、導電性接着材862によって、一方の検出接地端子322と接続配線872とが電気的に接続され、導電性接着材863によって、駆動接地端子342と接続配線873とが電気的に接続され、導電性接着材864によって、他方の検出信号端子312と接続配線874とが電気的に接続され、導電性接着材865によって、他方の検出接地端子322と接続配線875とが電気的に接続され、導電性接着材866によって、駆動信号端子332と接続配線876とが電気的に接続されている。
図11に示すように、ICチップ9は、第3凹部811cの底面にろう材等によって固定されている。ICチップ9は、導電性ワイヤーによって各接続配線871、872、873、874、875、876と電気的に接続されている。これにより、2つの検出信号端子312、2つの検出接地端子322、駆動信号端子332、駆動接地端子342の各々は、ICチップ9と電気的に接続された状態となっている。ICチップ9は、振動素子1を駆動振動させるための駆動回路と、角速度が加わったときに振動素子1に生じる検出振動を検出する検出回路と、を有する。
なお、本実施形態では、ICチップ9がパッケージ8の内部に設けられているが、ICチップ9は、パッケージ8の外部に設けられていてもよい。
4.物理量検出装置
次に、振動素子1を用いた物理量検出装置1000について説明する。
図12は、本発明の振動素子を備える物理量検出装置のブロック図である。
図12に示すように、物理量検出装置1000は、振動素子1と、駆動回路71と、検出回路72と、を有している。駆動回路71と検出回路72とは、例えば、前述したようなICチップ9に組み込むことができる。
駆動回路71は、駆動回路として機能し、I/V変換回路(電流電圧変換回路)711と、AC増幅回路712と、振幅調整回路713とを有している。このような駆動回路71は、振動素子1に形成された駆動信号電極331に駆動信号を供給するための回路である。
振動素子1が振動すると、圧電効果に基づく交流電流が振動素子1に形成された駆動信号電極331から出力され、駆動信号端子332を介してI/V変換回路711に入力される。I/V変換回路711は、入力された交流電流を振動素子1の振動周波数と同一の周波数の交流電圧信号に変換して出力する。I/V変換回路711から出力された交流電圧信号は、AC増幅回路712に入力され、AC増幅回路712は、入力された交流電圧信号を増幅して出力する。
AC増幅回路712から出力された交流電圧信号は、振幅調整回路713に入力される。振幅調整回路713は、入力された交流電圧信号の振幅を一定値に保持するように利得を制御し、利得制御後の交流電圧信号を、振動素子1に形成された駆動信号端子332を介して駆動信号電極331に出力する。この駆動信号電極331に入力される交流電圧信号(駆動信号)により振動素子1が振動する。
検出回路72は、検出回路として機能し、チャージアンプ回路721、722と、差動増幅回路723と、AC増幅回路724と、同期検波回路725と、平滑回路726と、可変増幅回路727と、フィルター回路728と、を有している。検出回路72は、振動素子1の第1検出腕221に形成された検出信号電極311に生じる第1検出信号と、第2検出腕222に形成された検出信号電極311に生じる第2検出信号と、を差動増幅させて差動増幅信号を生成し、該差動増幅信号に基づいて所定の物理量を検出する回路である。
チャージアンプ回路721、722には、振動素子1の第1、第2検出腕221、222に形成された検出信号電極311により検出された互いに逆位相の検出信号(交流電流)が、検出信号端子312を介して入力される。例えば、チャージアンプ回路721には第1検出腕221に形成された検出信号電極311により検出された第1検出信号が入力され、チャージアンプ回路722には第2検出腕222に形成された検出信号電極311により検出された第2検出信号が入力される。そして、チャージアンプ回路721、722は、入力された検出信号(交流電流)を、基準電圧Vrefを中心とする交流電圧信号に変換する。
差動増幅回路723は、チャージアンプ回路721の出力信号と、チャージアンプ回路722の出力信号とを差動増幅して差動増幅信号を生成する。差動増幅回路723の出力信号(差動増幅信号)は、さらにAC増幅回路724で増幅される。同期検波回路725は、検波回路として機能し、駆動回路71のAC増幅回路712が出力する交流電圧信号を基に、AC増幅回路724の出力信号を同期検波することにより角速度成分を抽出する。
同期検波回路725で抽出された角速度成分の信号は、平滑回路726で直流電圧信号に平滑化され、可変増幅回路727に入力される。可変増幅回路727は、平滑回路726の出力信号(直流電圧信号)を、設定された増幅率(または減衰率)で増幅(または減衰)して角速度感度を変化させる。可変増幅回路727で増幅(または減衰)された信号は、フィルター回路728に入力される。
フィルター回路728は、可変増幅回路727の出力信号から高周波のノイズ成分を除去し(正確には所定レベル以下に減衰させ)、角速度の方向および大きさに応じた極性および電圧レベルの検出信号を生成する。そして、この検出信号は、外部出力端子(図示せず)から外部へ出力される。
このような物理量検出装置1000によれば、上述のとおり、第1検出腕221に形成された検出信号電極311に生じる第1検出信号と、第2検出腕222に形成された検出信号電極311に生じる第2検出信号とを差動増幅させて差動増幅信号を生成し、該差動増幅信号に基づいて所定の物理量を検出することができる。
5.電子機器
次いで、振動素子1を適用した電子機器について、図13〜図15に基づき、詳細に説明する。
図13は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されている。
図14は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されている。
図15は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されている。
なお、本発明の振動素子を備える電子機器は、図13のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図14の携帯電話機、図15のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
6.移動体
次いで、図1に示す振動素子を適用した移動体について、図16に基づき、詳細に説明する。
図16は、本発明の振動素子を備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
自動車1500には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されており、振動素子1によって車体1501の姿勢を検出することができる。振動素子1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。その他、このような姿勢制御は、二足歩行ロボットやラジコンヘリコプターで利用することができる。以上のように、各種移動体の姿勢制御の実現にあたって、振動素子1が組み込まれる。
以上、本発明の振動素子、振動子、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した第3実施形態では、各梁が1つの第1屈曲部と、2つの第2屈曲部とを有している構成について説明したが、第1、第2屈曲部の少なくとも一方が複数設けられていればよく、例えば、各梁が2つの第1屈曲部と1つの第2屈曲部とを有していてもよく、第1、第2屈曲部がそれぞれ複数設けられていてもよい。
また、前述した実施形態では、梁が4本設けられているが、梁の数としては、これに限定されず、1〜3本であってもよいし、5本以上であってもよい。
また、前述した実施形態では、振動素子が有する振動部が、基部と、第1、第2検出腕と、第1、第2連結腕と、第1〜第4駆動腕とを有しているが、振動部の構成は、これに限定されない。例えば、基部と、基部から+Y軸方向に延出し、X軸方向に並んで設けられている一対の駆動腕と、基部から−Y軸方向に延出し、X軸方向に並んで設けられている一対の検出腕とを有する構成であってもよい。この場合、梁は、検出腕と駆動腕との間を通って基部と支持部とを連結するように配置することができる。この構成では、一対の駆動腕をX逆相モードである駆動モードで駆動させた状態で、Y軸まわりの角速度が加わると、一対の検出腕に、Z逆相モードで駆動する検出モードの振動が励振される。そして、その際に検出腕から出力される信号に基づいて、Y軸まわりの角速度を検知することができる。
1……振動素子 10……振動子 100……物理量センサー 1000……物理量検出装置 2……圧電基板 20……振動部 21……基部 221……第1検出腕 2211……ハンマーヘッド 2212、2213……溝 222……第2検出腕 2221……ハンマーヘッド 2222、2223……溝 231……第1連結腕 232……第2連結腕 241……第1駆動腕 2411……ハンマーヘッド 242……第2駆動腕 2421……ハンマーヘッド 243……第3駆動腕 2431……ハンマーヘッド 244……第4駆動腕 2441……ハンマーヘッド 251……第1支持部 252……第2支持部 261……第1梁 261A……第1屈曲部 261B、261C……第2屈曲部 2610……第10延在部 2611……第1延在部 2612……第2延在部 2613……第3延在部 2614……第4延在部 2615……第5延在部 2616……第6延在部 2616a、2616b、2616c……延在部 2617……第7延在部 2618……第8延在部 2619……第9延在部 262……第2梁 262A……第1屈曲部 262B、262C……第2屈曲部 2623……第3延在部 2624……第4延在部 2625……第5延在部 263……第3梁 263A……第1屈曲部 263B、263C……第2屈曲部 2633……第3延在部 2634……第4延在部 2635……第5延在部 264……第4梁 264A……第1屈曲部 264B、264C……第2屈曲部 2643……第3延在部 2644……第4延在部 2645……第5延在部 71……駆動回路 711……I/V変換回路 712……AC増幅回路 713……振幅調整回路 72……検出回路 721……チャージアンプ回路 722……チャージアンプ回路 723……差動増幅回路 724……AC増幅回路 725……同期検波回路 726……平滑回路 727……可変増幅回路 728……フィルター回路 8……パッケージ 9……ICチップ 81……ベース 82……リッド 311……検出信号電極 312……検出接地端子 321……検出接地電極 322……検出接地端子 331……駆動信号電極 332……駆動信号端子 341……駆動接地電極 342……駆動接地端子 811……凹部 811a……第1凹部 811b……第2凹部 811c……第3凹部 831〜836……接続端子 861〜866……導電性接着材 871〜876……接続配線 1100……パーソナルコンピューター 1102……キーボード 1104……本体部 1106……表示ユニット 1108……表示部 1200……携帯電話機 1202……操作ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1208……表示部 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース 1304……受光ユニット 1306……シャッターボタン 1308……メモリー 1310……表示部 1312……ビデオ信号出力端子 1314……入出力端子 1430……テレビモニター 1440……パーソナルコンピューター 1500……自動車 1501……車体 1502……車体姿勢制御装置 1503……車輪 G……重心

Claims (7)

  1. 振動部と、
    前記振動部と一端が接続されている梁と、
    前記梁の他端が接続されている支持部と、を有し、
    前記梁は、
    第1軸に沿った第1方向の成分を有して延在している部分、前記第1方向とは反対向きの第2方向の成分を有して延在している部分および前記第1軸と直交する第2軸に沿った方向に延在している部分を含む第1屈曲部と、
    前記第1屈曲部の両側に位置し、前記第2軸に沿った第3方向の成分を有して延在している部分、前記第3方向とは反対向きの第4方向の成分を有して延在している部分および前記第1軸に沿った方向に延在している部分を含む2つの第2屈曲部と、を有し、
    前記第2屈曲部は、前記第3方向と前記第1軸に沿った方向との合成方向に延在すると共に、前記一端側から前記他端側に沿って幅が漸増する部分を有している部分および前記第4方向と前記第1軸に沿った方向との合成方向に延在すると共に、前記一端側から前記他端側に沿って幅が漸増する部分を有している部分のうちの少なくとも一方を有し
    前記振動部の厚み方向からの平面視において、前記梁の前記他端の幅は、前記一端の幅よりも10μm以上30μm以下広いことを特徴とする振動素子。
  2. 前記振動部は、基部と、
    前記基部から前記第1軸に沿った方向に延在する検出腕と、
    前記基部から前記第2軸に沿った方向に延在する連結腕と、
    前記連結腕から前記第1軸に沿った方向に延在する駆動腕と、を有している請求項1に記載の振動素子。
  3. 前記第1屈曲部は、前記第1軸に沿った方向に延在する延在部と、前記第2軸に沿った方向に延在する延在部とが交互に配置されている部分を有している請求項1または2に記載の振動素子。
  4. 前記第1屈曲部の一部が前記第2屈曲部の一部である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動素子。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の振動素子と、
    前記振動素子を収納したパッケージと、を備えていることを特徴とする振動子。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の振動素子を備えたことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の振動素子を備えたことを特徴とする移動体。
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