JP2015102331A - 振動素子、振動子、電子機器および移動体 - Google Patents

振動素子、振動子、電子機器および移動体 Download PDF

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Seiichiro Ogura
誠一郎 小倉
啓一 山口
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啓一 山口
竜太 西澤
Ryuta Nishizawa
竜太 西澤
菊池 尊行
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Abstract

【課題】優れた耐衝撃性を有する振動素子および振動子を提供すること、また、かかる振動素子を備える信頼性に優れた電子機器および移動体を提供すること。
【解決手段】基部21と、基部21から延出している連結腕231と、連結腕231から延出している駆動腕241、242と、を備え、連結腕231は、連結腕用腕部2311と基部21とを接続している基部側接続部2312に設けられている連結腕用テーパー部2314a、2314bと、連結腕用腕部2311と駆動腕241、242とを接続している振動腕側接続部2313に設けられている連結腕用テーパー部2315a、2315bとを有し、連結腕用腕部2311の幅をaとし、連結腕用腕部2311の幅方向に沿った各連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bの長さをb1としたとき、a≦b1の関係を満たす。
【選択図】図5

Description

本発明は、振動素子、振動子、電子機器および移動体に関する。
角速度を検出する角速度センサーは、例えば、車両における車体制御、カーナビゲーションシステムの自車位置検出、デジタルカメラやビデオカメラ等の振動制御補正(いわゆる手ぶれ補正)等に用いられる。かかる角速度センサーとしては、例えば、振動ジャイロセンサーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載されているジャイロ素子は、基部と、基部から延出している検出用振動腕と、基部から検出用振動腕に直交する方向に延出している連結腕と、連結腕からそれと直交する方向に延出している駆動用振動腕と、を備えている。
このようなジャイロ素子では、駆動用振動腕を駆動モードで面内振動させた状態で、面外方向に沿った検出軸まわりの角速度が加わると、コリオリ力の作用により検出用振動腕の検出モードの振動が励振され、この検出モードの振動によって得られる信号から角速度を検知する。
このようなジャイロ素子では、前述したような検出モードの振動を効率的に励振させるため、連結腕を比較的細く(幅を小さく)する必要がある。従来では、連結腕の基部との接続部、および、連結腕の振動腕との接続部においても、連結腕が細くなっていたため、これらの接続部の機械的強度が低く、その結果、振動素子の耐衝撃性が低いという問題があった。
特開2001−194157号公報
本発明の目的は、優れた耐衝撃性を有する振動素子および振動子を提供すること、また、かかる振動素子を備える信頼性に優れた電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の振動素子は、基部と、
前記基部から延出している連結腕と、
前記連結腕から延出している振動腕と、
を備え、
前記連結腕は、連結腕用腕部と、前記連結腕用腕部および前記基部を接続している基部側接続部と、前記連結腕用腕部および前記振動腕を接続している振動腕側接続部と、前記基部側接続部および前記振動腕側接続部のうちの少なくとも一方の接続部に設けられている連結腕用テーパー部と、を有しており、
前記連結腕用腕部の幅をaとし、前記連結腕用腕部の幅方向に沿った前記連結腕用テーパー部の長さをb1としたとき、a≦b1の関係を満たすことを特徴とする。
このような振動素子によれば、連結腕用腕部の幅を小さくしても、連結腕用テーパー部により連結腕の端部の機械的強度を高めることができる。その結果、耐衝撃性に優れた振動素子を提供することができる。
[適用例2]
本発明の振動素子では、前記連結腕用腕部の延出方向に沿った前記連結腕用テーパー部の長さをb2としたとき、a≦b2の関係を満たすことが好ましい。
これにより、連結腕用テーパー部により連結腕の端部の機械的強度をより効果的に高めることができる。
[適用例3]
本発明の振動素子では、0.5≦b1/b2≦1.5の関係を満たすことが好ましい。
これにより、連結腕の長さが不本意に長くなるのを低減しつつ、連結腕用テーパー部により連結腕の端部の機械的強度を高めることができる。
[適用例4]
本発明の振動素子では、前記振動腕は、振動腕用腕部と、前記振動腕用腕部の先端側に設けられていて前記振動腕用腕部よりも幅が大きい幅広部と、前記振動腕用腕部と前記幅広部とを接続している幅広部側接続部と、前記幅広部側接続部に設けられている振動腕用テーパー部と、を有しており、
前記振動腕用腕部の幅方向に沿った前記振動腕用テーパー部の長さをc1としたとき、b1>c1の関係を満たすことが好ましい。
これにより、振動腕の長さが不本意に長くなるのを低減しつつ、連結腕用テーパー部により連結腕の端部の機械的強度を高めることができる。
[適用例5]
本発明の振動子は、本発明の振動素子を備えることを特徴とする。
これにより、耐衝撃性に優れた振動子を提供することができる。
[適用例6]
本発明の電子機器は、本発明の振動素子を備えていることを特徴とする。
これにより、信頼性に優れた電子機器を提供することができる。
[適用例7]
本発明の移動体は、本発明の振動素子を備えていることを特徴とする。
これにより、信頼性に優れた移動体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る振動素子を示す平面図である。 図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図である。 図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図(透過図)である。 図1に示す振動素子の動作を説明するための図である。 図1に示す振動素子が有する連結腕を説明するための拡大平面図である。 図1に示す振動素子が有する連結腕の変形例1を説明するための拡大平面図である。 図1に示す振動素子が有する連結腕の変形例2を説明するための拡大平面図である。 図1に示す振動素子が有する連結腕の変形例3を説明するための拡大平面図である。 本発明の第2実施形態に係る振動素子を示す平面図である。 図9に示す振動素子の動作を説明するための図である。 図9に示す振動素子が有する連結腕を説明するための拡大平面図である。 本発明の振動子の好適な実施形態を示す図であり(a)が断面図、(b)が上面図である。 本発明の振動素子を備える物理量センサーの好適な実施形態を示す断面図である。 図13に示す物理量センサーの上面図である。 図13に示す物理量センサーの上面図である。 本発明の振動素子を備える物理量検出装置のブロック図である。 本発明の振動素子を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の振動素子を備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の振動素子、振動子、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.振動素子
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動素子を示す平面図である。また、図2は、図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図、図3は、図1に示す振動素子が有する電極を示す平面図(透過図)である。また、図4は、図1に示す振動素子の動作を説明するための図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1の紙面手前側を「上側」とも言い、紙面奥側を「下側」とも言う。また、図1では、説明の便宜上、電極の図示を省略している。
≪振動素子の基本的構造≫
図1に示す振動素子1は、角速度検出素子(ジャイロ素子)として用いられるものである。このような振動素子1は、圧電基板2と、圧電基板2の表面に形成された電極とを有している。
−圧電基板−
圧電基板2の構成材料としては、例えば、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムなどの圧電材料が挙げられる。これらの中でも、圧電基板2の構成材料としては、水晶を用いることが好ましい。水晶を用いることで、他の材料と比較して優れた周波数温度特性を有する振動素子1が得られる。なお、以下では、圧電基板2を水晶で構成した場合について説明する。
図1に示すように、圧電基板2は、水晶基板の結晶軸であるY軸(機械軸)およびX軸(電気軸)で規定されるXY平面に広がりを有し、Z軸(光軸)方向に厚みを有する板状をなしている。すなわち、圧電基板2は、Zカット水晶板で構成されている。なお、Z軸は、圧電基板2の厚さ方向と一致しているのが好ましいが、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点から、厚さ方向に対して若干(例えば、15°未満程度)傾けてもよい。
このような圧電基板2は、振動部20と、振動部20を介してY軸方向に対向配置された第1、第2固定部251、252と、第1固定部251と振動部20とを連結する第1、第3梁261、263と、第2固定部252と振動部20とを連結する第2、第4梁262、264とを有している。
また、振動部20は、中心部に位置する基部21と、基部21からY軸方向両側に延出する第1、第2検出腕221、222と、基部21からX軸方向両側に延在する第1、第2連結腕231、232(連結腕)と、第1連結腕231の先端部からY軸方向両側に延出する第1、第2駆動腕241、242(振動腕)と、第2連結腕232の先端部からY軸方向両側に延出する第3、第4駆動腕243、244(振動腕)とを有し、基部21が梁261、262、263、263によって第1、第2固定部251、252に支持されている。
第1検出腕221は、基部21から+Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2211が設けられている。一方、第2検出腕222は、基部21から−Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2221が設けられている。これら第1、第2検出腕221、222は、振動素子1の重心Gを通るXZ平面に関して面対称に配置されている。
第1、第2検出腕221、222にハンマーヘッド2211、2221を設けることで角速度の検出感度が向上するとともに、第1、第2検出腕221、222の長さを短くすることができる。なお、ハンマーヘッド2211、2221は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。また、必要に応じて、検出腕221、222の上面および下面に長さ方向に延在する有底の溝を形成してもよい。
第1連結腕231は、基部21から+X軸方向に延出している。一方、第2連結腕232は、基部21から−X軸方向に延出している。これら第1、第2連結腕231、232は、重心Gを通るYZ平面に関して面対称に配置されている。なお、第1、第2連結腕231、232の上面および下面に、その長さ方向(X軸方向)に延在する有底の溝を設けてもよい。なお、第1連結腕231、232の詳細については、後述する。
第1駆動腕241は、第1連結腕231の先端部から+Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2411が設けられている。また、第2駆動腕242は、第1連結腕231の先端部から−Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2421が設けられている。また、第3駆動腕243は、第2連結腕232の先端部から+Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2431が設けられている。また、第4駆動腕244は、第2連結腕232の先端部から−Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド2441が設けられている。これら4本の駆動腕241、242、243、244は、Z軸方向から見た平面視(以下、単に「平面視」とも言う)で、重心Gに関して点対称に配置されている。
駆動腕241、242、243、244にハンマーヘッド2411、2421、2431、2441を設けることで角速度の検出感度が向上するとともに、駆動腕241、242、243、244の長さを短くすることができる。なお、ハンマーヘッド2411、2421、2431、2441は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。また、必要に応じて、駆動腕241、242、243、244の上面および下面に長さ方向に延在する有底の溝を形成してもよい。
第1固定部251は、基部21に対して+Y軸方向側に位置し、X軸方向延在して配置されている。一方、第2固定部252は、基部21に対して−Y軸方向側に位置し、X軸方向に延在して配置されている。これら第1、第2固定部251、252は、重心Gを通るXZ平面に関して面対称に配置されている。
第1梁261は、第1検出腕221と第1駆動腕241との間を通って基部21と第1固定部251とを連結している。また、第2梁262は、第2検出腕222と第2駆動腕242との間を通って基部21と第2固定部252とを連結している。また、第3梁263は、第1検出腕221と第3駆動腕243との間を通って基部21と第1固定部251とを連結している。また、第4梁264は、第2検出腕222と第4駆動腕244との間を通って基部21と第2固定部252とを連結している。これら梁261、262、263、264は、平面視で、重心Gに関して点対称に配置されている。
各梁261、262、263、264は、X軸方向に沿って往復しながらY軸方向に沿って延びる蛇行部(S字形状部)を有しており、X軸方向およびY軸方向に弾性を有している。また、各梁261、262、263、264は、それぞれ、蛇行部を有する細長い形状を有しているので、あらゆる方向に弾性を有している。そのため、外部から衝撃が加えられても、各梁261、262、263、264で衝撃を吸収でき、衝撃に起因する検出ノイズを低減または抑制することができる。
−電極−
圧電基板2の表面には、電極が形成されている。
図2および図3に示すように、電極は、検出信号電極311と、検出信号端子312と、検出接地電極321と、検出接地端子322と、駆動信号電極331と、駆動信号端子332と、駆動接地電極341と、駆動接地端子342とを有している。なお、図2および図3では、説明の便宜上、検出信号電極311および検出信号端子312、検出接地電極321および検出接地端子322、駆動信号電極331および駆動信号端子332、駆動接地電極341および駆動接地端子342を、それぞれ、異なるハッチングで図示している。また、圧電基板2の側面に形成されている電極、配線、端子を太線で図示している。
検出信号電極311は、第1、第2検出腕221、222の上面および下面(ハンマーヘッド2211、2221を除く部分)に形成されている。このような検出信号電極311は、第1、第2検出腕221、222の検出振動が励起されたときに、該振動によって発生する電荷を検出するための電極である。
検出信号端子312は、第1、第2固定部251、252の右側端部に形成されている。第1固定部251に形成された検出信号端子312は、第1梁261に形成された検出信号配線を介して、第1検出腕221に形成された検出信号電極311と電気的に接続されている。一方、第2固定部252に形成された検出信号端子312は、第2梁262に形成された検出信号配線を介して、第2検出腕222に形成された検出信号電極311と電気的に接続されている。
また、検出接地電極321は、第1、第2検出腕221、222の両側面に形成されている。第1検出腕221の両側面に形成れている検出接地電極321は、ハンマーヘッド2211を経由して電気的に接続されており、第2検出腕222の両側面に形成れている検出接地電極321は、ハンマーヘッド2221を経由して電気的に接続されている。このような検出接地電極321は、検出信号電極311に対してグランドとなる電位を有する。
検出接地端子322は、第1、第2固定部251、252の中央部に形成されている。第1固定部251に形成されている検出接地端子322は、第1梁261に形成された検出接地配線を介して、第1検出腕221に形成された検出接地電極321と電気的に接続されている。一方、第2固定部252に形成されている検出接地端子322は、第2梁262に形成された検出接地配線を介して、第2検出腕222に形成された検出接地電極321と電気的に接続されている。
このように検出信号電極311と、検出信号端子312と、検出接地電極321と、検出接地端子322とを配置することで、第1検出腕221に生じた検出振動は、第1検出腕221に形成された検出信号電極311と検出接地電極321との間の電荷として現れ、第1固定部251に形成された検出信号端子312と検出接地端子322とから信号として取り出すことができる。また、第2検出腕222に生じた検出振動は、第2検出腕222に形成された検出信号電極311と検出接地電極321との間の電荷として現れ、第2固定部252に形成された検出信号端子312と検出接地端子322とから信号として取り出すことができる。
駆動信号電極331は、第1、第2駆動腕241、242の上面および下面(ハンマーヘッド2411、2421を除く部分)に形成されている。さらに、駆動信号電極331は、第3、第4駆動腕243、244の両側面に形成されている。第3駆動腕243の両側面に形成れている駆動信号電極331は、ハンマーヘッド2431を経由して電気的に接続されており、第4駆動腕244の両側面に形成れている駆動信号電極331は、ハンマーヘッド2441を経由して電気的に接続されている。このような駆動信号電極331は、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244の駆動振動を励起させるための電極である。
また、駆動信号端子332は、第2固定部252の左端部に形成されている。駆動信号端子332は、第4梁264に形成された駆動信号配線を介して、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244に形成された駆動信号電極331と電気的に接続されている。
駆動接地電極341は、第3、第4駆動腕243、244の上面および下面(ハンマーヘッド2431、2441を除く部分)に形成されている。さらに、駆動接地電極341は、第1、第2駆動腕241、242の両側面に形成されている。第1駆動腕241の両側面に形成れている駆動接地電極341は、ハンマーヘッド2411を経由して電気的に接続されており、第2駆動腕242の両側面に形成れている駆動接地電極341は、ハンマーヘッド2421を経由して電気的に接続されている。このような駆動接地電極341は、駆動信号電極331に対してグランドとなる電位を有する。
また、駆動接地端子342は、第1固定部251の左端部に形成されている。駆動接地端子342は、第3梁263に形成された駆動接地配線を介して、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244に形成された駆動接地電極341と電気的に接続されている。
このように駆動信号電極331、駆動信号端子332、駆動接地電極341、駆動接地端子342を配置することで、駆動信号端子332と駆動接地端子342との間に駆動信号を印加することで、第1、第2、第3、第4駆動腕241、242、243、244に形成された駆動信号電極331と駆動接地電極341との間に電界を生じさせ、各駆動腕241、242、243、244を駆動振動させることができる。
以上のような電極の構成としては、導電性を有していれば特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
≪振動素子の駆動≫
次に、振動素子1の駆動について説明する。
振動素子1に角速度が加わらない状態において、駆動信号端子332と駆動接地端子342との間に電圧(交番電圧)を印加することで駆動信号電極331と駆動接地電極341との間に電界が生じると、図4(a)に示すように、各駆動腕241、242、243、244が矢印Aに示す方向に屈曲振動(駆動振動)を行う。このとき、第1、第2駆動腕241、242と第3、第4駆動腕243、244とが振動素子1の重心Gを通るYZ平面に関して面対称の振動を行っているため、基部21、第1、第2検出腕221、222および第1、第2連結腕231、232は、ほとんど振動しない。
この駆動振動を行っている状態で、振動素子1にZ軸周りの角速度ωが加わると、図4(b)に示すような検出振動(検出モードの振動)が励振される。具体的には、駆動腕241、242、243、244および第1、第2連結腕231、232に矢印B方向のコリオリの力が働き、新たな振動が励起される。この矢印B方向の振動は、重心Gに対して周方向の振動である。また同時に、第1、第2検出腕221、222には、矢印Bの振動に呼応して、矢印C方向の検出振動が励起される。そして、この振動により第1、第2検出腕221、222に発生した電荷を、検出信号電極311と検出接地電極321とから信号として取り出し、この信号に基づいて角速度が求められる。
以上振動素子1の概略を説明したが、このような振動素子1において、前述したような検出モードの振動を効率的に励振させるため、第1、第2連結腕231、232を比較的細く(幅を小さく)する必要がある。しかし、単に、第1、第2連結腕231、232を細くすると、例えば、振動素子1が落下衝撃等の衝撃を受けたとき、第1、2連結腕231、232と基部21との接続部、第1連結腕231と第1、第2駆動腕241、242との接続部、および、第2連結腕232と第3、第4駆動腕243、244との接続部が曲がりやすく、これらの部分で第1、第2連結腕231、232が折れやすい。
そこで、振動素子1が備える第1、第2連結腕231、232は、これらの接続部について、以下に説明するような構成を有している。なお、以下では、第1連結腕231について代表的に説明し、第2連結腕232については、第1連結腕231と同様であるため、その説明を省略する。
図5は、図1に示す振動素子が有する連結腕を説明するための拡大平面図である。また、図6は、図1に示す振動素子が有する連結腕の変形例1を説明するための拡大平面図である。また、図7は、図1に示す振動素子が有する連結腕の変形例2を説明するための拡大平面図である。また、図8は、図1に示す振動素子が有する連結腕の変形例3を説明するための拡大平面図である。
図5に示すように、第1連結腕231は、連結腕用腕部2311と、連結腕用腕部2311と基部21とを接続している基部側接続部2312と、連結腕用腕部2311と第1、第2駆動腕241、242(振動腕)とを接続している振動腕側接続部2313と、基部側接続部2312に設けられている連結腕用テーパー部2314a、2314bと、振動腕側接続部2313に設けられている連結腕用テーパー部2315a、2315bと、を有している。
そして、連結腕用腕部2311の幅(Y軸方向に沿った長さ)をaとし、連結腕用腕部2311の幅方向(Y軸方向)に沿った各連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bの長さをb1としたとき、a≦b1の関係を満たす。これにより、連結腕用腕部2311の幅aを小さくしても、連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bにより第1連結腕231の端部の機械的強度を高めることができる。その結果、耐衝撃性に優れた振動素子1を実現することができる。なお、連結腕用テーパー部2314a、2314bの各長さb1と連結腕用テーパー部2315a、2315bの各長さb1とは、互いに同じであってもよいし異なっていてもよい。また、連結腕用テーパー部2314aの長さb1と連結腕用テーパー部2314bの長さb1とは、互いに異なっていてもよいが、振動の対称性を確保する観点から、互いに同じであることが好ましい。
ここで、連結腕用腕部2311は、その長さ方向での全域に亘って幅が一定となっている部分である。なお、連結腕用腕部2311の途中に幅が異なる部分を有していてもよい。この場合、連結腕用腕部2311の端部における幅を「連結腕用腕部2311の幅a」とすればよい。
基部側接続部2312は、連結腕用腕部2311と基部21との間に位置する部分である。同様に、振動腕側接続部2313は、連結腕用腕部2311と第1、第2駆動腕241、242との間に位置する部分である。
連結腕用テーパー部2314a、2314bは、連結腕用腕部2311側から基部21側に向けて、第1連結腕231の幅が連続的に大きくなるように形成されている。同様に、連結腕用テーパー部2315a、2315bは、連結腕用腕部2311側から第1、第2駆動腕241、242側に向けて、第1連結腕231の幅が連続的に大きくなるように形成されている。このような形状の連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bを用いることにより、連結腕用腕部2311の幅aおよび長さL1を小さくしつつ、第1連結腕231の端部(基部側接続部2312および振動腕側接続部2313)の幅を大きくして機械的強度を高めることができる。
なお、連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bは、平面視で、連結腕用腕部2311の外縁がなす1対の辺をそれぞれ延長した線分よりも外側に位置し、かつ、連結腕用腕部2311の延在方向に対する外縁の傾斜角度が90度未満となる部分である。また、平面視での連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bの外縁とは、圧電基板2の主面によって形成されるものであってもよいし、圧電基板2の側面によって形成されるものであってもよい。
本実施形態では、平面視で連結腕用腕部2311の延在方向に対する各連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bの外縁の傾斜角度が一定となっている。これにより、比較的簡単に、連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bを形成することができる。
また、連結腕用腕部2311の延出方向に沿った各連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bの長さをb2としたとき、a≦b2の関係を満たすことが好ましい。これにより、連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bにより第1連結腕231の端部の機械的強度をより効果的に高めることができる。
また、0.5≦b1/b2≦1.5の関係を満たすことが好ましく、0.6≦b1/b2≦1.3の関係を満たすことがより好ましく、0.8≦b1/b2≦1.2の関係を満たすことがさらに好ましい。これにより、連結腕231の長さLが不本意に長くなるのを低減しつつ、連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bにより連結腕231の端部の機械的強度を高めることができる。
ところで、駆動腕241は、振動腕用腕部2412と、振動腕用腕部2412の先端側に設けられていて振動腕用腕部2412よりも幅が大きいハンマーヘッド2411(幅広部)と、振動腕用腕部2412とハンマーヘッド2411とを接続している幅広部側接続部2413と、幅広部側接続部2413に設けられている振動腕用テーパー部2414a、2414bと、を有しているが、振動腕用腕部2412の幅方向に沿った各振動腕用テーパー部2414a、2414bの長さをc1としたとき、b1>c1の関係を満たすことが好ましい。これにより、第1駆動腕241の長さが不本意に長くなるのを低減しつつ、連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315bにより連結腕231の端部の機械的強度を高めることができる。なお、第2駆動腕242についても同様である。
また、連結腕用腕部2311の長さをL1としたとき、b2/L1は、0.05以上0.2以下であることが好ましく、0.1以上0.15以下であることがより好ましい。これにより、連結腕231の弾性を優れたものとしつつ、連結腕231の機械的強度を高めることができる。
また、連結腕231は、第1、第2駆動腕241、242の基部21とは反対側にも、連結腕用テーパー部2315a、2315bと同様の連結腕用テーパー部2316a、2316bを有している。本実施形態では、連結腕用腕部2311の幅方向(Y軸方向)に沿った各連結腕用テーパー部2316a、2316bの長さをd1としたとき、a≦d1の関係を満たす。これにより、連結腕用テーパー部2315a、2315bの長さb1と連結腕用テーパー部2316a、2316bの長さd1との差をゼロまたは少なくすることにより、各第1、第2駆動腕241、242の振動の対称性を高め、不要振動を抑制することができる。
以上説明したような振動素子1によれば、優れた耐衝撃性を発揮することができる。なお、連結腕用テーパー部2314a、2314b、2315a、2315b、2316a、2316bの形状は、前述したものに限定されず、例えば、図6〜図8に示すような変形例1〜3の形状であってもよい。以下、変形例1〜3を順次説明する。
(変形例1)
図6に示す変形例1に係る第1連結腕231Aは、基部側接続部2312に設けられている連結腕用テーパー部2314c、2314dと、振動腕側接続部2313に設けられている連結腕用テーパー部2315c、2315dと、を有している。
本変形例では、平面視で連結腕用腕部2311の延在方向に対する各連結腕用テーパー部2314c、2314d、2315c、2315dの外縁の傾斜角度が異なる2つの部分を有する。これにより、水晶をウエットエッチングする際の異方性を利用して比較的簡単に、連結腕用テーパー部2314c、2314d、2315c、2315dを形成することができる。また、連結腕231Aの延在方向の一部で局所的に剛性が急激に変化するのを低減することができる。
(変形例2)
図7に示す変形例2に係る第1連結腕231Bは、基部側接続部2312に設けられている連結腕用テーパー部2314e、2314fと、振動腕側接続部2313に設けられている連結腕用テーパー部2315e、2315fと、を有している。
本変形例では、連結腕用テーパー部2314c、2314d、2315c、2315dの外縁が凹湾曲形状をなしており、連結腕用腕部2311の延在方向に対する各連結腕用テーパー部2314e、2314f、2315e、2315fの外縁の傾斜角度が連続的に変化している。これにより、連結腕231Bの延在方向の一部で局所的に剛性が急激に変化するのをより効果的に低減することができる。
(変形例3)
図8に示す変形例3に係る第1連結腕231Cは、第1、第2駆動腕241、242の基部21とは反対側に設けられた連結腕用テーパー部2316g、2316hを有している。
本変形例では、連結腕用腕部2311の幅方向(Y軸方向)に沿った各連結腕用テーパー部2316g、2316hの長さをd1としたとき、a>d1の関係を満たす。このような場合であっても、a≦b1の関係を満たすことにより、第1連結腕231Cの端部の機械的強度を高めることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る振動素子を示す平面図、図10は、図9に示す振動素子の動作を説明するための図である。また、図11は、図9に示す振動素子が有する連結腕を説明するための拡大平面図である。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図9に示す振動素子1Dは、ジャイロセンサー素子である。
この振動素子1Dは、圧電基板2Dを有し、この圧電基板2Dは、基部21Dと、1対の駆動用振動腕241D、242Dと、1対の検出用振動腕221D、222Dと、1対の連結腕231D、232Dと、1対の調整用振動腕271、272(振動腕)と、を有している。また、図示しないが、振動素子1Dは、基部21Dを支持する支持部と、駆動用振動腕241D、242Dに設けられた駆動電極と、検出用振動腕221D、222Dに設けられた検出電極と、調整用振動腕271、272に設けられた調整電極と、を有している。
本実施形態では、圧電基板2Dは、圧電体材料で構成されている。このような圧電体材料としては、特に限定されないが、水晶を用いるのが好ましい。これにより、振動素子1Dの特性を優れたものとすることができる。なお、以下では、圧電基板2Dが水晶で構成されている場合を例に説明する。
基部21Dは、図示しない支持部に支持されている。この支持部は、後述するように角速度を検出可能に基部21Dを支持できれば、特に限定されないが、例えば、前述した第1実施形態の振動部20を支持する構成(固定部251、252および梁261〜264)と同様のものであってもよいし、いわゆるTAB(Tape Automated Bonding)実装用の構造体であってもよい。
駆動用振動腕241D、242Dは、それぞれ、基部21Dから+Y軸方向に延出している。また、駆動用振動腕241D、242Dの横断面は、それぞれ、X軸に平行な1対の辺とZ軸に平行な1対の辺とを有する矩形をなしている。
そして、駆動用振動腕241D、242Dには、それぞれ、図示しないが、前述した第1実施形態の第1、第3駆動腕241、243または第2、第4駆動腕242、244と同様に、通電により駆動用振動腕241D、242DをX軸方向に屈曲振動させる1対の駆動電極(駆動信号電極および駆動接地電極)が設けられている。
検出用振動腕221D、222Dは、それぞれ、基部21Dから−Y軸方向に延出している。また、検出用振動腕221D、222Dの横断面は、それぞれ、X軸に平行な1対の辺とZ軸に平行な1対の辺とを有する矩形をなしている。
そして、検出用振動腕221D、222Dには、それぞれ、図示しないが、検出用振動腕221D、222DのZ軸方向での屈曲振動に伴って生じる電荷を検出する1対の検出電極(検出信号電極および検出接地電極)が設けられている。
連結腕231Dは、基部21Dから+X軸方向に延出している。一方、連結腕232Dは、基部21Dから−X軸方向に延出している。
調整用振動腕271は、連結腕231Dの先端部から+Y軸方向に延出している。同様に、調整用振動腕272は、連結腕232Dの先端部から+Y軸方向に延出している。また、調整用振動腕271、272の横断面は、それぞれ、X軸に平行な1対の辺とZ軸に平行な1対の辺とを有する矩形をなしている。
そして、調整用振動腕271、272には、それぞれ、図示しないが、調整用振動腕271、272のX軸方向での屈曲振動に伴って生じる電荷を出力する1対の調整電極(調整信号電極および調整接地電極)が設けられている。この1対の調整電極は、前述した1対の検出電極に電気的に接続されている。
このように構成された振動素子1Dでは、1対の駆動電極間に駆動信号が印加されることにより、図10に示すように、駆動用振動腕241Dと駆動用振動腕242Dとが互いに接近・離間するように屈曲振動(駆動振動)する。すなわち、駆動用振動腕241D、242Dが図10に示す矢印A1の方向に屈曲する状態と、駆動用振動腕241D、242Dが図10に示す矢印A2の方向に屈曲する状態とを交互に繰り返す。
このように駆動用振動腕241D、242Dを駆動振動させた状態で、振動素子1DにY軸に沿った検出軸まわりの角速度ωが加わると、駆動用振動腕241D、242Dは、コリオリ力により、Z軸方向に互いに反対側に屈曲振動し、これに伴い、検出用振動腕221D、222Dは、Z軸方向に互いに反対側に屈曲振動(検出振動)する。すなわち、駆動用振動腕241D、242Dが図10に示す矢印B1の方向に屈曲する状態と、駆動用振動腕241D、242Dが図10に示す矢印B2の方向に屈曲する状態とを繰り返し、それに伴って、検出用振動腕221D、222Dが図10に示す矢印C1の方向に屈曲する状態と、検出用振動腕221D、222Dが図10に示す矢印C2の方向に屈曲する状態とを交互に繰り返す。
このような検出用振動腕221D、222Dの検出振動により1対の検出電極間に生じた電荷を検出することにより、振動素子1Dに加わった角速度ωを求めることができる。
このとき、調整用振動腕271、272も駆動用振動腕241D、242Dの駆動振動に伴って互いに接近・離間する方向(面内方向)に屈曲振動する。
かかる振動素子1Dでは、例えば製造時のバラツキにより駆動用振動腕241D、242Dの横断面形状が設計通りとならない場合、振動素子1Dに物理量を加えずに駆動用振動腕241D、224を通電により振動させた状態において、1対の検出電極間に漏れ出力となる電荷が生じる。
また、振動素子1Dでは、振動素子1Dに物理量が加えられているか否かにかかわらず駆動用振動腕241D、242Dを駆動振動させた状態において、1対の調整電極間に調整用出力となる電荷が生じる。
このような調整用出力を用いて、前述した漏れ出力を調整することができる。これにより、センサー出力を調整することができる。
例えば、調整電極の一部を必要に応じてレーザー等を用いて除去することにより、1対の調整電極間の電荷量を少なくし、センサー出力を調整する。
以上振動素子1Dの概略を説明したが、このような振動素子1Dにおいては、前述したような調整用振動腕271、272の振動を効率的に励振させるため、連結腕231D、232Dを比較的細く(幅を小さく)する必要がある。しかし、単に、連結腕231D、232Dを細くすると、例えば、振動素子1Dが落下衝撃等の衝撃を受けたとき、連結腕231D、232Dと基部21Dとの接続部、連結腕231と調整用振動腕271との接続部、および、連結腕232Dと調整用振動腕272との接続部が曲がりやすく、これらの部分で連結腕231D、232Dが折れやすい。
そこで、振動素子1Dが備える連結腕231D、232Dは、これらの接続部について、以下に説明するような構成を有している。なお、以下では、連結腕231Dについて代表的に説明し、連結腕232Dについては、連結腕231Dと同様であるため、その説明を省略する。
図11に示すように、連結腕231Dは、連結腕用腕部2311Dと、連結腕用腕部2311Dと基部21Dとを接続している基部側接続部2312Dと、連結腕用腕部2311Dと調整用振動腕271(振動腕)とを接続している振動腕側接続部2313Dと、基部側接続部2312Dに設けられている連結腕用テーパー部2314iと、振動腕側接続部2313Dに設けられている連結腕用テーパー部2315iと、を有している。
そして、連結腕用腕部2311Dの幅(Y軸方向に沿った長さ)をaとし、連結腕用腕部2311Dの幅方向(Y軸方向)に沿った各連結腕用テーパー部2314i、2315iの長さをb1としたとき、a≦b1の関係を満たす。これにより、連結腕用腕部2311Dの幅aを小さくしても、連結腕用テーパー部2314i、2315iにより連結腕231Dの端部の機械的強度を高めることができる。その結果、耐衝撃性に優れた振動素子1Dを実現することができる。
2.振動子
次に、振動素子1を用いた振動子10について説明する。
図12は、本発明の振動子の好適な実施形態を示す図であり(a)が断面図、(b)が上面図である。
図12(a)、(b)に示すように、振動子10は、振動素子1と、振動素子1を収容するパッケージ8と、を有している。
パッケージ8は、凹部811を有する箱状のベース81と、凹部811の開口を塞いでベース81に接合された板状のリッド82とを有している。そして、凹部811がリッド82によって塞がれることにより形成された収容空間に振動素子1が収納されている。収容空間は、減圧(真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。
ベース81の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスや、各種ガラス材料を用いることができる。また、リッド82の構成材料としては、特に限定されないが、ベース81の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース81の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース81とリッド82の接合方法は、特に限定されず、例えば、接着材やろう材を介して接合することができる。
凹部811の底面には、接続端子831、832、833、834、835、836が形成されている。これら接続端子831〜836は、それぞれ、ベース81に形成された図示しない貫通電極等によって、ベース81の下面(パッケージ8の外周面)に引き出されている。接続端子831〜836の構成としては、導電性を有していれば特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
振動素子1は、第1固定部251が導電性接着材861、862、863によって凹部811の底面に固定されており、第2固定部252が導電性接着材864、865、866によって凹部811の底面に固定されている。また、導電性接着材861によって、一方の検出信号端子312と接続端子831とが電気的に接続され、導電性接着材862によって、一方の検出接地端子322と接続端子832とが電気的に接続され、導電性接着材863によって、駆動接地端子342と接続端子833とが電気的に接続され、導電性接着材864によって、他方の検出信号端子312と接続端子834とが電気的に接続され、導電性接着材865によって、他方の検出接地端子322と接続端子835とが電気的に接続され、導電性接着材866によって、駆動信号端子332と接続端子836とが電気的に接続されている。
導電性接着材861〜866としては、導電性および接着性を有していれば特に限定されず、例えば、シリコーン系、エポキシ系、アクリル系、ポリイミド系、ビスマレイミド系等の接着材に銀粒子等の導電性フィラーを分散させたものを用いることができる。
以上説明したような振動子10によれば、優れた耐衝撃性を発揮することができる。
3.物理量センサー
次に、振動素子1を用いた物理量センサー100について説明する。
図13は、本発明の振動素子を備える物理量センサーの好適な実施形態を示す断面図である。図14および図15は、それぞれ、図13に示す物理量センサーの上面図である。なお、図15では、説明の便宜上、リッドおよび振動素子の図示を省略している。
図13、図14および図15に示すように、物理量センサー100は、振動素子1と、振動素子1を収容するパッケージ8と、ICチップ9と、を有している。
図13に示すように、パッケージ8は、凹部811を有する箱状のベース81と、凹部811の開口を塞いでベース81に接合された板状のリッド82とを有している。そして、凹部811がリッド82によって塞がれることにより形成された収容空間に振動素子1およびICチップ9が収納されている。収容空間は、減圧(真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。
凹部811は、ベース81の上面に開放する第1凹部811aと、第1凹部811aの底面の中央部に開放する第2凹部811bと、第2凹部811bの底面の中央部に開放する第3凹部811cと、を有している。そして、第1凹部811aの底面から第2凹部811bの底面に跨って接続配線871、872、873、874、875、876が形成されている。
図14に示すように、振動素子1は、第1固定部251が導電性接着材861、862、863によって第1凹部811aの底面に固定されており、第2固定部252が導電性接着材864、865、866によって第1凹部811aの底面に固定されている。そして、導電性接着材861によって、一方の検出信号端子312と接続配線871とが電気的に接続され、導電性接着材862によって、一方の検出接地端子322と接続配線872とが電気的に接続され、導電性接着材863によって、駆動接地端子342と接続配線873とが電気的に接続され、導電性接着材864によって、他方の検出信号端子312と接続配線874とが電気的に接続され、導電性接着材865によって、他方の検出接地端子322と接続配線875とが電気的に接続され、導電性接着材866によって、駆動信号端子332と接続配線876とが電気的に接続されている。
図15に示すように、ICチップ9は、第3凹部811cの底面にろう材等によって固定されている。ICチップ9は、導電性ワイヤーによって各接続配線871、872、873、874、875、876と電気的に接続されている。これにより、2つの検出信号端子312、2つの検出接地端子322、駆動信号端子332、駆動接地端子342の各々は、ICチップ9と電気的に接続された状態となっている。ICチップ9は、振動素子1を駆動振動させるための駆動回路と、角速度が加わったときに振動素子1に生じる検出振動を検出する検出回路と、を有する。
なお、本実施形態では、ICチップ9がパッケージ8の内部に設けられているが、ICチップ9は、パッケージ8の外部に設けられていてもよい。
4.物理量検出装置
次に、振動素子1を用いた物理量検出装置1000について説明する。
図16は、本発明の振動素子を備える物理量検出装置のブロック図である。
図16に示すように、物理量検出装置1000は、振動素子1と、駆動回路71と、検出回路72と、を有している。駆動回路71と検出回路72とは、例えば、前述したようなICチップ9に組み込むことができる。
駆動回路71は、駆動回路として機能し、I/V変換回路(電流電圧変換回路)711と、AC増幅回路712と、振幅調整回路713とを有している。このような駆動回路71は、振動素子1に形成された駆動信号電極331に駆動信号を供給するための回路である。
振動素子1が振動すると、圧電効果に基づく交流電流が振動素子1に形成された駆動信号電極331から出力され、駆動信号端子332を介してI/V変換回路711に入力される。I/V変換回路711は、入力された交流電流を振動素子1の振動周波数と同一の周波数の交流電圧信号に変換して出力する。I/V変換回路711から出力された交流電圧信号は、AC増幅回路712に入力され、AC増幅回路712は、入力された交流電圧信号を増幅して出力する。
AC増幅回路712から出力された交流電圧信号は、振幅調整回路713に入力される。振幅調整回路713は、入力された交流電圧信号の振幅を一定値に保持するように利得を制御し、利得制御後の交流電圧信号を、振動素子1に形成された駆動信号端子332を介して駆動信号電極331に出力する。この駆動信号電極331に入力される交流電圧信号(駆動信号)により振動素子1が振動する。
検出回路72は、検出回路として機能し、チャージアンプ回路721、722と、差動増幅回路723と、AC増幅回路724と、同期検波回路725と、平滑回路726と、可変増幅回路727と、フィルター回路728と、を有している。検出回路72は、振動素子1の第1検出腕221に形成された検出信号電極311に生じる第1検出信号と、第2検出腕222に形成された検出信号電極311に生じる第2検出信号と、を差動増幅させて差動増幅信号を生成し、該差動増幅信号に基づいて所定の物理量を検出する回路である。
チャージアンプ回路721、722には、振動素子1の第1、第2検出腕221、222に形成された検出信号電極311により検出された互いに逆位相の検出信号(交流電流)が、検出信号端子312を介して入力される。例えば、チャージアンプ回路721には第1検出腕221に形成された検出信号電極311により検出された第1検出信号が入力され、チャージアンプ回路722には第2検出腕222に形成された検出信号電極311により検出された第2検出信号が入力される。そして、チャージアンプ回路721、722は、入力された検出信号(交流電流)を、基準電圧Vrefを中心とする交流電圧信号に変換する。
差動増幅回路723は、チャージアンプ回路721の出力信号と、チャージアンプ回路722の出力信号とを差動増幅して差動増幅信号を生成する。差動増幅回路723の出力信号(差動増幅信号)は、さらにAC増幅回路724で増幅される。同期検波回路725は、検波回路として機能し、駆動回路71のAC増幅回路712が出力する交流電圧信号を基に、AC増幅回路724の出力信号を同期検波することにより角速度成分を抽出する。
同期検波回路725で抽出された角速度成分の信号は、平滑回路726で直流電圧信号に平滑化され、可変増幅回路727に入力される。可変増幅回路727は、平滑回路726の出力信号(直流電圧信号)を、設定された増幅率(または減衰率)で増幅(または減衰)して角速度感度を変化させる。可変増幅回路727で増幅(または減衰)された信号は、フィルター回路728に入力される。
フィルター回路728は、可変増幅回路727の出力信号から高周波のノイズ成分を除去し(正確には所定レベル以下に減衰させ)、角速度の方向および大きさに応じた極性および電圧レベルの検出信号を生成する。そして、この検出信号は、外部出力端子(図示せず)から外部へ出力される。
このような物理量検出装置1000によれば、上述のとおり、第1検出腕221に形成された検出信号電極311に生じる第1検出信号と、第2検出腕222に形成された検出信号電極311に生じる第2検出信号とを差動増幅させて差動増幅信号を生成し、該差動増幅信号に基づいて所定の物理量を検出することができる。
5.電子機器
次いで、振動素子1を適用した電子機器について、図17〜図19に基づき、詳細に説明する。
図17は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されている。
図18は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されている。
図19は、本発明の振動素子を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されている。
以上説明したような電子機器によれば、優れた信頼性を有する。
なお、本発明の振動素子を備える電子機器は、図17のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図18の携帯電話機、図19のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター等に適用することができる。
6.移動体
次いで、図1に示す振動素子を適用した移動体について、図20に基づき、詳細に説明する。
図20は、本発明の振動素子を備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
自動車1500には、角速度検知手段(ジャイロセンサー)として機能する振動素子1が内蔵されており、振動素子1によって車体1501の姿勢を検出することができる。振動素子1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。その他、このような姿勢制御は、二足歩行ロボットやラジコンヘリコプターで利用することができる。以上のように、各種移動体の姿勢制御の実現にあたって、振動素子1が組み込まれる。
以上説明したような移動体によれば、優れた信頼性を有する。
以上、本発明の振動素子、振動子、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した実施形態では、振動素子が4本の梁を有している構成について説明したが、梁の数は特に限定されず、1〜3本であってもよいし、5本以上であってもよい。より具体的には、例えば、第2固定部および第2、第4梁を省略して、第1固定部および第1、第3梁によって片側で支持してもよい。
また、前述した実施形態では、振動素子が有する振動部が、基部と、第1、第2検出腕と、第1、第2連結腕と、第1〜第4駆動腕とを有しているが、振動部の構成は、これに限定されない。例えば、基部と、基部から+Y軸方向に延出し、X軸方向に並んで設けられている一対の駆動腕と、基部から−Y軸方向に延出し、X軸方向に並んで設けられている一対の検出腕とを有する構成であってもよい。この構成では、一対の駆動腕をX逆相モードである駆動モードで駆動させた状態で、Y軸まわりの角速度が加わると、一対の検出腕に、Z逆相モードで駆動する検出モードの振動が励振される。そして、その際に検出腕から出力される信号に基づいて、Y軸まわりの角速度を検知することができる。
1‥‥振動素子 1D‥‥振動素子 2‥‥圧電基板 2D‥‥圧電基板 8‥‥パッケージ 9‥‥ICチップ 10‥‥振動子 20‥‥振動部 21‥‥基部 21D‥‥基部 71‥‥駆動回路 72‥‥検出回路 81‥‥ベース 82‥‥リッド 100‥‥物理量センサー 221‥‥検出腕 221D‥‥検出用振動腕 222‥‥検出腕 222D‥‥検出用振動腕 231‥‥連結腕 231A‥‥連結腕 231B‥‥連結腕 231C‥‥連結腕 231D‥‥連結腕 232‥‥連結腕 232D‥‥連結腕 241‥‥駆動腕 241D‥‥駆動用振動腕 242‥‥駆動腕 242D‥‥駆動用振動腕 243‥‥駆動腕 244‥‥駆動腕 251‥‥固定部 252‥‥固定部 261‥‥梁 262‥‥梁 263‥‥梁 264‥‥梁 271‥‥調整用振動腕 272‥‥調整用振動腕 311‥‥検出信号電極 312‥‥検出信号端子 321‥‥検出接地電極 322‥‥検出接地端子 331‥‥駆動信号電極 332‥‥駆動信号端子 341‥‥駆動接地電極 342‥‥駆動接地端子 711‥‥変換回路 712‥‥増幅回路 713‥‥振幅調整回路 721‥‥チャージアンプ回路 722‥‥チャージアンプ回路 723‥‥差動増幅回路 724‥‥増幅回路 725‥‥同期検波回路 726‥‥平滑回路 727‥‥可変増幅回路 728‥‥フィルター回路 811‥‥凹部 811a‥‥凹部 811b‥‥凹部 811c‥‥凹部 831‥‥接続端子 832‥‥接続端子 833‥‥接続端子 834‥‥接続端子 835‥‥接続端子 836‥‥接続端子 861‥‥導電性接着材 862‥‥導電性接着材 863‥‥導電性接着材 864‥‥導電性接着材 865‥‥導電性接着材 866‥‥導電性接着材 871‥‥接続配線 872‥‥接続配線 873‥‥接続配線 874‥‥接続配線 875‥‥接続配線 876‥‥接続配線 1000‥‥物理量検出装置 1100‥‥パーソナルコンピューター 1102‥‥キーボード 1104‥‥本体部 1106‥‥表示ユニット 1108‥‥表示部 1200‥‥携帯電話機 1202‥‥操作ボタン 1204‥‥受話口 1206‥‥送話口 1208‥‥表示部 1300‥‥ディジタルスチルカメラ 1302‥‥ケース 1304‥‥受光ユニット 1306‥‥シャッターボタン 1308‥‥メモリー 1310‥‥表示部 1312‥‥ビデオ信号出力端子 1314‥‥入出力端子 1430‥‥テレビモニター 1440‥‥パーソナルコンピューター 1500‥‥自動車 1501‥‥車体 1502‥‥車体姿勢制御装置 1503‥‥車輪 2211‥‥ハンマーヘッド 2221‥‥ハンマーヘッド 2311‥‥連結腕用腕部 2311D‥‥連結腕用腕部 2312‥‥基部側接続部 2312D‥‥基部側接続部 2313‥‥振動腕側接続部 2313D‥‥振動腕側接続部 2314a‥‥連結腕用テーパー部 2314b‥‥連結腕用テーパー部 2314c‥‥連結腕用テーパー部 2314d‥‥連結腕用テーパー部 2314e‥‥連結腕用テーパー部 2314f‥‥連結腕用テーパー部 2314i‥‥連結腕用テーパー部 2315a‥‥連結腕用テーパー部 2315b‥‥連結腕用テーパー部 2315c‥‥連結腕用テーパー部 2315d‥‥連結腕用テーパー部 2315e‥‥連結腕用テーパー部 2315f‥‥連結腕用テーパー部 2315i‥‥連結腕用テーパー部 2316a‥‥連結腕用テーパー部 2316b‥‥連結腕用テーパー部 2316g‥‥連結腕用テーパー部 2316h‥‥連結腕用テーパー部 2411‥‥ハンマーヘッド 2412‥‥振動腕用腕部 2413‥‥幅広部側接続部 2414a‥‥振動腕用テーパー部 2421‥‥ハンマーヘッド 2431‥‥ハンマーヘッド 2441‥‥ハンマーヘッド

Claims (7)

  1. 基部と、
    前記基部から延出している連結腕と、
    前記連結腕から延出している振動腕と、
    を備え、
    前記連結腕は、連結腕用腕部と、前記連結腕用腕部および前記基部を接続している基部側接続部と、前記連結腕用腕部および前記振動腕を接続している振動腕側接続部と、前記基部側接続部および前記振動腕側接続部のうちの少なくとも一方の接続部に設けられている連結腕用テーパー部と、を有しており、
    前記連結腕用腕部の幅をaとし、前記連結腕用腕部の幅方向に沿った前記連結腕用テーパー部の長さをb1としたとき、a≦b1の関係を満たすことを特徴とする振動素子。
  2. 前記連結腕用腕部の延出方向に沿った前記連結腕用テーパー部の長さをb2としたとき、a≦b2の関係を満たす請求項1に記載の振動素子。
  3. 0.5≦b1/b2≦1.5の関係を満たす請求項1または2に記載の振動素子。
  4. 前記振動腕は、振動腕用腕部と、前記振動腕用腕部の先端側に設けられていて前記振動腕用腕部よりも幅が大きい幅広部と、前記振動腕用腕部と前記幅広部とを接続している幅広部側接続部と、前記幅広部側接続部に設けられている振動腕用テーパー部と、を有しており、
    前記振動腕用腕部の幅方向に沿った前記振動腕用テーパー部の長さをc1としたとき、b1>c1の関係を満たす請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動素子。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動素子を備えることを特徴とする振動子。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動素子を備えていることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動素子を備えていることを特徴とする移動体。
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