JP2013156127A - 振動片、振動デバイス、物理量検出装置、および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動モレ現象によって生じる駆動振動腕或いは検出振動腕の振動に対する影響を防止し、振動特性を向上させた振動片を提供する。
【解決手段】振動体4から延出された第1梁61と連結され、振動体4を支持している第1支持部51と、第1支持部51に設けられ、第1梁61の延出方向と交わる方向に沿って離間して並設されている検出信号端子714および検出接地端子724と、を備え、検出信号端子714と検出接地端子724との間で第1梁61と第1支持部51とが連結されており、検出信号端子714と検出接地端子724との間には、第1支持部51の表裏方向の厚さが薄くなるように形成されている薄肉部54a、または第1支持部51が表裏方向に貫通除去された貫通部が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、振動片、振動デバイス、物理量検出装置、およびそれらを用いた電子機器に関する。
従来から、角速度を検出するための振動片として、いわゆる「WT型」のジャイロ素子が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
一例として特許文献1のジャイロ素子を説明すると、特許文献1のジャイロ素子は、振動体と、振動体を支持している第1、第2の支持部と、振動体と第1支持部とを連結している第1、第2梁と、振動体と第2支持部とを連結している第3、第4梁とを有している。また、振動体は、基部と、基部から両側へy軸に沿って延出している第1、第2検出振動腕と、基部から両側へx軸に沿って延出している第1、第2連結部腕と、第1連結腕の先端部から両側へy軸に沿って延出している第1、第2駆動振動腕と、第2連結腕の先端部から両側へy軸に沿って延出している第3、第4駆動振動腕とで構成されている。
このような特許文献1のジャイロ素子は、導電性接着剤を介して実装基板に実装される。具体的には、第1、第2の支持部に設けられている6つの接続端子(固定部)と実装基板とが導電性接着剤にて接合され、これにより、ジャイロ素子が実装基板に固定されるとともに、ジャイロ素子と実装基板とが電気的に接続される。
特開2006−201011号公報 特開2010−256332号公報
上述したようなジャイロ素子では、それぞれの駆動振動腕或いは検出振動腕の振動が、振動体から延設されているそれぞれの梁に伝播し、さらには第1、第2の支持部に伝播してしまう、いわゆる「振動モレ現象」を生じてしまうことが知られている。この振動モレ現象があると、接続端子(固定部)が実装基板に固定される場合に、振動モレ現象によって伝播されている振動が阻害され、この振動の阻害が駆動振動腕或いは検出振動腕の振動に対しても影響を生じてしまう虞があるという課題を有していた。
なお、振動モレ現象によって駆動振動腕或いは検出振動腕の振動に対して影響が生じるとジャイロ素子の振動特性の劣化、特に温度ドリフトが増大してしまうことになる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る振動片は、振動体と、前記振動体から延出された梁と連結され、前記振動体を支持している支持部と、前記支持部に設けられ、前記梁の延出方向と交わる方向に沿って、離間して並設されている少なくとも2つの固定部と、を備え、前記2つの固定部間で前記梁と前記支持部とが連結されており、前記2つの固定部間には、前記支持部の表裏方向の厚さが前記支持部の前記固定部が設けられている部分よりも薄くなるように形成されている薄肉部、または前記支持部が表裏方向に貫通除去された貫通部が、設けられていることを特徴とする。
本適用例に記載の振動片によれば、離間して並設されている少なくとも2つの固定部間の支持部に梁が連結されている。そして、前述の2つの固定部間には、支持部の表裏方向の厚さが薄くなるように形成されている薄肉部、または支持部が表裏方向に貫通除去された貫通部が、設けられている。この薄肉部、および貫通部によって、梁と支持部とが連結されている部分の剛性が弱まって変形が起こり易くなり、この部分が変形することによって梁の持っている応力を緩和することができる。これにより、振動体から梁にかけて生じる応力を緩和することが可能となることから、梁に伝播している振動モレ現象による振動の固定部への伝播を低減することが可能となる。これらにより、振動片の振動特性の劣化、特に温度ドリフトを低減させた振動片の提供が可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載の振動片において、前記支持部は、前記梁から前記2つの固定部にそれぞれ延出し、前記支持部の幅が前記支持部の前記固定部が設けられている部分の幅より狭い狭幅部を備えていることを特徴とする。
本適用例に記載の振動片によれば、梁から2つの固定部に延出された狭幅部が設けられており、幅が狭く変形し易い狭幅部によって振動体から梁にかけて生じる応力を緩和することが可能となる。これにより、梁に伝播している振動モレ現象による振動の2つの固定部への伝播を低減することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載の振動片において、前記薄肉部または前記貫通部の前記振動体側の端は、前記支持部の側面に開放されていることを特徴とする。
本適用例に記載の振動片によれば、薄肉部または貫通部によって形成される狭幅部と梁が連結されることから、振動体から梁にかけて生じる応力を緩和することが可能となり、梁に伝播している振動モレ現象による振動の固定部への伝播を低減することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載の振動片において、
前記振動体は、基部と、前記基部から両側へ第1方向に沿って延出している第1検出振動腕および第2検出振動腕と、前記基部から両側へ前記第1方向と直交する第2方向に沿って延出している第1連結腕および第2連結腕と、前記第1連結腕から両側へ前記第1方向に沿って延出している第1駆動振動腕および第2駆動振動腕と、前記第2連結腕から両側へ前記第1方向に沿って延出している第3駆動振動腕および第4駆動振動腕と、を備え、前記第1検出振動腕および前記第2検出振動腕にて検出振動系が構成され、前記第1駆動振動腕、前記第2駆動振動腕、前記第3駆動振動腕および前記第4駆動振動腕にて駆動振動系が構成され、前記支持部は、前記振動体を挟んで前記第1方向に沿って対向配置され、前記第2方向に延在している第1支持部および第2支持部を備え、前記梁は、前記第1検出振動腕と前記第1駆動振動腕との間を通って、前記第1支持部と前記基部とを連結している第1梁と、前記第1検出振動腕と前記第3駆動振動腕との間を通って、前記第1支持部と前記基部とを連結している第2梁と、前記第2検出振動腕と前記第2駆動振動腕との間を通って、前記第2支持部と前記基部とを連結している第3梁と、前記第2検出振動腕と前記第4駆動振動腕との間を通って、前記第2支持部と前記基部とを連結している第4梁とを備えていることを特徴とする。
本適用例に記載の振動片によれば、第1梁〜第4梁のそれぞれの梁と固定部との間に薄肉部または狭幅部を設けることにより、振動体から梁にかけて生じる応力を緩和することが可能となり、梁に伝播している振動モレ現象による振動の固定部への伝播を低減することが可能となる。したがって、温度ドリフトを低減させた角速度の検出が可能となる。
[適用例5]上記適用例に記載の振動片において、
前記第1梁と前記第2梁とが連結された第1連結梁、および前記第3梁と前記第4梁とが連結された第2連結梁を備えており、前記第1連結梁および前記第2連結梁によって前記振動体が、前記第1支持部および前記第2支持部のそれぞれに連結されていることを特徴とする。
本適用例に記載の振動片によれば、振動体が、それぞれの支持部に、第1連結梁または第2連結梁の一つずつの連結梁によって連結されている。このため、前述の薄肉部、狭幅部による変形に加えて接合部分が種々の方向に変形し易くなり、振動体から連結梁にかけて生じる応力をさらに緩和することが可能となる。これにより、連結梁に伝播している振動モレ現象による振動の固定部への伝播を低減することが可能となる。
[適用例6]本適用例に記載の振動デバイスは、少なくとも2つの接続パッドを備えている基板と、上記適用例に記載の振動片と、を備え、前記接続パッドと前記固定部とが導電性固定部材により接合されていることを特徴とする。
本適用例に記載の振動デバイスによれば、前述の振動片を用いていることから、振動片の振動特性の劣化、特に温度ドリフトを低減させた振動デバイスを提供することが可能となる。
[適用例7]上記適用例に記載の振動デバイスにおいて、前記基板の平面視にて、前記接続パッドの輪郭の一部と、前記薄肉部または前記貫通部とが設けられている領域の一部とが重なり合っていることを特徴とする。
本適用例に記載の振動デバイスによれば、薄肉部または貫通部を、目盛り(目印)として使用することができるため、基板に対する位置決めをより正確、簡便に行うことができる。
[適用例8]本適用例に記載の物理量検出装置は、上記適用例に記載の振動片と、前記振動片を駆動する駆動回路と、前記振動片からの検出信号に基づいて所定の物理量を検出する検出回路と、を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、前述の振動片を用いていることから、特性の安定した物理量検出装置、特に温度ドリフトを低減させた信頼性の高い物理量検出装置を提供することが可能となる。
[適用例9]本適用例に記載の電子機器は、上記適用例のいずれかに記載の振動片を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、前述の振動片を用いていることから、特性の安定した電子機器、特に温度ドリフトの低減などによる信頼性の高い電子機器を提供することが可能となる。
本発明の振動デバイスの実施形態を示す図(断面図および平面図)。 振動デバイスが備える振動片としてのジャイロ素子の平面図。 振動デバイスが備える振動片としてのジャイロ素子の平面図。 ジャイロ素子の部分拡大図であり、(a)は平面図、(b)は正面図。 ジャイロ素子の駆動を説明する平面図。 (a)は、本実施形態にかかるジャイロ素子の効果の一例を説明するための断面図、(b)は、従来のジャイロ素子の問題点を示す断面図。 (a)〜(f)は、ジャイロ素子の変形例を示す部分平面図。 (a)〜(f)は、ジャイロ素子の変形例を示す部分平面図。 ジャイロ素子のその他の変形例を示す部分平面図。 物理量検出装置の構成を示す概略図。
以下、本発明の振動片および振動デバイスを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<実施形態>
まず、本発明にかかる振動片を適用した振動デバイスの実施形態について説明する。
図1は、本発明の振動デバイスの実施形態を示す平面図および正断面図である。図2および図3は、図1に示す振動デバイスが備えるジャイロ素子の平面図である。図4は、図3に示すジャイロ素子の部分拡大図であり(a)は平面図、(b)は正面図である。図5は、ジャイロ素子の駆動を説明する平面図である。図6は、本実施形態にかかるジャイロ素子の効果の一例を説明するための図であり、(a)は本実施形態の構成における効果の一例を説明するための正断面図であり、(b)は、従来のジャイロ素子の問題点を示す断面図である。
なお、以下では、図1に示すように、互いに直交する3軸を、x軸、y軸およびz軸とし、z軸は、振動デバイスの厚さ方向と一致する。また、x軸に平行な方向を「x軸方向(第2方向)」と言い、y軸に平行な方向を「y軸方向(第1方向)」と言い、z軸に平行な方向を「z軸方向」と言う。
図1に示す振動デバイス1は、振動片としてのジャイロ素子(振動素子)2と、ジャイロ素子2を収納するパッケージ9とを有している。以下、ジャイロ素子2およびパッケージ9について順次詳細に説明する。
(ジャイロ素子)
図2は、上側から(リッド92側)から見たジャイロ素子の上面図であり、図3は、上側から見たジャイロ素子の下面図(透過図)である。また、図2および図3では、説明の便宜上、電極および端子にハッチングを入れている。また、図2および図3中、同じハッチングで示す電極および端子は電気的に接続されていることを示している。また、図4では、説明の便宜上、支持部、梁、電極等の図示を省略している。
ジャイロ素子2は、z軸まわりの角速度を検出する「面内検出型」のセンサーであって、図2および図3に示すように、振動片3と、振動片3の表面に設けられている複数の電極、配線および端子とで構成されている。
振動片3は、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムなどの圧電材料で構成することができるが、これらの中でも、水晶で構成するのが好ましい。これにより、優れた振動特性(周波数特性)を発揮することのできる振動片3が得られる。
このような振動片3は、いわゆるダブルT型をなす振動体4と、振動体4を支持する支持部としての第1支持部51および第2支持部52と、振動体4と第1、第2支持部51、52とを連結する梁としての第1梁61、第2梁62、第3梁63および第4梁64とを有している。
振動体4は、xy平面に拡がりを有し、z軸方向に厚みを有している。このような振動体4は、中央に位置する基部41と、基部41からy軸方向に沿って両側に延出している第1検出振動腕421、第2検出振動腕422と、基部41からx軸方向に沿って両側に延出している第1連結腕431、第2連結腕432と、第1連結腕431の先端部からy軸方向に沿って両側に延出している第1駆動振動腕441、第2駆動振動腕442と、第2連結腕432の先端部からy軸方向に沿って両側に延出している第3駆動振動腕443、第4駆動振動腕444とを有している。第1、第2検出振動腕421、422および第1、第2、第3、第4駆動振動腕441、442、443、444の先端部には、それぞれ、基端側よりも幅の大きい略四角形の重量部(ハンマーヘッド)が設けられている。このような重量部を設けることでジャイロ素子2の角速度の検出感度が向上する。なお、以下では、この重量部を「先端部」とも言う。
なお、第1、第2駆動振動腕441、442は、第1連結腕431の延在方向の途中から延出してもよく、同様に、第3、第4駆動振動腕443、444は、第2連結腕432の延在方向の途中から延出してもよい。
また、第1、第2支持部51、52は、それぞれ、x軸方向に沿って延在しており、これら第1、第2支持部51、52の間に振動体4が位置している。言い換えれば、第1、第2支持部51、52は、振動体4を介してy軸方向に沿って対向するように配置されている。第1支持部51は、第1梁61、および第2梁62を介して基部41と連結されており、第2支持部52は、第3梁63、および第4梁64を介して基部41と連結されている。
第1梁61は、第1検出振動腕421と第1駆動振動腕441との間を通って第1支持部51と基部41を連結し、第2梁62は、第1検出振動腕421と第3駆動振動腕443との間を通って第1支持部51と基部41を連結し、第3梁63は、第2検出振動腕422と第2駆動振動腕442との間を通って第2支持部52と基部41を連結し、第4梁64は、第2検出振動腕422と第4駆動振動腕444との間を通って第2支持部52と基部41を連結している。
このような各梁61、62、63、64は、それぞれ、x軸方向に沿って往復しながらy軸方向に沿って延びる蛇行部(S字形状部)を有しており、x軸方向およびy軸方向に弾性を有している。また、各梁61、62、63、64は、それぞれ、蛇行部を有する細長い形状を有しているので、あらゆる方向に弾性を有している。そのため、外部から衝撃が加えられても、各梁61、62、63、64で衝撃を吸収する作用を有するので、これに起因する検出ノイズを低減または抑制することができる。
以上、振動片3の構成について説明した。このような振動片3には、図2および図3に示すように、検出信号電極710、検出信号配線712、検出信号端子714、検出接地電極720、検出接地配線722、検出接地端子724、駆動信号電極730、駆動信号配線732、駆動信号端子734、駆動接地電極740、駆動接地配線742および駆動接地端子744が設けられている。
なお、検出信号端子714、検出接地端子724、駆動信号端子734、および駆動接地端子744が固定部に相当する。
便宜上、図2および図3において、検出信号電極710、検出信号配線712および検出信号端子714を右下斜線で示し、検出接地電極720、検出接地配線722および検出接地端子724をクロス斜線で示し、駆動信号電極730、駆動信号配線732および駆動信号端子734を左下斜線で示し、駆動接地電極740、駆動接地配線742および駆動接地端子744をクロス縦横線で示している。また、図2および図3において、振動片3の側面に設けられている電極、配線、端子を太線で示している。
各電極710、720、730、740、各配線712、722、732、742および各端子714、724、734、744としては、例えば、クロムで構成された下地層と、金で構成された電極層とを積層した構成とすることができる。これにより、密着性の良い各電極710、720、730、740、各配線712、722、732、742および各端子714、724、734、744を形成することができる。
各電極710、720、730、740は、互いに電気的に分離されている。これと同様に、各配線712、722、732、742は、互いに電気的に分離されており、各端子714、724、734、744も互いに電気的に分離されている。以下、これら各電極、各配線、各端子について順次説明する。また、以下では、説明の便宜上、図2で示す面を「上面」と言い、図3で示す面を「下面」と言い、上面と下面とを連結する面を「側面」と言う。
(1)検出信号電極、検出信号配線および検出信号端子
検出信号電極710は、第1、第2検出振動腕421、422の上面および下面に設けられている。ただし、本実施形態では、検出信号電極710は、第1、第2検出振動腕421、422の先端部には設けられていない。検出信号電極710は、xz平面に関して面対称に配置されている。検出信号電極710は、第1、第2検出振動腕421、422の検出振動が励起されたときに、該振動によって発生する圧電材料の歪みを検出するための電極である。
また、検出信号配線712は、第1、第3梁61、63に設けられている。より具体的には、検出信号配線712は、第1、第3梁61、63の上面に設けられている。さらに、検出信号配線712は、第1梁61と第1支持部51との接合部分の側面と、第3梁63と第2支持部52との接合部分の側面と、基部41の上面および下面とにも設けられている。このような検出信号配線712は、xy平面に関して、面対称に配置されている。
また、検出信号端子714は、第1、第2支持部51、52に設けられている。より具体的には、検出信号端子714は、第1、第2支持部51、52の上面および下面、さらに側面に設けられている。第1支持部51の上面、下面および側面に設けられている検出信号端子714は、互いに電気的に接続されている。また、第2支持部52の上面、下面および側面に設けられている検出信号端子714は、互いに電気的に接続されている。
第1支持部51に設けられている検出信号端子714は、駆動接地電極740が設けられる第1駆動振動腕441の先端部に対して、y軸の正の方向側(図中のy軸矢印方向)に配置されている。すなわち、第1支持部51に設けられている検出信号端子714と、第1駆動振動腕441の先端部に設けられている駆動接地電極740とは、y軸方向において対向している。また、第2支持部52に設けられている検出信号端子714は、駆動接地電極740が設けられる第2駆動振動腕442の先端部に対して、y軸の負の方向側に配置されている。すなわち、第2支持部52に設けられている検出信号端子714と、第2駆動振動腕442の先端部に設けられている駆動接地電極740とは、y軸方向において対向している。このような検出信号端子714は、xz平面に関して、面対称に配置されている。
第1支持部51に設けられている検出信号端子(第1検出信号端子)714は、第1梁61に設けられている検出信号配線712を介して、第1検出振動腕421に設けられている検出信号電極(第1検出信号電極)710と電気的に接続されている。具体的には、第1支持部51に設けられている検出信号端子714は、第1梁61の上面に設けられている検出信号配線712と接続され、検出信号配線712は、第1梁61の上面から、第1梁61と基部41との接合部分の側面、そして基部41の上面および下面を通って、第1検出振動腕421の上面および下面に設けられている検出信号電極710に接続されている。これにより、第1検出振動腕421が振動することにより生じる第1検出信号を検出信号電極710から第1支持部51に設けられている検出信号端子714に伝達することができる。
第2支持部52に設けられている検出信号端子(第2検出信号端子)714は、第3梁63に設けられている検出信号配線712を介して、第2検出振動腕422に設けられている検出信号電極(第2検出信号電極)710と電気的に接続されている。具体的には、第2支持部52に設けられている検出信号端子714は、第3梁63の上面に設けられている検出信号配線712と接続され、検出信号配線712は、第3梁63の上面から、第3梁63と基部41との接合部分の側面、そして基部41の上面および下面を通って、第2検出振動腕422の上面および下面に設けられている検出信号電極710に接続されている。これにより、第2検出振動腕422が振動することにより生じる第2検出信号を検出信号電極710から第2支持部52に設けられている検出信号端子714に伝達することができる。
(2)検出接地電極、検出接地配線および検出接地端子
検出接地電極720は、第1、第2検出振動腕421、422の先端部に設けられている。具体的には、検出接地電極720は、第1、第2検出振動腕421、422の先端部の上面および下面に設けられている。さらに、検出接地電極720は、第1、第2検出振動腕421、422の側面に設けられている。第1検出振動腕421の上面、下面および側面に設けられている検出接地電極720は、互いに電気的に接続されている。また、第2検出振動腕422の上面、下面および側面に設けられている検出接地電極720は、互いに電気的に接続されている。このような検出接地電極720は、xz平面に関して、面対称に配置されている。検出接地電極720は、検出信号電極710に対してグランドとなる電位を有する。
また、検出接地配線722は、第1、第3梁61、63に設けられている。具体的には、検出接地配線722は、第1、第3梁61、63の下面および側面に設けられている。さらに、検出接地配線722は、基部41の上面および下面に設けられている。検出接地配線722は、xz平面に関して、面対称に配置されている。
また、検出接地端子724は、第1、第2支持部51、52に設けられている。具体的には、検出接地端子724は、第1、第2支持部51、52の上面および下面、さらに側面に設けられている。第1支持部51の上面、下面および側面に設けられている検出接地端子724は、互いに電気的に接続されている。また、第2支持部52の上面、下面および側面に設けられている検出接地端子724は、互いに電気的に接続されている。
第1支持部51に設けられている検出接地端子724は、検出接地電極720が設けられている第1検出振動腕421の先端部に対して、y軸の正の方向側に配置されている。すなわち、第1支持部51に設けられている検出接地端子724と、第1検出振動腕421の先端部に設けられている検出接地電極720とは、y軸方向において対向している。また、第2支持部52に設けられている検出接地端子724は、検出接地電極720が設けられている第2検出振動腕422の先端部に対して、y軸の負の方向側に配置されている。すなわち、第2支持部52に設けられている検出接地端子724と、第2検出振動腕422の先端部に設けられている検出接地電極720とは、y軸方向において対向している。このような検出接地端子724は、xz平面に関して、面対称に配置されている。
第1支持部51に設けられている検出接地端子(第1検出接地端子)724は、第1梁61に設けられている検出接地配線722を介して、第1検出振動腕421に設けられている検出接地電極(第1検出接地電極)720と電気的に接続されている。具体的には、第1支持部51に設けられている検出接地端子724は、第1梁61の下面および側面に設けられている検出接地配線722と接続され、検出接地配線722は、第1梁61の下面および側面から、基部41の上面および下面を通って、第1検出振動腕421の上面および下面に設けられている検出接地電極720に接続されている。
第2支持部52に設けられている検出接地端子(第2検出接地端子)724は、第3梁63に設けられている検出接地配線722を介して、第2検出振動腕422に設けられている検出接地電極(第2検出接地電極)720と電気的に接続されている。具体的には、第2支持部52に設けられている検出接地端子724は、第3梁63の下面および側面に設けられている検出接地配線722と接続され、検出接地配線722は、第3梁63の下面および側面から、基部41の上面および下面を通って、第2検出振動腕422の上面および下面に設けられている検出接地電極720に接続されている。
以上の通りに検出信号電極710、検出信号配線712、検出信号端子714と、検出接地電極720、検出接地配線722、検出接地端子724とが配置されている。これにより、第1検出振動腕421に生じた検出振動は、第1検出振動腕421に設けられている検出信号電極710と検出接地電極720との間の電荷として現れ、第1支持部51に設けられている検出信号端子714と検出接地端子724とから信号として取り出すことができる。また、第2検出振動腕422に生じた検出振動は、第2検出振動腕422に設けられている検出信号電極710と検出接地電極720との間の電荷として現れ、第2支持部52に設けられている検出信号端子714と検出接地端子724とから信号として取り出すことができる。
(3)駆動信号電極、駆動信号配線および駆動信号端子
駆動信号電極730は、第1、第2駆動振動腕441、442に設けられている。ただし、本実施形態では、駆動信号電極730は、第1、第2駆動振動腕441、442の先端部には設けられていない。具体的には、駆動信号電極730は、第1、第2駆動振動腕441、442の上面および下面に設けられている。
さらに、駆動信号電極730は、第3、第4駆動振動腕443、444の側面と、第3、第4駆動振動腕443、444の先端部の上面および下面とにも設けられている。第3駆動振動腕443の上面、下面および側面に設けられている駆動信号電極730は、互いに電気的に接続されている。また、第4駆動振動腕444の上面、下面および側面に設けられている駆動信号電極730は、互いに電気的に接続されている。このような駆動信号電極730は、xz平面に関して、面対称に配置されている。駆動信号電極730は、第1、第2、第3、第4駆動振動腕441、442、443、444の駆動振動を励起させるための電極である。
駆動信号配線732は、第2、第4梁62、64に設けられている。具体的には、駆動信号配線732は、第2、第4梁62、64の上面に設けられている。さらに、駆動信号配線732は、基部41の上面と、第1連結腕431の上面と、第1、第2連結腕431、432の側面とに設けられている。このような駆動信号配線732は、xz平面に関して、面対称に配置されている。
駆動信号端子734は、第2支持部52に設けられている。具体的には、駆動信号端子734は、第2支持部52の上面および下面、さらに側面に設けられている。第2支持部52の上面、下面および側面に設けられている駆動信号端子734は、互いに電気的に接続されている。
第2支持部52に設けられている駆動信号端子734は、駆動信号電極730が設けられている第4駆動振動腕444の先端部に対して、y軸の負の方向側に配置されている。すなわち、第2支持部52に設けられている駆動信号端子734と、第4駆動振動腕444の先端部に設けられている駆動信号電極730とは、y軸方向において対向している。
第2支持部52に設けられている駆動信号端子734は、第4梁64に設けられている駆動信号配線732を介して、第1、第2、第3、第4駆動振動腕441、442、443、444に設けられている駆動信号電極730と電気的に接続されている。具体的には、駆動信号端子734は、第4梁64の上面に設けられている駆動信号配線732と接続され、駆動信号配線732は、第4梁64の上面から、基部41の上面、そして第1連結腕431の上面を通って、第1、第2駆動振動腕441、442の上面に設けられている駆動信号電極730に接続されている。さらに、駆動信号配線732は、第1連結腕431の上面から、第1連結腕431の側面を通って、第1、第2駆動振動腕441、442の下面に設けられている駆動信号電極730に接続されている。また、さらに、駆動信号配線732は、基部41の上面から、第2連結腕432の上面および側面を通って、第3、第4駆動振動腕443、444の上面および下面に設けられている駆動信号電極730に接続されることができる。これにより、第1、第2、第3、第4駆動振動腕441、442、443、44を駆動振動させるための駆動信号を駆動信号端子734から駆動信号電極730に伝達することができる。
(4)駆動接地電極、駆動接地配線および駆動接地端子
駆動接地電極740は、第1、第2駆動振動腕441、442の先端部に設けられている。具体的には、駆動接地電極740は、第1、第2駆動振動腕441、442の先端部の上面および下面に設けられている。さらに、駆動接地電極740は、第1、第2駆動振動腕441、442の側面にも設けられている。第1駆動振動腕441の上面、下面および側面に設けられている駆動接地電極740は、互いに電気的に接続されている。また、第2駆動振動腕442の上面、下面および側面に設けられている駆動接地電極740は、互いに電気的に接続されている。
さらに、駆動接地電極740は、第3、第4駆動振動腕443、444の上面および下面に設けられることができる。ただし、本実施形態では、駆動接地電極740は、第3、第4駆動振動腕443、444の先端部には設けられていない。このような駆動接地電極740は、xz平面に関して、面対称に配置されている。駆動接地電極740は、駆動信号電極730に対してグランドとなる電位を有する。
また、駆動接地配線742は、第2、第4梁62、64に設けられている。具体的には、駆動接地配線742は、第2、第4梁62、64の下面および側面に設けられている。さらに、駆動接地配線742は、基部41の下面と、第1連結腕431の側面と、第2連結腕432の下面と、第2連結腕432の側面とに設けられている。このような駆動接地配線742は、xz平面に関して、面対称に配置されている。
また、駆動接地端子744は、第1支持部51に設けられている。具体的には、駆動接地端子744は、第1支持部51の上面および下面、さらに側面に設けられている。第1支持部51の上面、下面および側面に設けられている駆動接地端子744は、互いに電気的に接続されている。
第1支持部51に設けられている駆動接地端子744は、駆動信号電極730が設けられている第3駆動振動腕443の先端部に対して、y軸の正の方向側に配置されている。すなわち、第1支持部51に設けられている駆動接地端子744と、第3駆動振動腕443の先端部に設けられている駆動信号電極730とは、y軸方向において対向している。
また、第1支持部51に設けられている駆動接地端子744は、第2梁62に設けられている駆動接地配線742を介して、第1、第2、第3、第4駆動振動腕441、442、443、444に設けられている駆動接地電極740と電気的に接続されている。具体的には、駆動接地端子744は、第2梁62の下面および側面に設けられている駆動接地配線742と接続され、駆動接地配線742は、第2梁62の下面および側面から、基部41の下面、そして第1連結腕431の側面を通って、第1、第2駆動振動腕441、442の上面および下面に設けられている駆動接地電極740に接続されている。さらに、駆動接地配線742は、基部41の下面から、第2連結腕432の下面および側面を通って、第3、第4駆動振動腕443、444の上面および下面に設けられている駆動接地電極740に接続されている。
以上の通りに、駆動信号電極730、駆動信号配線732、駆動信号端子734と、駆動接地電極740、駆動接地配線742、駆動接地端子744とが配置されている。これにより、第2支持部52に設けられている駆動信号端子734と、第1支持部51に設けられている駆動接地端子744との間に駆動信号を印加することで、第1、第2、第3、第4駆動振動腕441、442、443、444に設けられている駆動信号電極730と駆動接地電極740との間に電界を生じさせ、これら各駆動振動腕441、442、443、444を駆動振動させることができる。
なお、本例では一方の支持部としての第1支持部51に、固定部として検出信号端子714、検出接地端子724および駆動接地端子744の3つの端子が設けられている構成で説明したが、固定部としての端子は2つ以上であれば幾つであってもよい。また、前述と同様に、第2支持部52においても、固定部としての端子は2つ以上であれば幾つであってもよい。
(5)梁と支持部(固定部)とが連結される接合部
以上、説明したように、支持部としての第1支持部51には、固定部としての検出信号端子714、検出接地端子724および駆動接地端子744がx軸方向(梁の延出方向と交わる方向)に沿って並び、かつ離間して設けられている。具体的には、図4に示すように、x軸方向に沿って延在する第1支持部51の中央部(第1支持部51と第1梁61との接合部51a、および第1支持部51と第2梁62との接合部51bと、の間の領域S1)に検出接地端子724が設けられており、第1支持部51の一端部(接合部51aよりも図4中右側の領域S2)に検出信号端子714が設けられており、第1支持部51の他端部(接合部51bよりも図4(a)中左側の領域S3)に駆動接地端子744が設けられている。
このような第1支持部51の一面(後述する導電性固定部材8が塗布される面)には、検出信号端子714と検出接地端子724との間に前記一面から段差を有し形成された薄肉部54aが設けられている。なお、薄肉部54aの設けられている領域S4は、x軸方向において、接合部51aを含んでいる。また、薄肉部54aの振動体4(図2、図3参照)側の端51cは、第1支持部51の側面に開放されている。
また、第1支持部51の一面(後述する導電性固定部材8が塗布される面)には、駆動接地端子744と検出接地端子724との間に前記一面から段差を有し形成された薄肉部54bが設けられている。なお、薄肉部54bの設けられている領域S5は、x軸方向において、接合部51bを含んでいる。また、薄肉部54bの振動体4(図2、図3参照)側の端51cは、第1支持部51の側面に開放されている。
同様に、第2支持部52には、検出信号端子714、検出接地端子724および固定部としての駆動信号端子734がx軸方向(梁の延出方向と交わる方向)に沿って並び、かつ離間して設けられている。具体的には、図4に示すように、x軸方向に沿って延在する第2支持部52の中央部(第2支持部52と第3梁63との接合部52aと、第2支持部52と第4梁64との接合部52bと、の間の領域S6)に検出接地端子724が設けられており、第2支持部52の一端部(接合部52aよりも図4(a)中右側の領域S7)に検出信号端子714が設けられており、第2支持部52の他端部(接合部52bよりも図4中左側の領域S8)に駆動信号端子734が設けられている。
また、第2支持部52の一面(後述する導電性固定部材8が塗布される面)には、検出信号端子714と検出接地端子724との間に、前記一面から段差を有し形成された薄肉部53aが設けられている。なお、薄肉部53aの設けられている領域S9は、x軸方向において、接合部52aを含んでいる。また、薄肉部53aの振動体4(図2、図3参照)側の端52cは、第2支持部52の側面に開放されている。
また、第2支持部52の一面(後述する導電性固定部材8が塗布される面)には、検出接地端子724と駆動信号端子734の間に、前記一面から段差を有し形成された薄肉部53bが設けられている。なお、薄肉部53bの設けられている領域S10は、x軸方向において、接合部52bを含んでいる。また、薄肉部53bの振動体4(図2、図3参照)側の端52cは、第2支持部52の側面に開放されている。
このような構成のジャイロ素子2は、次のようにしてz軸まわりの角速度ωを検出する。ジャイロ素子2は、角速度ωが加わらない状態において、駆動信号電極730および駆動接地電極740の間に電界が生じると、図5(a)に示すように、各駆動振動腕441、442、443、444が矢印Aに示す方向に屈曲振動を行う。このとき、第1、第2駆動振動腕441、442と、第3、第4駆動振動腕443、444とは、中心点G(重心G)を通るyz平面に関して面対称の振動を行っているため、基部41と、第1、第2連結腕431、432と、第1、第2検出振動腕421、422とは、ほとんど振動しない。
この駆動振動を行っている状態にて、ジャイロ素子2にz軸まわり角速度ωが加わると、図5(b)に示すような振動が発生する。すなわち、駆動振動腕441、442、443、444および連結腕431、432に矢印B方向のコリオリの力が働き、この矢印B方向の振動に呼応して、矢印C方向の検出振動が励起される。そして、この振動により発生した検出振動腕421、422の歪みを検出信号電極710および検出接地電極720が検出して角速度ωが求められる。
(パッケージ)
パッケージ9は、ジャイロ素子2を収納するものである。なお、パッケージ9には、ジャイロ素子2の他に、ジャイロ素子2の駆動等を行うICチップ等が収納されていてもよい。このようなパッケージ9は、その平面視(xy平面視)にて、略矩形状をなしている。
パッケージ9は、上面に開放する凹部を有するベース91と、凹部の開口を塞ぐようにベースに接合されているリッド(蓋体)92とを有している。また、ベース91は、板状の底板911と、底板911の上面周縁部に設けられている枠状の側壁912とを有している。このようなパッケージ9は、その内側に収納空間Sを有しており、この収納空間S内に、ジャイロ素子2が気密的に収納、設置されている。
ジャイロ素子2は、第1、第2支持部51、52にて、半田、銀ペースト、導電性接着剤(樹脂材料中に金属粒子などの導電性フィラーを分散させた接着剤)などの導電性固定部材8を介して底板911の上面に固定されている。第1、第2支持部51、52は、ジャイロ素子2のy軸方向の両端部に位置するため、このような部分を底板911に固定することにより、ジャイロ素子2の振動体4が両持ち支持され、ジャイロ素子2を底板911に対して安定的に固定することができる。そのため、ジャイロ素子2の不要な振動(検出したい振動以外の振動)が抑制され、ジャイロ素子2による角速度ωの検出精度が向上する。
また、導電性固定部材8は、第1、第2支持部51、52に設けられている2つの検出信号端子714、2つの検出接地端子724、駆動信号端子734および駆動接地端子744に対応(接触)して、かつ互いに離間して6つ設けられている。また、底板911の上面には、2つの検出信号端子714、2つの検出接地端子724、駆動信号端子734および駆動接地端子744に対応する6つの接続パッド10が設けられており、導電性固定部材8を介して、これら各接続パッド10とそれと対応するいずれかの端子とが電気的に接続されている。
このような構成とすることにより、導電性固定部材8を、ジャイロ素子2を底板911に固定するための固定部材として用いることができるとともに、ジャイロ素子2との電気的な接続を行う接続部材として用いることができるため、振動デバイス1の構成の簡易化を図ることができる。
また、導電性固定部材8は、ジャイロ素子2と底板911との間にギャップ(隙間)を形成し、これらの接触を防止するギャップ材としても用いられる。これにより、底板911との接触によるジャイロ素子2の破壊・破損を防止することができ、正確な角速度の検出と、優れた信頼性を発揮することのできる振動デバイス1となる。
なお、各接続パッド10は、図示しない導体ポストを介してパッケージ9の外部へ引き出されていたり、パッケージ9内にICチップ等を収納する場合には、そのICチップと電気的に接続されていたりする。
ベース91の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスを用いることができる。また、リッド92の構成材料としては、特に限定されないが、ベース91の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース91の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース91とリッド92の接合は、特に限定されず、例えば、接着剤を介して接合してもよいし、シーム溶接等により接合してもよい。
ここで、前述したように、ジャイロ素子2の第1支持部51には、薄肉部54a、54bを含む接合部51a、51bが設けられており、第2支持部52には、薄肉部53a、53bを含む接合部52a、52bが設けられている。このような接合部51a、51b、52a、52bを設けることにより、次のような効果を発揮することができる。
本実施形態で説明した振動デバイス1は、用いられているジャイロ素子2の第1梁61および第2梁62がそれぞれ、薄肉部54a、54bを含む接合部51a、51bに連結(接合)され、第3梁63および第4梁64がそれぞれ、接合部52a、52bに連結(接合)されている。薄肉部54a、54b、53a、53bは、表裏方向の厚さが薄く形成されていることから剛性が弱まり、これによって変形が起こり易くなる。この変形によって、振動体から梁に伝播している振動が固定部としての検出信号端子714、検出接地端子724、駆動信号端子734、および駆動接地端子744に伝わる、いわゆる振動モレ現象を低減させることが可能となる。この振動モレ現象を抑えることにより、振動モレ現象によって生じる虞のある、振動片の振動特性の劣化、特に温度ドリフトを低減させることが可能となる。
さらに、薄肉部54a、54b、53a、53bを設けることにより、前述の効果に加えて次のような効果を生じさせることが可能となる。以下、図6を用いて詳細に説明する。
前述したように、ジャイロ素子2は、導電性固定部材8を介して底板911に固定される。ここで、ジャイロ素子2を底板911に固定する工程は、例えば、底板911に設けられている6つの接続パッド10上にそれぞれ銀ペースト(導電性固定部材)8を塗布し、塗布した銀ペースト8と対応する端子(検出信号端子714、検出接地端子724、駆動信号端子734、および駆動接地端子744)が接触するようにジャイロ素子2をその下面を底板911側に向けて載置するとともにジャイロ素子2を押し当て、銀ペースト8を固化することにより、銀ペースト8を介してジャイロ素子2が底板911に固定される。
そのため、例えば、銀ペースト8を所定位置に正確に塗布できなかった場合、従来のジャイロ素子(薄肉部54a、54b、53a、53bが設けられていないもの)では、図6(b)に示すように、ジャイロ素子2を押し当てた際に、銀ペースト8が濡れ広がり、濡れ広がった銀ペースト8同士が接触し、これらの間で短絡が生じる虞がある。銀ペースト8の塗布位置や塗布量には、装置の精度上、ある程度のバラつきが存在するため、上記の問題は、比較的発生しやすい。そのため、本実施形態のジャイロ素子2では、第1支持部51、第2支持部52に薄肉部54a、54b、53a、53bを設けることにより、このような問題の発生を防止している。以下、具体的に説明するが、各薄肉部54a、54b、53a、53bの作用・効果は、互いに同様であるため、薄肉部54aについて代表して説明する。
図6(a)に示すように、検出接地端子724、検出信号端子714に対応する銀ペースト8は、それぞれ、ジャイロ素子2を押し込むことにより濡れ広がる。この時、検出接地端子724に対応する銀ペースト8の塗布位置が検出信号端子714側に偏っていたとしても、濡れ広がった銀ペースト8は、薄肉部54aの段差角部の表面張力によって段差角部に止まり中央部への広がりが抑制される。これにより、銀ペースト8は、薄肉部54aの中央部付近まで達し難くなり。隣り合う銀ペースト8同士の接触を防止することができる。
また、薄肉部54aの振動体4側の段差角部によって、薄肉部54a内に溜まった銀ペースト8がそれ以上振動体4側へ流動するのが防止され、これにより、第1梁61に設けられている配線と銀ペースト8との接触が防止され、配線と銀ペースト8との短絡の発生を防止することができる。
また、前述したように、薄肉部54aの振動体と反対側の端は、第1支持部51の側面に開放している。そのため、薄肉部54aの段差によって、検出接地端子724と検出信号端子714の間が明確に区切られ、例えば、薄肉部54aが設けられていない領域を伝って銀ペースト8同士が接触してしまうことを防止することができる。そのため、銀ペースト8同士の接触を確実に防止することができる。
また、ジャイロ素子2(振動片3)の構成材料と、底板911の構成材料とが異なっているため、振動デバイス1が昇温すると、導電性固定部材8を介して、熱膨張率の差から振動片3に応力が発生する。具体的には、底板911の熱膨張率が振動片3の熱膨張率よりも大きい場合には、第1支持部51、および第2支持部52をx軸方向に伸長しようとする応力が加わり、底板911の熱膨張率が振動片3の熱膨張率よりも小さい場合には、第1支持部51、および第2支持部52をx軸方向に収縮しようとする応力が加わる。このような応力を薄肉部54aが設けられている領域S4によって吸収または緩和することができるため、ジャイロ素子2の不本意な歪みを抑制でき、ジャイロ素子2の検出精度の低下を防止することができる。
また、xy平面視にて、接続パッド10の輪郭は、薄肉部54aが設けられている領域S4の一部と重なり合っているのが好ましい。これにより、薄肉部54aを、目盛り(目印)として使用することができるため、ジャイロ素子2(振動片3)の底板911に対する位置決めをより正確に行うことができる。
<変形例>
次に、図7および図8を用いて、前述の実施形態における梁と支持部との連結(接続)部分の変形例を説明する。図7(a)〜(f)および図8(a)〜(f)は、ジャイロ素子の変形例を示す部分平面図である。
なお、以下、具体的に説明するが、各梁と支持部との連結部分の作用・効果は、互いに同様であるため、第1梁61と第1支持部51(図4参照)との連結部分について代表して説明する。また、各変形例の効果については、代表して変形例1および変形例2に記載し、変形例3〜変形例12については、変形例1および変形例2と同様な効果の記載は省略する。
(変形例1)
図7(a)に示す変形例1は、第1支持部51の検出信号端子714と検出接地端子724との間に設けられた薄肉部54aと、第1梁61と、が連結されている構成である。換言すれば、薄肉部54aを介して第1梁61と検出信号端子714と検出接地端子724とが延設された構成である。また、薄肉部54aの振動体4(図2、図3参照)側の端は、第1支持部51の側面に開放されている。
本変形例1の構成では、前述の実施形態と同様に薄肉部54aの剛性が弱いことから変形が起こり易くなり、振動体から梁に伝播している振動が検出信号端子714、検出接地端子724伝播する振動モレ現象を低減させることが可能となる。この振動モレ現象を抑えることにより、前述の実施形態と同様な効果を有することが可能となる。
(変形例2)
図7(b)に示す変形例2は、第1支持部51が表裏方向に貫通除去されて形成された貫通部55a、55bが設けられている構成である。
貫通部55a、55bは、第1梁61を挟んで両側に設けられており、それぞれの一方端は第1支持部51の振動体4(図2、図3参照)側の側面に開放され、他方端は第1支持部51に側面を有する切欠き形状となっている。この貫通部55a、55bによって、幅狭部56a、56bが第1支持部51に形成される。そして、検出信号端子714と第1梁61とが、貫通部55aによって形成された幅狭部56aを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、貫通部55bによって形成された幅狭部56bを介して連結されている。
本変形例2の構成では、検出信号端子714および検出接地端子724が、幅狭部56a、56bを介して第1梁61と連結されている。幅狭部56a、56bは、前述の薄肉部54aと同様に剛性が弱いことから変形が起こり易くなり、振動体から梁に伝播している振動が検出信号端子714、検出接地端子724伝播する振動モレ現象を低減させることが可能となる。この振動モレ現象を抑えることにより、前述の実施形態と同様な効果を有することが可能となる。
(変形例3)
図7(c)に示す変形例3は、前述の変形例2における貫通部55a、55bの設けられている部分が貫通除去されずに段差を有する薄肉部57a、57bとなっている構成である。
薄肉部57a、57bは、第1梁61を挟んで両側に設けられており、それぞれの一方端は第1支持部51の振動体4(図2、図3参照)側の側面に開放され、他方端は第1支持部51に段差の側面を有している。この薄肉部57a、57bによって、幅狭部56a、56bが第1支持部51に形成される。そして、検出信号端子714と第1梁61とが、薄肉部57aおよび幅狭部56aを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、薄肉部57bおよび幅狭部56bを介して連結されている。
(変形例4)
図7(d)に示す変形例4は、第1支持部51と第1梁61とが連結されている第1支持部51の側面と反対側の側面側に一方端が開放され、他方端が第1支持部51に側面を有した段差によって形成された薄肉部54aが設けられている構成である。
この薄肉部54aが設けられることによって第1支持部51には、幅狭部56a、56bが形成される。そして、検出信号端子714と第1梁61とが、幅狭部56aおよび薄肉部54aを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、幅狭部56bおよび薄肉部54aを介して連結されている。
(変形例5)
図7(e)に示す変形例5は、前述の変形例4における薄肉部54aの設けられている部分が貫通除去された貫通部55となっている構成である。
貫通部55は、第1支持部51と第1梁61とが連結されている第1支持部51の側面と反対側の側面側に一方端が開放され、他方端が第1支持部51に側面を有する切欠き形状となっている。この貫通部55が設けられることによって第1支持部51には、幅狭部56a、56bが形成される。そして、検出信号端子714と第1梁61とが、幅狭部56aを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、幅狭部56bを介して連結されている。
(変形例6)
図7(f)に示す変形例6は、第1梁61を挟み両側に、第1支持部51が表裏方向に貫通除去されて形成された貫通部55a、55bと、貫通部55a、55bが設けられている側と反対側に設けられた貫通部55とを有する構成である。
貫通部55a、55bは、第1梁61を挟んで設けられており、それぞれの一方端は第1支持部51の振動体4(図2、図3参照)側の側面に開放され、他方端は第1支持部51に側面を有する切欠き形状となっている。貫通部55は、第1支持部51と第1梁61とが対向する側の第1支持部51の側面と反対側の側面側に一方端が開放され、他方端が第1支持部51に側面を有する切欠き形状となっている。これらの貫通部55、55a、55bによって第1支持部51には、幅狭部56a、56bが形成される。そして、検出信号端子714と第1梁61とが、幅狭部56aを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、幅狭部56bを介して連結されている。
(変形例7)
図8(a)に示す変形例7は、第1支持部51と第1梁61とが対向する側と反対側の第1支持部51に突起部58が形成されており、その突起部58にかけて第1梁61と第1梁61の両側に設けられた貫通部55a、55bとが形成されている構成である。
貫通部55a、55bは、第1梁61を挟んで両側に設けられており、それぞれの一方端は第1支持部51の振動体4(図2、図3参照)側の側面に開放され、他方端は突起部58に側面を有する切欠き形状となっている。換言すれば、貫通部55a、55bは、第1支持部51の幅より長く形成されている。この貫通部55a、55bによって、幅狭部56a、56bが突起部58に形成され、さらに幅狭部56a、56bからそれぞれ第1支持部51に延在された幅狭部56c、56dが形成されている。そして、検出信号端子714と第1梁61とが、幅狭部56a、56dを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、幅狭部56b、56cを介して連結されている。
本構成では、幅狭部が、幅狭部56a、56d或いは幅狭部56b、56cのように長くなるためさらに変形し易くなり、振動モレの低減、応力緩和の効果が向上する。
(変形例8)
図8(b)に示す変形例8は、第1梁61と、第1梁61の両側に設けられた貫通部55a、55bと、貫通部55a、55bが設けられている側と反対側の第1支持部51に設けられた貫通部55c、55dと、を有する構成である。
貫通部55c、55dは、第1梁61から延伸された突部61aを挟み両側に設けられている。貫通部55a、55bおよび貫通部55c、55dによって幅狭部56a、56bが形成されている。そして、検出信号端子714と第1梁61とが、幅狭部56aを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、幅狭部56bを介して連結されている。
(変形例9)
図8(c)に示す変形例9は、第1支持部51に貫通穴であるトラック形状の貫通部55eが形成された構成である。
貫通部55eは、第1支持部51と第1梁61とが連結される部位に対向して設けられており、貫通部55eの一側面が、幅狭部56a、56bの一側面を構成する。幅狭部56a、56bは、第1梁61を挟んで両側に設けられており、検出信号端子714と第1梁61とが、幅狭部56aを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、幅狭部56bを介して連結されている。
なお、貫通穴(貫通部55e)は、トラック形状に限らず、楕円形状、円形状、或いはこれらの貫通穴が並設された形状など幅狭部56a、56bを設けることができればその形状は問わない。
(変形例10)
図8(d)に示す変形例10は、前述の変形例2と構成は同一であり、第1支持部51が表裏方向に貫通除去されて形成された貫通部55a、55bが設けられているが、貫通部55a、55bの形状が異なる。
貫通部55a、55bは、第1梁61を挟んで両側に設けられており、それぞれの一方端は第1支持部51の振動体4(図2、図3参照)側の側面に開放され、他方端は第1支持部51に側面を有する切欠き形状となっている。このとき、貫通部55a、55bは、他方端側の側面の長さが開放された一方端の長さよりも短い、即ち、第1支持部51の側面に開放された一方端(開放端)に向かって徐々に広がる形状をなしている。言い換えれば、貫通部55a、55bを構成する一辺Sが、対向する第1梁61の側面と平行でなく、開放端に向かって徐々に離れる構成となっている。この貫通部55a、55bによって、幅狭部56a、56bが第1支持部51に形成される。そして、検出信号端子714と第1梁61とが、貫通部55aによって形成された幅狭部56aを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、貫通部55bによって形成された幅狭部56bを介して連結されている。
(変形例11)
図8(e)に示す変形例11は、前述の変形例6と同じように、第1梁61を挟み両側に、第1支持部51が表裏方向に貫通除去されて形成された貫通部55a、55bと、貫通部55a、55bが設けられている側と反対側に設けられた貫通部55とを有する構成である。本変形例11は、幅狭部56a、56bが直線状でなく屈曲しているところが前述の変形例6と異なる。
貫通部55a、55bは、第1梁61を挟んで設けられており、それぞれの一方端は第1支持部51の振動体4(図2、図3参照)側の側面に開放され、他方端は第1支持部51に側面を有する切欠き形状となっている。貫通部55は、第1支持部51と第1梁61とが対向する側の第1支持部51の側面と反対側の側面側に一方端が開放され、他方端が第1支持部51に側面を有する切欠き形状となっている。これらの貫通部55、55a、55bによって第1支持部51には、屈曲して延在する幅狭部56aおよび幅狭部56dと幅狭部56bおよび幅狭部56cとが形成される。そして、検出信号端子714と第1梁61とが、幅狭部56aおよび幅狭部56dを介して連結され、検出接地端子724と第1梁61とが、幅狭部56bおよび幅狭部56cを介して連結されている。
(変形例12)
図8(f)に示す変形例12は、第1支持部51と第1梁61とが連結する側の第1支持部51に突起部61wが形成されており、その突起部61wも含めて延在された薄肉部54aが形成されている構成である。
第1梁61は、第1支持部51から延在された突起部61wの一方端で第1支持部51と連結されている。したがって、第1梁61の厚さは、薄肉部54aの厚さより厚いことになる。
(その他の変形例)
なお、以上の説明では、第1梁61、第2梁62、第3梁63、および第4梁64のそれぞれの梁が第1支持部51或いは第2支持部52に連結される構成で説明したが、これに限らず次のような構成であってもよい。
図9に本変形例を示し説明する、図9は、本変形例を示す部分平面図である。本変形例の構成は、第1梁61と第2梁62とが第1支持部51に達する間で連結され第1連結梁61aが形成されている。その第1連結梁61aが第1支持部51の接合部51aに連結される。なお、図示しないが、対向する第2支持部側の第3梁と第4梁側も同様な構成とすることができる。詳細には、第3梁と第4梁とが第2支持部に達する間で連結され第2連結梁が形成されている。その第2連結梁が第2支持部に連結される。
この構成によれば、第1連結梁61a或いは第2連結梁を設けることで、梁がさらに撓み易く(変形し易い)なることから、応力の緩和作用および振動モレの防止効果を、より向上させることが可能となる。
以上の説明では、振動片の一例としてジャイロ素子2を用いて説明したが、これに限らず以下のような振動片にも適用が可能である。他の振動片としては、加速度測定素子、圧力検出素子、温度検出素子などの物理量測定用素子に適用することが可能である。
<物理量検出装置>
以上のような振動デバイス1は、角速度検出装置、加速度検出装置、圧力計測装置などの物理量検出装置に適用することができる。
次に、本実施形態に係る物理量検出装置について、図面を参照しながら説明する。図10は、物理量検出装置の構成を示す概略図である。
図10に示す物理量検出装置1400は、本発明に係る振動片を含む。本実施形態では、本発明に係る振動片として、振動片3を用いた例について説明する。以下、本実施形態に係る物理量検出装置1400において、本実施形態に係る振動片3の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
物理量検出装置1400は、図10に示すように、振動片3と、駆動回路1410と、検出回路1420と、を含む。駆動回路1410および検出回路1420は、図10では図示しないICチップに組み込まれていることができる。
駆動回路1410は、本発明における駆動回路として機能し、I/V変換回路(電流電圧変換回路)1411と、AC増幅回路1412と、振幅調整回路1413と、有することができる。駆動回路1410は、振動片3に形成された駆動信号電極730に駆動信号を供給する回路である。以下、駆動回路1410について、詳細に説明する。
振動片3が振動すると、圧電効果に基づく交流電流が、振動片3に形成された駆動信号電極730から出力され、駆動信号端子734を介してI/V変換回路1411に入力される。I/V変換回路1411は、入力された交流電流を振動片3の振動周波数と同一の周波数の交流電圧信号に変換して出力する。
I/V変換回路1411から出力された交流電圧信号は、AC増幅回路1412に入力される。AC増幅回路1412は、入力された交流電圧信号を増幅して出力する。
AC増幅回路1412から出力された交流電圧信号は、振幅調整回路1413に入力される。振幅調整回路1413は、入力された交流電圧信号の振幅を一定値に保持するように利得を制御し、利得制御後の交流電圧信号を、振動片3に形成された駆動信号端子734を介して駆動信号電極730に出力する。この駆動信号電極730に入力される交流電圧信号(駆動信号)により振動片3が振動する。
検出回路1420は、本発明における検出回路として機能し、チャージアンプ回路1421,1422と、差動増幅回路1423と、AC増幅回路1424と、同期検波回路1425と、平滑回路1426と、可変増幅回路1427と、フィルター回路1428と、を有することができる。検出回路1420は、振動片3の第1検出振動腕421に形成された検出信号電極710に生じる第1検出信号と、第2検出振動腕422に形成された検出信号電極710に生じる第2検出信号と、を差動増幅させて差動増幅信号を生成し、該差動増幅信号に基づいて所定の物理量を検出する回路である。以下、検出回路1420について、詳細に説明する。
チャージアンプ回路1421,1422には、振動片3の検出振動腕421,422に形成された検出信号電極710により検出された互いに逆位相の検出信号(交流電流)が、検出信号端子734を介して入力される。例えば、チャージアンプ回路1421には、第1検出振動腕421に形成された検出信号電極710により検出された第1検出信号が入力され、チャージアンプ回路1422には、第2検出振動腕422に形成された検出信号電極710により検出された第2検出信号が入力される。そして、チャージアンプ回路1421、1422は、入力された検出信号(交流電流)を、基準電圧Vrefを中心とする交流電圧信号に変換する。
差動増幅回路1423は、チャージアンプ回路1421の出力信号と、チャージアンプ回路1422の出力信号と、を差動増幅して差動増幅信号を生成する。差動増幅回路1423の出力信号(差動増幅信号)は、さらにAC増幅回路1424で増幅される。
同期検波回路1425は、本発明における検波回路として機能し、駆動回路1410のAC増幅回路1412が出力する交流電圧信号を基に、AC増幅回路1424の出力信号を同期検波することにより角速度成分を抽出する。
同期検波回路1425で抽出された角速度成分の信号は、平滑回路1426で直流電圧信号に平滑化され、可変増幅回路1427に入力される。
可変増幅回路1427は、平滑回路1426の出力信号(直流電圧信号)を、設定された増幅率(または減衰率)で増幅(または減衰)して角速度感度を変化させる。可変増幅回路1427で増幅(または減衰)された信号は、フィルター回路1428に入力される。
フィルター回路1428は、可変増幅回路1427の出力信号から高周波のノイズ成分を除去し(正確には所定レベル以下に減衰させ)、角速度の方向および大きさに応じた極性および電圧レベルの検出信号を生成する。そして、この検出信号は外部出力端子(図示せず)から外部へ出力される。
物理量検出装置1400によれば、上述のとおり、検出回路1420は、第1検出振動腕421に形成された検出信号電極710に生じる第1検出信号と、第2検出振動腕422に形成された検出信号電極710に生じる第2検出信号と、を差動増幅させて差動増幅信号を生成し、該差動増幅信号に基づいて所定の物理量を検出することができる。また、振動片3は、外部からY軸方向の衝撃が加わった場合に、Y軸の正の方向側と、Y軸の負の方向側と、において、検出信号と駆動信号との静電結合の変化量を(ほぼ)均等に保つことができる。すなわち、第1検出信号と駆動信号との静電結合の変化量と、第2検出信号と駆動信号との静電結合の変化量と、を均等にすることができるので、Y軸方向の衝撃の影響をキャンセルすることができる。したがって、外部から特にY軸方向の衝撃が加わっても、安定して検出信号を検出することができる物理量検出装置1400を提供することができる。
<電子機器>
また、上記のような振動デバイス1は、各種電子機器に組み込むことができる。振動デバイス1を組み込んだ本発明の電子機器としては、特に限定されないが、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動体端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等を挙げることができる。
以上、本発明の振動子および振動デバイスを図示の実施形態および変形例に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。また、本発明の振動デバイスは、前述の実施形態および変形例のうち、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
1…振動デバイス、2…ジャイロ素子、3…振動片、4…振動体、8…導電性固定部材(銀ペースト)、9…パッケージ、10…接続パッド、22…基部、41…基部、51…第1支持部、51a…接合部、51b…接合部、52…第2支持部、52a…接合部、52b…接合部、61…第1梁、62…第2梁、63…第3梁、64…第4梁、91…ベース、92…リッド、421…第1検出振動腕、422…第2検出振動腕、431…第1連結腕、432…第2連結腕、441…第1駆動振動腕、442…第2駆動振動腕、443…第3駆動振動腕、444…第4駆動振動腕、512…溝、512a、512b…端、512b’、512b”…一端、514…溝、522…溝、524…溝、710…検出信号電極、712…検出信号配線、714…固定部としての検出信号端子、720…検出接地電極、722…検出接地配線、724…固定部としての検出接地端子、730…駆動信号電極、732…駆動信号配線、734…固定部としての駆動信号端子、740…駆動接地電極、742…駆動接地配線、744…固定部としての駆動信号端子、911…底板、912…側壁、S1〜S10…領域。

Claims (9)

  1. 振動体と、
    前記振動体から延出された梁と連結され、前記振動体を支持している支持部と、
    前記支持部に設けられ、前記梁の延出方向と交わる方向に沿って、離間して並設されている少なくとも2つの固定部と、を備え、
    前記2つの固定部間で前記梁と前記支持部とが連結されており、
    前記2つの固定部間には、前記支持部の表裏方向の厚さが前記支持部の前記固定部が設けられている部分よりも薄くなるように形成されている薄肉部、または前記支持部が表裏方向に貫通除去された貫通部が、設けられていることを特徴とする振動片。
  2. 前記支持部は、前記梁から前記2つの固定部にそれぞれ延出し、前記支持部の幅が前記支持部の前記固定部が設けられている部分の幅より狭い狭幅部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の振動片。
  3. 前記薄肉部または前記貫通部の前記振動体側の端は、前記支持部の側面に開放されていることを特徴とする請求項1または2に記載の振動片。
  4. 前記振動体は、基部と、前記基部から両側へ第1方向に沿って延出している第1検出振動腕および第2検出振動腕と、前記基部から両側へ前記第1方向と直交する第2方向に沿って延出している第1連結腕および第2連結腕と、前記第1連結腕から両側へ前記第1方向に沿って延出している第1駆動振動腕および第2駆動振動腕と、前記第2連結腕から両側へ前記第1方向に沿って延出している第3駆動振動腕および第4駆動振動腕と、を備え、前記第1検出振動腕および前記第2検出振動腕にて検出振動系が構成され、前記第1駆動振動腕、前記第2駆動振動腕、前記第3駆動振動腕および前記第4駆動振動腕にて駆動振動系が構成され、
    前記支持部は、前記振動体を挟んで前記第1方向に沿って対向配置され、前記第2方向に延在している第1支持部および第2支持部を備え、
    前記梁は、前記第1検出振動腕と前記第1駆動振動腕との間を通って、前記第1支持部と前記基部とを連結している第1梁と、前記第1検出振動腕と前記第3駆動振動腕との間を通って、前記第1支持部と前記基部とを連結している第2梁と、前記第2検出振動腕と前記第2駆動振動腕との間を通って、前記第2支持部と前記基部とを連結している第3梁と、前記第2検出振動腕と前記第4駆動振動腕との間を通って、前記第2支持部と前記基部とを連結している第4梁と、を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の振動片。
  5. 前記第1梁と前記第2梁とが連結された第1連結梁、および前記第3梁と前記第4梁とが連結された第2連結梁を備えており、
    前記第1連結梁および前記第2連結梁によって前記振動体が、対向配置された前記第1支持部および前記第2支持部のそれぞれに連結されていることを特徴とする請求項4に記載の振動片。
  6. 少なくとも2つの接続パッドを備えている基板と、
    請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の振動片と、を備え、
    前記接続パッドと前記固定部とが導電性固定部材により接合されていることを特徴とする振動デバイス。
  7. 前記基板の平面視にて、前記接続パッドの輪郭の一部と、前記薄肉部または前記貫通部が設けられている領域の一部とが重なり合っていることを特徴とする請求項6に記載の振動デバイス。
  8. 請求項4または請求項5に記載の振動片と、
    前記振動片を駆動する駆動回路と、
    前記振動片からの検出信号に基づいて所定の物理量を検出する検出回路と、を備えていることを特徴とする物理量検出装置。
  9. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の振動片を備えていることを特徴とする電子機器。
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