JP2016097809A - センサー付きプロテクター - Google Patents

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Abstract

【課題】異物の当接によって破損等が生じることを防止しうるセンサー付きプロテクターを提供する。【解決手段】スライドドア1に取付けられ、空間部33を介して中空部12に設けられた導電部34,35が接触することで異物の存在を検知するもので、導電部34,35は、取付基部11側に設けられた中空下部導電部35と、先端側に設けられた中空上部導電部34からなり、空間部33の車外側端部33bが中空部12の内周面に直接連設されるような形状でかつ配置され、空間部33の車外側端部33bが中空部12の内周面に直接連設された部位における中空部12の外殻を外側に向けて膨出湾曲させた第一湾曲部121とし、かつその第一湾曲部121の頂部121aを曲面状にした。【選択図】図1

Description

本発明は、ワゴン車やワンボックスカーなどのように車体の前後に移動するスライドドアやバックドア等のドアやサンルーフなどのように、車体の開口部を開閉する開閉物と、開口部との間に指等の異物が挟み込まれると対応する信号を出力して異物の存在を検知するセンサーが組込まれたセンサー付きプロテクターに関する。
図6に示すように、ワゴン車などのようにスライドドア1(あるいはバックドア)によって車体の開口部を開閉する自動車や、図7に示すように、サンルーフ2によって車体の開口部を開閉する自動車においては、センサー付きプロテクター10,20が取付けられている。
例えば、スライドドア1の前端面には、車体前側に向けて突設され、図8に示すような、車両上下に延びるセンサー付きプロテクター10が取付けられている。
センサー付きプロテクター10は、図9及び図10に示すように、スライドドア1の前端面に取付けられる、車内側壁11a,車外側壁11b及び連結壁11cからなる断面略U字形状の取付基部11とそれに一体成形された中空部12を備え、中空部12には、スライドドア1とボディ側開口部(フロントドア(サイドドア)の場合もある)との間に人体の一部(指や手足)などの異物が挟まった場合にその挟み込みを検知して対応する電気信号を出力するセンサー(感圧センサー)Sが取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
なお、センサー付きプロテクター10の下部では、取付基部11の車内側壁11a側に断面C字形状のチャンネル部13が一体成形されていて、感圧センサーSに接続されるワイヤーハーネスWを保持している。また、取付基部11の内側には複数の保持リップ14,14が設けられ、また取付基部11には剛性をアップさせるために断面略U字形状の芯材15が埋設されている。さらに取付基部11の車外側壁11bには装飾用リップ16が設けられている。
センサー(感圧センサー)Sは、車両上下方向(長手方向)に延びる2本の芯線(電極線)31,32が、空間部33を介して設けられた導電性のゴム様弾性体(導電部)34,35に埋設されるようにして中空部12内に固定されてなるもので、スライドドア1の閉時にスライドドア1とボディ側開口部との間に異物が挟み込まれると中空部12が部分的に押圧されて潰れ、ゴム様弾性体34,35が接触して2本の芯線31,32が短絡するようになっている。そして、この電気信号の変化が、センサー付きプロテクター10の下側端末部分で2本の芯線31,32に結線されたリード線36,36に接続された制御装置40に伝えられることによって異物の存在が検知される。なおリード線36,36は絶縁体で被覆された状態でワイヤーハーネスWによって束ねられているが、先端は被覆部37,37からむき出した裸線となっている。
特開2008−44590号公報
しかしながら、中空部12の内周面において、2つの導電性のゴム様弾性体(導電部)34,35が埋設された部分はその分、肉厚が厚くなるので強度的に強いが、導電部34,35のない部分、すなわち中空部12の断面形状において空間部33の両端33a,33bが中空部12の外殻内周面に連設する部分では肉厚が薄く強度的に弱いため、図11に示すように、人の乗降車時にカギ等の突起物Zが強く当接することによって強度的に弱い部分が破損したり破れたりする恐れがあった。
また、図11に示したものは、空間部33の断面形状が略長方形状(略矩形状)であるが、ゴム様弾性体34,35の形状及び配置によっては空間部の両端33a,33bが中空部12の外殻内周面に連設する部分が、中空部12の断面形状において取付基部11側に位置する場合がある。このような場合、空間部33の両端33a,33bが中空部12の外殻内周面に連設する部分の位置は、カギ等の突起物Zが特に引っかかりやすい位置となるので破損や破れの危険性は大きい。
このように中空部12が破れてしまうと雨水や洗車水などが浸入してセンサー機能が失われ、その結果、スライドドア1やサンルーフ2の開閉が誤動作するといった不具体が懸念される。
なお、特許文献1に記載された発明は、中空部と連径部を介した保持部とを熱可塑性エラストマーで一体に形成し、中空部の内面上部の内壁層と内面下部に設けた膨出部には熱可塑性エラストマーにカーボンを10重量%以上混合した混合合成樹脂を以って成形することによって、中空部の押圧後の復元力を充分に達成できるようにしたものであるが、中空部の薄肉部にカギ等の突起物Zが当接して中空部が破損したり破れたりすることを防止するものではなく、これに関連した発想は一切記載されていない。
しかも、中空部と保持部とは一本の連径部で接続されているので中空部の転びによって安定した状態でセンサー機能が発揮されない恐れがある。
そこで、本発明の目的とするところは、異物の当接によって破損等が生じることを防止しうるセンサー付きプロテクターを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のセンサー付きプロテクターは、自動車のドア(1)やサンルーフ(2)などのように、車体の開口部を開閉する開閉物の周縁や、前記開口部の周縁に取付けられる取付基部(11)と、その取付基部(11)に一体化され、芯線(31,32)がそれぞれ埋設された2つの導電部(34,35,54,55)が空間部(33,53)を介して設けられたチューブ状の中空部(12)を備えるとともに、前記中空部(12)は、前記取付基部(11)に対してその車内側端部(12a)及び車外側端部(12b)が互いに間をあけて連結され、前記開閉物の閉時に前記開閉物と前記開口部との間に挟み込まれた異物により前記中空部(12)が押圧されて潰れると、それに対応した電気信号の変化によって前記異物の存在を検知し、端末部分では長手方向に引き出された前記芯線(31,32)が制御装置(40)に接続されたリード線(36,36)に結線されてなるセンサー付きプロテクター(10)であって、
前記2つの導電部(34,35,54,55)は、前記取付基部(11)側に設けられた中空下部導電部(35,55)と、先端側に設けられた中空上部導電部(34,54)からなり、前記空間部(33,53)の車外側端部(33b,53b)が前記中空部(12)の外殻内周面に直接連設されるような形状でかつ配置されてなるとともに、その空間部(33,53)の車外側端部(33b,53b)が前記中空部(12)の外殻内周面に直接連設された部位における前記中空部(12)の外殻を外側に向けて膨出湾曲させた第一湾曲部(121)とし、かつその第一湾曲部(121)の頂部(121a)を曲面状にしたことを特徴とする。
なお、ここで、「電気信号の変化」には、2本の芯線が短絡することによる変化や、静電容量の変化が含まれる。
また本発明は、前記2つの導電部(34,35,54,55)は、前記空間部(33,53)の車内側端部(33a,53a)も前記中空部(12)の外殻内周面に直接連設されるような形状でかつ配置されてなるとともに、その空間部(33,53)の車内側端部(33a,53a)が前記中空部(12)の外殻内周面に直接連設された部位における前記中空部(12)の外殻を外側に向けて膨出湾曲させた第二湾曲部(122)とし、かつその第二湾曲部(122)の頂部(122a)を曲面状にしたことを特徴とする。
また本発明は、自動車のドア(1)やサンルーフ(2)などのように、車体の開口部を開閉する開閉物の周縁や、前記開口部の周縁に取付けられる取付基部(11)と、その取付基部(11)に一体化され、芯線(31,32)がそれぞれ埋設された2つの導電部(34,35)が空間部(33)を介して設けられたチューブ状の中空部(12)を備えるとともに、前記中空部(12)は、前記取付基部(11)に対してその車内側端部(12a)及び車外側端部(12b)が互いに間をあけて連結され、前記開閉物の閉時に前記開閉物と前記開口部との間に挟み込まれた異物により前記中空部(12)が押圧されて潰れると、それに対応した電気信号の変化によって前記異物の存在を検知し、端末部分では長手方向に引き出された前記芯線(31,32)が制御装置(40)に接続されたリード線(36,36)に結線されてなるセンサー付きプロテクター(10)であって、
前記2つの導電部(34,35)は、前記取付基部(11)側に設けられた中空下部導電部(35)と、先端側に設けられた中空上部導電部(34)からなり、前記空間部(33)の車外側端部(33b)が前記中空部(12)の外殻内周面に直接連設されるような形状でかつ配置されてなるとともに、その空間部(33)の車外側端部(33b)が前記中空部(12)の外殻内周面に直接連設された部位における前記中空部(12)の外殻外周面を外側に向けて突出させて曲面状の第一凸条部(123)を形成したことを特徴とする。
また本発明は、前記2つの導電部(34,35)は、前記空間部(33)の車内側端部(33a)も前記中空部(12)の外殻内周面に直接連設されるような形状でかつ配置されてなるとともに、その空間部(33)の車内側端部(33a)が前記中空部(12)の外殻内周面に直接連設された部位における前記中空部(12)の外殻外周面を外側に向けて突出させて曲面状の第二凸条部(124)を形成したことを特徴とする。
また本発明は、前記中空下部導電部(55)は凸形状であるとともに前記中空上部導電部(54)は凹形状で、しかも前記空間部(53)を断面略逆「V」字状で断面略同一幅として前記「V」字状の開口部が前記取付基部(11)側に向くような形状でかつ配置されてなることを特徴とする。
また本発明は、前記中空下部導電部(55)は凸形状であるとともに前記中空上部導電部(54)は凹形状で、しかも前記空間部(53)を断面略逆「V」字状で断面略同一幅として前記「V」字状の開口部が前記取付基部(11)側に向きさらに車内側端部(53a)が前記取付基部(11)に直接連設されるような形状でかつ配置されてなることを特徴とする。
また本発明は、前記取付基部(11)と前記中空部(12)と前記導電部(34,35,54,55)及び前記芯線(31,32)は一体成形されていることを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、2つの導電部の形状及び配置によってその間の空間部の車外側端部が中空部の内周面に直接連設されるようにされた部位、すなわち、異物の存在を検知するときに中空部の撓み可動部となる肉厚の薄い部位における中空部の外殻を外側に向けて膨出湾曲させた第一湾曲部とし、かつその第一湾曲部の頂部を曲面状にしたので、空間部の車外側端部が連設された中空部の外殻外周面に垂直な方向から進入したカギ等の突起物は、第一湾曲部の頂部に当接するとその荷重は、中空部の先端側あるいは後端側(取付基部側)に逃がされる。
よって、人の乗降車時にカギ等の突起物が車外側から強く当接することがあったとしてもその当接によって中空部に加わる衝撃は、軽減されるので中空部の肉厚の薄い部位に対する破損や破れの発生が効率的に防止される。
したがって、中空部から水が浸入することでセンサー機能が失われ、スライドドアやサンルーフの開閉が誤動作するといった不具体が、中空部の車外側の断面形状を僅かに変えるだけの構造で回避することができる。
また本発明によれば、空間部の車内側端部も中空部の外殻内周面に直接連設されて、異物の存在を検知するときに中空部の撓み可動部となる肉厚の薄い部位となるが、中空部の車外側に加えて車内側にも、その肉厚の薄い部位における中空部の外殻を外側に向けて膨出湾曲させた第二湾曲部とし、かつその第二湾曲部の頂部を曲面状にしたので、空間部の車内側端部が連設された中空部の外殻外周面に垂直な方向から進入したカギ等の突起物は、第二湾曲部の頂部に当接するとその荷重は、中空部の先端側あるいは後端側(取付基部側)に逃がされる。
よって、人の乗降車時にカギ等の突起物が車外側からだけでなく、車内側から強く当接することがあったとしてもその当接によって中空部に加わる衝撃は、軽減されるので中空部の肉厚の薄い部位に対する破損や破れの発生が効率的に防止される。
したがって、中空部から水が浸入することでセンサー機能が失われ、スライドドアやサンルーフの開閉が誤動作するといった不具体が、中空部の車外側に加えて、車内側の断面形状を僅かに変えるだけの構造で回避することができる。
また本発明によれば、空間部の車外側端部が中空部の外殻内周面に直接連設された部位における中空部の外殻外周面を外側に向けて突出させて曲面状の第一凸条部を形成することによっても、中空部の車外側から進入したカギ等の突起物が第一凸条部に当接するとその荷重は、車外側において中空部の先端側あるいは後端側(取付基部側)に逃がされる。
同様に、空間部の車内側端部が中空部の外殻内周面に直接連設された部位における中空部の外殻外周面を外側に向けて突出させて曲面状の第二凸条部を形成することによっても、中空部の車内側から進入したカギ等の突起物が第二凸条部に当接するとその荷重は、車内側において中空部の先端側あるいは後端側(取付基部側)に逃がされる。
これらによれば、中空部の外殻外周面を外側に向けて突出させるだけで曲面状の第一凸条部や曲面状の第二凸条部を形成することができるので、中空部の外殻内周面については断面形状を変える必要はない。
また本発明によれば、中空部内に凹形状の中空上部導電部と凸形状の中空下部導電部を設けることで両導電部間の空間部の断面形状を断面略逆「V」字状で断面略同一幅で「V」字状の開口部が取付基部側に向くようにしたので、空間部の形状を断面略長方形状(略矩形状)としたものと比較して、中空部が異物の検知の際に撓むことのできる可動範囲を広くとることができ、その結果、車内側と車外側に対してそれぞれ広範囲での検知が可能になる。
このように、空間部の断面形状を断面略逆「V」字状にすることによって、中空部の内周面に対して連設する空間部の両端部の位置が取付基部側に近づけば近づくほどその薄肉となった部位にカギ等の突起物が引っかかりやすくなるため、薄肉の部位を保護するように、中空部の外殻自体を第一湾曲部や第二湾曲部で構成したり、あるいは中空部の外殻外周面に第一凸条部や第二凸条部を形成するものは特に有効である。
また本発明によれば、空間部の形状は、断面略逆「V」字状で断面略同一幅として前記「V」字状の開口部が取付基部側に向くものであるが、空間部の車内側端部は中空部の内周面ではなく取付基部に直接連設されるので、中空部の車内側の内周面には中空上部導電部が存在している。よって、中空部の肉厚が車内側では特に薄くなるものではないのでカギ等の突起物の車内側からの当接によって中空部が破損したり破れたりする恐れは少ない。
また、本発明のように、中空部の外殻自体を第一湾曲部及び第二湾曲部で構成したものは、断面形状において第一湾曲部の頂部と第二湾曲部の頂部間の距離よりも中空部の付け根部間の距離の方が小さく、中空部の外殻外周面に第一凸条部及び第二凸条部を形成するものも、断面形状においては第一凸条部と第二凸条部間の距離よりも中空部の付け根部間の距離は小さい。また、中空部の外殻自体を第一湾曲部で構成したが第二湾曲部については構成されていないものや、中空部の外殻外周面に第一凸条部だけを形成し第二凸条部については形成されていないものであっても第一湾曲部の頂部の存在,第一凸条部の存在によってその分、それらの位置における断面形状の幅より中空部の付け根部間の距離の方が小さい。
これによれば、カギ等の突起物が中空部の第一湾曲部の頂部や第二湾曲部の頂部の位置,あるいは第一凸条部や第二凸条部の位置に当接したときに、中空部の付け根部は転ぶ方向に変形しやすいのでその分、カギ等の突起物から受ける荷重を逃がすことができる。
なお、ここで記載したように、中空部の付け根部は転ぶ方向に変形しやすいが取付基部に対して中空部の車内側端部及び車外側端部は互いに間をあけて連結されているため、従来例(特許文献1)で示したように、中空部と保持部が一本の連径部で接続されることによって異物の検知が不安定になるといった問題が生じるものではない。
また本発明によれば、取付基部と中空部と導電部及び芯線は一体成形されているので、センサー付きプロテクターを安定した状態でかつ作業時間を短縮化した状態で製造することができる。
このように、センサー付きプロテクターにおいて、取付基部と中空部と導電部及び芯線が一体成形されてなるものは、従来から存在するものではなかった。
本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクターを示す図8のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る他のセンサー付きプロテクターを示す図8のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る他のセンサー付きプロテクターを示す図8のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る他のセンサー付きプロテクターを示す図8のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る他のセンサー付きプロテクターを示す図8のA−A線拡大断面図である。 スライドドアによって開閉する自動車の側面図である。 サンルーフが設けられた自動車の斜視図である。 図6に示すセンサー付きプロテクターを示す側面図である。 従来例に係るセンサー付きプロテクターを示す図8のA−A線拡大断面図である。 従来例に係るセンサー付きプロテクターを示す図8のB−B線拡大断面図である。 図9に示したセンサー付きプロテクターにカギ等の突起物が当接する様子を示す拡大断面図である。
図面を参照して、本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクターについて説明する。ここで、前後とは車両前後方向を示し、上下とは車両における場合は車両上下方向であり、センサー付きプロテクター10においては、中空部12側を上、取付基部11側を下としている。
本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクター10は、図6で示したようなスライドドア1によって車体の開口部を開閉する自動車におけるそのスライドドア1の前端面に車体前側に向けて突出するように取付けられ、スライドドア1とボディ側開口部(フロントドア(サイドドア)の場合もある)との間に人体の一部(指や手足)などの異物が挟まった場合にその挟み込みを検知して対応する電気信号を出力するセンサー(感圧センサー)Sが取付けられたものであり、図8で示した部分では、従来例で示したものと同一の構成であるが、図8のA−A線拡大断面としてセンサー(感圧センサー)Sが取付けられた部分を示した図1は、従来例で示した図9のものとは、中空部12の断面形状を断面略菱形にした点で相違するものである。従来例と同一部分には同一符号を付した。
このセンサー付きプロテクター10は、図1に示すように、スライドドア1に形成されたフランジ(図示しない)に直接、取付けられる車内側壁11a,車外側壁11b及び連結壁11cからなる断面略U字形状の取付基部11と、その取付基部11に一体成形され、スライドドア1の閉時にスライドドア1の前端面とその前端面が対向するボディ側開口部との間に指等の異物があるとその異物に弾接するチューブ状の中空部12と、その中空部12に組み込まれ異物を検知して対応する電気信号を出力するセンサー(感圧センサー)Sを備え、センサー(感圧センサー)Sは、車両上下方向(長手方向)に延びる2本の芯線(電極線)31,32が、空間部33を介して設けられた導電性のゴム様弾性体34,35に埋設されるようにして中空部12内に固定されてなる。この導電性のゴム様弾性体34,35はEPDMなどの合成ゴムが主体となった導電ゴムからなり、センサーSは非導電性の中空部12と一体成形されている。
取付基部11の内側には複数の保持リップ14,14が設けられ、また取付基部11には剛性をアップさせるために断面略U字形状の芯材15が埋設されている。さらに取付基部11の車外側壁11bには装飾用リップ16が設けられている。
中空部12は、取付基部11の連結壁11cに一体成形され、先端側が車両前方に向かって突出するようにされている。
中空部12の連結壁11Cに連結される両端部(車内側端部)12a,(車外側端部)12bが取付基部11に対して互いに間をあけて連結されている。図1では、中空部12の車内側端部12aと中空部12の車外側端部12bは車内外方向に間をあけた状態で取付基部11の連結壁11cに連結されている。
本実施形態では、中空部12の車内側端部12aが取付基部11の連結壁11cと車内側壁11aが連設された角部寄りに連結され、中空部12の車外側端部12bが取付基部11の連結壁11cと車内側壁11bが連設された角部から車内側に少し間をあけた(寄った)位置に連結されている。
導電性のゴム様弾性体34,35は、中空部12内において取付基部11側に設けられた中空下部導電部35と、同じく中空部12内において先端側に設けられた中空上部導電部34からなる導電部であり、中空上部導電部34の中央には芯線31が埋設され、中空下部導電部35の中央には芯線32が埋設されている。一般に導電性のゴム様弾性体34,35は内部に気泡の無いソリッド材が用いられる。
中空上部導電部34及び中空下部導電部35の形状、及び中空部12内における中空上部導電部34及び中空下部導電部35の配置によって両導電部34,35間に設けられる空間部33の断面形状が定められ、ここでは、断面形状が略長方形状(略矩形状)に形成されている。そして、空間部33の車内側端部33a及び車外側端部33bは、中空部12の内周面(中空部12の外殻の内周面)にそれぞれ直接連設されるようにしている。
また、センサー付きプロテクター10の取付基部11と中空部12は、例えば、EPDMなどの合成ゴムやTPO,TPSといった熱可塑性エラストマーからなる非導電性のゴム様弾性体で押出成形された押出成形部を構成するもので、車両における上下端末部分では型成形され外形が整えられている。なお、センサー付きプロテクター10の中空部12は、柔軟性を必要とすることから、発泡したスポンジ材が用いられることもある。また取付基部11も同様に発泡したスポンジ材が用いられることがある。
そして、中空部12の外殻(中空壁)は、断面略「く」字形状の第一湾曲部121の一端と第二湾曲部122の一端が連設され、第一湾曲部121の他端(中空部12の車外側端部12b)と第二湾曲部122の他端(中空部12の車内側端部12a)が取付基部11の連結壁11cに連設されることによりなるもので、その断面形状は断面略菱形である。
第一湾曲部121は、断面略「く」字形状で、空間部33の車外側端部33bが中空部12の外殻内周面に直接連設された部位における中空部12の外殻を外側、すなわち車外側に向けて膨出湾曲させたもので、その第一湾曲部121の最も車外側に突出した頂部121aは鋭角ではなく曲面状にしてある。
また、第二湾曲部122は、断面略逆「く」字形状で、空間部33の車内側端部33aが中空部12の外殻内周面に直接連設された部位における中空部12の外殻を外側に、すなわち車内側に向けて膨出湾曲させたもので、その第二湾曲部122の最も車内側に突出した頂部122aも鋭角ではなく曲面状にしてある。
第一湾曲部121と第二湾曲部122の断面形状における太さ(幅)は、略同一にしているが、第一湾曲部121の頂部121aや第二湾曲部122の頂部122aを部分的に厚肉にしてもよい。
また、断面形状において、第一湾曲部121の頂部121aと第二湾曲部122の頂部122aとの距離Lに対して中空部12の付け根部間の距離Rは小さい。
このようなセンサー付きプロテクター10によれば、2つの導電部34,35の形状及び配置によってその間の空間部33の車外側端部33bが中空部12の内周面に直接連設されるようにされた部位における中空部12の外殻、すなわち、異物の存在を検知するときに中空部12の撓み可動部となる肉厚の薄い部位における中空部12の外殻を外側に向けて膨出湾曲させた第一湾曲部121とし、かつその第一湾曲部121の頂部121aを曲面状にしたので、図1に示すように、例えば、空間部33の車外側端部33bが連設された中空部12の外周面に垂直な方向(矢印X1で示す方向)で進入したカギ等の突起物Zは、第一湾曲部121の頂部121aに当接すると曲面状にされた頂部121aのはたらきによって矢印X2で示すように中空部12の先端側かあるいは矢印X3で示すように中空部12の後端側(取付基部11側)に傾けられる。
これによって、カギ等の突起物Zが第一湾曲部121の頂部121aに当接することによる荷重は、中空部12の先端側あるいは後端側(取付基部側)に逃がされるので、人の乗降車時にカギ等の突起物Zが車外側から強く当接することがあったとしてもその当接によって中空部12に加わる衝撃は軽減され、中空部12の肉厚の薄い部位に対する破損や破れの発生が効率的に防止される。
また、中空部12の車内側についても車外側と同様に、2つの導電部34,35の形状及び配置によってその間の空間部33の車内側端部33aが中空部12の内周面に直接連設されるようにされた部位における中空部12の外殻、すなわち、異物の存在を検知するときに中空部12の撓み可動部となる肉厚の薄い部位における中空部12の外殻を外側(ここでは車内側)に向けて膨出湾曲させた第二湾曲部122とし、かつその第二湾曲部122の頂部122aを曲面状にしたので、図1に示すように、例えば、空間部33の車内側端部33aが連設された中空部12の外周面に垂直な方向(矢印Y1で示す方向)で進入したカギ等の突起物Zは、第二湾曲部122の頂部122aに当接すると曲面状された頂部122aのはたらきによって矢印Y2で示すように中空部12の先端側かあるいは矢印Y3で示すように中空部12の後端側(取付基部11側)に傾けられる。
これによって、カギ等の突起物Zが第二湾曲部122の頂部122aに当接することによる荷重は、中空部12の先端側あるいは後端側(取付基部側)に逃がされるので、人の乗降車時にカギ等の突起物Zが車内側から強く当接することがあったとしてもその当接によって中空部12に加わる衝撃は軽減され、中空部12の肉厚の薄い部位に対する破損や破れの発生が効率的に防止される。
また、中空部12の外殻自体を第一湾曲部121及び第二湾曲部122で構成することによって、断面形状において第一湾曲部121の頂部121aと第二湾曲部122の頂部122a間の距離Lよりも中空部12の付け根部12a,12b間の距離Rの方が小さくなるので、カギ等の突起物Zが中空部12の第一湾曲部121の頂部121aや第二湾曲部122の頂部122aの位置に当接したときに、中空部122の付け根部12a,12bは転ぶ方向(車外側からカギ等の突起物Zが当接する場合には車内側の方向,車内側からカギ等の突起物Zが当接する場合には車外側の方向)に変形しやすくなりその分、カギ等の突起物Zから受ける荷重を逃がすことができる。
したがって、中空部12から水が浸入することでセンサー機能が失われ、スライドドア1やサンルーフ2の開閉が誤動作するといった不具体が、中空部12の車外側及び車内側の断面形状を僅かに変えるだけの構造で回避することができる。
なお本実施形態では、図1に示したように、空間部33の断面形状を略長方形状(略矩形状)に形成したが、図2及び図3に示すように、中空部12内に凹形状の中空上部導電部54と凸形状の中空下部導電部55を設けることで両導電部54,55間の空間部53の断面形状を断面略逆「V」字状で断面略同一幅とし、「V」字状の開口部が取付基部11側に向くように形成することもできる。
空間部53の形状は様々な大きさにすることができ、図3に示したものの空間部53の幅は図2で示したものより小さく、また、図3に示したものの空間部53の両端部53a,53bの位置は図2で示したものより後端(取付基部11側)で「V」字の溝が深い。
中空下部導電部55の断面形状は略山形状で底辺が取付基部11の連結壁11cに接していて、また中空上部導電部54の断面形状は略三日月形状で両端部は取付基部11の連結壁11c側に近づくように中空部12の先端から下がっている。
これらの中空上部導電部54の中央には芯線31が埋設され、中空下部導電部55の中央には芯線32が埋設されている。特に、図3に示したものは、中空上部導電部54の下部54a位置を、中空下部導電部55の頂部55a位置よりも取付基部11側にして、僅かな撓みであっても両導電部54,55が容易に接触するようにして、接点のすれ違いを防止している。
また、中空部12及び中空部12に設けられる2つの導電部54,55及び空間部53の断面形状については車内側方向と車外側方向に左右半分に仕切る対称軸に左右略対称で、その対称軸上に芯線31,32が位置するようにしている。一般に導電性のゴム様弾性体54,55は内部に気泡の無いソリッド材が用いられる。
このように、空間部53の断面形状を断面略逆「V」字状にしたものは、空間部33の断面形状を略長方形状(略矩形状)に形成したもの(図1)と比較して、中空部12の外殻が異物を検知する範囲を広くとることができ、その結果、車内側と車外側に対して広範囲での検知が可能になる。
しかしながら、空間部53の断面形状を断面略逆「V」字状にすることによって、中空部12の内周面に対して連設する空間部53の両端部53a,53bの位置が取付基部11側に近づけば近づくほどその薄肉となった部位にカギ等の突起物Zが引っかかりやすくなるため、薄肉の部位を保護するように中空部12の外殻を外側に向けて膨出湾曲させた第一湾曲部121及び第二湾曲部122としたものは特に有効である。
さらに、図4に示すように、中空部12内に設けられる凹形状の中空上部導電部54と凸形状の中空下部導電部55を設けることで両導電部54,55間に形成される空間部53の断面形状を、断面略逆「V」字状で断面略同一幅として前記「V」字状の開口部が取付基部側に向くものとするものであるが、空間部53の車内側端部53aは中空部12の内周面ではなく取付基部11に直接連設されるようにすることもできる。
これによれば、中空部12の車内側の内周面にはその全域にわたって中空上部導電部54が存在するので、中空部12の肉厚が車内側では特に薄くなるものではない。よって、カギ等の突起物Zが車内側から中空部12に当接したとしても中空部12が破損したり破れたりする恐れは少ない。
そして、中空部12の車外側は第一湾曲部121で構成されその頂部121aは曲面状にされているので、カギ等の突起物Zが車外側から中空部12に当接したとしてもその荷重は中空部12の先端側又は後端側に逃がされることで衝撃は軽減され、中空部12が破損したり破れたりすることが防止される。
なお、図4で示したものでは、空間部53の車内側端部53aの全面が取付基部11に直接連設されるようにしたが、空間部53の車内側端部53aの面が取付基部11に直接連設され、一部の面が中空部12の外殻の内周面に直接連設されるものであっても、車内側からのカギ等の突起物Zの当接に対して中空部12を保護する効果はある。
また、図4で示したものでは、中空部12の車外側だけを第一湾曲部121で構成し、車内側については同様の第二湾曲部122で構成するようにしなかったが、中空部12の車内側を第二湾曲部122で構成することもできるし、図1乃至図3で示したものでは、中空部12の車外側だけを第一湾曲部121で構成し車内側について第二湾曲部122としないようにすることもできる。
また、本実施形態では、図1乃至図4で示したように、中空部12の外殻自体を第一湾曲部121や第二湾曲部122で構成することによって、カギ等の突起物Zから受ける荷重を逃がすようにしたが、図5に示すように、中空部12の車外側では、空間部33の車外側端部33bが中空部12の外殻内周面に直接連設された部位における中空部12の外殻外周面を外側に向けて突出させて曲面状の第一凸条部123を形成し、中空部12の車内側では、空間部33の車内側端部33aが中空部12の外殻内周面に直接連設された部位における中空部12の外殻外周面を外側に向けて突出させて曲面状の第二凸条部124を形成し、カギ等の突起物Zが断面形状において曲面状の第一凸条部123あるいは曲面状の第二凸条部124に当接するとその荷重が中空部12の先端側あるいは後端側(取付基部11側)に逃がされるようにしてもよい。この場合に空間部33の一部が凸条部ではない通常の外殻外周面の肉厚となる外殻外周面と連結されていることが望ましい。
なお、図5で示したものにおいても、空間部33の断面形状を、図2,図3で示したように、断面略逆「V」字状としたり、図4で示したように、空間部33の車内側端部33aを取付基部11に直接連設して車内側には第二凸条部124を形成しないようにすることもできる。また、曲面状の第一凸条部123及び曲面状の第二凸条部124の断面形状としては様々なものが考えられ、カギ等の突起物Zの荷重を中空部12の先端側又は後端側(取付基部11側)に逃がすものであればよい。
特に、図5に示したものによれば、中空部12の外殻外周面を外側に向けて突出させるだけで曲面状の第一凸条部123及び曲面状の第二凸条部124を形成することができるので、中空部12の外殻内周面については断面形状を変える必要はない。
また、本実施形態では取付基部11と中空部12及びセンサーSは一体成形されているが、各々が別々に成形されており、例えば取付基部11と中空部12は接着剤や接着テープで固定され、センサーSが中空部12へ挿入されることで一体化される構成でもよい。また、取付基部11と中空部12及びセンサーSのうちいずれか2つが一体成形されて残りの一つが別体成形されている構成であってもよい。
さらに本実施形態では、取付基部11をその内側に複数の保持リップ14,14が設けられ、断面略U字形状の芯材15が埋設されているものとしたが、このタイプの取付基部11であっても保持リップ14が一つであってもよいし、芯材15が埋設されないものでもよい。またこのようなタイプに限定されることもなく、中空部12及びセンサーSを固定するための部位があれば取付基部11とされ、本実施形態のように断面略U字形状のもの以外のものも含まれる。よって把持や嵌合されるだけでなく接着テープによって固定される場合でもよく、その形態は様々なものが選択できる。
なお、本発明の実施形態では、スライドドア1が前後方向に移動する自動車において、スライドドア1側にセンサー付きプロテクター10を取付けたものを例にして説明したが、ボディ側開口部にセンサー付きプロテクター10を取付け、スライドドア1との間の異物を検知するようにしてよい。
また、センサー付きプロテクター10をバックドアやサンルーフ2(図7)に適用することもできる。
1 スライドドア
2 サンルーフ
10 センサー付きプロテクター
11 取付基部
11a 車内側壁
11b 車外側壁
11c 連結壁
12 中空部
12a 中空部の車内側端部
12b 中空部の車外側端部
13 チャンネル部
14 保持リップ
15 芯材
16 装飾用リップ
20 センサー付きプロテクター
31,32 芯線
33 空間部
33a 空間部の車内側端部
33b 空間部の車外側端部
34,35 ゴム様弾性体
36 リード線
37 被覆部
53 空間部
53a 空間部の車内側端部
53b 空間部の車外側端部
54 中空上部導電部
54a 中空上部導電部の下部
55 中空下部導電部
55a 中空下部導電部の頂部
121 第一湾曲部
121a 第一湾曲部の頂部
122 第二湾曲部
122a 第二湾曲部の頂部
123 第一凸条部
124 第二凸条部
S センサー(感圧センサー)
W ワイヤーハーネス
Z カギ等の突起物

Claims (7)

  1. 自動車のドアやサンルーフなどのように、車体の開口部を開閉する開閉物の周縁や、前記開口部の周縁に取付けられる取付基部と、その取付基部に一体化され、芯線がそれぞれ埋設された2つの導電部が空間部を介して設けられたチューブ状の中空部を備えるとともに、前記中空部は、前記取付基部に対してその車内側端部及び車外側端部が互いに間をあけて連結され、前記開閉物の閉時に前記開閉物と前記開口部との間に挟み込まれた異物により前記中空部が押圧されて潰れると、それに対応した電気信号の変化によって前記異物の存在を検知し、端末部分では長手方向に引き出された前記芯線が制御装置に接続されたリード線に結線されてなるセンサー付きプロテクターであって、
    前記2つの導電部は、前記取付基部側に設けられた中空下部導電部と、先端側に設けられた中空上部導電部からなり、前記空間部の車外側端部が前記中空部の外殻内周面に直接連設されるような形状でかつ配置されてなるとともに、その空間部の車外側端部が前記中空部の外殻内周面に直接連設された部位における前記中空部の外殻を外側に向けて膨出湾曲させた第一湾曲部とし、かつその第一湾曲部の頂部を曲面状にしたことを特徴とするセンサー付きプロテクター。
  2. 前記2つの導電部は、前記空間部の車内側端部も前記中空部の外殻内周面に直接連設されるような形状でかつ配置されてなるとともに、その空間部の車内側端部が前記中空部の外殻内周面に直接連設された部位における前記中空部の外殻を外側に向けて膨出湾曲させた第二湾曲部とし、かつその第二湾曲部の頂部を曲面状にしたことを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
  3. 自動車のドアやサンルーフなどのように、車体の開口部を開閉する開閉物の周縁や、前記開口部の周縁に取付けられる取付基部と、その取付基部に一体化され、芯線がそれぞれ埋設された2つの導電部が空間部を介して設けられたチューブ状の中空部を備えるとともに、前記中空部は、前記取付基部に対してその車内側端部及び車外側端部が互いに間をあけて連結され、前記開閉物の閉時に前記開閉物と前記開口部との間に挟み込まれた異物により前記中空部が押圧されて潰れると、それに対応した電気信号の変化によって前記異物の存在を検知し、端末部分では長手方向に引き出された前記芯線が制御装置に接続されたリード線に結線されてなるセンサー付きプロテクターであって、
    前記2つの導電部は、前記取付基部側に設けられた中空下部導電部と、先端側に設けられた中空上部導電部からなり、前記空間部の車外側端部が前記中空部の外殻内周面に直接連設されるような形状でかつ配置されてなるとともに、その空間部の車外側端部が前記中空部の外殻内周面に直接連設された部位における前記中空部の外殻外周面を外側に向けて突出させて曲面状の第一凸条部を形成したことを特徴とするセンサー付きプロテクター。
  4. 前記2つの導電部は、前記空間部の車内側端部も前記中空部の外殻内周面に直接連設されるような形状でかつ配置されてなるとともに、その空間部の車内側端部が前記中空部の外殻内周面に直接連設された部位における前記中空部の外殻外周面を外側に向けて突出させて曲面状の第二凸条部を形成したことを特徴とする請求項3に記載のセンサー付きプロテクター。
  5. 前記中空下部導電部は凸形状であるとともに前記中空上部導電部は凹形状で、しかも前記空間部を断面略逆「V」字状で断面略同一幅として前記「V」字状の開口部が前記取付基部側に向くような形状でかつ配置されてなることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のセンサー付きプロテクター。
  6. 前記中空下部導電部は凸形状であるとともに前記中空上部導電部は凹形状で、しかも前記空間部を断面略逆「V」字状で断面略同一幅として前記「V」字状の開口部が前記取付基部側に向きさらに車内側端部が前記取付基部に直接連設されるような形状でかつ配置されてなることを特徴とする請求項1又は3に記載のセンサー付きプロテクター。
  7. 前記取付基部と前記中空部と前記導電部及び前記芯線は一体成形されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載のセンサー付きプロテクター。
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