JP2019001194A - タッチセンサ付きプロテクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】異物の挟み込みを検知した状態において異物に作用する挟み込み荷重を抑制できるタッチセンサ付きプロテクタを提供する。【解決手段】タッチセンサ付きプロテクタ30は、車両に設けられる開口の周縁または前記開口を開閉する開閉体の周縁に設けられるタッチセンサ付きプロテクタ30であって、開口と開閉体との間に異物が挟まれたことを検知する検知部32と、異物に作用する挟み込み荷重を抑制する荷重低減部33と、を備える。検知部32は、内周側に空間部Hを有する外郭321と、外郭321の内周側の周縁において空間部Hを介して設けられ、異物の挟み込みによって外郭321が圧縮変形することで互いに接触する2つの導電体322と、を有する。2つの導電体322が接触することで検知部32が異物の挟み込みを検知している状態において、荷重低減部33は検知部32よりも圧縮変形しやすい。【選択図】図2
Description
本発明は、タッチセンサ付きプロテクタに関する。
特許文献1には、内周側に空間部を有する外郭と、外郭の内周側の周縁において空間部を介して設けられる2つの導電部と、各導電部に埋設された心線(芯線)と、心線が接続された制御装置と、を備えたセンサ付きプロテクタが開示されている。特許文献1に記載のセンサ付きプロテクタは、例えば、スライドドアの前端面において車体前側に向けて突出するように取り付けられる。そして、スライドドアの前端面とその前端面が対向するボディ側開口部との間に、例えば、利用者の手や指などの異物が挟み込まれると、外郭が圧縮変形される。外郭が圧縮変形されることにより、2つの導電部同士が短絡すると、制御装置に電気信号の変化が伝えられる。こうして、センサ付きプロテクタは、異物の挟み込みを検知する。
ところで、特許文献1に記載されたようなセンサ付きプロテクタを搭載した車両においては、通常、利用者の手や指などの異物の挟み込みを検知すると、スライドドアの作動方向が閉方向から開方向に転換される。しかしながら、実際には、異物の挟み込みを検知してからスライドドアの作動方向が閉方向から開方向に転換されるまでの間に、スライドドアは慣性により閉方向に移動し続ける。
そして、スライドドアが慣性によって閉方向に移動し続ける間には、圧縮荷重がセンサ付きプロテクタに作用するとともに、挟み込み荷重(圧縮荷重の反力)が異物に作用する。
そこで、本発明の目的とするところは、異物の挟み込みを検知した状態において異物に作用する挟み込み荷重を抑制できるタッチセンサ付きプロテクタを提供することにある。
上記の課題を解決するタッチセンサ付きプロテクタは、車両に設けられる開口の周縁または前記開口を開閉する開閉体の周縁に設けられるタッチセンサ付きプロテクタであって、前記開口と前記開閉体との間に異物が挟み込まれたことを検知する検知部と、異物に作用する挟み込み荷重を抑制する荷重低減部と、を備え、前記検知部は、内周側に空間部を有する外郭と、前記外郭の内周側の周縁において前記空間部を介して設けられ、異物の挟み込みによって前記外郭が圧縮変形することで互いに接触する2つの導電体と、を有し、2つの前記導電体が接触することで前記検知部が異物の挟み込みを検知している状態において、前記荷重低減部は前記検知部よりも圧縮変形しやすい。
上記構成によれば、開口と開閉体との間で異物の挟み込みを検知した状態においては、検知部よりも圧縮変形しやすい荷重低減部が圧縮変形する。このため、タッチセンサ付きプロテクタに対する圧縮荷重が抑制されることで、異物に作用するタッチセンサ付きプロテクタに対する圧縮荷重の反力が抑制される。すなわち、異物に作用する挟み込み荷重を抑制できる。
上記タッチセンサ付きプロテクタにおいて、前記荷重低減部は、前記検知部を構成する材料よりも圧縮変形しやすい材料からなる弾性体を有することが好ましい。
上記構成によれば、簡易な構造によって異物に作用する挟み込み荷重を抑制できる。
上記タッチセンサ付きプロテクタにおいて、前記弾性体は前記外郭に覆われることが好ましい。
上記構成によれば、外郭によって弾性体を保護することができる。
上記タッチセンサ付きプロテクタにおいて、前記荷重低減部は、前記荷重低減部の圧縮変形のしやすさを調整するリブを有することが好ましい。
上記構成によれば、前記荷重低減部の圧縮変形のしやすさをリブによって調整できる。このため、荷重低減部の圧縮変形のしやすさを調整するための設計自由度が高まる。
上記タッチセンサ付きプロテクタにおいて、前記リブは、2つの前記導電体が対向する方向に延びることが好ましい。
上記構成によれば、開閉体の開閉方向において2つの導電体が対向するよう、タッチセンサ付きプロテクタが車両に取り付けられる場合、リブは開閉方向に延びることとなる。このため、異物の挟み込みによる圧縮荷重に対する、荷重低減部の圧縮変形のしやすさが調整しやすくなる。
上記タッチセンサ付きプロテクタにおいて、前記外郭は、2つの前記導電体が対向する方向と直交する方向において前記空間部を介して設けられた脚部を有し、前記脚部は、異物の挟み込みを検知していない状態において、前記検知部のうち前記脚部を除く部分及び前記荷重低減部よりも圧縮変形しやすい程度に肉厚が設定され、2つの前記導電体は、前記脚部が圧縮変形することで互いに接触することが好ましい。
上記構成によれば、異物の挟み込みを検知していない状態においては、検知部のうち脚部を除く部分及び荷重低減部よりも圧縮変形しやすい脚部が、異物の挟み込みにより先ず圧縮変形する。このため、異物の挟み込みを検知していない状態において異物に作用する挟み込み荷重を抑制できるだけでなく、異物の挟み込みをより敏感に検知できる。
以下、本発明のタッチセンサ付きプロテクタの一実施形態について説明する。本実施形態のタッチセンサ付きプロテクタは、例えば、車両が備えるスライドドアに取り付けられるものである。
図1に示すように、車両1は、車両本体10の側面に形成される開口10aを開閉する「開閉体」としてのスライドドア20と、開口10aとスライドドア20との間において異物の挟み込みを検知するタッチセンサ付きプロテクタ30と、を備える。
スライドドア20は、モータ(不図示)による電気的駆動力を有する駆動装置21と、駆動装置21を制御する制御装置22と、を有する。そして、スライドドア20は、駆動装置21の電気的駆動力によって車両前後方向に作動される所謂パワースライドドアとして機能する。具体的には、スライドドア20は、制御装置22に制御される駆動装置21によって、車両前方側へ閉作動されて開口10aを閉塞する(閉状態)。また、スライドドア20は、制御装置22に制御される駆動装置21によって、車両後方側へ開作動されて開口10aを開放する(開状態)。スライドドア20が開状態となることで、車両1の利用者は車両1へ乗降可能となる。
また、制御装置22は、後述するタッチセンサ付きプロテクタ30とリード線23を介して接続している。スライドドア20が閉作動している状態において、開口10aとスライドドア20との間に人体の手や指などの異物の挟み込みがあった場合、制御装置22は、タッチセンサ付きプロテクタ30によって異物の挟み込みを検知する。そして、制御装置22は、異物の挟み込みを検知するとスライドドア20の開作動を閉作動に転換させる。
タッチセンサ付きプロテクタ30は、スライドドア20の閉方向における先端において、スライドドア20の閉方向と交差する方向に亘って延びるように車両1に取り付けられる。
ここで、図2に示すタッチセンサ付きプロテクタ30のA−A線矢視断面図を参照して、タッチセンサ付きプロテクタ30の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、タッチセンサ付きプロテクタ30は、スライドドア20に取り付けられるための取付部31と、異物の挟み込みを検知する検知部32と、異物に作用する挟み込み荷重を抑制する荷重低減部33と、を有する
取付部31は、車内側側壁31aと、車外側側壁31bと、車内側側壁31a及び車外側側壁31bを連結する連結壁31cと、を有する。そして、取付部31は、車内側側壁31a、車外側側壁31b及び連結壁31cからなる断面略U字形状を有し、車両1に取り付けられた状態においてスライドドア20の閉方向における先端に形成されるフランジ20aを挟持する。
取付部31は、車内側側壁31aと、車外側側壁31bと、車内側側壁31a及び車外側側壁31bを連結する連結壁31cと、を有する。そして、取付部31は、車内側側壁31a、車外側側壁31b及び連結壁31cからなる断面略U字形状を有し、車両1に取り付けられた状態においてスライドドア20の閉方向における先端に形成されるフランジ20aを挟持する。
また、取付部31は、車内側側壁31aから車外側側壁31bに向かって延出する2本の保持リップ31dと、車外側側壁31bの先端から延出する装飾用リップ31eと、取付部31に沿って埋設される略U字形状の心材311と、を有する。保持リップ31dの先端から車外側側壁31bまでの距離は、スライドドア20のフランジ20aの車両幅方向における厚さよりも短くされる。一方で、車内側側壁31a及び車外側側壁31bは、心材311によって車両幅方向への移動が規制される。このため、取付部31がフランジ20aを挟持する状態において、2本の保持リップ31dは車内側へと弾性変形する。そして、弾性変形した保持リップ31dの復元力によって、取付部31がより強固にスライドドア20のフランジ20aを挟持するように構成される。
検知部32は、内周側に空間部Hを有する外郭321と、異物が挟み込まれた場合に互いに接触する2つの導電体322と、各導電体322に埋設される2つの心線323と、を有する。
外郭321は、絶縁性を有するゴム材料によって取付部31と一体的に成形される。また、外郭321は、スライドドア20の開閉方向(車両前後方向)と直交する方向において空間部Hを介して設けられる脚部321aを有する。脚部321aは、スライドドア20の開閉方向(車両前後方向)に延びている。そして、車両本体10に設けられる開口10aと、閉作動している状態のスライドドア20との間に異物が挟み込まれた場合、先ず脚部321aが圧縮変形する程度に、脚部321aの肉厚が設定されている。
2つの導電体322は、導電性を有する樹脂材料(エラストマーなど)によって成形される。また、2つの導電体322は、スライドドア20の開閉方向(車両前後方向)において2つの導電体322同士が対向するように外郭321の内周側周縁に設けられる。このため、異物の挟み込みによって脚部321aが圧縮変形すると、空間部Hを介して設けられる2つの導電体322同士が当接する。2つの導電体322同士が当接すると、2つの導電体322及び各導電体322に埋設される心線323が短絡する。こうして、2つの導電体322及び各導電体322に埋設される心線323が短絡していない場合と異なる電気信号が図1に示した制御装置22に出力されることで、異物が検知される。
荷重低減部33は、外郭321に覆われる弾性体331と、弾性体331を車両幅方向において区画するように延びるリブ332と、を有する。
弾性体331は、検知部32(外郭321、導電体322及び心線323)を構成する材料よりも圧縮変形しやすいゴム材料によって構成される。なお、弾性体331を構成する材料としては、ゴム材料に限らず、検知部32よりも圧縮変形しやすい材料を選定すればよい。また、弾性体331は、外郭321に覆われることで、タッチセンサ付きプロテクタ30が車両1に取り付けられた状態において露出しないよう構成される。
リブ332は、外郭321及び取付部31と同じ材料で、かつ一体的に成形される。すなわち、リブ332は、弾性体331よりも圧縮変形しにくい材料で構成される。そして、リブ332は、スライドドア20の開閉方向(車両前後方向)に延びる。
弾性体331及びリブ332により構成される荷重低減部33は、車両1に設けられる開口10aとスライドドア20との間に異物が検知されていない状態(2つの導電体322同士が当接していない状態)においては、検知部32の脚部321aよりも圧縮変形しにくく設定される。また、荷重低減部33は、車両1に設けられる開口10aとスライドドア20との間に異物が検知された状態(2つの導電体322同士が当接した状態)においては、検知部32よりも圧縮変形しやすく設定される。
次に、図3〜図5を参照して、本実施形態のタッチセンサ付きプロテクタ30の作用について比較例と比較しつつ説明する。図3に示すように、比較例のタッチセンサ付きプロテクタ40は、荷重低減部33を備えていない点で、本実施形態のタッチセンサ付きプロテクタ30と相違する。なお、比較例のタッチセンサ付きプロテクタ40には、本実施形態のタッチセンサ付きプロテクタ30と共通する構成については同一の符号を付している。
先ず、比較例のタッチセンサ付きプロテクタ40について説明する。
図3(a)は、比較例のタッチセンサ付きプロテクタ40を搭載した車両1において、スライドドア20が閉作動している状態で車両1に設けられる開口10aとスライドドア20との間に異物Aが挟み込まれた瞬間を示す。図3(b)は、スライドドア20の閉作動している状態がさらに続いた結果、2つの導電体322同士が当接することにより、検知部42が異物Aの挟み込みを検知した瞬間を示す。図3(c)は、異物Aの挟み込みを検知してからスライドドア20の慣性による閉方向への移動が止まった瞬間を示す。
図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態となるまでの間、すなわち、異物Aの挟み込みを検知していない状態においては、スライドドア20から受ける圧縮荷重によって検知部42のうち外郭421の脚部421aが圧縮変形する。このとき、図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態までにスライドドア20が閉方向に移動した距離を第1距離L1とし、第1距離L1におけるタッチセンサ付きプロテクタ40の圧縮荷重を第1圧縮荷重N1とすると、移動距離と圧縮荷重との関係は図5に実線で示すようになる。
また、図3(b)に示す状態から図3(c)に示す状態となるまでの間、すなわち、異物Aの挟み込みを検知している状態においては、スライドドア20から受ける圧縮荷重によって検知部42のうち脚部421aを除く部分が圧縮変形する。このとき、図3(a)に示す状態から図3(c)に示す状態までのスライドドア20が閉方向に移動した距離を第2移動距離L2とし、第2移動距離L2におけるタッチセンサ付きプロテクタ40の圧縮荷重を第2圧縮荷重N2aとすると、移動距離と圧縮荷重との関係は図5に実線で示すようになる。
次に、本実施形態のタッチセンサ付きプロテクタ30について説明する。
図4(a)〜(c)は、本実施形態のタッチセンサ付きプロテクタ30を搭載した車両1において、比較例と同様に、異物Aが挟み込まれた瞬間からスライドドア20の閉方向への移動が止まる瞬間までの様子を示す。すなわち、図4(a)は、スライドドア20が閉作動している状態で車両1に設けられる開口10aとスライドドア20との間に異物Aが挟み込まれた瞬間を示す。図4(b)は、スライドドア20の閉作動している状態がさらに続いた結果、2つの導電体322同士が当接することにより、検知部32が異物Aの挟み込みを検知した瞬間を示す。図4(c)は、異物Aの挟み込みを検知してからスライドドア20の慣性による閉方向への移動が止まった瞬間を示す。
図4(a)に示す状態から図4(b)に示す状態となるまでの間、すなわち、異物Aの挟み込みを検知していない状態においては、比較例と同様に、スライドドア20から受ける圧縮荷重によって検知部32のうち外郭321の脚部321aが圧縮変形する。このとき、第1移動距離L1におけるタッチセンサ付きプロテクタ30の圧縮荷重は、比較例と同様に第1圧縮荷重N1となる。
一方で、図4(b)に示す状態から図4(c)に示す状態となるまでの間、すなわち、異物Aの挟み込みを検知している状態においては、スライドドア20から受ける圧縮荷重によって荷重低減部33が圧縮変形する。このとき、図4(c)に示す第2距離L2における圧縮荷重を第2圧縮荷重N2bとすると、移動距離と圧縮荷重との関係は図5に破線で示すようになる。ここで、荷重低減部33は、異物Aの挟み込みを検知している状態において検知部32よりも圧縮変形しやすい。このため、第2圧縮荷重N2bは第2圧縮荷重N2aよりも小さくなる。
ここまで説明したように、本実施形態のタッチセンサ付きプロテクタ30によれば、以下の効果を奏することができる。
・荷重低減部33を備えることで、荷重低減部33を備えていない場合と比較して、異物を検知した状態におけるタッチセンサ付きプロテクタ30の圧縮荷重を抑制できる。このため、異物に作用するタッチセンサ付きプロテクタ30の圧縮荷重の反力が抑制される。すなわち、異物に作用する挟み込み荷重が抑制される。
・荷重低減部33が弾性体331を有することで、簡易な構造によって異物に作用する挟み込み荷重を抑制できる。
・外郭321によって弾性体331を覆うことで、タッチセンサ付きプロテクタ30が車両1に取り付けられた状態において弾性体331が露出しない。このため、外力から弾性体331を保護することができる。
・荷重低減部33がリブ332を有することで、荷重低減部33の圧縮変形のしやすさを調整できる。
・弾性体331を構成する材料を変更したり、リブ332の弾性率や形状、本数などを変更したり、また、それらの変更を組み合わせたりすることで、荷重低減部33の圧縮変形のしやすさを調整するための設計自由度が高まる。
・脚部321aにより、異物の挟み込みを検知していない状態において異物に作用する挟み込み荷重を抑制できるだけでなく、異物の挟み込みをより敏感に検知できる。
なお、上記実施形態は、以下に示すように変更してもよい。
・タッチセンサ付きプロテクタ30は、スライドドア20の他にスライドドア20のようなサイドドアに設けられる窓ガラスや、車両後側に設けられるバックドア、あるいは車両の屋根部に設けられるサンルーフなどの「開閉体」の周縁、ならびにそれら「開閉体」が開閉する「開口」の周縁に設けてもよい。なお、いずれの「開閉体」または「開口」の周縁に設ける場合であっても、タッチセンサ付きプロテクタ30は、「開閉体」の開閉方向において2つの導電体322が対向するように車両に搭載されるのが好ましい。
・タッチセンサ付きプロテクタ30はスライドドア20の閉方向における先端のみならず、スライドドア20の全周に設けてもよい。「開閉体」としてスライドドア20以外のものを採用した場合についても同様である。
・弾性体331は外郭321によって覆われていなくてもよい。この場合であっても、異物に作用する挟み込み荷重を抑制できる。
・図6(a)に示すように、荷重低減部33にリブ332を複数設けてもよいし、図6(b)に示すように、荷重低減部33にリブ332を設けなくてもよい。また、図6(c)に示すように、荷重低減部33に弾性体331を設けなくてもよい。荷重低減部33は、異物が検知された状態において検知部32よりも圧縮変形しやすい構成であればよい。
・荷重低減部33は、弾性体331及びリブ332の少なくとも一方を有する構成でなくてもよい。例えば、図6(d)に示すように、タッチセンサ付きプロテクタ30の長手方向に亘って外郭321に孔321bを設け、その孔321bに気体を封入することで挟み込み荷重を抑制してもよい。この場合においては、封入される気体の気圧を調整することで、タッチセンサ付きプロテクタ30のうち孔321bを覆う内周面の近傍を、異物が検知された状態において検知部32よりも圧縮変形しやすい「荷重低減部」とすることができる。この他にも、「荷重低減部」は、異物の挟み込みを検知した状態において挟み込み荷重を抑制できる構成であれば適宜変更することが可能である。
・取付部31、外郭321及びリブ332は一体的に成形されていなくともよい。
H…空間部、1…車両、10a…開口、20…スライドドア(開閉体の一例)、30…タッチセンサ付きプロテクタ、32…検知部、321…外郭、322…導電体、33…荷重低減部、331…弾性体、332…リブ
Claims (6)
- 車両に設けられる開口の周縁または前記開口を開閉する開閉体の周縁に設けられるタッチセンサ付きプロテクタであって、
前記開口と前記開閉体との間に異物が挟み込まれたことを検知する検知部と、
異物に作用する挟み込み荷重を抑制する荷重低減部と、を備え、
前記検知部は、
内周側に空間部を有する外郭と、
前記外郭の内周側の周縁において前記空間部を介して設けられ、異物の挟み込みによって前記外郭が圧縮変形することで互いに接触する2つの導電体と、を有し、
2つの前記導電体が接触することで前記検知部が異物の挟み込みを検知している状態において、前記荷重低減部は前記検知部よりも圧縮変形しやすい
タッチセンサ付きプロテクタ。 - 前記荷重低減部は、前記検知部を構成する材料よりも圧縮変形しやすい材料からなる弾性体を有する
請求項1に記載のタッチセンサ付きプロテクタ。 - 前記弾性体は前記外郭に覆われる
請求項2に記載のタッチセンサ付きプロテクタ。 - 前記荷重低減部は、前記荷重低減部の圧縮変形のしやすさを調整するリブを有する
請求項1〜3の何れか一項に記載のタッチセンサ付きプロテクタ。 - 前記リブは、2つの前記導電体が対向する方向に延びる
請求項4に記載のタッチセンサ付きプロテクタ。 - 前記外郭は、2つの前記導電体が対向する方向と直交する方向において前記空間部を介して設けられた脚部を有し、
前記脚部は、異物の挟み込みを検知していない状態において、前記検知部のうち前記脚部を除く部分及び前記荷重低減部よりも圧縮変形しやすい程度に肉厚が設定され、
2つの前記導電体は、前記脚部が圧縮変形することで互いに接触する
請求項1〜5の何れか一項に記載のタッチセンサ付きプロテクタ。
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