JP2000329506A - 開閉駆動制御装置に用いられる静電容量式挟み込み検出センサ構造 - Google Patents

開閉駆動制御装置に用いられる静電容量式挟み込み検出センサ構造

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JP2000329506A
JP2000329506A JP11143438A JP14343899A JP2000329506A JP 2000329506 A JP2000329506 A JP 2000329506A JP 11143438 A JP11143438 A JP 11143438A JP 14343899 A JP14343899 A JP 14343899A JP 2000329506 A JP2000329506 A JP 2000329506A
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detection sensor
electrodes
capacitance
opening
sensor structure
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JP11143438A
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Inventor
Yasuhiro Suzuki
鈴木  康広
Naoki Kisu
直己 木須
Kazuyoshi Ogasawara
一賀 小笠原
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉部材の閉止動作に伴って生じるおそれが
ある物体の挟み込みを、簡素かつ安価な構成をもって、
物体側の状態に依存することなく高精度に回避し得る開
閉駆動制御装置に用いられる静電容量式挟み込み検出セ
ンサ構造を提供することを課題とする。 【解決手段】 可撓性を有する素材から構成される中空
の外装部材1の内側面に、柔軟性及び電気的絶縁性を兼
ね備える被覆材3でその周囲が覆われた帯状の接地電極
5及び検出電極7の各々を、当該両電極5,7間を所定
距離離隔することで中空状態を維持しながら、相互に対
向する位置関係となるように設けて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両の窓ガ
ラス等の開閉部材の開閉動作を、この開閉部材を駆動す
るモータ等の駆動手段を用いて遂行するように構成され
た開閉駆動制御装置に用いられる挟み込み検出センサに
係り、特に、開閉部材の閉止動作に伴って生じるおそれ
がある物体の挟み込みを、簡素かつ安価な構成をもっ
て、物体側の状態に左右されることなく高精度に回避し
得る開閉駆動制御装置に用いられる静電容量式挟み込み
検出センサ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば車両のガラス窓やサン
ルーフガラス等の開閉部材の開閉動作をモータ等の駆動
手段を用いて遂行するように構成された開閉駆動制御装
置が一般に知られている。
【0003】この種の開閉駆動制御装置の一例として、
例えば特開昭62−68,118号公報には、開閉部材
の閉止動作に伴って生じるおそれがある物体の挟み込み
を回避可能に構成されたパワーウィンド装置が開示され
ている。
【0004】このパワーウィンド装置は、ドアフレーム
の上端に設けた静電容量式近接スイッチのセンサ部と、
この近接スイッチが窓ガラスを検出する以前の位置に設
けられて窓ガラスの上昇に伴って動作するリミットスイ
ッチとを備え、窓ガラスの上昇動作時であってリミット
スイッチの非動作時には近接スイッチの検出出力で窓ガ
ラスを停止又は下降し、窓ガラスの上昇動作時であって
リミットスイッチの動作時には近接スイッチの機能を停
止するように構成されている。
【0005】上記特開公報に記載の技術によれば、近接
スイッチのセンサ部を設けたドアフレーム付近に近接し
て手指などの物体が存在する場合には、この物体の存在
を近接スイッチのセンサ部が検出して、窓ガラスを自動
的に停止又は下降することにより、開閉部材の閉止動作
に伴って生じるおそれがある物体の挟み込みを回避する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の開閉駆動制御装置にあっては、開閉部材の閉止
動作に伴って生じるおそれがある物体の挟み込みを、静
電容量式近接スイッチを用いて検出することとしていた
ために、上述したリミットスイッチを別途設ける必要が
ある結果として、回路構成の複雑化に起因するコスト上
昇を招く一方で、挟み込み検出精度を高レベルに維持で
きないおそれがあるという解決すべき課題を内在してい
た。
【0007】ここで、上述した従来技術において、静電
容量式近接スイッチを用いて物体の挟み込みを検出する
場合に、リミットスイッチを別途設ける必要がある理由
を述べると、従来技術で用いている静電容量式近接スイ
ッチは、その周囲に物体が近接して存在しない時でも、
大地やドアフレーム等の周囲の雰囲気に応じた浮遊容量
を常時検出する関係上、物体を挟み込むことなく窓ガラ
スを閉止しようとした場合であっても、この窓ガラスの
近接を誤って物体とみなしてしまうことに起因する、窓
ガラスの中途での停止又は下降を未然に回避するためで
ある。
【0008】一方、挟み込み検出精度を高レベルに維持
できないおそれがある理由を述べると、従来技術で用い
ている静電容量式近接スイッチは、静電容量の変化を検
出することで物体の近接を検出する構成をとっているた
め、例えば衣類等をまとった乗員の手指がドアフレーム
と窓ガラス間に挟み込まれた場合には、この挟み込みを
検出できない場合がある結果として、挟み込み検出精度
を高レベルに維持できないおそれがあった。
【0009】そこで、開閉部材の閉止動作に伴って生じ
るおそれがある物体の挟み込みを、簡素かつ安価な構成
をもって、物体側の状態に依存することなく高精度に回
避し得る新規な技術の開発が関係者の間で待望されてい
た。
【0010】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、開閉部材の閉止動作に伴って生じるおそれ
がある物体の挟み込みを、簡素かつ安価な構成をもっ
て、物体側の状態に依存することなく高精度に回避し得
る開閉駆動制御装置に用いられる静電容量式挟み込み検
出センサ構造を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、開閉部材の開閉動作を、当該開
閉部材を駆動する駆動手段を用いて遂行するように構成
された開閉駆動制御装置に用いられる静電容量式挟み込
み検出センサであって、可撓性を有する素材から構成さ
れる中空の外装部材の内側面に、柔軟性及び電気的絶縁
性を兼ね備える被覆材でその周囲が覆われた帯状の接地
電極及び検出電極の各々を、当該両電極間を所定距離離
隔することで中空状態を維持しながら、相互に対向する
位置関係となるように設けて構成したことを要旨とす
る。
【0012】請求項1の発明によれば、開閉部材の閉止
動作に伴って生じるおそれがある物体の挟み込みを、簡
素かつ安価な構成をもって、物体側の状態に依存するこ
となく高精度に回避することができるのに加えて、物体
の挟み込みが生じた場合には、両電極間の相対距離は何
らの物理的障害もなく容易に接近し、僅かな外部押圧力
が作用したときであっても比較的大きな静電容量変化を
生じ、この静電容量変化を捉えて物体の挟み込みを生じ
たとみなす結果として、物体の挟み込み検出に係る応答
性を向上することができる。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の静電容量式挟み込み検出センサ構造であって、前記外
装部材に対し、前記支持部材を介在させて両電極をその
長手方向に渡り所定の位置関係を維持して装着可能に構
成したことを要旨とする。
【0014】請求項2の発明によれば、外装部材に対
し、支持部材を介在させて両電極をその長手方向に渡り
所定の位置関係を維持して装着可能となる結果として、
両電極の取り付け作業性をより一層向上することができ
るのに加えて、両電極はその長手方向において自由に可
動可能であり、屈曲箇所における内外径差を容易に吸収
することができるので、したがって、この点からも、両
電極の取り付け作業性をより一層向上することができる
ものと言える。
【0015】さらに、請求項3の発明は、請求項1に記
載の静電容量式挟み込み検出センサ構造であって、前記
外装部材とは別部材となる支持部材を用いる代わりに、
当該外装部材の内側壁に、前記両電極の把持構造部分を
一体成形し、当該外装部材に対し、当該両電極を前記把
持構造部分を介在させてその長手方向に渡り所定の位置
関係を維持して装着可能に構成したことを要旨とする。
【0016】請求項3の発明によれば、請求項2と同様
に、両電極の取り付け作業性をより一層向上することが
できるのに加えて、部材点数の削減に伴う組付け工数削
減、及びコスト低減効果を期待することができる。
【0017】一方、請求項4の発明は、開閉部材の開閉
動作を、当該開閉部材を駆動する駆動手段を用いて遂行
するように構成された開閉駆動制御装置に用いられる静
電容量式挟み込み検出センサであって、可撓性及び電気
的絶縁性を兼ね備えた素材から構成される中空の外装部
材における、外部押圧力を受ける面及びその対向面の各
々に、帯状の接地電極及び検出電極の各々を、当該両電
極間を所定距離離隔することで中空状態を維持しなが
ら、相互に対向する位置関係となるように内包させて一
体成形したことを要旨とする。
【0018】請求項4の発明によれば、開閉部材の閉止
動作に伴って生じるおそれがある物体の挟み込みを、簡
素かつ安価な構成をもって、物体側の状態に依存するこ
となく高精度に回避することができるのに加えて、物体
の挟み込みが生じた場合には、両電極間の相対距離は何
らの物理的障害もなく容易に接近し、僅かな外部押圧力
が作用したときであっても比較的大きな静電容量変化を
生じ、この静電容量変化を捉えて物体の挟み込みを生じ
たとみなす結果として、物体の挟み込み検出に係る応答
性を向上することができる。
【0019】また、請求項5の発明は、請求項4に記載
の静電容量式挟み込み検出センサ構造であって、前記外
装部材は、複数の部分に分割可能に構成されており、当
該複数の部分を組付けるにあたっては、当該複数の部分
間を係合装着することを要旨とする。
【0020】請求項5の発明によれば、外装部材は、複
数の部分に分割可能に構成されており、この複数の部分
を組付けるにあたっては、複数の部分間を係合装着する
ことにより達成される。
【0021】さらに、請求項6の発明は、請求項1乃至
5のうちいずれか一項に記載の静電容量式挟み込み検出
センサ構造であって、前記接地電極及び検出電極の各々
を含む外装部材は、車両のドアフレームに沿って接着さ
れることを要旨とする。
【0022】請求項6の発明によれば、接地電極及び検
出電極の各々を含む外装部材は、車両のドアフレームに
沿って接着される。
【0023】しかも、請求項7の発明は、請求項1乃至
5のうちいずれか一項に記載の静電容量式挟み込み検出
センサ構造であって、前記接地電極及び検出電極の各々
を含む外装部材は、車両のガラスランであることを要旨
とする。
【0024】請求項7の発明によれば、接地電極及び検
出電極の各々を含む外装部材としては、車両のガラスラ
ンが流用される。
【0025】そして、請求項8の発明は、請求項1乃至
5のうちいずれか一項に記載の静電容量式挟み込み検出
センサ構造であって、前記接地電極及び検出電極の各々
を含む外装部材は、車両のウェザーストリップであるこ
とを要旨とする。
【0026】請求項8の発明によれば、接地電極及び検
出電極の各々を含む外装部材としては、車両のウェザー
ストリップが流用される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る開閉駆動制
御装置に用いられる静電容量式挟み込み検出センサ構造
の複数の実施形態について、後述する特徴的な構造を有
する挟み込み検出センサを、車両の窓枠に沿って設け、
この窓枠に対する窓ガラスの開閉動作を、窓ガラスを駆
動するモータ等の駆動手段を用いて遂行し、物体の挟み
込みが検出されたときには窓ガラスの駆動を停止する等
の開閉駆動制御を行う開閉駆動制御装置を例示して、図
に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる複数の
実施形態の説明において、共通する機能部材間には共通
の符号を付し、その説明を省略する場合があることを付
言しておく。
【0028】図1(a),(b)は、本発明の第1実施
形態に係る静電容量式挟み込み検出センサの基本構造の
説明に供する図、図2は、本発明の第1実施形態に属す
る第1の変形例の説明に供する図、図3は、本発明の第
1実施形態に属する第2の変形例の説明に供する図、図
4(a),(b)は、本発明の第1実施形態に属する第
3の変形例の説明に供する図、図5乃至図6は、本発明
の第1実施形態に属する第3の変形例の説明に供する
図、図7は、本発明の第1実施形態に属する第3の変形
例のさらなる変形例の説明に供する図、図8は、本発明
の第1実施形態に属する第3乃至第4の変形例の説明に
供する図、図9は、本発明の第1実施形態に属する第4
の変形例の説明に供する図、図10(a),(b)は、
本発明の第1実施形態に属する第4の変形例の動作説明
に供する図、図11乃至図12は、本発明の第1実施形
態に属する第4の変形例のさらなる変形例の説明に供す
る図、図13(a),(b)は、本発明の第2実施形態
に係る静電容量式挟み込み検出センサの基本構造、及
び、本発明の第2実施形態に属する第5の変形例の説明
に供する図、図14は、本発明の第2実施形態に属する
第5の変形例の組付け工程を表す図、図15(a),
(b)は、本発明の第2実施形態に属する第6の変形例
の説明に供する図、図16(a),(b)は、本発明の
第2実施形態に属する第7の変形例の説明に供する図、
図17は、本発明に係る特徴的な構造を有した挟み込み
検出センサが用いられる開閉駆動制御装置の機能ブロッ
ク構成図、図18は、開閉駆動制御装置における要部の
概略動作を表すフローチャート図、図19乃至図21
は、窓枠、電極を内包したウェザーストリップ、及び窓
ガラスの位置関係を時系列的に表す図、図22は、窓枠
に対する挟み込み検出センサの配置位置の説明に供する
図、図23乃至図25は、車両への挟み込み検出センサ
の取り付け形態を表す説明図、図26は、本発明に係る
特徴的な構造を有した挟み込み検出センサが用いられる
開閉駆動制御装置の変形例を表す機能ブロック構成図で
ある。
【0029】本発明に係る静電容量式挟み込み検出セン
サ構造の説明に先立って、初めに、図19乃至図22に
示すように、接地電極であるドアフレーム31と、検出
電極である静電容量検出線13と、の間の静電容量変化
を、両者間の相対位置関係の変化として捉えて物体の挟
み込み有無を検出する形態の挟み込み検出センサを採用
した開閉駆動制御装置の概要について説明すると、図1
7に示すように、開閉駆動制御装置11は、静電容量検
出線13と、発振回路15と、ローパスフィルタ(以
下、「LPF」と呼ぶ。)17と、検波回路19と、増
幅回路21と、制御マイコン23と、モータ27の駆動
制御を行うモータ駆動回路25と、を備えて構成されて
いる。
【0030】静電容量検出線13は、その周囲の静電容
量を検出出力する機能を有しており、図19及び図22
に示すように、窓ガラス33の完全閉止時に窓ガラス3
3が当接されるドアフレーム31の車室内側における部
位に、ドアフレーム31における下端を除いた周辺に沿
って設置される。具体的には、静電容量検出線13は、
ドアフレーム31に沿って設けられる、車室内を水密及
び気密状態に維持する機能を有したゴム製のウェザース
トリップ35に内包させて設けるように構成する。な
お、静電容量検出線13によって検出出力される静電容
量の経時変化は、一般に、静電容量検出線13が強電界
中を相対的に移動することによって生じるが、例えば物
体Xとして導体である人体を例に挙げると、人体が衣類
等をまとうことなく静電容量検出線13に対して直接さ
らされた方がより顕著な変化がみられることが検証され
ている。
【0031】静電容量検出線13が電気的に接続される
発振回路15は、静電容量検出線13の静電容量経時変
化に係る発振出力に応じた周波数信号を発振出力する機
能を有している。
【0032】発振回路15が接続されるLPF17は、
発振周波数に応じた波高値変化を呈する交流電圧信号を
変換出力する機能を有している。
【0033】LPF17が接続される検波回路19は、
LPF17で変換出力された交流電圧信号から静電容量
経時変化に係る信号を検波出力する機能を有している。
【0034】検波回路19が接続される増幅回路21
は、検波回路19で検波出力された交流電圧信号を所定
の増幅率で増幅出力する機能を有している。なお、増幅
回路21で増幅出力された交流電圧信号の中心値は、例
えば、物体Xの挟み込みを生じることで静電容量検出線
13がドアフレーム31に向かって接近した場合には+
側に振れる一方、挟み込み検出センサ13がドアフレー
ム31から離れた場合には−側に振れるが、あらかじめ
設定された時定数で接地電位に収束する。このため、例
えば、静電容量検出線13に塵、雨、雪等の異物の付着
がある場合であっても、物体Xの挟み込みが生じる毎に
もれなく静電容量の経時変化を生じる。増幅回路21
は、この値を図示しないコンパレータ等に入力し、基準
となるしきい値との比較結果を制御マイコン23に出力
するように構成されている。
【0035】この比較結果を受けて、制御マイコン23
は、窓ガラス33の閉止動作に伴ってコンパレータの比
較結果が経時的に変化するに至ったとき、物体Xの挟み
込みが生じたものとみなして、物体Xの挟み込みが生じ
た旨の判別を下すように構成されている。
【0036】ここで、制御マイコン23における物体X
の挟み込み有無判別原理について、図20乃至図21を
参照して説明すると、窓ガラス33とドアフレーム31
間に物体Xが挟み込まれるに至った場合には、まず、窓
ガラス33の閉止動作に伴って物体Xがウェザーストリ
ップ35側へ押圧され、これにより、可撓性のウェザー
ストリップ35はその形状を押圧力に応じて変形させ
る。このとき、押圧時における静電容量検出線13とド
アフレーム31間の距離d2は、物体Xの挟み込みが生
じていない通常時と比較して短縮される結果として、押
圧時における静電容量検出線13の検出出力は、通常時
と比較して大きく変化することになる。補足すれば、ド
アフレーム31は金属材料を用いた車体の一部を構成し
ており、車体は常時接地電位に維持されているため、検
出電極としての静電容量検出線13が、接地電極として
のドアフレーム31に対して接近することで大きな静電
容量の経時変化を生じ、これが大きな周波数変化の形態
で発振回路15より発振出力されるのである。制御マイ
コン23は、この静電容量の経時変化を捉えて、窓ガラ
ス33とドアフレーム31間に物体Xが挟み込まれてい
る旨の判別を下すのである。
【0037】なお、制御マイコン23は、増幅回路21
で増幅された交流電圧信号に基づいて、窓ガラス33の
閉止動作に伴う物体Xの挟み込み有無を判別するように
構成されているが、これにより、例えば、単に発振回路
15で発振出力された周波数信号を直流電圧に変換した
ときには、静電容量検出線13に塵、雨、雪が付着する
などの外乱の影響に起因して検出出力にオフセットを生
じた場合、物体の挟み込みが生じていないにもかかわら
ず物体の挟み込みが生じたとみなす誤検出のおそれがあ
ったのに対し、上述のように構成すれば、外乱の影響に
起因して検出出力にオフセットを生じた場合であって
も、外乱の影響を含む状態を基準とした静電容量変化を
容易に検出可能である結果として、窓ガラス33の閉止
動作に伴って生じるおそれがある物体Xの挟み込みを、
外乱の影響を受けることなく高精度に回避することがで
きる。
【0038】そして、モータ駆動回路25は、制御マイ
コン23からの挟み込み有無判別結果に従って、パワー
ウィンド駆動用モータ27を停止又は下降駆動させる駆
動制御を行うように構成されている。
【0039】なお、上述した開閉駆動制御装置11の構
成に代えて、図26に示すように、静電容量検出線13
と、発振回路15と、LPF、検波回路、増幅回路、及
びモータ27の駆動制御を行うモータ駆動回路の各機能
を集約した制御マイコン23と、を備えて構成される開
閉駆動制御装置11を採用することもできる。このよう
に構成された制御マイコン23では、発振回路15にお
ける発振周波数の変化をタイマー機能を発揮することで
測定し、この測定結果に基づいて、物体の挟み込み有無
を判断することになる。このように構成すれば、開閉駆
動制御装置11の構成部品点数を削減することができ、
コスト的にも安価な開閉駆動制御装置を提供することが
できる。
【0040】次に、上述の如く構成された開閉駆動制御
装置11の要部を構成する制御マイコン23の概略動作
について、図18を参照して説明する。
【0041】ステップS1において、制御マイコン23
は、窓ガラス33が閉止される正転方向にモータ27が
駆動しているか否かを判定する。
【0042】ステップS1の判定の結果、制御マイコン
23は、モータ27が逆転方向に駆動しているか、又は
停止状態を維持している旨の判定が下されたとき、1サ
イクルの処理の流れを終了する一方、モータ27が正転
方向に駆動している旨の判定が下されたとき、ステップ
S2の処理の流れに進む。
【0043】ステップS2において、制御マイコン23
は、挟み込み検出センサ13の静電容量検出出力に基づ
いて、物体Xの挟み込みが生じているか否かに係る挟み
込み有無判別を行う。
【0044】ステップS2における挟み込み有無判別の
結果、制御マイコン23は、物体Xの挟み込みが生じて
いない旨の判別が下されたとき、処理の流れをステップ
S1に戻し、以下の処理を繰り返し順次実行する一方、
物体Xの挟み込みが生じている旨の判別が下されたと
き、ステップS3の処理の流れに進む。
【0045】ステップS3において、制御マイコン23
は、モータ駆動回路25にモータ27を駆動停止させる
指令を行い、これによりモータ27はその駆動を停止す
る。
【0046】そして、ステップS4において、制御マイ
コン23は、モータ駆動回路25にモータ27を逆転駆
動させる指令を行い、これによりモータ27は逆転駆動
し、窓ガラス33とドアフレーム31間に存在する物体
Xの拘束を回避することができる。
【0047】ここで、前述した従来技術と、上述の構成
技術とを対比すれば、従来技術では、静電容量式近接ス
イッチを用いて物体が近接して存在するか否かを判別し
ていたために、窓ガラス33をも被検物体と誤検出する
おそれがあり、この誤検出の排除を企図してリミットス
イッチを別途設ける必要があったのに対し、上述の構成
技術によれば、いままさに物体が挟み込まれようとして
いるときに物体の挟み込み有りとみなしているので、上
記従来技術のようにリミットスイッチを別途設ける必要
はなく、従来技術と比較して、簡素かつ安価な構成で物
体の挟み込み検出を実現することができる。
【0048】また、従来技術では、例えば衣類等をまと
った乗員の手指がドアフレームと窓ガラス間に挟み込ま
れた場合には、この挟み込みを検出できない場合がある
結果として、挟み込み検出精度を高レベルに維持できな
いおそれがあったのに対し、上述の構成技術によれば、
いままさに物体が挟み込まれようとしているときに物体
の挟み込み有りとみなしているので、物体の挟み込み
を、物体側の状態に依存することなく高精度に回避する
ことができる。
【0049】ところで、上述したように、接地電極であ
るドアフレーム31と、検出電極である静電容量検出線
13と、の間の静電容量変化を、両者間の相対位置関係
の変化として捉えて物体の挟み込み有無を検出する形態
の挟み込み検出センサでは、検出センサの構成部材であ
る接地電極と検出電極間に、ウェザーストリップ35等
の吸収材が介在しているために、物体の挟み込みを生じ
た場合において、接地電極と検出電極間の距離が接近し
難く、一定以上の外部押圧力が作用したときに初めて、
静電容量変化を捉えて物体の挟み込みを生じたとみなす
傾向がある結果として、物体の挟み込み検出に係る応答
性が損なわれがちであるといった課題を内在している。
【0050】そこで、本発明に係る静電容量式挟み込み
検出センサでは、接地電極と検出電極間に介在していた
吸収材を排除して、両電極間を中空状態とすることによ
り、物体の挟み込みを生じた場合において、両電極間の
相対距離は何らの物理的障害もなく容易に接近するた
め、したがって、僅かな外部押圧力が作用したときであ
っても比較的大きな静電容量変化を生じ、この静電容量
変化を捉えて物体の挟み込みを生じたとみなす結果とし
て、物体の挟み込み検出に係る応答性を向上することが
できる。
【0051】さて、本発明に係る静電容量式挟み込み検
出センサ構造は、接地電極及び検出電極を、外装部材に
対してどのような形態で取り付けるかといった観点か
ら、両電極を独立した部材として外装部材に対して取り
付ける第1実施形態と、両電極を外装部材に対して一体
に取り付ける第2実施形態との、大きく2つの形態に分
類することができる。なお、以下の説明において、特に
ことわりなく「両電極」と言う用語を使用した場合に
は、接地電極及び検出電極の両者を指し示すものとす
る。また、外装部材に対して取り付けられる両電極の物
理的位置関係について、車両ボディ側を接地電極とし、
他方を検出電極として構成する形態を例示して説明を進
めることにする。ただ、本発明の権利範囲は、この物理
的位置関係に限定されることなく、車両ボディ側を検出
電極とし、他方を接地電極として構成する形態に及ぶこ
とは言うまでもない。
【0052】まず、第1実施形態に係る静電容量式挟み
込み検出センサの基本構造は、図1(a)に示すよう
に、可撓性を有する樹脂材又はゴム材等の素材から構成
される中空の外装部材1の内側面に、柔軟性及び電気的
絶縁性を兼ね備えるゴムなどの被覆材3でその周囲が覆
われた帯状の両電極5,7の各々を、両電極5,7間を
所定距離離隔することで中空状態を維持しながら、相互
に正しく対向する位置関係となるように貼着するなどし
て設けて構成されている。
【0053】このような基本構造をもつ第1実施形態に
係る静電容量式挟み込み検出センサによれば、図1
(b)に示すように、物体Xの挟み込みが生じた場合に
は、両電極間の相対距離は何らの物理的障害もなく容易
に接近し、僅かな外部押圧力が作用したときであっても
比較的大きな静電容量変化を生じ、この静電容量変化を
捉えて物体の挟み込みを生じたとみなす結果として、物
体の挟み込み検出に係る応答性を向上することができ
る。
【0054】次に、第1実施形態に係る静電容量式挟み
込み検出センサ構造の複数の変形例について、上述した
基本構造との間の相違点に着目し、図2乃至図12を参
照して説明する。
【0055】図2に示した第1の変形例は、外装部材1
における両電極5,7の貼着部分を架橋する側壁の各々
に、くの字状部分9を形成するとともに、外装部材1に
おける周囲の一部に、その長手方向に渡る切り欠き部4
1を設けて構成されている。これにより、物体Xの挟み
込みが生じた場合、くの字状部分9の作用によって両電
極間の相対距離の接近性が促進される結果として、物体
の挟み込み検出に係る応答性をより向上することができ
る。また、切り欠き部41において外装部材1を開放し
て両電極5,7を容易に取り付け可能となる結果とし
て、両電極5,7の取り付け作業性を向上することがで
きる。
【0056】また、図3に示した第2の変形例は、外装
部材1を、横断面を平板形状に形成した下側部分1a
と、この下側部分1aを覆うように横断面を下方開放コ
の字形状に形成した上側部分1bと、を最中合わせに接
合して構成されている。これにより、外装部材1をその
接合面で分離開放することで両電極5,7を容易に取り
付け可能となる結果として、両電極5,7の取り付け作
業性を向上することができる。
【0057】さらに、図4(a)に示した第3の変形例
は、一対の支持部材43を用いて、外装部材1に対し、
両電極5,7をその長手方向に渡り所定の位置関係を維
持して装着可能に構成したものである。この支持部材4
3は、図5,6に示すように、両電極5,7の端末部分
を嵌め込み収容する一対の溝状収容部45と、隣接する
両溝状収容部45間に突出させて設けた円筒状支持部4
7と、を備えており、両電極5,7の各々は、一対の溝
状収容部45と円筒状支持部47との物理的な相互連係
作用によって所定の位置関係が維持される如く構成され
ている。なお、一対の支持部材43の各々に設けた円筒
状支持部47は、その円筒部分の径が同一に設定されて
おり、これにより、両電極5,7の各々を、相互に平行
な位置関係に管理する役割を果たしている。
【0058】外装部材1に対して両電極5,7を取り付
けるにあたっては、まず、一対の支持部材43に両電極
5,7の各々を嵌め込み装着し、この装着状態を維持し
た両電極5,7を外装部材1の中空部分に対して押し込
み挿入していくようにする。これにより、両電極5,7
を、所定の位置関係を維持した状態下で外装部材1に対
して容易に取り付け可能となる結果として、両電極5,
7の取り付け作業性をより一層向上することができる。
【0059】第3の変形例に係る挟み込み検出センサに
よれば、図4(b)に示すように、円筒状支持部47は
両電極5,7を線接触支持していることからこの支持部
分における摩擦力が減じられており、したがって、押圧
方向における両電極5,7の屈曲抵抗は十分に抑制され
ているので、物体Xの挟み込みが生じた場合には、両電
極間の相対距離は何らの物理的障害もなくきわめて円滑
に接近し、僅かな外部押圧力が作用したときであっても
比較的大きな静電容量変化を生じ、この静電容量変化を
捉えて物体の挟み込みを生じたとみなす結果として、物
体の挟み込み検出に係る応答性をより一層向上すること
ができる。
【0060】ここで、上述した形態の両電極5,7の素
材としては、例えば、FFCやFPC、又は銅等の金属
箔など、適宜の導体を採用することができる。また、両
電極5,7の素材としては、図7に示すように、より線
・単芯線等の電線を適宜採用することもでき、さらに、
電線の本数としては、1又は複数本を適宜選択的に採用
することができる。なお、両電極5,7として1又は複
数本の電線を採用した場合には、各電極5,7の各々に
属する電線群は、被覆材3を用いて並列かつ一体に束ね
られ、このとき、各電極5,7の各々は、同一群として
束ねられた電線の本数及び外径形状に応じて、例えば図
7に示すように、主として半円形状を連ねた波形突起形
状の外観を呈することになる。
【0061】しかも、図9に示した第4の変形例は、外
装部材1とは別部材となる一対の支持部材43を用いる
代わりに、外装部材1の内側壁に、両電極5,7の把持
構造部分を一体成形し、外装部材1に対して両電極5,
7をその長手方向に渡り所定の位置関係を維持して装着
可能に構成したものである。なお、外装部材1における
両電極5,7の把持構造部分間を架橋する側壁の各々に
は、本挟み込み検出センサの潰れを促進するとともに、
潰れ後の復元性促進を企図した薄肉部51が設けてあ
る。また、本第4の変形例では、両電極5,7として、
3本等の複数本の電線を並列に束ねた電線群を被覆材3
を用いて一体成形した電極形態の採用を前提として説明
する。
【0062】上記両電極5,7の把持構造部分は、図9
に示すように、ほぼ方形の外装部材1の四隅内側に各々
一体成形され、両電極5,7の端末部分を、内側壁との
間で余裕空間49をもって把持する把持部50を含んで
構成されており、両電極5,7の各々は、把持部50が
有する電極把持機能によって所定の位置関係が維持され
る如く構成されている。なお、把持部50の各々は、外
装部材1の中空内側壁における、各把持位置を結んだと
きの図形が方形となる位置に成形されており、これによ
り、両電極5,7の各々を、相互に平行な位置関係に管
理する役割を果たしている。
【0063】第4の変形例に係る挟み込み検出センサに
よれば、図10(a)に示すように、物体Xの挟み込み
が生じた場合には、薄肉部51が奏する潰れ促進効果に
よって両電極間の相対距離は何らの物理的障害もなく容
易に接近し、両電極5,7の各々は、各自の被覆材3の
頂点部分において接触するに至る。このとき、例えば静
電容量変化が曖昧であって物体の挟み込みを生じたとみ
なすに至らない場合であっても、さらに外部押圧力が作
用したときには、図10(b)に示すように、余裕空間
49が奏する変形促進効果によって両電極5,7の被覆
材3が相互に噛み合うようにして両電極間の相対距離を
さらに接近させるので、このときの静電容量変化を捉え
て物体の挟み込みを生じたとみなす結果として、物体の
挟み込み検出に係る確実性を向上することができる。
【0064】なお、さらなる変形例として、図11に示
すように、外装部材1における外部押圧力が作用する部
位付近に、テーパ部53を形成することもできる。この
ようにすれば、斜め方向から外部押圧力が作用した場合
には、図10(b)に示すように、両電極5,7の被覆
材3が円滑に相互に噛み合うような状態になり、このと
きの静電容量変化を捉えて物体の挟み込みを生じたとみ
なす結果として、物体の挟み込み検出に係る応答性向上
に寄与することができる。
【0065】また、さらなる変形例として、図12に示
すように、両電極5,7の各々に属する電線本数を、一
方が偶数、他方が奇数となるように設定しておき、外部
押圧力が作用したときには、一方の山部が他方の谷部に
嵌合するように構成すれば、両電極5,7の被覆材3が
円滑に相互に噛み合うような状態になり、このときの静
電容量変化を捉えて物体の挟み込みを生じたとみなす結
果として、物体の挟み込み検出に係る応答性向上に寄与
することができる。
【0066】ここで、上述した第3乃至第4の変形例に
係る挟み込み検出センサを、車両の窓枠隅等の屈曲部に
沿って配設した場合には、図8に示すように、必然的に
電極長の内外径差を生じるが、第3乃至第4の変形例で
は、両電極5,7の各々を、外装部材1の内側壁に貼着
していく形態に代えて、外装部材1に対して装着する形
態を採用しているので、両電極5,7はその長手方向に
おいて自由に可動可能であり、屈曲箇所における内外径
差を容易に吸収することができるので、したがって、こ
の点からも、両電極5,7の取り付け作業性をより一層
向上することができるものと言える。
【0067】一方、第2実施形態に係る静電容量式挟み
込み検出センサの基本構造は、図13(a)に示すよう
に、可撓性及び電気的絶縁性を兼ね備えた樹脂材又はゴ
ム材等の素材から構成される中空の外装部材1におけ
る、外部押圧力を受ける面及びその対向面の各々に、例
えば、FFCやFPC、又は銅等の金属箔など、適宜の
導体を素材とした帯状の両電極5,7の各々を、両電極
5,7間を所定距離離隔することで中空状態を維持しな
がら、相互に正しく対向する位置関係となるように内包
させて一体成形して構成されている。なお、図13
(a)において、外装部材1が分割可能に構成されてい
る点については、上述した基本構造には含まれないため
後述することにする。
【0068】このような基本構造をもつ第2実施形態に
係る静電容量式挟み込み検出センサによれば、図13
(b)に示すように、物体Xの挟み込みが生じた場合に
は、両電極間の相対距離は何らの物理的障害もなく容易
に接近し、僅かな外部押圧力が作用したときであっても
比較的大きな静電容量変化を生じ、この静電容量変化を
捉えて物体の挟み込みを生じたとみなす結果として、物
体の挟み込み検出に係る応答性を向上することができ
る。
【0069】次に、第2実施形態に係る静電容量式挟み
込み検出センサ構造の複数の変形例について、上述した
基本構造との間の相違点に着目し、図13乃至図16を
参照して説明する。
【0070】図13(a)及び図14に示した第5の変
形例は、外装部材1を、横断面をほぼ下方開放コの字形
状に形成した上側部分1aと、横断面をほぼ上方開放コ
の字形状に形成した下側部分1bと、を最中合わせに係
合装着して構成されている。なお、上側部分1aと下側
部分1bの各々は、図14に示すように、各部分1a,
1bのうち一方の外側壁より突出させて設けた円筒状係
合部55a,55bと、各部分1a,1bのうち他方の
内側壁に設けられ、この円筒状係合部55a,55bを
各々嵌め込み収容する円筒状収容部57a,57bと、
を備えており、各部分1a,1bの各々は、円筒状収容
部57a,57bに対して円筒状係合部55a,55b
を各々嵌め込み収容した物理的な相互係合作用によって
所定の位置関係が維持される如く構成されている。
【0071】各電極5,7をそれぞれ内包させて一体成
形した各部分1a,1bを組付けるにあたっては、図1
4に示すように、まず、一方の円筒状収容部57に対し
て円筒状係合部55を嵌め込み収容した後に、他方の円
筒状収容部57に対して円筒状係合部55を嵌め込み収
容していくようにする。これにより、各電極5,7を一
体成形した各部分1a,1b同士を、両電極5,7が所
定の位置関係を維持した状態下で容易に組付け可能とな
る結果として、各部分1a,1bの組付け作業性を向上
することができる。
【0072】なお、係合部55の横断面形状を円形状と
したのは、図13(b)に示すように、物体Xの挟み込
みが生じた場合において、円筒状係合部55と円筒状収
容部57との相互連係作用によって生じる回転軸支効果
から下側部分1bの屈曲抵抗を十分に抑制することを企
図したものであり、これにより、物体Xの挟み込みが生
じた場合には、電極5を一体成形した上側部分1aに対
し、電極7を一体成形した下側部分1bが何らの物理的
障害もなくきわめて円滑に接近し、僅かな外部押圧力が
作用したときであっても比較的大きな静電容量変化を生
じ、この静電容量変化を捉えて物体の挟み込みを生じた
とみなす結果として、物体の挟み込み検出に係る応答性
をより一層向上することができる。
【0073】また、図15(a)に示した第6の変形例
は、円筒状収容部57に対して円筒状係合部55を嵌め
込み収容する係合形態に代えて、かぎ状収容部60に対
してくさび状係合部59を嵌め込み収容する係合形態を
採用したものであり、各部分1a,1bの各々は、かぎ
状収容部60に対してくさび状係合部59を嵌め込み収
容した物理的な相互係合作用によって所定の位置関係が
維持される如く構成されている。
【0074】上述の如く構成した各部分1a,1bを組
付けるにあたっては、図15(b)に示すように、ま
ず、一方のかぎ状収容部60に対してくさび状係合部5
9を嵌め込み収容した後に、他方のかぎ状収容部60に
対してくさび状係合部59を嵌め込み収容していくよう
にする。これにより、各電極5,7を一体成形した各部
分1a,1b同士を、両電極5,7が所定の位置関係を
維持した状態下で容易に組付け可能となる結果として、
各部分1a,1bの組付け作業性を向上することができ
る。
【0075】さらに、図16(a)に示した第7の変形
例は、帯状の電極5,7として、平板電極に代えて、よ
り線・単芯線等の電線を採用したものであり、円筒状収
容部57に対して円筒状係合部55を嵌め込み収容する
係合形態については、図13乃至図14の例と同様であ
るため、その重複した説明を省略することにする。
【0076】ここで、第5乃至第7の変形例に係る挟み
込み検出センサを、車両の窓枠隅等の屈曲部に沿って配
設した場合には、第1実施形態で参照した図8に示すよ
うに、必然的に上側部分1aと下側部分1bとの間で内
外径差を生じるが、第5乃至第7の変形例では、両電極
5,7の各々を内包させて一体成形した上側部分1aと
下側部分1bとを、係合装着して組付けることで外装部
材1を構成する形態を採用しているので、両部分1a,
1bはその長手方向において自由に可動可能であり、両
部分1a,1bの組付け作業性向上に寄与するものと言
える。
【0077】最後に、上述した第1乃至第2実施形態に
係る挟み込み検出センサの取り付け形態について、図2
3乃至図25を参照して説明すると、次述する3つの形
態を例示することができる。なお、図23乃至図25
は、図22で示したドアフレーム周辺の矢視断面図であ
り、図23乃至図25において、符号31はドアフレー
ム、符号33は窓ガラス、符号35は外装部材として機
能するウェザーストリップ、符号61は外装部材として
機能するガラスラン、符号63はドア側シール部材、符
号65はボディ側シール部材をそれぞれ示している。
【0078】すなわち、第1に、図23に示すように、
挟み込み検出センサSを、ドアフレーム31に沿って接
着する形態、第2に、図24に示すように、挟み込み検
出センサSを、外装部材として機能するガラスラン61
に装着する形態、第3に、図25に示すように、挟み込
み検出センサSを、外装部材として機能するウェザース
トリップ35に装着する形態、をそれぞれ例示すること
ができる。
【0079】なお、本発明は、上述した実施形態の例に
限定されることなく、請求の範囲内において適宜に変更
された形態で実施することができる。
【0080】すなわち、例えば、本実施形態中、本発明
に係る特徴的な構造を有する挟み込み検出センサを、車
両の窓枠に沿って設ける形態を例示して説明したが、本
発明の適用範囲はこの形態のみに限定されることなく、
例えば、車両のサンルーフガラスにも適用可能であり、
さらには、車両以外にも、開閉部材の開閉動作を駆動手
段を用いて行うように構成されるあらゆる形態の開閉駆
動制御装置に適用することができる。
【0081】また、本実施形態中、車両の窓枠に対して
窓ガラスが開閉動作する形態を例示して説明したが、本
発明の適用範囲はこの形態のみに限定されることなく、
例えば、ハードトップタイプの車両では車体側に対して
窓ガラスが開閉動作する形態が採用されるが、本発明の
適用範囲はこの形態をも含むことは言うまでもない。
【0082】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、開閉部材の閉止動作に伴って生じるおそ
れがある物体の挟み込みを、簡素かつ安価な構成をもっ
て、物体側の状態に依存することなく高精度に回避する
ことができるのに加えて、物体の挟み込みが生じた場合
には、両電極間の相対距離は何らの物理的障害もなく容
易に接近し、僅かな外部押圧力が作用したときであって
も比較的大きな静電容量変化を生じ、この静電容量変化
を捉えて物体の挟み込みを生じたとみなす結果として、
物体の挟み込み検出に係る応答性を向上することができ
る。
【0083】また、請求項2の発明によれば、外装部材
に対し、支持部材を介在させて両電極をその長手方向に
渡り所定の位置関係を維持して装着可能となる結果とし
て、両電極の取り付け作業性をより一層向上することが
できるのに加えて、両電極はその長手方向において自由
に可動可能であり、屈曲箇所における内外径差を容易に
吸収することができるので、したがって、この点から
も、両電極の取り付け作業性をより一層向上することが
できるものと言える。
【0084】さらに、請求項3の発明によれば、請求項
2と同様に、両電極の取り付け作業性をより一層向上す
ることができるのに加えて、部材点数の削減に伴う組付
け工数削減、及びコスト低減効果を期待することができ
る。
【0085】一方、請求項4の発明によれば、開閉部材
の閉止動作に伴って生じるおそれがある物体の挟み込み
を、簡素かつ安価な構成をもって、物体側の状態に依存
することなく高精度に回避することができるのに加え
て、物体の挟み込みが生じた場合には、両電極間の相対
距離は何らの物理的障害もなく容易に接近し、僅かな外
部押圧力が作用したときであっても比較的大きな静電容
量変化を生じ、この静電容量変化を捉えて物体の挟み込
みを生じたとみなす結果として、物体の挟み込み検出に
係る応答性を向上することができるといったきわめて優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b)は、本発明の第1実施形態
に係る静電容量式挟み込み検出センサの基本構造の説明
に供する図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施形態に属する第1の
変形例の説明に供する図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施形態に属する第2の
変形例の説明に供する図である。
【図4】図4(a),(b)は、本発明の第1実施形態
に属する第3の変形例の説明に供する図である。
【図5】図5は、本発明の第1実施形態に属する第3の
変形例の説明に供する図である。
【図6】図6は、本発明の第1実施形態に属する第3の
変形例の説明に供する図である。
【図7】図7は、本発明の第1実施形態に属する第3の
変形例のさらなる変形例の説明に供する図である。
【図8】図8は、本発明の第1実施形態に属する第3乃
至第4の変形例の説明に供する図である。
【図9】図9は、本発明の第1実施形態に属する第4の
変形例の説明に供する図である。
【図10】図10(a),(b)は、本発明の第1実施
形態に属する第4の変形例の動作説明に供する図であ
る。
【図11】図11は、本発明の第1実施形態に属する第
4の変形例のさらなる変形例の説明に供する図である。
【図12】図12は、本発明の第1実施形態に属する第
4の変形例のさらなる変形例の説明に供する図である。
【図13】図13(a),(b)は、本発明の第2実施
形態に係る静電容量式挟み込み検出センサの基本構造、
及び、本発明の第2実施形態に属する第5の変形例の説
明に供する図である。
【図14】図14は、本発明の第2実施形態に属する第
5の変形例の組付け工程を表す図である。
【図15】図15(a),(b)は、本発明の第2実施
形態に属する第6の変形例の説明に供する図である。
【図16】図16(a),(b)は、本発明の第2実施
形態に属する第7の変形例の説明に供する図である。
【図17】図17は、本発明に係る特徴的な構造を有し
た挟み込み検出センサが用いられる開閉駆動制御装置の
機能ブロック構成図である。
【図18】図18は、開閉駆動制御装置における要部の
概略動作を表すフローチャート図である。
【図19】図19は、窓枠、電極を内包したウェザース
トリップ、及び窓ガラスの位置関係を時系列的に表す図
である。
【図20】図20は、窓枠、電極を内包したウェザース
トリップ、及び窓ガラスの位置関係を時系列的に表す図
である。
【図21】図21は、窓枠、電極を内包したウェザース
トリップ、及び窓ガラスの位置関係を時系列的に表す図
である。
【図22】図22は、窓枠に対する挟み込み検出センサ
の配置位置の説明に供する図である。
【図23】図23は、車両への挟み込み検出センサの取
り付け形態を表す説明図である。
【図24】図24は、車両への挟み込み検出センサの取
り付け形態を表す説明図である。
【図25】図25は、車両への挟み込み検出センサの取
り付け形態を表す説明図である。
【図26】図26は、本発明に係る特徴的な構造を有し
た挟み込み検出センサが用いられる開閉駆動制御装置の
変形例を表す機能ブロック構成図である。
【符号の説明】
1 外装部材 3 被覆材 5 接地電極 7 検知電極 9 くの字状部分 11 開閉駆動制御装置 13 挟み込み検出センサ 15 発振回路 17 ローパスフィルタ 19 検波回路 21 増幅回路 23 制御マイコン 25 モータ駆動回路 27 モータ 31 ドアフレーム 33 窓ガラス(開閉部材) 35 ウエザーストリップ(外装部材) 41 切り欠き部 43 支持部材 45 溝状収容部 47 円筒状支持部 49 余裕空間 50 把持部 51 薄肉部 53 テーパ部 55 円筒状係合部 57 円筒状収容部 59 くさび状係合部 60 かぎ状収容部 61 ガラスラン 63 ドア側シール部材 65 ボディ側シール部材 S 挟み込み検出センサ X 物体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 一賀 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 Fターム(参考) 2F063 AA02 BA11 BD15 CA40 DA01 DA04 DB04 DC08 DD02 HA01 LA05 LA06 LA11 ZA01 ZA06 3D127 AA02 AA19 BB01 CB05 CC05 DF04 DF34 DF35 FF06 FF08 FF11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉部材の開閉動作を、当該開閉部材を
    駆動する駆動手段を用いて遂行するように構成された開
    閉駆動制御装置に用いられる静電容量式挟み込み検出セ
    ンサであって、 可撓性を有する素材から構成される中空の外装部材の内
    側面に、柔軟性及び電気的絶縁性を兼ね備える被覆材で
    その周囲が覆われた帯状の接地電極及び検出電極の各々
    を、当該両電極間を所定距離離隔することで中空状態を
    維持しながら、相互に対向する位置関係となるように設
    けて構成したことを特徴とする静電容量式挟み込み検出
    センサ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の静電容量式挟み込み検
    出センサ構造であって、 前記外装部材に対し、前記支持部材を介在させて両電極
    をその長手方向に渡り所定の位置関係を維持して装着可
    能に構成したことを特徴とする静電容量式挟み込み検出
    センサ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の静電容量式挟み込み検
    出センサ構造であって、 前記外装部材とは別部材となる支持部材を用いる代わり
    に、当該外装部材の内側壁に、前記両電極の把持構造部
    分を一体成形し、当該外装部材に対し、当該両電極を前
    記把持構造部分を介在させてその長手方向に渡り所定の
    位置関係を維持して装着可能に構成したことを特徴とす
    る静電容量式挟み込み検出センサ構造。
  4. 【請求項4】 開閉部材の開閉動作を、当該開閉部材を
    駆動する駆動手段を用いて遂行するように構成された開
    閉駆動制御装置に用いられる静電容量式挟み込み検出セ
    ンサであって、 可撓性及び電気的絶縁性を兼ね備えた素材から構成され
    る中空の外装部材における、外部押圧力を受ける面及び
    その対向面の各々に、帯状の接地電極及び検出電極の各
    々を、当該両電極間を所定距離離隔することで中空状態
    を維持しながら、相互に対向する位置関係となるように
    内包させて一体成形したことを特徴とする静電容量式挟
    み込み検出センサ構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の静電容量式挟み込み検
    出センサ構造であって、 前記外装部材は、複数の部分に分割可能に構成されてお
    り、当該複数の部分を組付けるにあたっては、当該複数
    の部分間を係合装着することを特徴とする静電容量式挟
    み込み検出センサ構造。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記
    載の静電容量式挟み込み検出センサ構造であって、 前記接地電極及び検出電極の各々を含む外装部材は、車
    両のドアフレームに沿って接着されることを特徴とする
    静電容量式挟み込み検出センサ構造。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記
    載の静電容量式挟み込み検出センサ構造であって、 前記接地電極及び検出電極の各々を含む外装部材は、車
    両のガラスランであることを特徴とする静電容量式挟み
    込み検出センサ構造。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記
    載の静電容量式挟み込み検出センサ構造であって、 前記接地電極及び検出電極の各々を含む外装部材は、車
    両のウェザーストリップであることを特徴とする静電容
    量式挟み込み検出センサ構造。
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