JP2016040316A5 - - Google Patents

Claims (21)

1. ヒト個体における片頭痛の治療方法において使用するための、ジヒドロエルゴタミンまたはその塩、水和物、多形、もしくはイオン対である化合物を含む医薬組成物であって、
   前記治療が、片頭痛毎に０．１ｍｇから１０ｍｇのジヒドロエルゴタミンまたはその塩、水和物、多形、もしくはイオン対の総投薬量を加圧式定量吸入器を含む装置による肺吸入により送達することを含み、
   投薬が、ジヒドロエルゴタミンのピーク血漿濃度（Ｃｍａｘ）が１５，０００ｐｇ／ｍｌ未満であり、ジヒドロエルゴタミンのＣｍａｘへの時間（Ｔｍａｘ）が投与後２０分未満であるような速度で、３．０ｍｇ未満の単位用量で、ジヒドロエルゴタミンまたはその塩、水和物、多形、もしくはイオン対を投与するための前記装置による投与に適合したエアロゾル製剤である、前記医薬組成物。
2. ジヒドロエルゴタミンのＴｍａｘが、投与後１５分以内である、請求項１に記載の医薬組成物。
3. 総投薬量が０．５ｍｇから５．０ｍｇの範囲である、請求項１又は２に記載の医薬組成物。
4. 総投薬量が１．０ｍｇから２．０ｍｇの範囲である、請求項１又は２に記載の医薬組成物。
5. ジヒドロエルゴタミンメシラートを含む、請求項１から４のいずれか一項に記載の医薬組成物。
6. 前記方法が、呼吸作動型加圧式定量吸入器を含む装置により前記化合物を投与することを含む、請求項１に記載の医薬組成物。
7. 前記呼吸作動型加圧式定量吸入器が、呼吸同期トリガー、プルーム制御特性、ボルテックスチャンバーおよび用量カウンターを含み、前記吸入器に使用される噴射剤が、１，１，１，２，３，３，３−ヘプタフルオロプロパン（ＨＦＡ ２２７ｅａ）：１，１，１，２−テトラフルオロエタン（ＨＦＡ １３４ａ）の７０：３０のブレンドである、請求項６に記載の医薬組成物。
8. 前記製剤が呼吸作動型定量吸入器により個体に投与され、ジヒドロエルゴタミンまたはその塩、水和物、多形、もしくはイオン対が、ジヒドロエルゴタミンのピーク血漿濃度（Ｃｍａｘ）が１０，０００ｐｇ／ｍｌ未満であり、ジヒドロエルゴタミンのＣｍａｘへの時間（Ｔｍａｘ）が投与後２０分未満であるような速度で投与され、前記製剤が嘔吐抑制剤を投与することなく投与される、請求項１に記載の医薬組成物。
9. ヒト個体における片頭痛の治療のための医薬の製造におけるジヒドロエルゴタミンまたはその塩、水和物、多形、もしくはイオン対である化合物の使用であって、
   前記治療が、片頭痛毎に０．１ｍｇから１０ｍｇのジヒドロエルゴタミンまたはその塩、水和物、多形、もしくはイオン対の総投薬量を加圧式定量吸入器を含む装置による肺吸入により送達することを含み、
   投薬が、ジヒドロエルゴタミンのピーク血漿濃度（Ｃｍａｘ）が１５，０００ｐｇ／ｍｌ未満であり、ジヒドロエルゴタミンのＣｍａｘへの時間（Ｔｍａｘ）が投与後２０分未満であるような速度で、３．０ｍｇ未満の単位用量で、ジヒドロエルゴタミンまたはその塩、水和物、多形、もしくはイオン対を投与する前記装置による投与のためのエアロゾル製剤である、前記使用。
10. ヒトにおける片頭痛の迅速な治療方法に使用するための医薬組成物であって、１５，０００ｐｇ／ｍｌ未満のジヒドロエルゴタミンの平均ピーク血漿濃度（Ｃｍａｘ）を投与後２０分未満であるＣｍａｘへの平均時間（Ｔｍａｘ）内にもたらすように、ジヒドロエルゴタミンメシレートの３．０ｍｇ未満の単位用量を送達することを含み、それによりヒトにおける片頭痛の迅速な軽減をもたらし、
    前記送達が、呼吸作動性加圧式定量吸入器（ｐＭＤＩ）を使用する経口吸入による肺経由の送達であり、
    前記ｐＭＤＩがヒドロフルオロアルカン（ＨＦＡ）噴霧剤ブレンド中のジヒドロエルゴタミンメシラートの懸濁液を含有し、
    前記噴霧剤ブレンドがＨＦＡ ２２７ｅａ（１，１，１，２，３，３，３−ヘプタフルオロプロパン）およびＨＦＡ １３４ａ（１，１，１，２−テトラフルオロエタン）からなる、前記医薬組成物。
11. 前記送達が、ＴＥＭＰＯ（登録商標）呼吸作動性ｐＭＤＩを使用する経口吸入による肺経由の送達である、請求項１０に記載の医薬組成物。
12. 噴霧剤ブレンドが、７０：３０のＨＦＡ ２２７ｅａ：ＨＦＡ １３４ａからなる請求項１０または１１に記載の医薬組成物。
13. 総投薬量が、１．０ｍｇから２．０ｍｇの範囲である、請求項１０から１２のいずれか一項に記載の医薬組成物。
14. 加圧式定量吸入器；および活性成分としてジヒドロエルゴタミン（ＤＨＥ）またはその塩もしくは水和物を含む、個体における片頭痛治療用医薬組成物；を含む装置であって、
    前記医薬組成物はエアロゾル調製物として製剤化され、肺吸入により個体に投与され、
    前記吸入器は、ジヒドロエルゴタミンの平均ピーク血漿濃度（Ｃｍａｘ）が１５，０００ｐｇ／ｍｌ未満であり、ジヒドロエルゴタミンのＣｍａｘへの時間（Ｔｍａｘ）が投与後２０分未満であるように、片頭痛発作毎に０．１ｍｇから１０ｍｇのＤＨＥまたはその塩もしくは水和物の総投薬量で前記医薬組成物を投与し、ＤＨＥまたはその塩もしくは水和物を３．０ｍｇ未満の単位用量で投与するように設定されている、前記装置。
15. ＤＨＥのＴｍａｘが投与後１５分以内である、請求項１４に記載の装置。
16. 総投薬量が０．５ｍｇから５．０ｍｇの範囲である、請求項１４に記載の装置。
17. 総投薬量が１．０ｍｇから２．０ｍｇの範囲である、請求項１４に記載の装置。
18. ＤＨＥの塩がジヒドロエルゴタミンメシラートである、請求項１４に記載の装置。
19. 前記加圧式定量吸入器が、呼吸作動性加圧式定量吸入器である、請求項１４に記載の装置。
20. 前記吸入器に使用される噴霧剤が、７０：３０の１，１，１，２，３，３，３−ヘプタフルオロプロパン（ＨＦＡ ２２７ｅａ）：１，１，１，２−テトラフルオロエタン（ＨＦＡ １３４ａ）のブレンドである、請求項１９に記載の装置。
21. ＤＨＥのＣｍａｘが１０，０００ｐｇ／ｍｌ未満である、請求項１４に記載の装置。