JPS60224638A - 経皮吸収促進剤およびこれを含有する外用剤 - Google Patents

経皮吸収促進剤およびこれを含有する外用剤

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JPS60224638A
JPS60224638A JP59082464A JP8246484A JPS60224638A JP S60224638 A JPS60224638 A JP S60224638A JP 59082464 A JP59082464 A JP 59082464A JP 8246484 A JP8246484 A JP 8246484A JP S60224638 A JPS60224638 A JP S60224638A
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Hidenori Yorozu
秀憲 萬
Yasuteru Eguchi
泰輝 江口
Kaoru Tsujii
辻井 薫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は経皮吸収促進剤及びこれを含有する外用剤に関
し、更に詳しくは特定のグリセロ−kaしくはd’?す
/’)セロールのエーテル誘導体を有効成分として含有
する経皮吸収剤及び該経皮吸収剤と薬効成分とを含有す
る外用剤に関する。
薬物の投与方法としては従来から経口投与、直腸投与、
床内投与等が通常行われており、中でも経口投与が広く
用いられている。しかしながら、経口投与の場合には胃
腸障害、食欲不振、嘔吐、腹痛等の副作用を惹起するこ
とがおるとともに、その効果を発揮するためには大量の
投与が必要でおる場合が多いことなどの欠点がおった。
近年、かかる欠点を解消する目的で、この副作用を低下
し、薬理効果をよシ安全に発現することが期待できるも
のとして経皮投与による外用剤の開発が行われ、製品も
上布されている。しかしながら、かかる外用剤における
薬効成分の経皮吸収性は未だ不十分な場合も多く、その
目的を十分に達成し得ていると拡言い難い。すなわち、
本来皮膚、中でもその最外層を形成する角質層は体内へ
の物質透過に対する防禦壁としての生理的機能を果たし
ているもので89、通常の外用剤に使用される基剤単独
で杖配合された薬効成分の十分な経皮吸収は得難い場合
が多い。そのため、角質層を通しての薬物の透過性を制
御し、薬物の経皮吸収性を高める工夫が必要でおる。
かかる目的でいわゆる経皮吸収促進剤を基剤に配合する
ことが一般に行われている。そのような吸収促進剤とし
ては、ジメチルスルホキサイド、ジメチルアセトアミド
、ジメチルホルムアミド、NlN−ジエチル−m−)ル
アミドなどのアミド化合物;1−ドデシルアザシクロへ
ブタン−2−オンなどのアザシクロアルカン−2−オン
誘導体;めるいはイソゾロビルミリステート、イソゾロ
ビルミリステート、ジエチルセパケート、ゾイノゾロビ
ルアゾベートなどのアルコールとカルボン酸のエステル
わるいはクロトニル−N−エテル−0−トルイジンなど
が公知である。しかしながらこれらa収促進剤はその吸
収促進効果が未だ十分とは舊えず、実用的な薬理効果が
得られない場合も多くおり、また吸収促進剤自体が皮膚
刺激性を示したり、強カフに溶剤としての性質から合成
樹脂を腐食して薬剤容器や衣類、装身具などから刺激性
物質や感作性物質等を溶出することなどのため一般の適
応や使用法が制限されるなど、未だ実用性に問題点が残
っているのが現状でおる。
そこで本発明渚らはこのような実情に鑑み鋭意研究を重
ねた結果、特定のグリセロール若しくは?リグリセロー
ルのエーテル誘導体を経皮吸収促進剤として基剤に配合
することにより、薬効成分の経皮吸収性を著しく増大さ
せることができ、薬効成分の薬理効果を良好かつ安全に
発揮させ得ることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明はグリセロール又は?リグリセロール
とアルコールとのエーテル化合物(以下単に「エーテル
誘導体」と略称する)を有効成分として含有する経皮吸
収促進剤、並びに薬効成分と当該経皮吸収促進剤を含令
する外用剤を提供するものである。
本@明で用いるエーテル酵導体は、グリセロール又はこ
れから誘導される?リグリセロールに常法に従いアルコ
ールを作用させることにより得られる。用いられるアル
コールの具体例としては、メチルアルコール、エテルア
ルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、オ
クチルアルコール、デシルアルコール、ドテシルアルコ
ール、ヘキサデシルアルコール、オクタデシルアルコー
ル、オフタテセニル(オシ1ル)アルコール等o直鎖型
j*肪族アルコール類;1ソゾロピルアルコール、イソ
ブチルアルコール、2−エテルヘキシルアルコール、2
−へキシルデシルアルコ−b、2−オフナルトチシルア
ルコール、2−へジチルウンデシルアルコール、2−(
1,3,3−)リメテルグテル)オクチルアルコール、
2−fシルケトラブシルアルコール、2−ドデシルヘキ
サデシルアルコール、2−テトラデシルオクタデシルア
ルコール、5゜7.7−ドリメテルー2−(1,3,3
−)リメテルプテル)オクチルアルコール、およびつぎ
の式 (式中、pは4〜10の整数を、qは5〜11の整数を
示し、P+qは11〜17を示し、かつp=7、q=8
を頂点とする分布を肩する) で示されるメチル分岐イソステアリルアルコール等の分
岐型脂肪族1級アルコール類;a@c−オクチルアルコ
ール、5ee−7’シルアルコール、5ee−)’7’
シルアルコール等の2級アルコール類;t−オクチルア
ルコール、t−ドテシルアルコール等の3級アルコール
類;シクロヘキシルアルコール、シクロペンチルアルコ
ール等の脂猿式アルコール類;オクチルフェノール、ノ
ニルフェノール等のアルキルフェノール類などを挙げる
ことができる。
本発明で用いるエーテル誘導体のうち、好ましいものと
しては、次の式(1)又はQl)CH2−CH+OCH
,CHCH2チ0R3([1OR,ca、on2 01
(4 〔式中、R,、R,、R3及びR4(n個のR4は同一
でも異ってもよい〕は、各々水素原子、炭素数1〜24
の飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分岐の脂肪族炭化
水素基又は芳香族炭化水素基を示す。但し、R1、R1
%R3及びn個のR4が全て水素原子でわる場合を除く
。nは0〜60の整数を示す。〕 で表わさ1するものが挙けられる。
これら式(1)又は(IDで表わされるエーテル誘導体
において、R1−R4は、それぞれが炭素数1〜18の
脂肪族炭化水素であることが好筐しく、史KRI〜R4
の合計炭素数が4〜36、%に8〜22でおることが好
ましい。
また、nは、θ〜60の数であり、hがO〜20、鉤に
O〜10のものが好ましい。更に、R1−R4とnの組
合せのうちより好ましいものとしては、nが0〜1でR
1−R4の合計炭素数が4〜36の組合せ、特1cnが
1でR。
〜R4の合計炭素数が8〜22の組合せが挙けられる。
エーテル誘導体(1)又1′1(It)のうち、好まし
いものの具体例としては、]−0−n−オクナルグリセ
ロール、1−0−n−デシルグリセロール、l−0−n
−)’デシルグリセロール、1−0−n−テトラデシル
グリセロール、1−O−n−ヘキサデシルグリセロール
、1−〇−n−オクタデシルグリセロール、1−0−n
−オクタデセニルグリセロール等の直鎖状1級アルキル
グリセロール類; 1−0−2−エテルヘキシルグリセ
ロール、1−0−2−へキシルデシルグリセロール、1
−0−2−へソテルウンデシルグリセロール、1−〇−
2−オクチルドデシルグリセロール、1−o−2−(1
,3,3−)リメナルグテル)オクチルグリセロール、
l−0−5,7,7−ドリメテルー2−(1,3,3−
)リメテルプテル)オクチルグリセロール%1−0−メ
チル分岐イソステアリルグリセロール等の分岐鎖1級ア
ルキルグリセロールm:1−0−膳e6−オクテルグリ
セロール、l−0−sec−デシルグリセロール、l−
0−set −ドデシルグリセロール等の2級アルキル
グリセロールM;1−0−t−オクチルグリセロール、
]−0−t−ドデシルグリセロール等の3級アルキルグ
リセロール類などの1−〇−アルキルグリセロール;l
−0−n−オクチル−3−0−2’ 、 3’−ジヒド
ロキシゾロビルグリセロール、1−0−n−ドデシル−
3−O−2’ 、 3’−ジヒドロキシゾロビルグリセ
ロール、1−0−m−テトラデシル−3−〇−27、3
/−ゾヒドロキシグロビルグリセロー゛ル、]”]0−
n−ヘキサデシルー3−0−2’、3′−ジヒドロキシ
ゾロビルグリセロール、1−0−n−オクタデシル−3
−0−2’ 、 3’−ジヒドロキシゾロビルグリセロ
ール、1−〇−n−オクタデセニルー3−0−2’、3
’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール、1−O−メチ
ル分岐イソステアリル−3−0−2’。
3′−ジヒドロキシゾロビルグリセロール等の1−0−
アルキル−3−0−2’、3’−ジヒドロキシゾロビル
グリセロール99;1−0−n−オクチル−2−〇−メ
チルー3−0−2’。
3′−ジヒドロキシゾロビルグリセロール、1−〇−n
−ドデシルー2−0−メチル−3−〇−2’、3’−2
’、3’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール−ドデシ
ル−2−0−n−ブチル−3−0−2’、3’−ジヒド
ロキシゾロビルグリセロール、1−0−n−ドデシル−
2−0−n−オクチル−3−0−2’、3’−ジヒドロ
キシゾロビルグリセロール、1−0−n−テトラデシル
−2−o−メチル−3−。
+ 2/ 、 3/−ジヒドロキシゾロビルグリセロー
ル、l−0−n−ヘキサデシル−2−0−メチル−3−
0−2’、3’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール、
l−0−n−オクタデシル−2−〇−メチルー3−0−
2’、3’−ゾヒドロキシゾロビルグリセロール、l−
0−n−オクタデセニル−2−〇−メナルー3−〇−2
/ 、 3/−ジヒドロキシゾロビルグリセロール、1
−0−n−オクタデセニル−2−0−th−ブチル−3
−0−2’、3’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール
、1−〇−メチル分岐1ソステアリルー2−0−メチル
−3−0−2’。
3′−ジヒドロキシゾロビルグリセロール、1−〇−メ
チル分岐づンステアリルー2−〇−n−グチル−3−0
−2’、3’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール、1
−0−メチル分岐イソステアリル−2−0−n−オクチ
ル−3−O−2’、3’−ジヒドロキシゾロビルグリセ
ロール等の1,2−シー0−アルキル−3−0−2’、
3’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール類;1−0−
n−オクチル−2−0−2’、3′−ジヒドロキシゾロ
ビルグリセロール、1−0−n−ラウリル−2−0−2
’、3’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール%1−0
−n−テトラデシル−2−0−2’、3’−ジヒドロキ
シゾロビルグリセロール、1−0− n −ヘキサデシ
ル−2−0−2’ 、 3’−ジヒドロキシゾロビルグ
リセロール、l−0−n−オクタデシル−2−0−2’
、3’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール%1−0−
11−オクタデセニル−2−0−2’、3’−ジヒドロ
キシゾロビルグリセロール、1−0−メチル分岐イソス
テアリル−2−0−2’、3’−ジヒドロキシゾロビル
グリセロール等の1−o−アルキル−2−0−2’、3
’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール類; l −0
−n−オクチル−3−〇−メチルー2−0−2’、3’
−ゾヒドロキシデロビルグリセロール、l−0−n−ド
デシル−3−0−メチに−2−0−2’、3’−ジヒド
ロキシゾロビルグリセロール、l−0−n−ドデシル−
3−0−n−グチル−2−〇−2/ 、 3/−ジヒド
ロキシプロビルグリセロール、1−0−n−ドデシル−
3−0−n−オクチル−2−0−2’ 、 3’−ジヒ
ドロキシゾロビルグリセロール、1−0−n−テトラデ
シル−3−0−メチルー2−0 = 2’ 、 3’−
ジヒドロキシゾロビルグリセロール、l−0−n−へキ
サデシル−3−0−メチル−2−0−2’。
3′−ジヒドロキシゾロビルグリセロール、l−0−n
−オクタデシル−3−0−メチル−2−0−2’、3’
〜ジヒドロキシゾロビルグリセロール、1−0−n−オ
クタデセニル−3−〇−メチルー2−0−2’、3’−
ゾヒドロキシデロビルグリセロール、l−0−n−オフ
ダブ竜ニルー3−0−n−グチル−2−〇−2/ 、 
3/−ジヒドロキシゾロビルグリセロール、1−〇−メ
チル分岐インステアリルー3−〇−メチルー2−0−2
’、3’−ゾヒドロキシゾロビルグリセロール、1−0
−メチル分岐インステアリル−3−0−n−ブチル−2
−0−2/ 、 3/−ジヒドロキシゾロビルグリセロ
ール、1−0−メチル分岐イソステアリル−3−〇−亀
−オクチルー2−0−2’、3’−ジヒドロキシゾロビ
ルグリセロール等の1,3−シー〇−アルキル−2−0
−2’ 、 3’−ジヒドロキシゾロビルグリセロール
類などを挙げることができる。そして、これらのアルコ
ールとのグリセロール又はポリグリセロールのエーテル
誘導体は、LD、o値が500 Qq/に一2以上の極
めて壽性の低いものである。
本発明の経皮吸収促進剤は、グリセロール若しくは?リ
グリセロールの、アルコールとのエーテル誘導体をその
まま、又はこれを水又ハエタノール、テロピレングリコ
ール、トリアセチン等の適当な溶媒に治解、分散若しく
は懸濁せしめることによシ調製される。また、本発明の
経皮吸収促進剤には、更に心太に応じて従来公知の経皮
吸収作用を有する化合物、例えばジメチルスルホキサ1
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、N
、N−ジエチル−m−)ルブミド、1−ドデシルアザシ
クロへメタン−2−オンなどのアザシクロアルカン−2
−オン誘導体、インゾロビルミリステート、イソゾロビ
ル、eルミを一ト、ジエチルセバケート、ジイソゾロピ
ルアシベートなどのアルコールとカルボン酸のエステル
、クロトニル−N−エテル−〇−トルづシン等を配合す
ることもできる。
斯くして得られた本発明の経皮吸収促進剤は、その有効
成分量で通常用いられる外用剤基剤中に、経皮吸収促進
のための助剤として添加する場合には外用剤全量の0.
01〜5重量%配合するのが適当でおる。また、経皮吸
収促進性の基剤として使用する場合には全量の10重量
%以上配合することも可能である。
本発明の経皮吸収促進剤は、皮膚もしくは毛髪、爪など
に適用することによシ吸収されて薬理効果が期待される
多くの外用剤製剤、例えば液体スゾレー剤、ローション
剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル、ゾル、エアロゾル、7
9ツゾ剤、プラスター、チー7°教剤等に有利に使用す
ることができる。本発明の経皮吸収剤の利用により薬効
が増加するものの例としては、プレドニゾロン、デキサ
メタシンなどのステロイド系抗炎症剤、インドメタシン
、フルフェナム酸、メフェナム酸等の非ステロイド系抗
炎症剤、トリペレナミン、インサイペンシル、クロルフ
ェニラミン、シフエンヒドラミン、ゾロメタシン尋の抗
ヒスタミン剤、スル7アモノメトキシン、スルファメチ
ゾールなどのサルファ剤、ペニシリン、セファロス?リ
ン、エリスロマイシン、テトラサイクリン1クロラムフ
エニコール、ストレゾトマづシンなどの抗生物質、ナフ
チオメート、クロトリマゾールなどの抗真菌剤、5−ス
ルオロウ2シル、シクロポスファミト、ブスルファン、
アクテノマイシンなどの抗悪性腫瘍剤、モルヒネ、コデ
ィン、テロルフィン、ペンタゾシン、アスピリン、アセ
トアリニド、アミノビリンなどの鎮痛剤、ゾロスタブラ
ンジン類製剤、ツクルビタール、チオベンタールなどの
催眠剤および鎮静剤、クロルゾロマシン、レセルピン、
クロルシアゼ?キシドなどの向精神病剤、抗i#l剤、
クロルゾロマシン、レボトノezどの抗ノ9−キンンン
病剤、ゾキトキシン、ジゴキシンなどの強心剤、塩酸デ
ロカインアミド、塩酸ゾロブラノールなどの抗不整脈剤
、ゾビリダモール、亜硝酸アミルなどの抗狭心症剤、レ
セルピン、硫酸グアネチジンなどの抗高血圧剤、ノQラ
アミノベンゾエートエステルなどの紫外線抑制剤、ハイ
ドロキノン、ビタミンCエステル類、ノqラハイドロキ
シシンナメートなどのメラニン生成抑制剤、8−メトキ
シソラーシンなどの乾]のPUVム治療薬、ビタミン人
、ビタミンE、ビタミンCなどのビタミン類、インシュ
リン、エストラジオール、メチルテストステロンなどの
ホルモン剤、診断薬、ノ9ツテテスト用アレルゲン、防
虫剤、殺虫剤、おるいは保湿剤、角質柔軟剤、染毛剤な
どが挙げられるが、これらのみに限定されるものではな
い。
また本発明の経皮吸収促進剤は動物、昆虫、植物などに
適用することによシ吸収されて薬理効果が期待される多
くの薬物、農薬、成長ホルモンなどにも有効である。
本発明で用いられるエーテル誘導体は、適宜その構造を
選択することで親水性、親油性のバランスを調節するこ
とができるため、親水性および親油性の何れの基剤にも
調製することが可能でおる。そして、その結果本発明に
よれば各種薬効成分に対し、溶解性が高いエーテル誘導
体を選択することができ、水に難溶解性の薬効成分を親
水性基剤の中に高濃度溶解せしめて使用感の良好な経皮
吸収性の高い外用剤を設計することも可能となった。
つぎに実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1 次に示すインドメタシン含有外用剤を調製し、その経皮
吸収を試験した。この結果を第1表に示す。
〔製剤〕
本発明品1 市販のインドメタシン1東量%含有のグル状外用剤イン
チパン軟膏(住友化学工業(株)g) 97 fにl 
−0−n−ドデシル−3−0−メチル−2−2’、3’
−シバ1ドロキシゾロビルグリセロール32を混和した
軟膏剤。
本発明品2 市販の1ンドメタシン1重量%含有のグル状外用剤づン
テバン軟膏(住友化学工業(株)製)97fに1−0−
n−メチル分岐イソステアリル−3−0−メチル−2−
2’、3’−ゾハイドロキシプロビルグリセロール3f
をi和した軟膏剤。
本発明品3 市販のインドメタシン1重量%含有のグル状外用剤イン
チパン軟膏(住友化学工業(銅製) 97 yに1−0
−メチル分岐インステアリル−3−0−n−ブチル−2
−2’、3’−シバ1ドロキシゾロビルグリセロール3
 fヲfi和した軟膏剤。
本発明品4 市販のインドメタシン1重量%含有のグル状外用剤1ン
テバン軟膏(住友化学工業(株)製〕97fにl−0−
n−オクテに−3−0−メチル−2−2’、3’−シバ
1ドロキシゾロビルグリセロール3fを混和した軟膏剤
本発明品5 インドメタシン1f、1−0−n−ドデシル−3−〇−
メチルー2 、2’、 3’−ジノ・1ドロキシグロビ
ルグリセロール14f1エタノール459の混合物に精
製水を加えて100fとしfc液状外用剤。
本発明品6 づンドメタシン1j’、1−0−メチル分岐インステア
リル−3−0−メチル−2−2’。
3′−ゾハイドロキシゾロビルグリセロール14t、エ
タノール45fの混合物に精製水を加えて100fとし
た液状外用剤。
本発明品7 1ンドメタシン1 fs 1−0−メチル分岐インステ
アリル−3−0−n−グチル−2−2/、3/−シバづ
ドロキシゾロピルグリセロ−b14y、エタノール45
fの混合物に精製水を加えて100fとした液状外用剤
本発明品8 インドメタシン12.1−0−n−オフナル−3−0〜
メチル−2−2’、3’−ゾハイドロキシデロビルグリ
セロール14t、エタノール45Fの混合物に精製水を
加えて100fとした液状外用剤。
比較品1 市販のインドメタシン1重量%含有のグル状外用剤イン
チパン軟膏(住友化学工業(株)製)。
比較品2 インドメタシンIf%N、N−ジエチル−メタ−トルア
ミド14f、エタノ−に45tの混合物に′n製氷を加
えて100fとした液状外用剤。
比較品3 インドメタシン1g、ジメチルスルホキサイド14f1
エタノール45fの混合物に精製水を加えて100Fと
した液状外用剤。
〔試験方法〕
インドメタシン経皮吸収試験: 体重的3 Kyの日本白色系雌性家兎7羽を一群とし、
各群の家兎の正常な除毛腹部皮膚(10(+1lX14
傷)に、本発明の外用剤ならびに比較品をそれぞれイン
ドメタシン20119相当量を塗布し、4時間後、10
時間後および20時間後に耳静脈よシ採血し、インドメ
タシンの血中濃度を測定した。
〔結果〕
m1表 上記の結果から明らかなように、本発明品1〜8ではい
ずれも比較品に比べて極めて高いインドメタシンの経皮
吸収性を示した。特に経皮吸収促進剤として1−0−n
−ドデシル−3−0−メチル−2−2’、3’−ゾハイ
ドロキシゾロビルグリセロールを配合した本発明外用剤
は極めて高いインドメタシンの経皮吸収性を示した。
実施例2 本発明の外用剤について、カラゲニン浮腫抑制試験法に
よりその薬効を調べた。この結果を第2表に示す。
〔試験方法〕
体重的110fのつづスター系雄性ラット10匹を1群
とし、あらかじめ各群のラットの右側後肢体積を枝打ガ
ラス容器を用いて測定した。右側後肢足踵皮下に1%カ
ラゲニン水溶液を0.125−注射し、ただちにインド
メタシン外用剤0.3Fを右側後肢足踵皮膚に塗布した
。対照群はカラゲニン注射のみを行った。その彼90分
毎に後肢部の体積を測定し6時間目まで測定した。浮腫
率および浮腫抑制率は下記のごとく計算した。
浮腫本部 注射後の定体積 100 注射前の定体積 以下余白 〔結果〕 第2表 4− に 上記の結果から明らかなように、本発明の外用剤は比較
品に比べて極めて高いづンドメタシンの薬理効果による
カラゲニン浮腫抑制率を示した。特に経皮吸収促進剤と
して1−0−n−ドデシル−3−0−メチル−2−2′
、3′−シハイドロキシデロビルグリセロールを配合し
た外用剤は極めて高いづンドメタンンの薬理効果を示し
た。
実施例3 次に示すメフェナム醗含有外用剤を調製しその経皮吸収
を試験した。この結果を稟3表に示す。
〔製剤〕
本発明品9 メフェナム酸1gをゾロピレングリコール10F%1−
U−11−ドブ’7に−3−0−メチル−2−2’ 、
 3’−ゾハイドロキシデロビルグリセロール59、エ
タノール309の混合物に混和し、これを[ハイビスワ
コー104(和光紬薬工業製カルざキシメチル?リマ−
1gを精製水209で膨狗させたものに加え均一に混和
した後、2%アンモニア水3fを攪拌下に添加し、これ
に更に製精水を加えて100tとし、グル状軟膏剤を倚
た。
比較品4 メフェナム酸1ftllfロビレングリコール1st、
エタノール30fの混合物に混和し、こレヲ「ハ1ビス
ワコ−104J(■光紬薬工業製カルボキシメチル?す
w−)IFを精製水20fで膨潤させたものに加え均一
に混和した後、2%アンモニア水3fを攪拌下に添加し
、これに更に精製水を加えて100tとし、ゲル状軟膏
剤を得た。
〔試験方法〕
メ7エテム散鮭皮吸収試験: 体重的3にノの日本白色系雌性家兎7羽を一群とし、各
群の家兎の正常な除毛腹部皮膚(locaX14cIL
)に本発明の外用剤ならびに比較品をそれぞれメフェナ
ム酸soq相当量を塗布し、4時間後、10時間後およ
び20時間後に耳静脈よシ採血してメフェナム酸の血中
濃度を測定した。
〔結果〕
第3表 上記の結果から明らかなように、本発明の外用剤は比較
品に比べ、極めて高いメフェナム酸の経皮吸収性を示し
た。
実施例4 次に示す、eツゾ剤をy4製し、サリナル酸メチルにつ
いての経皮吸収を試験した。この結果を第4表に示す。
〔製剤〕
本発明品10 ゼラチン10部(重量基準以下同じ)に、水35部を゛
加え、70℃に温めてゼラチンを溶解する。これに酸化
テタ712部、グリセロール10部、ンルビトール10
部、l−0−n−ドデシル−3−0−メチル−2−2’
 。
3′−シバづドロキシゾロぎルグリセロールな10部を
加える。つぎに強攪拌下に自己架橋型?リアクリル酸ソ
ーダ(%公昭54−30710の実施例1に従って製造
したもの)5部、カルボキシメチルセルロースNa S
 部を加える。さらに薬物(t−メントール、d−カン
フル、サリチル酸メチルな重量比5:1:4に配合した
混合薬剤)3部を加え、練合して、Qツゾ膏体組成物を
得る。これをりント紙に塗布し、膏体面に畝りプロピレ
ンフィルムをかけ、適当な大きさに切断してノQツゾ剤
とする。
本発明品11 本発明品10におけるl−0−n−ドデシル−3−0−
ノナルー2−2’、3’−シバ1ドロキシプロピルグリ
セロールに代走て1−0−メチル分岐1ンステアリルー
3−0−メチに−2−2’、 3’−ソハイドロキシゾ
ロピルグリセロール’tlOs、グリセロール10部、
ソルビトール10部を配合し、本発明品10と同様のノ
♀ツゾ剤を得た。
比較品5 本発明品10におけるグリセロール10部、ソルビトー
ル10部、1−0−n−ドデシル−3−O−メチル−2
−2’、3’−ジノ・4ドロキシゾロビルグリセロール
10部を、グリセロール15部、ソルビトール15部に
代え、本発明品lOと同様の、9ツゾ剤を得た。
〔試験方法〕
サリチル酸メチルの経皮吸収試験: 体重約3 ’−9の日本白色系雌性家兎7羽を1群とし
、各群の家兎の正常な除毛腹部皮膚(10儂814C1
1)にサリチル酸メチルを1.2重量%配合した本発明
の/Qツデ剤並びに比較品をそれぞれ1枚貼付し、3.
6.10.20.30時間後に大腿静脈よシ採血してサ
リチル酸メチルの血中濃度を測定した。
〔結果〕
第4表 上記の結果から明らかなよりに、本発明の)Q :y 
7”剤はいずれも比較品のノ9ツゾ剤に比べて極めて高
いサリチル酸メチルの経皮吸収性を示した。、%に経皮
吸収促進剤として1−0−n−ドデシル−3−0−メチ
ルー2−2’。
3′−シバ1ドロキシゾロビルグリセロールを配合した
本発明のノ♀ツゾ剤は極めて商いサリチル酸メチルの経
皮吸収性を示した。
夾施例5 次に示すナフチオメート含有外用剤をv4製し、その経
皮吸収を試験した。この結果を第5表に示す。
〔製剤〕
本発明品12 す7テオメー)1f、1−0−n−ドデシル−3−o−
メチル−2−2’、3’−ジノ・イドロキシ7’oビル
グリセロール5り、トリアセチン14f、メチルエテル
ケトン309.エタノール50fの混合物を液状外用剤
とした。
比較品6 ナフチオメート12、トリアセチン192、メチルエテ
ルケトン30t、エタノール5゜fの混合物を液状外用
剤とした。
〔試験方法〕
ナフチオメート経皮吸収試験: 体1jL約x5otのウィスター系雄性ラット10匹を
1群とし、各群のラットの正常な除毛背部皮膚(5cx
x4α)にそれぞれナフチオメート2Mg相当量の外用
剤を塗布し、10時間後に腹部大動脈よル採血し、ナフ
チオメートの血中濃度を測定した。
〔結果〕
第5次 上記の結果から明らかなように、実施例で調製した外用
剤は比較例に比べて極めて高いナフチオメートの経皮吸
収性を示した。
以上 出願人 花王石鹸株式会社 代理人 弁理土留 月 孜 部 手続補正書(自発) 昭和58年7月31日 特許庁長官 志賀 学 殿 1車件の表示 昭和58年特許願第82464号 2発明の名称 経皮吸収促進剤およびこれを含有する外用剤3補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 (091)花王石鹸株式会社 4代理人 郵便番号 131 東京都墨田区文花2丁目1番3号 5補正命令の日付 自発 6補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7補正の内容 (1)明細書26頁15行〜27頁2行目を削除し「製
)87gに1−0−n−ドデシル−3−〇−メチルー2
−0−2’、3’−ジハイドロキシプロビルグリセロー
ル3gを混和した軟膏剤、」を挿入 (2)明細書27頁6行〜8行目を削除し「製)87g
に1−0−メチル分岐インステアリル−3−〇−メチル
ー2−0−2’、3’−ジハイドロキシプロビルグリセ
ロール3gを混」を挿入 (3)明細書27頁13行〜15行目を削除し「製)3
7gに1−0−メチル分岐インステアリル−3−0−n
−ブチル−2−0−2’。
3′−ジハイドロキシプロビルグリセロール3gを混」
を挿入 (4)明細書28頁5行〜7行目を削除し[製)97g
に1−0−n−オクチル−3−〇−メチルー2−0−2
 ’ 、 3 ′−ジハイドロキシプロビルグリセロー
ル3gを混和した軟膏剤、」を挿入 (5)明細書28頁9行〜11行目を削除し[インドメ
タシン1g、1−0−n−ドデシル−3−〇−メチルー
2−0−2 ’ 、 3 ’−ジハイドロキシプロビル
グリセロール14g、エタノ」を挿入 (6)明細書28頁15行〜28頁2行目を削除し「イ
ンドフグ9フ1 ソステアリル−3−0−メチル−2−〇ー2’,3′ー
ジハイドロキシプロビルグリセロール」を挿入 (7)明細書28頁6行〜9行目を削除し「インドメタ
シン1g、1−〇ーメチル分岐インステアリルー3−0
−n−ブチル−2−〇ー2’,3’ージハイドロキシプ
ロビルグリセロール14g、エタノール45gの混合物
に精製」を挿入 (8)明細書23頁12行〜14行目を削除し「インド
メタシンIg.1ー0ーnーオクチル−3−〇ーメチル
ー2ー0ー2 ’ 、 3 ’ージハイドロキシプロビ
ルグリセロール14g、エタノ」を挿入 (8)明細書32頁4行〜6行目を削除し[に経皮吸収
促進剤としてl − 0 − n−ドデシル− 3 −
 0 − )チル−2−0−2 ’ 、 3 ’ −ジ
ハイドロキシブロビルグリセロールを配合した本発」を
挿入 (10)明細書34頁下から4行〜下から2行目を削除
し 「率を示した.特に経皮吸収促進剤として1−0−n−
ドデシル−3−0−メチル−2−0〜2′,3′−ジハ
イドロキシプロビルグリセロール」を挿入 (11)明細書35頁9行〜11行目を削除しrlOg
,l−0−n−ドデシに−3−0−メチ、ルー2−0−
2 ’ 、 3 ’ージハイドロキシプロビルグリセa
−ル5g、エタノール30gの混合」を挿入 (12)明細書38頁10行〜12行目を削除し「ロー
ル10部、ソルビトール10部、1−0−n−ドデシル
−3−0−メチル−2−0−2 ’、3′−ジハイドロ
キシプロビルグリセロールをノを挿入 (13)明細書3S頁10行〜15行目を削除し「木発
明品10における1−0−n−ドデシル−3−0−メチ
ル−2−0−2 ’ 、 3 ’ージ/\イドロキシプ
ロビルグリセロールに代えて1−0−メチル分岐インス
テアリル−3−〇ーメチルー2ー0ー2’,3’ージ/
Xイドロキシプロビルグリセロールを10部、グリセロ
ール10部、」を挿入 (14)明細書40頁6行〜7行目を削除し「ソルビト
ール10部、1−0−n−ドデシル−3−0−メチル−
2−0−2′,3’−ジハイドロキシプロビルグリセロ
ール10部を、グリセ」を挿入 (15)明細書41頁末行〜42頁2行目を削除し「を
示した.特に経皮吸収促進剤としてl−0−n−ドデシ
ル−3−〇ーメチルー2ー〇ー2’,3′−ジハイドロ
キシプロビルグリセロールを」を挿入 (16)明細書42頁11行〜13行目を削除し「ナフ
チオメートIg、1−0−n−ドデシル−3−〇ーメチ
ルー2ー0ー2 ’ 、 3 ′ージハイドロキシプロ
ビルグリセロール5g、トリアセ」を挿入する。
以 上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 グリセロール若しくは?リグリセロールとアルコ
    ールとのエーテル化合物を有効成分とする経皮吸収促進
    剤。 2 グリセロール若しくは?リグリセロールとアルコー
    ルとのエーテル化合物が次の式(1)又紘0)、 〔式中、11%R1、R3及びR4(n個のR4は同一
    でも異ってもよい)は、各々水素原子、炭素数1〜24
    の飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分岐の脂肪族炭化
    水素基又は芳香族炭化水素基を示す。但し、R1、”2
     、”m及び−個のR4が全て水素原子でおる場合を除
    く。翼は0〜60の整数を示す。〕 で表わされるものでおる特許請求の範囲wJ1項記載の
    経JjL吸収促進剤。 3、 薬効成分及びグリセロール若しくは?リグリセロ
    ールとアルコールとのエーテル化合物を含有する外用剤
    。 覗 グリセロール若しくは?リグリセロールとアルコー
    ルとのエーテル化合物が次の式(1)又は(]、 〔式中、町、町、ns及びR4(n個の84は同一でも
    異ってもよい)は、各々水素原子、炭素a1〜24の飽
    和もしくは不飽和の直鎖もしくは分岐の脂肪族炭化水素
    基又は芳香族炭化水素基を示す。但し、11%R2、R
    3及びn1固のR4が全て水素原子である場合を除く。 nはθ〜60の整数を示す。〕 で表わされるものでおる特許請求の範囲w43項記載の
    外用剤。
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JPWO2013118676A1 (ja) * 2012-02-08 2015-05-11 株式会社ダイセル ポリグリセリンジアルキル又はアルケニルエーテル、及びこれを含有する化粧料用組成物
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